JP5626278B2 - 基板へのインク塗布方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の基準マークを有する基板へのインク塗布方法であって、特に、オンデマンド型印刷方式を用いたインクの塗布方法に関する。
セラミック基板、樹脂基板、半導体基板などの基板に導電パターン、導電バンプ、絶縁樹脂層などを形成する方式として、オンデマンド型印刷方式がある。オンデマンド型印刷方式は、インクジェットヘッド、ディスペンサーなどからインクを塗布することにより、基板に所望の印刷図形を形成する方式である。オンデマンド型印刷方式は、印刷版を用いずに印刷する方式なので、インクの塗布位置を容易に変更できる長所がある。
特許文献1(特開2011−131156号公報)には、インクジェット印刷方式により基板にインクを塗布する際の塗布位置の補正方法が記載されている。その方法は、図10に示すとおり、基板103に設けた測定点(角部C)に基づき、基板103を仮想的に分割し、分割したそれぞれの領域106の位置を測定することにより位置ずれ量を求め、元の塗布位置を補正する方法である。
特開2011−131156号公報
しかし、特許文献1に記載された塗布位置の補正方法では、分割した領域106の角部Cの位置を測定し、基板103の端にある特定の角部Cを基準に他の領域106の角部Cの座標を設定している。基板103は一般的に、元の基板の形状に対して少なからず変形する。特に、基板103の端にある角部Cにおける変形は、基板103の端以外の角部Cに比べて大きい場合がある。変形の大きい角部Cを座標の基準として塗布位置の補正をすると、大きな位置ずれを含んだ状態で補正され、補正後の塗布位置が元の塗布位置に比べてかけ離れたものとなることもある。その場合、オンデマンド型印刷方式を用いたとしても、基板103の変形状況に応じた塗布位置の変更が困難となる。
本発明の目的は、基板に設けられた複数の基準マークをもとにインクの塗布位置を適切に補正した上で、オンデマンド型印刷方式により基板の所望の位置にインクを塗布する方法を提供することである。
本発明は、複数の基準マークを有する基板へのインク塗布方法に向けられるものであって、以下に示すように、第1の局面と第2の局面とがある。
第1の局面では、本発明に係る基板へのインク塗布方法は、複数の基準マークを結ぶ複数の仮想線により基板を仮想的に分割し、基板に、連続した複数の分割領域を設定した上で、それぞれの分割領域において、複数の基準マークの位置を測定する基準マーク測定工程と、基準マーク測定工程で得られた複数の基準マークの位置により規定される測定図形の重心と、設計上の複数の基準マークの位置により規定される設計図形の重心と、を比較することにより測定図形と設計図形との重心の位置ずれを取得する重心ずれ取得工程と、重心の位置ずれに基づき、設計上の塗布位置をずらして補正することにより、補正後の塗布位置を取得する塗布位置取得工程と、補正後の塗布位置に基づき、オンデマンド型印刷方式により基板にインクを塗布するインク塗布工程と、を備える。
この構成によれば、基準マークにより規定される図形の重心に基づいて塗布位置の補正をするので、基板の分割領域に大きな変形が起きたとしても、分割領域の平均的な変形に合わせた補正ができる。これにより、基板の変形状況に応じた位置にインクを塗布できる。
好ましくは、塗布位置取得工程は、さらに、測定図形および設計図形の各々の基準マークに基づき算出される寸法および面積のうちの一方の値を測定図形および設計図形の各々について取得し、測定図形および設計図形の各々について取得した上記一方の値同士を比較することにより、測定図形および設計図形の上記一方の値同士の比率である変化比率を求め、変化比率に基づき、設計上の塗布位置をずらして補正する。
この構成によれば、図形の変化比率に基づき補正するので、設計図形の縮尺を測定図形の縮尺に合わせた上で、塗布位置の補正ができる。これにより、さらに塗布位置の位置精度を高めることができる。
さらに好ましくは、上記一方の値とは、測定図形および設計図形の各々の基準マークに基づき算出される寸法であり、塗布位置取得工程の変化比率は、基準マーク測定工程で得られた複数の基準マークから測定図形の重心までの距離と、設計上の複数の基準マークから設計図形の重心までの距離と、を比較することにより求める。
この構成によれば、図形の重心と基準マークとの距離に基づき変化比率を求めるので、種々の設計図形に対応した塗布位置の補正が可能となる。
また、基準マーク測定工程およびインク塗布工程は、基板が、同じ温度に加熱された状態で実行されるのが好ましい。
この構成によれば、基板に着弾したインクの乾燥時間を短くできるとともに、基板の熱膨張による影響を考慮した上で、塗布位置の補正ができる。
第2の局面では、本発明に係る基板へのインク塗布方法は、複数の基準マークを結ぶ複数の仮想線により基板を仮想的に分割し、基板に、連続した複数の分割領域を設定した上で、それぞれの分割領域において、基準マークの位置を測定する第1の基準マーク測定工程と、第1の基準マーク測定工程で得られた複数の基準マークの位置により規定される傾斜図形と、設計上の複数の基準マークの位置により規定される設計図形と、を比較することにより、傾斜図形の設計図形に対する傾き角を取得する傾き取得工程と、傾き角を用いて傾斜図形の傾きを補正した上で、複数の基準マークの位置を測定する第2の基準マーク測定工程と、第2の基準マーク測定工程で得られた複数の基準マークの位置により規定される測定図形の重心と、設計図形の重心と、を比較することにより測定図形と設計図形との重心の位置ずれを取得する重心ずれ取得工程と、重心の位置ずれに基づき、設計上の塗布位置をずらして補正することにより、補正後の塗布位置を取得する塗布位置取得工程と、傾き角を用いて傾斜図形の傾きを補正した上で、補正後の塗布位置に基づいて、オンデマンド型印刷方式により基板にインクを塗布するインク塗布工程と、を備える。
第2の局面によれば、基準マークにより規定される図形の重心に基づいて塗布位置の補正をするので、基板の分割領域に大きな変形が起きたとしても、分割領域の平均的な変形に合わせた補正ができる。また、図形の傾きを補正した上で、塗布位置を補正するので、より適切な位置にインクを塗布できる。
好ましくは、塗布位置取得工程は、さらに、測定図形および設計図形の各々の基準マークに基づき算出される寸法および面積のうちの一方の値を測定図形および設計図形の各々について取得し、測定図形および設計図形の各々について取得した上記一方の値同士を比較することにより、測定図形および設計図形の上記一方の値同士の比率である変化比率を求め、変化比率に基づき、設計上の塗布位置をずらして補正する。
この構成によれば、図形の変化比率に基づき補正するので、設計図形の縮尺を測定図形の縮尺に合わせた上で、塗布位置の補正ができる。これにより、さらに塗布位置の位置精度を高めることができる。
さらに好ましくは、上記一方の値とは、測定図形および設計図形の各々の基準マークに基づき算出される寸法であり、塗布位置取得工程の変化比率は、第2の基準マーク測定工程で得られた複数の基準マークから測定図形の重心までの距離と、設計上の複数の基準マークから設計図形の重心までの距離と、を比較することにより求める。
この構成によれば、図形の重心と基準マークとの距離に基づき変化比率を求めるので、種々の設計図形に対応した塗布位置の補正が可能となる。
また、第1の基準マーク測定工程、第2の基準マーク測定工程およびインク塗布工程は、基板が、同じ温度に加熱された状態で実行されるのが好ましい。
この構成によれば、基板に着弾したインクの乾燥時間を短くできるとともに、基板の熱膨張による影響を考慮した上で、塗布位置の補正ができる。
本発明の第1の局面における基板へのインク塗布方法によれば、基準マークにより規定される図形の重心に基づいて塗布位置の補正をするので、基板の分割領域に大きな変形が起きたとしても、分割領域の平均的な変形に合わせた補正ができる。これにより、基板の変形状況に応じた位置にインクを塗布できる。
本発明の第2の局面における基板へのインク塗布方法によれば、第1の局面において得られた効果に加えて、さらに、図形の傾きを補正した上で塗布位置の補正をするので、図形の傾きによる変形状況に応じた位置にインクを塗布できる。
本発明の第1実施形態に係る基板へのインク塗布方法で用いるオンデマンド型印刷装置1の斜視図である。 図1に示したオンデマンド型印刷装置1の制御ブロック図である。 図3(A)は、インク8を塗布する前の基板3を示す平面図であり、図3(B)は、図3(A)にインク8を塗布した後の基板3を示す平面図であり、図3(C)は、図3(B)を個片化した後の子基板3Aを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る基板へのインク塗布方法の一連の工程を示した図である。 基板3の分割領域Aaを示す図であって、図5(A)は、測定図形Fと設計図形fの位置ずれを示した図であり、図5(B)は、塗布位置取得工程S3における塗布位置pの補正のし方を説明するための図である。 基板3の分割領域Aaを示す図であって、図6(A)は、測定図形Fと設計図形fの変化比率Rの求め方を説明するための図であり、図6(B)は、設計図形fを相似形のまま縮小して塗布位置を補正する方法を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る基板へのインク塗布方法の一連の工程を示した図である。 基板3の分割領域Aaを示す図であって、図8(A)は、傾斜図形FAの傾き角αの求め方を説明するための図であり、図8(B)は、傾斜図形FAの傾き角αを補正した後の図である。 図3で示した基板3の分割領域Aの変形例を示した図である。 特許文献1に記載された塗布位置の補正方法で用いる基板103を示した図である。
本発明は、複数の基準マークを有する基板へのインク塗布方法に関するものであって、前述した第1の局面と第2の局面とにそれぞれ対応する第1実施形態と第2実施形態とがあるが、これらの実施形態で使用する設備は共通する。そこで、共通する設備であるオンデマンド型印刷装置について、第1実施形態において先に説明する。
[第1実施形態]
(オンデマンド型印刷装置)
オンデマンド型印刷装置は、印刷ヘッドからインクを塗布することにより、基板に所望の印刷図形を形成する装置である。インク塗布する方式としては、たとえばインクジェット印刷方式またはディスペンス方式などのオンデマンド型印刷方式が挙げられる。
図1および図2に示すように、オンデマンド型印刷装置1は、基板3の基準マークMを測定するカメラ20と、測定した基準マークMの位置をもとにインク8の塗布位置を補正演算する制御装置30と、インク8を基板3へ塗布する印刷ヘッド10と、印刷ヘッド10またはカメラ20を基板3の主面に対し平行方向に相対移動させる平行移動機構44と、を備える。
なお、以下において、基板3の主面に対し直交する方向をZ方向と呼び、基板3の主面に沿う所定の印刷方向をX方向と呼び、Z方向およびX方向と直交する方向をY方向と呼び、X方向およびY方向に沿う回転方向をθ方向と呼ぶ。
図1に示すとおり、印刷ヘッド10の下方には、印刷対象となる基板3が配置される。基板3に塗布されるインク8としては、たとえば金属ペースト、絶縁性樹脂に導電性フィラーを混合することにより導電性を持たせた導電性樹脂ペースト、導電性高分子ペースト、絶縁性樹脂ペーストなどが挙げられる。基板3にインク8が塗布されることにより、基板3に、たとえば導電パターン、導電バンプ、絶縁樹脂層などが形成される。ここでは、基板3に導電バンプを形成する実施形態を説明する。
基板3は、図3(A)に示すとおり、基板本体4と、基板本体4に内蔵された内部電極(図示省略)と、内部電極と接続し基板本体4の主面に露出した外部電極5と、基板本体4の主面にマトリックス状に形成された基準マークM1〜M16と、を有する。基板3の材質としては、たとえばセラミック、樹脂、半導体などが挙げられる。基板3の1辺の大きさは、たとえば200mmである。
基準マークM1〜M16の材質は、たとえばCuやAuなどの金属である。図3(A)に示した基準マークM1〜M16の形状は、クロス形状であるが、その形状に限定されるものではなく、たとえば円形状、四角形状でもよい。また、基板本体4上の外部電極5が規則的に配列されているのであれば、外部電極5を基準マークとして代用してもよい。
なお、以下において、基板3に実際に形成された基準マークを基準マークMと呼び、元々の設計上の基準マークを基準マークmと呼ぶ。また、基準マークM1〜M16を総称して基準マークMと呼び、基準マークm1〜m16を総称して基準マークmと呼ぶ。
基板3は、図3(A)に示す状態を得るための前工程において、基板本体4上に外部電極5や基準マークMなどが形成された後、焼成または熱硬化などの熱処理が施される。この熱処理により基板3に変形が起きるが、その変形状況は、熱処理条件や内部電極の形状の影響を受け、基板3内の区域によって異なる場合が多い。基板3の変形状況を適切に把握するためには、基板3の基準マークMの位置を読み取り、設計上の基準マークmの位置と比較する必要がある。
図3(B)は、図3(A)に示す基板3の外部電極5上に、インク8が塗布された状態を示した図である。基板3の基準マークMをもとにインク8の塗布位置が補正されることにより、基板3の変形状況に合わせた位置にインク8が塗布される。塗布されたインク8は、その後、乾燥などの熱処理を施される。これにより、基板3に導電バンプ8Aが形成される。
図3(C)は、図3(B)に示す基板3が、後工程にて個片化されて、子基板3Aとなった状態を示した図である。導電バンプ8Aが、子基板3Aの適切な位置に形成されていなければ、基板3に対する子基板3Aの収率が下がる。
図1および図2に示されたカメラ20は、基板3に設けられた基準マークMを撮像するものである。カメラ20は、カメラ搬送機構45またはテーブル搬送機構46が駆動されることにより、基板3に対し相対移動し、基板3の基準マークMを順に撮像する。カメラ20により撮像された撮像データは、制御装置30に送信される。これにより、基板3の基準マークMの位置が認識される。
制御装置30は、オンデマンド型印刷装置1における各種の信号入力と、演算処理と、各機構に対する制御出力を行なうものである。送信された撮像データを制御装置30にて演算処理することにより、基板3の変形状況が把握される。基板3の変形状況に基づき、制御装置30にて塗布位置が補正演算され、その結果をもとにオンデマンド印刷装置1の各機構が駆動される。
印刷ヘッド10は、インクジェットヘッド(図示省略)を備える。インクジェットヘッドは、インク8を吐出するための複数のノズル(図示省略)を有する。インクジェットヘッドの内部には、吐出前のインク8を溜めるインク室(図示省略)と、インク8を押し出すための圧電素子(図示省略)がある。この圧電素子を駆動することによりインク室のインク8が吐出され、基板3へインク8が塗布される。なお、インク8の塗布方式としては、上記で示した圧電素子による方式の代わりに、サーマル方式を採用してもよい。
平行移動機構44は、基板3をX方向に搬送するテーブル搬送機構46と、印刷ヘッド10をY方向に搬送するヘッド搬送機構47と、カメラ20をY方向に搬送するカメラ搬送機構45と、を備える。テーブル搬送機構46およびヘッド搬送機構47、カメラ搬送機構45の駆動源としては、たとえば一軸ロボットなどが挙げられる。平行移動機構44を駆動することにより、印刷ヘッド10またはカメラ20は、基板3の主面との平行状態を維持しながら、基板3に対して相対的に移動する。
以上が、オンデマンド型印刷装置1の主な構成であるが、オンデマンド型印刷装置1は、必要に応じて図1および図2に示すヘッド回転機構40、加熱機構50、またはテーブル回転機構48を備えることもできる。
ヘッド回転機構40は、印刷ヘッド10をθ方向に回転させるものである。ヘッド回転機構40を駆動することにより、印刷ヘッド10のインク8の塗布ピッチが変更され、オンデマンド型印刷装置1の印刷解像度が変更される。これにより、基板3の変形状況に応じたインク8の塗布が、さらに確実に実行される。
加熱機構50は、基板3の下方に配置されたテーブル49を介して、基板3を常温以上の所定温度に加熱するものである。基板3に着弾したインク8の乾燥時間を短くするためには、加熱機構50により、予め基板3を加熱するのが好ましい。基板3は温度上昇により熱膨張するが、基準マークMに基づき、基板3の変形状況に応じた塗布位置の補正を行なえば、適切な位置にインク8を塗布できる。
テーブル回転機構48は、テーブル49を介して基板3のθ方向の傾きを補正するものであり、テーブル搬送機構46とテーブル49の間に配置される。テーブル回転機構48の駆動源としては、たとえば、ダイレクトドライブモータが挙げられる。テーブル回転機構48の駆動により、図形の傾きに応じた塗布位置の補正が可能となる。なお、テーブル回転機構48を用いたθ方向の傾きの補正については、第2実施形態において説明する。
(基板へのインク塗布方法)
図3〜図6を参照して、第1実施形態に係る基板へのインク塗布方法を説明する。基板へのインク塗布方法は、図4に示すとおり、分割領域の設定S0と、基準マーク測定工程S1と、重心ずれ取得工程S2と、塗布位置取得工程S3と、インク塗布工程S4と、を備える。以下、これらの工程について順に説明する。
分割領域の設定S0では、図3(A)および図3(B)示すように、基板3に複数の分割領域Aa〜Aiが設定される。分割領域Aa〜Aiの設定は、基板3の複数の基準マークmを結ぶ複数の仮想線Lにより、基板3を仮想的に分割することにより行なわれる。複数の領域に分割するのは、後述する塗布位置取得工程S3において、それぞれの分割領域Aa〜Aiの変形状況に応じた塗布位置の補正をするためである。分割領域Aの設定は、1枚の基板3ごとに設定されてもよいが、基板3の設計データをもとに、基板3の品種ごとに予め設定されるのが好ましい。
なお、以下において、仮想線Lにより分割された領域をそれぞれ分割領域Aa〜Aiと呼び、分割領域Aa〜Aiを総称して分割領域Aと呼ぶ。第1実施形態で用いるその他のアルファベットの符号についても同様の扱いとする(「符号の説明」参照)。
基準マーク測定工程S1は、それぞれの分割領域Aにおいて、基板3に形成された複数の基準マークMの位置を測定する工程である。図1に示すように、平行移動機構44を駆動することにより、カメラ20が基板3の上方に配置され、基準マークMの撮像が行なわれる。撮像された撮像データは、制御装置30へ送信された後、演算処理され、それぞれの基準マークMの位置が認識される。
重心ずれ取得工程S2は、それぞれの分割領域Aにおいて、設計上の図形に対する実際の図形の位置ずれを求める工程である。その位置ずれを求める方法として、設計上の図形の重心および測定上の図形の重心に着目する。図形の重心に着目することにより、分割領域Aの角部に大きな変形が起きたとしても、その影響をまともに受けることはなく、分割領域Aの平均的な変形を把握できる。
以下、図5(A)および図5(B)を参照して、重心の位置ずれを求める方法を説明する。なお、図5(A)および図5(B)は、図3(A)で示した分割領域Aaを抜き出して示した図である。
測定上の図形である測定図形Fは、基準マーク測定工程S1で得られた基準マークMの位置により規定される図形である。具体的には、図5(A)に示すとおり、測定図形Faは、基準マークM1、M2、M5、M6を頂点として囲まれた四角形である。測定図形Faの重心Gaの位置は、基準マークM1、M2、M5、M6の位置座標をもとに、制御装置30にて演算することにより求められる。
設計上の図形である設計図形fは、設計上の基準マークmの位置により規定される図形である。具体的には、図5(A)に示すとおり、設計図形faは、基準マークm1、m2、m5、m6を頂点として囲まれた四角形である。設計図形faの重心gaの位置は、基準マークm1、m2、m5、m6の位置座標をもとに、制御装置30にて演算することにより予め求められる。
分割領域Aaにおける重心の位置ずれは、測定図形Faの重心Gaの位置座標と、設計図形faの重心gaの位置座標とを比較することにより求められる。他の分割領域Ab〜Aiにおいても同様に、設計図形fb〜fiの重心gb〜giに対する測定図形Fb〜Fiの重心Gb〜Giの位置ずれが求められる。
塗布位置取得工程S3は、それぞれの分割領域Aにおいて、測定図形Fと設計図形fの位置ずれに基づき、補正後の塗布位置Pを求める工程である。
具体的には、重心ずれ取得工程S2で得られた測定図形Faの重心Gaと設計図形faの重心gaの位置ずれに基づき、設計上の塗布位置paを、位置ずれの起きた方向に対し、位置ずれの起きた距離だけずらして補正する。これにより、補正後の塗布位置Paが求められる。
イメージで示すと、図5(B)に示すように、設計図形faの重心gaが測定図形Faの重心Gaと重なるように設計図形faを移動させ、それに伴い、設計上の塗布位置paも移動させることである。塗布位置paの移動先が、補正後の塗布位置Paとなる。これらの位置ずれに基づく補正演算も、制御装置30にて実行される。他の分割領域Ab〜Aiについても同様に、補正後の塗布位置Pb〜Piが求められる。
塗布位置Pの位置精度をさらに高めるためには、それぞれの分割領域Aにおいて、以下に示す補正が行なわれる。その補正方法は、重心Gおよび重心gを一致させた上で、測定図形Fと設計図形fの変化比率Rに基づき、設計上の塗布位置pをさらにずらして補正する方法である。これによれば、設計図形fの縮尺を測定図形Fの縮尺に合わせて補正することになり、補正後の塗布位置P' の位置精度をさらに高めることができる。
以下、図6(A)および図6(B)を参照して、この補正方法について説明する。なお、図6(A)および図6(B)も、図3(A)で示した分割領域Aaを抜き出して示した図である。
図6(A)に示すように、まず、測定図形Faの重心Gaから基準マークM1、M2、M5、M6までの距離D1a〜D4aが座標演算によりそれぞれ求められる。一方で、設計図形faの重心gaから基準マークm1、m2、m5、m6までの距離d1a〜d4aが座標演算によりそれぞれ予め求められる。
その後、(式1)に示すように、重心Gから基準マークMまでの距離と重心gから基準マークmまでの距離との比を求め、それらの比の平均値が算出される。この平均値を、測定図形Faと設計図形faの変化比率Raとする。
Ra={(D1a/d1a+D2a/d2a+D3a/d3a+D4a/d4a)}/4・・・(式1)
塗布位置Pa' は、先に求めた塗布位置Paの位置座標(重心gaを基準とした塗布位置Paの位置座標)に、変化比率Raを掛け合わせることにより求められる。
イメージで示すと、図6(B)に示すように、変化比率Raに基づき、重心gaを基準として設計図形faを相似形のまま縮小させ、この縮小にともない塗布位置Paの位置座標を移動させることである。設計図形faの縮小した図形が縮小図形fa' であり、塗布位置Paの移動先が、補正後の塗布位置Pa' となる。
他の分割領域Ab〜Aiにおいても同様に、変化比率Rb〜Riがそれぞれ求められ、設計図形fb〜fiを相似形のまま縮小または拡大させることにより、補正後の塗布位置Pb' 〜Pi' がそれぞれ求められる。
なお、図6(A)および図6(B)では、測定図形Fが縮小する過程を示したが、重心Gと基準マークMとの距離dに基づき変化比率Rを求める方法を用いれば、変化比率Ra>1のように測定図形Fが拡大する場合であっても、同様の方法により塗布位置Pを補正できる。
また、重心Gと基準マークMとの距離dに基づき変化比率Rを求める方法を用いれば、種々の設計図形fに対応した補正が可能となる。たとえば、設計図形fが、矩形、平行四辺形、台形などの四角形である場合のみならず、六角形などの多角形であっても塗布位置Pを補正できる。
また、第1実施形態では、塗布位置Pを点とみなして説明したが、2次元図形を描く場合は、2次元図形の頂点や変曲点を塗布位置Pとして扱うか、2次元図形そのものを点の集合体として扱い、塗布位置Pを補正すればよい。
インク塗布工程S4は、それぞれの分割領域Aにおいて、インク8の塗布を行なう工程である。インク8の塗布に先立ち、平行移動機構44を駆動することにより、基板3の上方のカメラ20が退避し、基板3の上方に印刷ヘッド10が配置される。その後、塗布位置取得工程S3で得られた補正後の塗布位置Pに基づき、インク8が塗布される。
実際に基板3へインク8を塗布するには、平行移動機構44を駆動しながら印刷ヘッド10からインク8を吐出することにより、分割領域Aの塗布位置Pにインク8を塗布する。ヘッド回転機構40を駆動することにより印刷ヘッド10を回転させれば、インク8の塗布ピッチを容易に変更できる。
インク8を塗布する順序としては、まず、分割領域Aaからインク8の塗布が開始される。一方で、図4に示すとおり、インク8の塗布を行なっている間に、制御装置30にて、分割領域Abにおける塗布位置pbの補正演算が行なわれる。インク8の塗布動作と塗布位置pの補正演算が並行して実行されれば、塗布位置pの全ての補正演算を待つ必要なく、インク8の塗布動作を開始できる。これにより、基板へのインク塗布方法における一連の工程のスループットが向上する。
分割領域Aaでのインク8の塗布が終了すれば、他の分割領域Ab〜Aiについても同様に、補正後の塗布位置Pb〜Piに基づき、インク8の塗布が行なわれる。インク8の塗布後の厚みを厚くする場合は、基板3にインク8を重ね塗りすればよい。全ての分割領域Aでのインク8の塗布が終了すれば、基板3へのインク塗布が終了する。
なお、基板3に着弾したインク8の乾燥時間を短くするために、インク塗布工程S4において、基板3を所定の温度に加熱することもできる。ただし、インク塗布工程S4と基準マーク測定工程S1における基板3の熱膨張量を同じにするため、基準マーク測定工程S1でも加熱する必要がある。その場合、基準マーク測定工程S1およびインク塗布工程S4での基板3の加熱温度は、同じ温度とするのが好ましい。
[第2実施形態]
(基板へのインク塗布方法)
第2実施形態は、図形のθ方向の傾きを補正した上で、塗布位置を補正する実施形態である。これにより、図形のθ方向に変形が起きたとしても、適切な位置にインク8を塗布できる。第1実施形態と共通する構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態に係る基板へのインク塗布方法は、図7に示すとおり、分割領域の設定S0と、第1の基準マーク測定工程SAと、傾き角取得工程SBと、第2の基準マーク測定工程SCと、重心ずれ取得工程S2と、塗布位置取得工程S3と、インク塗布工程SDと、を備える。第1の基準マーク測定工程SAおよび傾き角取得工程SBは、それぞれの分割領域Aにおける図形の傾きを把握するための工程である。
以下、図7、図8(A)および図8(B)を参照し、図形の傾きの補正方法について説明する。なお、図8(A)および図8(B)も、図3(A)で示した分割領域Aaを抜き出して示した図である。
分割領域の設定S0は、第1実施形態の場合と同様に、基板3を仮想的に分割し、基板3に複数の分割領域Aa〜Aiを設定するものである。
第1の基準マーク測定工程SAは、分割領域Aにおける複数の基準マークM1〜M16を測定する工程である。なお、後に出てくる工程と区別するため、ここでのマークの測定を第1の基準マーク測定工程SAと呼び、後に出てくる工程でのマークの測定を第2の基準マーク測定工程SCと呼ぶ。
傾き角取得工程SBは、それぞれの分割領域Aにおいて、傾斜図形FAの傾き角αを求める工程である。ここでいう傾斜図形FAとは、図5(A)の測定図形Fに対しθ方向に傾いた図形のことを指す。傾斜図形FAは、第1の基準マーク測定工程SAで得られた基準マークMの位置により規定される図形である。具体的には、図8(A)に示すとおり、傾斜図形FAaは、第1の基準マーク測定工程SAで得られた基準マークM1、M2、M5、M6を頂点として囲まれた四角形である。
傾き角αは、第1の基準マーク測定工程SAで得られた基準マークMおよび傾斜図形FAの重心GAを結ぶ直線と、所定の基準線と、により形成される角度である。具体的な傾き角αの求め方について、図8(A)を参照して説明する。まず、基準マークM1と傾斜図形FAaの重心GAaとを結ぶ直線と、設計上の基準線L0との角度α1aが座標演算により求められる。同様に、基準マークM5と重心GAaとを結ぶ直線と、基準線L0との角度α2aが求められる。一方で、基準マークm1と設計図形faの重心gaとを結ぶ直線と、基準線L0との角度α1が座標演算により求められる。同様に、基準マークm5と重心gaとを結ぶ直線と、基準線L0との角度α2が求められる。
そして、(式2)に示すように、基準マークM1またはM5に対応する箇所での角度差をそれぞれ求め、それらの角度差の平均値が算出される。この平均値を、分割領域Aaでの傾き角αaとする。
αa={(α1a―α1)+(α2a―α2)}/2 ・・・・(式2)
他の分割領域Ab〜Aiについても同様に、傾斜図形FAb〜FAiの重心GAb〜GAiが求められ、傾き角αb〜αiが求められる。
第2の基準マーク測定工程SCは、それぞれの分割領域Aにおいて、傾斜図形FAをθ方向に回転させて傾きを補正した上で、複数の基準マークMを測定する工程である。回転させる角度は、傾き角取得工程SBで得られた傾き角αである。θ方向の回転は、テーブル回転機構48を駆動することにより行なわれる。
具体的には、図7および図8(B)に示すとおり、分割領域Aaにおいて、傾斜図形FAaを傾き角αaだけ回転させ、傾きを補正した後、基準マークM1、M2、M5、M6の測定が行なわれる。他の分割領域Ab〜Aiにおいても同様に、求めた傾き角αb〜αiを回転させた後、基準マークMの測定が行なわれる。
重心ずれ取得工程S2は、第1実施形態の場合と同様に、それぞれの分割領域Aaにおいて、第2の基準マーク測定工程SCで得られた情報に基づき、測定図形Fの重心Gと設計図形fの重心gの位置ずれを求める工程である。
塗布位置取得工程S3も、第1実施形態の場合と同様であり、それぞれの分割領域Aにおいて、測定図形Fと設計図形fの位置ずれに基づき、補正後の塗布位置Pを求める工程である。
インク塗布工程SDは、それぞれの分割領域Aにおいて、傾斜図形FAをθ方向に回転させて傾きを補正した上で、インク8を塗布する工程である。回転させる角度は、傾き角取得工程S1Bで得られた傾き角αである。θ方向の回転は、テーブル回転機構48を駆動することにより行なわれる。
具体的には、図7に示すとおり、分割領域Aaにおいて、傾斜図形FAaに対し傾き角αaを回転させた後、塗布位置取得工程S3で得られた補正後の塗布位置Paに基づいて、基板3にインク8が塗布される。他の分割領域Ab〜Aiにおいても同様に、補正後の塗布位置Pb〜Piに基づいて、インク8が塗布される。
なお、基板3に着弾したインク8の乾燥時間を短くするためには、基板3を常温以上の所定温度に加熱した状態で、第1の基準マーク測定工程SA、第2の基準マーク測定工程SCおよびインク塗布工程SDが実行される。
上述したそれぞれの実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものでなく、技術的思想の同一性が認められる範囲で種々の変形が可能である。
たとえば、図9に示すように、それぞれの分割領域Ba〜Biは異なる形状や大きさでもよい。また、それぞれの分割領域Ba〜Biにおける基準マークMの数は4個に限られない。基準マークMの数が6個または12個の場合でも、それらの基準マークMを用いて測定図形Fの重心G、変化比率R、傾き角αなどを求め、塗布位置を補正できる。
また、変化比率Rは、重心Gを使って求めるのでなく、たとえば、測定図形Fの面積と設計図形fの面積とを比較することにより求めてもよいし、測定図形Fにおける隣り合う基準マークM同士の距離の平均値と設計図形fにおける隣り合う基準マークm同士の距離の平均値とを比較することにより求めてもよい。
1:オンデマンド型印刷装置
3:基板
4:基板本体
5:外部電極
8:インク
10:印刷ヘッド
20:カメラ
30:制御装置
40:ヘッド回転機構
44:平行移動機構
45:カメラ搬送機構
46:テーブル搬送機構
47:ヘッド搬送機構
48:テーブル回転機構
49:テーブル
50:加熱機構
S0:分割領域の設定
S1:基準マーク測定工程
S2:重心ずれ取得工程
S3:塗布位置取得工程
S4、SD:インク塗布工程
SA:第1の基準マーク測定工程
SB:傾き角取得工程
SC:第2の基準マーク測定工程
L:仮想分割線
A、Aa〜Ai:分割領域
m、m1〜m16:設計上の基準マーク
M、M1〜M16:基板3に形成された基準マーク
f、fa〜fi:設計図形
F、Fa〜Fi:測定図形
g、ga〜gi:設計図形の重心
G、Ga〜Gi:測定図形の重心
d:重心gから基準マークmまでの距離
D:重心Gから基準マークMまでの距離
R、Ra〜Ri:変化比率
p:設計上の塗布位置
P、P' :補正後の塗布位置
FA、FAa〜FAi:傾斜図形
GA、GAa〜GAi:傾斜図形の重心
L0:設計上の基準線
α、αa〜αi:傾斜図形の傾き角

Claims (8)

  1. 複数の基準マークを有する基板へのインク塗布方法であって、
    前記複数の基準マークを結ぶ複数の仮想線により前記基板を仮想的に分割し、前記基板に、連続した複数の分割領域を設定した上で、
    それぞれの前記分割領域において、
    前記複数の基準マークの位置を測定する基準マーク測定工程と、
    前記基準マーク測定工程で得られた複数の基準マークの位置により規定される測定図形の重心と、設計上の複数の基準マークの位置により規定される設計図形の重心と、を比較することにより前記測定図形と前記設計図形との重心の位置ずれを取得する重心ずれ取得工程と、
    前記重心の位置ずれに基づき、設計上の塗布位置をずらして補正することにより、補正後の塗布位置を取得する塗布位置取得工程と、
    前記補正後の塗布位置に基づき、オンデマンド型印刷方式により前記基板にインクを塗布するインク塗布工程と、
    を備える基板へのインク塗布方法。
  2. 前記塗布位置取得工程は、さらに、前記測定図形および前記設計図形の各々の基準マークに基づき算出される寸法および面積のうちの一方の値を前記測定図形および前記設計図形の各々について取得し、前記測定図形および前記設計図形の各々について取得した前記一方の値同士を比較することにより、前記測定図形および前記設計図形の前記一方の値同士の比率である変化比率を求め、前記変化比率に基づき、前記設計上の塗布位置をずらして補正することを特徴とする請求項1に記載された基板へのインク塗布方法。
  3. 前記一方の値とは、前記測定図形および前記設計図形の各々の基準マークに基づき算出される寸法であり、
    前記塗布位置取得工程の前記変化比率は、前記基準マーク測定工程で得られた複数の基準マークから前記測定図形の重心までの距離と、設計上の複数の基準マークから前記設計図形の重心までの距離と、を比較することにより求めることを特徴とする請求項2に記載された基板へのインク塗布方法。
  4. 前記基準マーク測定工程および前記インク塗布工程は、前記基板が、同じ温度に加熱された状態で実行されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載された基板へのインク塗布方法。
  5. 複数の基準マークを有する基板へのインクの塗布方法であって、
    前記複数の基準マークを結ぶ複数の仮想線により前記基板を仮想的に分割し、前記基板に、連続した複数の分割領域を設定した上で、
    それぞれの前記分割領域において、
    前記基準マークの位置を測定する第1の基準マーク測定工程と、
    前記第1の基準マーク測定工程で得られた複数の基準マークの位置により規定される傾斜図形と、設計上の複数の基準マークの位置により規定される設計図形と、を比較することにより、前記傾斜図形の前記設計図形に対する傾き角を取得する傾き取得工程と、
    前記傾き角を用いて前記傾斜図形の傾きを補正した上で、前記複数の基準マークの位置を測定する第2の基準マーク測定工程と、
    前記第2の基準マーク測定工程で得られた複数の基準マークの位置により規定される測定図形の重心と、前記設計図形の重心と、を比較することにより前記測定図形と前記設計図形との重心の位置ずれを取得する重心ずれ取得工程と、
    前記重心の位置ずれに基づき、設計上の塗布位置をずらして補正することにより、補正後の塗布位置を取得する塗布位置取得工程と、
    前記傾き角を用いて前記傾斜図形の傾きを補正した上で、前記補正後の塗布位置に基づいて、オンデマンド型印刷方式により前記基板にインクを塗布するインク塗布工程と、
    を備える基板へのインク塗布方法。
  6. 前記塗布位置取得工程は、さらに、前記測定図形および前記設計図形の各々の基準マークに基づき算出される寸法および面積のうちの一方の値を前記測定図形および前記設計図形の各々について取得し、前記測定図形および前記設計図形の各々について取得した前記一方の値同士を比較することにより、前記測定図形および前記設計図形の前記一方の値同士の比率である変化比率を求め、前記変化比率に基づき、前記設計上の塗布位置をずらして補正することを特徴とする請求項5に記載された基板へのインク塗布方法。
  7. 前記一方の値とは、前記測定図形および前記設計図形の各々の基準マークに基づき算出される寸法であり、
    前記塗布位置取得工程の前記変化比率は、前記第2の基準マーク測定工程で得られた複数の基準マークから前記測定図形の重心までの距離と、設計上の複数の基準マークから前記設計図形の重心までの距離と、を比較することにより求めることを特徴とする請求項6に記載された基板へのインク塗布方法。
  8. 前記第1の基準マーク測定工程、前記第2の基準マーク測定工程および前記インク塗布工程は、前記基板が、同じ温度に加熱された状態で実行されることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載された基板へのインク塗布方法。
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