JP5626595B2 - 電磁クラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、電磁クラッチに関し、詳しくは、駆動プーリとシャフトとが同軸芯で備えられ、回転軸芯を中心とするコイル状のラップスプリングが備えられ、このラップスプリングの巻き径の変更により動力の断続を行う電磁クラッチに関する。
上記のように構成された電磁クラッチと類似するものとして特許文献1には、入力ハブと出力ハブとを回転軸芯と同軸芯で回転自在で回転軸芯に沿って隣接する位置関係で配置した構成が示されている。つまり、入力ハブの外周と出力ハブの外周とにラップスプリングを配置し、このラップスプリングの周りに制御カラーを配置し、ラップスプリングの一方の端部を入力ハブに支持し、他方の端部を制御カラーに支持した構成が示されている。
この特許文献1では、制御カラーに備えたアーマチュアに磁力を作用させない状態では戻しバネの付勢力によりアーマチュアが所定位置に保持されラップスプリングが入力ハブの外周と出力ハブの外周とから分離したクラッチ切り状態にある。そして、制御カラーに備えたアーマチュアに磁力を作用させることで、磁力の作用により戻しバネの付勢力に抗してアーマチュアを電磁ソレノイドの方向に引き寄せて制御カラーの回転力を出力ハブに伝える状態となる。これによりラップスプリングの巻き径を収縮させる状態に達し、入力ハブの外周と出力ハブの外周とに亘ってラップスプリングを圧着させ入力ハブの回転駆動力を出力ハブに伝えるクラッチ入り状態を作り出すように構成されている。
また、特許文献2では、駆動プーリ(文献では入力プーリ)と、シャフト(文献ではポンプ軸)と一体回転する出力ハブとの外周とに亘ってラップスプリングを配置し、このラップスプリングの一方の端部をアーマチュアに支持し、他方の端部を出力ハブに支持し、駆動プーリの内部にアーマチュアに吸引力を作用させる電磁ソレノイドを配置した構成が示されている。
この特許文献2では、電磁ソレノイドからアーマチュアに磁力を作用させない状態では、ラップスプリングが入力プーリと出力ハブとの外周から分離したクラッチ切り状態にあり、電磁ソレノイドからアーマチュアに磁力を作用させて吸引することで、ラップスプリングが入力プーリの外周と出力ハブの外周とに亘って密着して駆動プーリからの駆動力をシャフトに伝えるクラッチ入り状態を作り出すように構成されている。
特開平11‐201191号公報 特開2001‐317565号公報
特許文献1や特許文献2に記載されるように、電磁ソレノイドに対する通電により伝動状態を作り出す電磁クラッチでは、動力を伝える場合には通電を継続する必要があり、例えば、エンジンのウォータポンプのように伝動状態(クラッチ入り状態)が長時間継続する部位に用いられる場合には電力を無駄に消費する不都合に繋がる。特に、通電により伝動状態を維持する電磁クラッチでは確実な伝動を継続して行うためには、温度上昇に伴う磁束の減少にも対応できるように電磁ソレノイドの大型化を招くことになり、コスト上昇に繋がるものであった。更に、故障により通電を行えない場合にはウォータポンプとして機能しないためエンジンのオーバーヒートに繋がるものであった。
また、特許文献1に記載される構成では、電磁ソレノイドとアーマチュアとの間に形成された磁気回路中の、出力ハブにつながり回転するロータと、固定された電磁ソレノイドとの間に、エアーギャップが形成されているため、強力な電磁ソレノイドを必要とする。更に、入力ハブと出力ハブとが隣接して配置されているため、電磁ソレノイドに通電しない状態でもラップスプリングの姿勢と、ラップスプリングと出力ハブとの接触状態によっては、入力ハブと出力ハブとが連れ廻りすることも考えられる。
これと同様に、特許文献2に記載される構成でも、クラッチ入り状態でも電磁ソレノイドとアーマチュアとの間の磁気回路中には、回転する入力プーリと固定された電磁ソレノイドとの間にエアーギャップが形成されているため、強力な電磁ソレノイドを必要とする。
ウォータポンプに用いる電磁クラッチを考えると小型化を必要とするだけではなく、例えば、異なる外形の駆動プーリを用いる仕様に変更された場合にも設計を大きく変更しないで済む構成であることが望まれている。
本発明の目的は、電磁ソレノイドが非駆動状態から駆動状態に切り換わることで遮断状態に達し、この遮断状態ではエネルギーの無駄な消費が抑制される電磁クラッチを小型で合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、駆動ベルトが巻回される円筒状のベルト巻回部を外周側に備えると共に、前記ベルト巻回部と一体回転しつつ静止系に支持される筒状部を内周側に備えた駆動プーリと、前記筒状部の外周面に対し、自然状態で圧着状態となるよう巻き回されたラップスプリングと、前記駆動プーリの回転軸芯と同軸芯状に前記静止系に回転支持され、前記駆動プーリからの動力を受けて回転駆動可能なシャフトと、前記シャフトに固定されると共に前記ラップスプリングの一端側が連結する駆動部材と、磁力を発生させるよう前記静止系に設けられた電磁ソレノイドと、前記磁力を受けて電磁ソレノイドに吸着固定される面に主孔部を有する磁性体で形成され、前記ラップスプリングの他端側が連結される状態で前記シャフトに対して同軸芯状態で相対回転可能であり、前記シャフトの延出方向に沿って移動可能な作動部材と、前記作動部材を基準にして前記電磁ソレノイドの反対側に配置され、前記シャフトと一体的に回転し前記回転軸芯に沿う方向に変位自在で、前記作動部材からの磁束が作用する面に副孔部を有する磁性体で形成される中間部材と、を備え、前記電磁ソレノイドに通電して前記作動部材を吸着固定した際に、前記駆動プーリとの摩擦力あるいは動慣性によって前記駆動部材前記作動部材に対する相対回転を許し、この相対回転により前記筒状部に対する前記ラップスプリングの圧着を解消して前記駆動プーリから前記シャフトへの動力伝達を遮断する回転位相に達した時点で前記中間部材に作用する吸引力を増大させ、この吸引力により前記中間部材を前記作動部材に吸着して拘束するよう前記主孔部と前記副孔部との位置関係を設定してある拘束手段を、前記作動部材と前記中間部材とで構成してある点にある。
この構成によると、電磁ソレノイドに通電しない状態では、ラップスプリングが筒状部に圧着することにより、駆動プーリの回転力がラップスプリングの一端側に連結する駆動部材からシャフトに伝えられる伝動状態(クラッチ入り状態)が作り出される。また、電磁ソレノイドに通電した場合には、ラップスプリングの他端側が連結する作動部材が電磁ソレノイドに吸着されるため回転が阻止され、この回転の阻止の後に動慣性により駆動部材が作動部材に対して相対回転する。この相対回転によりラップスプリングが捩られ筒状部の外周に対する圧着状態が解消されることになり、駆動プーリからシャフトへの動力伝達を遮断し遮断状態(クラッチ切り状態)に達する。
また、駆動時に電磁ソレノイドからの磁束をエアーギャップを介して作動部材に作用させる構成と比較すると、エアーギャップが形成されないため大容量の電磁ソレノイドを必要としない。更に、ラップスプリングとして、駆動プーリの中心側位置の筒状部の外周に圧着可能な巻き径のものを用いるので、ラップスプリングの巻き径が小さい小型のものを用いることが可能となる。特に、仕様変更によりベルト巻回部の半径が異なる駆動プーリに電磁クラッチを備える場合にも、ベルト巻回部の外径が異なる駆動プーリでも同じ外径となる筒状部を形成しておくことにより、駆動プーリを変更した場合にも電磁クラッチの構成を変更せずに済む。
さらに、作動部材が電磁ソレノイドに吸着された場合に、この作動部材の主孔部から漏れ磁束を中間部材に作用させることが可能となる。また、中間部材には副孔部が形成されているので、この副孔部が形成された部位では磁気抵抗を増大させ吸着力が低下することになり、副孔部が形成されない部位では磁気抵抗が小さいので吸着力を増大させることが可能となる。これにより、電磁ソレノイドに通電し、この電磁ソレノイドに作動部材が吸着した後には、動慣性による駆動部材の回転の初期には作動部材から中間部材に作用する吸引力を抑制しておき、駆動プーリが遮断状態となる回転位相に達した時点で中間部材に作用する吸引力が増大させ、ラップスプリングを筒状部から離間させた状態で中間部材を作動部材に吸着して拘束し、連れ廻りを招くことのない遮断状態を作り出せる。
その結果、電磁ソレノイドが非駆動状態から駆動状態に切り換わることで遮断状態に達し、この遮断状態ではエネルギーの無駄な消費が抑制される電磁クラッチが小型で汎用性高く構成された。
本発明は、前記筒状部の前記回転軸芯に沿う方向での寸法が、前記ベルト巻回部の前記回転軸芯に沿う方向での寸法より短く設定されても良い。
これによると、駆動プーリのベルト巻回部の回転軸芯に沿う方向でプーリ幅内に、筒状部を収容する構成となるので、ラップスプリングもプーリ幅内に収容することが可能となり、電磁クラッチの全体の小型化が実現する。
本発明は、前記静止系としてのハウジングのボス状部の内部に内部軸受機構を介して前記シャフトが回転自在に支持され、前記ボス状部の外部に外部軸受機構を介して回転自在に前記筒状部が支持されると共に、前記内部軸受機構と前記外部軸受機構とが前記回転軸芯と直交する方向視で重複する位置に配置されても良い。
これによると、内部軸受機構と外部軸受機構とが回転軸芯と直交する方向視で重複する位置に配置されているので、外部軸受機構と内部軸受機構とが回転軸芯の方向で異なる位置に配置されるものと比較すると、シャフトの全長を短くすることが可能となり、例えば、ハウジングから突出する位置に電磁クラッチが配置される不都合を抑制する。
電磁クラッチを有するウォータポンプの断面図である。 電磁クラッチの構成を示す正面図である。 電磁クラッチの分解斜視図である。 伝動状態の電磁クラッチの正面図及び断面図である。 電磁ソレノイドに作動部材が吸着した状態の電磁クラッチの正面図及び断面図である。 動慣性により駆動部材が回転する状態の電磁クラッチの正面図及び断面図である。 作動部材に中間部材が吸着した状態の電磁クラッチの正面図及び断面図である。 図1と同様の構成を示すウォータポンプの断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1〜図3には本発明の電磁クラッチCによって動力の伝動及び遮断が可能なウォータポンプが示されている。このウォータポンプは、静止系としてのポンプハウジング1に対しシャフト軸受2(内部軸受機構の一例)により回転軸芯Xを中心に回転自在にシャフト3を支持し、このシャフト3の内端にインペラ4を備え、このシャフト3とポンプハウジング1との間にシール5を備えている。ポンプハウジング1のボス状部1Aに対しプーリ軸受6(外部軸受機構の一例)により回転軸芯Xを中心にして回転自在に駆動プーリ7を備えている。電磁クラッチCは、駆動プーリ7の回転駆動力をシャフト3に伝える伝動状態(クラッチ入り状態)と、駆動プーリ7の回転駆動力を遮断する遮断状態(クラッチ切り状態)とに切換自在に構成されている。
駆動プーリ7は、外周側の円筒状のベルト巻回部7Aと、このベルト巻回部7Aで取り囲まれる空間(内周側)の中心側位置の筒状部7Bと、ベルト巻回部7A及び筒状部7Bを連結するようにポンプハウジング側に配置される側壁部7Cとを一体形成した構造を有している。特に、筒状部7Bは、回転軸芯Xに沿う方向での筒長Wbが、ベルト巻回部7Aの回転軸芯Xに沿う方向での周幅Waより短く設定され、ベルト巻回部7Aの内部空間に収容される形態となる。そして、筒状部7Bをプーリ軸受6に外嵌する形態で駆動プーリ7がポンプハウジング1に回転自在に支持されている。これにより筒状部7Bとシャフト3とが回転軸芯Xを中心にして相対回転自在に支持される。
この駆動プーリ7は、平ベルトを用いる構成のものであるが、Vベルトを使用するため外周にV状の溝を形成した構成でも良く、タイミングベルトを使用するために外周面にギヤ状の凹凸を有した構成であっても良い。
エンジン(図示せず)の出力軸に備えた出力プーリ(図示せず)と、駆動プーリ7とに亘って無端ベルトを巻回するため駆動プーリ7が常時駆動される。電磁クラッチCは、冷却水の水温を検出する温度センサ(図示せず)の検出結果を取得する制御装置(図示せず)によって制御される。この制御装置は、エンジンの始動直後のように冷却水の水温が低い(エンジンの暖機が充分でない)ことを判別した場合には電磁クラッチCを遮断状態に維持して暖機を促進し、エンジンの温度が適度に高まったことを判別した場合には電磁クラッチCを伝動状態に設定してインペラ4の駆動により冷却水を循環させる制御を実行する。
〔電磁クラッチ〕
電磁クラッチCは、駆動プーリ7の内部に収容されるコイル状のラップスプリング11と、駆動部材12と、アーマチュアとして機能する作動部材13と、中間部材15と、作動部材13に吸引力を作用させて吸着する電磁ソレノイドSとを備えている。
ポンプハウジング1のボス状部1Aに対して鉄材やニッケル合金材等により環状に形成される磁性体製のヨーク17が固設され、このヨーク17には回転軸芯Xと同軸芯でインペラ4と反対側に開放する環状となる凹部が形成されている。この凹部に対しボビン18Aに銅線を巻回したコイル18を挿入して電磁ソレノイドSが構成されている。この電磁ソレノイドSは、コイル18が挿入される凹部の内側と外側とにおいて回転軸芯Xを中心とするリング状の領域の吸着面が形成される。
ラップスプリング11は、バネ鋼をスパイラルに成形したコイル状の形状を有すると共に、自然状態(外力が作用しない状態)において駆動プーリ7の筒状部7Bの外周に圧着する巻き径のものが使用されている。この圧着状態でラップスプリング11のコイル状部の軸芯が回転軸芯Xと同軸芯上に配置されることになる。また、ラップスプリング11のうち回転軸芯Xに沿う方向でポンプハウジング側となる一端側11A(一方の端部)を半径方向の外方に折り曲げており、外方となる他端側11B(他方の端部)を回転軸芯Xに沿う姿勢で外方に向けて折り曲げている。
駆動部材12は、シャフト3と一体回転するように回転軸芯Xと同軸芯で形成されたスリーブ部12Sをシャフト3の前端部に嵌合連結する形態で固定されている。この駆動部材12の外周部位から回転軸芯Xを平行となる姿勢に屈曲した3つの駆動アーム12Aがポンプハウジング1の方向に延出する形態で形成され、3つの駆動アーム12Aのうちの1つに形成された係合孔部12Bに対してラップスプリング11の一端側11A(一方の端部)を挿通する形態で、この一端側11Aが駆動部材12に連結している。
作動部材13は、回転軸芯Xを中心とする円板状で鉄材やニッケル合金材等を用いた磁性体で成るディスク状部13Aを有すると共に、このディスク状部13Aの外周に対して外方に突出する形態で係合凹部を有する3つの係合部13Bが一体的に形成されている。また、この3つの係合部13Bのうちの1つに形成された係合凹部に対してラップスプリング11の他端側11Bを挿通する形態で、この他端側11Bが作動部材に係合連結している。ディスク状部13Aは電磁ソレノイドSの吸着面の外周の半径と一致する半径で形成され、このディスク状部13Aの中心位置には貫通孔部が形成されている。
この作動部材13がシャフト3に対して相対回転自在、かつ、回転軸芯Xに沿う方向に移動自在となるように貫通孔部にスリーブ部12Sを挿通する形態で、スリーブ部12Sに遊嵌状態で支持されている。スリーブ部12Sにはコイルバネ16が外嵌され、このコイルバネ16の付勢力によって作動部材13が電磁ソレノイドSのヨーク17から離間する方向に付勢されている。
中間部材15は、回転軸芯Xを中心とする円板状で鉄材やニッケル合金材等を用いた磁性体で構成され、シャフト3に対して相対回転自在、かつ、回転軸芯Xに沿う方向に移動自在となるようにスリーブ部12Sに遊嵌支持されている。この中間部材15は、電磁ソレノイドSの吸着面の外周の半径と一致する半径で形成され、作動部材13と駆動部材12とに挟み込まれる位置に配置されている。そして、駆動部材12と一体回転するように板バネ14を介して駆動部材12に連結している。
この中間部材15は、外力が作用しない状態で板バネ14の付勢力によって作動部材13に接触する位置に保持され、作動部材13から磁力の吸引力が作用する場合には3つの板バネ14が弾性変形することにより回転軸芯Xに沿って作動部材13の方向に変位可能に構成されている。
駆動部材12の3つの駆動アーム12Aは、回転バランスをとるために周方向で等間隔で形成されており、この3つの駆動アーム12Aがラップスプリング11の外側に配置されるため、ラップスプリング11が筒状部7Bの外周から離間した場合に、ラップスプリング11を設定姿勢に維持する規制手段Rが、この駆動アーム12Aに形成されている。つまり、駆動アーム12Aがラップスプリング11の外方(回転軸芯Xから離間する方向)への変位を規制する第1規制部R1として構成されている。また、3つの駆動アーム12Aのうち延出側の端部と、中間部とにはラップスプリング11の方向(回転軸芯に向かう方向)に突出する突出片を形成し、この一対の突出片によりラップスプリング11の回転軸芯Xの方向に沿う変位を規制する第2規制部R2が構成されている。
電磁ソレノイドSの吸着面の最外周の外径と、前述した作動部材13の外径と、中間部材15の外径とが一致する寸法に設定されている。作動部材13と中間部材15との外径は、吸着面の外径と寸法的に一致する必要はなく、電磁ソレノイドSの磁束が効率的に作用するサイズであれば多少大径であっても小径であっても良い。
この電磁クラッチCは、ラップスプリング11の一端側11Aと他端側11B(他方の端部)とが図4(a)に示す相対姿勢を維持することで、ラップスプリング11を駆動プーリ7の筒状部7Bの外面に圧接させて伝動状態(クラッチ入り状態)となる。また、この伝動状態では、駆動部材12の駆動アーム12Aと作動部材13の係合部13Bとが同図に示す相対姿勢に維持される。これとは逆に、ラップスプリング11の一端側11Aと他端側11Bとが図5(a)に示す相対姿勢から図6(a)に示す相対姿勢に変更することによりラップスプリング11が巻き径を拡大する方向に捩り操作されるため、このラップスプリング11を駆動プーリ7の筒状部7Bから離間させて遮断状態の図6(a)(クラッチ切り状態)となる。この遮断状態では、駆動部材12の駆動アーム12Aと作動部材13の係合部13Bとが同図に示す相対姿勢に維持される。
特に、本発明の電磁クラッチCは遮断状態においてラップスプリング11を筒状部7Bの外面から完全に離間させる必要はなく(後述する拘束手段を備える必要はなく)、ラップスプリング11から筒状部7Bの外面に作用する圧接力が低下することで駆動プーリ7とシャフト3との伝動を遮断するように構成されるものであっても良い。この場合、遮断状態においてラップスプリング11は筒状部7Bの外面に軽く接触する状態となる。
この電磁クラッチCでは、駆動部材12と作動部材13と電磁ソレノイドSとで操作機構が構成され、電磁ソレノイドSに電力を供給した場合には、拘束手段が、駆動部材12の駆動アーム12Aと、作動部材13の係合部13Bとを図7(a)に示す相対姿勢に設定し、電磁ソレノイドSに電力を供給し続けることで遮断状態が維持される。この拘束手段の作動形態を以下に説明する。
〔電磁クラッチ:拘束手段〕
作動部材13と中間部材15とによって拘束手段が構成されている。図1、図3、図4(a)に示すように、作動部材13のディスク状部13Aには周方向に沿って複数の主孔部13Hが形成され、中間部材15には周方向に沿って複数の副孔部15Hが形成されている。この主孔部13Hと副孔部15Hとは、電磁クラッチCを遮断状態に操作する際に、駆動部材12の駆動アーム12Aと、作動部材13の係合部13Bとが図7(a)に示す相対姿勢に設定するために機能する。この作動形態を以下に説明する。尚、主孔部13Hと副孔部15Hとを夫々3つ示しているが、これらの数は3つに限るものではなく、任意の数でも良い。
電磁ソレノイドSに電力が供給されない非駆動状態にある場合には、図4(b)に示す如く、コイルバネ16の付勢力により、電磁ソレノイドSのヨーク17から作動部材13が離間する位置にあり、夫々の間に間隙が形成される。この状態では、ラップスプリング11は、その付勢力により駆動プーリ7の筒状部7Bの外周面に圧接し、駆動部材12の駆動アーム12Aと、作動部材13の係合部13Bとが図4(a)に示す相対姿勢に維持される。この結果、ラップスプリング11に接続する駆動部材12からシャフト3に回転駆動力が伝えられ、電磁クラッチCは伝動状態に維持される。
この伝動状態において、駆動アーム12Aと係合部13Bとの相対角は伝動角θ1を維持し、同図に示す如く、回転軸芯Xに沿う方向視において主孔部13Hの内部に副孔部15Hが位置するように夫々の相対的な位置関係が設定されている。
次に、電磁ソレノイドSのコイル18に電力を供給する駆動状態に切り換えた場合には、図5(b)に示すように、コイルバネ16の付勢力に抗して電磁ソレノイドS(ヨーク17の吸着面)に作動部材13のディスク状部13Aが吸着され、これにより作動部材13が拘束される。このように吸着されたタイミングでは、回転軸芯Xに沿う方向視で図5(a)に示す如く、主孔部13Hの内部領域に副孔部15Hが存在する。この位置関係では副孔部15Hが磁気抵抗として作用するため、主孔部13Hから中間部材15に流れる磁束の磁束密度は副孔部15Hにより制限される。
この電磁クラッチCでは、電磁ソレノイドSが駆動状態に切り換えられた直後において前述したように磁束密度が制限される状態では、作動部材13から中間部材15に作用する吸引力が、3つの板バネ14から中間部材15に作用する付勢力より小さい値に設定されているため、これにより中間部材15は作動部材13に吸着されない。
また、作動部材13の回転が拘束された後にも駆動部材12は動慣性により図5(a)において矢印で示す方向に回転を続け、この回転力によりラップスプリング11を捩り操作して巻き径を拡大させ、図6(a)(b)に示すようにラップスプリング11を駆動プーリ7の筒状部7Bの外周面から離間させる。このように駆動部材12が動慣性により回転する際には、回転軸芯Xに沿う方向視で主孔部13Hの内部領域に副孔部15Hが存在する状態が維持され、中間部材15に作用する吸引力は増大せず、図6(b)に示すように中間部材15は作動部材13に吸着されない。
この回転により、回転軸芯Xに沿う方向視で図6(a)、図7(a)に示すように、副孔部15Hが主孔部13Hの外部領域(孔が存在しない領域)まで移動し、駆動部材12の駆動アーム12Aと作動部材13の係合部13Bとの相対角が遮断角θ2に達すると、図7(b)に示すように中間部材15が回転軸芯Xに沿って変位し作動部材13に吸着される。つまり。この位置関係では、主孔部13Hの外周位置から中間部材15に亘る領域の磁気抵抗が大きく低下し、中間部材15に流れる磁束の磁束密度が増大し中間部材15に作用する吸引力が、3つの板バネ14から中間部材15を離間方向に作用する付勢力より大きくなるため中間部材15が作動部材13に吸着されるのである。この遮断角θ2に達する際に、作動部材13の係合部13Bに対して駆動アーム12Aの相対角は変化角αだけ変化する。
中間部材15が作動部材13に吸着されることにより、駆動部材12の回転も阻止され、ラップスプリング11の付勢力に抗して駆動部材12の駆動アーム12Aと作動部材13の係合部13Bとの相対姿勢が図7(b)に示す関係に維持される。これにより、ラップスプリング11を駆動プーリ7の筒状部7Bの外周から離間させ、完全な遮断状態の保持を現出する。この遮断状態では駆動プーリ7の回転駆動力はインペラ4には伝えられずウォータポンプによる給水も停止する。
このように電磁ソレノイドSを駆動することで、ラップスプリング11を捩り操作してラップスプリング11が筒状部7Bの外周から離間する状態に達した場合には、駆動アーム12Aで構成される第1規制部R1がラップスプリング11の回転軸芯Xから離間する方向への変位、又は、接近する方向への変位を規制する。これと同時に、第2規制部R2がラップスプリング11の回転軸芯Xに沿う方向への変位を規制する。この規制により、ラップスプリング11は、筒状部7Bの外方側の決まった位置に拘束され筒状部7Bに接触して摩耗することや、駆動エネルギーを無駄に消費する不都合が解消される。
この後に、電磁ソレノイドSの駆動を停止することにより、中間部材15が板バネ14の付勢力により作動部材13から離間し、この作動部材13はコイルバネ16の付勢力によりヨーク17の吸着面から離間する。そして、ラップスプリング11は自由状態となるため、付勢力によって巻き径が縮小して駆動プーリ7の筒状部7Bの外周に圧接して伝動状態に復帰する。
〔実施の形態の作用・効果〕
このように、本発明の電磁クラッチでは、駆動プーリ7の筒状部7Bの外周にラップスプリング11を圧着させて伝動を行う構成であるため、例えば、仕様変更によりベルト巻回部7Aの半径が異なる駆動プーリ7に電磁クラッチCを備える場合にも、駆動プーリ7夫々に同じ外径となる筒状部7Bを形成しておくことにより、電磁クラッチCの構成を変更せずに済む。
筒状部7Bが駆動プーリ7の内部空間に収容される寸法に形成されているため電磁クラッチ全体の小型化が実現する。回転軸芯Xと直交する方向視においてシャフト3をボス状部1Aに支持するシャフト軸受2と、ボス状部1Aに対して駆動プーリ7の筒状部7Bを支持するプーリ軸受6とが重なり合う位置に配置されているので、シャフト3の全長を短くし、この支持部位の強度も向上する。
また、作動部材13がディスク状に形成されているので、例えば、外周にアームが形成されるものと比較すると、この作動部材13の小型化が可能になるだけではなく、動慣性を小さくして、電磁クラッチを切り操作ために電磁ソレノイドSに電力を供給した場合には、電磁ソレノイドSの吸着面に対して迅速に吸着され、動慣性による回転も抑制することになり、切り状態に達するまでの時間の短縮が実現する。
遮断状態では、拘束手段によりラップスプリング11を筒状部7Bから離間する位置において設定姿勢に維持できるため、ラップスプリング11を筒状部7Bから離間させるため伝動を確実に遮断できる。更に、遮断状態では、第1規制部R1と第2規制部R2とによりラップスプリング11が姿勢を乱さず筒状部7Bから離間する位置に拘束されるためラップスプリング11や筒状部7Bを偏摩耗させることがなく摩耗を抑制できる。また、クラッチ遮断状態でのラップスプリング11の駆動プーリ7の筒状部7Bへの接触がなく、クラッチ結合時のラップスプリング11の駆動プーリ7の筒状部7Bへの均一な圧着を実現可能とするため、駆動エネルギーが無駄に消費される不都合が解消される。
図1と同様の構成を有するウォータポンプの断面図を図8に示す。
本実施形態は、ラップスプリング11が駆動プーリ(入力プーリ)7の中心側に形成された筒状部7Bの外周に圧接するように電磁クラッチCを構成する。当然のことながら、このラップスプリング11は自然状態において筒状部7Bの外周に圧接するものが使用され、拘束手段が作動部材(アーマチュア)13と中間部材(アーマチュア)15とで構成されている。
この構成では、電磁ソレノイドSに作動部材(アーマチュア)13が吸着された場合には、主孔部13Hの内部領域に副孔部15Hが存在する領域では中間部材(アーマチュア)15は作動部材(アーマチュア)13に吸着されず、駆動部材12が動慣性により回転を続ける。この後に、副孔部15Hが主孔部13Hの外部領域(孔が存在しない領域)まで移動した時点で、中間部材(アーマチュア)15が作動部材(アーマチュア)13に吸着され、ラップスプリング11が入力プーリ7の筒状部7Bから離間する状態となり電磁クラッチCは遮断状態となる。
本発明は、ウオータポンプ以外にラジエータファンや過給器等の伝動系にも利用することができる。
1 静止系・ハウジング(ポンプハウジング)
1A ボス状部
2 内部軸受機構(シャフト軸受)
3 シャフト
6 外部軸受機構(プーリ軸受)
7 駆動プーリ
7A ベルト巻回部
7B 筒状部
11 ラップスプリング
11A 一端側
11B 他端側
12 駆動部材
13 作動部材
13H 主孔部
15 中間部材
15H 副孔部
S 電磁ソレノイド
Wa 周幅
Wb 筒長
X 回転軸芯

Claims (3)

  1. 駆動ベルトが巻回される円筒状のベルト巻回部を外周側に備えると共に、前記ベルト巻回部と一体回転しつつ静止系に支持される筒状部を内周側に備えた駆動プーリと、
    前記筒状部の外周面に対し、自然状態で圧着状態となるよう巻き回されたラップスプリングと、
    前記駆動プーリの回転軸芯と同軸芯状に前記静止系に回転支持され、前記駆動プーリからの動力を受けて回転駆動可能なシャフトと、
    前記シャフトに固定されると共に前記ラップスプリングの一端側が連結する駆動部材と、
    磁力を発生させるよう前記静止系に設けられた電磁ソレノイドと、
    前記磁力を受けて電磁ソレノイドに吸着固定される面に主孔部を有する磁性体で形成され、前記ラップスプリングの他端側が連結される状態で前記シャフトに対して同軸芯状態で相対回転可能であり、前記シャフトの延出方向に沿って移動可能な作動部材と
    前記作動部材を基準にして前記電磁ソレノイドの反対側に配置され、前記シャフトと一体的に回転し前記回転軸芯に沿う方向に変位自在で、前記作動部材からの磁束が作用する面に副孔部を有する磁性体で形成される中間部材と、を備え、
    前記電磁ソレノイドに通電して前記作動部材を吸着固定した際に、前記駆動プーリとの摩擦力あるいは動慣性によって前記駆動部材前記作動部材に対する相対回転を許し、この相対回転により前記筒状部に対する前記ラップスプリングの圧着を解消して前記駆動プーリから前記シャフトへの動力伝達を遮断する回転位相に達した時点で前記中間部材に作用する吸引力を増大させ、この吸引力により前記中間部材を前記作動部材に吸着して拘束するよう前記主孔部と前記副孔部との位置関係を設定してある拘束手段を、前記作動部材と前記中間部材とで構成してある電磁クラッチ。
  2. 前記筒状部の前記回転軸芯に沿う方向での寸法が、前記ベルト巻回部の前記回転軸芯に沿う方向での寸法より短く設定されている請求項1記載の電磁クラッチ。
  3. 前記静止系としてのハウジングのボス状部の内部に内部軸受機構を介して前記シャフトが回転自在に支持され、前記ボス状部の外部に外部軸受機構を介して回転自在に前記筒状部が支持されると共に、前記内部軸受機構と前記外部軸受機構とが前記回転軸芯と直交する方向視で重複する位置に配置されている請求項1又は2記載の電磁クラッチ。
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