JP5643699B2 - 携帯端末及びプログラム - Google Patents

携帯端末及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5643699B2
JP5643699B2 JP2011072693A JP2011072693A JP5643699B2 JP 5643699 B2 JP5643699 B2 JP 5643699B2 JP 2011072693 A JP2011072693 A JP 2011072693A JP 2011072693 A JP2011072693 A JP 2011072693A JP 5643699 B2 JP5643699 B2 JP 5643699B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
threshold level
reception quality
broadcast
tuner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011072693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012209685A (ja
Inventor
晶生 合田
晶生 合田
友彦 尾崎
友彦 尾崎
明希子 佐藤
明希子 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2011072693A priority Critical patent/JP5643699B2/ja
Publication of JP2012209685A publication Critical patent/JP2012209685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5643699B2 publication Critical patent/JP5643699B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、ワンセグメント放送等の放送波を受信する携帯端末に関する。
ワンセグメント放送(以下、「ワンセグ放送」という。)等の放送波を受信し、受信した放送波に基づいて、映像や音声を含む放送内容を再生するチューナを備えた携帯端末が普及している。このような携帯端末において電池残量には限りがあるし、携帯端末においてチューナの作動による電力の消費量が他の機能に比べて相対的に大きいから、ユーザの放送内容の視聴を原因として、携帯端末の連続使用時間が著しく短くなることがある。この課題を解決するための技術として、特許文献1,2に開示されたものがある。
特許文献1は、放送波に基づいて映像信号及び音声信号を再生する期間において、受信状況が良好であるか否かをビットエラーレートに基づいて判断し、ビットエラーレートが閾値以上である場合、通常通りに映像信号及び音声信号を再生し、ビットエラーレートが閾値未満である場合、直前の映像をホールドした静止画像を表示したまま音声信号を再生することを開示している。特許文献2は、所望の放送情報が受信可能であるかどうかを判定し、放送情報の受信が不可である場合に、受信不可通知を表示することを開示している。特許文献1,2に開示された技術によれば、放送波の受信状態が悪い場合にまで携帯端末が放送内容の再生動作を行う機会を減らすことができるので、端末の消費電力の量を抑えることができる。
特開2005−223548号公報 再表2006−093123号公報
ところで、特許文献1,2が開示する技術はいずれも、受信した放送波の受信感度が固定レベルよりも低下した場合に放送内容の再生を停止させるものであるから、受信感度の良し悪しの判断基準が常に同じである。しかしながら、例えば、ユーザが放送内容の視聴をどの程度望んでいるかは、ユーザ個々で異なったり、同一ユーザであっても様々な理由で変化したりする。携帯端末の電力消費が大きくてもユーザが放送内容を視聴したい場合もあれば、通話等の利用を考えて携帯端末の電池残量に余裕がある場合に限りユーザが放送内容を視聴したい場合もあるからである。このような理由から、携帯端末が自発的に放送波の受信感度の良し悪しの判断基準を変化させれば、チューナにおける消費電力の量と放送内容の再生に与える影響とのバランスが適切に保たれることが期待できる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、チューナの再生動作を停止させる条件とする放送波の受信感度を自発的に判別することである。
上述した課題を解決するため、本発明の携帯端末は、放送波に基づいて放送内容を再生するチューナ部と、前記チューナ部により前記放送内容の再生が開始された後、自端末における前記放送波の受信感度が閾値レベル以下である期間において、前記チューナ部による前記放送内容の再生を停止させるチューナ制御部と、前記放送内容の視聴率を示す視聴率データを取得する視聴率データ取得部と、前記チューナ部により再生されている放送内容について前記視聴率データ取得部が取得した視聴率データが示す視聴率が高いほど、前記閾値レベルを規定するパラメータを、前記閾値レベルを低くする方向に変更するパラメータ変更部とを備えることを特徴とする。
本発明において、自端末の現在位置を特定する位置特定部と、複数位置における前記放送波の受信品質を記憶する受信品質記憶部に記憶された、前記位置特定部により特定された現在位置での前記受信品質を特定する受信品質特定部とを備え、前記パラメータ変更部は、前記受信品質特定部により特定された受信品質が低いほど、前記閾値レベルを低くする方向に前記パラメータを変更するようにしてもよい。
た、本発明において、前記放送波に基づいて再生される番組の視聴又は録画の予約を受け付ける予約受付部を備え、前記パラメータ変更部は、前記予約受付部が予約を受け付けた番組が再生されている期間には、当該予約が受け付けられなかった場合に比べて前記閾値レベルを低くする方向に前記パラメータを変更するようにしてもよい。
また、本発明において、自端末のユーザのユーザ属性を取得する端末ユーザ属性取得部と、前記放送波に基づいて再生される番組に指定された当該番組の視聴を推奨するユーザのユーザ属性を取得する推奨ユーザ属性取得部とを備え、前記パラメータ変更部は、前記端末ユーザ属性取得部が取得したユーザ属性と、前記推奨ユーザ属性取得部が取得した前記番組に指定されたユーザ属性との一致度が高いほど、当該番組が再生されている期間において前記閾値レベルを低くする方向に前記パラメータを変更するようにしてもよい。
また、本発明において、前記チューナ部により前記放送内容が再生されていないときに、その再生開始の指示をユーザから受け付ける指示受付部を備え、前記チューナ制御部は、前記指示受付部により前記指示が受付けられた場合、前記放送波の受信感度に関わらず前記放送内容の再生を開始させ、前記パラメータ変更部は、前記指示受付部により前記指示が受け付けられた回数又は頻度が閾値以上となった場合、前記閾値レベルを低くする方向に前記パラメータを変更するようにしてもよい。
本発明のプログラムは、放送波に基づいて放送内容を再生するチューナ部を備える携帯端末のコンピュータに、前記チューナ部により前記放送内容の再生が開始された後、自端末における前記放送波の受信感度が閾値レベル以下である期間において、前記チューナ部による前記放送内容の再生を停止させるチューナ制御ステップと、前記放送内容の視聴率を示す視聴率データを取得する視聴率データ取得ステップと、前記チューナ部により再生されている放送内容について前記視聴率データ取得ステップで取得した視聴率データが示す視聴率が高いほど、前記閾値レベルを規定するパラメータを、前記閾値レベルを低くする方向に変更するパラメータ変更ステップとを実行させるためのものである。
本発明によれば、チューナの再生動作を停止させる条件とする放送波の受信感度を自発的に判別することができる。
本発明の一実施形態のシステムの全体構成を示す図。 携帯端末の構成を示すブロック図。 受信品質DBのデータ構造を示す図。 条件管理テーブルのデータ構造を示す図。 実施形態の制御部が実現する機能構成を示す機能ブロック図。 携帯端末における動作手順を示すフローチャート。 携帯端末における放送波の受信感度の変化の一例を示すグラフ。 携帯端末における放送波の受信感度の変化の一例を示すグラフ。 変形例1の制御部が実現する機能構成を示す機能ブロック図。 変形例2の制御部が実現する機能構成を示す機能ブロック図。 変形例3の制御部が実現する機能構成を示す機能ブロック図。 変形例4の制御部が実現する機能構成を示す機能ブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のシステムの全体構成を示す図である。
携帯端末10は、ここでは携帯電話端末であり、ユーザがワンセグ放送を視聴可能なように、テレビチューナやアンテナ等を備える。また、携帯端末10は、ネットワークNWに接続して無線通信を行うことができるものである。サーバ装置20は、例えば通信事業者によって管理されるサーバ装置であり、携帯端末10から見た外部装置である。サーバ装置20は、携帯端末10とネットワークNWを介して無線通信により互いが接続されている。また、サーバ装置20は、受信品質DB30を装置内に記憶している。受信品質DB30は、複数位置における放送波の受信品質を記憶する受信品質記憶部として機能し、複数位置の各位置での標準的な受信品質を管理するデータベースである。本実施形態の放送波は、ワンセグ放送の放送波である。受信品質は、放送波の伝送品質の指標となるパラメータであり、例えばビットエラーレート(BER;Bit Error Rate)や信号対雑音比(S/N比)に基づいて規定される。受信品質DB30が記憶する内容は、例えば各場所でBER試験や信号対雑音比の測定を行って得た測定結果により求められる。受信品質DB30のより詳細な構成については後述する。ネットワークNWは、ここでは移動体通信網、ゲートウェイ及びインターネットを含む通信網である。
図2は、携帯端末10の構成を示すブロック図である。携帯端末10は、図2に示すように、制御部11と、音声入出力部12と、無線通信部13と、操作部14と、表示部15と、チューナ部16と、測位部17と、記憶部18とを備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)を含む演算装置やメモリを備える。演算装置は、記憶部18に記憶されたプログラムをメモリに読み出して実行し、携帯端末10の動作を制御する。音声入出力部12は、受話音声等を収音するマイクロホンや送話音声やワンセグ放送の音声を放音するスピーカを備え、携帯端末10に対する音声の入出力に関する機能を実現する。無線通信部13は、ネットワークNWに接続するためのインタフェースである。操作部14は、テンキー等の複数の操作子を備え、ユーザによる操作子の操作を受け付ける。表示部15は、例えば液晶駆動回路や液晶ディスプレイを備え、ワンセグ放送の映像を含む各種の画像を表示する。
チューナ部16は、図示せぬアンテナで受信されたワンセグ放送の放送波に基づいて、映像信号及び音声信号を含む放送内容を再生する。具体的には、チューナ部16は、選択されたテレビチャネルに対応する周波数帯の放送波から音声信号や映像信号を復調し、復調した音声信号及び映像信号を出力する。制御部11は、チューナ部16からの音声信号を音声入出力部12に出力して音声出力させ、チューナ部16からの映像信号を表示部15に出力して映像出力させる。測位部17は、GPS(Global Positioning System)測位方式に従って携帯端末10の位置を測り、測った位置を示す位置情報を生成する。測位部17が生成する位置情報は、携帯端末10の現在位置の緯度及び経度を示すものである。記憶部18は、例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)を備え、制御部11により実行されるプログラムや条件管理テーブル181等を記憶する。
図3は、受信品質DB30のデータ構造を示す図である。
図3に示すように、受信品質DB30では、「場所」及び「受信品質」の各フィールドに情報が記述され、これら各情報が対応付けられている。「場所」のフィールドには、受信品質DB30に受信品質が登録された各場所を識別する情報が記述される。ここでは、「場所」のフィールドには、緯度及び経度を特定可能な情報が記述されるものとする。「受信品質」のフィールドには、放送波の標準的な受信品質を示すパラメータとして、「◎」、「○」、「△」、又は「×」のいずれかが記述される。ここでは、受信品質は4段階に区分され、前者のものほど受信品質が良好であることを示す。例えば、受信品質「◎」は、ワンセグ放送の視聴時において映像及び音声が途切れないこと意味する。また、受信品質「×」は、ワンセグ放送の視聴が不可能であることを示す。受信品質「○」及び「△」は、それぞれ中程度の受信品質を意味するが、ユーザはワンセグ放送を視聴することができるものの、一時的に放送内容が途切れることがあるものとする。
なお、ここでは受信品質が4段階に区分されているが、この区分数は一例であり、3以下又は5以上の複数段階に区分されていてもよい。
本実施形態では、受信品質DB30において以下のようにして各位置の受信品質が規定されている。例えば、屋外である場所「A公園」及び「B遊園地」では、受信品質が「◎」である。屋内を一部に含む場所「C駅」では、受信品質が「○」である。屋内である場所「Dビル」では、受信品質が「△」である。場所「E通り」では、屋外であるものの高層ビル群を通るなどの理由により、放送波がほとんど伝搬しないという理由から、受信品質が「×」となっている。以上のようにして、受信品質DB30には、携帯端末10で測位可能な様々な場所について放送波の受信品質が記憶される。GPS測位が可能な場所であっても、場所ごとに放送波の受信品質は異なるものである。
なお、受信品質DB30はあくまで各位置の標準的な受信品質を記憶するものであるから、常にこの受信品質を反映した受信感度で携帯端末10が放送波を受信できるとは限らない。例えば、受信品質が良好な場所であっても、携帯端末10の位置の周辺環境や外乱などの影響によって、放送波の受信感度が低下することはあり得るし、受信品質が不良である場所であっても、その一部の場所では放送波の受信感度が十分に確保される場合もあり得る。
図4は、条件管理テーブル181のデータ構造を示す図である。条件管理テーブル181は、携帯端末10における放送波の受信品質と、当該受信品質により定まる閾値レベルとの対応関係を記述したデータテーブルである。この閾値レベルは、携帯端末10がチューナ部16で放送波に基づく放送内容を再生するか否かを判断する際に参照されるパラメータである。この閾値レベルは、放送波に基づいて放送内容の再生可能か否かの境界のレベルとは異なるものであり、この閾値レベルを下回る受信感度であっても携帯端末10が放送内容を再生可能である場合がある。
図4に示すように、条件管理テーブル181では、受信品質「◎」に閾値レベル「Th1」が対応付けられ、受信品質「○」に閾値レベル「Th2」が対応付けられ、受信品質「△」に閾値レベル「Th3」が対応付けられ、受信品質「×」に閾値レベル「Th4」が対応付けられている。ただし、各閾値レベルは、Th1>Th2>Th3>Th4という関係にある。要するに、条件管理テーブル181では、受信品質が低いほど閾値レベルが低くなるように対応関係が記述されている。このような受信品質と閾値レベルとの関係にしている理由については、後述する。
続いて、携帯端末10の制御部11が実現する機能について説明する。
図5は、制御部11が実現する機能構成を示す機能ブロック図である。
制御部11はプログラムを実行することにより、位置特定部111と、受信品質特定部112と、チューナ制御部113と、パラメータ変更部114とに相当する各機能を実現する。
位置特定部111は、携帯端末10の現在位置を特定する。位置特定部111は、チューナ部16により放送内容の再生が開始された後、測位部17により携帯端末10の位置が測られると、測位部17で測られた位置を示す位置情報を取得する。位置特定部111は、取得した位置情報に基づいて携帯端末10の現在位置を特定する。
受信品質特定部112は、チューナ部16により放送内容の再生が開始された後(つまり、放送内容の再生中)、位置特定部111により特定された現在位置での放送波の受信品質を特定する。本実施形態では、位置特定部111により現在位置が特定されると、受信品質特定部112は、受信品質DB30で規定される現在位置での受信品質を通知するよう、無線通信部13によりサーバ装置20に要求する。受信品質特定部112は、この要求に応じて無線通信部13によりサーバ装置20から受信された通知に基づいて、受信品質を特定する。
チューナ制御部113は、チューナ部16により放送内容の再生が開始された後、放送波の受信感度が閾値レベル以下となった場合、チューナ部16による放送内容の再生を停止させる。放送波の受信感度は、受信品質と同様、放送波の伝送品質の指標となるパラメータであり、例えばS/N比である。ただし、受信感度は携帯端末10で現に受信された放送波の感度である点で、上記受信品質とは相違する。チューナ制御部113は、放送内容の再生中に放送波の受信感度が閾値レベル以下まで悪化した場合、この再生を停止させる。
パラメータ変更部114は、予め決められた条件に従って、チューナ制御部113で再生停止するか否かの基準となる閾値レベルを規定するパラメータを変更する。この閾値レベルを規定するパラメータ(以下、単に「閾値レベル」ということがある。)は、受信感度を示すパラメータと比較されることがあるものであり、例えばS/N比に対応して定められる。パラメータ変更部114は、条件管理テーブル181に記述された内容に従って、位置特定部111で特定された現在位置で受信品質特定部112により特定された受信品質が低いほど、閾値レベルを低くする。すなわち、パラメータ変更部114は、位置特定部111が特定した現在位置が変化した場合に受信品質が低下したときには、閾値レベルを低下させる一方で、位置特定部111が特定した現在位置が変化した場合に受信品質が改善したときには、閾値レベルを上昇させる。
次に、携帯端末10の動作について説明する。
図6は、携帯端末10における動作手順を示すフローチャートである。以下に説明する動作の前は、ユーザは携帯端末10でワンセグ放送の視聴をしておらず、携帯端末10のチューナ部16は作動していないものとする。
制御部11は、ユーザの操作部14の操作により、ワンセグモードでの動作を開始することが指示されたか否かを判断する(ステップS1)。ワンセグモードは、ユーザがワンセグ放送を視聴可能なように動作するときの携帯端末10の動作モードである。すなわち、ワンセグモードでは、チューナ部16は放送波に基づいて放送内容を再生する。
制御部11は、ワンセグモードでの動作を開始することを指示するための操作部14の操作がユーザにより行われたと判断すると(ステップS1;YES)、チューナ部16を作動させて、放送波に基づく放送内容の再生を開始させる(ステップS2)。
次に、制御部11は、測位タイミングが到来したか否かを判断する(ステップS3)。携帯端末10では、ワンセグモードでの動作中に、決められた期間毎(例えば、1分毎)に測位部17によって現在位置の測位が行われる。制御部11は、測位タイミングが到来したと判断すると(ステップS3;YES)、測位部17により測位を行って、測位部17により生成された位置情報に基づいて、携帯端末10の現在位置を特定する(ステップS4)。
次に、制御部11は、ステップS4の処理で特定した現在位置での放送波の受信品質を特定する(ステップS5)。ここでは、制御部11は、ステップS4の処理の測位で特定した現在位置での放送波の受信品質の通知要求を、無線通信部13によりサーバ装置20に送信する。この通知要求を受信したサーバ装置20は、通知要求に含まれる位置情報により特定される場所を特定し、受信品質DB30でこの場所に対応付けられた受信品質を特定する。そして、サーバ装置20は特定した受信品質を携帯端末10に通知する。制御部11は、無線通信部13によりサーバ装置20から受信された通知に基づいて受信品質を特定する。ここでは、制御部11は、場所「C駅」の受信品質として「○」を特定したものとする。
次に、制御部11は、放送内容の再生の継続又は停止を判断する際に参照する閾値レベルを設定する(ステップS6)。ここでは、制御部11は、記憶部18に記憶された条件管理テーブル181の内容に従い、閾値レベル「Th2」に設定する。
次に、制御部11は、チューナ部16での放送波の受信感度と閾値レベルとを比較し、その比較結果に応じて、放送内容の再生を継続させるか、又は再生を停止させるかのいずれかとするようチューナ部16を制御する(ステップS7)。
図7は、携帯端末10における放送波の受信感度の変化の一例を示すグラフである。図7に示すグラフでは、横軸が時刻に対応し、縦軸が携帯端末10における放送波の受信感度に対応する。図7に示すように、場所「C駅」では閾値レベルがTh2である。制御部11は、受信感度が閾値レベルTh2を上回っている限り、チューナ部16での放送内容の再生を継続して行わせる。一方で、放送波の受信感度が閾値レベルTh2以下となった期間では、制御部11はチューナ部16での放送内容の再生を停止させる。受信感度が閾値レベルよりも低下したということは、携帯端末10の放送波にノイズが多く混入したり、放送波そのものの強度が低下したりして、ユーザにとってワンセグの視聴が困難な状況になったことを示す。そこで、制御部11が、このようにワンセグ放送の視聴が困難となる期間では、映像や音声出力がある程度可能であったとしても、チューナ部16での再生動作を停止させて、この再生動作に係る携帯端末10の消費電力の量を抑えるようにする。
次に、制御部11は、ワンセグモードを継続するか否かを判断する(ステップS8)。ここでは、制御部11は、ワンセグモードでの動作を終了することを指示するための操作部14の操作がユーザにより行わるまでは、ワンセグモードを継続すると判断する(ステップS8;YES)。そして、制御部11は、ステップS3の処理に戻って次の測位タイミングが到来するまで待機する。この待機期間にあっては、制御部11は、その直前のステップS6の処理で設定した閾値レベル(ここでは、Th2)に従って、チューナ部16の再生動作の有無を、放送波の受信感度と閾値レベルとの関係に基づいて決定する。
制御部11は、次の測位タイミングが到来したと判断すると(ステップS3;YES)、測位部17により測位を行って、携帯端末10の現在位置を特定する(ステップS4)。ここではユーザが「C駅」から「Dビル」に移動したとし、制御部11はDビルの緯度及び経度を特定したとする。次に、制御部11は、ステップS4の処理で特定した現在位置の放送波の受信品質を特定する(ステップS5)。この受信品質の特定手順は上述したとおりである。そして、制御部11は、閾値レベルを設定する(ステップS6)。ここでは、制御部11は、条件管理テーブル181で場所「Dビル」の受信品質「△」に対応付けられた閾値レベル「Th3」に設定(つまり、変更)する。このようにして、制御部11は、特定した現在位置が変化した場合に受信品質が低下したことを理由として、閾値レベルを変更する。
そして、制御部11は、直前のステップS6の処理で設定した閾値レベルに従って、放送波の受信感度が閾値レベル以下になったか否かを判断し、その判断結果に応じて放送内容の再生の継続又は停止させるよう、チューナ部16を制御する(ステップS7)。
制御部11は、ワンセグモードを継続する限りは、上述したステップS3〜S7の処理ステップを繰り返し実行する。そして、制御部11は、ワンセグモードを終了すると判断すると(ステップS8;NO)、ワンセグモードを終了する。
以上が、携帯端末10の動作の説明である。
ところで、閾値レベルを可変とする構成を携帯端末10で採っている理由は、以下のとおりである。図8は、携帯端末10における放送波の受信感度の変化の例である。
図8に示すように、C駅では閾値レベルはTh2であり、Dビルでは閾値レベルはTh3である。携帯端末10は受信品質DB30から標準的な受信品質を得ることはできるものの、自端末の周辺環境や外乱の影響などを受けて、放送波の受信感度は時々刻々と変化する。よって、図8に示すように、受信品質が「○」であるC駅であっても、期間T1のように、一時的に受信感度が閾値レベル以下となり、チューナ部16の再生動作が停止することがある。一方、Dビルでは、C駅よりも受信品質DB30から得られる標準的な受信品質が悪いので、閾値レベルが低く変更されている。仮に、閾値レベルがTh2に固定されていれば、Dビルでは携帯端末10の受信感度がほぼ継続的に閾値レベル以下となる。しかしながら、ここでは、DビルではC駅よりも閾値レベルが低く変更されているから、受信品質が「△」であるDビルであっても、期間T2のように、受信感度が閾値レベル以下となる期間は期間T1に近い長さである。携帯端末10がこのように閾値レベルを変更することで、以下のような作用効果を奏する。
携帯端末10の移動により受信品質が変化した場合であっても、受信感度が閾値レベル以下になったことを原因として放送内容の再生が停止される期間の変動を抑えることができる。すなわち、携帯端末10がどの場所にあっても安定的に消費電力の低減の効果を奏することとなる。携帯端末10では、電池残量を効率よく使用したいという事情があったり、自端末の残りの動作時間を予測したりする場合もあるから、携帯端末10における消費電力量が安定的であることが好ましい。このように、携帯端末10が閾値レベルを可変にすることで、消費電力量が携帯端末10の位置に応じて変動することを抑えることができる。
また、閾値レベルがTh2に固定されていれば、Dビルではユーザは著しく視聴が困難になってしまう。これでは、ユーザが仮に見たい番組などがあってもこれを視聴することができない。これに対し、本実施形態では、受信品質が悪いエリアでは閾値レベルが低下させられるので、図8に示すように受信品質が悪い場所にユーザが移動した場合であっても、受信感度が閾値レベルを下回る期間にほとんど変化がなく、ユーザにとっては急激にワンセグ放送の視聴が困難になることがない。これにより、ユーザが見たい番組があったタイミングで別の場所に移動したとしても、移動後の場所では携帯端末10でこれを視聴できない、という予期し難い事態が発生するのを抑えることができる。
なお、ここでは期間T1,T2の長さがかなり近いが、携帯端末10が受信品質に応じて上記のように閾値レベルを変更すれば、この変更をしない場合に比べて、前掲の作用効果を奏する。
以上説明した実施形態によれば、携帯端末10において放送波の受信感度が低下した場合には、チューナ部16の再生動作を停止するので、不要な再生動作によって携帯端末10の不要な消費電力が発生することを抑えることができる。そして、携帯端末10は閾値レベルを変更する構成を有しており、受信品質が悪い場所にユーザが移動した場合には、閾値レベルを低くするように変更する。これにより、携帯端末10の位置の変化により生じる、放送内容の再生に与える影響を抑えつつ、携帯端末10における消費電力量の変動を抑えることができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
[変形例1]
上述した実施形態では、携帯端末10は特定された現在位置において受信品質DB30により特定された受信品質が低いほど、閾値レベルを低くするようにこの閾値レベルを変更していたが、これ以外の条件に従って閾値レベルを変更してもよい。
図9は、この変形例の制御部11が実現する機能構成を示す機能ブロック図である。
制御部11はプログラムを実行することにより、チューナ制御部113と、パラメータ変更部114と、視聴率データ取得部115とに相当する各機能を実現する。これら各機能のうち、チューナ制御部113は、上述した第1実施形態と同じ機能であるから、その説明を省略する。
視聴率データ取得部115は、放送波に基づく放送内容の視聴率を示す視聴率データを取得する。具体的には、視聴率データ取得部115は、無線通信部13によるサーバ装置20との通信により各番組の視聴率を示す視聴率データを取得する。パラメータ変更部114は、チューナ部16により再生されている放送内容について視聴率データ取得部115が取得した視聴率データが示す視聴率が高いほど、閾値レベルを低くする。この視聴率は、毎週放送されるような番組については、前週分の視聴率や過去の所定期間(例えば、過去2ヶ月)分の平均視聴率など、過去の視聴率が採用されるとよい。また、リアルタイムで現在の視聴率を収集する機能が、携帯端末10やサーバ装置20により実現されるのであれば、携帯端末10がこの機能を利用して各番組の視聴率データを取得してもよい。
なお、視聴率データ取得部115が視聴率データを取得する先は、サーバ装置20以外であってもよく、例えば放送波に含まれていれば、放送波から抽出された視聴率データを取得してもよい。
一般に、視聴率が高い番組については多くの視聴者が視聴するものであるから、その注目度が高いといえる。よって、ユーザがこの番組を視聴するときにもこれを視聴したい度合いが高いと考えられる。よって、携帯端末10では、視聴率が高い番組ほど閾値レベルを低くすることで、ユーザが視聴したい番組の再生動作が停止する期間を短くすることができ、ユーザにストレスを感じさせることを抑えられる。また、視聴率が低い番組については、ユーザの注目度も低いとして閾値レベルを高くするから、携帯端末10の消費電力の増大を効率的に抑えられる。
以上のとおり、この変形例の構成によれば、携帯端末10は視聴率からユーザがどの程度番組の視聴を欲しているかを判断して、閾値レベルを設定することができる。なお、視聴率は放送局単位の視聴率が用いられてもよく、この場合、携帯端末10は放送チャネル毎に閾値レベルを異ならせるようにしてもよい。
[変形例2]
また、携帯端末10は視聴予約や録画予約の有無に応じて閾値レベルを変更してもよい。
図10は、この変形例の制御部11が実現する機能構成を示す機能ブロック図である。
制御部11はプログラムを実行することにより、チューナ制御部113と、パラメータ変更部114と、予約受付部116とに相当する各機能を実現する。これら各機能のうち、チューナ制御部113の機能は、上述した第1実施形態と同じ機能であるから、その説明を省略する。
予約受付部116は、放送波に基づいて再生される番組の視聴又は録画の予約を受け付ける。パラメータ変更部114は、予約受付部116が予約を受け付けた番組が再生されている期間においては、予約が受け付けられなかった場合に比べて閾値レベルを低くする。
この変形例の携帯端末10によれば、視聴又は録画予約の有無によってユーザが番組をどの程度視聴したいかを間接的に把握することができる。よって、変形例1と同様の理由により、携帯端末10では、ユーザが視聴したい番組の再生動作が停止する期間を短くすることができるし、ユーザの注目度が低い番組については閾値レベルを高くすることで、携帯端末10の消費電力の増大を効率的に抑えられる。
[変形例3]
また、携帯端末10はユーザ属性に応じて閾値レベルを変更してもよい。
図11は、この変形例の制御部11が実現する機能構成を示す機能ブロック図である。
制御部11はプログラムを実行することにより、チューナ制御部113と、パラメータ変更部114と、端末ユーザ属性取得部117と、推奨ユーザ属性取得部118とに相当する各機能を実現する。これら各機能のうち、チューナ制御部113の機能は、上述した第1実施形態と同じ機能であるから、その説明を省略する。
端末ユーザ属性取得部117は、携帯端末10のユーザのユーザ属性を取得する。端末ユーザ属性取得部117は、例えばユーザの性別及び年齢、ユーザが興味のあるジャンルといった、ユーザに関する属性を取得する。端末ユーザ属性取得部117は、ユーザによる操作部14の操作で入力された内容に従ってユーザ属性を取得する。推奨ユーザ属性取得部118は、各番組に指定された番組の視聴を推奨するユーザの属性を取得する。推奨ユーザ属性取得部118は、例えば、放送局側で指定されたユーザ属性であって放送波に含まれたユーザ属性を放送波から抽出して取得する。
パラメータ変更部114は、端末ユーザ属性取得部117が取得したユーザ属性と、推奨ユーザ属性取得部118が取得した番組に指定されたユーザ属性との一致度が高いほど(例えば、一致する項目数が多いほど)、この番組が再生されている期間では閾値レベルを低くする。番組の視聴を推奨するユーザのユーザ属性は、この属性のユーザが好むものとして指定されている。よって、携帯端末10のユーザのユーザ属性と一致する度合いが高いほど、そのユーザが番組を視聴したい度合いが高いと推測される。よって、この変形例の携帯端末10の構成であっても、ユーザが視聴したい番組の再生動作が停止する期間を短くするとともに、効果的に携帯端末10の消費電力量の増大を抑えられる。
[変形例4]
上述した実施形態において、携帯端末10は、ユーザがどの程度ワンセグ放送の視聴を欲しているかを、チューナ部16により再生動作が行われていないときにユーザから受け付けた、放送内容の再生開始の指示の回数又は頻度に基づいて特定する。
図12は、この変形例の制御部11が実現する機能構成を示す機能ブロック図である。
制御部11はプログラムを実行することにより、チューナ制御部113と、パラメータ変更部114と、指示受付部119とに相当する各機能を実現する。
指示受付部119は、ユーザによる操作部14の操作によって、放送内容の再生開始の指示(以下、「再生開始指示」という。)をユーザから受け付ける。すなわち、指示受付部119は、ワンセグモードの開始前や、ワンセグモード中の再生動作の停止期間などの、チューナ部16が放送波に基づく放送内容の再生を行っていないときに、再生開始指示を受け付ける。チューナ制御部113は、指示受付部119により再生開始指示が受付けられた場合、放送波の受信感度に関わらず、放送内容の再生を開始する。
パラメータ変更部114は、指示受付部119により再生開始指示が受け付けられた回数が閾値以上である場合、閾値レベルを低くするよう変更する。放送内容の再生を行っていないときに、ユーザが再生開始を指示したということは、ユーザがワンセグ放送の視聴を強く望んでいると判断することができる。そこで、パラメータ変更部114は、再生開始指示が受け付けられた回数が閾値以上になれば、閾値レベルを下げる。
なお、この変形例では、パラメータ変更部114は、指示受付部119が再生開始指示を受け付けられた回数を特定することに代えて、当該再生開始指示が受け付けられた頻度を特定してもよい。この場合であっても、パラメータ変更部114は、再生開始する旨の応答が受け付けられた頻度が閾値以上になった場合に、閾値レベルを下げる。
[変形例5]
上述した実施形態、及び変形例1〜4に係る閾値レベルの変更方法を複数組み合わせてもよい。この場合、パラメータ変更部114は、閾値レベルを低くする方向に変更する条件を満たす項目が多いほど、より大きく閾値レベルを低くすればよいし、閾値レベルを高くする方向に変更する条件を満たす項目が多いほど、より大きく閾値レベルを高くすればよい。
[変形例6]
上述した実施形態では、受信品質特定部112は、各位置における放送波の受信品質を記憶する受信品質DB30から、自端末の現在位置における受信品質を特定していた。受信品質DB30は、外部装置であるサーバ装置20が記憶するものでなく、携帯端末10の記憶部18に記憶されていてもよい。
この場合、制御部11は、チューナ部16で放送内容が再生されている期間において、測位部17が測る位置と、当該位置においてチューナ部16が受信する放送波の受信品質とに基づいて、受信品質DB30の記憶内容を更新することが好ましい。例えば、各場所における放送波の受信品質は、周辺環境の変化などによって変動する可能性がある。例えば、元々、放送波の受信品質が良好な場所であっても、その近所に高層ビルが建築された場合には、放送波の伝搬経路が遮断されて、その場所における放送波の受信品質が悪化することが考えられる。このように、携帯端末10が受信品質を特定するために参照する受信品質DB30は、常に最新の受信品質を表すようにその記憶内容に更新されることが好ましい。そこで、制御部11は、チューナ部16で放送波に基づく放送内容が再生されている期間においてビットエラーレートを算出し、算出したビットエラーレートに対応する受信品質(「◎」、「○」、「△」又は「×」のいずれか)と、この受信品質の算出対象となった場所とを対応付けて受信品質DB30に記憶させる。受信品質が変化した場所にあっては、制御部11は、最新の受信品質を管理するように受信品質DB30を更新する。
また、制御部11は、所定の場所におけ放送波の受信品質を示す更新データをサーバ装置20から無線通信部13により受信してこれを取得し、この更新データに基づいて、受信品質DB30の記憶内容を更新してもよい。この受信品質DB30の更新の趣旨も前掲のものと同じである。ここでの更新データは、サーバ装置20側の運営者の測定などにより得られた受信品質となるように更新するものであってもよいし、他のユーザの携帯端末で得られた最新の受信品質と同期するように更新するものであってもよい。後者の場合、サーバ装置20は、全国各地の携帯端末の端末位置と、当該端末位置においてチューナ部が受信する放送波の受信品質とを収集し、この対応関係を反映させるような更新データを生成して配信するようにしてもよい。
[変形例7]
また、携帯端末10が有する測位機能はGPS測位機能のものに限られない。携帯端末10、例えば、フェムトセルやマクロセルを構成する基地局単位の位置を測るものであってもよい。同様に、携帯端末10は、基地局により構成されるセクタ単位の位置を測ってもよいし、IMCS(Inbuilding Mobile Communication System)(登録商標)と呼ばれるサービスで使用される中継装置単位の位置を測ってもよい。
[変形例8]
携帯端末10において閾値レベルを規定するパラメータは、S/N比以外であってもよい。例えば、閾値レベルを規定するパラメータはBERであってもよい。この場合も、携帯端末10が閾値レベルを規定するパラメータを大きくするほど、消費電力の低減の効果は増大する。また、閾値レベルを規定するパラメータはノイズレベルであってもよい。この場合、携帯端末10が閾値レベルを規定するパラメータを小さくするほど、消費電力の低減の効果は増大する。要するに、パラメータ変更部114は、消費電力の低減の効果を増大させたい場合には、チューナ部16での再生動作の停止期間が長くなるよう、閾値レベルを高くする方向に当該閾値レベルを規定するパラメータを変更すればよいし、ワンセグ放送を視聴可能にする時間を長くする場合には、停止期間が短くなるよう、閾値レベルを低くする方向に当該閾値レベルを規定するパラメータを変更すればよい。
また、一般に、受信感度が悪い場合、携帯端末10で音声信号の再生が可能であっても、映像信号の再生が不可能である場合がある。この場合、携帯端末10は映像信号と音声信号とで別個の閾値レベルを設定し、映像信号と音声信号とを独立して再生の有無を判別してもよい。
[変形例9]
上述した実施形態では、本発明の携帯端末を携帯電話端末に適用した場合を説明したが、本発明は、その他の携帯端末に適用することも可能である。例えば、本発明は、例えば、スマートフォンやPDA(Personal Digital Assistance)、携帯ゲーム機等の様々な携帯端末に適用することができる。また、携帯端末によっては、携帯端末10の内部構成を適宜外部構成としても本発明を特定しうる。
また、携帯端末10はユーザによる各種の指示を音声認識などの技術を用いて受け付けてもよく、要するに、操作部14の操作以外の方法で受け付けてもよい。
上述した各実施形態では、携帯端末10がワンセグ放送の放送波に基づいて放送内容を再生するものであったが、本発明では放送の態様は特に問わない。すなわち、チューナ部は、デジタル放送の放送波に基づいて放送内容を再生するものであってもよいし、アナログ放送の放送波に基づいて放送内容を再生するものであってもよい。
また、携帯端末10の制御部11が実現する各機能は、複数のプログラムの組み合わせによって実現され、又は、複数のハードウェア資源の協働によって実現されうる。
10…携帯端末、11…制御部、111…位置特定部、112…受信品質特定部、113…チューナ制御部、114…パラメータ変更部、115…視聴率データ取得部、116…予約受付部、117…端末ユーザ属性取得部、118…推奨ユーザ属性取得部、119…指示受付部、12…音声入出力部、13…無線通信部、14…操作部、15…表示部、16…チューナ部、17…測位部、18…記憶部、20…サーバ装置、30…受信品質DB

Claims (6)

  1. 放送波に基づいて放送内容を再生するチューナ部と、
    前記チューナ部により前記放送内容の再生が開始された後、自端末における前記放送波の受信感度が閾値レベル以下である期間において、前記チューナ部による前記放送内容の再生を停止させるチューナ制御部と
    前記放送内容の視聴率を示す視聴率データを取得する視聴率データ取得部と、
    前記チューナ部により再生されている放送内容について前記視聴率データ取得部が取得した視聴率データが示す視聴率が高いほど、前記閾値レベルを規定するパラメータを、前記閾値レベルを低くする方向に変更するパラメータ変更部と
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  2. 自端末の現在位置を特定する位置特定部と、
    複数位置における前記放送波の受信品質を記憶する受信品質記憶部に記憶された、前記位置特定部により特定された現在位置での前記受信品質を特定する受信品質特定部と
    を備え、
    前記パラメータ変更部は、
    前記受信品質特定部により特定された受信品質が低いほど、前記閾値レベルを低くする方向に前記パラメータを変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記放送波に基づいて再生される番組の視聴又は録画の予約を受け付ける予約受付部を備え、
    前記パラメータ変更部は、
    前記予約受付部が予約を受け付けた番組が再生されている期間には、当該予約が受け付けられなかった場合に比べて前記閾値レベルを低くする方向に前記パラメータを変更する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 自端末のユーザのユーザ属性を取得する端末ユーザ属性取得部と、
    前記放送波に基づいて再生される番組に指定された当該番組の視聴を推奨するユーザのユーザ属性を取得する推奨ユーザ属性取得部と
    を備え、
    前記パラメータ変更部は、
    前記端末ユーザ属性取得部が取得したユーザ属性と、前記推奨ユーザ属性取得部が取得した前記番組に指定されたユーザ属性との一致度が高いほど、当該番組が再生されている期間において前記閾値レベルを低くする方向に前記パラメータを変更する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の携帯端末。
  5. 前記チューナ部により前記放送内容が再生されていないときに、その再生開始の指示をユーザから受け付ける指示受付部を備え、
    前記チューナ制御部は、
    前記指示受付部により前記指示が受付けられた場合、前記放送波の受信感度に関わらず前記放送内容の再生を開始させ、
    前記パラメータ変更部は、
    前記指示受付部により前記指示が受け付けられた回数又は頻度が閾値以上となった場合、前記閾値レベルを低くする方向に前記パラメータを変更する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の携帯端末。
  6. 放送波に基づいて放送内容を再生するチューナ部を備える携帯端末のコンピュータに、
    前記チューナ部により前記放送内容の再生が開始された後、自端末における前記放送波の受信感度が閾値レベル以下である期間において、前記チューナ部による前記放送内容の再生を停止させるチューナ制御ステップと、
    前記放送内容の視聴率を示す視聴率データを取得する視聴率データ取得ステップと、
    前記チューナ部により再生されている放送内容について前記視聴率データ取得ステップで取得した視聴率データが示す視聴率が高いほど、前記閾値レベルを規定するパラメータを、前記閾値レベルを低くする方向に変更するパラメータ変更ステップと
    を実行させるためのプログラム。
JP2011072693A 2011-03-29 2011-03-29 携帯端末及びプログラム Expired - Fee Related JP5643699B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011072693A JP5643699B2 (ja) 2011-03-29 2011-03-29 携帯端末及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011072693A JP5643699B2 (ja) 2011-03-29 2011-03-29 携帯端末及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012209685A JP2012209685A (ja) 2012-10-25
JP5643699B2 true JP5643699B2 (ja) 2014-12-17

Family

ID=47189103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011072693A Expired - Fee Related JP5643699B2 (ja) 2011-03-29 2011-03-29 携帯端末及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5643699B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006174029A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Toyota Motor Corp 移動体用デジタル放送受信装置
JP2006174030A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Toyota Motor Corp 移動体用デジタル放送受信装置
JP4333608B2 (ja) * 2005-03-10 2009-09-16 トヨタ自動車株式会社 移動体用デジタル放送受信装置
JP2010103724A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Toyota Motor Corp デジタルテレビ受信機及びデジタル放送受信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012209685A (ja) 2012-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5182178B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
US8290349B2 (en) Playback apparatus, method, and program
US7421243B2 (en) Method for playback of stored or broadcast content based on predicted location and/or attributes
US20090054100A1 (en) Television broadcast reception device, television broadcast reception device control method, and television broadcast reception device power consumption management method
KR100834061B1 (ko) 홈 네트워크 시스템 및 그의 방송 콘텐츠 녹화 방법
JP5047266B2 (ja) コンテンツ再生システム及びコンテンツ再生方法
KR20080030678A (ko) 데이터 기록 장치, 데이터 재생 장치, 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
CN101340535B (zh) 记录控制装置与记录***
US20190028767A1 (en) System and method for live event notification
US20080299894A1 (en) Mobile communication device
JP2012130048A (ja) テレビ放送視聴装置及びプログラム
KR101852492B1 (ko) 다이나믹 광고 제공 방법 및 장치
KR101773573B1 (ko) 동영상 컨텐츠 서버 및 이에 의한 동영상 컨텐츠의 제공 방법, 단말 장치 및 이에 의한 동영상 컨텐츠의 재생 방법
JP5643699B2 (ja) 携帯端末及びプログラム
JP4399865B2 (ja) 録画番組再生装置、録画番組再生方法および録画番組再生プログラム
JP2007150814A (ja) 放送受信装置および受信品質予測方法
JP4838548B2 (ja) 携帯端末
JP2015027044A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラム
KR20100040322A (ko) 미디어 선택을 위한 시스템 및 방법
JP2007005960A (ja) デジタル放送受信装置およびデジタル放送再生方法
JP5487028B2 (ja) コンテンツ表示装置及びコンテンツ表示方法
JP5643698B2 (ja) 携帯端末及びプログラム
JP4757710B2 (ja) 移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラム
JP2009218881A (ja) 嗜好情報管理システムおよび端末装置
KR101276823B1 (ko) 근거리 통신을 이용한 예약 기능을 구비한 방송 수신기 및그 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141014

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5643699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees