JP5650914B2 - 直列コンデンサバンクを保護するシステムおよび方法 - Google Patents

直列コンデンサバンクを保護するシステムおよび方法 Download PDF

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Description

本発明は、全般的には送電線に関し、より具体的には、直列コンデンサバンクを保護するシステムおよび方法の提供に関する。
直列コンデンサバンクは、高架送電線の誘導リアクタンスを補償することによって、高架送電線の定常状態送電容量と動的送電容量との両方を高めるのに使用される。
送電線との直列電気接続(本明細書では交換可能に「電気通信」とも称する)でのコンデンサバンクの使用は、コンデンサバンクを送電線の障害に敏感にする。過電圧状態からコンデンサバンクを保護するために、さまざまな技法が使用される。これらの技法は、金属酸化物バリスタ(MOV)の使用を含み、MOVは、電流および/またはエネルギー吸収がその定格容量を超える時に、持続する過負荷状態を受けやすい。伝統的に、高電圧および大電流定格を有する非伝導トリガード(またはトリガ可能な)あるいは非トリガードギャップスイッチ(non conductive triggered (or triggerable) or untriggered gap switch)が、MOVおよびコンデンサバンクと並列に接続されて、同時に送電線の障害電極電流に耐え、コンデンサバンクから電流を放電し、また、MOVとコンデンサバンクとの両方がシステム障害にさらされる時間を制限するためにこの両方をすばやくバイパスする。「トリガリング」が、非伝導ギャップを、可動スイッチ接点の慣性を克服することを必要としない高速に閉じるスイッチを効果的に作る電流を伝導しているギャップに変える行為を指すことに留意されたい。非伝導ギャップは、障害電極電流の並列回路を提供すると同時にコンデンサバンクを安全に放電することを可能にすることによって、MOVおよびコンデンサバンクの高速バイパスデバイスとして機能する。
この非伝導ギャップの伝統的設計は、非トリガード非伝導ギャップの高電圧耐電圧要件(high voltage dielectric withstand requirement)を、トリガード伝導ギャップの大電流障害+放電電流要件と共に、要件の両方のセットが可能な単一のコンポーネントに組み合わせる。ただ1つのコンポーネントへの要件のこの組合せは、コスト、設計の複雑さ、および信頼できなさに関して、高価である可能性がある。
米国特許第5510942号公報
したがって、高電圧大電流の過負荷を効率的で経済的に扱うことのできる信頼できる技法の必要がある。さらに、直列コンデンサバンクを保護するシステムおよび方法の必要がある。
本発明の1つの例示的実施形態によれば、コンデンサ保護回路が開示される。コンデンサ保護回路は、コンデンサバンク、パイロット回路、および主転流ギャップを含むことができる。パイロット回路および主転流ギャップを、コンデンサバンクと並列電気通信状態で設けることができる。さらに、1つまたは複数のプラズマインジェクタを、主転流ギャップと直列電気通信状態で設けることができる。プラズマインジェクタは、主転流ギャップにまたがる伝導経路を作るために主転流ギャップにまたがって部分的にまたは完全に電離したプラズマを供給するように動作可能とすることができる。
本発明のもう1つの例示的実施形態によれば、コンデンサバンクを放電する方法が開示される。この方法は、パイロット回路を介して電流を配送するステップを含むことができ、パイロット回路を、コンデンサバンクと並列電気通信状態で設けることができる。この方法は、パイロット回路と直列電気通信状態で設けることのできる1つまたは複数のプラズマインジェクタを介して電流を配送するステップをさらに含むことができる。プラズマインジェクタは、パイロット回路およびコンデンサバンクと並列電気通信する主転流ギャップを絶縁破壊するように動作可能とすることができる。この方法は、パイロット回路と直列のインピーダンスを増やすことと、同時に主転流ギャップを通って流れる電流を増やすことおよびパイロット回路と直列の増やされたインピーダンスに応答してパイロット回路を通って流れる電流を減らすこととをも含むことができる。
本発明のもう1つの例示的実施形態によれば、送電線が説明される。送電線は、電源および送電線によって電源と電気通信する負荷を含むことができる。コンデンサバンクを、電源および負荷と直列電気通信状態で設けることができる。パイロット回路および主転流ギャップを、コンデンサバンクと並列電気通信状態で設けることができる。さらに、1つまたは複数のプラズマインジェクタを、パイロット回路と直列電気通信状態で設けることができる。プラズマインジェクタは、主転流ギャップを絶縁破壊するために主転流ギャップにまたがって部分的にまたは完全に電離したプラズマを供給するように動作可能とすることができる。
本発明の他の実施形態、態様、および特徴は、次の詳細な説明、添付図面、および添付の特許請求の範囲から、当業者に明白になるであろう。
したがって、概括的な言葉で本発明の実施形態を説明したので、これから添付図面を参照するが、図面は、必ずしも原寸通りに描かれてはいない。
本発明の実施形態を利用できる例の送電システムを示すブロック図である。 本発明の実施形態による、コンデンサバンクを保護する例の回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態による、コンデンサバンクを放電する例の方法を示す流れ図である。
これから、本発明の例示的実施形態を、下で添付図面を参照してより十分に説明するが、添付図面には、本発明の、すべてではないがいくつかの実施形態が示されている。実際に、本発明は、多数の異なる形で実施でき、本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈してはならず、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満足するようにするために提供されるものである。類似する符号は、終始類似する要素を指す。
開示されるのは、コンデンサバンクを保護し、コンデンサバンク保護回路を提供するシステムおよび方法である。コンデンサバンク保護回路は、高電圧能力を有するパイロット回路と、高電圧担持能力および大電流担持能力を有する主転流ギャップとを含むことができる。主転流ギャップを、パイロット回路と並列接続で設けることができる。本発明の実施形態によれば、1つまたは複数のプラズマインジェクタを、パイロット回路と直列接続で設けることができる。プラズマインジェクタは、電流の流れをパイロット回路から主転流ギャップにシフトすることを可能にすることができ、主転流ギャップは、パイロット回路に対して相対的に低いインピーダンスを有することができる。
図1は、本発明の例の実施形態を利用できる送電システム100のブロック図である。図1は、送電線106を介して負荷104に接続された電源102を示す。電源102は、負荷104に電力を供給するのに送電線106を使用する。さらに、コンデンサバンク108が、送電線106と直列電気通信状態で設けられる。コンデンサバンク108は、送電線106のインダクタンスを補償し、したがって、送電システム100の電力伝達能力を改善する。
例の実施形態では、送電線106を、いくつかの実施形態によれば50マイル(80km)と300マイル(480km)との間の通常スパンを有する高架交流(AC)送電線とすることができるが、他の実施形態によれば、高架AC送電線は、300マイル(480km)を超えてまたがることができる。送電線106を、いくつかの実施形態によれば高電圧バスの間で、および4.2kVから800kVまでの範囲内の電圧での伝送に使用することができるが、他の実施形態によれば、送電線106を、800kVを超える電圧での伝送に使用することができる。例の実施形態では、送電線に、50MWと5000MWとの間の範囲のAC電力を供給することができる。送電線106の使用および適用可能性は、上で与えた仕様に限定されず、たとえば発電施設と電気変電所との間または2つの電気変電所の間で使用することもできる。
送電システム100は、送電線106での障害に起因して発生する可能性がある過電圧状態中にコンデンサバンク108を保護するためにコンデンサバンク保護回路110をも含む。コンデンサバンク保護回路110は、コンデンサバンク108と並列電気通信状態で設けられる。通常、コンデンサバンク保護回路110は、非伝導ギャップデバイスもしくは金属酸化物バリスタ(MOV)を伴う非伝導ギャップデバイス、または、MOVを伴う非伝導ギャップデバイスに基づく電力エレクトロニクス、あるいはこれらのデバイスの組合せとすることができる。非伝導ギャップデバイスを、下ではパイロット回路と称する。パイロット回路は、小さいエアギャップ、真空ギャップ、気体、たとえばSF(六フッ化硫黄)を使用するギャップ、電力エレクトロニクスベースのデバイス、または任意の他のタイプの高誘電および高電圧トリガードバイパスデバイスを含むことができる。上で説明したコンデンサ保護回路110の特定の設計は、コンデンサバンク108のサイズおよび送電線106の能力に基づいて変化する場合がある。
1つの例の実施形態では、送電システム100は、コンデンサバンク108と並列電気通信する一次過電圧保護回路を含むことができる。一次過電圧保護回路は、MOVを含むことができ、このMOVは、コンデンサバンク108にまたがる電圧がしきい値電圧に達する時に伝導性になることができる。しきい値電圧は、コンデンサバンク108の定格容量に基づいて事前に決定することができ、この定格容量は、使用、設計、回路制約、および類似物に基づいて変化する場合がある。その結果、MOVは、送電線106での障害に起因して生成された電流から解放されるエネルギーを吸収し、したがって、コンデンサバンク108を過電圧状態から保護する。
しかし、送電線106の障害に起因して解放されるエネルギーが、MOVの定格容量に近づくかこれを超える場合に、MOVへの損傷が発生する可能性がある。MOVを保護するために、パイロット回路が、コンデンサバンク108および一次過電圧保護回路と並列電気通信状態で設けられる。一次過電圧保護回路は、MOVでの過負荷の場合にパイロット回路をトリガすることもできる。
パイロット回路を、送電線106の障害中およびコンデンサバンク108の放電中の、非伝導非トリガードギャップ状態の高電圧需要と伝導トリガードギャップ状態の大電流需要との両方を扱うように設計することができる。したがって、そのような事例でのパイロット回路設計は、非常に複雑で高価になる場合がある。さらに、パイロット回路内の持続する電流は、パイロット回路の過度な加熱につながる場合があり、この加熱は、パイロット回路の絶縁回復時間(dielectric recovery time)を増やす場合がある。上の制限を考慮して、本発明の実施形態は、図2を参照して詳細に説明するように、別々のコンポーネントを用いて大電流要件および高電圧要件を別々に扱うことができ、パイロット回路を通る電流伝導の強さおよび/または持続時間を制限でき、したがって、コンデンサバンク108を保護すると同時にパイロット回路の絶縁回復時間を改善し/減らすことができる、コンデンサバンク保護回路を提供する。
図2は、本発明の例示的実施形態による、例のコンデンサバンク保護回路202を示すブロック図200である。図2は、負荷(図1に図示)およびAC電源(図1に図示)と直列接続の送電線206上のコンデンサバンク204を示す。例の実施形態では、コンデンサ保護回路202は、送電線206での障害の間およびその後にコンデンサバンク204を保護するために設けられる。コンデンサバンク保護回路202は、一次過電圧保護回路208およびパイロット回路210を含む。一次過電圧保護回路208およびパイロット回路210は、コンデンサバンク204と並列接続で設けられる。さらに、主転流ギャップ212が、パイロット回路210およびコンデンサバンク204と並列接続で設けられ、この主転流ギャップ212は、パイロット回路より高い絶縁能力(dielectric capability)を有し、したがって、パイロット回路よりもトリガしまたは伝導を行うことがより困難である。さらに、コンデンサバンク保護回路202は、パイロット回路210と直列に接続された1つまたは複数のプラズマインジェクタ214aおよび214bをも含む。これらのインジェクタ(1つまたは複数)は、充電されたコンデンサバンクおよび伝送システム障害に含まれるエネルギーの一部を利用して、パイロット回路がトリガされる時に電離したプラズマを生成する。エネルギーのこの大きいプールは、プラズマインジェクタ(1つまたは複数)が主転流ギャップ212をトリガすることを可能にするが、従来のギャップトリガリング法は、このギャップをトリガすることができないはずである。例の実施形態では、パイロット回路210と直列で使用できるプラズマインジェクタの個数に対する制限がない。
1つの例の実施形態では、一次過電圧保護回路208は、金属酸化物バリスタ(MOV)である。一次過電圧保護回路208のMOVは、コンデンサバンク204にまたがる電圧がしきい値電圧に達する時に、送電線206からエネルギーを蓄積し始める。本発明の例の実施形態では、しきい値電圧は、コンデンサバンク204の定格容量に基づく。コンデンサバンク204は、しきい値電圧より高い電圧にさらされる場合に、損傷を受ける可能性がある。
MOVは、その定格容量までエネルギーを蓄積することができる。MOVによって吸収されるエネルギーが、MOVの損傷または破損を引き起こすのに十分に多い場合には、MOV電流を監視する変流器(図面には示さず)、マイクロコントローラ(図面には示さず)、グラウンドベースの(ground based)論理デバイス(図面には示さず)、または送電線206からのライン電流を監視する変流器(図面には示さず)が、パイロット回路トリガリング回路216に信号を送ることができる。パイロット回路トリガリング回路216は、パイロット回路210をトリガし、したがってパイロット回路210を橋絡させる。1つの例示的実施形態では、パイロット回路トリガリング回路216は、電気信号ジェネレータおよび/または光信号ジェネレータであり、パイロット回路210は、たとえばサイリスタ、ダイオード、またはIGBTなどの電力エレクトロニクスデバイスである。もう1つの例の実施形態では、パイロット回路トリガリング回路216は、パイロット回路210に非常に大きい電圧インパルスを供給し、パイロット回路210に絶縁破壊させる、充電されたコンデンサまたはパルス変成器を含むことができる。もう1つの例の実施形態では、パイロット回路トリガリング回路216は、充電されたコンデンサを含むことができる。この実施形態では、充電されたコンデンサのたくわえられたエネルギーは、プラスチック(または他の材料の)コンポーネントの近くで放電されて、プラズマを生成し、その後、このプラズマは、パイロット回路210を絶縁破壊するためにパイロット回路210に押し込まれる。その後、電流は、パイロット回路210を通って流れ始める。その結果、パイロット回路210は、一次過電圧保護回路208をバイパスし、MOVおよびコンデンサバンク204を保護する。パイロット回路210が破壊されるや否や、コンデンサバンク204は、パイロット回路210を介する放電を開始する。
さらに、図2を参照すると、コンデンサバンク204の放電および送電線206の障害電極電流に起因してパイロット回路210を通って流れる電流は、プラズマインジェクタ214aおよび214bを通過することができる。プラズマインジェクタ214aおよび214bは、この電流がそれらを通って流れる時に部分的にまたは完全に電離したプラズマを生成する材料を含むことができる。プラズマインジェクタ214aおよび214bによって生成されたプラズマは、主転流ギャップ212にまたがって加速される。本発明の例の実施形態では、主転流ギャップ212は、エアギャップ、真空ギャップ、またはSFなどの別の誘電気体を有するギャップである。プラズマインジェクタ214aおよび214bから生成されたプラズマは、主転流ギャップ212を絶縁破壊するか、主転流ギャップ212を完全に橋絡させ、したがって、これを伝導性にすることができる。その結果、コンデンサバンク保護回路202内の電流(コンデンサバンク204の放電および送電線206での障害電極電流に起因する)が、パイロット回路210および主転流ギャップ212につながる経路の相対インピーダンスの大きさに基づいてパイロット回路210と主転流ギャップ212との間で共有される。
さらに、コンデンサバンク204からの電流の増加に応答して、プラズマインジェクタ214aおよび214bは、それ自体にまたがる電圧をも生成し、パイロット回路の総インピーダンスを増やす。その結果、パイロット回路210を通って流れる電流が減ると同時に、主転流ギャップ212を通って流れる電流が増える。パイロット回路210からの電流の流れの減少は、パイロット回路210およびサイリスタなどの関連するコンポーネントへの可能な損傷を減らす。例の実施形態では、電流の代替経路(すなわち、主転流ギャップ212)は、パイロット回路210回路網内のより低い電流デューティ(current duty)コンポーネントの使用を可能にし、したがって、コンポーネントの関連するコストおよび複雑な設計要件を下げる。さらに、パイロット回路210を通って流れる電流の減らされた量および/または電流の減らされた持続時間は、パイロット回路210の高速回復を提供するのを助け、コンデンサバンク保護回路202の信頼性を改善する。
1つの例の実施形態では、回路内のインピーダンスは、主転流ギャップ212を通る電流のほとんどまたはすべてをリダイレクトするようにも設計される。パイロット回路210のインピーダンスは、少なくとも部分的にパイロットクエンチング(pilot quenching)コンポーネント218によって制御することができる。パイロットクエンチングコンポーネント218は、パイロット回路210と直列の線形インピーダンスおよび非線形インピーダンスを作成するために、金属酸化物バリスタ、インダクタ、コンデンサ、プラズマインジェクタ、抵抗、および/またはエアギャップなどのさまざまな電気コンポーネントを含むことができる。主転流ギャップ212は、500ボルトピークから5000ボルトピークまでの範囲にわたる非正弦波および非線形の電圧を有するアークの形であることができるので、パイロット回路210の回路内で線形および非線形のインピーダンスの組合せを作ることが有益である。非線形インピーダンスは、パイロット回路210の回路から主転流ギャップ212への電流の信頼できる転流につながる可能性がある。パイロット回路210の回路内の線形インピーダンスおよび非線形インピーダンスは、主転流ギャップ212の電圧に対する相対的なパイロット回路210の回路内の電圧をも増やし、したがって、電流のほとんどまたはすべてに主転流ギャップ212を通って流れることを強制することができる。
1つの例の実施形態では、コンデンサ保護回路202は、さらに、送電線206での障害の場合に発生し得る放電欠陥(たとえば、障害電極電流およびコンデンサバンクの放電に起因する)に起因して生成される大量のエネルギーの一部を減衰させるために放電ダンピングおよび電流制限機器220を含むことができる。放電ダンピングおよび電流制限機器220のダンピング容量は、その定格容量に基づく。
図3は、コンデンサバンクを放電する方法300の一例を示す流れ図である。提供されるのは、送電線と並列電気通信して接続されたコンデンサバンクを放電する例を示す流れ図である。
この例の方法は、ブロック302で開始される。ブロック302では、電流を、パイロット回路を介して配送し、このパイロット回路は、コンデンサバンクと並列接続されている。パイロット回路は、小さいエアギャップ、真空ギャップ、気体(たとえばSF)を使用するギャップ、サイリスタなどの電力エレクトロニクスベースのデバイス、または任意の他のタイプの高誘電および高電圧トリガードバイパスデバイスを含むことができる。例の方法300の実施形態では、電流は、コンデンサバンクの放電電流および送電線の障害電極電流からなる。電流は、パイロット回路に非伝導から伝導に変化させるパイロットトリガリング回路網に応答してパイロット回路を介して配送される。例の方法300の実施形態では、MOV電流を監視する変流器またはライン電流を監視する変流器を介してエネルギーを与えられるパイロット回路プラズマインジェクタが、パイロット回路をトリガすることができる。さらに、一次過電圧保護回路を、コンデンサバンクと並列接続で設けて、送電線での障害の間および後にコンデンサバンクを保護することもできる。
ブロック302には、ブロック304が続き、このブロックでは、パイロット回路電流が、1つまたは複数のプラズマインジェクタを介して配送される。プラズマインジェクタは、パイロット回路と直列接続で設けられる。例の方法300の実施形態では、プラズマインジェクタは、電流の流れに応答して電離されたプラズマを生成する。プラズマインジェクタによって生成されたプラズマは、主転流ギャップにまたがって加速され、この主転流ギャップは、エアギャップ、真空ギャップ、またはSFなどの誘電気体にまたがるギャップを含むことができる。主転流ギャップは、パイロット回路と並列に接続される。電離されたプラズマは、主転流ギャップを絶縁破壊するか、主転流ギャップを完全に橋絡させ、したがって、これを伝導性にすることができる。
ブロック304に続くのがブロック306であり、ここで、インピーダンスが、パイロット回路と直列に増やされる。例の方法300の実施形態では、パイロット回路のインピーダンスを、パイロット回路と直列に接続されたパイロットクエンチングコンポーネントによって制御することができる。1つまたは複数のパイロットクエンチングコンポーネントは、パイロット回路の回路内で線形抵抗および非線形抵抗を作成するために、金属酸化物バリスタ、エアギャップ、インダクタ、コンデンサ、および抵抗などのさまざまな電気コンポーネントを含むことができる。さらに、プラズマインジェクタ(1つまたは複数)を通って流れる電流は、プラズマインジェクタを二重機能で利用して、エアギャップに似た非線形インピーダンスを作ることができる。
ブロック306にはブロック308が続き、このブロックでは、電流の流れが、主転流ギャップを通って増やされると同時に、パイロット回路を通って減らされる。主転流ギャップ内の電流の流れの増加は、パイロット回路と直列のインピーダンスの増加に起因する。例の方法300の実施形態では、パイロットクエンチングコンポーネントは、パイロット回路の電圧を増やすことができ、その後、主転流ギャップを通る電流を強制的に増やすと同時に、パイロット回路を通る電流を減らすことができる。
例示的な説明が関係する本明細書で示されたこれらの説明の多数の変形および他の実施形態を、前述の説明および関連する図面に提示された教示の利益を有するものは思い浮かべるであろう。したがって、本発明を、多数の形態で実施でき、本発明を、上で説明した例示的実施形態に限定してはならないことが了解されるであろう。したがって、本発明が、開示された特定の実施形態に限定されてはならず、修正形態および他の実施形態が、添付の特許請求の範囲の範囲に含まれることが意図されていることを理解されたい。特定の言葉を本明細書で使用したが、これらは、包括的で記述的な意味でのみ使用され、限定のために使用されたものではない。
100 送電システム
102 電源
104 負荷
106 送電線
108 コンデンサバンク
110 コンデンサ保護回路
200 ブロック図
202 コンデンサバンク保護回路
204 コンデンサバンク
206 送電線
208 一次過電圧保護回路
210 パイロット回路
212 主転流ギャップ
214a プラズマインジェクタ
214b プラズマインジェクタ
216 パイロット回路トリガリング回路
218 パイロットクエンチングコンポーネント
220 放電ダンピングおよび電流制限機器
300 コンデンサバンクを放電する方法
302 ブロック1
304 ブロック2
306 ブロック3
308 ブロック4

Claims (9)

  1. 送電線(106)に直列接続された少なくとも1つのコンデンサバンク(204)と、
    前記少なくとも1つのコンデンサバンク(204)と並列電気通信する少なくとも1つのパイロット回路(210)と、
    前記少なくとも1つのパイロット回路(210)および前記少なくとも1つのコンデンサバンク(204)と並列電気通信する少なくとも1つの主転流ギャップ(212)と、
    前記少なくとも1つのパイロット回路(210)の両端にそれぞれ直列電気接続され、前記少なくとも1つの主転流ギャップ(212)を少なくとも部分的に電離して前記少なくとも1つの主転流ギャップ(212)の少なくとも一部にまたがってプラズマを提供するように動作可能であり、これによって充電されたコンデンサバンクおよび送電線の障害に起因するエネルギーの一部を利用して少なくとも1つの主転流ギャップ(212)を伝導性にする、複数のプラズマインジェクタ(214)と、
    を含む、コンデンサバンク保護回路(202)。
  2. 前記少なくとも1つのパイロット回路(210)と電気通信し、前記少なくとも1つのパイロット回路(210)を絶縁破壊するように動作可能なパイロットトリガリング回路網(216)をさらに含む、請求項1に記載のコンデンサバンク保護回路(202)。
  3. 前記パイロットトリガリング回路網(216)が、前記少なくとも1つのコンデンサバンク(204)と並列電気通信する一次過電圧保護回路(208)のうちの少なくとも1つを通る電流、グラウンドベースの信号、伝送ライン電流、またはコンデンサバンク電圧信号によってトリガされる、請求項に記載のコンデンサバンク保護回路(202)。
  4. 前記少なくとも1つのパイロット回路(210)が、少なくとも部分的に前記少なくとも1つのパイロット回路(210)を通って流れる電流に応答して前記少なくとも1つのパイロット回路(210)と直列の線形インピーダンスおよび非線形インピーダンスを生成するように動作可能であるパイロットクエンチング回路網(218)をさらに含む、請求項1乃至のいずれか1項に記載のコンデンサバンク保護回路(202)。
  5. 前記パイロットクエンチング回路網(218)が、金属酸化物バリスタ、線形または非線形の抵抗、インダクタ、コンデンサ、変圧器、エアギャップ、またはプラズマインジェクタのうちの少なくとも1つを含む、請求項に記載のコンデンサバンク保護回路(202)。
  6. 前記少なくとも1つのコンデンサバンク(204)と並列電気通信する一次過電圧保護回路(208)をさらに含む、請求項1乃至のいずれか1項に記載のコンデンサバンク保護回路(202)。
  7. 前記一次過電圧保護回路(208)が、前記少なくとも1つのパイロット回路(210)を絶縁破壊するために前記パイロット回路(210)にエネルギーを与えるように動作可能である、請求項に記載のコンデンサバンク保護回路(202)。
  8. 前記一次過電圧保護回路(208)が、少なくとも1つの金属酸化物バリスタを含む、請求項に記載のコンデンサバンク保護回路(202)。
  9. 送電線(106)に直列接続されたコンデンサバンク(204)パイロット回路(210)を並列接続して電流を配送すること(302)と、
    前記パイロット回路(210)の両端にプラズマインジェクタ(214)をそれぞれ直列電気接続して電流を配送すること(304)であって、前記プラズマインジェクタ(214)が、充電されたコンデンサバンクおよび送電線の障害に起因するエネルギーの一部を利用して、前記パイロット回路(210)と並列電気通信する主転流ギャップ(212)を絶縁破壊するように動作可能である、配送すること(304)と、
    前記パイロット回路(210)と直列のインピーダンスを増やすこと(306)と、
    前記パイロット回路(210)と直列の前記インピーダンスを増やすことに少なくとも部分的に応答して、前記主転流ギャップ(212)を通って流れる電流を増やし、前記パイロット回路(210)を通って流れる電流を減らすこと(308)と、
    を含む、コンデンサバンク(204)を放電する方法(300)。
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