JP5657985B2 - 転落防護柵、土留め構造体及び土留め構造体の施工方法 - Google Patents

転落防護柵、土留め構造体及び土留め構造体の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、転落防護柵、該転落防護柵を備えた土留め構造体、及び該土留め構造体の施工方法に関する。
山間部の傾斜面における土砂崩れ又は土砂流出の防止、若しくは河川における護岸のために、土留め構造体が設置されている。このような土留め構造体は、設置される場所によっては高く積み上げられるとともに、法面が急峻になることがある。土留め構造体が高くなるとともに法面が急峻になると、施工作業が危険になるため、作業者の安全を確保する必要がある。
土留め構造体を施工する際に作業者の安全を確保する技術が、これまでにいくつか提案されている。例えば、特許文献1にその一つが開示されている。すなわち、特許文献1には、順次階層的に盛土される傾斜盛土の法肩側に並列設置される複数個の支柱杆と該支柱杆間に架設される手摺杆とからなり、上記傾斜盛土の各盛土面に打込み固定されるアンカー体の先端部に上記傾斜盛土の法面より突出する係止部を形成し、上記支柱杆に該係止部に係止可能な係着部を形成したことを特徴とする転落防止柵が開示されている。
特開平9−170235号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術では、アンカー体の設置が必要であり、該アンカー体を作製するために余分に費用がかかる、該アンカー体を設置するのに余分な手間がかかる、該アンカー体は土留め構造体が完成した後もそのまま該土留め構造体に設置されたままとなるため、景観上好ましくない等の問題があった。
そこで、本発明は、経済性、施工性、及び景観性に優れた転落防護柵、該転落防護柵を備えた土留め構造体、及び該土留め構造体の施工方法を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。
本発明の第1の態様は、盛土構造体と、該盛土構造体の法面側に設置される壁面材とを備え、該壁面材が法面に沿って略水平に設置された棒状の補強部材を有する土留め構造体で用いられる転落防護柵であって、複数の束柱と、該複数の束柱の間に架設される手すりと、束柱に取り付けられ、且つ補強部材に係止可能な係止部材とを備える、転落防護柵である。
本発明において「盛土構造体」とは、盛土材を締め固めて形成した層を有する構造体を意味する。なお、「盛土材」とは、盛土として使われているものであれば特に限定されるものではなく、砂や粘土などの現地発生土などを用いることができる。
本発明の第2の態様は、盛土構造体と、該盛土構造体の法面側に設置される壁面材と、該壁面材に係止される転落防護柵とを備え、壁面材が法面に沿って略水平に設置された棒状の補強部材を有し、転落防護柵が、複数の束柱と、該複数の束柱の間に架設される手すりと、束柱に取り付けられ、且つ補強部材に係止可能な係止部材とを備える、土留め構造体である。
本発明の第3の態様は、盛土構造体と、該盛土構造体の法面側に設置される壁面材と、該壁面材に係止される転落防護柵とを備え、該壁面材が法面に沿って略水平に設置された棒状の補強部材を有する土留め構造体の施工方法であって、壁面材及び盛土材を用いて盛土構造体を作製する、盛土構造体作製工程と、壁面材に転落防護柵を係止する、転落防護柵係止工程と、を有し、転落防護柵が、複数の束柱と、該複数の束柱の間に架設される手すりと、束柱に取り付けられ、且つ補強部材に係止可能な係止部材とを備え、転落防護柵係止工程が、係止部材によって転落防護柵を補強部材に係止する工程である、土留め構造体の施工方法である。
本発明によれば、経済性、施工性、及び景観性に優れた転落防護柵、該転落防護柵を備えた土留め構造体、及び該土留め構造体の施工方法を提供することができる。
一つの実施形態にかかる本発明の転落防護柵を備えた土留め構造体の断面を概略的に示す図である。 図1に示した土留め構造体の一部を法面側から見た図である。 係止部材の一例であるフック付きクランプを概略的に示す図である。
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
<転落防護柵>
図1は、一つの実施形態にかかる本発明の転落防護柵10を備えた土留め構造体100の縦断方向に対して垂直な方向の断面を概略的に示す図である。なお、縦断方向とは、水平面及び土留め構造体の法面に平行な方向を意味する。図1及び以下に説明するその他の図において、図が煩雑になるのを防ぐため、符号を省略している場合がある。図2は、土留め構造体100の一部を法面側から見た図である。
図1に示した転落防護柵10は、土留め構造体100で用いられる。土留め構造体100は、盛土構造体30を備えており、盛土構造体30の法面側には壁面材40が設置されている。また、壁面材40は法面に沿って略水平に設置された棒状の補強部材41を備えている。土留め構造体100のより詳細な説明は後に行う。
転落防護柵10は、複数の束柱11と、該複数の束柱11の間に架設された手すり12と、束柱11に取り付けられ、且つ補強部材41に係止可能な係止部材15とを備えている。
係止部材15は、補強部材41に係止可能な係止部と、束柱11を固定可能な固定部とを備えている。このような係止部材15としては、例えば、図3に示したような既存のフック付きクランプ等を用いることができる。
図3(a)は、フック付きクランプ15を概略的に示す上面図である。図3(b)は、図3(a)に示した矢印xの方向からフック付きクランプ15を見た図である。なお、図3において、フック付きクランプ15の使用時に補強部材41及び束柱11が配置される箇所は、破線で示している。
図3に示したフック付きクランプ15は、補強部材41に係止可能な係止部(フック)15aと、束柱11を固定可能な固定部15bとを備えている。フック15aを補強部材41に引っ掛けることによって、係止部材15を補強部材41に係止することができる。固定部15bは、軸15eによって回動可能に連結された第1アーム15c及び第2アーム15dと、ボルト15fと、ボルト15fに螺合されたナット15gとを備えている。ボルト15fは、第1アーム15cの軸15eが備えられる側とは反対側の端部と、第2アーム15dの軸15eが備えられる側とは反対側の端部とを貫通して備えられている。ボルト15fに螺合されたナット15gを締めたり緩めたりすることによって、間隔yを調整することが可能であり、第1アーム15c及び第2アーム15dの間に束柱11を挟み、該束柱11を固定することができる。
束柱11は、束柱11又は手すり12に所定の荷重が加えられても補強部材41から外れないように、係止部材15によって係止されている。また、束柱11及び手すり12は、手すり12に所定の荷重が加えられても手すり12と束柱11とが外れないように、固定部材13によって互いに位置が固定されている。固定部材13としては、例えば、それぞれ柱状体を固定できる2つ環状部が一体となっており、該2つの環状部によって固定できる柱状体の方向が互いに直交するようになっているものを用いることができる。束柱11、手すり12、固定部材13及び係止部材15は、束柱11又は手すり12に所定の荷重が加えられた際に耐え得る強度を有するものであれば、特に限定されない。ここで「所定の荷重」とは、転落防護柵10の設置箇所や用途に応じて適宜設定されるものであり、具体的な値は特に限定されない。束柱11及び手すり12としては、例えば、鋼管等を用いることができる。
転落防護柵10は、上述したように係止部材15として既存の部材を用いることができるため、転落防護柵10の設置のために特別な部材を別途作製する必要がなく、経済性に優れる。また、係転落防護柵10は、係止部材15を用いることによって壁面材40への取り付け及び取り外しが容易であり、施工性に優れる。更に、転落防護柵10は、盛土構造体30の作製が完了した後、盛土構造体30に部材を残さずに取り外すことが可能なため、景観性にも優れている。
<土留め構造体>
本発明の土留め構造体は、上記本発明の転落防護柵を備えている。図1及び図2に示した土留め構造体100を例にして、本発明の土留め構造体について以下に説明する。
図1に示すように、土留め構造体100は、壁面材40を有する盛土構造体30と、壁面材40に係止される転落防護柵10とを備えている。
(盛土構造体30)
盛土構造体30は、盛土材32を締め固めて形成された層31を複数重ねて形成された構造物である。盛土材32は盛土材として使われているものであれば特に限定されるものではなく、砂や粘土などの現地発生土などを用いることができる。
壁面材40は、上記盛土構造体30の法面を構成する部材である。壁面材40を上下左右(図1の上下方向及び奥/手前方向)に複数並べて設置することによって、盛土構造体30の法面全体を構成することができる。壁面材40の具体例としては、設置時において縦断方向に垂直な断面が略L字型である、鋼製の網目状の部材を挙げることができる。このような鋼製の壁面材で市販されているものとしては、例えば、三菱樹脂株式会社製のEXSパネル、EXCパネル、EGパネル等を挙げることができる。上下左右に隣接した壁面材40は互いに固定されていることが好ましい。隣接した壁面材40同士の固定方法は特に限定されず、従来の方法を用いることができる。
また、壁面材40は、盛土構造体30の法面に沿って略水平に設置された棒状の補強部材41を備えている。補強部材41は、壁面材40の剛性を高めるために備えられる部材である。補強部材41を設けることによって、盛土材32を締め固める際や盛土構造体30を作製後に荷重が加えられた際等に、壁面材40の変形を抑制することができる。
補強部材41は、例えば、斜タイ材45等を用いて壁面材40に固定することができる。より具体的には、まず、壁面材40の底部において、棒状体を通すことができる凸部46を縦断方向に複数の設け、その凸部46に連結棒47を通す。そして、連結棒47に斜タイ材45の一端を引っ掛けることで、壁面材40の底部と斜タイ材45とを連結させる。一方、斜タイ材45の他端は網目状に構成された壁面材40の外側に突き出し、壁面材40の外側で縦断方向に配設される補強部材41を斜タイ材45の他端に引っ掛けることで、補強部材41を壁面材40に固定することができる。
このように、盛土構造体30は、補強部材41を備えた壁面材40を用いて法面が構成されており、その他の構成は特に限定されず、従来の盛土構造体と同様の構成とすることができる。
図1に示すように、壁面材40の内側には、緑化マット44が備えられていることが好ましい。かかる形態とすることによって、盛土材32が壁面材40側から漏れるのを防ぐことができる。
また、盛土材32を締め固めて構成された層31同士の間には、補強材33が埋設されていることが好ましい。補強材33としては、従来の盛土構造体に用いられるものと同様のものを用いることができる。例えば、三菱樹脂株式会社製のテンサーを用いることができる。
補強材33は、一方の端が壁面材40に連結されるとともに、他方の端部は地盤50や下層の層31の上面に固定される。補強材33を地盤50や下層の層31の上面に固定する方法は特に限定されず、従来と同様の方法を用いることができる。例えば、杭等で固定することができる。壁面材40と補強材33との連結方法も特に限定されず、従来の方法を用いることができる。
なお、図1及び図2には、盛土構造体30が三層31a、31b、31cで構成されている形態を例示しているが、本発明はかかる形態に限定されず、盛土構造体は何層で構成されていてもよい。また、盛土構造体の天面34の構成は特に限定されず、従来の盛土構造体と同様の構成とすることができる。
<土留め構造体の施工方法>
本発明の土留め構造体の施工方法は、盛土構造体を作製する盛土構造体作製工程と、上記本発明の転落防護柵を設置する転落防護柵係止工程とを有する。図1を参照しつつ、土留め構造体100を例にして、本発明の土留め構造体の施工方法について説明する。
まず、盛土構造体30を作製する盛土構造体作製工程について説明する。盛土構造体30を作製する際、最初に、盛土構造体30の最下層の層31aを作製する。具体的には、表面を均した地盤50に、壁面材40及び補強材33を設置する。このとき、壁面材40及び補強材33を連結する。その後、補強材33の上に、盛土材32を締め固めてなる所定の高さの層31aを形成する。
次に、前工程で作製した層31aの上に壁面材40及び補強材33を設置する。このとき、壁面材40及び補強材33を連結する。また、上下に積まれた壁面材40同士も連結する。その後、補強材33の上に、盛土材32を締め固めてなる所定の高さの層31bを形成する。
このように、所定の高さの層31を作製する工程を繰り返すことによって、盛土構造体30を作製することができる。なお、盛土構造体30の最上層である層31cの上面(天面)の形成方法は、特に限定されず、従来の盛土構造体と同様とすることができる。
転落防護柵係止工程は、上記盛土構造体作製工程と平行して行われる。すなわち、上記のようにして盛土構造体30を作製する過程において、作製途中の盛土構造体30が所定の高さになったところで、壁面材40に転落防護柵10を係止する。ここで、「所定の高さ」とは、具体的には特に限定されず、転落防護柵が必要となる高さを意味する。
転落防護柵10を壁面材40に係止した後、更に盛土構造体30を作製し続けることによって、盛土構造体30が高くなり、係止された転落防護柵10では作業者を保護しきれなくなった場合、転落防護柵10を更に上層の壁面材40に設置し直す。例えば、転落防護柵10を引っ張り上げて1本又は複数本上側の補強部材41に係止部材15を係止するだけで、転落防護柵10を更に上層の壁面材40に設置し直すことができ、転落防護柵10を設置し直す作業が簡便である。
このように、本発明によれば、転落防護柵10を設置し直しながら盛土構造体30を作製することによって、安全に土留め構造体100を施工することができる。
社団法人仮設工業会が定めた「墜落防止設備等に関する技術基準」に準拠し、以下に説明するようにして、本発明の転落防護柵の強度実証試験を行った。
まず、法面の勾配が1:0.3の盛土構造体30を作製した。壁面材40には、三菱樹脂株式会社製のEXCパネルを用いた。その後、束柱11及び手すり12として直径50mmの単管パイプを用い、係止部材15としてフック付きクランプ(平和技研株式会社製、養生クランプ「F−HCR」)を用いた転落防護柵10を、補強部材41に取り付けた。このとき、1つの束柱11には2つの係止部材15が備えられており、該2つの係止部材15の設置間隔は、626mmであった。
上記のようにして設置した転落防護柵10に荷重計を取り付けて、手すり12の束柱11と該束柱11の隣の束柱11との中間部分(スパンの中点)、又は手すり12と束柱11とを固定した箇所(束柱と手すりの節点)に荷重を加えた。このようにして加えた荷重を「実測値」として表1に示した。
表1において、「作業位置」は、上記のようにして荷重を加えた箇所である。また、「種類」及び「安全率を考慮した荷重値」は、社団法人仮設工業会が定めた「墜落防止設備等に関する技術基準」に記載されたものである。なお、安全率は、第1種については1.8以上、第2種については2.3以上である。
Figure 0005657985
表1に示したように、本発明の転落防護柵は、スパンの中点においても束柱と手すりの節点においても、社団法人仮設工業会が定めた「墜落防止設備等に関する技術基準」の安全率を考慮した荷重値を上回る強度を有していた。
以上、現時点において実践的で好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明した。しかしながら、本発明は本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う転落防護柵、土留め構造体及び転落防護柵の施工方法もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
10 転落防護柵
11 束柱
12 手すり
13 固定部材
15 係止部材
15a 係止部
15b 固定部
30 盛土構造体
31 層
32 盛土材
33 補強材
40 壁面材
41 補強部材
50 地盤
100 土留め構造体

Claims (6)

  1. 盛土構造体と、該盛土構造体の法面側に設置される壁面材とを備え、該壁面材が前記法面に沿って略水平に設置された棒状の補強部材を有し、該補強部材が前記壁面材の底部に連結された斜タイ材の一端に係止されている土留め構造体で用いられる転落防護柵であって、
    複数の束柱と、該複数の束柱の間に架設される手すりと、前記束柱に取り付けられ、且つ前記補強部材に係止可能な係止部材とを備えており、
    前記係止部材は、前記補強部材の間隔に合わせて、一の前記束柱の2箇所に取り付けられていることを特徴とする、転落防護柵。
  2. 盛土構造体と、該盛土構造体の法面側に設置される壁面材と、該壁面材に係止される転落防護柵とを備え、
    前記壁面材が前記法面に沿って略水平に設置された棒状の補強部材を有し、該補強部材が前記壁面材の底部に連結された斜タイ材の一端に係止されており、
    前記転落防護柵が、複数の束柱と、該複数の束柱の間に架設される手すりと、前記束柱に取り付けられ、且つ前記補強部材に係止可能な係止部材とを備えており、前記係止部材は、前記補強部材の間隔に合わせて、一の前記束柱の2箇所に取り付けられていることを特徴とする土留め構造体。
  3. 盛土構造体と、該盛土構造体の法面側に設置される壁面材と、該壁面材に係止される転落防護柵とを備え、該壁面材が前記法面に沿って略水平に設置された棒状の補強部材を有し、該補強部材が前記壁面材の底部に連結された斜タイ材の一端に係止されている土留め構造体の施工方法であって、
    前記壁面材及び盛土材を用いて前記盛土構造体を作製する、盛土構造体作製工程と、
    前記壁面材に前記転落防護柵を係止する、転落防護柵係止工程と、を有し、
    前記転落防護柵が、複数の束柱と、該複数の束柱の間に架設される手すりと、前記束柱に取り付けられ、且つ前記補強部材に係止可能な係止部材とを備えており、前記係止部材は、前記補強部材の間隔に合わせて、一の前記束柱の2箇所に取り付けられており、
    前記転落防護柵係止工程が、前記係止部材によって前記転落防護柵を前記補強部材に係止する工程であることを特徴とする土留め構造体の施工方法。
  4. 前記係止部材がフック付きクランプであり、前記束柱がクランプ部分に取り付けられており、フック部分が前記補強部材に係止可能とされている、請求項1に記載の転落防護柵。
  5. 前記係止部材がフック付きクランプであり、前記束柱がクランプ部分に取り付けられており、フック部分が前記補強部材に係止可能とされている、請求項2に記載の土留め構造体。
  6. 前記係止部材がフック付きクランプであり、前記束柱がクランプ部分に取り付けられており、フック部分が前記補強部材に係止可能とされており、前記転落防護柵係止工程において、前記フック部分を前記補強部材に係止する、請求項3に記載の土留め構造体の施工方法。
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