JP5638890B2 - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像信号を取得する撮像装置及び撮像方法、並びに、コンピュータにそのような撮像装置の手順を実行させるプログラムに関する。
従来、近距離から遠距離までピントの合った被写界深度の深い画像信号を得るために、例えば、異なる焦点距離で撮像した画像信号を複数枚合成するといった被写界深度拡大処理が行なわれている。しかし、この被写界深度拡大処理では、複数枚の画像信号の位置合わせ処理や合成処理等での処理時間がかかっていた。
そこで、例えば、特許文献1においては、Rの画像情報をFFT演算部の実数部、Bの画像情報をFFT演算部の虚数部、Bの画像情報をFFT演算部の実数部、その虚数部には0を入力して演算を行なうことで、処理時間を短縮化を図っている。
特開2002−64741号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている手法を採ったとしても、処理時間の短縮化は不十分であるため、動画等のリアルタイム性を要するものには適さないという問題があった。
また、複雑な手ブレが発生している場合や被写体が動いている場合等においては、正しい位置合わせ処理が行なわれず、アーティファクトが発生するという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、位置合わせや合成等の処理時間を抑えることができ、且つ、アーティファクトを発生させずに、被写界深度を拡大できるようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置の一態様は、複数枚の画像信号を撮像する撮像装置において、
予め撮像した画像信号から被写体を認識する被写体認識手段と、
前記被写体認識手段での被写体認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する被写体焦点設定手段と、
前記被写体焦点設定手段で設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段と、
前記画像信号取得手段により取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段と、
を備え
前記被写体焦点設定手段は、
前記被写体認識手段で認識した各被写体の焦点距離を算出する距離算出手段と、目標の被写界深度を設定する目標深度設定手段と、を有し、
前記距離算出手段で算出した焦点距離間の最大値が前記目標深度設定手段で設定した目標被写界深度を満たすように、少なくとも前記距離算出手段で算出した焦点距離を含む複数の焦点距離を設定する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の別の態様は、複数枚の画像信号を取得する撮像装置において、
複数の焦点距離を設定する焦点設定手段と、
前記焦点設定手段で設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段と、
前記画像信号取得手段により取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段と、
を備え
前記焦点設定手段は、
目標の被写界深度を設定する目標深度設定手段を有し、
前記目標深度設定手段にて設定した目標の被写界深度を用いて焦点距離及びその数を設定する、ことを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の別の態様は、複数枚の画像信号を取得する撮像装置において、
予め撮像した画像信号から被写体を認識する被写体認識手段と、
前記被写体認識手段での被写体認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する被写体焦点設定手段と、
前記被写体焦点設定手段で設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段と、
前記画像信号取得手段により取得された前記複数の焦点距離における画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
表示フレームレートを設定するフレームレート設定手段を有し、
前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とする。
さらにまた、本発明の撮像装置の別の態様は、複数枚の画像信号を取得する撮像装置において、
複数の焦点距離を設定する焦点設定手段と、
前記焦点設定手段で設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段と、
前記画像信号取得手段により取得された前記複数の焦点距離における画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
表示フレームレートを設定するフレームレート設定手段を有し、
前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とする。
本発明の撮像方法の一態様は、複数枚の画像信号を取得する際に、
予め撮像した画像信号から被写体を認識する手順と
前記被写体の認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する手順と
前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する手順と
取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する手順と
を備え、
前記複数の焦点距離を設定する手順は、
前記被写体を認識する手順で認識した各被写体の焦点距離を算出する手順と、目標の被写界深度を設定する手順と、を有し、
前記各被写体の焦点距離間の最大値が前記目標の被写界深度を満たすように、少なくとも前記各被写体の焦点距離を含む複数の焦点距離を設定する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像方法の別の態様は、複数枚の画像信号を取得する際に、
複数の焦点距離を設定する手順と
前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する手順と
取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する手順と
を備え、
前記複数の焦点距離を設定する手順は、
目標の被写界深度を設定する手順を有し、
前記目標の被写界深度を用いて焦点距離及びその数を設定する、ことを特徴とする。
さらに、本発明の撮像方法の別の態様は、複数枚の画像信号を取得する際に、
予め撮像した画像信号から被写体を認識する手順と、
前被写体の認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する手順と、
前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する手順と、
取得された前記複数の焦点距離における画像信号を連続的に表示するよう制御する手順と、
を備え、
前記画像信号を連続的に表示するよう制御する手順は、
表示フレームレートを設定する手順を有し、
前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とする。
さらにまた、本発明の撮像方法の別の態様は、複数枚の画像信号を取得する際に、
複数の焦点距離を設定する手順と、
前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する手順と、
取得された前記複数の焦点距離における画像信号を連続的に表示するよう制御する手順と、
を備え、
前記画像信号を連続的に表示するよう制御する手順は、
表示フレームレートを設定する手順を有し、
前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とする。
本発明のプログラムの一態様は、複数枚の画像信号を取得する撮像装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
予め撮像した画像信号から被写体を認識する被写体認識手段、
前記被写体の認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する被写体焦点設定手段、
画像撮像部に、前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段、
取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段
として機能させ
前記コンピュータを前記被写体焦点設定手段として機能させる際に、
前記コンピュータを、前記認識した各被写体の焦点距離を算出する距離算出手段、目標の被写界深度を設定する目標深度設定手段、として機能させ、
前記各被写体の焦点距離間の最大値が前記目標の被写界深度を満たすように、少なくとも前記各被写体の焦点距離を含む複数の焦点距離を設定する、ことを特徴とする。
また、本発明のプログラムの別の態様は、複数枚の画像信号を取得する撮像装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
複数の焦点距離を設定する焦点設定手段、
画像撮像部に、前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段、
取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段
として機能させ
前記コンピュータを前記焦点設定手段として機能させる際に、
前記コンピュータを、目標の被写界深度を設定する目標深度設定手段として機能させ、
前記目標の被写界深度を用いて焦点距離及びその数を設定する、ことを特徴とする。
さらに、本発明のプログラムの別の態様は、複数枚の画像信号を取得する撮像装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
予め撮像した画像信号から被写体を認識する被写体認識手段、
前記被写体の認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する被写体焦点設定手段、
画像撮像部に、前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得させる画像信号取得手段、
取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段、
として機能させ、
前記コンピュータを前記表示制御手段として機能させる際に、
前記コンピュータを、表示フレームレートを設定するフレームレート設定手段として機能させ、
前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とする。
さらにまた、本発明のプログラムの別の態様は、複数枚の画像信号を取得する撮像装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
複数の焦点距離を設定する焦点設定手段、
画像撮像部に、前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得させる画像信号取得手段、
取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段、
として機能させ、
前記コンピュータを前記表示制御手段として機能させる際に、
前記コンピュータを、表示フレームレートを設定するフレームレート設定手段として機能させ、
前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、切り換え表示することで位置合わせや合成等の処理時間を抑え、且つ、アーティファクトを発生させずに被写界深度拡大の効果をもたらし得る、それぞれ異なる深度で合焦している複数枚の画像信号が得られる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。 図2は、撮像した複数枚の画像信号の表示順序を説明するための図である。 図3は、図1中の被写体焦点設定部の構成を示す図である。 図4は、第1実施形態における被写体の位置に基づく焦点距離の設定方法を説明するための図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係るプログラムのフローチャートを示す図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。 図7は、図6中の焦点設定部の構成を示す図である。 図8は、第2実施形態における焦点距離及びその数の設定方法の一例を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る撮像装置は、画像処理を行う画像処理システム100と画像を表示する表示部7を備えている。
画像システム100は、画像撮像部1と、A/D変換等を行う前処理部2と、画像信号を用いて画像から被写体を認識する被写体認識部3と、上記被写体認識部の認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する被写体焦点設定部4と、表示制御部6に焦点設定情報を転送する制御部5と、複数枚画像の表示を制御する表示制御部6と、複数枚画像の画角を補正する画角補正部8と、を備えている。
画像撮像部1は、被写体像を結像するためのレンズ系11と、このレンズ系11が結像する光学的な被写体像を光電変換して電気的な画像信号を生成する撮像系12と、上記レンズ系11等の駆動を制御するレンズ駆動制御13と、を有している。
画像撮像部1の撮像系12は、前処理部2へ接続している。前処理部2は、被写体認識部3及び表示部7へ接続している。被写体認識部3は、被写体焦点設定部4へ接続している。被写体焦点設定部4は制御部5に接続されている。制御部5は、画像撮像部1内のレンズ駆動装置13及び表示制御部6に双方向に接続されている。表示制御部6は、表示部7へ接続している。画角補正部8は表示制御部6に双方向に接続されている。
レンズ系11は、撮像系12に像を結像させる。撮像系12は、画像信号を取得し、前処理部2に転送する。前処理部2は、取得された画像信号をA/D変換等の処理をした後、被写体認識部3に転送する。被写体認識部3は、画像信号から被写体を認識し、被写体数、被写***置情報を被写体焦点設定部4へ転送する。ここでの被写体認識は、公知の顔認識や物体認識等、何でも良い。被写体焦点設定部4は、本実施形態においては、この被写体認識部3で認識した被写体数ごと焦点距離を設定する。すなわち被写体焦点距離設定部4は、被写体の数に応じて焦点距離を設定する。制御部5は、被写体焦点距離設定部4により設定された焦点距離情報を画像撮像部1のレンズ駆動装置13へ転送する。レンズ駆動装置13は、転送された焦点距離に合焦するようにレンズ系11を駆動する。レンズ駆動部13は、レンズ系11の代わりに撮像系12を駆動しても良い。撮像系12は、これらの駆動が行われる都度、画像信号を取得する。結果として撮像系12は、各焦点距離に合焦した複数の画像信号を取得する。なお、被写体認識部3は、被写体認識を駆動毎に行なう必要はない。被写体認識部3は、静止画の場合、被写体認識を最初の1回のみ行い、動画の場合、任意の駆動数に対して1回の割合で被写体認識を行っても良い。
前処理部2は、このようにして得られた複数の画像信号をA/D変換し、表示制御部6に転送する。表示制御部6は、得られた複数枚の画像信号が連続的に表示されるよう制御する。表示制御部6は、静止画像の場合、得られた複数枚の画像信号を動画像のように一定のフレームレートで連続的に表示するよう制御する。一方、動画像の場合、元の動画像の1フレームに対して静止画と同様の処理を施すため、静止画像に比べて更に高いフレームレートが必要となる。表示制御部6は、被写体焦点設定部4から転送された焦点距離の数を基に表示部7での表示フレームレートを制御する。一般的に、表示制御部6は、焦点距離の数に比例してフレームレートは高くなるようにフレームレートを設定する。
画角補正部8は、表示制御部6から転送された全ての画像信号の画角が同様になるよう補正する。この画角補正部8における画角補正の手段としては、テレセントリック光学系等を用いて画角が一定となるようにする方法や、デジタル信号処理で拡大・縮小を行い、画角補正を行なう方法などが挙げられる。表示部7は、画角補正部8にて画角が補正された複数の画像を表示する。なお、本実施形態では、撮像装置は表示部7を備えていたが、表示部のみがデジタルフォトフレームのように別体であってもよい。
なお、表示部7での複数枚の画像信号の切り換え表示方法は、動画像の場合、画像信号の撮像を行ないながら表示するため、図2の(1)で示されているように、撮像順(時系列)に沿って繰り返し連続的に表示させる、もしくは、図2の(2)のように、最新の画像信号まで順方向の撮像順に表示後、時間を遡って、つまり逆方向の撮像順に表示させる、などの順序がある。静止画の場合、上記の方法以外にも、撮像後に撮像順とは異なるランダムの並び順で表示させても良い。
このように、認識した被写体の位置に複数の焦点距離を合わせて撮像することで、それぞれ異なる深度で合焦している複数枚の画像信号が得られる。そして、それら複数枚の画像信号を高速に切り換え表示すると、人間の目には、近距離に存在する被写体から遠距離に存在する被写体までピントの合った被写界深度の深い画像信号として認識される。従って、複数枚の画像信号に対して、位置合わせや合成等の処理を行うことなく被写界深度の深い画像信号を得ることができるので、位置合わせや合成等の処理時間を抑え、且つ、アーティファクトを発生させずに被写界深度拡大の効果をもたらすことができる。
以下、図1の撮像装置における各部の詳細を説明する。
図3は、被写体焦点設定部4の構成の一例を示す図である。この被写体焦点設定部4は、被写体の位置を用いて画像信号を取得する焦点距離及びその数を設定する機能を有しており、焦点距離設定部41、焦点数設定部42、被写体深度算出部43、距離算出部44、比較部45、算出部46、及び目標深度設定部47から成る。
上記被写体認識部3は、焦点距離設定部41、焦点数設定部42、被写体深度算出部43、及び距離算出部44へ接続している。被写体深度算出部43及び距離算出部44は、比較部45へ接続している。比較部45は、算出部46へ接続しており、算出部46は、焦点距離設定部41及び焦点数設定部42に接続している。目標深度設定部47は、比較部45、算出部46及び制御部5に双方向で接続されている。また、算出部46は、制御部5に双方向で接続されている。そして、焦点距離設定部41及び焦点数設定部42は、上記制御部5に双方向で接続されている。
このような被写体焦点設定部4においては、上記被写体認識部3による被写体の認識結果を用いて、焦点距離設定部41にて、画像信号を取得する焦点距離を決定すると共に、焦点数設定部42にて、画像信号を取得する焦点距離の数を決定する。例えば、被写体認識部3にて3つの被写体が認識された場合には、焦点距離設定部41は、図4(A)に示すように画像信号を取得する焦点距離としてf,f,fを決定し、焦点数設定部42は、焦点距離の数を「3」と決定する。制御部5は、この決定した各焦点距離とその数に基づいて画像撮像部1及び表示制御部6を制御することとなる。
図4(A)に示すように被写体が多くある場合、焦点距離とその数は被写体認識部3にて認識した被写体の位置とその数として設定すれば良い。しかしながら、このような認識した被写***置と数のみに基づく単純な制御だけでは不十分な場合がある。例えば、図4(B)に示すような光軸方向に複数の被写体が離れて存在する場合には、各焦点距離f,fでの被写界深度を越えてしまうために、被写体間にボケが観察されてしまうこととなる。逆に、被写体が一つ、或いは図4(C)に示すように、光軸方向に複数の被写体が近接して存在する場合には、複数の被写体の焦点距離f,fが一つの焦点距離fでの被写界深度に納まってしまうために、被写界深度拡大の効果をもたらすことができない。
そこで、図4(B)に示すような各被写体間にボケが観察されてしまうような場合には、被写体間の任意の位置に焦点距離を設定するようにしても良い。本実施形態では、そのために、上記被写体認識部3による被写体の認識結果を用いて、被写体深度算出部43にて、各被写***置での被写界深度を算出すると共に、距離算出部44にて、各被写***置の焦点距離を算出して、各被写体間の焦点距離差を算出する。なお、距離算出部44での被写体の距離取得の方法は、センサを用いる等、別の手法で求めても構わない。そして、比較部45にて、それら算出した各被写界深度と焦点距離差とを比較することで、各被写体間にボケが観察されることとなるか否かを確認する。即ち、各被写体間にボケが観察されるか否かを判定する際の条件式の一例として以下の(1)式を採用する。もちろん、他の条件式を用いるものとし、その条件式に必要なパラメータを取得するように、該被写体焦点設定部4を構成しても構わない。
Figure 0005638890
但し、上記(1)式において、fは任意の設定した焦点距離であり、dは被写体深度算出部43で得られる各被写***置の被写界深度から算出するある所定の目標被写界深度である。
ここで、各被写体間にボケが観察されると判定された場合には、算出部46にて、上記(1)式を満たすように、被写***置に設定した焦点距離f,fの他に、上記(1)式を満たさない被写体間に新たな焦点距離fを算出して、上記焦点距離設定部41にその算出した新たな焦点距離fを設定し、焦点数設定部42にも新たな焦点距離の数を設定する。
また、被写体が一つ又は図4(C)に示すような光軸方向に複数の被写体が近接して存在するような場合には、被写体の焦点距離よりも短い或いは長い焦点距離を新たに設定しても良い。本実施形態では、そのために、距離算出部44にて、各焦点距離間の最大値を算出する。そして、比較部45にて、距離算出部44で算出した各焦点距離間の最大値と所定の目標被写界深度とを比較することで、各焦点距離間の最大値が目標被写界深度を満たすか否かを確認する。この確認のための条件式の一例として以下の(2)式を採用する。もちろん、他の条件式を用いるものとし、その条件式に必要なパラメータを取得するように、該被写体焦点設定部4を構成しても構わない。
Figure 0005638890
但し、上記(2)式において、fmaxは設定した焦点距離の中で最も長いものを表し、初期値はxmaxであり、fminは設定した焦点距離の中で最も短いものを表し、初期値はxminである。初期値であるxmaxは被写体までの距離で撮像装置から最も遠いもの、xminは被写体までの距離で撮像装置から最も近いものを意味する。また、d’は目標被写界深度であり、その値は、被写体深度算出部43で得られる各被写***置の被写界深度から算出するある所定の深度とする。この目標被写界深度d’は、各被写***置の被写界深度の最大値、最小値、平均値などが考えられる。どれを用いるかは事前に決定する必要がある。
ここで、各焦点距離間の最大値が目標被写界深度に満たないと判定された場合には、算出部46にて、目標被写界深度を満たすように、被写***置に設定した焦点距離f,fの他に新たな焦点距離、図4(C)の例ではf,fを算出して、上記焦点距離設定部41にその算出した新たな焦点距離f,fを設定し、焦点数設定部42にも新たな焦点距離の数を設定する。なお、通常、この新たに設定する焦点距離は、fminよりも短い、或いはfmaxよりも長い、或いはその両方に設定される。そして、上記(2)式を満たすように焦点距離を配置する必要がある。この場合、被写体の数と設定された焦点距離の数は一致しない。この際の焦点距離及びその数は予め設定しておくか、制御部5を介して設定する等の方法が考えられる。また、この各被写体間は、各被写***置でもたらされる被写界深度によって深度内と保障され、その合計が目標被写界深度に達することがここでの条件となるが、各被写***置でもたらされる被写界深度の間にボケが認識されない程度の隙間があっても良い。
このように、上記(2)式によって被写体認識部3にて認識した被写***置のみによって目標被写界深度あるいは深度拡大効果をもたらすかを確認することができ、確認できないのであれば新たに焦点距離を設定することで、各被写***置で合焦しても深度拡大とならない場合においても、被写界深度拡大効果をもたらすことができる。
また、上記目標被写界深度d’は、当該撮像装置に予め設定された値、或いはユーザが任意に設定する値としても良い。この場合には、制御部5を介して目標深度設定部47にて目標被写界深度が設定される。そして、比較部45にて、距離算出部44で算出した各焦点距離間の最大値と目標深度設定部47に設定された目標被写界深度d’とを比較することで、各焦点距離間の最大値が目標被写界深度d’を満たすか否かを確認することとなる。このように目標被写界深度d’が設定されている場合、図4(D)に示すように、目標被写界深度d’(焦点距離D〜焦点距離D)を満たすように、且つ、上記(2)式を満たすように、被写体の焦点距離よりも短い或いは長い焦点距離f,f,f,fを新たに配置する必要がある。
なお、上記被写体認識部3及び被写体焦点設定部4は、独立したハードウェアとして構成した場合を説明したが、制御部5を構成するコンピュータが、上記被写体認識部3及び被写体焦点設定部4の機能を実現するソフトウェアのプログラム実行することによって、上記機能を実現することも可能である。
即ち、図5のフローチャートに示すように、まず、画像撮像部1にて取得した画像信号を読み込み(ステップS11)、その画像信号より被写体を認識する(ステップS12)。そして、認識した各被写体の位置を焦点距離として設定した後(ステップS13)、全ての被写体について焦点距離の設定が行なわれたかを判断する(ステップS14)。ここで、未だ全ての被写体に関して行なわれていない場合には、上記ステップS13に戻って次の被写体に関する処理を行い、また、全ての被写体に関して行われた場合には、次のステップS15へと進む。
即ち、全ての被写体について焦点距離の設定が行なわれたならば、次に、上記(1)式の条件式を用いて、各被写体間にボケが観察されるか否かを判断する(ステップS15)。ここで、上記(1)式の条件式を満たさない場合、つまり、各被写体間にボケが観察される場合には、それらの焦点距離の間に新たな焦点距離を設ける(ステップS16)。ここでは焦点距離の補間を行なっている。また、上記(1)式の条件式を満たす場合、つまり、各被写体間にボケが観察されない場合には、このステップS16はスキップされる。そして、全ての焦点距離間について処理を行なったかを確認する(ステップS17)。ここで、未だ全ての焦点距離間について処理を行っていない場合には、上記ステップS15に戻って次の焦点距離間に関する判断処理を行い、また、全ての焦点距離に関して行われた場合には、次のステップS17へと進む。
即ち、全ての焦点距離間についての確認が行なわれたならば、次に、上記(2)式の条件式を用いて、各焦点距離間の最大値が目標被写界深度を満たすか否かを確認する(ステップS18)。ここで、上記(2)式の条件式を満たさない場合、つまり、各焦点距離間の最大値が目標被写界深度を満たさない場合には、新たな焦点距離を設けた後(ステップS19)、上記ステップS18に戻る。なおこの際、新たに設ける焦点距離は、fminより小さい値、若しくは、fmaxより大きい値に設定し、その後fmin及びfmaxを更新する。ここでの処理は、設定した焦点距離が、目標被写界深度が達成或は被写界深度拡大をもたらすように、焦点距離を新たに設定するものである。
上記ステップS18にて上記(2)式の条件式が満たされた場合、つまり、各焦点距離間の最大値が目標被写界深度を満たす場合には、目標被写界深度が達成或いは被写界深度拡大がもたらされたとして、次のステップS20に進む。即ち、上記のように設定した複数の焦点距離での画像信号を画像撮像部1に取得させ(ステップS20)、それら取得した複数の画像信号の画角を画角補正部8にそれぞれ補正させると共に、設定した焦点距離の数によって表示制御部6にフレームレートを制御させる(ステップS21)。なお、上記画角補正部8及び表示制御部6を設ける代わりに、制御部5を構成するコンピュータが画角補正及びフレームレート制御を行うようにしても良い。そして、補正した複数の画像信号と制御したフレームレートを用いて、表示部7にそれら画像信号を切り換え表示して(ステップS22)、処理を終了とする。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。なお、この図6において、図1において示したブロックと同一の機能を有するブロックには同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本第2実施形態に係る撮像装置は、上記第1実施形態に係る撮像装置における被写体認識部3及び被写体焦点設定部4に代えて、焦点設定部9を備えている。この焦点設定部9へは、上記画像撮像部1及び上記前処理部2が接続している。また、焦点設定部9は、上記制御部5に双方向に接続されている。
図6において、信号の流れを説明する。なお、第1実施形態と重複する説明は省略する。即ち、焦点設定部9は、前処理された画像信号と画像撮像部1より得られる絞り値とを用いて、焦点距離及びその数を設定する。焦点設定部9で設定した焦点距離及びその数は、制御部5を介して画像撮像部1のレンズ駆動装置13に転送され、レンズ駆動装置13は、その転送された焦点距離に合焦するように、レンズ系11を駆動させる。同様に、焦点設定部9で設定した焦点距離の数は、制御部5を介して表示制御部6に転送される。
図7は、上記焦点設定部9の構成の一例を示す図である。この焦点設定部9は、画像信号を取得する焦点距離及びその数を設定する機能を有しており、絞り値検出部91、深度算出部92、目標深度設定部93、及び算出部94から成る。
上記画像撮像部1及び上記前処理部2は、絞り値検出部91へ接続している。絞り値検出部91は、深度算出部92へ接続しており、深度算出部92は、目標深度設定部93及び算出部94へ接続している。算出部94は、目標深度設定部93及び制御部5に双方向で接続されている。目標深度設定部93は、制御部5に双方向で接続されている。
このような焦点設定部9においては、まず、絞り値検出部91にて、上記前処理部2からの撮像された画像信号と上記画像撮像部1から得られる情報とに基づいて、絞り値を検出する。そして、深度算出部92にて、その絞り値検出部91で検出した絞り値から、各焦点距離での被写界深度を求める。なお、ここでは絞り値を用いているが、被写界深度の算出方法は他の方法でも良い。他の方法を用いた場合、絞り値検出部91は必要ない。各焦点距離とは、画像撮像部1が取り得る焦点距離内の任意の一つの焦点距離又は任意の複数の焦点距離の各々を意味している。
また、目標深度設定部93には、予め又は制御部5を介してユーザ指定によって目標被写界深度が設定されている。算出部94は、その目標深度設定部93に設定されている目標被写界深度と、上記深度算出部92にて得られた各焦点距離での被写界深度とを用いて、被写界深度拡大のための画像信号を取得する焦点距離及びその数を算出する。この算出方法の一例を図8に示しており、詳細は後述するが、各焦点距離における被写界深度が重ならないように焦点距離を配置し、配置した焦点距離での被写界深度の合計が目標深度設定部93で設定される目標深度に等しくなるように、設定する焦点距離の数Nを導出する。このように導出した焦点距離及びその数は、制御部5を介して画像撮像部1及びフ表示制御部6に転送される。
このように、被写体の位置とは無関係に設定した複数の焦点距離に焦点を合わせて撮像することで、それぞれ異なる深度で合焦している複数枚の画像信号が得られる。そして、それら複数枚の画像信号を高速に切り換え表示すると、人間の目には、近距離から遠距離までピントの合った被写界深度の深い画像信号として認識される。従って、複数枚の画像信号に対して、位置合わせや合成等の処理を行うことなく被写界深度の深い画像信号を得ることができるので、位置合わせや合成等の処理時間を抑え、且つ、アーティファクトを発生させずに被写界深度拡大の効果をもたらすことができる。
図8は、上記焦点設定部9での焦点距離とその数の設定方法の一例を示す図である。焦点設定部9は、目標の被写界深度d’(焦点距離D〜焦点距離D)を満たすために焦点距離x及びその数Nを設定する。得られる各焦点距離における被写界深度d〜dが一定値dであるとすると、焦点距離の数Nは、以下の(3)式により得られる。
Figure 0005638890
また、焦点距離xは、以下の(4)式により得られる。
Figure 0005638890
上記の場合は目標の被写界深度を各焦点距離での被写界深度によって隙間なく埋めるよう焦点距離を設定しているが、必ずしも隙間なく埋める必要はない。各焦点距離での被写界深度間に観測者がボケを認識しない程度の多少の隙間があっても問題にならないと考えられる。
また、得られる被写界深度が各焦点距離で一定でない場合(深度算出部92にて複数の焦点距離での被写界深度を求めた場合)、焦点距離xでの被写界深度をdとすると、焦点距離の数Nは、以下の(5)式を満たすNである。
Figure 0005638890
また、焦点距離xは、以下の(6)式により得られる。
Figure 0005638890
この場合も上記(3)式及び上記(4)式共に目標の被写界深度を各焦点距離での被写界深度によって隙間なく埋めるよう焦点距離を設定しているが、必ずしも隙間なく埋める必要はない。各焦点距離での被写界深度間に観測者がボケを認識しない程度の多少の隙間があっても問題にならないと考えられる。
なお、本第2実施形態においても、上記第1実施形態の場合と同様に、上記焦点設定部9を独立したハードウェアとして構成する代わりに、制御部5を構成するコンピュータが、上記焦点設定部9の機能を実現するソフトウェアのプログラム実行することによって、上記機能を実現することが可能なことは言うまでもない。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、撮像装置として、デジタルカメラにおけるライブビュー表示や内視鏡診療装置における観察画像表示等、画像撮像部1で撮像した画像を直ちに表示する装置を例に説明したが、複数枚撮像した画像信号を一旦記録しておき、当該装置で後で再生表示するようにしても良いことは言うまでもない。
さらには、撮像装置は複数枚の画像信号を撮像して記録媒体に記録するまでを行い、別の表示装置にてその記録媒体に記録された複数枚の画像信号のフレームレートを(及び必要により画角も)制御して切り換え表示することによっても、複数枚の画像信号に対して、位置合わせや合成等の処理を行うことなく被写界深度の深い画像信号を得ることができるので、位置合わせや合成等の処理時間を抑え、且つ、アーティファクトを発生させずに被写界深度拡大の効果をもたらすことができることは勿論である。
(付記)
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
(1) 複数枚の画像信号を取得する撮像装置において、
予め撮像した画像信号から被写体を認識する被写体認識手段と、
上記被写体認識手段での被写体認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する被写体焦点設定手段と、
上記被写体焦点設定手段で設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段と、
前記画像信号取得手段により取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
(対応する実施形態)
この(1)に記載の撮像装置に関する実施形態は、第1実施形態が対応する。ここで、上記被写体認識手段は被写体認識部3が、上記被写体焦点設定手段は被写体焦点設定部4が、上記画像信号取得手段は画像撮像部1が、上記表示制御手段は表示制御部6が、それぞれ該当する。
この発明の好ましい適用例は、被写体認識部3にて被写体を認識し、被写体焦点設定部4にて複数の焦点距離をこの被写体認識部3で認識した各被写体に合わせるよう設定し、画像撮像部1にてこの被写体焦点設定部4で設定した複数の焦点距離における画像信号を取得する撮像装置である。
(作用効果)
この(1)に記載の撮像装置は、認識した被写体の位置に複数の焦点距離を合わせて取得する。
従って、この(1)に記載の撮像装置によれば、切り換え表示することで位置合わせや合成等の処理時間を抑え、且つ、アーティファクトを発生させずに被写界深度拡大の効果をもたらし得る、それぞれ異なる深度で合焦している複数枚の画像信号が得られる。
(2) 複数枚の画像信号を取得する撮像装置において、
複数の焦点距離を設定する焦点設定手段と、
上記焦点設定手段で設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段と、
前記画像信号取得手段により取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
(対応する実施形態)
この(2)に記載の撮像装置に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。ここで、上記焦点設定手段は焦点設定部9が、上記画像信号取得手段は画像撮像部1が、上記表示制御手段は表示制御部6が、それぞれ該当する。
この発明の好ましい適用例は、焦点設定部9にて複数の焦点距離を設定し、画像撮像部1にて焦点設定部9で設定された複数の焦点距離における画像信号を取得する撮像装置である。
(作用効果)
この(2)に記載の撮像装置は、焦点設定手段にて設定した複数の焦点距離に焦点を合わせて取得する。
従って、この(2)に記載の撮像装置によれば、切り換え表示することで位置合わせや合成等の処理時間を抑え、且つ、アーティファクトを発生させずに被写界深度拡大の効果をもたらし得る、それぞれ異なる深度で合焦している複数枚の画像信号が得られる。
(3) 上記画像信号取得手段で取得した上記複数の焦点距離における画像信号を表示する表示手段をさらに備えたことを特徴とする(1)または(2)に記載の撮像装置。
(対応する実施形態)
この(3)に記載の撮像装置に関する実施形態は、第1及び第2実施形態が対応する。ここで、上記表示手段は表示部7が該当する。
この発明の好ましい適用例は、表示部7にて、画像撮像部1で取得した複数の焦点距離における画像信号を表示させる撮像装置である。
(作用効果)
この(3)に記載の撮像装置は、複数の焦点距離に合わせて取得した画像信号を、合成処理や位置合わせ処理を行わずに、切り換え表示する。
従って、この(3)に記載の撮像装置によれば、それぞれ異なる深度で合焦している複数枚の画像信号を並べるため、被写界深度の深い画像が得られる。
(4) 上記焦点距離の変化に対して、画角が変化しないよう補正する補正手段をさらに備えたことを特徴とする(1)または(2)に記載の撮像装置。
(対応する実施形態)
この(4)に記載の撮像装置に関する実施形態は、第1及び第2実施形態が対応する。ここで、上記補正手段は画角補正部8が該当する。
この発明の好ましい適用例は、画角補正部8にて、画像撮像部1で撮像された複数の画像信号の画角を統一するよう補正する撮像装置である。
(作用効果)
この(4)に記載の撮像装置は、画像信号撮像手段で撮像された複数の画像信号の画角を統一する。
従って、この(4)に記載の撮像装置によれば、複数の画像信号の画角を統一するため、画像信号を表示させる際に、画角が変動せず高品位な画像が得られる。
(5) 上記被写体焦点設定手段は、
上記被写体認識手段で認識した上記被写体の位置に上記焦点距離を設定する焦点距離設定手段と、
設定する焦点距離の数を上記被写体の数を用いて設定する焦点数設定手段と、
を有することを特徴とする(1)に記載の撮像装置。
(対応する実施形態)
この(5)に記載の撮像装置に関する実施形態は、第1実施形態が対応する。ここで、上記焦点距離設定手段は焦点距離設定部41が、上記焦点数設定手段は焦点数設定部42が、それぞれ該当する。
この発明の好ましい適用例は、焦点距離設定部41にて被写体認識部3で認識した被写体の位置に焦点距離を合わせるよう設定し、焦点数設定部42にて設定する焦点距離の数として被写体認識部3で認識した被写体の数を設定する撮像装置である。
(作用効果)
この(5)に記載の撮像装置は、認識した被写体の位置に焦点距離を設定し、その焦点距離の数として被写体の数を設定する。
従って、この(5)に記載の撮像装置によれば、認識した被写体に合わせて焦点距離を設定するため、画像の各被写体全てに焦点の合った画像が得られる。
(6) 上記被写体焦点設定手段は、
上記被写体認識手段で認識した上記各被写体の焦点距離を算出する距離算出手段と、
目標の被写界深度を設定する目標深度設定手段と、
を有し、
上記距離算出手段で算出した焦点距離間の最大値が上記目標深度設定手段で設定した目標被写界深度を満たすように、少なくとも上記距離算出手段で算出した焦点距離を含む複数の焦点距離を設定する、
ことを特徴とする(1)に記載の撮像装置。
(対応する実施形態)
この(6)に記載の撮像装置に関する実施形態は、第1実施形態が対応する。ここで、上記距離算出手段は距離算出部44が、上記目標深度設定手段は被写体深度算出部43又は目標深度設定部47が、それぞれ該当する。
この発明の好ましい適用例は、距離算出部44にて被写体認識部3において認識された被写体の焦点距離を求め、目標深度設定部47にて設定されている目標被写界深度に対して、その設定した焦点距離間の最大値が満たすように、少なくとも距離算出部44で算出した焦点距離を含む複数の焦点距離を設定する撮像装置である。
(作用効果)
この(6)に記載の撮像装置は、認識した被写体の位置に基づいて設定される焦点距離に加えて、それら設定した焦点距離間の最大値が目標被写界深度を満たすように、さらに焦点距離を設定する。
従って、この(6)に記載の撮像装置によれば、被写体の位置の他に新たに焦点距離を設定しているため、被写体の位置だけでは深度拡大しない場合においても被写界深度の深い画像を得ることができる。また、被写***置に合焦しつつ、目標被写界深度を満たすような画像を得ることができる。
(7) 上記焦点設定手段は、
目標の被写界深度を設定する目標深度設定手段を有し、
上記目標深度設定手段にて設定した目標の被写界深度を用いて焦点距離及びその数を設定する、
ことを特徴とする(2)に記載の撮像装置。
(対応する実施形態)
この(7)に記載の撮像装置に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。ここで、上記目標深度設定手段は目標深度設定部93が該当する。
この発明の好ましい適用例は、目標深度設定部93にて設定した目標深度を用いて、焦点距離及びその数を決定する撮像装置である。
(作用効果)
この(7)に記載の撮像装置は、設定した目標深度を用いて焦点距離及びその数を決定する。
従って、この(7)に記載の撮像装置によれば、設定した目標深度を用いることで、焦点距離を効率良く設定することができる。
(8) 上記焦点設定手段は、
各焦点距離における被写界深度を算出する被写界深度算出手段をさらに有し、
上記目標深度設定手段にて設定した上記目標の被写界深度と上記被写界深度算出手段で算出した各焦点距離における被写界深度とを用いて焦点距離及びその数を設定する、
ことを特徴とする(7)に記載の撮像装置。
(対応する実施形態)
この(8)に記載の撮像装置に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。ここで、上記被写界深度算出手段は深度算出部92が該当する。
この発明の好ましい適用例は、深度算出部92にて各焦点距離での被写界深度を算出し、目標深度設定部93にて目標の被写界深度を設定し、算出部94にて深度算出部92で算出した各焦点距離での被写界深度と目標深度設定部93で設定した目標被写界深度とを用いて、焦点距離及びその数を決定する撮像装置である。
(作用効果)
この(8)に記載の撮像装置は、各焦点距離での被写界深度と設定した目標被写界深度とを用いて焦点距離及びその数を決定する。
従って、この(8)に記載の撮像装置によれば、各焦点距離での被写界深度と設定した目標被写界深度を用いることで、焦点距離を効率良く設定することができ、処理時間を短縮することができる。
(9) 上記焦点設定手段は、上記撮像装置の光学系の絞り値を検出する絞り値検出手段をさらに有し、
上記被写界深度算出手段は、各焦点距離における被写界深度を、上記絞り値検出手段にて検出した絞り値を用いて算出する、
ことを特徴とする(8)に記載の撮像装置。
(対応する実施形態)
この(9)に記載の撮像装置に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。ここで、上記絞り値検出手段は絞り値検出部91が該当する。
この発明の好ましい適用例は、絞り値検出部91にて画像撮像部1での絞り値を算出し、深度算出部92にて絞り値検出部91で算出した絞り値を用いて各焦点距離での被写界深度を算出し、目標深度設定部93にて目標の被写界深度を設定し、算出部94にて深度算出部92で算出した各焦点距離での被写界深度と目標深度設定部93で設定した目標被写界深度とを用いて、焦点距離及びその数を決定する撮像装置である。
(作用効果)
この(9)に記載の撮像装置は、絞り値を用いて得られた各焦点距離での被写界深度と設定した目標被写界深度とを用いて焦点距離及びその数を決定する。
従って、この(9)に記載の撮像装置によれば、各焦点距離での被写界深度と設定した目標被写界深度とを用いることで、焦点距離を効率良く設定することができ、処理時間を短縮することができる。
(10) 上記表示制御手段は、表示フレームレートを設定するフレームレート設定手段を有し、
上記フレームレートは、設定した焦点距離の数に応じて制御する、
ことを特徴とする(3)に記載の撮像装置。
(対応する実施形態)
この(10)に記載の撮像装置に関する実施形態は、第1及び第2実施形態が対応する。ここで、上記フレームレート設定手段は表示制御部6が該当する。
この発明の好ましい適用例は、表示制御部6にて、表示部7で表示される画像の表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する撮像装置である。
(作用効果)
この(10)に記載の撮像装置は、表示手段で表示される画像信号の表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する。
従って、この(10)に記載の撮像装置によれば、設定した焦点距離の数に応じて表示フレームレートを制御することから、高品位な画像が得られる。
(11) 複数枚の画像信号を取得する際に、
予め撮像した画像信号から被写体を認識し、
前記被写体の認識結果を用いて複数の焦点距離を設定し、
前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得し、
取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する、
ことを特徴とする撮像方法。
(対応する実施形態)
この(11)に記載の撮像方法に関する実施形態は、第1実施形態が対応する。
この発明の好ましい適用例は、被写体認識部3にて被写体を認識し、被写体焦点設定部4にて複数の焦点距離をこの被写体認識部3で認識した各被写体に合わせるよう設定し、画像撮像部1にてこの被写体焦点設定部4で設定した複数の焦点距離における画像信号を取得する撮像方法である。
(作用効果)
この(11)に記載の撮像方法は、認識した被写体の位置に複数の焦点距離を合わせて画像信号を取得する。
従って、この(11)に記載の撮像方法によれば、切り換え表示することで位置合わせや合成等の処理時間を抑え、且つ、アーティファクトを発生させずに被写界深度拡大の効果をもたらし得る、それぞれ異なる深度で合焦している複数枚の画像信号が得られる。
(12) 複数枚の画像信号を撮像する際に、
複数の焦点距離を設定し、
前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得し、
取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する、
ことを特徴とする撮像方法。
(対応する実施形態)
この(12)に記載の撮像方法に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
この発明の好ましい適用例は、焦点設定部9にて複数の焦点距離を設定し、画像撮像部1にて焦点設定部9で設定された複数の焦点距離における画像信号を取得する撮像方法である。
(作用効果)
この(12)に記載の撮像方法は、設定した複数の焦点距離に焦点を合わせて画像信号を取得する。
従って、この(12)に記載の撮像方法によれば、切り換え表示することで位置合わせや合成等の処理時間を抑え、且つ、アーティファクトを発生させずに被写界深度拡大の効果をもたらし得る、それぞれ異なる深度で合焦している複数枚の画像信号が得られる。
(13) 複数枚の画像信号を取得する撮像装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
予め撮像した画像信号から被写体を認識する被写体認識手段、
前記被写体の認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する被写体焦点設定手段、
画像撮像部に、前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得させる画像信号取得手段、
取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
(対応する実施形態)
この(13)に記載のプログラムに関する実施形態は、第1実施形態が対応する。
この発明の好ましい適用例は、コンピュータに、被写体を認識させ、複数の焦点距離をこの認識した各被写体に合わせるよう設定させ、この設定した複数の焦点距離における画像信号を画像撮像部に取得させるプログラムである。
(作用効果)
この(13)に記載のプログラムは、認識した被写体の位置に複数の焦点距離を合わせて画像信号を取得させる。
従って、この(13)に記載のプログラムによれば、切り換え表示することで位置合わせや合成等の処理時間を抑え、且つ、アーティファクトを発生させずに被写界深度拡大の効果をもたらし得る、それぞれ異なる深度で合焦している複数枚の画像信号が得られる。
(14) 複数枚の画像信号を取得する撮像装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
複数の焦点距離を設定する焦点設定手段、
画像撮像部に、前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得させる画像信号取得手段、
取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
(対応する実施形態)
この(14)に記載のプログラムに関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
この発明の好ましい適用例は、コンピュータに、複数の焦点距離を設定させ、設定された複数の焦点距離における画像信号を画像撮像部に取得させるプログラムである。
(作用効果)
この(14)に記載のプログラムは、設定した複数の焦点距離に焦点を合わせて画像信号を取得させる。
従って、この(14)に記載のプログラムによれば、切り換え表示することで位置合わせや合成等の処理時間を抑え、且つ、アーティファクトを発生させずに被写界深度拡大の効果をもたらし得る、それぞれ異なる深度で合焦している複数枚の画像信号が得られる。
1…画像撮像部、 2…前処理部、 3…被写体認識部、 4…被写体焦点設定部、 5…制御部、 6…表示制御部、 7…表示部、 8…画角補正部、 9…焦点設定部、 11…レンズ系、 12…撮像系、 13…レンズ駆動装置、 41…焦点距離設定部、 42…焦点数設定部、 43…被写体深度算出部、 44…距離算出部、 45…比較部、 46…算出部、 47…目標深度設定部、 91…絞り値検出部、 92…深度算出部、 93…目標深度設定部、 94…算出部。

Claims (16)

  1. 複数枚の画像信号を取得する撮像装置において、
    予め撮像した画像信号から被写体を認識する被写体認識手段と、
    前記被写体認識手段での被写体認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する被写体焦点設定手段と、
    前記被写体焦点設定手段で設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段と、
    前記画像信号取得手段により取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段と、
    を備え
    前記被写体焦点設定手段は、
    前記被写体認識手段で認識した各被写体の焦点距離を算出する距離算出手段と、目標の被写界深度を設定する目標深度設定手段と、を有し、
    前記距離算出手段で算出した焦点距離間の最大値が前記目標深度設定手段で設定した目標被写界深度を満たすように、少なくとも前記距離算出手段で算出した焦点距離を含む複数の焦点距離を設定する、ことを特徴とする撮像装置。
  2. 複数枚の画像信号を取得する撮像装置において、
    複数の焦点距離を設定する焦点設定手段と、
    前記焦点設定手段で設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段と、
    前記画像信号取得手段により取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段と、
    を備え
    前記焦点設定手段は、
    目標の被写界深度を設定する目標深度設定手段を有し、
    前記目標深度設定手段にて設定した目標の被写界深度を用いて焦点距離及びその数を設定する、ことを特徴とする撮像装置。
  3. 複数枚の画像信号を取得する撮像装置において、
    予め撮像した画像信号から被写体を認識する被写体認識手段と、
    前記被写体認識手段での被写体認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する被写体焦点設定手段と、
    前記被写体焦点設定手段で設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段と、
    前記画像信号取得手段により取得された前記複数の焦点距離における画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、
    表示フレームレートを設定するフレームレート設定手段を有し、
    前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とする撮像装置。
  4. 複数枚の画像信号を取得する撮像装置において、
    複数の焦点距離を設定する焦点設定手段と、
    前記焦点設定手段で設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する画像信号取得手段と、
    前記画像信号取得手段により取得された前記複数の焦点距離における画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、
    表示フレームレートを設定するフレームレート設定手段を有し、
    前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とする撮像装置。
  5. 前記焦点距離の変化に対して、画角が変化しないよう補正する補正手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記被写体焦点設定手段は、
    前記被写体認識手段で認識した前記被写体の位置に前記焦点距離を設定する焦点距離設定手段と、
    設定する焦点距離の数を前記被写体の数を用いて設定する焦点数設定手段と、を有することを特徴とする請求項1または3に記載の撮像装置。
  7. 前記焦点設定手段は、
    各焦点距離における被写界深度を算出する被写界深度算出手段をさらに有し、
    前記目標深度設定手段にて設定した前記目標の被写界深度と前記被写界深度算出手段で算出した各焦点距離における被写界深度とを用いて焦点距離及びその数を設定する、ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 前記焦点設定手段は、前記撮像装置の光学系の絞り値を検出する絞り値検出手段をさらに有し、
    前記被写界深度算出手段は、各焦点距離における被写界深度を、前記絞り値検出手段にて検出した絞り値を用いて算出する、ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  9. 複数枚の画像信号を取得する際に、
    予め撮像した画像信号から被写体を認識する手順と
    前記被写体の認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する手順と
    前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する手順と
    取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する手順と
    を備え、
    前記複数の焦点距離を設定する手順は、
    前記被写体を認識する手順で認識した各被写体の焦点距離を算出する手順と、目標の被写界深度を設定する手順と、を有し、
    前記各被写体の焦点距離間の最大値が前記目標の被写界深度を満たすように、少なくとも前記各被写体の焦点距離を含む複数の焦点距離を設定する、ことを特徴とする撮像方法。
  10. 複数枚の画像信号を取得する際に、
    複数の焦点距離を設定する手順と
    前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する手順と
    取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する手順と
    を備え、
    前記複数の焦点距離を設定する手順は、
    目標の被写界深度を設定する手順を有し、
    前記目標の被写界深度を用いて焦点距離及びその数を設定する、ことを特徴とする撮像方法。
  11. 複数枚の画像信号を取得する際に、
    予め撮像した画像信号から被写体を認識する手順と、
    前被写体の認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する手順と、
    前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する手順と、
    取得された前記複数の焦点距離における画像信号を連続的に表示するよう制御する手順と、
    を備え、
    前記画像信号を連続的に表示するよう制御する手順は、
    表示フレームレートを設定する手順を有し、
    前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とする撮像方法。
  12. 複数枚の画像信号を取得する際に、
    複数の焦点距離を設定する手順と、
    前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得する手順と、
    取得された前記複数の焦点距離における画像信号を連続的に表示するよう制御する手順と、
    を備え、
    前記画像信号を連続的に表示するよう制御する手順は、
    表示フレームレートを設定する手順を有し、
    前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とする撮像方法。
  13. 複数枚の画像信号を取得する撮像装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    予め撮像した画像信号から被写体を認識する被写体認識手段、
    前記被写体の認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する被写体焦点設定手段、
    画像撮像部に、前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得させる画像信号取得手段、
    取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段
    として機能させ
    前記コンピュータを前記被写体焦点設定手段として機能させる際に、
    前記コンピュータを、前記認識した各被写体の焦点距離を算出する距離算出手段、目標の被写界深度を設定する目標深度設定手段、として機能させ、
    前記各被写体の焦点距離間の最大値が前記目標の被写界深度を満たすように、少なくとも前記各被写体の焦点距離を含む複数の焦点距離を設定する、ことを特徴とするプログラム。
  14. 複数枚の画像信号を取得する撮像装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    複数の焦点距離を設定する焦点設定手段、
    画像撮像部に、前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得させる画像信号取得手段、
    取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段
    として機能させ
    前記コンピュータを前記焦点設定手段として機能させる際に、
    前記コンピュータを、目標の被写界深度を設定する目標深度設定手段として機能させ、
    前記目標の被写界深度を用いて焦点距離及びその数を設定する、ことを特徴とするプログラム。
  15. 複数枚の画像信号を取得する撮像装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    予め撮像した画像信号から被写体を認識する被写体認識手段、
    前記被写体の認識結果を用いて複数の焦点距離を設定する被写体焦点設定手段、
    画像撮像部に、前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得させる画像信号取得手段、
    取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段、
    として機能させ、
    前記コンピュータを前記表示制御手段として機能させる際に、
    前記コンピュータを、表示フレームレートを設定するフレームレート設定手段として機能させ、
    前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とするプログラム。
  16. 複数枚の画像信号を取得する撮像装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    複数の焦点距離を設定する焦点設定手段、
    画像撮像部に、前記設定された複数の焦点距離で画像信号を取得させる画像信号取得手段、
    取得された複数枚の画像信号を連続的に表示するよう制御する表示制御手段、
    として機能させ、
    前記コンピュータを前記表示制御手段として機能させる際に、
    前記コンピュータを、表示フレームレートを設定するフレームレート設定手段として機能させ、
    前記表示フレームレートを、設定した焦点距離の数に応じて制御する、ことを特徴とするプログラム。
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