JP5632984B1 - 光沢性に優れた捲縮性絹糸、これを用いた織物・編物製品および捲縮性絹糸の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】絹本来の光沢性を有し、ストレッチ性と強度があり編機や織機で薄地の製品を製造できる光沢性に優れた捲縮性絹糸を提供するものである。【解決手段】芯糸に生糸または練糸の強撚糸を使用し、鞘糸に生糸または練糸の無撚糸を使用して、芯糸が連続的に給糸されて通過する円筒体の外周に、複数本のべら針を円周上に配置して上下動自在に支持するべら針駆動部を設けた中空スピンドルを、ベース部に回転自在に取付け、中空スピンドルを回転させながら複数本のべら針を上下動させて給糸した鞘糸を芯糸の外周に筒編状に編んで、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成したものである。【選択図】 図4

Description

本発明は、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成した光沢性に優れた捲縮性絹糸に関するものである。
従来、繊維に捲縮性を持たせるために、芯糸にポリウレタン系弾性繊維を、鞘糸にその他のフィラメント繊維が配された芯鞘構造を有し、ポリウレタン系弾性繊維とその他のフィラメント繊維との間に可溶性繊維を介在しながら糸長手方向に断続的に交絡し、かつ糸表面にループを有し、織編後等に可溶性繊維を溶解して、ポリウレタン系弾性繊維とその他のフィラメント繊維との間に空隙を形成する方法(特許文献1)がある。
しかしながら絹糸は、軽くてソフトで自然の光沢があり、合成繊維にはない優れた性質を備えているが、絹糸は伸縮性が乏しいため、捲縮性を持たせるのが難しかった。
このため、芯糸となる水溶性繊維の上に、生糸を複数本撚り合わせた鞘糸をらせん状に複数層巻回してカバリング加工糸を製造した後、このカバリング加工糸を、水溶性繊維の溶解温度より高い温度で、精練又は染色加工して、芯糸として用いた水溶性繊維を溶解して、絹糸をらせん状に複数層重ね巻きして中空状に形成し、重ね合わせた各巻層の巻回方向を互いに逆方向に形成した絹加工糸を製造する方法(特許文献2)がある。しかしながらこの芯糸として用いた水溶性繊維を溶解して中空状に形成した絹加工糸は芯糸がないので強度が小さい問題があった。
特開2012−41647号公報 特開2000−234231号公報
本発明は上記問題を改善し、絹本来の光沢性を有し、ストレッチ性と強度があり編機や織機で薄地の製品を製造できる光沢性に優れた捲縮性絹糸とその製造方法を提供するものである。
本発明の請求項1記載の光沢性に優れた捲縮性絹糸は、芯糸に生糸または練糸の強撚糸を使用し、鞘糸に生糸または練糸の無撚糸を使用して、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成したことを特徴とするものである。
本発明の請求項2記載の光沢性に優れた捲縮性絹糸は、請求項1において、使用する芯糸の強撚糸の太さは、平均太さが10〜64デニールで、鞘糸の無撚糸の太さは、平均太さが10〜32デニールで、切断強度が250(gf)以上であることを特徴とするものである。
本発明の請求項3記載の織物・編物製品は、芯糸に生糸または練糸の強撚糸を使用し、鞘糸に生糸または練糸の無撚糸を使用して、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成した光沢性に優れた捲縮性絹糸を用いたことを特徴とするものである。
本発明の請求項4記載の光沢性に優れた捲縮性絹糸の製造方法は、芯糸に生糸または練糸の強撚糸を使用し、鞘糸に生糸または練糸の無撚糸を使用して、芯糸が連続的に給糸されて通過する円筒体の外周に、複数本のべら針を円周上に配置して上下動自在に支持するべら針駆動部を設けた中空スピンドルを、ベース部に回転自在に取付け、中空スピンドルを回転させながら複数本のべら針を上下動させて給糸した鞘糸を芯糸の外周に筒編状に編んで、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成することを特徴とするものである。
本発明の請求項5記載の光沢性に優れた捲縮性絹糸の製造方法は、請求項4においてべら針が、中空スピンドルの外周の円周上に2〜6本配置されていることを特徴とするものである。
本発明に係る請求項1記載の光沢性に優れた捲縮性絹糸によれば、芯糸に生糸または練糸の強撚糸を使用し、鞘糸に生糸または練糸の無撚糸を使用して、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成することにより絹本来の光沢性を有し、ストレッチ性と強度のある捲縮性絹糸を得ることができる。
また請求項2記載の光沢性に優れた捲縮性絹糸によれば、使用する芯糸の強撚糸の太さと、鞘糸の無撚糸の太さ、および切断強度を規定することによりストレッチ性と強度があり編機や織機で薄地の製品を製造することができる。
また請求項3記載の織物・編物製品によれば、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成した光沢性に優れた捲縮性絹糸を用いているので絹本来の光沢性を有し、ストレッチ性と強度のある薄地の織物・編物製品を得ることができる。
また請求項4記載の光沢性に優れた捲縮性絹糸の製造方法によれば、芯糸が連続的に給糸されて通過する円筒体の外周に、複数本のべら針を円周上に配置して上下動自在に支持するべら針駆動部を設けた中空スピンドルを、ベース部に回転自在に取付け、中空スピンドルを回転させながら複数本のべら針を上下動させて給糸した鞘糸を芯糸の外周に筒編状に編むことにより、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成することができる。
また請求項5記載の光沢性に優れた捲縮性絹糸の製造方法によれば、べら針が、中空スピンドルの外周の円周上に2〜6本配置することにより、芯糸の外周に均一な筒編状の鞘糸を一体に形成することができる。
本発明の光沢性に優れた捲縮性絹糸は、図1に示すように芯糸12に生糸または生糸を精練した練糸の強撚糸を使用し、鞘糸13に生糸または練糸の無撚糸を使用して、芯糸12の外周に筒編状の鞘糸13を一体に形成したものである。本発明において芯糸となる生糸または練糸の強撚糸はその撚り数条件は900(T/ m)以上のものを用いる。また本発明の鞘糸には生糸または練糸の無撚糸を用いる。この理由は鞘糸に強撚糸を使用すると伸縮性は大きくなるが光沢性は損なわれるため、無撚糸を使用することにより絹本来の光沢を保持することができる。
また使用する芯糸の強撚糸の太さは、平均太さが10〜64デニールで、鞘糸の太さは、平均太さが10〜32デニールのものを用いるのが望ましい。本発明では芯糸と鞘糸の太さを上記範囲に規定することにより、織物、編物製品を薄地で形成することができる。芯糸が10デニール未満で、鞘糸が10デニール未満では繊維強度が弱くなり製品の耐久性がなく、また芯糸が64デニールを超え、または鞘糸が32デニールを超えると、厚地になり、素材の重みでダレてしまう欠点がある。
また芯糸が無く、筒編状の鞘糸だけだとヤング率が高く、強度も小さくなって、編機にかけても糸が伸びずに弱いために切れて編むことは出来ない。強撚糸の芯糸を挿入することにより編機にも使用できる糸となる。
更に芯糸に規定した太さの強撚糸を使用し、鞘糸に規定した太さの無撚糸を使用して、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成することによりヤング率9.5(gf/d)未満で、伸度が200(gf/d)時 6.5%以上、切断強度250(gf)以上で、編機や織機で薄地の製品を生産することができる光沢性に優れた捲縮性絹糸が得られる。
このように芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成した光沢性に優れた捲縮性絹糸を用いることにより、絹本来の光沢性を有し、ストレッチ性と強度のある薄地の織物・編物製品を得ることができる。
次に本発明の捲縮性絹糸を製造する方法について説明する。図2は本発明の加工機を示すもので、1は加工機本体部、2はこの加工機本体部1の中心に回転自在に設けられたベース部、3はこの中心にベース部2と一体に回転する中空スピンドルである。この中空スピンドル3は円筒体5の外周に複数本のガイド溝4が縦方向に形成され、ここにべら針6a、6bが上下動自在に支持されるべら針駆動部11が設けられ、例えば対向する2個のガイド溝4にべら針6a、6bが上下動自在に取付けられている。
このべら針6a、6bは図3に示すようにステム7の上部に勾形のフック8が形成され、この下部に軸9で支持されたべら10が上下に回動自在に取付けられたものである。このべら針6a、6bはガイド溝4内をカム機構により順次上昇、下降しながら回転するようになっている。
次に上記構成の加工機で捲縮性絹糸を製造する方法を説明する。先ず図4に示すように中空スピンドル3の上部から図示しない給糸ボビンに巻かれた強撚糸の芯糸12と無撚糸鞘糸13を繰り出して中空スピンドル3の上部から内側に挿入する。次に一方のべら針6aのフック8に鞘糸13を引っ掛けてから、モータを駆動させて、ベース部2と一体の中空スピンドル3を回転させる。中空スピンドル3は回転しながらその外周に形成したガイド溝4内に取付けたべら針6a、6bが交互に上下動する。
この加工途中の状態を更に詳細に説明すると、芯糸12は回転している中空スピンドル3の中心を上方から下方に向かって給糸され、図示しない巻取りボビンで巻取られていく。一方のべら針6aは、その下部側に既成の編目ループ15aが形成されている。給糸ボビンから繰り出された鞘糸13は一方のべら針6aが図8(A)に示すように高く上がった位置で、ステム7の先端フック8に引っ掛けられて下降して行く。
更に中空スピンドル3が図5に示すように回転すると、これに伴ってべら針6aも回転しながら下降していくが、この時、既に先の加工工程で編まれた既成の編目ループ15aがべら10の下のステム7に形成されているので、この内側をべら針6aが下降していく。この過程で編目ループ15aに接触して図8(B)に示すようにべら10が上方に回動してフック8が閉じられ、鞘糸13cは新たに編目ループ15bが形成された状態で下降する。
更に中空スピンドル3が図6に示すように回転すると、これに伴ってべら針6aも回転しながら最も低い位置まで下降し、図8(C)に示すように既成の編目ループ15aが先端のフック8から抜けて中空スピンドル3側へ引き込まれる。この時、べら針6aのフック8には編目ループ15bが形成されている
更に中空スピンドル3が図7に示すように回転すると、これに伴ってべら針6aも回転しながら今度は上昇を開始する。この時、図8(D)に示すようにべら針6aが、新たに形成された編目ループ15bを通過する時に、これに接触してべら10は下方に回動して開かれる。以下図8(A)の状態に戻って同様な動作を繰り返す。またべら針6aと対向して配置された他方のべら針6bは、べら針6aと逆の上下動を繰り返し、芯糸12の外周に筒編状の鞘糸13を一体に形成した捲縮性絹糸が巻取りボビンに巻き取られていく。
(実施例1)
以下、本発明の実施例について説明する。芯糸として、撚り数が2500(T/ m)の平均太さが14デニールの強撚糸を用い、鞘糸として平均太さが14デニールの無撚糸を用いた。またべら針は2本取付けた中空スピンドルで加工し、試験条件はJIS 1013.8.5.1 引張り強さおよび伸び率、標準時試験、定速緊張系、つかみ間隔250mmとした。得られた捲縮性絹糸のヤング率と伸度、切断強度、光沢性について測定した。その結果、ヤング率2.6(gf/d)で、伸度が200(gf/d)時 12.1%、切断強度267.4(gf)であり、光沢性は良好であった。
(実施例2)
芯糸として、撚り数が2500(T/ m)の平均太さが21デニールの強撚糸を用い、鞘糸として平均太さが14デニールの無撚糸を用いた。またべら針は2本取付けた中空スピンドル3で加工した。その結果、ヤング率3.7(gf/d)で、伸度が14.1%、切断強度289.5(gf)であり、光沢性は良好であった。
(実施例3)
実施例2において芯糸として、撚り数が2500(T/ m)の平均太さが28デニールの強撚糸を用い、他は同じ条件で加工した。得られた絹糸を測定した結果、ヤング率4.0(gf/d)で、伸度が11.0%、切断強度294.5(gf)であり、光沢性は良好であった。
(実施例4)
芯糸として、撚り数が2500(T/ m)の平均太さが28デニールの強撚糸を用い、鞘糸として平均太さが21デニールの無撚糸を用いた。またべら針は2本取付けた中空スピンドルで加工した。得られた絹糸を測定した結果、ヤング率3.0(gf/d)で、伸度が10.4%、切断強度274.9(gf)であり、光沢性は良好であった。
(実施例5)
芯糸として、撚り数が2500(T/ m)の平均太さが28デニールの強撚糸を用い、鞘糸として平均太さが28デニールの無撚糸を用いた。またべら針は2本取付けた中空スピンドルで加工した。得られた絹糸を測定した結果、ヤング率5.9(gf/d)で、伸度が13.4%、切断強度462.5(gf)であり、光沢性は良好であった。
(実施例6)
実施例3においてべら針を4本取付けた中空スピンドルで加工し、他は同じ条件で加工した。得られた絹糸を測定した結果、ヤング率4.8(gf/d)で、伸度が6.8%、切断強度311.7(gf)であり、光沢性は良好であった。
(比較例1)
芯糸を用いず、平均太さが14デニールの無撚糸の鞘糸だけを用い、べら針を2本取付けた中空スピンドル3で加工した。その結果、ヤング率12.9(gf/d)で、伸度が13.0%、切断強度194.9(gf)であり、切断強度が低かった。
(比較例2)
芯糸と鞘糸を共に平均太さが14デニールの無撚糸を用い、べら針を2本取付けた中空スピンドルで加工した。その結果、ヤング率12.7(gf/d)で、伸度が8.9%、切断強度236.2(gf)で、光沢性は良好であった。
(比較例3)
芯糸として平均太さが21デニールの無撚糸を用い、鞘糸として平均太さが14デニールの無撚糸を用い、べら針を2本取付けた中空スピンドルで加工した。その結果、ヤング率16.4(gf/d)でヤング率が高く、伸度が8.0%、切断強度269.5(gf)であった。
(比較例4)
芯糸として、撚り数が2500(T/ m)の平均太さが28デニールの強撚糸を用い、鞘糸として平均太さが14デニールの無撚糸を用い、べら針を8本取付けた中空スピンドルで加工した。その結果、ヤング率9.2(gf/d)で、伸度が3.9%で、芯糸が太くなり、べら針の数も多いので伸度が極端に低く捲縮性に乏しいものであった。
(比較例5)
芯糸として、撚り数が2500(T/ m)の平均太さが21デニールの強撚糸を用い、鞘糸として撚り数が2500(T/ m)の平均太さが14デニールの強撚糸を用い、べら針を2本取付けた中空スピンドルで加工した。その結果、ヤング率1.8(gf/d)で、伸度が13.0%、切断強度293.9(gf)であった。これは鞘糸に強撚糸を用いているので強度は高いが、捲縮性に乏しい上に、光沢性は不良であった。これら実施例と比較例の結果を表1に示した。
表1の結果から、芯糸が挿入されている実施例1〜4と、芯糸が無い比較例1とを比較すると、芯糸が無い場合は、ヤング率が高く、強度も小さくなっている。これでは編機にかけても糸が伸びずに弱いために切れて編むことは出来ない。芯糸を挿入することにより編機にも使用できる。またこの芯糸に強撚糸を用いた実施例1〜4と無撚糸を用いた比較例2〜3とを比較すると、無撚糸を用いた場合、ヤング率が高く強度も小さく、ストレッチ性が低下している。また芯糸と鞘糸の両方共に強撚糸を用いた比較例5は、強度が高いが絹本来の光沢性が悪い。
図9は本発明の異なる他の実施の形態を示すもので、ガイド溝4に4本べら針6a〜6dを取付けて、芯糸12の外周に筒編状の鞘糸13を一体に形成するものである。
本発明の実施の一形態による捲縮性絹糸を拡大して示す側面図である。 べら針駆動部を設けた中空スピンドルをベース部に取付けた加工機の斜視図である。 べら針を示す正面図である。 (A)〜(D)は、べら針の動作を示す説明図である。 べら針の動作を示す説明図である。 べら針の動作を示す説明図である。 べら針の動作を示す説明図である。 べら針の動作を示す説明図である。 本発明の異なる他の実施の形態によるべら針を4本取付けた加工機を示す斜視図てある。
1 加工機本体部
2 ベース部
3 中空スピンドル
4 ガイド溝
5 円筒体
6 べら針
7 ステム
8 フック
9 軸
10 べら
11 べら針駆動部
12 芯糸
13 鞘糸
15 編目ループ

Claims (5)

  1. 芯糸に生糸または練糸の強撚糸を使用し、鞘糸に生糸または練糸の無撚糸を使用して、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成したことを特徴とする光沢性に優れた捲縮性絹糸。
  2. 使用する芯糸の強撚糸の太さは、平均太さが10〜64デニールで、鞘糸の無撚糸の太さは、平均太さが10〜32デニールで、切断強度が250(gf)以上であることを特徴とする請求項1記載の光沢のある捲縮性絹糸。
  3. 芯糸に生糸または練糸の強撚糸を使用し、鞘糸に生糸または練糸の無撚糸を使用して、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成した光沢性に優れた捲縮性絹糸を用いたことを特徴とする織物・編物製品。
  4. 芯糸に生糸または練糸の強撚糸を使用し、鞘糸に生糸または練糸の無撚糸を使用して、芯糸が連続的に給糸されて通過する円筒体の外周に、複数本のべら針を円周上に配置して上下動自在に支持するべら針駆動部を設けた中空スピンドルを、ベース部に回転自在に取付け、中空スピンドルを回転させながら複数本のべら針を上下動させて給糸した鞘糸を芯糸の外周に筒編状に編んで、芯糸の外周に筒編状の鞘糸を一体に形成することを特徴とする光沢のある捲縮性絹糸の製造方法。
  5. べら針が、中空スピンドルの外周の円周上に2〜6本配置されていることを特徴とする請求項4記載の光沢のある捲縮性絹糸の製造方法。

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