一般的に、少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイを含む交流用発光ダイオード発光部を光源として用いる交流用発光ダイオード発光装置は、AC110VまたはAC220Vなどの交流電源の電圧を交流用発光ダイオード発光部の駆動電圧に降下して供給する。
図1は、従来の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置を示す図である。
図1に示された従来の交流用発光ダイオード発光装置は、抵抗により交流電源(例えば、AC110VまたはAC220Vなど)の電圧を交流用発光ダイオード発光部の駆動電圧に降下して供給する。
図1を参照すると、交流用発光ダイオード発光装置100は、交流電源部110、交流用発光ダイオード発光部120及び電圧降下部130を含んで構成される。
交流電源部110は、電源出力端子L1とL2を介してAC110VまたはAC220Vなどの交流電源を提供する。
交流用発光ダイオード発光部120は、第1の交流用発光ダイオード発光部121と第2の交流用発光ダイオード発光部122で構成される。第1の交流用発光ダイオード発光部121は、交流電源部110の端子L1に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含んで互いに直列接続されている少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイを含み、交流電源の電圧V1の位相が正極性であるとき点灯する。第2の交流用発光ダイオード発光部122は、交流電源部110の端子L2に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含んで互いに直列接続されている少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイを含み、第1の交流用発光ダイオード発光部121とは並列接続され、交流電源の電圧V1の位相が負極性であるとき点灯する。
参照として、図1には、交流電源部110の端子L1に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5、LED7が互いに直列接続されている第1の交流用発光ダイオード発光部121が例示されている。また、交流電源部110の端子L2に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む4個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6、LED8が互いに直列接続されており、第1の交流用発光ダイオード発光部121とは並列接続される第2の交流用発光ダイオード発光部122が例示されている。
電圧降下部130は、交流電源部110の端子L1と交流用発光ダイオード発光部120の間に電圧降下用として設けられる第1の抵抗R1と、交流電源部110の端子L2と交流用発光ダイオード発光部120の間に電圧降下用として設けられる第2の抵抗R2とを含む。電圧降下部130は、交流電源の電圧V1を交流用発光ダイオード発光部120の駆動電圧に降下して供給する。
第1の抵抗R1は、交流電源の電圧V1の位相が正極性であるとき、交流電源の電圧V1を第1の交流用発光ダイオード発光部121の駆動電圧に降下して供給する。
第2の抵抗R2は、交流電源の電圧V1の位相が負極性であるとき、交流電源の電圧V1を第2の交流用発光ダイオード発光部122の駆動電圧に降下して供給する。
電圧降下部130は、交流電源部110と交流用発光ダイオード発光部120の間に、交流用発光ダイオード発光部120の温度変化によって交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流を制御できるPTCR(Positive Temperature Coefficient Resistor)をさらに含んでもよい。
PTCRは、図1に示すように、第1の抵抗R1と並列接続されることが好ましく、交流用発光ダイオード発光部120が点灯して温度が高くなると、交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流を減少させる。
上記のように構成される交流用発光ダイオード発光装置100は、次のように作動する。
交流電源部110から提供されるAC110VまたはAC220Vなどの交流電源の電圧V1の位相が正極性であるとき、上記のように互いに直列接続されており、それぞれ交流電源部110の端子L1に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む第1の交流用発光ダイオード発光部121の4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5、LED7が、第1の抵抗R1を経由して供給される駆動電圧により点灯する。このとき、第1の交流用発光ダイオード発光部121と逆方向に並列接続されている第2の交流用発光ダイオード発光部122は点灯しない。
一方、交流電源の電圧V1の位相が負極性であるとき、上記のように互いに直列接続されており、それぞれ交流電源部110の端子L2に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む第2の交流用発光ダイオード発光部122の4個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6、LED8が、第2の抵抗R2を経由して供給される駆動電圧により点灯する。このとき、第2の交流用発光ダイオード発光部122と逆方向に並列接続されている第1の交流用発光ダイオード発光部121は点灯しない。
図2は、従来の別の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置を示す図であって、図1に示された2個の交流用発光ダイオード発光部121、122を含む交流用発光ダイオード発光部120の面積を1/2に縮小したものである。すなわち、2個の交流用発光ダイオード発光部を1個に減らし、ダイオードブリッジを利用して、この1個の交流用発光ダイオード発光部を交流電源の極性にかかわらず交流電源に対して順方向に連結している。
図2に示された従来の交流用発光ダイオード発光装置は、抵抗により交流電源の電圧を交流用発光ダイオード発光部の駆動電圧に降下した後、交流用発光ダイオード発光部を交流電源の極性にかかわらず交流電源に対して順方向に連結するダイオードブリッジを介して駆動電圧を全波整流して、交流用発光ダイオード発光部に供給する。
図2を参照すると、交流用発光ダイオード発光装置200は、交流電源部210、交流用発光ダイオード発光部220、電圧降下部230及びダイオードブリッジ240を含んで構成される。
交流電源部210は、電源出力端子L1とL2を介してAC110VまたはAC220Vなどの交流電源を提供する。
交流用発光ダイオード発光部220は、交流電源に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含んで互いに直列接続された少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイを含み、交流電源の電圧V1の位相が正極性であるときと負極性であるときの両方に点灯する。
参照として、図2には、交流電源に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3、LED4が互いに直列接続されている交流用発光ダイオード発光部220が例示されている。
電圧降下部230は、交流電源部210の端子L1と交流用発光ダイオード発光部220の間に電圧降下用として設けられる第1の抵抗R1と、交流電源部210の端子L2と交流用発光ダイオード発光部220の間に電圧降下用として設けられる第2の抵抗R2とを含む。電圧降下部230は、交流電源の電圧V1を交流用発光ダイオード発光部220の駆動電圧に降下して供給する。
第1の抵抗R1は、交流電源の電圧V1の位相が正極性であるとき、交流電源の電圧V1を交流用発光ダイオード発光部220の駆動電圧に降下して供給する。
第2の抵抗R2は、交流電源の電圧V1の位相が負極性であるとき、交流電源の電圧V1を交流用発光ダイオード発光部220の駆動電圧に降下して供給する。
電圧降下部230は、交流電源部210と交流用発光ダイオード発光部220の間に、交流用発光ダイオード発光部220の温度変化によって交流用発光ダイオード発光部220に印加される電流を制御できるPTCRをさらに含んでもよい。
PTCRは、図2に示すように、第1の抵抗R1と並列接続されることが好ましく、交流用発光ダイオード発光部120が点灯して温度が高くなると、交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流を減少させる。
ダイオードブリッジ240は、4個のダイオードが菱形に接続され、正極接続ノードN1、正極接続ノードN1と対向する負極接続ノードN2、正極接続ノードN1と負極接続ノードN2の間で互いに対向する一対の入出力ノードN3、N4を形成する全波整流回路である。ダイオードブリッジ240は、交流用発光ダイオード発光部220を交流電源の極性にかかわらず交流電源に対して順方向に連結し、電圧降下部230を経由して供給される駆動電圧を全波整流して、交流用発光ダイオード発光部220に供給する。
ダイオードブリッジ240は、正極接続ノードN1に電圧降下部230の第1の抵抗R1が接続され、負極接続ノードN2に電圧降下部230の第2の抵抗R2が接続され、一対の入出力ノードN3、N4の間に交流用発光ダイオード発光部220が交流電源部210に対して順方向に接続される。
ダイオードブリッジ240は、交流電源の電圧V1の位相が正極性であるとき、電圧降下部230の第1の抵抗R1を経由して供給される駆動電圧を全波整流して、交流用発光ダイオード発光部220に供給する。
ダイオードブリッジ240は、交流電源の電圧V1の位相が負極性であるとき、電圧降下部230の第2の抵抗R2を経由して供給される駆動電圧を全波整流して、交流用発光ダイオード発光部220に供給する。
上記のように構成される交流用発光ダイオード発光装置200は次のように作動する。
交流電源部210から提供されるAC110VまたはAC220Vなどの交流電源の電圧V1の位相が正極性であるとき、上記のように互いに直列接続されており、それぞれ交流電源部210の端子L1に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む交流用発光ダイオード発光部220の4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3、LED4が、第1の抵抗R1とダイオードブリッジ240を介して全波整流されて供給される駆動電圧により点灯する。このとき、電流は、図2に示された正極接続ノードN1、入出力ノードN3、交流用発光ダイオード発光部220の4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3、LED4、入出力ノードN4、負極接続ノードN2を経由して流れる。
一方、交流電源の電圧V1の位相が負極性であるとき、上記のように互いに直列接続されており、それぞれ交流電源部210の端子L1に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む交流用発光ダイオード発光部220の4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3、LED4が、第2の抵抗R2とダイオードブリッジ240を介して全波整流されて供給される駆動電圧により点灯する。このとき、電流は、図2に示された負極接続ノードN2、入出力ノードN3、交流用発光ダイオード発光部220の4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3、LED4、入出力ノードN4、正極接続ノードN1を経由して流れる。
上記のような従来の交流用発光ダイオード発光装置100、200に供給されるAC110VまたはAC220Vなどの交流電源は、図3の(a)に示すように、通常60Hzの周波数であり、電圧V1の位相が一周期のうち0゜〜180゜区間では正極性を有し、180゜〜360゜区間では負極性を有する正弦波特性を示す。
また、このような従来の交流用発光ダイオード発光装置100、200は、AC110VまたはAC220Vなどの交流電源に対して順方向に接続された交流用発光ダイオード発光部120、220の交流用発光ダイオードアレイの個数によって点灯開始(Turn‐onz)電圧、すなわち順方向閾値電圧(forward threshold voltage)が増加し、交流用発光ダイオード発光部120、220の印加電圧の大きさが点灯開始電圧以上である場合にのみ交流用発光ダイオード発光部120、220に電流が流れて点灯する。
このとき、交流用発光ダイオード発光部120、220に印加される電流は、図3の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する0゜〜180゜の区間で電圧の大きさが点灯開始電圧以上である場合にのみ交流用発光ダイオード発光部120、220に流れ、また、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する180゜〜360゜の区間で電圧の大きさが点灯開始電圧以上である場合にのみ交流用発光ダイオード発光部120、220に流れる。
実際、正弦波特性を示す交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する0゜〜180゜の区間で、電圧の大きさが点灯開始電圧以上である時点に到逹するまでの時間をt1とし、電圧の大きさが点灯開始電圧以上を維持する時間をt2とし、電圧の大きさが点灯開始電圧以上を維持してまた点灯開始電圧以下に落ちる時間をt3とするとき、交流用発光ダイオード発光部120、220に印加される電流は時間t2の間にのみ交流用発光ダイオード発光部120、220に流れる。ここで、時間t1は、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する略0゜〜45゜の区間に対応し、時間t2は、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する略45゜〜135゜の区間に対応し、時間t3は、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する略135゜〜180゜の区間に対応する。
また、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する180゜〜360゜の区間で、電圧の大きさが点灯開始電圧以上の時点に到逹するまでの時間をt4とし、電圧の大きさが点灯開始電圧以上を維持する時間をt5とし、電圧の大きさが点灯開始電圧以上を維持してまた点灯開始電圧以下に落ちる時間をt6とするとき、交流用発光ダイオード発光部120、220に印加される電流は、時間t5の間にのみ交流用発光ダイオード発光部120、220に流れる。ここで、時間t4は、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する略180゜〜225゜の区間に対応し、時間t5は、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する略225゜〜315゜の区間に対応し、時間t6は、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する略315゜〜360゜の区間に対応する。
以下、本発明の実施形態を添付の図面を参照してさらに詳しく説明する。
実施形態1
図4は、本発明の第1の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置を示す図である。
本発明の第1の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置100’は、図1に示された従来の交流用発光ダイオード発光装置100と同様に、抵抗により交流電源(例えば、AC110VまたはAC220Vなど)の電圧を交流用発光ダイオード発光部の駆動電圧に降下して供給する。
図4を参照すると、交流用発光ダイオード発光装置100’は、交流電源部110、交流用発光ダイオード発光部120、電圧降下部130、第1の点灯スイッチ部140及び第2の点灯スイッチ部150を含んで構成される。
交流電源部110は、電源出力端子L1とL2を介してAC110VまたはAC220Vなどの交流電源を提供する。
交流用発光ダイオード発光部120は、第1の交流用発光ダイオード発光部121と第2の交流用発光ダイオード発光部122とで構成される。第1の交流用発光ダイオード発光部121は、交流電源部110の端子L1に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含んで互いに直列接続されてる少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイを含み、交流電源の電圧V1の位相が正極性であるとき点灯する。第2の交流用発光ダイオード発光部122は、交流電源部110の端子L2に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含んで互いに直列接続されている少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイを含み、第1の交流用発光ダイオード発光部121とは並列接続され、交流電源の電圧V1の位相が負極性であるとき点灯する。
参照として、図4には、交流電源部110の端子L1に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5が互いに直列接続されている第1の交流用発光ダイオード発光部121が例示されている。また、交流電源部110の端子L2に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む3個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6が互いに直列接続されており、第1の交流用発光ダイオード発光部121とは並列接続される第2の交流用発光ダイオード発光部122が例示されている。
電圧降下部130は、交流電源部110の端子L1と交流用発光ダイオード発光部120の間に電圧降下用として設けられる第1の抵抗R1と、交流電源部110の端子L2と交流用発光ダイオード発光部120の間に電圧降下用として設けられる第2の抵抗R2とを含む。電圧降下部130は、交流電源の電圧V1を交流用発光ダイオード発光部120の駆動電圧に降下して供給する。
第1の抵抗R1は、交流電源の電圧V1の位相が正極性であるとき、交流電源の電圧V1を第1の交流用発光ダイオード発光部121の駆動電圧に降下して供給する。
第2の抵抗R2は、交流電源の電圧V1の位相が負極性であるとき、交流電源の電圧V1を第2の交流用発光ダイオード発光部122の駆動電圧に降下して供給する。
電圧降下部130は、交流電源部110と交流用発光ダイオード発光部120の間に、交流用発光ダイオード発光部120の温度変化によって交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流を制御できるPTCR(Positive Temperature Coefficient Resistor)をさらに含んでもよい。
PTCRは、図4に示すように、第1の抵抗R1と並列接続されることが好ましく、交流用発光ダイオード発光部120が点灯して温度が高くなると、交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流を減少させる。
第1の点灯スイッチ部140は、互いに直列接続された抵抗R3とコンデンサC1を含む。抵抗R3の一端は、交流電源部110の端子L1に接続され、コンデンサC1の一端は、第1の交流用発光ダイオード発光部121の互いに直列接続されている2個以上の交流用発光ダイオードアレイのうち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイのアノードに接続される。
第1の点灯スイッチ部140は、交流電源部110の交流電源の電圧V1が正極性であるとき、コンデンサC1が充電、充電停止及び放電過程を順次に繰り返す間、充電過程と放電過程中に、電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させる。
コンデンサC1は、交流電源部110の交流電源の電圧V1が正極性であるとき、充電を開始し、充電が完了すると充電を停止し、充電停止後また放電する過程を繰り返す。このとき、充電時間と放電時間は、互いに直列接続された抵抗R3とコンデンサC1によって定まる時定数(Time Constant)を調節して決定することができる。
第1の点灯スイッチ部140は、交流電源部110の交流電源の電圧V1が正極性であるとき、交流用発光ダイオード発光部120の印加電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の交流用発光ダイオードアレイの個数によって定まった点灯開始(Turn‐on)電圧以下であっても、コンデンサC1の充電過程と放電過程中に、交流用発光ダイオード発光部120の少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイのうち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させる。
図4の場合、コンデンサC1の充電過程と放電過程中に、3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5のうち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED5が点灯する。このとき、コンデンサC1の充電開始後、充電が完了するまでは、コンデンサC1のインピーダンスが低いため、3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5のうち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED5に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED5のみ点灯する。充電が完了すると、コンデンサC1のインピーダンスが高くなって電流の流れが遮断されると同時に、電圧降下部130の第1の抵抗R1を経由して3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5に電流が流れて、3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5がすべて点灯する。そして、充電停止後また放電する過程では、コンデンサC1の充電電圧によって3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5のうち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED5に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED5のみ点灯する。
第2の点灯スイッチ部150は、互いに直列接続された抵抗R4とコンデンサC2を含む。抵抗R4の一端は、交流電源部110の端子L2に接続され、コンデンサC2の一端は、第2の交流用発光ダイオード発光部122の互いに直列接続されている2個以上の交流用発光ダイオードアレイのうち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイのアノードに接続される。
第2の点灯スイッチ部150は、交流電源部110の交流電源の電圧V1が負極性であるとき、コンデンサC2が充電、充電停止及び放電過程を順次に繰り返す間、充電過程と放電過程中に、電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させる。
コンデンサC2は、交流電源部110の交流電源の電圧V1が負極性であるとき、充電を開始し、充電が完了すると充電を停止し、充電停止後また放電する過程を繰り返す。このとき、充電時間と放電時間は、互いに直列接続された抵抗R4とコンデンサC2によって定まる時定数(Time Constant)を調節して決定することができる。
第2の点灯スイッチ部150は、交流電源部110の交流電源の電圧V1が負極性であるとき、交流用発光ダイオード発光部120の印加電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の交流用発光ダイオードアレイの個数によって定まった点灯開始(Turn‐on)電圧以下であっても、コンデンサC2の充電過程と放電過程中に、交流用発光ダイオード発光部120の少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイのうち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させる。
図4の場合、コンデンサC2の充電過程と放電過程中に、3個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6のうち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2が点灯する。このとき、コンデンサC2の充電開始後、充電が完了するまではコンデンサC2のインピーダンスが低いため、3個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6のうち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED2のみ点灯する。充電が完了すると、コンデンサC2のインピーダンスが高くなって電流の流れが遮断されると同時に、電圧降下部130の第2の抵抗R2を経由して3個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6に電流が流れて、3個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6がすべて点灯する。そして、充電停止後また放電する過程では、コンデンサC2の充電電圧によって3個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6のうち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED2のみ点灯する。
上記のように構成される本発明の第1の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置100’は次のように作動する。
交流電源部110から提供されるAC110VまたはAC220Vなどの交流電源の電圧V1の位相が正極性であるとき、上記のように互いに直列接続されており、それぞれ交流電源部110の端子L1に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む第1の交流用発光ダイオード発光部121の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5が、第1の抵抗R1を経由して供給される駆動電圧により点灯する。このとき、第1の交流用発光ダイオード発光部121と逆方向に並列接続されている第2の交流用発光ダイオード発光部122は点灯しない。
一方、交流電源の電圧V1の位相が負極性であるとき、上記のように互いに直列接続されており、それぞれ交流電源部110の端子L2に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む第2の交流用発光ダイオード発光部122の3個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6が、第2の抵抗R2を経由して供給される駆動電圧により点灯する。このとき、第2の交流用発光ダイオード発光部122と逆方向に並列接続されている第1の交流用発光ダイオード発光部121は点灯しない。
交流用発光ダイオード発光装置100’に供給されるAC110VまたはAC220Vなどの交流電源は、図5の(a)に示すように、通常60Hzの周波数であり、電圧V1の位相が一周期のうち0゜〜180゜区間では正極性を有し、180゜〜360゜区間では負極性を有する正弦波特性を示す。
また、交流用発光ダイオード発光装置100’は、AC110VまたはAC220Vなどの交流電源の一周期中、少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイを含む交流用発光ダイオード発光部120の印加電圧の大きさが、交流用発光ダイオード発光部120の交流用発光ダイオードアレイの個数によって定まった点灯開始電圧以下である場合、交流用発光ダイオード発光部120の少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイのうち少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させ、交流用発光ダイオード発光部120の印加電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部の点灯開始電圧以上である場合は、交流用発光ダイオード発光部120のすべての交流用発光ダイオードアレイを点灯させる。
実際、正弦波特性を示す交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する0゜〜180゜の区間で、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以上である時点に到逹するまでの時間をt1とし、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以上を維持する時間をt2とし、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以上を維持してまた交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以下に落ちる時間をt3とするとき、時間t1は、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する略0゜〜45゜の区間に対応し、時間t2は、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する略45゜〜135゜の区間に対応し、時間t3は、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する略135゜〜180゜の区間に対応する。
このとき、交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する0゜〜180゜の区間のうち電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以下である場合、例えば略0゜〜45゜の区間と略135゜〜180゜の区間では、図4に示された交流用発光ダイオード発光部120の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5のうち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED5に電流を流して点灯させる。
略0゜〜45゜の区間では、コンデンサC1の充電過程中に、電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED5に印加される電圧の大きさが、交流用発光ダイオードアレイLED5の点灯開始電圧を超過し、コンデンサC1の充電開始後、充電を完了するまではコンデンサC1のインピーダンスが低いため、図4に示された交流用発光ダイオード発光部120の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5のうち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED5に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED5のみ点灯する。
略135゜〜180゜の区間では、コンデンサC1の放電過程中にコンデンサC1の充電電圧、すなわち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED5に印加される電圧の大きさが交流用発光ダイオードアレイLED5の点灯開始電圧を超過するため、図4に示された交流用発光ダイオード発光部120の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5のうち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED5に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED5のみ点灯する。
また、交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する0゜〜180゜の区間のうち電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以上である場合、例えば略45゜〜135゜の区間では、図4に示されたコンデンサC1の充電が完了すると、コンデンサC1のインピーダンスが高くなって電流の流れが遮断されると同時に、電圧降下部130の第1の抵抗R1を経由して交流用発光ダイオード発光部120の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5に電流が流れて、3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5がすべて点灯する。
一方、正弦波特性を示す交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する180゜〜360゜の区間で、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以上である時点に到逹するまでの時間をt4とし、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以上を維持する時間をt5とし、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以上を維持してまた交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以下に落ちる時間をt6とするとき、時間t4は、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する略180゜〜225゜の区間に対応し、時間t5は、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する略225゜〜315゜の区間に対応し、時間t6は、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する略315゜〜360゜の区間に対応する。
このとき、交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する180゜〜360゜の区間のうち、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以下である場合、例えば略180゜〜225゜の区間と略315゜〜360゜の区間では、図4に示された交流用発光ダイオード発光部120の3個の交流用発光ダイオードアレイ LED2、LED4、LED6のうち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に電流を流して点灯させる。
略180゜〜225゜の区間では、コンデンサC2の充電過程中に、電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に印加される電圧の大きさが、交流用発光ダイオードアレイLED2の点灯開始電圧を超過し、コンデンサC2の充電開始後、充電を完了するまではコンデンサC2のインピーダンスが低いため、図4に示された交流用発光ダイオード発光部120の3個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6のうち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED2のみ点灯する。
略315゜〜360゜の区間では、コンデンサC2の放電過程中に、コンデンサC2の充電電圧、すなわち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に印加される電圧の大きさが、交流用発光ダイオードアレイLED2の点灯開始電圧を超過するため、図4に示された交流用発光ダイオード発光部120の3個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6のうち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED2のみ点灯する。
また、交流用発光ダイオード発光部120に印加される電圧が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する180゜〜360゜の区間のうち、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以上である場合、例えば略315゜〜360゜の区間では、図4に示されたコンデンサC2の充電が完了すると、コンデンサC2のインピーダンスが高くなって電流の流れが遮断されると同時に、電圧降下部130の第2の抵抗R2を経由して交流用発光ダイオード発光部120の3個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6がすべて点灯する。
上記のように、本発明の第1の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置100’は、交流電源の一周期中ずっと交流用発光ダイオード発光部120に電流を流して、一部またはすべての交流用発光ダイオードアレイを点灯させるため、従来の交流用発光ダイオード発光装置に比べて相対的に交流用発光ダイオード発光部の点灯効率が高く、消費電力の損失が減少し、動作電流の連続性によって全高調波歪み(Total Harmonic Distortion、THD)が略10〜25%に低くなり、ちらつき(flicker)が著しく減少する。
実施形態2
図6は、本発明の第2の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置を示す図である。
本発明の第2の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置100"は、本発明の第1の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置100’の発光ダイオード発光部120の第1の交流用発光ダイオード発光部121と第2の交流用発光ダイオード発光部122とにそれぞれ1個の交流用発光ダイオードアレイがさらに追加されたものであって、本発明の第1の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置100’と同じ構成要素、すなわち交流電源部110、交流用発光ダイオード発光部120、電圧降下部130、第1の点灯スイッチ部140及び第2の点灯スイッチ部150を含む。
図6には、交流電源部110の端子L1に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5、LED7が互いに直列接続されている第1の交流用発光ダイオード発光部121が例示されている。
また、交流電源部110の端子L2に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む4個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6、LED8が互いに直列接続されており、第1の交流用発光ダイオード発光部121とは並列接続される第2の交流用発光ダイオード発光部122が例示されている。
第1の交流用発光ダイオード発光部121が互いに直列接続されている4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5、LED7を含み、第2の交流用発光ダイオード発光部122が互いに直列接続されている4個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6、LED8を含むことにより、第1の点灯スイッチ部140は、コンデンサC1の充電過程と放電過程中に、電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED7に電流を流して点灯させ、第2の点灯スイッチ部150は、コンデンサC2の充電過程と放電過程中に、電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に電流を流して点灯させる。
上記のように構成される本発明の第2の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置100"は次のように作動する。
交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する0゜〜180゜の区間のうち、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以下である場合、例えば略0゜〜45゜の区間と略135゜〜180゜の区間では、図6に示すように、交流用発光ダイオード発光部120の4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5、LED7のうち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED7に電流を流して点灯させる。
略0゜〜45゜の区間では、コンデンサC1の充電過程中に、電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED7に印加される電圧の大きさが交流用発光ダイオードアレイLED7の点灯開始電圧を超過し、コンデンサC1の充電開始後、充電が完了するまではコンデンサC1のインピーダンスが低いため、図6に示された交流用発光ダイオード発光部120の4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5、LED7のうち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED7に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED7のみ点灯する。
略135゜〜180゜の区間では、コンデンサC1の放電過程中に、コンデンサC1の充電電圧、すなわち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED7に印加される電圧の大きさが交流用発光ダイオードアレイLED7の点灯開始電圧を超過するため、図6に示された交流用発光ダイオード発光部120の4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5、LED7のうち電圧降下部130の第2の抵抗R2にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED7に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED7のみ点灯する。
また、交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する0゜〜180゜の区間のうち、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以上である場合、例えば略45゜〜135゜の区間では、図6に示されたコンデンサC1の充電が完了すると、コンデンサC1のインピーダンスが高くなって電流の流れが遮断されると同時に、電圧降下部130の第1の抵抗R1を経由して交流用発光ダイオード発光部120の4個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5、LED7に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED1、LED3、LED5、LED7がすべて点灯する。
一方、交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する180゜〜360゜の区間のうち、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以下である場合、例えば略180゜〜225゜の区間と略315゜〜360゜の区間では、図6に示すように、交流用発光ダイオード発光部120の4個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6、LED8のうち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に電流を流して点灯させる。
略180゜〜225゜の区間では、コンデンサC2の充電過程中に、電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に印加される電圧の大きさが交流用発光ダイオードアレイLED2の点灯開始電圧を超過し、コンデンサC2の充電開始後、充電完了するまではコンデンサC2のインピーダンスが低いため、図6に示された交流用発光ダイオード発光部120の4個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6、LED8のうち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED2のみ点灯する。
略315゜〜360゜の区間では、コンデンサC2の放電過程中に、コンデンサC2の充電電圧、すなわち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に印加される電圧の大きさが交流用発光ダイオードアレイLED2の点灯開始電圧を超過するため、図6に示された交流用発光ダイオード発光部120の4個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6、LED8のうち電圧降下部130の第1の抵抗R1にカソードが直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED2に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED2のみ点灯する。
また、交流用発光ダイオード発光部120に印加される電流が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する180゜〜360゜の区間のうち、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部120の点灯開始電圧以上である場合、例えば略225゜〜315゜の区間では、図6に示されたコンデンサC2の充電が完了すると、コンデンサC2のインピーダンスが高くなって電流の流れが遮断されると同時に、電圧降下部130の第2の抵抗R2を経由して交流用発光ダイオード発光部120の4個の交流用発光ダイオードアレイLED2、LED4、LED6、LED8に電流が流れて、LED2、LED4、LED6、LED8がすべた点灯する。
上記のように、本発明の第2の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置100"は、交流電源の一周期中ずっと交流用発光ダイオード発光部120に電流を流して、一部またはすべての交流用発光ダイオードアレイを点灯させるため、従来の交流用発光ダイオード発光装置に比べて相対的に交流用発光ダイオード発光部の点灯効率が高く、消費電力の損失が減少し、動作電流の連続性によって全高調波歪み(Total Harmonic Distortion、THD)が略10〜25%に低くなり、ちらつき(flicker)が著しく減少する。
実施形態3
図7は、本発明の第3の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置を示す図である。
本発明の第3の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置200’は、図2に示された従来の交流用発光ダイオード発光装置200と同様に、抵抗により交流電源の電圧を交流用発光ダイオード発光部の駆動電圧に降下した後、交流用発光ダイオード発光部を交流電源の極性にかかわらず交流電源に対して順方向に連結するダイオードブリッジを介して駆動電圧を全波整流して、交流用発光ダイオード発光部に供給する。
図7を参照すると、交流用発光ダイオード発光装置200’は、交流電源部210、交流用発光ダイオード発光部220、電圧降下部230、少なくとも2個以上のダイオードブリッジ240、第1の点灯スイッチ部250及び第2の点灯スイッチ部260を含んで構成される。
交流電源部210は、電源出力端子L1とL2を介してAC110VまたはAC220Vなどの交流電源を提供する。
交流用発光ダイオード発光部220は、交流電源に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイが互いに直列接続されており、交流電源の電圧V1の位相が正極性であるときと負極性であるときの両方に点灯する。
参照として、図7には、交流電源に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3が互いに直列接続されている交流用発光ダイオード発光部220が例示されている。
電圧降下部230は、交流電源部210の端子L1と交流用発光ダイオード発光部220の間に電圧降下用として設けられる第1の抵抗R1と、交流電源部210の端子L2と交流用発光ダイオード発光部220の間に電圧降下用として設けられる第2の抵抗R2とを含み、交流電源の電圧V1を交流用発光ダイオード発光部220の駆動電圧に降下して供給する。
第1の抵抗R1は、交流電源の電圧V1の位相が正極性であるとき、交流電源の電圧V1を交流用発光ダイオード発光部220の駆動電圧に降下して供給する。
第2の抵抗R2は、交流電源の電圧V1の位相が負極性であるとき、交流電源の電圧V1を交流用発光ダイオード発光部220の駆動電圧に降下して供給する。
電圧降下部230は、交流電源部210と交流用発光ダイオード発光部220の間に、交流用発光ダイオード発光部220の温度変化によって交流用発光ダイオード発光部220に印加される電流を制御できるPTCR(Positive Temperature Coefficient Resistor)をさらに含んでもよい。
PTCRは、図7に示すように、第1の抵抗R1と並列接続されることが好ましく、交流用発光ダイオード発光部220が点灯して温度が高くなると、交流用発光ダイオード発光部220に印加される電流を減少させる。
少なくとも2個以上のダイオードブリッジ240は、それぞれ4個のダイオードが菱形に接続されて、正極接続ノードN1、正極接続ノードN1と対向する負極接続ノードN2、正極接続ノードN1と負極接続ノードN2の間で互いに対向する一対の入出力ノードN3、N4を形成する全波整流回路である。ダイオードブリッジ240は、交流用発光ダイオード発光部220のそれぞれの交流用発光ダイオードアレイを交流電源の極性にかかわらず交流電源に対して順方向に連結し、電圧降下部230を経由して供給される駆動電圧を全波整流して交流用発光ダイオード発光部220のそれぞれの交流用発光ダイオードアレイに供給し、互いに直列接続されている。
少なくとも2個以上のダイオードブリッジ240のうち、一番目のダイオードブリッジ240は、正極接続ノードN1に電圧降下部230の第1の抵抗R1が接続され、負極接続ノードN2に第2の点灯スイッチ部260のコンデンサC2が接続され、一対の入出力ノードN3、N4の間に交流用発光ダイオード発光部220の少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイのうち一番目の交流用発光ダイオードアレイが交流電源部210に対して順方向に接続される。
少なくとも2個以上のダイオードブリッジ240のうち、最後のダイオードブリッジ240は、正極接続ノードN1に第1の点灯スイッチ部250のコンデンサC1が接続され、負極接続ノードN2に電圧降下部230の第2の抵抗R2が接続され、一対の入出力ノードN3、N4の間に交流用発光ダイオード発光部220の少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイのうち最後の交流用発光ダイオードアレイが交流電源部210に対して順方向に接続される。
少なくとも2個以上のダイオードブリッジ240のうち、一番目のダイオードブリッジ240と最後のダイオードブリッジ240の間に位置する他のダイオードブリッジ240は、それぞれの正極接続ノードN1に前のダイオードブリッジ240の負極接続ノードN2が接続され、それぞれの一対の入出力ノードN3、N4の間に交流用発光ダイオード発光部220の少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイのうち他のダイオードブリッジ240のそれぞれに対応する交流用発光ダイオードアレイが交流電源部210に対して順方向に接続される。
参照として、図7には、交流電源に対して順方向に互いに直列接続された3個のダイオードブリッジ240が、交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3をそれぞれ交流電源の極性にかかわらず交流電源に対して順方向に連結し、電圧降下部230を経由して供給される駆動電圧を全波整流して、交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3に供給することが例示されている。
第1の点灯スイッチ部250は、互いに直列接続された抵抗R3とコンデンサC1を含む。抵抗R3の一端は、交流電源部210の端子L1に接続され、コンデンサC1の一端は、互いに直列接続されている少なくとも2個以上のダイオードブリッジ240のうち電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続されたダイオードブリッジ240に接続される。
第1の点灯スイッチ部250は、交流電源部210の交流電源の電圧V1が正極性であるとき、コンデンサC1が充電、充電停止、放電過程を順次に繰り返す間、充電過程と放電過程中に、電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させる。
コンデンサC1は、交流電源部210の交流電源の電圧V1が正極性であるとき、充電開始後、充電が完了すると充電を停止し、充電停止後また放電する過程を繰り返す。このとき、充電時間と放電時間は、互いに直列接続された抵抗R3とコンデンサC1によって定まる時定数(Time Constant)を調節して決定することができる。
第1の点灯スイッチ部250は、交流電源部210の交流電源の電圧V1が正極性であるとき、交流用発光ダイオード発光部220の印加電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイの個数により定まった点灯開始(Turn‐on)電圧以下であっても、コンデンサC1の充電過程と放電過程中に、交流用発光ダイオード発光部220の少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイのうち電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させる。
図7の場合、コンデンサC1の充電過程と放電過程中に、交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3のうち電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイLED3が点灯する。このとき、コンデンサC1の充電開始後、充電が完了するまではコンデンサC1のインピーダンスが低いため、3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3のうち電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオードアレイLED3に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED3のみ点灯する。充電が完了すると、コンデンサC1のインピーダンスが高くなって電流の流れが遮断されると同時に、電圧降下部230の第1の抵抗R1と第2の抵抗R2の間に互いに直列接続された3個のダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3に電流が流れて、3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3がすべて点灯する。そして、充電停止後また放電する過程では、コンデンサC1の充電電圧によって、電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオードアレイLED3に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED3のみ点灯する。
第2の点灯スイッチ部260は、互いに直列接続された抵抗R4とコンデンサC2を含む。抵抗R4の一端は、交流電源部210の端子L2に接続され、コンデンサC2の一端は、互いに直列接続されている少なくとも2個以上のダイオードブリッジ240のうち電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続されたダイオードブリッジ240に接続される。
第2の点灯スイッチ部260は、交流電源部210の交流電源の電圧V1が負極性であるとき、コンデンサC2が充電、充電停止、放電過程を順次に繰り返す間、充電過程と放電過程中に、電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させる。
コンデンサC2は、交流電源部210の交流電源の電圧V1が負極性であるとき、充電開始後、充電が完了すると充電停止し、充電停止後また放電する過程を繰り返す。このとき、充電時間と放電時間は、互いに直列接続された抵抗R4とコンデンサC2によって定まる時定数(Time Constant)を調節して決定することができる。
第2の点灯スイッチ部260は、交流電源部210の交流電源の電圧V1が負極性であるとき、交流用発光ダイオード発光部220の印加電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイの個数によって定まった点灯開始(Turn‐on)電圧以下であっても、コンデンサC2の充電過程と放電過程中に、交流用発光ダイオード発光部220の少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイののうち電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させる。
図7の場合、コンデンサC2の充電過程と放電過程中に、交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3のうち電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイLED1が点灯する。このとき、コンデンサC2の充電開始後、充電が完了するまではコンデンサC2のインピーダンスが低いため、3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3のうち電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオードアレイLED1に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED1のみ点灯しする。充電が完了すると、コンデンサC2のインピーダンスが高くなって電流の流れが遮断されると同時に、電圧降下部230の第1の抵抗R1と第2の抵抗R2の間に互いに直列接続された3個のダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3に電流が流れて、3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3がすべて点灯する。充電停止後また放電する過程では、コンデンサC2の充電電圧によって、電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオードアレイLED1に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED1のみ点灯する。
上記のように構成される本発明の第3の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置200’は次のように作動する。
交流電源部210から提供されるAC110VまたはAC220Vなどの交流電源の電圧V1の位相が正極性であるとき、上記のように互いに直列接続されており、それぞれ交流電源部210の交流電源に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3が、電圧降下部230の第1の抵抗R1と第2の抵抗R2の間に互いに直列接続された3個のダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する電圧によって点灯する。
一方、交流電源の電圧V1の位相が負極性であるとき、上記のように互いに直列接続されており、それぞれ交流電源部210の交流電源に対して順方向に接続された少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3が、電圧降下部230の第1の抵抗R1と第2の抵抗R2の間に互いに直列接続された3個のダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する電圧によって点灯する。
一方、交流用発光ダイオード発光装置200’に供給されるAC110VまたはAC220Vなどの交流電源は、図5の(a)に示すように、通常60Hzの周波数であり、電圧V1の位相が一周期のうち0゜〜180゜区間では正極性を有し、180゜〜360゜区間では負極性を有する正弦波特性を示す。
また、交流用発光ダイオード発光装置200’は、AC110VまたはAC220Vなどの交流電源の一周期中、少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードを含む少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイを含む交流用発光ダイオード発光部220の印加電圧の大きさが、交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイの個数により定まった点灯開始(Turn‐on)電圧以下である場合、交流用発光ダイオード発光部220の少なくとも2個以上の交流用発光ダイオードアレイのうち少なくとも1個以上の交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させ、交流用発光ダイオード発光部220の印加電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部の点灯開始(Turn‐on)電圧以上である場合は、交流用発光ダイオード発光部220のすべての交流用発光ダイオードアレイを点灯させる。
実際、正弦波特性を示す交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する0゜〜180゜の区間で、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以上の時点に到逹するまでの時間をt1とし、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以上を維持する時間をt2とし、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以上を維持してまた交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以下に落ちる時間をt3とするとき、時間t1は、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する略0゜〜45゜の区間に対応し、時間t2は、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する略45゜〜135゜の区間に対応し、時間t3は、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する略135゜〜180゜の区間に対応する。
このとき、交流用発光ダイオード発光部220に印加される電流が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する0゜〜180゜の区間のうち、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以下である場合、例えば略0゜〜45゜の区間と略135゜〜180゜の区間では、図7に示された交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3のうち電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED3に電流を流して点灯させる。
略0゜〜45゜の区間では、コンデンサC1の充電過程中に、電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイLED3に印加される電圧の大きさが、交流用発光ダイオードアレイLED3の点灯開始電圧を超過し、コンデンサC1の充電開始後、充電が完了するまではコンデンサC1のインピーダンスが低いため、図7に示された交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3のうち電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイLED3に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED3のみ点灯する。
略135゜〜180゜の区間では、コンデンサC1の放電過程中に、コンデンサC1の充電電圧、すなわち電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイLED3に印加される電圧の大きさが、交流用発光ダイオードアレイLED3の点灯開始電圧を超過するため、図7に示された交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3のうち電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイLED3に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED3のみ点灯する。
また、交流用発光ダイオード発光部220に印加される電流が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が正極性を有する0゜〜180゜の区間のうち、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以上である場合、例えば略45゜〜135゜の区間では、図7に示されたコンデンサC1の充電が完了すると、コンデンサC1のインピーダンスが高くなって電流の流れが遮断されると同時に、電圧降下部230の第1の抵抗R1と第2の抵抗R2の間に互いに直列接続された3個のダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3に電流が流れて、3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3がすべて点灯する。
一方、正弦波特性を示す交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する180゜〜360゜の区間で、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以上の時点に到逹するまでの時間をt4とし、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以上を維持する時間をt5とし、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以上を維持してまた交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以下に落ちる時間をt6とするとき、時間t4は、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する略180゜〜225゜の区間に対応し、時間t5は、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する略225゜〜315゜の区間に対応し、t6時間は、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する略315゜〜360゜の区間に対応する。
このとき、交流用発光ダイオード発光部220に印加される電流が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する180゜〜360゜の区間のうち、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以下である場合、例えば略180゜〜225゜の区間と略315゜〜360゜の区間では、図7に示された交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3のうち電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続された交流用発光ダイオードアレイLED1に電流を流して点灯させる。
略180゜〜225゜の区間では、コンデンサC2の充電過程中に、電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイLED1に印加される電圧の大きさが交流用発光ダイオードアレイLED1の点灯開始電圧を超過し、コンデンサC2の充電開始後、充電が完了するまではコンデンサC2のインピーダンスが低いため、図7に示された交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3のうち電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイLED1に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED1のみ点灯する。
略315゜〜360゜の区間では、コンデンサC2の放電過程中に、コンデンサC2の充電電圧、すなわち電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイLED1に印加される電圧の大きさが、交流用発光ダイオードアレイLED1の点灯開始電圧を超過するため、図7に示された交流用発光ダイオード発光部220の3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3のうち電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイLED1に電流が流れて、交流用発光ダイオードアレイLED1のみ点灯する。
また、交流用発光ダイオード発光部220に印加される電流が、図5の(b)に示すように、交流電源の電圧V1の位相が負極性を有する180゜〜360゜の区間のうち、電圧の大きさが交流用発光ダイオード発光部220の点灯開始電圧以上である場合、例えば略225゜〜315゜の区間では、図7に示されたコンデンサC2の充電が完了すると、コンデンサC2のインピーダンスが高くなって電流の流れが遮断されると同時に、電圧降下部230の第1の抵抗R1と第2の抵抗R2の間に互いに直列接続された3個のダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3に電流が流れて、3個の交流用発光ダイオードアレイLED1、LED2、LED3がすべて点灯する。
上記のように、本発明の第3の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置200’は、交流電源の一周期中ずっと交流用発光ダイオード発光部220に電流を流して、一部またはすべての交流用発光ダイオードアレイを点灯させるため、従来の交流用発光ダイオード発光装置に比べて相対的に交流用発光ダイオード発光部の点灯効率が高く、消費電力の損失が減少し、動作電流の連続性によって全高調波歪み(Total Harmonic Distortion、THD)が略10〜25%に低くなり、ちらつき(flicker)が著しく減少する。
実施形態4
図8は、本発明の第4の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置を示す図である。
本発明の第4の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置200"は、本発明の第3の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置200’の第1の点灯スイッチ部250と第2の点灯スイッチ部260の結線構造が変更されたものであって、本発明の第3の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置200’と同じ構成要素、すなわち交流電源部210、交流用発光ダイオード発光部220、電圧降下部230、少なくとも2個以上のダイオードブリッジ240、第1の点灯スイッチ部250及び第2の点灯スイッチ部260を含む。
図8において、第1の点灯スイッチ部250は、抵抗R3の一端はが電圧降下部230の第1の抵抗R1に接続され、第1の抵抗R1の出力電圧によってコンデンサC1が充電、充電停止、放電過程を順次に繰り返す間、充電過程と放電過程中に電圧降下部230の第2の抵抗R2に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させる。
図8において、第2の点灯スイッチ部260は、抵抗R4の一端はが電圧降下部230の第2の抵抗R2に接続され、第2の抵抗R2の出力電圧によってコンデンサC2が充電、充電停止、放電過程を順次に繰り返す間、充電過程と放電過程中に電圧降下部230の第1の抵抗R1に直接接続されたダイオードブリッジ240が駆動電圧を全波整流して供給する交流用発光ダイオード発光部220の交流用発光ダイオードアレイに電流を流して点灯させる。
上記のように構成される本発明の第4の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置200"の作動は、第1の点灯スイッチ部250のコンデンサC1と第2の点灯スイッチ部260のコンデンサC2の充電電源がそれぞれ電圧降下部230を経由して印加される電源であることを除いて、本発明の第3の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置200’の作動と同一であるため、具体的な説明を省略する。
上記のように、本発明の第4の実施形態による交流用発光ダイオード発光装置200"は、交流電源の一周期中ずっと交流用発光ダイオード発光部220に電流を流して、一部またはすべての交流用発光ダイオードアレイを点灯させるため、従来の交流用発光ダイオード発光装置に比べて相対的に交流用発光ダイオード発光部の点灯効率が高く、消費電力の損失が減少し、動作電流の連続性によって全高調波歪み(Total Harmonic Distortion、THD)が略10〜25%に低くなり、ちらつき(flicker)が著しく減少する。
以上で説明した本発明による交流用発光ダイオード発光装置は実施形態に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲で請求するように本発明の要旨を逸脱することなく本発明の属する分野における通常の知識を有する者であれば誰でも様々な変更実施が可能な範囲まで本発明の技術的精神がある。