JP5635345B2 - 水クラスターを用いた除電方法及びその装置 - Google Patents
水クラスターを用いた除電方法及びその装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5635345B2 JP5635345B2 JP2010206756A JP2010206756A JP5635345B2 JP 5635345 B2 JP5635345 B2 JP 5635345B2 JP 2010206756 A JP2010206756 A JP 2010206756A JP 2010206756 A JP2010206756 A JP 2010206756A JP 5635345 B2 JP5635345 B2 JP 5635345B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- humidity air
- passage
- humidity
- nozzle device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
前記放電により、当該ノズル装置の通路を通過した前記高湿度エアーの多数の水の微粒子にプラス又はマイナスの電荷が与えられ、これらの多数の荷電された水の微粒子を含む高湿度エアーを帯電物に吹き付ける構成とした除電装置とした。
小さくすることができ、ミストの微細化を意図的に促進させることにより、装置の小型化が可能となる。
図1はこの発明の装置の概略構成を示し、図2はこの発明の装置の一部のノズル装置を示す。高湿度エアー発生装置1は下部にタンク1aを設けており、この中に純水を入れてある。また、このタンク1aには炭酸ガスボンベ2から炭酸ガスが注入可能となっている。また、この高湿度エアー発生装置1にはフィルター付きブロアー3からクリーンな空気が供給される。そして前記タンク1a内の純水を、ろ過フィルター4及び循環水ポンプ5を介して汲み上げて、高湿度エアー発生装置1内で前記空気に吹き付けることにより、当該高湿度エアー発生装置1内で高湿度エアー、即ち、6〜12H2Oの分子的クラスターを含んだ、水が40g以上/1m3の過飽和状態の空気が生じる。
高湿度エアー発生装置1は上述のようにタンク1aを下部に有し、上部はサイクロン1bとなっている。前記フィルター付きブロアー3からのクリーンなエアーが前記サイクロン1bの上部に導かれる。一方前記タンク1aに入っている純水はろ過フィルター4及び循環水ポンプ5を介して汲み上げられ、前記サイクロン1bの上面に設けた扁平な部屋15に注入され、当該扁平な部屋の下面の多数の小孔15a(図4参照。図4では小孔15aの一部が描かれ、他は省略している)からサイクロン1bの中に滴下され、前記エアーに巻き込まれ、渦を巻いて下方に落ちていく。そして大きい水の粒子は漏斗1cからタンク1aに落ち、上記6〜12H2Oの分子的クラスターを含んだ、水が40g以上/1m3の過飽和状態の空気である高湿度エアーのみが中央の小径筒部1dの下端開口部から入って上方に上がって外部に導出される。
高湿度エアー発生装置1は上述のようにタンク1aを下部に有し、上部はサイクロン1bとなっている。前記フィルター付きブロアー3からのクリーンなエアーが前記サイクロン1bの上部に導かれる。一方前記タンク1aに入っている純水はろ過フィルター4及び循環水ポンプ5を介して汲み上げられ、前記サイクロン1bの上部内側面に設けた内周室16に注入され、当該内周室16の内周壁に設けた多数の小孔16a(図5参照)からサイクロン1bの中に噴霧され、前記エアーに巻き込まれ、渦を巻いて下方に落ちていく。そして大きい水の粒子は漏斗1cからタンク1aに落ち、上記6〜12H2Oの分子的クラスターを含んだ、水が40g以上/1m3の過飽和状態の空気である高湿度エアーのみが中央の小径筒部1dの下端開口部から入って上方に上がり外部に導出される。
図7は装置本体の縦断面側面図、図8は装置本体の高湿度エアー発生装置の下方からみた横断面図、図9は装置本体のノズル装置の概略構成図、図10は装置本体のノズル装置の正面図である。
1b サイクロン部 1c 漏斗部
1d 小径筒 2 ガスボンベ
3 フィルター付きブロアー 4 フィルター
5 ポンプ 6 パイプ
7 ノズル装置 8 オリフィス
9 吸気孔 10 針状電極
11 高電圧発生器 12 シールド線
13 電極 14 中空室
15 扁平な部屋 16 内周室
21 装置本体 22 高湿度エアー発生装置
23 ノズル装置 24 タンク部
25 ミスト移送室 26 ミストノズル
27 ブロアー 28 エアー通路
29 ヒーター 30 オリフィス
31 吸気孔 32 電極
33 環状電極 34 環状溝
35 吸気孔
Claims (14)
- 高湿度エアー発生装置において、多数の水の微粒子を含んだ、相対湿度50%以上の空気である高湿度エアーを作り、
これをノズル装置に誘導し、当該ノズル装置は高湿度エアーが通過する通路にオリフィスが設けられ、当該オリフィスの最小径部に二つの電極及び吸気孔を設け、高電圧発生装置から高電圧が当該二つの電極に印加されてこれらの電極の間で放電を発生させ、かつ前記高湿度エアーの通過に伴って前記吸気孔を通して外部より空気が通路内に吸引され、当該吸引された空気に前記電極が晒され、当該電極には水の微粒子が付着せず、
前記放電により当該ノズル装置の通路を通過した前記高湿度エアーの多数の水の微粒子にプラス又はマイナスの電荷を与え、これらの多数の荷電された水の微粒子を含む高湿度エアーを帯電物に吹き付けることを特徴とする、除電方法。 - 高湿度エアー発生装置において、水によりミストを発生させて、これらのミストを含んだ、相対湿度50%以上の空気である高湿度エアーを作り、
これをノズル装置に誘導し、当該ノズル装置は高湿度エアーが通過する通路にオリフィスが設けられ、当該オリフィスの最小径部に二つの電極及び吸気孔を設け、高電圧発生装置から高電圧が当該二つの電極に印加されてこれらの電極の間で放電を発生させ、かつ前記高湿度エアーの通過に伴って前記吸気孔を通して外部より温風が通路内に吸引され、当該吸引された空気に前記電極が晒され、当該電極には水の微粒子が付着せず、
前記放電により当該ノズル装置の通路を通過した前記高湿度エアーの多数のミストにプラス又はマイナスの電荷を与え、これらの多数の荷電されたミストの水分が前記吸気孔から通路内に吸引された温風により気化し、より小径の微粒子となって高濃度に荷電された高湿度エアーを帯電物に吹き付けることを特徴とする、除電方法。 - 前記高湿度エアー発生装置において使用する水に、炭酸ガス又は炭酸アンモニウム、その他の電解質の一つ又は複数を溶かしたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の除電方法。
- 前記高湿度エアー発生装置において使用する空気に炭酸ガスを含ませたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の除電方法。
- 前記高湿度エアー発生装置において使用する水に、界面活性剤を主体とした帯電防止剤を含ませたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の除電方法。
- 前記ノズル装置において高湿度エアーの通過に伴って前記吸気孔を通して外部より通路内に吸引される空気に炭酸ガスを含ませ、前記高湿度エアーの中の水の微粒子に炭酸ガス又は炭酸アンモニウムを溶解させることを特徴とする、請求項1、2又は5のいずれかに記載の除電方法。
- 前記ノズル装置において高湿度エアーの通過に伴って前記吸気孔を通して外部より通路内に吸引される温風に炭酸ガスを含ませ、前記高湿度エアーの中のミストの粒子に炭酸ガス又は炭酸アンモニウムを溶解させることを特徴とする、請求項2又は5に記載の除電方法。
- 前記相対湿度50%以上の空気である高湿度エアーは、6〜12H2Oの分子的クラスターを含んだ空気であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の除電方法。
- 高湿度エアー発生装置において、送風により空気を水に当てて、前記高湿度エアーを作り、
これをノズル装置に誘導し、当該ノズル装置は高湿度エアーが通過する通路にオリフィスが設けられ、当該オリフィスの最小径部に二つの電極及び吸気孔を設け、高電圧発生装置から高電圧が当該二つの電極に印加されてこれらの電極の間で放電を発生させ、かつ前記高湿度エアーの通過に伴って前記吸気孔を通して外部より空気が通路内に吸引され、
前記放電により当該ノズル装置の通路を通過した前記高湿度エアーの多数の分子的クラスターにプラス又はマイナスの電荷を与え、これらの多数の荷電された分子的クラスターの一部が相互に吸引し合い大きな電荷集合クラスターとなり、これらの電荷集合クラスターを含む高湿度エアーを帯電物に吹き付けることを特徴とする、請求項8に記載の除電方法。 - 高湿度エアー発生装置とこの装置から供給され高湿度エアーに含まれる多数の水の微粒子に電荷を与えて帯電物に噴霧するノズル装置とから成り、
前記高湿度エアー発生装置は、送風により空気を水に当てて相対湿度50%以上の空気である高湿度エアーが作られる装置であり、
前記ノズル装置は高湿度エアーが通過する通路にオリフィスが設けられ、当該オリフィスの最小径部に二つの電極及び吸気孔が設けられ、前記二つの電極は高電圧発生装置からの高電圧が印加されてこれらの間で放電を発生させ、また、前記高湿度エアーの通過により前記吸気孔を通して外部より気体が通路内に吸引され、当該吸引された空気に前記電極が晒され、当該電極には水の微粒子が付着せず、
前記放電により、当該ノズル装置の通路を通過した前記高湿度エアーの多数の水の微粒子にプラス又はマイナスの電荷が与えられ、これらの多数の荷電された水の微粒子を含む高湿度エアーを帯電物に吹き付ける構成としたことを特徴とする、除電装置。 - 高湿度エアー発生装置とこの装置から供給され高湿度エアーに含まれる多数の水の微粒子に電荷を与えて帯電物に噴霧するノズル装置とから成り、
前記高湿度エアー発生装置は、水によりミストを発生させて、これらのミストを含んだ相対湿度50%以上の空気である高湿度エアーを作る装置であり、
装置本体内に、ミストノズルで発生したミストを移送するミスト移送室を設け、このミスト移送室の側板外周を略包むようにエアー通路を設け、また、前記ミスト移送室及びエアー通路に装置本体の外部のエアーを送るブロアーと当該ブロアーにより送られる空気を暖めるヒーターとを備え、当該ヒーターにより暖められた温風により前記ミスト移送室内のミストを前記ノズル装置に送り、当該移送中に、ミストの水の微粒子が前記温風により小さくなり、また、前記エアー通路を通った温風は、前記ノズル装置の吸気孔から通路内に吸引され、当該温風により荷電された水の微粒子がさらに小さくなる構成としたことを特徴とする、請求項10に記載の除電装置。 - 前記オリフィスの最小径部に設けた二つの電極は、一つは前記吸気孔内に設け、他は当該吸気孔の内周縁に設けたことを特徴とする、請求項10又は11に記載の除電装置。
- 前記オリフィスの最小径部に複数の孔及び複数の電極を設けたことを特徴とする、請求項10、11又は12のいずれか記載の除電装置。
- 前記オリフィスの内周に設けた複数の電極は、プラス、マイナスの極性が順次変化する構成としたことを特徴とする、請求項13に記載の除電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010206756A JP5635345B2 (ja) | 2010-09-15 | 2010-09-15 | 水クラスターを用いた除電方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010206756A JP5635345B2 (ja) | 2010-09-15 | 2010-09-15 | 水クラスターを用いた除電方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012064395A JP2012064395A (ja) | 2012-03-29 |
JP5635345B2 true JP5635345B2 (ja) | 2014-12-03 |
Family
ID=46059915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010206756A Expired - Fee Related JP5635345B2 (ja) | 2010-09-15 | 2010-09-15 | 水クラスターを用いた除電方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5635345B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020191715A1 (en) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | Esd Technology Consulting & Licensing Co., Ltd. | Device and method for mitigating static charges |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2921762B2 (ja) * | 1989-01-31 | 1999-07-19 | 米原 隆 | 水を用いた除電クリーニング法及びその装置 |
JP3985370B2 (ja) * | 1998-01-14 | 2007-10-03 | 松下電器産業株式会社 | イオン発生装置 |
JP2002233838A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | イオンガス噴射装置 |
JP3895959B2 (ja) * | 2001-10-01 | 2007-03-22 | 株式会社テクノ菱和 | 静電霧化式無発塵イオナイザー |
-
2010
- 2010-09-15 JP JP2010206756A patent/JP5635345B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012064395A (ja) | 2012-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3362030B2 (ja) | 超微細粒子を用いる粉塵捕集装置及びその方法 | |
US7717980B2 (en) | Contaminant extraction systems, methods and apparatuses | |
KR101856649B1 (ko) | 가습기 | |
KR100679186B1 (ko) | 대전된 액적 가스 세척 장치 및 방법 | |
KR101822927B1 (ko) | 마이크로 노즐 어레이, 그 제조 방법 및 마이크로 노즐 어레이를 이용한 공기 청정 장치 | |
KR100646139B1 (ko) | 양극성 정전분무식 복합응집 집진 장치 | |
JP2002203657A (ja) | イオン発生器 | |
JP5221942B2 (ja) | 静電霧化装置およびドライヤー | |
JP2008084789A (ja) | 除電装置 | |
JP2012125734A (ja) | 外気処理装置 | |
KR101951185B1 (ko) | 습식 집진 장치의 액체 분사 장치 | |
KR101995742B1 (ko) | 액체분사부를 포함하는 정전분무방식을 이용한 습식 집진 장치 | |
JP4409884B2 (ja) | 超音波霧化式無発塵イオナイザー及び超音波霧化式除電又は除塵システム | |
JP5635345B2 (ja) | 水クラスターを用いた除電方法及びその装置 | |
JP3456959B2 (ja) | 集塵装置 | |
JP2005078980A (ja) | 除電装置 | |
JP2007330898A (ja) | 集塵装置 | |
KR100394371B1 (ko) | 초미세입자를 이용한 정전기 제어장치 | |
JP3047230B1 (ja) | マイナスイオン製造方法及びそれを用いたマイナスイオン発生装置、空気清浄装置及び空気加湿装置 | |
Vu et al. | Simultaneous Generation and Delivery of Neutral Polymeric Aerosol by Electro-Hydrodynamic Nebulizer | |
JP5289365B2 (ja) | 電気掃除機 | |
Jeong et al. | Polymer micro atomizer for cone jet mode electrospray of water | |
CN212663134U (zh) | 一种气体处理装置 | |
JP2687114B2 (ja) | 除電方法及びその装置 | |
KR100697659B1 (ko) | 스크러버의 하전 액적 분사장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130913 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140916 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141016 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5635345 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |