JP5660762B2 - 台車搬送管理システム - Google Patents

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本発明は、工場の生産ラインに設けられた複数の作業ステーションに部品が積載された台車を搬送する台車搬送管理システムに関する。
工場の生産ラインには、製品の組み立てに用いる各部品をロット単位にまとめた台車により各部品が搬送される。かかる台車は、工場からの部品の発注を受けた部品供給業者により工場の納品場所に搬入される。
ここで、製品の組み立てに用いる各部品は、生産ライン上で用いられる作業ステーションに直接搬入されることが望ましいところ、部品が積載された搬送車や台車にRFIDタグを貼付して、部品供給業者の出荷および工場への搬入のタイミングを管理するものが知られている(下記特許文献1参照)。
特開2006−69758号公報
しかしながら、台車の搬入タイミングが適切でも、生産ラインの進捗状況によっては、必要な部品が不足したり、余剰部品が作業ステーションを占有したりし得る。
一方、これを回避するために、搬入部品を一次的に保管する保管エリアを設けることも考えられるが、保管エリアから特定の台車を探索し、所定のタイミングで搬出するためには、保管エリアを搬入部品毎に細分化して置かなければならず、広大な保管エリアが必要となる。
以上の事情に鑑みて、本発明は、保管エリアを有効に活用しつつ、生産ラインへの台車の搬送を適切に行うことができる台車搬送管理システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、第1発明の台車搬送管理システムは、複数の生産ラインに供給する部品が積載された台車に設けられ、該台車に積載された部品およびその数量が記録された納入伝票に基づいて、該台車を、各生産ラインにそれぞれ対応する複数のゾーンに分割された保管エリアに一時的に保管すると共に、該保管エリアから該台車を生産ラインに設けられた複数の作業ステーションに搬送する台車搬送管理システムであって、前記納入伝票に記録された部品および数量を含む台車データを取得する台車データ取得手段と、前記台車データ取得手段で取得された台車データと前記生産ラインの進捗状況とに基づいて、該台車の搬送優先度を算出する優先度算出手段と、前記優先度算出手段により算出された前記台車の搬送優先度が高いほど、該台車が前記作業ステーションに近い位置に保管されるように前記保管エリア内の配置を決定する配置決定手段とを有し、前記配置決定手段は、前記台車が搬送先に応じて予め該台車を配置するゾーンを設定し、該ゾーンに所定の空きスペースが存在すると判定する場合に、前記搬送優先度が高いほど、前記台車が該ゾーンの対応する生産ラインに近い位置に保管されるように配置を決定し、該ゾーンに所定の空きスペースが存在しないと判定する場合に、前記搬送優先度の低い台車を他のゾーンへ配置することを決定することを特徴とする。
第1発明の台車搬送管理システムによれば、保管エリアにおいて、台車は、台車データおよび生産ラインの進捗状況により算出される搬送優先度が高いものほど作業ステーションに近い位置に保管される。そのため、保管エリアを搬入部品毎に細分化して置く必要がなく、限られた保管エリアを有効に活用することができる。また、作業ステーションに近い位置の台車から順次、作業ステーションに台車を搬送することができ、生産ラインへの台車の搬送を適切に行うことができる。
さらに、台車が搬送先に応じて予め該台車を配置するゾーンを設定し、該ゾーンに所定の空きスペースが存在すると判定する場合に、搬送優先度が高いほど、台車が該ゾーンの対応する生産ラインに近い位置に保管されるように配置を決定するので、各台車を、搬送優先度に応じた順番で配置されるべきゾーンに保管することができる。また、該ゾーンに所定の空きスペースが存在しないと判定する場合に、搬送優先度が低い台車を流動的に他のゾーンへ配置することができるので、台車が配置されるべきゾーンと異なる他のゾーンの空きスペースを有効に活用することができ、限られた保管エリアを有効に活用しつつ、生産ラインへの台車の搬送を適切に行なうことができる。
第2発明の台車搬送管理システムは、請求項1記載の台車搬送管理システムにおいて、前記納入伝票が、RFIDタグであり、前記台車データ取得手段は、リーダを介して前記RFIDタグに記録された情報を非接触方式に読取ることにより、前記台車データを取得し、前記他のゾーンに該ゾーンに配置されるべき前記台車が配置されている場合に、前記配置決定手段は、該ゾーンに所定の空きスペースが存在すると判定する場合に、前記台車を該ゾーンに配置し直すことを特徴とする。
第2発明の台車搬送管理システムによれば、納入伝票として、非接触状態において、容易に読み出し及び書き込みを行うことができるRFIDタグが用いられる。そのため、部品およびその数量などの台車データをリーダを介して容易に読み出すことができ、読み出した台車データに基づいて搬送優先度を算出し、搬送優先度が高い台車を作業ステーションにより近い位置に配置することができる。これにより、限られた保管エリアを有効に活用しつつ、生産ラインへの台車の搬送を適切に行うことが可能となる。さらに、本来ゾーンに配置すべき台車を、他のゾーンから該ゾーンに配置し直すことができる。
本発明の一実施形態としての台車搬送管理システムの全体構成図。 図1におけるコントローラの構成を示す説明図。 搬送優先度の算出方法を示す説明図。 工場に搬入された台車の配置決定方法を示すフローチャート。 各ゾーンにおける台車の配置変更方法を示すフローチャート。 各ゾーンにおける台車の配置決定および配置変更の様子を示す説明図。
図1に示すように、本実施形態の台車搬送管理システムは、工場のラインL1〜L3にそれぞれ設けられた複数の作業ステーションS11〜S33に部品が積載された台車C1〜C31を搬送するシステムである。
生産ラインL1およびL2は、例えば、四輪自動車や自動二輪車等の製造を行うラインであり、小組ラインL3は、予め複数の部品を組み合わせて新たな部品を製造するラインで、ここで製造された新たな部品は、生産ラインL1またはL2に供給される。
また、作業ステーションS11〜S33は、ラインL1〜L3の片側または両側に適当な間隔で設けられたスペースであり、図示しない作業員や作業ロボット等により部品の組み付け作業等が行われる。
具体的に、台車搬送管理システムは、各台車C1〜C31に設けられた納入伝票T1〜T31に基づいて、台車C1〜C31を保管エリアAに一時的に保管すると共に、保管エリアAから台車C1〜C31をラインL1〜L3に設けられた複数の作業ステーションS11〜S33に搬送する。
台車C1〜C31は、同種の部品が複数載置されおり、この積載された部品の種類(部品名)、数量および搬入指示時刻等のデータが台車IDと共に記載された納入伝票T1〜T31が添付されている。また、納入伝票T1〜T31には、白色のPet樹脂からなり、その表面に前記記載内容がリユース可能に印字される。
納入伝票T1〜T31には、それぞれ図示しないRFIDタグが内蔵されており、このRFIDタグには納入伝票T1〜T31に記載されている内容が記憶されている。尚、本実施形態においては、このRFIDタグは内部に電源を有しないパッシブ型のタグを使用している。
保管エリアAは、生産ラインL1〜L3に対応した複数のゾーンZ1〜Z3により構成される。例えば、ゾーンZ1は、保管エリアA内の生産ラインL1に隣接する位置に設けられ、ゾーンZ2は、保管エリアA内の生産ラインL2に隣接する位置に設けられ、ゾーンZ3は、保管エリアA内の小組ラインL3に隣接する位置に設けられている。
また、各ゾーンZ1〜Z3には、RFIDタグから、そのデータの読み取りを行うゾーンリーダR11〜R31が設けられている。ゾーンリーダR11〜R31は、各ゾーンZ1〜Z3に複数設けられており、保管エリアAに仮置きされている台車をその位置も含めて監視する。
同様に、台車C1〜C31が搬入される納品場所には、各ゲートG1,2にRFIDタグからそのデータの読み取りを行うゲートリーダR1,R2が設けられており、工場から部品の発注を受けた部品供給業者が台車C1〜C31で部品の搬入を行うタイミングで、該台車に貼付されたRFIDタグの記録内容がゲートリーダR1,R2により読み取られる。
また、無人搬送車D1〜D4,E1〜E4は、納品場所に搬入された台車C1〜C31を保管エリアAに移動する第1無人搬送車D1〜D4と、台車C1〜C31を保管エリアAからラインL1〜L3へ移動する第2無人搬送車E1〜E4とから構成される。第1及び第2無人搬送車D1〜D4,E1〜E4は、それぞれRFIDタグのリーダ(図示省略)と台車との連結装置(図示省略)を備え、コントローラ1からの指示により、指定された台車C1〜C31への連結、台車C1〜C31の移動、台車C1〜C31からの分離を行う。
次に、図2を参照して、本実施形態の台車搬送管理システムのコントローラ1の構成について説明する。
コントローラ1は、生産管理手段11と、台車データ取得手段12と、優先度算出手段13と、配置決定手段14と、第1搬送管理手段16と、第2搬送管理手段17とを備える。
生産管理手段11は、工場におけるラインL1〜L3の進捗状況の管理のほか、生産計画の策定および維持管理を行う。また、生産管理手段11は、策定した生産計画に基づいて、外部の部品供給業者に対して、部品の種類(部品名)、数量および搬入指示時刻を指定した部品の発注を行う。
台車データ取得手段12は、台車C1〜C31の台車データを取得する。具体的に、台車データ取得手段12は、ゲートリーダR1,R2およびゾーンリーダR11〜R32を介して読み出した、台車C1〜C31のRFIDタグに記録された情報(台車ID、部品の種類、数量および搬入指示時刻等)と、現実の搬入時刻(ゲートリーダR1,R2による読み出し時刻)や現在の位置(ゾーンリーダR11〜R32の読み出し状況)等の付随情報とを台車データとして取得する。
優先度算出手段13は、台車データ取得手段12で取得された台車データと、生産管理手段11により管理される生産ラインL1〜L3の進捗状況とに基づいて、各台車C1〜C31のラインL1〜L3への搬送優先度を算出する。
配置決定手段14は、優先度算出手段13により算出された各台車C1〜C31の搬送優先度が高いほど、該台車が生産ラインL1〜L3(作業ステーションS11〜S33)に近い位置に保管されるように保管エリアA内の配置を決定する。
第1搬送管理手段16は、配置決定手段14の決定に従って、第1無人搬送車D1〜D4の動作を制御する。
一方、第2搬送管理手段17は、生産管理手段11により管理される工場におけるラインL1〜L3の進捗状況に従って、第2無人搬送車E1〜E4の動作を制御する。すなわち、第1および第2搬送管理手段16,17の制御信号により、第1及び第2無人搬送車D1〜D4,E1〜E4の指定された台車C1〜C31への連結、台車C1〜C31の移動および台車C1〜C31からの分離が実行される。
次に、図3を参照して、優先度算出手段13による搬送優先度の算出方法について説明する。
優先度算出手段13は、台車C1〜C31がゲートG1,G2を通過したタイミングで、生産計画、ラインの稼動状況および搬送待ち時間等の複数のファクターに基づいて、各台車C1〜C31の搬送優先度を算出する。また、優先度算出手段13は、一定の周期で、ゾーンリーダR11〜R32により監視される台車C1〜C31の搬送優先度を算出(更新)する。
具体的に、優先度算出手段13は、図3(a)に示すように、生産計画およびラインの稼動状況の2つファクターに対して、次のように優先度の評価値を算出する。すなわち、優先度算出手段13は、二次元マトリックスで示される評価テーブルを備え、生産計画が多いラインへの供給部品の台車Cであるほど評価値が高く、現在のラインの稼動状況が順調であるほどその台車Cの評価値が高くなるように、2つのファクターに対する評価値を算出する。
このとき、評価テーブルは、生産計画に対してラインの稼動状況が優先するように評価値が定められる。そのため、ラインの稼動状況が順調で生産計画が少ないラインへの供給部品の台車Cである場合には、評価値が3であり、ラインの稼動状況が遅いが生産計画が多いラインへの供給部品の台車Cである場合には、評価値が2となる。
同様に、図3(b)では、優先度算出手段13は、生産計画と搬送待ち時間の2つのファクターに対して、次のように優先度の評価値を算出する。すなわち、生産計画が多いラインへの供給部品の台車Cであるほど評価値が高く、搬送待ち時間(何時間後に使用されるか)が短い台車Cほど評価値が高くなるように、2つのファクターに対する評価値を算出する。
このとき、評価テーブルは、生産計画に対して搬送待ち時間が優先するように評価値が定められる。そのため、生産計画が少なくても搬送待ち時間が短い台車の評価値が3であり、生産計画は多いが搬送待ち時間が長い台車Cの評価値は2となる。
同様に、図3(c)では、優先度算出手段13は、ライン稼動状況と搬送待ち時間の2つのファクターに対して、次のように優先度の評価値を算出する。すなわち、現在のラインの稼動状況が順調である台車Cほど評価値が高く、搬送待ち時間(何時間後に使用されるか)が短い台車Cほど評価値が高くなるように、2つのファクターに対する評価値を算出する。
このとき、評価テーブルは、ライン稼動状況に対して搬送待ち時間が優先するように評価値が定められる。そのため、ライン稼動状況が遅れていても搬送待ち時間が短い台車Cの評価値が3であり、ラインの稼動状況が順調でも搬送待ち時間が長い台車Cの評価値は2となる。
優先度算出手段13は、以上のような複数のファクターに基づいて算出された各評価値を加算することにより搬送優先度を算出する。
次に、図4を参照して、上記算出された搬送優先度に基づいて、配置決定手段14が、新たに工場に搬入された台車Cを保管エリアAに配置する方法について説明する。
まず、配置決定手段14は、新たに工場に搬入された台車があるか否かをチェックし(STEP11)、搬入された台車がない場合には(STEP11でNO)、この処理を終了し、搬入された台車がある場合には(STEP11でYES)、該台車Cの台車データからこれが配置されるべきゾーンZを検索し、そのゾーンZに空きスペースが存在か否かをチェックする(STEP12)。
具体的に、空きスペースの存在の有無は、そのゾーンZの一定の占有割合を理想値とし、これを超えるか否かを基準に判定する。
かかる判定基準に基づいて、配置されるべきゾーンZに空きスペースが存在する場合(STEP12でYES)、配置決定手段14は、そのゾーンZに既に配置されている台車Cの搬送優先度と新たに配置される台車Cの搬送優先度とに基づいて、ゾーンZ内の台車Cの配置が、搬送優先度が高い台車Cほど生産ラインLに近い位置に配置されるように、配置を決定(変更)する(STEP13)。
具体的に、STEP12の配置決定処理では、新たに配置される台車Cの搬送優先度が、既にゾーンZに配置されている台車Cの搬送優先度より低い場合には、新たに配置される台車Cを、生産ラインLから最も遠いゾーンZ内の位置に配置することを決定する。
一方、新たに配置される台車Cの搬送優先度が、既にゾーンZに配置されている台車Cの搬送優先度より高い場合には、新たに配置される台車Cを含めて、該ゾーンZに配置される台車Cの搬送優先度が、生産ラインL側から減少するようにゾーンZ内の台車Cの配置を変更する。
次に、配置されるべきゾーンZに空きスペースが存在しない場合(STEP12でNO)、配置決定手段14は、配置されるべきゾーンZに、新たに配置される台車Cより搬送優先度の低い台車Cが存在するか否かをチェックする(STEP14)。
そして、新たに配置される台車Cより搬送優先度の低い台車が存在する場合(STEP14でYES)、新たに配置される台車CをこのゾーンZに配置し、搬送優先度の低い台車Cを他のゾーンに配置する(STEP15)。
一方、新たに配置される台車Cより搬送優先度の低い台車が存在しない場合(STEP14でNO)、新たに配置される台車Cを他のゾーンに配置する(STEP16)。
これにより、図6(a)および(b)に示すように、配置決定手段14は、既に配置されている台車Cの搬送優先度との関係で、搬送優先度の低い台車Cを他のゾーンへ流動的に配置することができる。
例えば、図6(a)に示すように、次にゾーンZ2に台車Cを配置すると、ゾーンZ2の空きスペースが理想とされるスペースの占有割合を超える場合に、配置決定手段14は、次にゾーンZ2に配置される台車Cよりも搬送優先度の低い台車を他のゾーンZ1またはZ2に配置する。
これにより、図6(b)に示すように、ゾーンZ2の空きスペースを最適に保ちつつ、ゾーンZ2に配置されるべき台車Cを一時的に他のゾーンZ1またはZ2に配置することでき、いずれのゾーンZ1〜Z3も空きスペースを有効に活用し、限られた保管エリアAを有効に活用することができる。
次に、図5を参照して、配置決定手段14が、既に各ゾーンZに配置されている台車の配置を変更する方法について説明する。
まず、配置決定手段14は、各ゾーンZの中に、他のゾーンZに配置されるべき台車Cが存在するか否かをチェックする(STEP21)。そして、かかる台車Cが存在する場合(STEP21でYES)、該台車Cが配置されるべき他のゾーンZに空きスペースが存在するか否かをチェックする(STEP22)。かかる他のゾーンに空きスペースが存在する場合には(STEP22でYES)、他のゾーンへの該台車Cを移動する移動処理を行う(STEP23)。
具体的には、図6(c)に示すように、ゾーンZ1およびZ3にゾーンZ2に配置されるべき台車が配置されている場合に、配置決定手段14は、ゾーンZ2に空きスペースが生じていることを条件として、ゾーンZ1およびZ3に一時的に配置されていた台車Cを、ゾーンZ2に配置し直す。
これにより、図6(d)に示すように、本来ソーンZ2に配置すべき台車Cを、ゾーンZ1およびZ3からゾーンZ2に配置し直すことができる。
STEP23の処理に続いて、または、STEP21またはSTEP22のチェックがNOの場合に、配置決定手段14は、各ゾーンZに配置されている台車の搬送優先度に変更が生じているか否かをチェックする(STEP24)。そして、搬送優先度に変更が生じている場合には(STEP24でYES)、変更された搬送優先度に基づいて、ゾーンZ内の台車Cの配置が、搬送優先度が高い台車Cほど生産ラインLに近い位置に配置されるように、配置を決定(変更)する(STEP25)。
以上説明した本実施形態の台車搬送管理システムによれば、工場に搬入された台車Cが保管エリアAに一時的に保管されるため、生産ラインL1〜L3の進捗状況により、作業ステーションSに必要な部品が不足したり、余剰部品が作業ステーションSを占有したりすることを回避することができる。
さらに、保管エリアAにおいて、台車Cは、搬送優先度が高いものほど生産ライン(作業ステーション)に近い位置に保管される。そのため、生産管理手段11により管理されるラインL1〜L3の進捗状況に応じて、ラインL1〜L3に近い位置の台車Cから順次、作業ステーションに該台車Cを搬送することができる。これにより、保管エリアAを搬入部品毎に細分化して置く必要がなく、限られた保管エリアを有効に活用しつつ、生産ラインへの台車Cの搬送を適切に行うことができる。
尚、本実施形態では、生産管理手段11をコントローラ1内に設けているが、生産管理手段11をコントローラ1の外部に設け、必要に応じて、コントローラ1がこれにアクセスして情報を取得するようにしてもよい。
また、本実施形態では、保管エリアAを3つのゾーンZ1〜Z3に分割して用いる場合について説明したが、保管エリアAをゾーンに分割することなく、すべての台車を搬送優先度の高いものほど生産ラインLに近いに配置するように構成してもよい。
1…コントローラ、 11…生産管理手段、 12…台車データ取得手段、 13…優先度算出手段、14…配置決定手段、16…第1搬送管理手段、17…第2搬送管理手段、A…保管エリア、C1〜C31…台車、D1〜D4…第1無人搬送車、E1〜E4…第2無人搬送車、G1,G2…ゲート、L1〜L2…生産ライン、L3…小組ライン、T1〜T31(RFIDタグ)…納入伝票、T1〜T31、R1,R2…ゲートリーダ、R11〜R32…ゾーンリーダ、S11〜S33…作業ステーション、Z1〜Z3…ゾーン。

Claims (2)

  1. 複数の生産ラインに供給する部品が積載された台車に設けられ、該台車に積載された部品及びその数量が記録された納入伝票に基づいて、該台車を、各生産ラインにそれぞれ対応する複数のゾーンに分割された保管エリアに一時的に保管すると共に、該保管エリアから該台車を生産ラインに設けられた複数の作業ステーションに搬送する台車搬送管理システムであって、
    前記納入伝票に記録された部品および数量を含む台車データを取得する台車データ取得手段と、
    前記台車データ取得手段で取得された台車データと前記生産ラインの進捗状況とに基づいて、該台車の搬送優先度を算出する優先度算出手段と、
    前記優先度算出手段により算出された前記台車の搬送優先度が高いほど、該台車が前記作業ステーションに近い位置に保管されるように前記保管エリア内の配置を決定する配置決定手段と
    を有し、
    前記配置決定手段は、前記台車が搬送先に応じて予め該台車を配置するゾーンを設定し、該ゾーンに所定の空きスペースが存在すると判定する場合に、前記搬送優先度が高いほど、前記台車が該ゾーンの対応する生産ラインに近い位置に保管されるように配置を決定し、該ゾーンに所定の空きスペースが存在しないと判定する場合に、前記搬送優先度が低い台車を他のゾーンへ配置することを決定することを特徴とする台車搬送管理システム。
  2. 請求項1記載の台車搬送管理システムにおいて、
    前記納入伝票が、RFIDタグであり、
    前記台車データ取得手段は、リーダを介して前記RFIDタグに記録された情報を非接触方式に読取ることにより、前記台車データを取得し、
    前記他のゾーンに該ゾーンに配置されるべき前記台車が配置されている場合に、前記配置決定手段は、該ゾーンに所定の空きスペースが存在すると判定する場合に、前記台車を該ゾーンに配置し直すことを特徴とする台車搬送管理システム。
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