JP5652071B2 - 画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に画像形成を行う画像形成システムに関する。
例えば、特許文献1記載の画像形成システムを説明するための図を図28〜図30に示す。特許文献1記載の画像形成システムは、用紙に対して両面印刷を行うものである。図28〜図30において、奇数ページ(1、3、5ページ目)の画像データは、用紙の表面に印刷する画像についての画像データであり、偶数ページ(2、4、6ページ目)の画像データは、用紙の裏面に印刷する画像についての画像データである。
図28に示すように、ホスト装置1000は、全てのページ(1〜6ページ目)の画像データを、第1コントローラ1100に対して、送信する。そして、図29に示すように、第1コントローラ1100は、偶数ページ(2、4、6ページ目)の画像データ(用紙の裏面に印刷するための画像データ)を第2コントローラ1200に送信する。そして、図30に示すように、第1コントローラ1100は、奇数ページ(1、3、5ページ目)の画像データを第1プリンタエンジン2100に送信する。第2コントローラ1200は、偶数ページ(2、4、6ページ目)の画像データを第2プリンタエンジン2200に送信する。
その後、第1プリンタエンジン2100は、奇数ページ(1、3、5ページ目)の画像データについての画像を、用紙の表面に印刷する。また、第2プリンタエンジン2200は、偶数ページ(2、4、6ページ目)の画像データについての画像を、用紙の裏面に印刷する。第1プリンタエンジン2100、第2プリンタエンジン2200により、用紙の両面に印刷が行われる。
しかしながら、特許文献1記載の画像形成システムは、ホスト装置1000から送信された1〜6ページ目までの画像データの第1コントローラ1100までの送信時間が長いという問題があった。その結果、ホスト装置1000が画像データを送信した時D1から、第1プリンタエンジン2100、第2プリンタエンジン2200による印刷処理の開始時D2までの時間(以下、「合計送信時間」という。)が長くなるという問題があった。
そこで、これらの問題を鑑みて、本発明は、合計送信時間を短くする画像形成システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、制御装置と、第1記憶装置と、第2記憶装置と、第1画像形成装置と、第2画像形成装置を含み、
前記制御装置は、
複数の表面画像データと1個の裏面画像データを取得する取得部と、
前記第1記憶装置への送信時間と前記第2記憶装置への送信時間とが、略同一または同一になるように、前記複数の表面画像データおよび前記1個の裏面画像データを第1画像データ群および第2画像データ群に振り分ける振り分け部と、
前記第1画像データ群を前記第1記憶装置に送信し、前記第2画像データ群を前記第2記憶装置に送信する送信部と、を有し、
前記第1記憶装置と前記第2記憶装置間に、前記第2記憶装置に送信された前記第2画像データ群中の全ての表面画像データを前記第1記憶装置に送信する送信路を設け、
前記第1画像形成装置は、前記第1記憶装置から送信された、前記送信路で送信された表面画像データを含む前記複数の表面画像データについての表面画像を複数の記録媒体それぞれの表面に形成し、
前記第2画像形成装置は、前記第2記憶装置から送信された前記1個の裏面画像データについての裏面画像を前記複数の記録媒体それぞれの裏面に形成する画像形成システムを提供する。
本発明の画像形成システムによれば、合計送信時間を短くすることができる。
本実施例の画像形成システムの機能構成例を示したブロック図である。 本実施例の画像形成システムの処理を説明するためのブロック図である(その1)。 本実施例の画像形成システムの処理を説明するためのブロック図である(その2)。 本実施例の画像形成システムの処理を説明するためのブロック図である(その3)。 本実施例の画像形成システムの処理を説明するためのブロック図である(その4)。 本実施例の画像形成システムの処理を説明するためのブロック図である(その5)。 裏面画像情報を模式的に示した図である。 第1表面画像情報を模式的に示した図である。 第2表面画像情報を模式的に示した図である。 第2記憶部の処理の流れを示した処理フローである。 解析処理の処理フローである。 繰り返しリストの構成例を示す図である。 送信リストの構成例を示す図である。 送信処理の処理フローである。 印刷処理の処理フローである。 送信合計時間などを説明するための図である(その1)。 送信合計時間などを説明するための図である(その2)。 送信合計時間などを説明するための図である(その3)。 送信合計時間などを説明するための図である(その4)。 送信合計時間などを説明するための図である(その5)。 送信合計時間などを説明するための図である(その6)。 送信合計時間などを説明するための図である(その7)。 送信合計時間などを説明するための図である(その8)。 送信合計時間などを説明するための図である(その9)。 送信合計時間などを説明するための図である(その10)。 別の実施形態の画像形成システムの機能構成例を示したブロック図である(その1)。 別の実施形態の画像形成システムの機能構成例を示したブロック図である(その2)。 従来の技術を説明するための図(その1)。 従来の技術を説明するための図(その2)。 従来の技術を説明するための図(その3)。
実施例の説明の前に、用語の説明を行う。画像形成装置とは例えば、プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機などである。また、記録媒体は、例えば、基板、用紙、連続紙、糸、繊維、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなどの媒体である。画像形成とは、文字や図形、パターンなどの画像を記録媒体に付与することや、液滴を記録媒体に着弾させることなどである。
以下の説明では、記録媒体を「用紙」とし、画像形成を「印刷」とし、ユーザが所望する画像が印刷された用紙を印刷用紙という。
また、ユーザは複数枚(N枚とし、Nは2以上の整数)の印刷用紙を作成するのであるが、該N枚の印刷用紙それぞれの裏面は全て同一である場合に本実施例の画像形成システムは、効果を発揮する。例えば、ユーザが、N枚の年賀状を印刷する場合である。一般的に、年賀状の裏面には全て同一の画像(例えば、「謹賀新年」という文字と絵柄など)を印刷し、年賀状の表面には送り先の名前や住所などの画像を印刷する。このように、本実施例の画像形成システムは、複数ページの両面印刷のジョブであり、裏面が全て同じ画像を印刷する場合に効果を発揮する。
以下、本発明を実施するための形態の説明を行う。なお、同じ機能を持つ構成部や同じ処理を行う過程には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
[実施形態1]
<システム構成例>
図1に、実施形態1のシステム構成例を示す。図1の例では、制御装置50、第1記憶装置100、第2記憶装置200、画像形成装置300を含む。
制御装置50は、取得部52、振り分け部54、送信部56、測定部58、記憶部60、コマンド付加部62を含む。
第1記憶装置100は、第1バッファ部102、第1解析部104、第1送信部106を含む。第2記憶装置200は、第2バッファ部202、第2解析部204、第2送信部206、繰り返しリスト208、送信リスト210と、を含む。
画像形成装置300は、ヘッド制御部322、ヘッド部324、第3バッファ部326を含む。
また、制御装置50と第1記憶装置100とは、第1送信路401で接続されている。制御装置50と第2記憶装置200とは、第2送信路402で接続されている。第1記憶装置100と画像形成装置300とは、第3送信路403で接続されている。第2記憶装置200と画像形成装置300とは、第4送信路404で接続されている。また、第1記憶装置100と第2記憶装置200とは、第5送信路405で接続されている。これらの送信路401〜405は画像データを送信するためのものである。これらの送信路401〜405は、LANケーブルなどで構成してもよく、ネットワークで構成してもよい。
本実施例では、N枚の用紙の両面(表面と裏面)に画像を印刷する場合について説明する。また、用紙の表面に印刷される画像を表面画像とし、裏面に印刷される画像を裏面画像とする。また、表面画像についての画像データを表面画像データとし、裏面画像についての画像データを裏面画像データとする。また、表面画像データ、裏面画像データを総じて単に、画像データという。本実施例では、全ての裏面画像および裏面画像データは同一であるとする。
また、N枚の用紙の表面、裏面をそれぞれ1ページとする。つまり、N枚の用紙に両面印刷する場合には、2Nページ分の画像データが、存在することになる。以下の説明では、説明簡略化のために、5枚の用紙の両面に画像を印刷する場合を説明する。つまり、5枚の原稿では10ページ分の画像データが存在するが、上述のように、5枚の原稿の裏面画像は全て同一であるので、1、3、5、7、9ページ目の表面画像(年賀状の場合には、送り先の住所や名前)についての表面画像データと、1個の裏面画像(年賀状の場合には、「謹賀新年」の文字や絵柄)についての裏面画像データの、合計6個の画像データが存在する。該6個の画像データに基づいて、両面印刷を行う。
以下では、図2〜図6を用いて、本実施例の画像形成システムの処理の流れを説明する。
[制御装置50について]
まず制御装置50について説明する。制御装置50中の取得部52は、印刷する用紙枚数N(=5)個分の表面画像データおよび、1個の裏面画像データを取得する。取得部52の表面画像データまたは裏面画像データの取得方法は、例えば、ユーザが制御装置50の入力部(図示せず)から表面画像データ、裏面画像データを入力するようにしてもよい。また、ユーザが、クライアント端末(図示せず)からネットワーク(図示せず)により表面画像データ、裏面画像データを制御装置50に対して送信してもよい。
次に、振り分け部54は、5個の表面画像データおよび裏面画像データを、第1画像データ群と第2画像データ群A2に振り分ける。そして、送信部56は第1画像データ群A1を第1記憶部100に送信し、第2画像データ群A2を第2記憶部200に送信する。
ここで、振り分け部54は、図2に示すように、第1記憶装置100への第1送信時間T1と、第2記憶装置200への第2送信時間T2とが略同一または同一になるように、5つの表面画像データおよび1個の裏面画像データを振り分ける。
この振り分け方法の一例を説明する。制御装置50内の測定部58が全ての(5個の)表面画像データおよび1個の裏面画像データのそれぞれのデータ量、および、5個の表面画像データおよび1個の裏面画像データの総データ量S(たとえば、bit数)を測定する。また、記憶部60には予め、第1送信路401の第1送信速度V1(bit/s)、第2送信路402の第2送信速度V2(bit/s)が記憶されている。
そして、振り分け部54が、第1送信速度V1と、第2送信速度V2との比V1:V2となるように、総データ量Sを分割する。
つまり、第1画像データ群A1の総データ量S1、第2画像データ群A2の総データ量S2は、
S1=S・V1/(V1+V2)
S2=S・V2/(V1+V2)
となる。
そして、振り分け部54は、総データ量S1となるように組み合わされた画像データの群を第1画像データ群A1とし、総データ量S2となるように組み合わされた画像データの群を第2画像データ群A2とするように、表面画像データおよび裏面画像データを振り分ける。なお、振り分けに当たって、第2画像データ群A2には、通常、裏面画像データを優先して割り当てた上で、表面画像データを適宜振り分けることが好ましい。
また、5つの表面画像データそれぞれのデータ量、1個の裏面画像データ量、第1送信路401の送信速度、第2送信路402の送信速度によっては、第1通信時間T1が第2通信時間T2よりも若干大きくなったり、若干小さくなったりする場合もある。
図2の例では、説明簡略化のために、5個の表面画像データ(1、3、5、7、9ページ目の表面画像データ)と、1個の裏面画像データと、データ量がそれぞれ等しく、かつ、第1送信路401、第2送信路402の送信速度が等しい場合を示す。つまり、振り分け部54が第1画像データ群A1を、1、3、5ページ目の表面画像データとし、第2画像データ群A2を1個の裏面画像データ、7、9ページ目の表面面画像データとして、振り分ける。
そして、送信部56は第1画像データ群A1を第1記憶装置100に送信し、第2画像データ群A2を第2記憶装置200にそれぞれ送信する。
[第1記憶装置100、第2記憶装置200について]
次に、第1記憶装置100、第2記憶装置200について説明する。図3に示すように、第1記憶装置100中の第1バッファ部102に一時的に第1画像データ群A1が記憶され、第2記憶装置200中の第2バッファ部202に一時的に第2画像データ群A2が記憶される。なお、画像形成装置300が、同一用紙(連続紙の場合、或る印刷領域の表裏)に対する表面画像と裏面画像を、同時に印刷可能な装置構成(例えば、表面用ヘッドと裏面用ヘッドとが用紙を隔てて対向した構成(例えば、特開2001−347488号公報の図6))の場合には、第1バッファ部102及び第2バッファ部202は同容量で構成可能である。一方、後述するSED構成やタンデム構成の場合、同一用紙に対する表面画像と裏面画像において、裏面画像の印刷が表面画像の印刷タイミングよりも数ページから数十ページ後になるため、第2バッファ部202のバッファ容量を、第1バッファ部102に対してその印刷時間差だけバッファ容量が必要となる。
ところで、本実施形態の画像形成装置300内のヘッド部324はヘッド制御部322の制御により、表面画像データに基づいて、用紙の表面に印刷し、裏面画像データに基づいて、用紙の裏面に印刷する。つまり、本実施形態では、1個のヘッド部324で、用紙の両面に画像を印刷できるもの(後述のSED構成)である。また、ヘッド制御部322は、送信された画像データについて、表面画像データであるか、または裏面画像データであるかを区別する必要がある。該区別するためには、表面画像データであることを示す表面識別情報を該表面画像データに付加したり、裏面画像データであることを示す裏面識別情報を該表面画像データに付加することが考えられる。しかし、表面識別情報や裏面識別情報を付加することは、データ量が増大し、表面画像データや裏面画像データの送信の遅延に繋がる。
そこで、本実施形態ではヘッド制御部322は、第1記憶装置100から送信された画像データを表面画像データであると認識し、第2記憶装置200から送信された画像データを裏面画像データであると認識するような構成とする。このような構成にすることで、表面識別情報や裏面識別情報を付加する必要はない。
また、第2記憶装置200に送信された第2画像データ群に、表面画像データが含まれている可能性がある。図2の例では、第2画像データ群A2には、7ページ目と9ページ目の表面画像データが含まれている。従って、図4に示すように、第2バッファ部202に記憶されている第2画像データ群A2中の表画像データを第1記憶装置100に送信する。更に詳細には、第2解析部204(後述する)が、第2画像データ群A2を解析して、表面画像データを認識する。そして、図4に示すように、第2送信部206(図1参照)が、第5送信路405で、該認識した表面画像データを第1記憶装置100に送信する。この例では、第2解析部204は、第2画像データ群A2から、7、9ページ目の表面画像データを認識する。第2送信部206(図1参照)が、第5送信路405で、該認識された7、9ページ目の表面画像データを第1記憶装置100に送信する。そして、図5に示すように、第1記憶装置100に全ての表面画像データ(この例では、1、3、5、7、9ページ目の表面画像データ)が新たな第1画像データ群A1'として記憶される。また、第2記憶装置200に新たな第2画像データ群A2'として、1個の裏面画像データが記憶される。
また、新たな第1画像データ群A1'は、取得部52が取得した全ての表面画像データとなり、新たな第2画像データ群A2'は、取得部52が取得した1個の裏面画像データとなる。
次に、図6に示すように、第1記憶装置100の第1送信部106は、新たな第1画像データ群A1'を、第3送信路403で画像形成装置300に送信する。また、第2記憶装置200の第2送信部206は、第4送信路404で新たな第2画像データ群A2'を、第4送信路で画像形成装置300に送信する。
[画像形成装置300]
画像形成装置300のヘッド制御部322が、第1記憶装置100からの全ての表面画像データ(新たな第1画像データ群A1')を受信し、また、第2記憶装置200からの裏面画像データを受信する。そして、ヘッド制御部322が、ヘッド部324に対して、受信した表面画像データについての表面画像を用紙の表面に印刷させ、受信した裏面画像データについての裏面画像を用紙の裏面に印刷させる。
つまり、画像形成装置300は、N枚の用紙それぞれの表面に、受信した複数の表面画像データそれぞれに基づいて印刷を行う。また、N枚の用紙それぞれの裏面に、受信した1個の裏面画像データを繰り返し用いて同一の裏面画像を印刷を行う。図2の例では、この繰り返しの回数は5回となる。
<裏面画像データについて>
次に、裏面画像データについて詳細に説明する。図7に裏面画像情報500を模式的に示す。図7の例では、裏面画像情報500は主に、繰り返しコマンド502と裏面画像データ504を含むものである。裏面画像データ504とは、例えば、ビットマップデータである。また、繰り返しコマンド502は、裏面画像データ504を繰り返し印刷(使用)することを指示する情報である。図2〜図6の例では、第2解析部204が、裏面画像情報500を解析し、繰り返しコマンド502に従い、画像形成装置300に対して、裏面画像データ504を繰り返し使用させる。また、繰り返しコマンドには、繰り返し回数Mについての情報が含まれている。繰り返し回数Mは、裏面画像データ504が繰り返して使用される回数である。図2〜図6の例では、M=5となる。
<表面画像データについて>
次に、表面画像データについて詳細に説明する。以下では、振り分け部54が表面画像データおよび裏面画像データを振り分けた後の、第1記憶装置100に送信される表面画像データ(つまり、第1画像データ群A1中の表面画像データ)を第1表面画像データ604といい、第2記憶装置200に送信される表面画像データ(つまり、第2画像データ群A2中の表面画像データ)を第2表面画像データ704という。
図8に第1表面画像情報600を模式的に示す。第1表面画像情報600は主に第1表面画像データ604を含む。第1表面画像データ604は、例えば、ビットマップデータである。
図9に第2表面画像情報700を模式的に示す。第2表面画像情報700は主に、送信コマンド702と第2表面画像データ704を含む。第2表面画像データ704は、例えば、ビットマップデータである。送信コマンド702は、第2記憶装置200内の第2送信部206に、第1記憶装置100に対して第2表面画像データ704を送信させるように指示する情報である。
また、振り分け部54が、第1画像データ群A1、第2画像データ群A2とに振り分けた後、コマンド付加部62が、第2画像データ群A2内の第2表面画像データ704に送信コマンド702を付加し、第2画像データ群A2内の裏面画像データ504に繰り返しコマンド502を付加する。
<第2記憶装置200内の第2解析部204について>
次に、第2記憶装置200内の第2解析部204について詳細に説明する。図10に、第2解析部204の処理の流れを示す。まず、第2解析部204は、送信された画像データを解析する(ステップS101)。図11にステップS101の解析処理の詳細の処理フローを示す。
まず第2解析部204は、画像データの中にコマンドが存在するか否かを解析する(ステップS201)。第2解析部204が、コマンドが存在しないと判断すると(ステップS201のNo)、解析処理を終了する。また、第2解析部204が、コマンドが存在すると判断すると(ステップS201のYes)、ステップS202に移行する。
次に、第2解析部204は、存在したコマンドが、繰り返しコマンドであるか否かを判断する(ステップS202)。第2解析部204が、存在したコマンドが、繰り返しコマンドであると判断すると(ステップS202のYes)、ステップS203に移行する。また、第2解析部204が、存在したコマンドが、繰り返しコマンドでないと判断すると(ステップS202のNo)、ステップS204に移行する。
ステップS203に移行した場合(つまり、コマンドが繰り返しコマンドである場合)には、第2解析部204は、繰り返しリスト208(図1参照)に、繰り返しコマンドの内容(例えば繰り返し回数Mなど)を登録する(ステップS203)。そして処理を終了する。
ステップS204に移行した場合、第2解析部204は、存在したコマンドが、送信コマンドであるか否かを判断する(ステップS204)。第2解析部204が、存在したコマンドが、送信コマンドであると判断すると(ステップS204のYes)、ステップS205に移行する。また、第2解析部204が、存在したコマンドが、送信コマンドでないと判断すると(ステップS204のNo)、処理を終了する。
ステップS205に移行した場合(つまり、コマンドが送信コマンドである場合)には、第2解析部204は、送信リスト210(図1参照)に、送信コマンドの内容を登録する(ステップS205)。そして処理を終了する。
図12に、繰り返しリスト208を模式的に示す。図12の例では、繰り返しリスト208は、次の要素へのポインタ2082と、繰り返し回数M2084と、裏面画像データ504へのポインタ2086と、を含む。図12の例では、裏面画像データは、1個のみなので、次の要素へのポインタは「NULL」となる。また、繰り返し回数M2084については、図2〜図6の例では、M=5となる。また、裏面画像データへのポインタ2086は、第2バッファ部202に記憶されている裏面画像データ504のアドレスなどを示す情報である。また、次の要素へのポインタ2082と、繰り返し回数M2084と、裏面画像データ504へのポインタ2086とをまとめて「繰り返しリスト208の要素」という。図12の例では、繰り返しリスト208の要素は1個である。
図13に送信リスト210を模式的に示す。図13の例では、送信リスト210は、次の要素へのポインタ2102、2106、表面画像情報のポインタ2104、2108とを含むものである。また、1個の「次の要素へのポインタ」、1個の「表面画像情報のポインタ」をまとめて「送信リスト210の要素」という。送信リスト210の要素は、第2記憶装置200に送信される第2表面画像データの数だけ、存在する。図2〜図6の例では、第2表面画像データの数は2個(7ページ目と9ページ目の表面画像データ)なので、図13の例では、2個の送信リスト210の要素が存在する。
図10に説明を戻す。ステップS101の処理終了後、第2解析部204は、表面画像データの、第2記憶装置200から第1記憶装置100への送信処理を行う(ステップS102)。図14に、表面画像データの送信処理の処理フローを示す。図13に示す送信リストを例として、図14の説明をする。
まず、第2解析部204は、送信リスト210に要素があるか否かを判断する(ステップS301)。図13の例では、送信リスト210の要素が2つあることから、第2解析部204はYesと判断し、ステップS302に移行する。第2解析部204が要素がないと判定すると(ステップS301のNo)、処理を終了する。
次に、第2送信部206(図1参照)は、1個目の送信リスト210の要素についての表面画像データ704(図13の例では、7ページ目の表面画像データ)を第1記憶装置100に送信する(ステップS302)。そして、第2解析部204が、該送信処理が完了したか否かを判断する(ステップS303)。適切に送信処理が完了すると(ステップS303のYes)、ステップS304に移行する。また、第2解析部204が、送信処理が適切に完了されていないと判断すると(ステップS303のNo)、ステップS302に戻り、適切に送信処理が完了するまで送信処理を継続する。また、送信処理が適切に完了されていないと判断すると、エラーであるとして、処理を終了させてもよい。
表面画像データの送信処理が完了すると(ステップS303のYes)、該送信した表面画像データについて要素を削除する(ステップS304)。この例では、7ページ目の表面画像データについての「送信リスト210の要素」を削除し(ステップS304)、送信した7ページ目の表面画像データ(この例では表面画像データ)を削除する(S305)。
次に、第2解析部204が、送信リスト210内の送信リスト210の全ての要素が削除されたか否かを判断する(ステップS306)。この例では、9ページ目の表面画像データ704についての要素が残っているので、第2解析部204はNoと判断する(ステップS306のNo)。そして、ステップS302に戻る。
その後、S302、S303、S304、S305、S306の処理が繰り返し行われる。ステップS306で、第2解析部204が、全ての要素が削除された、と判断すると(ステップS305のYes)、全ての表面画像データを第1画像装置100に送信したということなので、送信処理を終了する。
説明を図10に戻す。ステップS102の送信処理が終了すると、第2解析部204は印刷処理を行う(ステップS103)。図15に第2解析部204の印刷処理の処理フローを示す。また、図12に示す繰り返しリストを例として、図15の説明をする。
まず、第2解析部204は、繰り返しリスト208に要素があるか否かを判断する(ステップS401)。図15の例では、繰り返しリスト208に要素があるので、第2解析部204はYesと判断する。次に、第2解析部204は、裏面画像データに基づく印刷処理を行う(S402)。具体的には、第2記憶装置200が、画像形成装置300に対して、裏面画像データを送信し、該裏面画像データに基づく裏面画像を1枚目の用紙の裏側に印刷させる(ステップS402)。
そして、第2解析部204は、繰り返し回数Mを「1」デクリメントする(ステップS404)。なお、図2〜図6の例ではデクリメント前のMの値は、「5」である。次に、第2解析部204はM=0であるか否かを判断する(ステップS404)。現時点ではM=4であるので、第2解析部204はNoと判断し、ステップS402に戻る。そして、ステップS402、S404、S405の処理を繰り返す。第2解析部204がM=0であると判断すると(ステップS405のYes)、ステップS406へ移行する。第2解析部204がM=0であると判断するということは、全て(5枚)の用紙の裏面に裏面画像を印刷したということである。
そして、第2解析部204は、繰り返しリスト208から要素を削除し(ステップS406)、第2バッファ部202から裏面画像データを削除する(ステップS407)。その後、処理を終了する。
一方、ステップS401で、第2解析部204が、繰り返しリスト208に要素がないと判断すると(ステップS401のNo)、画像形成装置300に対して、通常の印刷を行わせる(ステップS403)。ここで、通常の印刷とは、1枚以上の用紙の裏面にそれぞれ異なる裏面画像を印刷することである。
このように第1記憶装置100、第2記憶装置200は、制御装置50の制御に基づいて、画像形成装置300に用紙の両面に画像を印刷させる。
なお、制御装置50には、例えば、DFE(Digital Front End)装置を用いればよい。DFE装置とは、描画機能とプリンタコントローラ(印刷制御装置)機能とを備えている。例えばページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述された画像データをクライアント端末(図示せず)から順次受け取り、この画像データをラスターイメージに変換(RIP処理;Raster Image Process)する。そして、RIP処理済みのイメージデータ及び印刷枚数や用紙サイズ等の印刷制御情報(ジョブチケット)を画像形成装置300に送信し、画像形成装置300のヘッド部324や用紙搬送系を制御して、画像形成装置300に印刷させる。すなわち、画像形成装置300の印刷動作は、DFE装置によるプリンタコントローラによって制御される。DFE装置の詳細は、例えば、特開2005−246244号公報に記載されている。
また、第1記憶装置100は、表面用のMIC(Mechanism Interface Controller)を用い、第2記憶装置200は、裏面用のMICを用いればよい。
また、画像形成装置300は、例えば、SED(Single Engine Duplex)を用いればよい。SEDについては、特開平8−2017号公報などに記載されている。
この実施形態1の画像形成システムであれば、振り分け部54が、第1記憶装置100への送信時間T1と、第2記憶装置200への送信時間T2とが略同一になるように、複数の表面画像データおよび同一の裏面画像データを第1画像データ群A1、第2画像データ群A2に振り分ける。そして、送信部56が、第1画像データ群A1を第1記憶装置100に送信し、第2画像データ群A2を第2記憶装置200に送信する。従って、制御装置50から第1記憶装置100、第2記憶装置200までの画像データの送信時間(=第1送信時間T1、第2送信時間T2)を頗る短縮できる。その結果、制御装置50から画像データが送信された時D1から、画像形成装置300による印刷処理の開始時D2までの合計送信時間を短くすることができる。
また、第1記憶装置100や第2記憶装置200に第1画像データ群A1、第2画像データ群A2を送信した後、第2画像データ群A2中の全ての表面画像データを第1記憶装置100に送信する(図4参照)。これにより、第1画像データ群A1は、全て表面画像データとなり、第2画像データ群A2は、1個の裏面画像データとなる。そして、画像形成装置300のヘッド制御部322は、第1記憶装置100からの第1画像データ群A1(全ての表面画像データ)を受信し、第2記憶装置200からの第2画像データ群A2(1個の裏面画像データ)を受信する。従って、表面画像データに対して表面識別情報の付加や、裏面画像データに対して裏面識別情報を付加を行うことなく、ヘッド制御部322は、表面画像データや裏面画像データを認識することができる。
[実施形態2]
以下で説明する実施形態2〜実施形態6は、主に、第1記憶装置100、第2記憶装置200が、画像形成装置300とは別の筐体で構成されている場合に、実施形態1より更に合計送信時間を短縮する画像形成システムである。まず、実施形態2について説明する。図16に実施形態1の画像形成システムの表面画像データや裏面画像データなどの送信時間を模式的に示す。
上述のように、第1送信時間T1は、第1送信路401により第1画像データ群A1が送信される時間であり、第2送信時間T2は、第2送信路402により第2画像データ群A2が送信される時間である。また、第3送信路403による、第1記憶装置100から画像形成装置300までの複数の表面画像データの送信時間を第3送信時間T3とする。第4送信路404による、第2記憶装置200から画像形成装置300までの1個の裏面画像データの送信時間を第4送信時間T4とする。第5送信路405による、第2記憶装置200から第1記憶装置100までの表面画像データの送信時間を第5送信時間T5とする。また、制御装置50が、第1画像データ群A1、第2画像データ群A2を送信した時から、画像形成装置300が、全ての表面画像データ、1個の裏面画像データを受信する時までの時間を合計送信時間Ts1とする。また、図16の例ではT1=T2とし、T3>T4であるとする。
図16の例では、合計送信時間Ts1=T1+T5+T3である。実施形態2の画像形成システムでは合計送信時間Ts1よりも更に短くすることができる。
図17に実施形態2の合計送信時間Ts2などを模式的に示す。実施形態2では、第2記憶装置200に送信された第2画像データ群A2中の少なくとも1個の表面画像データ(例えば、7ページ目の表面画像データ)が第5送信路405により前記第1記憶装置に送信されている間(第5送信時間T5の間)に、第1記憶装置100に送信された第1画像データ群A1中の少なくとも1個の表面画像データ(例えば、1ページ目の表面画像データ)が第1画像形成装置100に送信される。
つまり、第2記憶装置200の第2送信部206が、第1記憶装置100に対して、少なくとも1個の表面画像データを送信している間(第5送信時間T5の間)に、第1記憶装置100の第1送信部106が、画像形成装置300に対して、少なくとも1個の表面画像データを送信する。このようにすると、図17に示すように、第1送信部106による表面画像データの画像形成装置300への送信処理の開始を早めることができる。従って、第5送信時間T5と第3送信時間T3とで、重複時間α2が生ずる。
この実施形態3の画像形成システムによれば合計送信時間は、図17の例では、合計送信時間Ts2=T1+T5+T3−α2となり、実施形態1の画像形成システムの合計送信時間Ts1より短縮できる。
[実施形態3]
次に、実施形態3の画像形成システムについて説明する。図18に、実施形態3の画像形成システムの合計送信時間Ts3などを模式的に示す。
実施形態3の画像形成システムでは、第2記憶装置200に送信された第2画像データ群A2中の最初の表面画像データが第5送信路405により第1記憶装置100に送信された時に、前記第1記憶装置に送信された前記第1画像データ群A1中の最初の表面画像データが前記第1画像形成装置に送信される。
更に詳細に説明する。図19に示すように、第2記憶装置200の第2送信部206が第1記憶装置100に対して、最初に送信する表面画像データを7ページ目の表面画像データとし、第1記憶装置100の第1送信部106が、画像形成装置300に対して、最初に送信する裏面画像データを1ページ目の表面画像データとする。そして、第2送信部206が、7ページ目の表面画像データを送信する時と同時に、第1送信部106が、1ページ目の表面画像データを送信する。このようにすると、図18に示すように、第1送信部106による表面画像データの画像形成装置300への送信処理の開始を、実施形態2と比べて、更に、早めることができる。従って、第5送信時間T5と第3送信時間T3とで重複時間α3が生ずる。
また、T3>T5の場合にはα3=T5となり、T3<T5の場合には、α3=T3となり、T3=T5の場合には、α3=T3=T5となる。
この実施形態3の画像形成システムによれば合計送信時間は、図18の例では、Ts3=T1+T5+T4となり、実施形態2の画像形成システムの合計送信時間Ts2より短縮できる。
[実施形態4]
次に、実施形態4の画像形成システムについて説明する。例えば、1個の裏面画像データのデータ量が、複数の表面画像データのデータ量の合計値より大きい場合などには、図20に示すように、T4>T3となる場合がある。実施形態4や実施形態5の画像形成システムはT4>T3となる場合には、効果を奏するものである。
図21に実施形態4の合計送信時間Ts4などを模式的に示す。実施形態4では、第2記憶装置200に送信された第2画像データ群A2中の少なくとも1個の表面画像データ(例えば、7ページ目の表面画像データ)が第5送信路405により第1記憶装置100に送信されている間(第5送信時間T5の間)に、第2記憶装置200に送信された第2画像データ群A2中の1個の裏面画像データが第2画像形成装置200に送信される。
つまり、第2記憶装置200の第2送信部206が、第1記憶装置100に対して、少なくとも1個の表面画像データを送信している間(第5送信時間T5の間)に、第2記憶装置200の第2送信部206が、画像形成装置300に対して、1個の裏面画像データを送信する。このようにすると、図21に示すように、第2送信部206による裏面画像データの画像形成装置300への送信処理の開始を早めることができる。従って、第5送信時間T5と第4送信時間T4とで、重複時間α4が生ずる。
この実施形態4の画像形成システムによれば合計送信時間は、図20の例では、合計送信時間Ts4=T1+T5+T4−α4となり、図20に示す実施形態1の画像形成システムの合計送信時間Ts1より短縮できる。
[実施形態5]
次に、実施形態5の画像形成システムについて説明する。図22に、実施形態3の画像形成システムの合計送信時間Ts3などを模式的に示す。
実施形態5の画像形成システムでは、第2記憶装置200に送信された第2画像データ群A2中の最初の表面画像データが第5送信路405により第1記憶装置100に送信された時に、第2記憶装置200に送信された第2画像データ群A2中の1個の裏面画像データが第2画像形成装置200に送信される。
更に詳細に説明する。図23に示すように、第2記憶装置200の第2送信部206が第1記憶装置100に対して、最初に送信する表面画像データを7ページ目の表面画像データとする。そして、第2送信部206が、7ページ目の表面画像データを送信する時に、第2送信部206が、1個の裏面画像データを送信する。つまり、第2送信部206が、7ページ目の表面画像データと1個の裏面画像データを同時に送信する。このようにすると、図22に示すように、第2送信部206による裏面画像データの画像形成装置300への送信処理の開始を早めることができる。従って、第5送信時間T5と第4送信時間T4とで、重複時間α5が生ずる。
また、T4>T5の場合にはα4=T5となり、T4<T5の場合には、α4=T4となり、T4=T5の場合には、α4=T4=T5となる。
この実施形態5の画像形成システムによれば合計送信時間は、図20の例では、Ts5=T1+T5+T3となり、実施形態4の画像形成システムの合計送信時間Ts4より短縮できる。
次に、第1の変形例を説明する。第1の変形例として、上記実施形態、特に、実施形態4、5の画像形成装置では、後述の画像形成装置300−1(若しくは第1画像形成装置340、第2画像形成装置360)であり、且つ、同一用紙の両面に表面画像データの画像および裏面画像データの画像を略同時または同時に印刷する画像形成装置(以下、「画像形成装置A」という。)を用いることが好ましい。該画像形成装置Aは、同一用紙の両面に表面画像データの画像および裏面画像データの画像を略同時または同時に印刷できることから印刷時間を短縮することができるからである。以下に詳細な理由を説明する。
該画像形成装置Aは、1ページ目の表面画像データ及び裏面画像データを略同時または同時に取得する必要がある。図20〜図22に示すように、実施形態4,5では、第2記憶装置200から画像形成装置Aへの裏面画像データの送信時刻を調整できるので、画像形成装置Aは1ページ目の表面画像データと裏面画像データとを略同時または同時に取得することが可能である。従って、実施形態4、5の画像形成装置として画像形成装置Aを用いることができ、該画像形成装置Aによる印刷処理に要する時間を頗る削減できる。なお、通常、SED方式やタンデムの構成では、裏面画像データは、同一ページの表面画像データと同時に印刷を行わないため、同タイミングではデータの送信の必要ない。
次に、第2の変形例を説明する。上述した図20〜図22などで示したように、第4送信時間T4が第3送信時間T3よりも極端に長い(予め定められた所定値より長い)場合があり、かつ、裏面画像データが、1ページ目の表面画像データよりも早くヘッド制御部322に到達する場合がある。この場合には、画像形成装置300内に第3バッファ部326を設けることが好ましい。そして、画像形成装置300に早く到達した裏面画像データを第3バッファ部326に記憶させておく。そして、1ページ目の表面画像データが画像形成装置300に到達すると、ヘッド制御部322は、第3バッファ部から裏面画像データを取り出し、ヘッド部324に1ページ目の表面画像データについての画像と、裏面画像データについての画像とを用紙の両面に印刷させる。また、裏面画像データが変更されない場合には、3ページ目以降の表面画像データを印刷する際には、第3バッファ部に記憶されている裏面画像データを取り出して、3ページ目以降の表面画像データと同時に、用紙の両面に印刷する。なお、図15記載のステップS402で裏面画像データが画像形成装置300に送信されると、該裏面画像データを第3バッファ部326に記憶させればよい。
もし、第3バッファ部326がないと、画像形成装置300は、裏面画像データを保持することができず、1ページ目の表面画像データが到達した時に、画像形成装置300は、再び、裏面画像データを第2バッファ202から取得する必要がある。上述したように、第4送信時間T4が第3送信時間よりも極端に長いことから、頗る長いタイムラグが発生し、印刷時間も長くなる。第3バッファ部326を設けることで、裏面画像データを保持(記憶)させることができるので、ヘッド制御部322は、自由に、裏面画像データを取り出して用いることができる。従って、ヘッド制御部322は都合の良いタイミング(1ページ目の表面画像データを印刷するタイミング)で、裏面画像データを用いることができ、印刷時間を頗る短縮できるという効果を発揮する。
また、第3バッファ部326は、第4送信時間T4が第3送信時間T3よりも極端に長い場合に限らず、裏面画像データが1ページ目の表面画像データよりも早く到達した場合が明らかな場合に、効果を発揮する。
また、表面画像データが、裏面画像データよりも早く画像形成装置300に到達した場合には、該表面画像データを第3バッファ部326に記憶させるようにしても良い。この場合であっても、同様の効果を発揮する。
[実施形態6]
次に、実施形態6の画像形成システムについて説明する。図24に、実施形態6の画像形成システムの合計送信時間Ts6などを模式的に示す。
実施形態6の画像形成システムでは、制御装置50の送信部56が第1画像データ群A1中の少なくとも1個の表面画像データを第1記憶装置100に送信している間に、第2記憶装置200に送信された第2画像データ群A2中の少なくとも1個の表面画像が第5送信路405により第1記憶装置100に送信される。
更に詳細に説明する。実施例6の画像形成システムでは、送信部56は、第2記憶装置200に対して、1個の裏面画像データより先に、少なくとも1個の表面画像データを送信する。図25の例では、送信部56は、第2記憶装置200に対して、1個の裏面画像データより先に、2つの表面画像データ(7、9ページ目の表面画像データ)を送信している。
そして、送信部56が第1画像データ群A1中の少なくとも1個の表面画像データ(図25の例では、5ページ目の表面画像データ)を送信している間に、第1送信部106は、7ページ目の表面画像データを第1記憶装置100に送信する。このようにすることで、図24に示すように、第2送信部206による、第1記憶装置100への表面画像データの送信処理の開始を早めることができる。従って、第1送信時間T1、T2と第5送信時間T5とで重複時間α6が生ずる。
この実施形態6の画像形成システムによれば合計送信時間は、図24の例では、Ts6=T1+T5+T3−α6となり、実施形態1の画像形成システムの合計送信時間Ts1より短縮できる。
[実施形態7]
次に実施形態7について説明する。実施形態1の画像形成装置300は、1個のヘッド部324で、用紙の両面印刷を行っていた。図26に実施形態7の画像形成システムの機能構成例を示す。図26は、図1と比較して、画像形成装置300が、画像形成装置300−1に代替されている点で異なる。図26に示すように、実施形態7の画像形成システムの画像形成装置300−1は、第1画像形成装置340を第1画像形成部340として含み、第2画像形成装置360を第2画像形成部360として含むものである。画像形成装置300−1は、第1ヘッド制御部342、第1ヘッド部344、第2ヘッド制御部362、第2ヘッド部364を有する。
第1記憶装置100と第1画像形成部340とは、第3送信路403で接続されている。第2記憶装置200と第2画像形成部360とは、第4送信路404で接続されている。
第1記憶装置100から第3送信路403で送信された複数の表面画像は、第1ヘッド制御部342が受信する。第2記憶装置200から第4送信路404で送信された1個の裏面画像データは、第2ヘッド制御部362が受信する。
そして、第1ヘッド部344は、第1ヘッド制御部342の制御に基づいて、N枚の用紙の表面それぞれにN個の表面画像データに基づく表面画像それぞれを印刷する。また、第2ヘッド部364は、第2ヘッド制御部362の制御に基づいて、N枚の用紙の裏面それぞれに裏面画像データに基づく同一の裏面画像を印刷する。
なお、図1のヘッド制御部322は、第1ヘッド制御部342の機能と第2ヘッド制御部362の機能とを統合したものである。また、ヘッド部324は、第1ヘッド部344の機能と第2ヘッド部364の機能とを統合したものである。
このように、ヘッド制御部322、ヘッド部324の処理を分けることで、処理コストを分けることができる。
[実施形態8]
図27に実施形態8の画像形成システムの機能構成例を示す。図27は、図1と比較して、画像形成装置300が、第1画像形成装置340と第2画像形成装置360に代替されている点で異なる。実施形態8の画像形成システムは、第1画像形成装置340と第2画像形成装置360とが、タンデム構成されているものである。第1画像形成装置340と第2画像形成装置360については、実施形態7で説明したとおりである。
また、実施形態1〜8を総合すると、本実施例の画像形成システムは、制御装置50と画像形成装置とを含ませることで、構成させることができる。そして、該画像形成装置には、少なくとも、第1画像形成装置340と第2画像形成装置360とが含まれている。また、第1記憶装置100と第2記憶装置200のうち少なくとも一方を該画像形成装置に含ませるようにしてもよい。
[実施形態9]
第1送信路401(制御装置50から第1記憶装置100へ第1画像データ群を送信するための送信路)と、第2送信路402(制御装置から第2記憶装置へ第2画像データ群を送信するための送信路)と、第5送信路405(第2記憶装置200から第1記憶装置100へ表面画像データを送信するための送信路)と、のうち少なくとも1個がPCI−Expressで構成することが好ましい。何故なら、更に、画像データの送信時間を短縮することができるからである。
また、実施形態1〜6において、第1記憶装置100、および/または、第2記憶装置200を画像形成装置300に含ませるようにしても良い。また、実施形態7において、第1記憶装置100、および/または、第2記憶装置200を画像形成装置300−1に含ませるようにしても良い。また、実施形態8において、第1画像形成装置340に第1記憶装置100を含ませ、第2画像形成装置360に第2記憶装置200を含ませるようにしてもよい。
50・・・制御装置
52・・・取得部
54・・・振り分け部
56・・・送信部
100・・・第1記憶装置
102・・・・第1バッファ部
104・・・第1解析部
106・・・第1送信部
200・・・第2記憶装置
202・・・・第2バッファ部
204・・・第2解析部
206・・・第2送信部
300・・・画像形成装置
322・・・ヘッド制御部
324・・・ヘッド部
特開2009−66937号公報

Claims (10)

  1. 制御装置と、第1記憶装置と、第2記憶装置と、第1画像形成装置と、第2画像形成装置を含み、
    前記制御装置は、
    複数の表面画像データと1個の裏面画像データを取得する取得部と、
    前記第1記憶装置への送信時間と前記第2記憶装置への送信時間とが、略同一または同一になるように、前記複数の表面画像データおよび前記1個の裏面画像データを第1画像データ群および第2画像データ群に振り分ける振り分け部と、
    前記第1画像データ群を前記第1記憶装置に送信し、前記第2画像データ群を前記第2記憶装置に送信する送信部と、を有し、
    前記第1記憶装置と前記第2記憶装置間に、前記第2記憶装置に送信された前記第2画像データ群中の全ての表面画像データを前記第1記憶装置に送信する送信路を設け、
    前記第1画像形成装置は、前記第1記憶装置から送信された、前記送信路で送信された表面画像データを含む前記複数の表面画像データについての表面画像を複数の記録媒体それぞれの表面に形成し、
    前記第2画像形成装置は、前記第2記憶装置から送信された前記1個の裏面画像データについての裏面画像を前記複数の記録媒体それぞれの裏面に形成する画像形成システム。
  2. 前記第1記憶装置と前記第2記憶装置のうち少なくとも一方と、前記第1画像形成装置と前記第2画像形成装置を含む画像形成装置が構成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記第2記憶装置に送信された前記第2画像データ群中の少なくとも1個の表面画像データが前記送信路により前記第1記憶装置に送信されている間に、前記第1記憶装置に送信された前記第1画像データ群中の少なくとも1個の表面画像データが前記第1画像形成装置に送信されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記第2記憶装置に送信された前記第2画像データ群中の最初の表面画像データが前記送信路により前記第1記憶装置に送信された時に、前記第1記憶装置に送信された前記第1画像データ群中の最初の表面画像データが前記第1画像形成装置に送信されることを特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記第2記憶装置に送信された前記第2画像データ群中の少なくとも1個の表面画像データが前記送信路により前記第1記憶装置に送信されている間に、前記第2記憶装置に送信された前記第2画像データ群中の前記1個の裏面画像データが前記第2画像形成装置に送信されることを特徴とする請求項1〜4何れか1項に記載の画像形成システム。
  6. 前記第2記憶装置に送信された前記第2画像データ群中の最初の表面画像データが前記送信路により前記第1記憶装置に送信された時に、前記第2記憶装置に送信された前記第2画像データ群中の前記1個の裏面画像データが前記第2画像形成装置に送信されることを特徴とする請求項1〜5何れか1項に記載の画像形成システム。
  7. 前記送信部が前記第1画像データ群中の少なくとも1個の表面画像データを前記第1記憶装置に送信している間に、前記第2記憶装置に送信された前記第2画像データ群中の少なくとも1個の表面画像が前記送信路により前記第1記憶装置に送信されることを特徴とする請求項1〜6何れか1項に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御装置から前記第1記憶装置へ前記第1画像データ群を送信するための送信路と、
    前記制御装置から前記第2記憶装置へ前記第2画像データ群を送信するための送信路と、
    前記第2記憶装置から前記第1記憶装置へ表面画像データを送信するための送信路と、のうち少なくとも1個がPCI−Expressであることを特徴とする請求項1〜7何れか1項に記載の画像形成システム。
  9. 制御装置と、第1記憶装置と、第2記憶装置と、画像形成装置とを含み、
    前記制御装置は、
    複数の表面画像データと1個の裏面画像データを取得する取得部と、
    前記第1記憶装置への送信時間と前記第2記憶装置への送信時間とが、略同一または同一になるように、前記複数の表面画像データおよび前記1個の裏面画像データを第1画像データ群および第2画像データ群に振り分ける振り分け部と、
    前記第1画像データ群を前記第1記憶装置に送信し、前記第2画像データ群を前記第2記憶装置に送信する送信部と、を有し、
    前記第1記憶装置と第2記憶装置間に、前記第2記憶装置に送信された前記第2画像データ群中の全ての表面画像データを前記第1記憶装置に送信する送信路を設け、
    前記画像形成装置は、前記第1記憶装置から送信された、前記送信路で送信された表面画像データを含む前記複数の表面画像データについての表面画像を複数の記録媒体それぞれの表面に形成し、さらに、前記第2記憶装置から送信された前記1個の裏面画像データについての裏面画像を前記複数の記録媒体それぞれの裏面に形成する画像形成システム。
  10. 前記画像形成装置は、ヘッド部を有し、
    前記ヘッド部は、前記表面画像を前記複数の記録媒体それぞれの表面に形成し、さらに、前記裏面画像を前記複数の記録体それぞれの裏面に形成する請求項9記載の画像形成システム。
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