JP5625424B2 - カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法およびそれを備える液晶表示装置 - Google Patents

カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法およびそれを備える液晶表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、液晶表示装置などに用いられるカラーフィルタおよびそのカラーフィルタ製造方法に関する。
液晶表示装置は、カラーフィルタ等の表示側基板と液晶駆動側基板とを対向させ、両者の間に液晶層を形成し、液晶駆動側基板により液晶層内の液晶分子の配列を電気的に制御して表示側基板の透過光又は反射光の量を選択的に変化させ、表示を行うものである。
表示側基板には、表示側基板と液晶駆動側基板との間のギャップを保持するスペーサーが設けられている。従来では、スペーサーを形成するためのフォトリソグラフィー工程を、着色層を形成するためのフォトリソグラフィー工程とは別に行う必要があった。しかしながら、独立したスペーサー形成工程を設けるとカラーフィルタの生産に必要な工程が増え、生産効率が低下し、さらには生産コストの上昇に至る。
そこで、カラーフィルタの生産効率を向上させる等の目的から、ブラックマトリクス上に着色層を積層し、積層した着色層をスペーサーとする方法が提案されている。(特許文献1を参照)
特開2009−169064号公報
しかしながら、図7に示すように、着色層23R,23G,23Bがストライプ形状として作成される従来のカラーフィルタ21においては、着色層形成後に、透明樹脂を塗布して透明保護層(オーバーコート層とも呼ばれる)13を形成すると、ブラックマトリクス5や積層柱により、透明保護層13の表示領域の部分に傾斜が形成されていた。このようなカラーフィルタ21を液晶表示装置に用いる場合、この傾斜が、液晶の配向を乱す原因となり、鮮明な表示がされないという問題がある。特に、透明保護層13は、平坦であることが必要であり、透明保護層13の材料として平坦化しやすい材料を使用しているため、透明保護層13の傾斜ができやすい。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、カラーフィルタの生産工程において工程数が削減されながら、表示領域において透明保護層が液晶の配向を乱すことがないカラーフィルタなどを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するための本発明は、以下のとおりである。
(1)基板と、前記基板上に形成され、複数の開口部を備えるブラックマトリクスと、前記開口部に形成された孤立パターン形状の表示用第1着色層と、前記ブラックマトリクス上に形成された前記表示用第1着色層と同色の柱用第1着色層と、前記開口部に形成された孤立パターン形状の表示用第2着色層と、前記柱用第1着色層上に形成された、前記表示用第2着色層と同色であり、かつ底面の面積が前記柱用第1着色層の上面よりも小さい柱用第2着色層と、前記開口部に形成された孤立パターン形状の表示用第3着色層と、前記柱用第2着色層上に形成された、前記表示用第3着色層と同色であり、かつ底面の面積が前記柱用第2着色層の上面よりも小さい柱用第3着色層と、前記柱用第1着色層と、前記柱用第2着色層と、前記柱用第3着色層とが形成する積層柱と、前記ブラックマトリクス、前記各着色層及び前記積層柱を覆う透明の樹脂による透明保護層と、を具備し、前記積層柱は、前記表示用第3着色層の間の前記ブラックマトリクス上に形成され、前記柱用第1着色層の端部が、前記表示用第3着色層の端部り1μm〜5μm離れることでスリット部が形成され、前記スリット部に前記透明の樹脂が流れ込み、前記表示用第3着色層上前記透明保護層が平坦となることを特徴とするカラーフィルタ
(2)前記柱用第1着色層の底面が円形又は多角形であることを特徴とする(1)に記載のカラーフィルタ
(3)前記柱用第1着色層の底面が四角形であり、前記柱用第1着色層の底面の四角形の辺が、前記開口部を形成する辺に対して斜めであることを特徴とする(2)に記載のカラーフィルタ
(4)(1)ないし(3)のいずれかに記載のカラーフィルタを有することを特徴とする液晶表示装置
(5)基板上に、複数の開口部を有するようにブラックマトリクスを形成する工程(a)と、前記開口部を覆うような孤立パターン形状の表示用第1着色層と、前記ブラックマトリクス上の、前記表示用第1着色層と同色の柱用第1着色層とを形成する工程(b)と、前記開口部を覆うような孤立パターン形状の表示用第2着色層と、前記柱用第1着色層上の、前記表示用第2着色層と同色であり、かつ底面の面積が前記柱用第1着色層の上面よりも小さい柱用第2着色層とを形成する工程(c)と、前記開口部を覆うような孤立パターン形状の表示用第3着色層と、前記柱用第2着色層上の、前記表示用第3着色層と同色であり、かつ底面の面積が前記柱用第2着色層の上面よりも小さい柱用第3着色層とを形成する工程(d)と、前記ブラックマトリクス、前記各着色層及び前記柱用第1着色層、柱用第2着色層、柱用第3着色層による積層柱を覆う透明の樹脂による透明保護層を形成する工程(e)と、を具備し、前記工程(b)において、前記柱用第1着色層を、前記表示用第3着色層が形成される予定の開口部の間の前記ブラックマトリクス上で、前記表示用第3着色層の端部り1μm〜5μm離して形成し、前記柱用第1着色層が前記表示用第3着色層の端部り離れることで形成されたスリット部に、前記透明の樹脂が流れ込み、前記表示用第3着色層上前記透明保護層が平坦となることを特徴とするカラーフィルタの製造方法
上記構成のカラーフィルタによれば、柱用第1着色層の端部が、表示用第3着色層の端部より1μm以上離れているため、このスリット部に透明保護層の材料が流れ込み、表示領域の透明保護層は傾斜がなく平坦となる。その結果、表示領域の透明保護層が液晶の配向を乱すことがない。また、本発明では、独立したスペーサー形成工程を設けずに、スペーサーを形成可能である。
本発明により、カラーフィルタの生産工程において工程数が削減されながら、表示領域において透明保護層が液晶の配向を乱すことがないカラーフィルタなどを提供することができる。
(a)第1の実施形態に係るカラーフィルタ1の部分平面図(ただし、保護層13の図示は省略している)、(b)(a)でのA−A´断面のB部分を示す部分断面図。 (a)第1の実施形態に係るカラーフィルタ1の製造工程のブラックマトリクスの作製を説明する部分平面図、(b)(a)でのA−A´断面のB部分を示す部分断面図。 (a)カラーフィルタ1の製造工程の第1着色層の作製を説明する部分平面図、(b)(a)でのA−A´断面のB部分を示す部分断面図。 (a)カラーフィルタ1の製造工程の第2着色層の作製を説明する部分平面図、(b)(a)でのA−A´断面のB部分を示す部分断面図。 (a)カラーフィルタ1の製造工程の第3着色層の作製を説明する部分平面図、(b)(a)でのA−A´断面のB部分を示す部分断面図。 (a)第2の実施形態に係る積層柱15を有するカラーフィルタの部分平面図、(b)第2の実施形態に係る積層柱17を有するカラーフィルタの部分平面図。 (a)従来のカラーフィルタ21の部分平面図、(b)(a)でのA−A´断面のB部分を示す部分断面図。 実施例1に係るカラーフィルタの積層柱周辺の高さプロファイル。 比較例1に係るカラーフィルタの積層柱周辺の高さプロファイル。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。本発明のカラーフィルタの実施形態は、カラーフィルタと、共通電極と画素電極を設けた液晶駆動側基板(不図示)と、カラーフィルタと液晶駆動側基板との間に形成される液晶層(不図示)とを具備し、液晶駆動側基板が液晶駆動側基板に対し水平な方向(横方向)に電界を発生させ、液晶を駆動させるIPS方式(In−Plane Switching方式、横電界液晶駆動方式)液晶表示装置(不図示)におけるカラーフィルタとして説明する。
(カラーフィルタ1の構成)
まず、図1を参照して、第1の実施形態に係るカラーフィルタ1について説明する。なお、各図面は、各構成要素を模式的に示したもので、実際の大きさや相対的な大きさの比率を正確に示したものではない。また、図1(a)は、第1の実施形態に係るカラーフィルタ1の部分平面図である。ただし、図1(a)において、保護層13を図示すると、平面図は全面が保護層13となってしまうため、保護層13の図示は省略している。図1(b)は図1(a)でのA−A´断面のB部分を示す部分断面図である。
カラーフィルタ1は、透明基板3上にブラックマトリクス5を有し、第1着色層7R、9R、第2着色層7G、9G、第3着色層7B、9B、透明保護層13などが設けられる。着色層のうち、表示用の着色層は、ブラックマトリクス5の開口部を覆うように設けられ、柱用の着色層が積層して積層柱を作り、スペーサーとしての役割を果たしている。また、柱用第1着色層9Rと、表示用第3着色層7Bの間は間隔があり、スリット部11が存在する。
(透明基板3)
透明基板3は特に限定されるものではなく、カラーフィルタに一般的に用いられる基板を使用することができる。例えば、ホウ珪酸ガラス、アルミノホウ珪酸ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス、合成石英ガラス、ソーダライムガラス、ホワイトサファイアなどの可撓性のない透明なリジット材、あるいは、透明樹脂フィルム、光学用樹脂フィルムなどの可撓性を有する透明なフレキシブル材を用いることができる。前記フレキシブル材としては、ポリメチルメタクリレート等のアクリル、ポリアミド、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、トリアセチルセルロース、シンジオタクティック・ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、フッ素樹脂、ポリエーテルニトリル、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリシクロヘキセン、ポリノルボルネン系樹脂、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、熱可塑性ポリイミド等からなるものを挙げることができるが、一般的なプラスチックからなるものも使用可能である。特に、無アルカリガラスは、熱膨脹率の小さい素材であり、寸法安定性および高温加熱処理における特性に優れており、好ましい。
(ブラックマトリクス5)
ブラックマトリクス5は、遮光性粒子を含む感光性樹脂で形成され、0.5μm〜2μm程度の厚さを有し、透明基板3上に、複数の開口部を有するように配置される。各開口部は、液晶表示基板の各画素の位置に対応する。
また、ブラックマトリクス5としては、無機系の遮光膜を用いることもできる。遮光膜は、実質的に露光光を透過しないものであり、露光波長における平均透過率が0.1%以下であることが好ましい。遮光膜としては、一般にカラーフィルタに用いられる遮光膜を用いることができ、例えばクロム、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム、モリブデンシリサイド、タンタル、アルミニウム、ケイ素、酸化ケイ素、酸化窒化ケイ素などの膜が挙げられる。中でも、クロム、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム等のクロム系膜が好適に用いられる。このようなクロム系膜は、最も使用実績があり、コスト、品質の点で好ましいからである。このクロム系膜は、単層であってもよく、2層以上が積層されたものであってもよい。無機系の遮光膜の膜厚としては、特に限定されるものではなく、例えばクロム膜の場合には50nm〜150nm程度とすることができる。
無機系の遮光膜の成膜方法としては、例えばスパッタリング法、イオンプレーティング法、真空蒸着法などの物理蒸着法(PVD)が用いられる。成膜後、遮光膜のパターニングを行う。パターニング方法は特に限定されないが、通常はリソグラフィー法が用いられる。
(第1〜第3の着色層)
第1〜第3の着色層7R、7G、7B、9R、9G、9Bは、各色の着色剤を含む感光性樹脂で形成され、0.5μm〜3μm程度の厚さを有し、透明基板3上に孤立パターン形状に配置される。表示用第1〜第3着色層7R、7G、7Bがブラックマトリクス5の開口部を覆うよう配置される。
(積層柱)
本実施形態に係る積層柱は、ブラックマトリクス5の上に柱用第1着色層9R、柱用第2着色層9G、柱用第3着色層9Bを積層して形成され、1μm〜5μm程度の高さを有する。本実施形態では、図1(a)に示すように、積層柱は、表示用第3着色層7Bの間のブラックマトリクス5の上に配置される。積層柱は、カラーフィルタ1と、カラーフィルタ1の着色層側で液晶層を挟んで設けられる液晶駆動側基板とが接しないように両者の間に適切な間隔を設ける役割を果たす。この空隙には液晶分子が充填され、液晶層が形成される。
なお、積層柱を形成する場所は、本実施形態のように、表示用第3着色層7Bの間のブラックマトリクス5の上に限ることはなく、表示用第2着色層7Gの間のブラックマトリクス5の上に設けることもできるが、表示用第1着色層7Rの間に設けることは好ましくない。表示用第1着色層7Rの間に柱用第1着色層9Rを設ける場合、表示用第1着色層7Rと柱用第1着色層9Rとの間に1μm程度のスリット部11を設ける必要があるが、そのような細かいスリットを形成することは、フォトリソグラフィーの位置精度と解像度の問題により困難であるためである。
柱用第1着色層9Rと表示用第3着色層7Bとの間のスリット部11の幅は、1μm以上有することが好ましい。スリット部11の好ましい幅は、透明保護層13の形成に使用する透明感光性樹脂の材料にもよって異なるが、現在広く用いられている材料であれば、スリット部11の幅が1μm以上あれば、スリット部11に透明加工性樹脂が流れ込み、積層柱の傾斜の影響を表示領域上の透明保護層13に与えることはなく、表示領域上で平坦な透明保護層13を得ることができる。
また、開口部間のブラックマトリクスの幅は、開口部の長辺方向で通常35μm〜90μm程度であるため、スリット部11の幅が広すぎると、柱用第1着色層9Rの面積が小さくなる。その結果、柱用第2着色層9Gと柱用第3着色層9Bの面積も小さくなり、各柱用着色層の厚みも小さくなり、積層柱全体の高さが低くなり、スペーサーとしての役割を果たさなくなる可能性がある。そこで、スリット部11の幅は、好ましくは1μm〜5μmであり、より好ましくは1μm〜3μmである。なお、スリット部11の幅とは、柱用第1着色層9Rと、表示用第3着色層7Bとの間の最も接近した箇所の距離である。
(透明保護層13)
透明保護層13は、可視光域で透明な感光性樹脂で形成され、0.1μm〜2.0μm程度の厚みを有し、ブラックマトリクス5や第1〜第3着色層7R、7G、7B、9R、9G、9Bの表面を覆うように配置される。透明保護層13は、顔料等の各着色層の含有物が、各着色層から液晶層中に溶出しないように設けられる。透明保護層は、オーバーコート層とも呼ばれる。
ブラックマトリクス5、第1〜第3着色層7R、7G、7B、9R、9G、9B等は、感光性樹脂を塗布した後、所定の適切なパターンを有するフォトマスクを用いて露光し、現像してパターニングすることにより形成される。ブラックマトリクス5、第1〜第3着色層7R、7G、7B、9R、9G、9Bについては、各色に応じた適切な着色剤等を分散し含有させた感光性樹脂を用いる。例えば、本実施形態においては、第1着色層は赤色であり、第2着色層は緑色であり、第3着色層は青色である。
また、透明保護層13は、感光性樹脂を塗布した後、フォトマスクを用いずに全面に露光し、現像することにより形成される。
上記の感光性樹脂としては、ネガ型感光性樹脂およびポジ型感光性樹脂のいずれも用いることができる。本実施形態では、ネガ型感光性樹脂を用いるものとして説明する。
ネガ型感光性樹脂は特に限定されることはなく、一般的に使用されるネガ型感光性樹脂を用いることができる。例えば、架橋型樹脂をベースとした化学増幅型感光性樹脂、具体的にはポリビニルフェノールに架橋剤を加え、さらに酸発生剤を加えた化学増幅型感光性樹脂等が挙げられる。また、アクリル系ネガ型感光性樹脂として、紫外線照射によりラジカル成分を発生する光重合開始剤と、分子内にアクリル基を有し、発生したラジカルにより重合反応を起こして硬化する成分と、その後の現像により未露光部が溶解可能となる官能基(例えば、アルカリ溶液による現像の場合は酸性基をもつ成分)とを含有するものを用いることができる。上記のアクリル基を有する成分のうち、比較的低分子量の多官能アクリル分子としては、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(DPPA)、テトラメチルペンタトリアクリレート(TMPTA)等が挙げられる。また、高分子量の多官能アクリル分子としては、スチレン‐アクリル酸‐ベンジルメタクリレート共重合体の一部のカルボン酸基部分にエポキシ基を介してアクリル基を導入したポリマーや、メタクリル酸メチル‐スチレン‐アクリル酸共重合体等が挙げられる。
なお、ポジ型感光性樹脂も特に限定されるものではなく、一般的に使用されるものを用いることができる。具体的には、ノボラック樹脂をベース樹脂とした化学増幅型感光性樹脂等が挙げられる。
また、感光性樹脂の塗布方法としては、例えばスピンコート法、キャスティング法、ディッピング法、バーコート法、ブレードコート法、ロールコート法、グラビアコート法、フレキソ印刷法、スプレーコート法、ダイコート法等がある。
ブラックマトリクス5、第1〜第3の着色層7R、7G、7B、9R、9G、9Bに用いる感光性樹脂に含有させる着色剤も特に限定されるものではなく、一般的に使用される顔料を始めとして、種々の公知のものを適切に選択し用いることができる。ブラックマトリクス5に添加する遮光性粒子としては、酸化チタンや四酸化鉄などの金属酸化物粉末、金属硫化物粉末、金属粉末、カーボンブラックの他に、赤、青や緑などの顔料の混合物を用いることができる。
なお、本実施形態においては、第1着色層は赤色であり、第2着色層は緑色であり、第3着色層は青色であるとしているが、第1、第2、第3着色層が、それぞれ緑色、青色、赤色でも、緑色、赤色、青色でもよく、青色、緑色、赤色であってもよい。しかし、第3着色層は、緑色でないほうが好ましい。現在の緑色着色層が含有する顔料分散材や密着助剤などが、電圧保持率などの信頼性に悪影響を及ぼす傾向があるため、積層柱の最外層の着色層が緑色でないほうが好ましい。
なお、本実施形態においてはカラーフィルタ1は、赤色、青色、緑色の三色の着色層のみを有するが、黄色やシアンなどの他色の着色層を設けてもよい。その際に、他色の着色層を積層柱の形成に加えても良いし、加えなくてもよい。
(カラーフィルタ1の製造方法)
続いて、図2〜図5を用いて、図1に示したカラーフィルタ1を形成するカラーフィルタの製造方法について説明する。図2〜図5の各(a)は、第1の実施形態に係るカラーフィルタ1の製造工程を説明する部分平面図であり、図2〜図5の各(b)は、それぞれ図2〜図5(a)でのA−A´断面のB部分を示す部分断面図である。
まず、図2(a)、(b)に示すように、透明基板3上に、複数の開口部を有するブラックマトリクス5を形成する。
ブラックマトリクス5の形成は、透明基板3上にブラックマトリクス形成用の黒色感光性樹脂を塗布し、ブラックマトリクス5の形成位置に対応する部分に透過部を有し、その他の部分に遮光部を有するフォトマスクを用いて露光、現像して黒色感光性樹脂のパターニングを行い、ブラックマトリクス5を形成する。
次に、図3(a)、(b)に示すように、ブラックマトリクス5の開口部を覆う表示用第1着色層7Rと、表示用第3着色層が形成される予定の開口部の間のブラックマトリクス5上の柱用第1着色層9Rとを形成する。第1着色層7R、9Rの形成は、透明基板3とブラックマトリクス5の上に、赤色着色層形成用の赤色感光性樹脂を塗布し、表示用第1着色層7Rと柱用第1着色層9Rの形成位置に対応する部分に透過部を有し、その他の部分に遮光部を有するフォトマスクを用いて露光、現像して感光性樹脂のパターニングを行い、表示用第1着色層7Rと柱用第1着色層9Rを形成する。図3(a)に示すように、表示用第1着色層7Rは、隣の画素の開口部に形成された表示用第1着色層7Rとの間がつながっておらず、孤立パターン形状に形成される。
次に、図4(a)、(b)に示すように、ブラックマトリクス5の開口部を覆う表示用第2着色層7Gと、柱用第1着色層9Rの上の柱用第2着色層9Gとを形成する。第2着色層7G、9Gの形成は、透明基板3とブラックマトリクス5と第1着色層7R、9Rの上に、緑色着色層形成用の緑色感光性樹脂を塗布し、表示用第2着色層7Gと柱用第2着色層9Gの形成位置に対応する部分に透過部を有し、その他の部分に遮光部を有するフォトマスクを用いて露光、現像して感光性樹脂のパターニングを行い、表示用第2着色層7Gと柱用第2着色層9Gを形成する。図4(a)に示すように、表示用第2着色層7Gは、孤立パターン形状に形成される。
次に、図5(a)、(b)に示すように、ブラックマトリクス5の開口部を覆う表示用第3着色層7Bと、柱用第2着色層9Gの上の柱用第3着色層9Bとを形成する。第3着色層7B、9Bの形成は、透明基板3とブラックマトリクス5と第1着色層7R、9Rと第2着色層7G、9Gの上に、青色着色層形成用の青色感光性樹脂を塗布し、表示用第3着色層7Bと柱用第3着色層9Bの形成位置に対応する部分に透過部を有し、その他の部分に遮光部を有するフォトマスクを用いて露光、現像して感光性樹脂のパターニングを行い、表示用第3着色層7Bと柱用第3着色層9Bを形成する。図5(a)に示すように、表示用第3着色層7Bは、孤立パターン形状に形成される。
次に、ブラックマトリクス5と第1〜第3着色層7R、7G、7B、9R、9G、9Bを覆う透明保護層13を形成し、図1に示すカラーフィルタ1を作製する。透明保護層13の形成は、透明基板3とブラックマトリクス5と第1着色層と第2着色層と第3着色層の上に、可視光域で透明な感光性樹脂を塗布し、露光、現像して透明保護層13を形成する。図1に示すように、透明保護層13は、ブラックマトリクス5、表示用第1〜第3着色層7R、7G、7Bと、柱用第1〜第3着色層9R、9G、9Bを覆っている。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、第1の実施形態によれば、独立したスペーサー形成工程を設けずに、各色の着色層とブラックマトリクスを積層することで、スペーサーとしての役割を果たす積層柱を形成可能であるため、カラーフィルタの製造工程の削減が可能である。
また、第1の実施形態によれば、柱用第1着色層と、最も近い表示用着色層との間が、1μm以上離れているため、透明保護層形成時には、塗布された透明感光性樹脂はこのスリット部に流れ込み、表示用着色層上の透明保護層に、積層柱由来の傾斜部が生じることはない。よって、このカラーフィルタを液晶表示装置に使用しても、表示領域内の液晶の配向が、透明保護層の傾斜で乱されることはない。
(第2の実施形態)
次に、本発明のカラーフィルタの第2の実施形態について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態に係る積層柱15、17について説明する図である。なお、図6においては、ブラックマトリクス5の図示を省略している。以下の実施形態で第1の実施形態と同一の様態を果たす要素には同一の番号を付し、重複した説明は避ける。
第2の実施形態においては、カラーフィルタは積層柱15又は積層柱17を有する。積層柱15は、柱用第1着色層9Rの底面が円形である。積層柱15を構成する柱用第2着色層9Gは、底面が円柱である必要はないが、できるだけ面積を広く取り、柱用第2着色層9Gの厚さを確保したいため、柱用第1着色層9Rの形状に合わせて底面を円にすることが好ましい。
積層柱17は、柱用第1着色層9Rの底面が四角形である。積層柱17を構成する柱用第2着色層9Gは、底面が四角形である必要はないが、積層柱15と同様、面積を広く取るために柱用第1着色層9Rの形状に合わせて断面を四角形にすることが好ましい。積層柱17において、柱用第1着色層9Rの底面の四角形の辺は、ブラックマトリクス5の開口部を形成する辺に対して斜めであることが好ましい。さらに、柱用第1着色層9Rの底面の四角形の辺は、ブラックマトリクス5の開口部を形成する辺に対して45°であること、つまり柱用第1着色層9Rの底面の四角形の対角線は、ブラックマトリクス5の開口部の長軸方向と垂直又は平行であることがより好ましい。これは、四角形の頂点を、できる限り表示層第1着色層7Rより離すことで、表示用第1着色層7Rと柱用第1着色層9Rとの距離を確保し、フォトリソグラフィーによるパターニングを容易にするためである。
なお、柱用第1着色層9Rの底面の形状は、四角形または円形に限る必要はなく、六角形や八角形などの他の多角形形状や楕円形状、直線と曲線を組み合わせた角丸多角形形状なども採用することもできる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態で得られる効果に加えて、表示用第1着色層7Rと柱用第1着色層9Rとが距離が離れているため、フォトリソグラフィーによる第1着色層7R、9Rのパターニングが容易である。
以下、本発明について実施例および比較例を用いて具体的に説明する。
[実施例1]
(感光性樹脂組成物の調製)
重合槽中に、メタクリル酸メチル(MMA)を63重量部、アクリル酸(AA)を12重量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6重量部、ジエチレングリコールメチルエーテル(DMDG)を88重量部仕込み、攪拌して溶解させた後、2,2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)を7重量部添加し、均一に溶解させた。その後、窒素気流下において、85℃で2時間攪拌し、さらに100℃で1時間反応させた。さらに、このようにして得られた溶液に、メタクリル酸グリシジル(GMA)を7重量部、トリエチルアミンを0.4重量部、ハイドロキノンを0.2重量部添加し、100℃で5時間攪拌し、これにより、共重合樹脂溶液(固形分50%)を得た。
次に、このようにして得られた共重合樹脂溶液(固形分50%)を、下記の材料とともに室温で攪拌して混合し、感光性樹脂組成物を得た。
<感光性樹脂組成物の組成>
・共重合樹脂溶液(固形分50%):16重量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー社 SR399):24重量部
・オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社 エピコート180S70):4重量部
・2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン:4重量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル:52重量部
(ブラックマトリクスの形成)
次いで、下記の材料を混合し、サンドミルにて十分に分散させることにより、黒色顔料分散液を調製した。
<黒色顔料分散液の組成>
・黒色顔料(カーボンブラック):23重量部
・高分子分散剤(ビックケミー・ジャパン(株) Disperbyk111):2重量部
・溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル):75重量部
次に、上記黒色顔料分散液を、下記の材料とともに十分に混合し、ブラックマトリクス用感光性樹脂組成物を得た。
<ブラックマトリクス用感光性樹脂組成物の組成>
・黒色顔料分散液:61重量部
・上記の感光性樹脂組成物:20重量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル:30重量部
そして、厚み1.1mmのガラス基板(旭硝子(株) AN材)上に上記のブラックマトリクス用感光性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布し、100℃で3分間乾燥させ、厚み1.3μmの遮光膜を形成した。
その後、上記遮光膜を超高圧水銀ランプでパターン露光した後、0.05wt%水酸化カリウム水溶液で現像し、200℃で30分間の加熱処理を施すことにより、縦ストライプ線幅10μm、縦ストライプピッチ160μm、横ストライプ線幅80μm、横ストライプピッチ530μmとなる格子状のブラックマトリックスパターンを形成した。これにより、短辺が150μmで、長辺が450μmの開口部が形成された。また、長辺方向に隣接する開口部に挟まれる領域のうち、表示用第3着色層が形成される開口部に挟まれる領域を積層柱形成部位とした。
(着色層の形成)
次に、下記組成の赤色用感光性樹脂組成物、緑色用感光性樹脂組成物、および青色用感光性樹脂組成物を調製した。
<赤色用感光性樹脂組成物の組成>
・C.I.ピグメントレッド177:10重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤:3重量部
・上記の感光性樹脂組成物:5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル:82重量部
<緑色用感光性樹脂組成物の組成>
・C.I.ピグメントグリーン36:10重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤:3重量部
・上記の感光性樹脂組成物:5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル:82重量部
<青色用感光性樹脂組成物の組成>
・C.I.ピグメントブルー15:6:10重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤:3重量部
・上記の感光性樹脂組成物:5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル:82重量部
上記ブラックマトリクスが形成されたガラス基板上に、上記赤色用感光性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布した後、70℃のオーブン中で3分間乾燥させ、塗膜を形成した。その後、塗膜から100μmの距離のところにフォトマスクを配置し、プロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて、赤色パターン(赤色画素)を形成すべき領域にのみ紫外線を10秒間照射した。次いで、塗膜が形成されたガラス基板を0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、塗膜の未硬化部分のみを除去した。そして、塗膜が形成されたガラス基板に200℃で30分間の加熱処理を施して、赤色パターン(第1着色層)を形成すべき領域に赤色パターンを形成した。この表示用第1着色層の膜厚は2.0μmであった。また、このパターニングにより、表示用第1着色層と柱用第1着色層を同時に形成した。表示用第1着色層は、所定の開口部を覆うように形成され、柱用第1着色層は、表示用第3着色層が形成される予定の箇所に挟まれたブラックマトリクスの上に形成される。表示用第1着色層は、長辺467μm、短辺154μmであり、柱用第1着色層は、下底の直径が60.6μmの円形の円錐台形状に形成した。
また、上述した第1着色層の形成と同様の工程で、上記緑色用感光性樹脂組成物を用いて、緑色パターン(第2着色層)を形成すべき領域に第2着色層を形成した。表示用第2着色層の膜厚は2.0μmであった。また、このパターニングにより、表示用第2着色層と柱用第2着色層を同時に形成した。表示用第2着色層は、長辺467μm、短辺154μmであり、柱用第2着色層は、底面が直径55μmの円形の円錐台形状になるように形成した。
さらに、上述した第1着色層の形成と同様の工程で、上記青色用感光性樹脂組成物を用いて、青色パターン(第3着色層)を形成すべき領域に第3着色層を形成した。表示用第3着色層の膜厚は2.0μmであった。また、このパターニングにより、表示用第3着色層と柱用第3着色層を同時に形成した。表示用第3着色層は、長辺467μm、短辺154μmであり、柱用第3着色層は底面が直径15μmの円形状の円錐台形状である。また、柱用第1着色層と、表示用第3着色層の間のスリット部の幅は、1.2μmとした。
(透明保護層の形成)
上記着色層が形成された基板上に、上記の感光性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布して乾燥させ、乾燥時の厚み2μmの塗膜を形成した。その後、塗膜から100μmの距離のところにフォトマスクを配置し、プロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて、透明保護層を形成すべき領域にのみ紫外線を10秒間照射した。次いで、塗膜が形成されたガラス基板を0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、塗膜の未硬化部分のみを除去した。そして、塗膜が形成されたガラス基板に200℃で30分間の加熱処理を施して、膜厚1.0μmの透明保護層を形成した。
以上により、実施例1に係るカラーフィルタ基板を作製した。
(カラーフィルタ基板の評価)
カラーフィルタ基板の評価として、透明保護層の形成前と、形成後の積層柱近辺の高さプロファイルを測定した。高さプロファイルは、触針式膜厚計(ケー・エル・エー(株)社製、P−15)により測定した。図8は、実施例1に係るカラーフィルタの積層柱周辺の高さプロファイルを示す図である。
[比較例1]
(遮光部および着色層の形成)
実施例1と同様にして、ブラックマトリクスを形成した。次に、ブラックマトリクスの開口部を覆うような幅155μmの赤色着色層からなるストライプ状の第1着色層を形成した。次いで、ブラックマトリクスの開口部を覆うような幅155μmの緑色着色層からなるストライプ状の表示用第2着色層と、ブラックマトリクス上の第1着色層の上に、下底の直径が55μmの円錐台形状の柱用第2着色層を形成した。次いで、ブラックマトリクスの開口部を覆うような幅155μmの緑色着色層からなるストライプ状の表示用第3着色層と、柱用第2着色層の上に、下底の直径が15μmの円錐台形状の柱用第3着色層を形成した。各着色層は、パターンが異なる以外は、実施例1と同様の材料、方法で着色層を形成した。
(透明保護層の形成)
実施例1と同様にして、透明保護層を形成した。
以上により、比較例1に係るカラーフィルタ基板を作製した。
(カラーフィルタ基板の評価)
カラーフィルタ基板の評価として、実施例1と同様に、透明保護層の形成前と、形成後の積層柱近辺の高さプロファイルを測定した。図9は、比較例1に係るカラーフィルタの積層柱周辺の高さプロファイルを示す図である。
図8に示すように、実施例1においては、表示領域において、積層柱による影響を受けず、透明保護層は高低差が0.2〜0.3μm以内であり、ほぼ平坦である。このようなカラーフィルタを液晶表示装置に使用すれば、表示領域の液晶の配列が透明保護層によって乱されることはない。
一方、図9に示すように、比較例1においては、表示領域において、積層柱の影響を強く受け、透明保護層は高低差が1μm以上であり、傾斜を有している。このようなカラーフィルタを液晶表示装置に使用すると、表示領域の液晶の配列が透明保護層によって乱され、液晶表示装置のコントラストの低下などの不具合を生じる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係るカラーフィルタ等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………カラーフィルタ
3………透明基板
5………ブラックマトリクス
7R………表示用第1着色層
7G………表示用第2着色層
7B………表示用第3着色層
9R………柱用第1着色層
9G………柱用第2着色層
9B………柱用第3着色層
11………スリット部
13………透明保護層
15………積層柱
17………積層柱
21………カラーフィルタ
23R………第1着色層
23G………表示用第2着色層
23B………表示用第3着色層
25G………柱用第2着色層
25B………柱用第3着色層

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成され、複数の開口部を備えるブラックマトリクスと、
    前記開口部に形成された孤立パターン形状の表示用第1着色層と、
    前記ブラックマトリクス上に形成された前記表示用第1着色層と同色の柱用第1着色層と、
    前記開口部に形成された孤立パターン形状の表示用第2着色層と、
    前記柱用第1着色層上に形成された、前記表示用第2着色層と同色であり、かつ底面の面積が前記柱用第1着色層の上面よりも小さい柱用第2着色層と、
    前記開口部に形成された孤立パターン形状の表示用第3着色層と、
    前記柱用第2着色層上に形成された、前記表示用第3着色層と同色であり、かつ底面の面積が前記柱用第2着色層の上面よりも小さい柱用第3着色層と、
    前記柱用第1着色層と、前記柱用第2着色層と、前記柱用第3着色層とが形成する積層柱と、
    前記ブラックマトリクス、前記各着色層及び前記積層柱を覆う透明の樹脂による透明保護層と、
    を具備し、
    前記積層柱は、前記表示用第3着色層の間の前記ブラックマトリクス上に形成され、前記柱用第1着色層の端部が、前記表示用第3着色層の端部り1μm〜5μm離れることでスリット部が形成され、
    前記スリット部に前記透明の樹脂が流れ込み、前記表示用第3着色層上前記透明保護層が平坦となることを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 前記柱用第1着色層の底面が円形又は多角形であることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ。
  3. 前記柱用第1着色層の底面が四角形であり、
    前記柱用第1着色層の底面の四角形の辺が、前記開口部を形成する辺に対して斜めであることを特徴とする請求項に記載のカラーフィルタ。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のカラーフィルタを有することを特徴とする液晶表示装置。
  5. 基板上に、複数の開口部を有するようにブラックマトリクスを形成する工程(a)と、
    前記開口部を覆うような孤立パターン形状の表示用第1着色層と、前記ブラックマトリクス上の、前記表示用第1着色層と同色の柱用第1着色層とを形成する工程(b)と、
    前記開口部を覆うような孤立パターン形状の表示用第2着色層と、前記柱用第1着色層上の、前記表示用第2着色層と同色であり、かつ底面の面積が前記柱用第1着色層の上面よりも小さい柱用第2着色層とを形成する工程(c)と、
    前記開口部を覆うような孤立パターン形状の表示用第3着色層と、前記柱用第2着色層上の、前記表示用第3着色層と同色であり、かつ底面の面積が前記柱用第2着色層の上面よりも小さい柱用第3着色層とを形成する工程(d)と、
    前記ブラックマトリクス、前記各着色層及び前記柱用第1着色層、柱用第2着色層、柱用第3着色層による積層柱を覆う透明の樹脂による透明保護層を形成する工程(e)と、
    を具備し、
    前記工程(b)において、前記柱用第1着色層を、前記表示用第3着色層が形成される予定の開口部の間の前記ブラックマトリクス上で、前記表示用第3着色層の端部り1μm〜5μm離して形成し、
    前記柱用第1着色層が前記表示用第3着色層の端部り離れることで形成されたスリット部に、前記透明の樹脂が流れ込み、前記表示用第3着色層上前記透明保護層が平坦となることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
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