JP5664812B1 - 防護衣及び防護衣セット - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた防護性を有する防護衣及び防護衣セットを提供する。【解決手段】液状物の浸透を抑制する防護衣であって、少なくとも表地11と裏地215とを備え、表地11は、1枚以上の表地用生地12と、表地用生地12の生地端同士を縫合している表地縫合部13とを有し、裏地215は、1枚以上の裏地用生地216と、裏地用生地216の生地端同士を縫合している裏地縫合部217とを有する。表地縫合部13の位置と、裏地縫合部217の位置とが、該防護衣の状態で重ならず、ずらされていることが好ましい。表地11の開口部分11R、L、N、Wと、裏地215の開口部分15R、L、N、Wとが、各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合されていることが好ましい。裏地用生地216は活性炭を含むことが好ましい。【選択図】図5

Description

本発明は、液状物の浸透を抑制する防護衣及び防護衣セットに関し、特に、有機リン系化合物のように皮膚から吸収されて人体に悪影響を及ぼす液状有害化学物質から人体を防護するための技術に関するものである。
有害化学物質等から人体を防護する防護衣服については、従来から様々な提案がなされている。例えば、ゴム曳き布で構成された防護衣服は、優れた防護性を有するが、重い上に透湿性及び通気性が殆どないため、機能性に劣り、且つ使用者に多大な熱ストレスが加わるという問題がある。このような防護衣服は、長時間の着用が困難であり、特に酷暑環境下や肉体労働において使用するのには適していない。
特許文献1に、セルロースをベースとするポリマーで構成されている遮断層により、液体遮断性及び水蒸気透過性を有し、有機蒸気、エアロゾル及び生物学的作用物質を透過しないラミネート、及び当該ラミネートを用いた被服類が開示されている。特許文献1の被服類は、上記ゴム曳き布で構成された防護衣服と比べると軽く且つ透湿性を有するので作業性に優れるが、通気性が殆どないため使用者に多大な熱ストレスが加わるという問題が残る。
特許文献2に、水蒸気透過性の柔軟な繊維材料又は多孔質有機高分子膜の基材に、架橋ポリアルキレニミン又はポリアリルアミンをコーティングした保護カバーが開示されている。特許文献2の保護カバーは、特許文献1のラミネートと同様に通気性が殆どないため、当該保護カバーを用いた防護衣服には、使用者に多大な熱ストレスが加わるという問題が残る。
特許文献3に、カットパイル布帛で構成される液状有毒化学物質防護層を有する防護衣用材が開示されている。特許文献3の防護衣用材は、特に加圧下での液滴の浸透を防ぎ、且つ通気性及び透湿性に優れているため、当該防護衣用材を用いた防護衣は、着用時において暑熱感、蒸れ感が少ないという優れた特徴を有する。
また、特許文献4に、防護衣の縫い目に使用するシールテープが開示されている。
特許文献4のシールテープは、防護衣の縫い目から、ガス状又は液状有機化学物質及びエアロゾルが侵入するのを抑制するという優れた特徴を有する。
特表平11−505775号公報 特表平7−504580号公報 特開平8−308945号公報 特開2008−94999号公報
特許文献3の防護衣用材を用いた防護衣の縫い目に、特許文献4のシールテープを使用すれば、着用時において暑熱感、蒸れ感が少ない上に、さらに優れた防護性を有する防護衣となることが期待できる。しかしながら、シールテープを貼付した部分は、他の部分より分厚くなるため柔軟性に劣り、且つ負担がかかりやすいので、繰返しの着用や洗濯等によりシールテープが剥がれたり破損して、防護性が低下することが懸念される。
本発明は以上のような従来の課題を考慮してなされたものであり、縫い目にシールテープを貼付するなどして縫い目の部分を分厚くすることなく、優れた防護性を有する防護衣及び防護衣セットを提供することを目的とする。
本発明は以上のような従来の課題を考慮してなされたものであり、本発明に係る防護衣は、液状物の浸透を抑制する防護衣であって、少なくとも表地と裏地とを備え、前記表地は、1枚以上の表地用生地と、前記表地用生地の生地端同士を縫合している表地縫合部とを有し、前記裏地は、1枚以上の裏地用生地と、前記裏地用生地の生地端同士を縫合している裏地縫合部とを有することを特徴とする。
また防護衣において、前記表地縫合部の位置と、前記裏地縫合部の位置とが、該防護衣の状態で重ならず、ずらされていることが好ましい。また防護衣において、前記表地の開口部分と、前記裏地の開口部分とが、各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合されていることが好ましい。また防護衣において、前記裏地用生地は活性炭を含むことが好ましい。
また防護衣において、前記表地用生地は、表袖用生地と表身頃用生地とを含み、前記表地縫合部は、前記表袖用生地の生地端同士を縫合して、表袖を縫製している表袖縫合部と、前記表身頃用生地の生地端同士を縫合して、表身頃を縫製している表身頃縫合部と、前記表袖と前記表身頃とを縫合している表袖身頃縫合部とを含み、前記裏地用生地は、裏袖用生地と裏身頃用生地とを含み、前記裏地縫合部は、前記裏袖用生地の生地端同士を縫合して、裏袖を縫製している裏袖縫合部と、前記裏身頃用生地の生地端同士を縫合して、裏身頃を縫製している裏身頃縫合部と、前記裏袖と前記裏身頃とを縫合している裏袖身頃縫合部とを含むことが好ましい。
また防護衣において、さらに、前記表地及び前記裏地の少なくとも一方に縫い付けられているファスナと、前記ファスナの全体と、該ファスナの縫い付け部分とを、前記表地の側から覆うように、該表地に縫い付けられ、前記裏地には縫い付けられていない表側ファスナカバーとを備えることが好ましい。
また防護衣において、さらに、前記表地及び前記裏地の少なくとも一方に縫い付けられているファスナと、前記ファスナの全体と、該ファスナの縫い付け部分とを、前記裏地の側から覆うように、該裏地に縫い付けられ、前記表地には縫い付けられていない裏側ファスナカバーとを備えることが好ましい。
本発明は以上のような従来の課題を考慮してなされたものであり、本発明に係る防護衣セットは、上記記載の防護衣と、液状物の浸透を抑制する機能を有する防護グローブと、液状物の浸透を抑制する機能を有する防護シューズと、液状物の浸透を抑制する機能を有する防護マスクとを備え、前記防護衣には、少なくとも、袖口及び裾に開口部分があることを特徴とする。
本発明に係る防護衣は、表地用生地の生地端同士を縫合した表地縫合部と、裏地用生地の生地端同士を縫合した裏地縫合部とを有するため、表地と裏地とをそれぞれ独立に縫製することができ、表地縫合部から液状物が侵入するのを裏地が抑制し、裏地縫合部から液状物が侵入するのを表地が抑制することができる。よって、該防護衣は、縫い目にシールテープを貼付するなどして縫い目の部分を分厚くすることなく優れた防護性を有することができ、分厚くなった部分が繰返しの着用や洗濯等により剥がれたり破損して防護性が低下するようなことがなく、優れた防護性を有する状態を長期間維持することができる。
本発明に係る防護衣セットは、少なくとも袖口及び裾に開口部分がある上記防護衣と、袖口の開口部分から出す手を防護する防護グローブと、裾の開口部分から出す足を防護する防護シューズとを備えるので、防護衣の袖口及び裾の開口部分から液状物が人体に接触することを防止することができる。
実施形態1に係る防護衣の概略図である。 (a)は、実施形態1に係る上着の表地を示す概略図であり、(b)は、該上着の裏地を示す概略図である。 (a)は、実施形態1に係るズボンの表地を示す概略図であり、(b)は、該ズボンの裏地を示す概略図である。 (a)は、実施形態1に係るフードの表地を示す概略図であり、(b)は、概フードの裏地を示す概略図である。 (a)は、実施形態2に係る上着の表地を示す概略図であり、(b)は、該上着の裏地を示す概略図である。 (a)は、実施形態2に係るズボンの表地を示す概略図であり、(b)は、該ズボンの裏地を示す概略図である。 (a)は、実施形態2に係るフードの表地を示す概略図であり、(b)は、概フードの裏地を示す概略図である。 実施形態3に係る上着を示す概略図である。 ファスナを取り付ける部分周辺の断面図である。 実施形態4に係る防護衣セットの概略図である。
(実施形態1)
実施形態1に係る防護衣は、液状物の浸透を抑制する防護衣であって、少なくとも表地と裏地とを備え、前記表地は、1枚以上の表地用生地と、前記表地用生地の生地端同士を縫合している表地縫合部とを有し、前記裏地は、1枚以上の裏地用生地と、前記裏地用生地の生地端同士を縫合している裏地縫合部とを有することを特徴とする。
これにより、該防護衣は、表地と裏地とをそれぞれ独立に縫製することができ、表地縫合部から液状物が侵入するのを裏地が抑制し、裏地縫合部から液状物が侵入するのを表地が抑制することができる。よって、該防護衣は、縫い目にシールテープを貼付するなどして縫い目の部分を分厚くすることなく優れた防護性を有することができ、分厚くなった部分が繰返しの着用や洗濯等により剥がれたり破損して防護性が低下するようなことがなく、優れた防護性を有する状態を長期間維持することができる。
図1は、実施形態1に係る防護衣の概略図である。図1に示すように防護衣1は、上着10、ズボン20及びフード30を含む。
上着10、ズボン20及びフード30はそれぞれ、少なくとも表地と裏地とを備えている。
各表地は、1枚以上の表地用生地と表地用生地の生地端同士を縫合している表地縫合部とを有する。各裏地は、1枚以上の裏地用生地と、裏地用生地の生地端同士を縫合している裏地縫合部とを有する。なお、表地と裏地との間に中地を備える場合には、各中地は、各表地及び各表地と同様に、1枚以上の中地用生地と、中地用生地の生地端同士を縫合している中地縫合部とを有する独立した構造であってもよいし、表地又は裏地のいずれか一方と一緒に縫合されていてもよい。
各表地用生地及び各裏地用生地は、特許文献3に記載の防護衣用材と同等のものである。中地用生地に、各表地用生地及び各裏地用生地と同等のものを用いた場合には、より優れた防護性を有することができるので好ましい。また、中地用生地に各種の機能性衣料を用いて、保温機能、有害ガス吸収機能、熱線遮断機能及び放射線遮蔽機能等の様々な機能を付加することも好ましい。
上着10は、表地11と裏地15とを備えている。
図2(a)は、表地11を示す概略図である。図2(b)は、裏地15を示す概略図である。表地11と裏地15とは、ほぼ同じ形状であるか、または表地11より裏地15の方が表地11の生地の厚さ分程度小さいことが好ましい。
図2(a)に示す表地11は、1枚以上の表地用生地12と、複数の表地縫合部13とを有している。表地用生地12は、表右袖用生地12Rと、表左袖用生地12Lと、表身頃用生地12Cとを含む。表地縫合部13は、表右袖縫合部13Rと、表左袖縫合部13Lと、表身頃縫合部13Cと、表右袖身頃縫合部13RCと、表左袖身頃縫合部13LCを含む。
表右袖縫合部13Rは、表右袖用生地12Rの生地端同士を縫合して、表右袖14Rを縫製している。同様に、表左袖縫合部13Lは、表左袖用生地12Lの生地端同士を縫合して、表左袖14Lを縫製している。同様に、表身頃縫合部13Cは、表身頃用生地12Cの生地端同士を縫合して、表身頃14Cを縫製している。表右袖身頃縫合部13RCは、表右袖14Rの生地端と表身頃14Cの生地端とを縫合し、表左袖身頃縫合部13LCは、表左袖14Lの生地端と表身頃14Cの生地端とを縫合しており、これらにより表地11が縫製されている。
図2(b)に示す裏地15は、表地11と同様に、1枚以上の裏地用生地16と、複数の裏地縫合部17とを有している。裏地用生地16は、裏右袖用生地16Rと、裏左袖用生地16Lと、裏身頃用生地16Cとを含む。裏地縫合部17は、裏右袖縫合部17Rと、裏左袖縫合部17Lと、裏身頃縫合部17Cと、裏右袖身頃縫合部17RCと、裏左袖身頃縫合部17LCとを含む。
裏右袖縫合部17Rは、裏右袖用生地16Rの生地端同士を縫合して、裏右袖18Rを縫製している。同様に、裏左袖縫合部17Lは、裏左袖用生地16Lの生地端同士を縫合して、裏左袖18Lを縫製している。同様に、裏身頃縫合部17Cは、裏身頃用生地16Cの生地端同士を縫合して、裏身頃18Cを縫製している。裏右袖身頃縫合部17RCは、裏右袖18Rの生地端と裏身頃18Cの生地端とを縫合し、裏左袖身頃縫合部17LCは、裏左袖18Lの生地端と裏身頃18Cの生地端とを縫合しており、これらにより裏地15が縫製されている。
なお、表地11と裏地15とは必ずしも縫合されていなくてもよいが、表地11の開口部分と裏地15の開口部分とが縫合されていることが好ましい。また、表地11の開口部分と裏地15の開口部分とが各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合されていることがより好ましい。
詳細には、表地11の開口部分は、表右袖口開口部分11R、表左袖口開口部分11L、表首回り開口部分11N及び表腹部開口部分11Wである。同様に、裏地15の開口部分は、裏右袖口開口部分15R、裏左袖口開口部分15L、裏首回り開口部分15N及び裏腹部開口部分15Wである。
従って、上着10は、さらに、表右袖口開口部分11Rと裏右袖口開口部分15Rとを各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合した右袖口縫合部19R(図1参照)、表左袖口開口部分11Lと裏左袖口開口部分15Lとを各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合した左袖口縫合部19L(図1参照)、表首回り開口部分11Nと裏首回り開口部分15Nとを各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合した首回り縫合部19N(図1参照)、及び、表腹部開口部分11Wと裏腹部開口部分15Wとを各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合した腹部縫合部19W(図1参照)を備えることが好ましい。
ズボン20は、表地21と裏地25とを備えている。
図3(a)は、表地21を示す概略図である。図3(b)は、裏地25を示す概略図である。
表地21と裏地25とは、ほぼ同じ形状であるか、または表地21より裏地25の方が表地21の生地の厚さ分程度小さいことが好ましい。
表地21は、1枚以上の表地用生地22と、複数の表地縫合部23とを有している。表地用生地22は、表右用生地22Rと、表左用生地22Lとを含む。表地縫合部23は、表右縫合部23Rと、表左縫合部23Lと、表左右縫合部23RLとを含む。
表右縫合部23Rは、表右用生地22Rの生地端同士を縫合して、表右ズボン24Rを縫製している。同様に、表左縫合部23Lは、表左用生地22Lの生地端同士を縫合して、表左ズボン24Lを縫製している。表左右縫合部23RLは、表右ズボン24Rの生地端と表左ズボン24Lの生地端とを縫合して、表地21を縫製している。
裏地25は、1枚以上の裏地用生地26と、複数の裏地縫合部27とを有している。裏地用生地26は、裏右用生地26Rと、裏左用生地26Lとを含む。裏地縫合部27は、裏右縫合部27Rと、裏左縫合部27Lと、裏左右縫合部27RLとを含む。
裏右縫合部27Rは、裏右用生地26Rの生地端同士を縫合して、裏右ズボン28Rを縫製している。同様に、裏左縫合部27Lは、裏左用生地26Lの生地端同士を縫合して、裏左ズボン28Lを縫製している。裏左右縫合部27RLは、裏右ズボン28Rの生地端と裏左ズボン28Lの生地端とを縫合して、裏地25を縫製している。
なお、表地21と裏地25とは必ずしも縫合されていなくてもよいが、表地21の開口部分と裏地25の開口部分とが縫合されていることが好ましい。また、表地21の開口部分と裏地25の開口部分とが各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合されていることがより好ましい。
詳細には、表地21の開口部分は、表右裾開口部分21R、表左裾開口部分21L及び表腹部開口部分21Wである。同様に、裏地25の開口部分は、裏右裾開口部分25R、裏左裾開口部分25L及び裏腹部開口部分25Wである。
従って、ズボン20は、さらに、表右裾開口部分21Rと裏右裾開口部分25Rとを各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合した右裾縫合部29R(図1参照)、表左裾開口部分21Lと裏左裾開口部分25Lとを各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合した左裾縫合部29L(図1参照)、及び、表腹部開口部分21Wと裏腹部開口部分25Wとを各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合した腹部縫合部29W(図1参照)を備えることが好ましい。
また、ズボン20がずり落ちないようにサスペンダーを使用してもよいし、腹部縫合部29Wにベルトループ(「ベルト通し」とも言う)を設けてこれにベルトや紐を通したり、腹部縫合部29Wにゴム紐を縫い込むなどして使用してもよい。
フード30は、表地31と、裏地35とを備えている。
図4(a)は、表地31を示す概略図である。図4(b)は、裏地35を示す概略図である。
表地31と裏地35とは、ほぼ同じ形状であるか、または表地31より裏地35の方が表地31の生地の厚さ分程度小さいことが好ましい。
表地31は、1枚以上の表地用生地32と、1つの表地縫合部33とを有している。表地用生地32は、表前用生地32Fと、表後用生地32Rとを含む。表地縫合部33は、表前後縫合部33FRを含む。表前後縫合部33FRは、表前用生地32Fの生地端と、表後用生地32Rの生地端とを縫合して、表地31を縫製している。
裏地35は、1枚以上の裏地用生地36と、1つの裏地縫合部37とを有している。裏地用生地36は、裏前用生地36Fと、裏後用生地36Rとを含む。裏地縫合部37は、裏前後縫合部37FRを含む。裏前後縫合部37FRは、裏前用生地36Fの生地端と、裏後用生地36Rの生地端とを縫合して、裏地35を縫製している。
表地31の開口部分は、表右目開口部分31R、表左目開口部分31L、表鼻口開口部分31M及び表首回り開口部分31Nである。同様に、裏地35の開口部分は、裏右目開口部分35R、裏左目開口部分35L、裏鼻口開口部分35M及び裏首回り開口部分35Nである。
なお、表右目開口部分31R及び裏右目開口部分35Rとは必ずしも縫合されていなくてもよいが、これらが縫合されていることが好ましい。同様に、表左目開口部分31L及び裏左目開口部分35Lとは必ずしも縫合されていなくてもよいが、これらが縫合されていることが好ましい。同様に、表鼻口開口部分31M及び裏鼻口開口部分35Mとは必ずしも縫合されていなくてもよいが、これらが縫合されていることが好ましい。
通常は、両目を保護する面とガスマスク(図示せず:一体品が望ましい)とを装着した上からフード30を被って使用する。そのため、表右目開口部分31R及び裏右目開口部分35Rから該面越しに右目の視野を得ることができ、表左目開口部分31L及び裏左目開口部分35Lから該面越しに左目の視野を得ることができる。また該ガスマスクの吸入口を表鼻口開口部分31M及び裏鼻口開口部分35Mからフード30の外へ出すことができる。
また、表地31の表首回り開口部分31Nと裏地35の裏首回り開口部分35Nとは必ずしも縫合されていなくてもよいが、これらが縫合されていることが好ましい。また、表首回り開口部分31Nと裏首回り開口部分35Nとが各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合されていることがより好ましい。従って、フード30は、さらに、表首回り開口部分31Nと裏首回り開口部分35Nとを各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合した首回り縫合部38N(図1参照)を備えることが好ましい。
なお、防護衣1は、上着10とズボン20とが別々であるが、上着とズボンとを一体化させたツナギタイプであってもよい。上着10とズボン20とが別々の場合には、上着とズボンとの隙間の腰周り開口部分から液状物が浸透するのを防ぐために、上着とズボンとを互いに重ね合わせる部分が必要であり、この部分を上下重ね代と呼ぶこととする。
上下重ね代の幅は、標準的な人間の胴体の長さを数サイズに分類して、どのサイズであっても、着用者が通常想定される動きをする範囲において上着とズボンとが例えば40mm以上重なるように設定される。また、特定の着用者の胴体の長さが標準的な長さよりも長い場合には、上下重ね代の幅を該着用者に合わせて設定した防護衣を特注で作製する。
ここで上下重ね代の幅を40mm以上重なるように設定したのは、上着10の腹部開口部分の縫い代が20mm以下であり、ズボン20の腹部開口部分の縫い代が20mm以下であるので、上下重ね代の幅を40mm以上とすることにより、上着10の腹部開口部分の縫い代とズボン20の腹部開口部分の縫い代とが重ならないようにすることができ、防護性を高めることができるからである。
また、上着10とフード30の隙間の首周り開口部分から液状物が浸透するのを防ぐために、上着10とフード30とを互いに重ね合わせる部分が必要であり、この部分をフード用重ね代と呼ぶこととする。フード用重ね代も、上記上下重ね代と同様に設定され、上着とフードとが例えば40mm以上重なるように設定される。なお、上着10とフード30とを一体化させてもよいし、上着10とズボン20とフード30とを一体化させてもよい。
以上のように、実施形態1に係る防護衣1は、表地11と裏地15とがそれぞれ独立に縫製され、表地11と裏地15は全く縫い合わされていないか、あるいは、開口部分以外が縫い合わされていないため、防護衣1の縫い目から液状物が侵入するのを抑制することができ、優れた防護性を有する。
(実施形態2)
実施形態2に係る防護衣は、表地縫合部の位置と裏地縫合部の位置とが、該防護衣の状態で重ならず、ずらされている。これにより、該防護衣は、表地縫合部から防護衣内部に侵入した液状物が、さらに裏地縫合部から防護衣の裏側(人体側)へ侵入することを防止することができる。
実施形態2に係る防護衣2は、実施形態1の上着10の代わりに上着210を、実施形態1のズボン20の代わりにズボン220を、実施形態1のフード30の代わりにフード230を含む。なお、実施形態1の防護衣1と同様の構成要素には同一番号を記し、その説明を省略する。
上着210は、実施形態1の上着10と較べ、表地縫合部の位置と裏地縫合部との位置とが、防護衣の状態で重ならず、ずらされている点のみが異なり、その他の構成は上着10と同様である。上着210は、表地11と裏地215とを備えている。
図5(a)は、表地11を示す概略図である。図5(b)は、裏地215を示す概略図である。
図5(b)に示す裏地215は、表地11と同様に、1枚以上の裏地用生地216と、複数の裏地縫合部217とを有している。
裏地用生地216は、実施形態1の裏地用生地16と同様に、裏右袖用生地216Rと、裏左袖用生地216Lと、裏身頃用生地216Cとを含む。裏地縫合部217は、実施形態1の裏地縫合部17と同様に、裏右袖縫合部217Rと、裏左袖縫合部217Lと、裏身頃縫合部217Cと、裏右袖身頃縫合部217RCと、裏左袖身頃縫合部217LCとを含む。
裏地縫合部217の位置は、表地縫合部13の位置と、防護衣2の状態で重ならず、ずらされている。詳細には、表右袖縫合部13Rと裏右袖縫合部217R、表左袖縫合部13Lと裏左袖縫合部217L、表身頃縫合部13Cと裏身頃縫合部217C、表右袖身頃縫合部13RCと裏右袖身頃縫合部217RC、及び、表左袖身頃縫合部13LCと裏左袖身頃縫合部217LCが、防護衣2の状態で重ならず、ずらされている。
ズボン220は、実施形態1のズボン20と較べ、表地縫合部の位置と裏地縫合部との位置とが、防護衣の状態で重ならず、ずらされている点のみが異なり、その他の構成はズボン20と同様である。
ズボン220は、表地21と裏地225とを備えている。
図6(a)は、表地21を示す概略図である。図6(b)は、裏地225を示す概略図である。
図6に示す裏地225は、表地21と同様に、1枚以上の裏地用生地226と、複数の裏地縫合部227とを有している。
裏地用生地226は、実施形態1の裏地用生地26と同様に、裏右用生地226Rと、裏左用生地226Lとを含む。裏地縫合部227は、実施形態1の裏地縫合部27と同様に、裏右縫合部227Rと、裏左縫合部227Lと、裏左右縫合部227RLとを含む。
裏地縫合部227の位置は、表地縫合部23の位置と、防護衣2の状態で重ならず、ずらされている。詳細には、表右縫合部23Rと裏右縫合部227R、表左縫合部23Lと裏左縫合部227L、及び、表左右縫合部23RLと表左右縫合部227RLが、防護衣2の状態で重ならず、ずらされている。
フード230は、表地31と、裏地235とを備えている。
図7(a)は、表地31を示す概略図である。図7(b)は、裏地235を示す概略図である。図7に示す裏地235は、表地31と同様に、1枚以上の裏地用生地236と、複数の裏地縫合部237とを有している。
裏地用生地236は、実施形態1の裏地用生地36と同様に、裏前用生地236Fと、裏後用生地236Rとを含む。裏地縫合部237は、実施形態1の裏地縫合部37と同様に、裏前後縫合部237FRを含む。
裏地縫合部237の位置は、表地縫合部33の位置と、防護衣2の状態で重ならず、ずらされている。詳細には、表前後縫合部33FRと裏前後縫合部237FRが、防護衣2の状態で重ならず、ずらされている。
以上のように、実施形態2に係る防護衣2は、表地縫合部33の位置と裏地縫合部237の位置とが、防護衣2の状態で重ならず、ずらされている。これにより、防護衣2は、表地縫合部33から防護衣内部に侵入した液状物が、さらに裏地縫合部237から防護衣の裏側(人体側)へ侵入することを防止することができる。
(実施形態3)
実施形態3に係る防護衣は、表地及び裏地の少なくとも一方に縫い付けられているファスナと、ファスナの全体と該ファスナの縫い付け部分とを表地の側から覆うように該表地に縫い付けられ裏地には縫い付けられていない表側ファスナカバーとを備える。これにより、着脱を容易にするために上着などにファスナを取り付けた構成であっても、ファスナの部分及びファスナの縫い付け部分から、液状物が防護衣の裏側(人体側)へ侵入することを防止することができる。
実施形態3に係る防護衣3は、実施形態1の防護衣1と較べ、上着10の代わりに上着310を含み、その他の構成は該防護衣1と同様である。なお、実施形態1の防護衣1と同様の構成要素には同一番号を記し、その説明を省略する。
図8は、上着310を示す概略図である。
上着310は、実施形態1の上着10と較べ、ファスナ311と、表側ファスナカバー312と、裏側ファスナカバー313とを備える点のみが異なり、その他の構成は該上着10と同様である。
図9は、ファスナ311を取り付ける部分周辺の断面図である。
表身頃用生地12Cの生地端間と、裏身頃用生地16Cの生地端間に、ファスナ311が縫い付けられている(図9中のA)。
表側ファスナカバー312の長辺の一方が、ファスナ311の全体と、ファスナ311の縫い付け部分とを、表地11の側から覆うように、表地11の表身頃用生地12Cに縫い付けられ(図9中のB)、該長辺の他方にはマジックテープ(登録商標)Cが貼り付けられており、表側ファスナカバー312は裏地15には縫い付けられていない。
同様に、裏側ファスナカバー313の長辺の一方が、ファスナ311の全体と、ファスナ311の縫い付け部分とを、裏地15の側から覆うように、裏地15の裏身頃用生地16Cに縫い付けられ(図9中のD)、該長辺の他方にはマジックテープ(登録商標)Eが貼り付けられており、裏側ファスナカバー313は表地11には縫い付けられていない。
なお、表側ファスナカバー312は、表身頃用生地12C及び裏身頃用生地16Cのうちの少なくとも一方に縫い付けられていればよい。また、上着310は、少なくとも表側ファスナカバー312及び裏側ファスナカバー313のうちの一方を備えていればよい。また、表側ファスナカバー312及び裏側ファスナカバー313には、必ずしもマジックテープを貼り付けなくてもよい。
以上のように、実施形態3に係る防護衣3は、表地11及び裏地15の少なくとも一方に縫い付けられているファスナ311と、少なくとも表側ファスナカバー312と裏側ファスナカバー313の一方を備える。表側ファスナカバー312はファスナ311とその縫い付け部分とを表地11の側から覆うように表地11に縫い付けられ、裏地15には縫い付けられていない。
同様に裏側ファスナカバー313はファスナ311とその縫い付け部分とを裏地15の側から覆うように裏地15に縫い付けられ、表地11には縫い付けられていない。これにより、ファスナを取り付けた構成であっても、ファスナの部分及びファスナの縫い付け部分から、液状物が防護衣の裏側(人体側)へ侵入することを防止することができる。
(実施形態4)
実施形態4に係る防護衣セットは、実施形態1〜3のいずれかに記載の防護衣と、液状物の浸透を抑制する機能を有する防護グローブと、液状物の浸透を抑制する機能を有する防護シューズとを備え、前記防護衣には、少なくとも、袖口及び裾に開口部分がある。これにより、該防護衣セットは、防護衣の袖口及び裾の開口部分から液状物が人体に接触することを防止することができる。
図10は、実施形態4に係る防護衣セットの概略図である。
図10に示すように防護衣セット400は、実施形態1の防護衣1と、防護グローブ401と、防護シューズ402とを備える。
防護衣1には、両袖口及び両裾に開口部分がある。
防護グローブ401は、少なくとも防護衣1と同等の液状物の浸透を抑制する機能を有する作業用手袋である。例えば、防護グローブ401には、特開2008−214768号公報及び特開2008−214769号公報に開示された防護手袋を用いることができる。
防護グローブ401と防護衣1の袖口との隙間から液状物が浸透するのを防ぐために、防護グローブ401と防護衣1の袖口とを互いに重ね合わせる部分が必要であり、この部分を袖口重ね代と呼ぶこととする。
防護シューズ402は、少なくとも防護衣1と同等の液状物の浸透を抑制する機能を有する作業靴である。
防護シューズ402と防護衣1の袖口との隙間から液状物が浸透するのを防ぐために、防護シューズ402と防護衣1の裾とを互いに重ね合わせる部分が必要であり、この部分を裾重ね代と呼ぶこととする。
なお、防護衣セット400において、実施形態1の防護衣1の代わりに、実施形態2の防護衣2、又は、実施形態3の防護衣3を用いることもできる。また、特に矛盾が生じない限り、各実施形態は適宜組み合わせることができる。
以上のように、実施形態4に係る防護衣セット400は、少なくとも袖口及び裾に開口部分がある防護衣と、手を防護する防護グローブと、足を防護する防護シューズとを備えるので、防護衣の袖口及び裾の開口部分から液状物が人体に接触することを防止することができる。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に述べる。ただし、下記実施例は本発明を制限するものではなく、前・後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施をすることは、全て本発明の技術的範囲に包含される。本発明で用いた測定法は以下の通りである。
厚さ: JIS L1096による。
質量: JIS L1096による。
通気性: JIS L1096による。
撥水度: JIS L1092による。
撥油度: AATCC−118による。
浸透指数:JIS T8115付属書2に準じ、ろ紙及び透明フィルムに試験液が少しでも浸透した場合は「×(浸透あり)」と判定し、全く浸透しなかった場合は「○(浸透なし)」と判定した。
(表地用生地)
表地用生地を以下の方法で作製した。綿糸40番手を使った平織物に、フッ素系撥水・撥油加工剤(クラリアントジャパン(株) NUVA TTC)を用いて樹脂固形分で0.3wt%(質量パーセント濃度)付着した。得られた織物は、厚さ0.22mm、質量168g/m、通気度は水位計1.27cmの圧力差で15cm/cm・s、撥水度5、撥油度6級であった。
(裏地用生地)
裏地用生地を以下の方法で作製した。ポリエステルフィラメント22dtexを使った平織物にフッ素系撥水・撥油加工剤(クラリアントジャパン(株) NUVA TTC)を用いて樹脂固形分で0.3wt%(質量パーセント濃度)付着した。このようにして得られた織物は、厚さ0.08mm、質量53g/m、通気度は水位計1.27cmの圧力差で18cm/cm・s、撥水度5、撥油度6級であった。
(実施例1)
上記表地用生地にポリエステル糸(50番)を用いてなみ縫いを施したものと、上記裏地用生地にポリエステル糸(50番)を用いてなみ縫いを施したものとを作製し、これらを縫い目の位置が重ならないように重ね合わせて実施例1の防護衣用生地とした。該防護衣用生地を用いて浸透指数試験を行ったところ、「○(浸透なし)」との良好な結果が得られた。
(実施例2)
上記表地用生地にポリエステル糸(50番)の糸を用いてなみ縫いを施したものと、上記裏地用生地にポリエステル糸(50番)の糸を用いてなみ縫いを施したものとを作製し、これらを縫い目の位置が重なるように重ね合わせて実施例2の防護衣用生地とした。該防護衣用生地を用いて浸透指数試験を行ったところ、「○(浸透なし)」との良好な結果が得られた。
(参考例1)
上記表地用生地及び上記裏地用生地の両方になみ縫いを施すことなく、これらを重ね合わせて参考例1の防護衣用生地とした。該防護衣用生地を用いて浸透指数試験を行ったところ、「○(浸透なし)」との良好な結果が得られた。
(比較例1)
上記表地用生地と上記裏地用生地とを重ね合わせて、これらにポリエステル糸(50番)を用いて2枚の生地を貫通するようになみ縫いを施すことにより、該表地用生地と該裏地用生地とを縫い合わせて比較例1の防護衣用生地とした。該防護衣用生地を用いて浸透指数試験を行ったところ、「×(浸透あり)」との良くない結果が得られた。
実施例1、2、参考例1、比較例1における浸透指数試験の結果の一覧を表1に示す。
1〜3 防護衣
10 上着
11 表地
11R 表右袖口開口部分
11L 表左袖口開口部分
11N 表首回り開口部分
11W 表腹部開口部分
12 表地用生地
12R 表右袖用生地
12L 表左袖用生地
12C 表身頃用生地
13 表地縫合部
13R 表右袖縫合部
13L 表左袖縫合部
13C 表身頃縫合部
13RC 表右袖身頃縫合部
13LC 表左袖身頃縫合部
14R 表右袖
14L 表左袖
14C 表身頃
15 裏地
15R 裏右袖口開口部分
15L 裏左袖口開口部分
15N 裏首回り開口部分
15W 裏腹部開口部分
16 裏地用生地
16R 裏右袖用生地
16L 裏左袖用生地
16C 裏身頃用生地
17 裏地縫合部
17R 裏右袖縫合部
17L 裏左袖縫合部
17C 裏身頃縫合部
17RC 裏右袖身頃縫合部
17LC 裏左袖身頃縫合部
18R 裏右袖
18L 裏左袖
18C 裏身頃
19R 右袖口縫合部
19L 左袖口縫合部
19N 首回り縫合部
19W 腹部縫合部
20 ズボン
21 表地
21R 表右裾開口部分
21L 表左裾開口部分
21W 表腹部開口部分
22 表地用生地
22R 表右用生地
22L 表左用生地
23 表地縫合部
23R 表右縫合部
23L 表左縫合部
23RL 表左右縫合部
24R 表右ズボン
24L 表左ズボン
25 裏地
25R 裏右裾開口部分
25L 裏左裾開口部分
25W 裏腹部開口部分
26 裏地用生地
26R 裏右用生地
26L 裏左用生地
27 裏地縫合部
27R 裏右縫合部
27L 裏左縫合部
27RL 裏左右縫合部
28R 裏右ズボン
28L 裏左ズボン
29 縫合部
29R 右裾縫合部
29L 左裾縫合部
29W 腹部縫合部
30 フード
31 表地
31R 表右目開口部分
31L 表左目開口部分
31M 表鼻口開口部分
31N 表首回り開口部分
32 表地用生地
32F 表前用生地
32R 表後用生地
33 表地縫合部
33FR 表前後縫合部
35 裏地
35R 裏右目開口部分
35L 裏左目開口部分
35M 裏鼻口開口部分
35N 表首回り開口部分
36 裏地用生地
36F 裏前用生地
36R 裏後用生地
37 裏地縫合部
37FR 裏前後縫合部
38N 首回り縫合部
210 上着
215 裏地
216 裏地用生地
216R 裏右袖用生地
216L 裏左袖用生地
216C 裏身頃用生地
217 裏地縫合部
217R 裏右袖縫合部
217L 裏左袖縫合部
217C 裏身頃縫合部
217RC 裏右袖身頃縫合部
217LC 裏左袖身頃縫合部
220 ズボン
225 裏地
226 裏地用生地
226R 裏右用生地
226L 裏左用生地
227 裏地縫合部
227R 裏右縫合部
227L 裏左縫合部
227RL 裏左右縫合部
230 フード
235 裏地
236 裏地用生地
236F 裏前用生地
236R 裏後用生地
237 裏地縫合部
237FR 裏前後縫合部
310 上着
311 ファスナ
312 表側ファスナカバー
313 裏側ファスナカバー
400 防護衣セット
401 防護グローブ
402 防護シューズ

Claims (8)

  1. 液状物の浸透を抑制する防護衣であって、
    少なくとも表地と裏地とを備え、
    前記表地は、
    1枚以上の表地用生地と、
    前記表地用生地の生地端同士を縫合している表地縫合部とを有し、
    前記裏地は、
    1枚以上の裏地用生地と、
    前記裏地用生地の生地端同士を縫合している裏地縫合部とを有し、
    前記表地縫合部の位置と前記裏地縫合部の位置とが、前記防護衣の状態で重ならず、全てずらされていることを特徴とする防護衣。
  2. 前記表地と前記裏地は、前記表地の開口部分と前記裏地の開口部分のみで互いに縫い合わされている請求項1に記載の防護衣。
  3. 前記表地の前記開口部分と、前記裏地の前記開口部分とが、各開口部分の端から20mm幅の領域内において縫合されている請求項1又は2に記載の防護衣。
  4. 前記裏地用生地は活性炭を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の防護衣。
  5. 前記表地用生地は、
    表袖用生地と表身頃用生地とを含み、
    前記表地縫合部は、
    前記表袖用生地の生地端同士を縫合して、表袖を縫製している表袖縫合部と、
    前記表身頃用生地の生地端同士を縫合して、表身頃を縫製している表身頃縫合部と、
    前記表袖と前記表身頃とを縫合している表袖身頃縫合部とを含み、
    前記裏地用生地は、
    裏袖用生地と裏身頃用生地とを含み、
    前記裏地縫合部は、
    前記裏袖用生地の生地端同士を縫合して、裏袖を縫製している裏袖縫合部と、
    前記裏身頃用生地の生地端同士を縫合して、裏身頃を縫製している裏身頃縫合部と、
    前記裏袖と前記裏身頃とを縫合している裏袖身頃縫合部とを含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の防護衣。
  6. さらに、
    前記表地及び前記裏地の少なくとも一方に縫い付けられているファスナと、
    前記ファスナの全体と、該ファスナの縫い付け部分とを、前記表地の側から覆うように、該表地に縫い付けられ、前記裏地には縫い付けられていない表側ファスナカバーとを備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の防護衣。
  7. さらに、
    前記表地及び前記裏地の少なくとも一方に縫い付けられているファスナと、
    前記ファスナの全体と、該ファスナの縫い付け部分とを、前記裏地の側から覆うように、該裏地に縫い付けられ、前記表地には縫い付けられていない裏側ファスナカバーとを備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の防護衣。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の防護衣と、
    液状物の浸透を抑制する機能を有する防護グローブと、
    液状物の浸透を抑制する機能を有する防護シューズと、
    液状物の浸透を抑制する機能を有する防護マスクと、を備え、
    前記防護衣には、少なくとも、袖口及び裾に開口部分があることを特徴とする防護衣セット。
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