JP5642259B1 - 歯列矯正用ブラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】虫歯の発生を抑制することができると共に、歯列を矯正する患者が心地良く食べ物を食べることができる歯列矯正用ブラケットを提供する。【解決手段】歯列矯正用ブラケット11は、裏面15a側が歯面に対向するよう配置される板状のベース部12と、歯列矯正用のアーチワイヤーを収容する溝状のスロット22を形成するようそれぞれ間隔を開けてベース部12の表面15b側から板厚方向に突出する一対の突出部21a、21bとを含む。ここで、スロット22の延びる方向と垂直な方向において、一対の突出部21a、21bが設けられた位置からベース部12の端面13a、13bに至る領域のベース部12の表面15bは、突出部21a、21b側が高く端面13a、13b側が低くなるよう傾斜する第一の傾斜面19a、19bを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、歯列を矯正するために用いられる歯列矯正用ブラケット(以下、単に「ブラケット」ということもある)に関するものである。
患者の歯列を矯正する方法の一つとして、マルチブラケット法がある。マルチブラケット法は、まず患者の各歯に歯列矯正用ブラケットを一つずつ接着剤にて貼付して固定する。そして、各歯に固定されたそれぞれのブラケットに設けられたスロットに、歯列矯正用のアーチワイヤーを取り付け、歯に力を加えることとしていた。
歯列矯正用ブラケットおよびアーチワイヤーを用いた歯列の矯正に関する技術が、特許文献1および特許文献2に開示されている。
特開2008−73344号公報 特開2010−274110号公報
特許文献1によると、結紮手段を掛け止めするためのウイングブロックにおける上下のウイング部の左右端面の少なくとも一方に、結紮手段を掛け止め可能な補助ウイング部を形成したことを特徴としている。このように構成することにより、アーチワイヤーに対する結紮圧を簡単かつ容易に微調整することとしている。
また、特許文献2に開示される歯列矯正用ブラケットは、ベース部と前板部との間において溝状に形成された第一および第二のスロットを備えており、第一のスロットの底面とベース部の裏面とのなす角度と、第二のスロットの底面とベース部の裏面とのなす角度とを異ならせる構成としている。このように構成することにより、矯正対象の歯を移動させたい方向に合わせてアーチワイヤーの荷重方向を選択し、アーチワイヤーの荷重を矯正対象の歯に効率よく加えることとしている。
しかし、これら特許文献1および特許文献2のような歯列矯正用ブラケットを用いても、以下の問題に対応することができなかった。すなわち、特許文献1および特許文献2に示す歯列矯正用ブラケットにおいて、ブラケットの土台となるベース部の表面は、平らであって、ベース部の端面は、ベース部の表面に対して垂直な方向に真っ直ぐに延びる構成である。このような構成であると、ベース部の端面と歯面との間に大きな段差を生じることとなり、患者が食事をした際に、ベース部の周辺、具体的には、ベース部の端面と歯面とによって形成される段差の部分に食べかすが多く残存するおそれがある。このような段差の部分に残存した食べかすは、歯磨きによって除去しにくい場合もあり、この食べかすが要因で虫歯となることも多い。また、患者が食事時において食べ物を噛み切る際に、この段差によって生ずる抵抗を大きく感じたり、さらには、食べ物が引っ掛かったりして、心地よく食事をすることができなかった。また、ブラケットの上面の各端縁、つまり、ベース部の表面から端面に至る隅部が角張った形状になっているため、患者の口腔の表面に接触して口腔内の粘膜(口腔粘膜)を傷つけてしまい、口腔粘膜が剥がれたり炎症を起こしたりすることがある。
本発明の目的は、虫歯の発生を抑制することができると共に、歯列を矯正する患者が心地良く食べ物を食べることができる歯列矯正用ブラケットを提供することである。
本発明に係る歯列矯正用ブラケットは、患者の歯面に貼付されて、患者の歯列を矯正するために用いられる。歯列矯正用ブラケットは、裏面側が歯面に対向するよう配置される板状のベース部と、歯列矯正用のアーチワイヤーを収容する溝状のスロットを形成するようそれぞれ間隔を開けてベース部の表面側から板厚方向に突出する一対の突出部とを含む。ここで、スロットの延びる方向と垂直な方向において、一対の突出部の少なくともいずれか一方が設けられた位置からベース部の端部に至る領域のベース部の表面は、突出部側が高く端部側が低くなるよう傾斜する第一の傾斜面を含む。
このような構成の歯列矯正用ブラケットは、スロットの延びる方向と垂直な方向において、一対の突出部の少なくともいずれか一方が設けられた位置からベース部の端部に至る領域のベース部の表面は、突出部側が高く端部側が低くなるように傾斜する第一の傾斜面を含むため、患者が食べ物を食べる際に、この傾斜に沿って歯面側からベース部の端部側、さらには突出部側に向かって食べ物が滑らかに移動するようになる。そうすると、ベース部の周辺に食べかすが残存するおそれを低減することができる。また、食べ物の滑らかな移動により、食べ物を噛み切る際に患者が感じる抵抗を小さくすることができると共に、食べ物が引っ掛かるおそれを低減することができる。したがって、このような構成の歯列矯正用ブラケットによると、虫歯の発生を抑制することができると共に、歯列を矯正する患者が心地良く食べ物を食べることができる。また、歯列矯正用ブラケットは第一の傾斜面を有するため、患者の口腔粘膜に歯列矯正用ブラケットが接触し難くなり、口腔粘膜の損傷を防ぐことができる。
また、第一の傾斜面は、外方側に向かって湾曲する第一の湾曲面を含むよう構成してもよい。こうすることにより、より滑らかに食べ物が移動するようになると共に、食べ物を噛み切る際の抵抗をより小さくすることができる。
また、第一の傾斜面は、突出部が設けられた位置からベース部の端部に至るまで設けられているよう構成してもよい。こうすることにより、端部側から突出部に至る全ての領域において、より滑らかに食べ物が移動するようになると共に、食べ物を噛み切る際の抵抗をより小さくすることができる。
また、ベース部の端部は、ベース部の板厚方向に垂直な方向に延びる端面を含むよう構成してもよい。こうすることにより、ベース部の板厚方向に垂直な方向に延びる端面に、歯列矯正用ブラケットを歯面に貼付する際に用いる接着剤を配置させて、歯列矯正用ブラケットと歯面との接着性を高くすることができる。また、歯面、接着剤、そしてベース部に至って滑らかな傾斜を形成することができ、より滑らかに食べ物が移動するようになると共に、食べ物を噛み切る際の抵抗をより小さくすることができる。
また、第一の傾斜面は、一対の突出部からベース部のそれぞれの端部に至る領域の双方にそれぞれ設けられているよう構成してもよい。こうすることにより、双方の突出部側においてより滑らかに食べ物が移動するようになる。また、いわゆるトルクの角度が0°の場合等、場合によっては、方向性を気にせずに歯面に歯列矯正用ブラケットを取り付けることもできる。
また、一対の突出部のそれぞれの板厚方向の端部からスロットの延びる方向と垂直な方向であってスロットが位置する側と逆側に突出し、歯列矯正用の結紮部材を掛け止めするための一対のウイング部を含み、ベース部の表面側に位置する突出部の表面およびウイング部の表面で構成される面は、外方側に向かって湾曲する第二の湾曲を含み、ベース部を板厚方向に切断した断面において、第一の湾曲を構成する円弧の曲率と第二の湾曲を構成する円弧の曲率とは、同等であるよう構成してもよい。こうすることにより、突出部の先端部側から歯面に至るまで、より滑らかに食べ物が移動するようになる。
また、ベース部は、板厚方向から見た場合に、略楕円状であるよう構成してもよい。こうすることにより、ベース部の横側においても、より滑らかに食べ物が移動するようになる。
また、スロットの延びる方向において、一対の突出部の少なくともいずれか一方が設けられた位置からベース部の端部に至る領域のベース部の表面は、突出部側が高く端部側が低くなるように傾斜する第二の傾斜面を含むよう構成してもよい。こうすることにより、スロットの延びる方向においても、より滑らかに食べ物が移動するようになる。
このような構成の歯列矯正用ブラケットは、スロットの延びる方向と垂直な方向において、一対の突出部の少なくともいずれか一方が設けられた位置からベース部の端部に至る領域のベース部の表面は、突出部側が高く端部側が低くなるように傾斜する第一の傾斜面を含むため、患者が食べ物を食べる際に、この傾斜に沿って歯面側からベース部の端部側、さらには突出部側に向かって食べ物が滑らかに移動するようになる。そうすると、ベース部の周辺に食べかすが残存するおそれを低減することができる。また、食べ物の滑らかな移動により、食べ物を噛み切る際に患者が感じる抵抗を小さくすることができると共に、食べ物が引っ掛かるおそれを低減することができる。したがって、このような構成の歯列矯正用ブラケットによると、虫歯の発生を抑制することができると共に、歯列を矯正する患者が心地良く食べ物を食べることができる。
本発明の一実施形態に係る歯列矯正用ブラケットの斜視図である。 図1に示す歯列矯正用ブラケットの側面図である。 図1に示す歯列矯正用ブラケットの上面図である。 図1に示す歯列矯正用ブラケットの正面図である。 図1に示す歯列矯正用ブラケットの断面図である。 図1に示す歯列矯正用ブラケットを歯に取り付けた状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る歯列矯正用ブラケットの側面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る歯列矯正用ブラケットの上面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る歯列矯正用ブラケットの上面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る歯列矯正用ブラケットの側面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る歯列矯正用ブラケットの側面図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態は適宜変更できる。
まず、本発明の一実施形態に係る歯列矯正用ブラケット11の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る歯列矯正用ブラケット11の斜視図である。図2は、図1に示す歯列矯正用ブラケット11を横側から見た側面図である。図3は、図1に示す歯列矯正用ブラケット11を上側から見た上面図である。図4は、図1に示す歯列矯正用ブラケット11を横側から見た正面図である。図5は、図1に示す歯列矯正用ブラケット11の断面図である。図2は、図1、図3、図4中の矢印IIの方向から見た図に相当する。図3は、図1、図2、図4中の矢印IIIの方向から見た図に相当する。図4は、図1、図2、図3中の矢印IVの方向から見た図に相当する。図5は、図3中のV−Vで示す断面で切断した場合の断面図である。なお、理解の容易の観点から、矢印IIおよびその逆で示す方向を横方向または幅方向といい、矢印IIIおよびその逆で示す方向を高さ方向、上下方向または板厚方向といい、矢印IVおよびその逆で示す方向を縦方向という。図5は、歯列矯正用ブラケット11の横方向の中央を通る断面である。
図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態に係る歯列矯正用ブラケット11は、患者の歯面に貼付されて、患者の歯列を矯正するために用いられる。ブラケット11の材質としては、金属、セラミック、シリコン、樹脂素材等が選択される。
ブラケット11は、薄い板状のベース部12を備える。上下方向となるベース部12の板厚方向から見た場合、例えば、図3に示す上側から見た場合のベース部12の外形形状は、略楕円状である。具体的には、ベース部12は、縦方向が長辺となり、横方向が短辺側となり、楕円状のうちの長辺側の両端部を真っ直ぐ板厚方向に所定の長さ分切り落として、長辺の両端側に平らな端面13a、13bを設けた形状である。この場合、ベース部12の長辺側の両端部は、それぞれの端面13a、13bとなる。ベース部12の長辺方向の長さ、具体的には、図3中の長さLで示される一方側の端面13aから他方側の端面13bまでの長さは、例えば、約5.8mmが選択される。ベース部12の幅となる短辺方向の長さ、具体的には、図3中の長さLで示される短辺方向の一方側の端部14aから他方側の端部14bまでの長さは、例えば、約2.8mmが選択される。
板状のベース部12は、図2および図5に示すように、その中央領域が端部領域に対して相対的に上方向に膨出して反るよう、全体的にやや湾曲した形状である。ベース部12のうちの板厚方向の一方側の面である裏面15aは、横方向から見た場合に、曲率の比較的小さな円弧状となる形状である。裏面15aは、歯面と対向するように配置される。円弧状の裏面15aの曲率については、取り付けられる歯の歯面の形状や膨らみ等に応じて適宜選択される。なお、ベース部12のうちの板厚方向の他方の面である表面15bは、開口した際に第三者から見える面となる。ベース部12の厚み、具体的には、図2中の長さLで示される裏面15aから表面15bまでの長さは、例えば、約0.5mmが選択される。なお、裏面15aと端面13a、13bとはそれぞれ、やや直角よりも小さい角度で交わるように構成されている。
ベース部12の裏面15aには、ベース部12の内方側に凹んだ3つの凹溝16a、16b、16cが設けられている。凹溝16a〜16cはそれぞれ、短辺方向となる横方向に真っ直ぐに延びるようにして設けられている。3つの凹溝16a〜16cは、所定の間隔を開けて平行に配置されるよう設けられている。凹溝16aは、横方向から見た場合に、開口17a側が狭く、上側に位置する壁面17b側が広くなるように設けられている。他の凹溝16b、16cについても同様の構成である。これら凹溝16a〜16cを裏面15aに設けることにより、後述する接着剤によってブラケット11を歯面に貼付して固定する際に、接着剤を凹溝16a〜16cに多く収容させて、いわゆる引っ掛かり部分を形成することができる。そして、結果としてブラケット11の歯面に対する固着力を高くすることができる。
ブラケット11は、ベース部12の表面15b側からそれぞれ突出する一対の柱状の突出部21a、21bを備える。一対の突出部21a、21bはそれぞれ、高さ方向である板厚方向に真っ直ぐに延びるように設けられている。一対の突出部21a、21bは、略楕円状のベース部12上において、それぞれ間隔を開けて、長辺方向に並ぶように設けられている。一対の突出部21a、21bは、それぞれ間隔を開けて、後述する歯列矯正用のアーチワイヤーを収容する溝状のスロット22を形成するように設けられている。具体的には、一対の突出部21a、21bのうちのそれぞれに対向する壁面23a、23bと、一対の突出部21a、21b間に位置するベース部12の表面15bの一部の表面23cによって囲まれる空間によって、スロット22が形成される。スロット22は、横方向に延びる形状となる。横方向から見た場合に、一対の突出部21a、21bはそれぞれ、突出部21a、21bの対向する壁面23a、23bが平行となるように設けられている。なお、突出部21a、21bはそれぞれ、横方向にも延びるように設けられている。また、スロット22については、いわゆるトルクの角度を0°とした構成である。一方側の突出部21aの高さ、具体的には、図2中の長さLで示す表面23cから先端部24aまでの長さは、例えば、約1.05mmが選択される。他方側の突出部21bの高さも、一方側の突出部21aの高さと同じである。また、突出部21aの幅、具体的には、図3中の長さLで示す突出部21aの一方側の壁面25aから他方側の壁面25bまでの横方向の長さは、例えば、約1.6mmが選択される。
一対の突出部21a、21bのそれぞれの端部、具体的には、一対の突出部21a、21bの表面15b側の端部26a、26bには、歯列矯正用の結紮部材を掛け止めするための一対のウイング部31a、31bが設けられている。突出部21aに設けられたウイング部31aは、突出部21aの端部26aからベース部12の一方側の端面13aに向かって延びるように設けられている。突出部21bに設けられたウイング部31bは、突出部21bの端部26bからベース部12の他方側の端面13bに向かって延びるように設けられている。すなわち、ブラケット11は、一対の突出部21a、21bのそれぞれの端部26a、26bからスロット22の延びる方向と垂直な方向であってスロット22が位置する側と逆側に突出し、歯列矯正用の結紮部材を掛け止めするための一対のウイング部31a、31bを含む構成である。
ベース部12の表面15b側に位置する突出部21aの表面27aおよびウイング部31aの表面32aで構成される表面33aは、外方側に向かって湾曲する湾曲面である。この場合、表面27aと表面32aとは、滑らかに連なるように設けられている。同様に、ベース部12の表面15b側に位置する突出部21bの表面27bおよびウイング部31bの表面32bで構成される表面33bは、外方側に向かって湾曲する湾曲面である。すなわち、ブラケット11は、ベース部12の表面15b側に位置する突出部21a、21bの表面27a、27bおよびウイング部31a、31bの表面32a、32bで構成される表面33a、33bは、外方側に向かって湾曲する湾曲面を含む構成である。なお、ベース部12の端面13a側に位置するウイング部31aの端面34aは、上側から見た場合に横方向に真っ直ぐに延びるように構成されている。ベース部12の端面13b側に位置するウイング部31bの端面34bについても、上側から見た場合に横方向に真っ直ぐに延びるように構成されている。
突出部21aに近い側のベース部12の表面18a、突出部21aの端面13a側に位置する壁面28a、およびウイング部31aのうちの表面18aに対向する裏面35aによって形成される空間36aには、後述する結紮部材としての輪状のリングが配置される。同様に、突出部21bに近い側のベース部12の表面18b、突出部21bの端面13b側に位置する壁面28b、およびウイング部31bのうちの表面18bに対向する裏面35bによって形成される空間36bにも、リングが配置される。すなわち、リングは、一対のウイング部31a、31bに引っ掛けられるようにして取り付けられる。この一対のウイング部31a、31bに引っ掛けられるようにして取り付けられたリングは、スロット22内に収容された歯列矯正用のアーチワイヤーに対して、歯の表側から裏側に向けて力を加える。なお、表面18a、壁面28a、および裏面35aは滑らかに連なるように設けられている。同様に、表面18b、壁面28b、および裏面35bも滑らかに連なるように設けられている。また、他の表面15b同士の連続する部分についても、滑らかに連なっている構成である。
ここで、スロット22の延びる方向と垂直な方向、すなわち、縦方向において、突出部21aが設けられた位置からベース部12の端面13aに至る領域のベース部12の表面15bは、突出部21a側が高く端面13a側が低くなるように傾斜する第一の傾斜面19aを含む。この場合、第一の傾斜面19aは、外方側に向かって湾曲する第一の湾曲面であり、突出部21aが設けられた位置から端面13aに至るまで設けられている表面15bの一部となる。同様に、突出部21bが設けられた位置からベース部12の端面13bに至る領域のベース部12の表面15bについても、突出部21b側が高く端面13b側が低くなるように傾斜する第一の傾斜面19bを含む。この場合、第一の傾斜面19bも、外方側に向かって湾曲する第一の湾曲面であり、突出部21bが設けられた位置から端面13bに至るまで設けられている表面15bの一部となる。すなわち、第一の傾斜面19a、19bはそれぞれ、一対の突出部21a、21bからベース部12のそれぞれの端面13a、13bに至る領域の双方に設けられている。
このような構成とすることにより、虫歯の発生を抑制することができると共に、歯列を矯正する患者が心地良く食べ物を食べることができる。
これについて、詳述する。図6は、図1等に示すブラケット11を歯41に取り付けた状態を示す図である。図1〜図6を参照して、歯列矯正用ブラケット11は、歯41に力を加えるためのアーチワイヤー44と、アーチワイヤー44をブラケット11に取り付ける結紮部材としてのリング45と共に用いられる。
ブラケット11は、患者の歯41の表側の歯面42に接着剤43を介して、直接的または間接的に貼付され、固定される。この場合、ブラケット11のベース部12の両端面13a、13b側に、接着剤43がはみ出すようにして貼付される。アーチワイヤー44は、ブラケット11に設けられたスロット22に嵌め込まれるようにして取り付けられる。そして、スロット22に嵌め込まれたアーチワイヤー44に対して歯41の表面側から裏面側に向かって力を加えるために、結紮部材としてのリング45が、一対のウイング部31a、31bに引っ掛けられるようにして係止される。なお、アーチワイヤー44およびリング45は、図6に示す紙面の表裏方向に延びるように構成される。
このようにしてブラケット11を歯面42に貼付し、アーチワイヤー44等の矯正器具を取り付けた場合において、患者が食べ物を食べる際には、歯41を図6中の矢印Dまたはその逆の方向で示す上下方向に動かして食物を噛む動作を行う。この場合、噛み砕かれた食べ物は、図6中の矢印Dで示す方向やDで示す方向に沿って、口腔内を移動する。ここで、スロット22の延びる方向と垂直な方向において、一対の突出部21a、21bが設けられた位置からベース部12の端面13a、13bに至る領域のベース部12の表面15bは、突出部21a、21b側が高く端面13a、13b側が低くなるように傾斜する第一の傾斜面19a、19bを含むため、患者が食べ物を食べる際に、この傾斜に沿って歯面42側からベース部12の端面13a、13b側、さらには突出部21a、21b側に向かって食べ物が滑らかに移動するようになる。そうすると、食べかすがブラケット11の周辺に残存するおそれが大きく低減される。この場合、端面13a、13bの外方側に存在する余剰の接着剤43が存在するため、食べかすが残存するおそれがより低減される。
また、ブラケット11のベース部12の表面15bは、第一の傾斜面19aや第一の傾斜面19bを有するため、ブラケット11が患者の口腔粘膜に接触し難い。また、表面15bは、第一の傾斜面19a、表面33a、表面33b、及び第一の傾斜面19bなどによって全体的に湾曲した湾曲面であるため、患者の口腔粘膜にブラケット11が接触しても口腔粘膜を傷つけにくくなり、口腔粘膜の損傷を防止できる。
また、噛む動作については、図6中の矢印Dで示す方向に歯を動かすことによって行われるが、歯41の先端部から接着剤43のはみ出した部分、そして、第一の傾斜面19bに沿って滑らかに連なった構成となっているため、抵抗をほとんど感じることなく噛み切ることができる。すなわち、食べ物の滑らかな移動により、食べ物を噛み切る際に感じる抵抗を小さくすることができると共に、食べ物が引っ掛かるおそれを低減することができる。したがって、このような構成のブラケット11によると、虫歯の発生を抑制することができると共に、歯列を矯正する患者が心地良く食べ物を食べることができる。
この場合、第一の傾斜面19a、19bは、外方側に向かって湾曲する第一の湾曲面で構成されているため、より滑らかに食べ物が移動するようになると共に、食べ物を噛み切る際の抵抗をより小さくすることができる。
また、この場合、第一の傾斜面19a、19bは、突出部21a、21bが設けられた位置からベース部12の端面13a、13bに至るまで設けられているため、端面13a、13b側から突出部21a、21bに至る全ての領域において、より滑らかに食べ物が移動するようになると共に、食べ物を噛み切る際の抵抗をより小さくすることができる。
また、この場合、ベース部12は、略楕円状であるため、ベース部12の横側においても、より滑らかに食べ物が移動するようになる。したがって、虫歯の発生をより抑制することができると共に、歯列を矯正する患者がより心地良く食べ物を食べることができる。
なお、この場合、スロット22の延びる方向において、一対の突出部21a、21bが設けられた位置からベース部12の端部14a、14bに至る領域のベース部12の表面15bは、突出部21a、21b側が高く端部14a、14b側が低くなるように傾斜する第二の傾斜面20a、20bを含むよう構成されている。この第二の傾斜面20a、20bについても、外方側に向かって湾曲する湾曲面である。このような構成であれば、スロット22の延びる方向、すなわち、横方向においても、より滑らかに食べ物が移動するようになる。したがって、虫歯の発生をより抑制することができると共に、歯列を矯正する患者がより心地良く食べ物を食べることができる。
また、この場合、ベース部12を板厚方向に切断した断面において、第一の湾曲面を構成する円弧の曲率と第二の湾曲面を構成する円弧の曲率とは、同等であるよう構成されている。具体的には、図5を参照して、半径をRとする第一の湾曲面である第一の傾斜面19aを構成する円弧の曲率と、半径をRとする第一の湾曲面である第一の傾斜面19bを構成する円弧の曲率と、半径をRとする第二の湾曲面である表面33aの曲率と、半径をRとする第二の湾曲面である表面33bを構成する円弧の曲率とは、同等となるように構成されている。こうすることにより、突出部21a、21bの端部26a、26b側から第一の傾斜面19a、19bを介して歯面42に至るまで、より滑らかに食べ物が移動するようになると共に、食べ物を噛み切る際の抵抗をより小さくすることができる。
なお、上記の実施の形態において、歯列矯正用ブラケットに設けられる一対の突出部の間に形成されるスロットについては、いわゆるトルクの角度を0°とした構成であったが、これに限らず、一対の突出部の間に形成されるスロットにおいて、数°のトルクの角度を設ける構成としてもよい。
図7は、この場合の歯列矯正用ブラケットを示す側面図である。図7は、上記した図2に示す図面に対応する。なお、図7に示す歯列矯正用ブラケット51は、図1に示す歯列矯正用ブラケット11と、以下の相違点を除いて基本的に同様の構成であるため、相違する構成を説明して、他の構成の説明を省略する。以下、図8〜図11についても同様である。
図7を参照して、本発明の他の実施形態に係るブラケット51において、一対の突出部52、53の間に形成されるスロット54のトルクの角度については、図7中の角度Aで示される角度が10°の構成となっている。歯に力を与える方向を変更したい場合には、このような構成としてもよい。もちろん、トルクの角度が15°やさらにはその他のトルク角のものを用いてもよい。
また、上記の実施の形態においては、歯列矯正用ブラケットに設けられる一対のウイング部について、ベース部の端面側に位置するウイング部の端面は、上側から見た場合に横方向に真っ直ぐに延びるように構成されていることとしたが、これに限らず、上側から見た場合に、端面が円弧状となるよう構成してもよい。
図8は、この場合の歯列矯正用ブラケットを示す上面図である。図8は、上記した図3に示す図面に対応する。図8を参照して、本発明のさらに他の実施形態に係るブラケット61において、一対のウイング部62、63のうち、ベース部の端面側に位置するウイング部62、63のそれぞれの端面64、65は、上側から見た場合にそれぞれ、円弧状となるように設けられている。リングを掛け止めるウイング部の形状を変更する一例として、このように構成してもよい。
また、上記の実施の形態においては、歯列矯正用ブラケットのベース部の裏面については、円弧状となるよう構成することとしたが、これに限らず、ベース部の裏面については、平らな面であってもよい。
図9は、この場合の歯列矯正用ブラケットを示す図である。図9は、上記した図2に示す図面に対応する。図9を参照して、本発明のさらに他の実施形態に係る歯列矯正用ブラケット71において、ベース部72の裏面73については、平らな面である。このように構成することにしてもよい。このような形状のブラケット71は、歯面が平らである場合に有効に利用される。
また、上記の実施の形態においては、楕円状のベース部の長辺側の端部は、板厚方向に垂直な方向に延びる端面を含むこととしたが、これに限らず、垂直な方向に延びる端面を含まない構成としてもよい。
図10は、この場合の歯列矯正用ブラケットを示す図である。図10は、上記した図2に示す図面に対応する。図10を参照して、本発明のさらに他の実施形態に係るブラケット81において、ベース部82の裏面83と表面84とは、垂直な方向に延びる端面を含まず、外方側に向かって湾曲する湾曲面である表面84がそのまま裏面83と連なった構成である。このように構成することにしてもよい。
さらには、歯列矯正用ブラケットにおいて、ベース部の裏面が平らな面であって、かつ、ベース部が板厚方向に垂直な方向に延びる端面を含まない構成としてもよい。
図11は、この場合の歯列矯正用ブラケットを示す図である。図11は、上記した図2に示す図面に対応する。図11を参照して、本発明のさらに他の実施形態に係るブラケット91において、ベース部92の裏面93については、平らな面である。また、ベース部92の裏面93と表面94とは、垂直な方向に延びる端面を含まず、外方側に向かって湾曲する湾曲面である表面94がそのまま裏面93と連なった構成である。このような構成とすれば、接着剤がなくとも、歯面側から突出部側に至るまで滑らかに食べ物が移動することになる。
なお、上記の実施の形態においては、第一および第二の傾斜面は、外方側に向かって湾曲する湾曲面とすることとしたが、これに限らず、テーパ状に傾斜した面、すなわち、平らな面で傾斜面を構成することにしてもよい。また、湾曲面と平らな面との複数の面で構成することとしてもよい。湾曲面は、複数の領域において、曲率が異なっていても構わないものである。また、傾斜面は、突出部からベース部の端部である端面に至るまで設けなくともよく、その一部に傾斜面を設ける構成としてもよい。
また、上記の実施の形態においては、ベース部は、板厚方向から見た場合に、略楕円状であるよう構成することとしたが、これに限らず、例えば、ベース部は、板厚方向から見た場合に、矩形状や正方形状等の多角形状であるよう構成してもよいし、他の形状であっても構わない。
なお、上記の実施の形態においては、ウイング部を設けることとしたが、これに限らず、例えば、結紮部材を設けない構成であれば、ウイング部を設けなくともよい。ウイング部は、突出部の高さ方向の中間領域から突出するように形成することにしてもよい。また、ベース部の裏面側に設けた凹溝についても、状況に応じて省略することもできる。
また、上記の実施の形態においては、歯列矯正用ブラケットを歯の表面側に貼付することとしたが、もちろんこれに限らず、歯の裏側に貼付する場合についても適用される。
11,51,61,71,81,91 ブラケット、12,72,82,92 ベース部、13a,13b,34a,34b,64,65 端面、14a,14b,26a,26b 端部、15a,35a,35b,73,83,93 裏面、15b,18a,18b,23c,27a,27b,32a,32b,33a,33b,84,94 表面、16a,16b,16c 凹溝、17a 開口、17b,23a,23b,25a,25b,28a,28b 壁面、19a,19b,20a,20b 傾斜面、21a,21b,52,53 突出部、22,54 スロット、24a 先端部、31a,31b,62,63 ウイング部、36a,36b 空間、41 歯、42 歯面、43 接着剤、44 アーチワイヤー、45 リング。

Claims (9)

  1. 患者の歯面に貼付されて、患者の歯列を矯正するために用いられる歯列矯正用ブラケットであって、
    裏面側が前記歯面に対向するよう配置されるベース部と、
    歯列矯正用のアーチワイヤーを収容する溝状のスロットを形成するようそれぞれ間隔を開けて前記ベース部の表面側から前記ベース部の厚み方向に突出する一対の突出部と、
    前記一対の突出部のそれぞれの前記厚み方向の端部から前記スロットの延びる方向と垂直な方向であって前記スロットが位置する側と逆側に突出し、歯列矯正用の結紮部材を掛け止めするための一対のウイング部とを含み、
    前記スロットの延びる方向と垂直な方向において、前記一対の突出部の少なくともいずれか一方が設けられた位置から前記ベース部の端部に至る領域の前記ベース部の表面は、前記突出部側が高く前記端部側が低くなるよう傾斜する第一の傾斜面を含み、
    前記第一の傾斜面は、外方側に向かって湾曲する第一の湾曲面を含み、
    前記ベース部の表面側に位置する前記突出部の表面および前記ウイング部の表面で構成される面は、外方側に向かって湾曲する第二の湾曲面を含み、
    前記ベース部の表面は、前記第一の湾曲面と前記第二の湾曲面とによって全体的に湾曲した湾曲面を成している歯列矯正用ブラケット。
  2. 前記ベース部を前記厚み方向に切断した断面において、前記第一の湾曲面を構成する円弧の曲率と前記第二の湾曲面を構成する円弧の曲率とは、同等である、請求項に記載の歯列矯正用ブラケット。
  3. 患者の歯面に貼付されて、患者の歯列を矯正するために用いられる歯列矯正用ブラケットであって、
    裏面側が前記歯面に対向するよう配置されるベース部と、
    歯列矯正用のアーチワイヤーを収容する溝状のスロットを形成するようそれぞれ間隔を開けて前記ベース部の表面側から前記ベース部の厚み方向に突出する一対の突出部と、
    前記一対の突出部のそれぞれの前記厚み方向の端部から前記スロットの延びる方向と垂直な方向であって前記スロットが位置する側と逆側に突出し、歯列矯正用の結紮部材を掛け止めするための一対のウイング部とを含み、
    前記スロットの延びる方向と垂直な方向において、前記一対の突出部の少なくともいずれか一方が設けられた位置から前記ベース部の端部に至る領域の前記ベース部の表面は、前記突出部側が高く前記端部側が低くなるよう傾斜する第一の傾斜面を含み、
    前記第一の傾斜面は、外方側に向かって湾曲する第一の湾曲面を含み、
    前記ベース部の表面側に位置する前記突出部の表面および前記ウイング部の表面で構成される面は、外方側に向かって湾曲する第二の湾曲面を含み、
    前記ベース部を前記厚み方向に切断した断面において、前記第一の湾曲面を構成する円弧の曲率と前記第二の湾曲面を構成する円弧の曲率とは、同等である、歯列矯正用ブラケット。
  4. 前記スロットの延びる方向において、前記一対の突出部の少なくともいずれか一方が設けられた位置から前記ベース部の端部に至る領域の前記ベース部の表面は、前記突出部側が高く前記端部側が低くなるように傾斜する第二の傾斜面を含む、請求項1〜のいずれかに記載の歯列矯正用ブラケット。
  5. 患者の歯面に貼付されて、患者の歯列を矯正するために用いられる歯列矯正用ブラケットであって、
    裏面側が前記歯面に対向するよう配置されるベース部と、
    歯列矯正用のアーチワイヤーを収容する溝状のスロットを形成するようそれぞれ間隔を開けて前記ベース部の表面側から前記ベース部の厚み方向に突出する一対の突出部とを含み、
    前記スロットの延びる方向と垂直な方向において、前記一対の突出部の少なくともいずれか一方が設けられた位置から前記ベース部の端部に至る領域の前記ベース部の表面は、前記突出部側が高く前記端部側が低くなるよう傾斜する第一の傾斜面を含み、
    前記スロットの延びる方向において、前記一対の突出部の少なくともいずれか一方が設けられた位置から前記ベース部の端部に至る領域の前記ベース部の表面は、前記突出部側が高く前記端部側が低くなるように傾斜する第二の傾斜面を含む、歯列矯正用ブラケット。
  6. 前記第一の傾斜面は、前記突出部が設けられた位置から前記ベース部の端部に至るまで設けられている、請求項1からのいずれかに記載の歯列矯正用ブラケット。
  7. 前記ベース部の端部は、前記ベース部の前記厚み方向に垂直な方向に延びる端面を含む、請求項1〜いずれかに記載の歯列矯正用ブラケット。
  8. 前記第一の傾斜面は、前記一対の突出部から前記ベース部のそれぞれの端部に至る領域の双方にそれぞれ設けられている、請求項1〜のいずれかに記載の歯列矯正用ブラケット。
  9. 前記ベース部は、前記厚み方向から見た場合に、略楕円状である、請求項1〜のいずれかに記載の歯列矯正用ブラケット。
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