JP5624109B2 - 非接触形給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送電側装置の送電側バッファー部から受電側装置の受電対象物に接続ケーブルを用いることなく非接触で給電可能な非接触形給電装置に関する。
例えば、工場内や倉庫内などの床面は、組立部品を運搬する無人の誘導式運搬車(AGV)が走行できるように設定されている。この種の誘導式運搬車のなかには、磁気テープなどにより形成された閉ループ誘導路に沿って自動走行する磁気誘導式運搬車がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1では、磁気センサが磁気テープの磁場範囲から外れた位置にあり、磁気テープを検出できないと、磁気誘導式運搬車の運転を開始することができない。このため、特許文献2では、センサの位置が磁気テープ等の磁場範囲から外れても、センサがコースサーチ可能範囲内にある限り、自動的に誘導路を探知できるように改良し、特許文献1に記載された構造の不具合を解消している。
上記の誘導式運搬車や磁気誘導式運搬車の駆動源を充電するものとして非接触充電装置や非接触給電装置がある(例えば、特許文献3、4参照)。
前者の非接触充電装置では、電源から磁界を発生させて一次コイルと二次コイルとの磁気結合を行って、一次コイル側から二次コイル側に電力伝送を行うものであり、コイル位置検出手段により一次コイルと二次コイルとの位置合わせを可能にしている。
後者の非接触給電装置では、交流電源により交流電流が供給される第1の給電線から交流定電流に共振して受電し、受電した電力を第2の給電線へ非接触により供給する受電給電部を備えている。
実用新案登録第3013716号公報 特開平9−34548号公報 特開2009−195034号公報 特開2006−211803号公報
特許文献1、2については、非接触充電装置や非接触給電装置の搭載対象として引用したものであり、非接触充電装置あるいは非接触給電装置の構成は記載されていない。
特許文献3の非接触充電装置では、一次コイルと二次コイルとの相対位置の調節が可能なため、携帯端末装置へ非接触充電を効率よく行うことができる利点がある。しかしながら、大容量の装置に適用する場合、電灯線等の小容量電源では、非接触充電を短時間で迅速に行うことができない不利がある。
特許文献4の非接触給電装置では、負荷が変動しても第2の給電線に安定的に交流電力を供給できる利点があるものの、特許文献3と同様に、電灯線等の小容量電源では短時間で迅速な給電を行うことができない不都合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、電灯線等の小容量電源でも、受電対象物を短時間で迅速に給電することを可能にした迅速給電型の非接触形給電装置を提供することにある。
(請求項について)
電源により磁界を発生させる一次コイルを有する送電側装置と、送電側装置とは別個に設けられ、受電対象物への電力供給が行われる二次コイルを有する受電側装置とを備え、一次コイルに対する電源からの通電時に、一次コイルと二次コイルとの電磁界結合により、一次コイルから二次コイルへの電力伝送を行って受電対象物に給電する非接触形給電装置において、送電側装置には、電源による通電時は常に充電されている送電側バッファー部が設けられ、一次コイルと二次コイルとによる電磁界結合時に、電源からの電力および送電側バッファー部からの電力により受電対象物が給電される。
一次コイルは、電源から送電側整流回路、充電制御回路および駆動回路を経て接続されている。送電側バッファー部は、電源から他の送電側整流回路、他の充電制御回路および他の駆動回路を経て追加コイルに給電するように接続されている。追加コイルは、一次コイルとともに二次コイルに電磁界結合し、一次コイルおよび追加コイルにより誘導励起された二次コイルからの電力により受電側整流回路を経て受電対象物が給電される。
請求項では、二次コイルが一次コイルおよび追加コイルにより誘導励起された電力により受電対象物を相加的に給電するため、三相交流電源(例えば、3相200V)といった工業用の大容量電源でなく、電灯線等の小容量電源を用いて受電対象物を短時間で迅速に給電することができる。
(請求項について)
送電側バッファー部は送電側キャパシタとして設けられ、受電対象物は受電側キャパシタとして設けられている。
請求項では、送電側バッファー部および受電対象物がともに簡素な構成となり、非接触形給電装置の軽量化およびコストの削減に寄与する。
(請求項について)
送電側バッファー部は送電側キャパシタとして設けられ、受電対象物は受電側バッテリーとして設けられている。
請求項では、請求項1と同様に、電灯線等の小容量電源を用いて受電側バッテリーを短時間で迅速に給電することができる。
(請求項について)
送電側バッファー部は送電側バッテリーとして設けられ、受電対象物は受電側キャパシタとして設けられている。
請求項の送電側バッテリーは、大容量の大型ではなく小容量の小型のものでよいため、請求項1と同様の効果を奏するともに、非接触形給電装置の軽量化およびコストの削減に寄与する。
(請求項について)
送電側バッファー部は送電側バッテリーとして設けられ、受電対象物は受電側バッテリーとして設けられている。
請求項の送電側バッテリーは、大容量の大型ではなく小容量の小型のものでよいため、請求項1と同様の効果を奏するともに、非接触形給電装置の軽量化およびコストの削減に寄与する。
(請求項について)
電源は100/200Vの規格電圧を有する商用電源である。このため、受電対象物への給電時、工業用電源などの大容量電源を選ぶ必要がなくなり、電灯線等の小容量電源を使用できて汎用性が増す。
(a)は送電側装置と受電側装置との接続関係を示すブロック図、(b)は送電側キャパシタからの電力を示すグラフ、(c)は送電側整流回路からの電力を示すグラフ、(d)送電側キャパシタからの電力と送電側整流回路からの電力との合成電力を示すグラフである(実施例1)。 誘導式搬送車が送電側装置の静止部材に接近する態様を示す模式図である(実施例1)。 静止部材の送電側装置と誘導式搬送車の受電側装置とが対向状態に接近する態様を示す拡大模式図である(実施例1)。 送電側装置と受電側装置との接続関係を示すブロック図である(実施例2)。 自動車が静止部材に接近して停止する態様を示す模式図である(実施例3)。 (a)は床面の摺動溝と静止部材を示す斜視図、(b)は(a)のX−Xに沿う縦断面図である(実施例4)。
本発明では、例えば、電灯線といった小容量電源により受電対象物を短時間で迅速給電可能な非接触形給電装置の構成を実施例により具体化する。
〔実施例1の構成〕
本発明の実施例1を図1ないし図3に示す。本発明に係る非接触形給電装置1は、図1(a)に示すように、充電回路部2、送電部3、送電ヘッド部4、受電ヘッド部5および受電部6を備えている。
充電回路部2、送電部3および送電ヘッド部4は送電側装置Aを構成し、受電ヘッド部5および受電部6は受電側装置Bを構成する。送電側装置Aと受電側装置Bとは互いに分離された状態で別個に設けられている。
送電側装置Aの充電回路部2は、例えば50Hzあるいは60Hzの周波数でAC100/200Vの規格電圧を有する電源7により、送電側整流回路8を介して充電される送電側キャパシタ9を送電側バッファー部として設けている。
送電側キャパシタ9は、電源7から給電を受けるように接続され、電源7による通電時は、常に充電を受けている。送電側キャパシタ9は、送電部3を構成する電源回路12に接続されている。この「給電」という文言は、以下の説明において、「充電」と同一の意味で用いる。
送電部3は、電源7に接続された電源回路12を備えている。電源回路12は、充電制御回路としての充電制御部10およびインバータ回路を構成する発振回路13および駆動回路14を有している。電源回路12には、パイロットランプ15を接続した送電側制御回路部16が設けられている。送電側制御回路部16は、後述する通信回路17からの給電信号S1を受けた時、パイロットランプ15を点灯する。
送電ヘッド部4は、通信回路17と一次コイル18とを備え、通信回路17は、後述する通信制御部20からの通信媒体(電波、光、音波、紫外線、赤外線あるいは感熱波)として制御信号S1を受けるようになっている。一次コイル18は駆動回路14からの電流を受けて磁界を生じるように接続されている。
受電側装置Bの受電ヘッド部5は受電側整流回路19と通信制御部20とを備える。受電側整流回路19は、電磁界結合により一次コイル18からの電力伝送を受ける二次コイル19aを有する。通信制御部20は制御信号S1を通信回路17に送る発信部(図示せず)を有している。
ここで、電磁界結合とは、磁束を媒体として相手のコイルに起電力を発生させる電磁誘導現象に限らず、電流を電磁波に変換してアンテナを介して送受信する電波方式あるいは電磁界共鳴現象による相互誘導現象を含む。電磁界共鳴現象とは、互いに離れた送受信デバイスが同じ共振周波数で共鳴する電磁的性質であり、コイルやコンデンサー(キャパシター)が共鳴(共振)して結合されるため、「共振方式」あるいは「結合方式」と呼称されるものである。電磁界共鳴方式では、共振周波数を一致させた送受信デバイスの位置ずれに寛容であり、高効率かつ大ギャップでの無線電力伝送が可能と言われている。
さて、受電部6は、制御検出回路22および受電側制御回路部23を備え、受電側整流回路19からの電流を制御検出回路22に送るようになっている。受電側制御回路部23は制御検出回路22からの検出信号S3を通信制御部20に送るように接続されている。制御検出回路22は、受電対象物としての受電側キャパシタ24に接続されている。受電側キャパシタ24は、蓄電部11を構成し、後述する誘導式搬送車25に搭載されて図1(d)に示す合成電力Rにより充電される。
非接触形給電装置1を図2および図3に示す誘導式搬送車25に適用した場合、送電側装置Aは送電ケーシング26に収納されて静止部材27に固定され、受電側装置Bは、受電ケーシング28に収納されて工場内外や倉庫内外の床面Wを走行する誘導式搬送車25に搭載される。
受電対象物である受電側キャパシタ24は誘導式搬送車25に設けられており、後述する駆動輪の駆動モータ(いずれも図示せず)および操舵輪33の左右に設けた操舵モータ34の駆動に用いられる。誘導式搬送車25は、床面Wの走行により工場や倉庫内などに置かれた各種の工具、部品あるいは製品(図示せず)などを運搬するための無人運転に用いられる。
なお、送電側装置Aは、後付けにより静止部材27に固定され、受電側装置Bも同様に、後付けにより誘導式搬送車25に搭載されてもよい。
誘導式搬送車25は、四隅に車輪29を設けた矩形の車台30を有し、車台30には左右の電磁センサ31a、31bを接続する駆動制御部32を取り付けている。駆動制御部32は、図1(a)に示す出力制御部32aを介して受電側キャパシタ24から給電を受けるように構成されている。
床面Wには、例えばアルミニウム製テープからなる誘導帯35が所定の軌道に沿って閉ループ状に貼着されている。誘導式搬送車25の走行時には、左右の電磁センサ31a、31bからの出力信号により、駆動制御部32を介して駆動モータおよび操舵モータ34の駆動が制御される。
誘導式搬送車25の走行後に誘導式搬送車25を静止部材27に接近させて停止し、図3に示すように、送電ケーシング26を僅少なギャップGを余して受電ケーシング28に接近させる。
これに伴い、受電ヘッド部5の二次コイル19aが送電ヘッド部4の一次コイル18と対向するように位置決めされ、通信回路17が通信制御部20の発信部に対応するように位置する(図1(a)参照)。
この際、制御検出回路22が受電側キャパシタ24の電流値を検出し、この電流値の閾値レベルが所定未満の時、受電側制御回路部23により通信制御部20が作動し、通信制御部20からの制御信号S1により通信回路17を作動させ、電源回路12の送電側制御回路部16を介して充電制御部10を作動させる。
これにより、パイロットランプ15が点灯し、送電側整流回路8からの電力Qが電源回路12の充電制御部10に送られると同時に(図1(c)参照)、電源7により送電側キャパシタ9に蓄えられていた電力Pが充電制御部10に送られる(図1(b)参照)。
電力Qと電力Pとは、図1(d)に示すように、充電制御部10で加算された合成電力Rの高周波電力として、発振回路13および駆動回路14を介して一次コイル18に送られて二次コイル19aを励起する。
すなわち、電磁気的な誘導現象により一次コイル18と二次コイル19aとにより電磁界結合が生じ、一次コイル18から二次コイル19aへと電力伝送が行われる。
この時、二次コイル19aによる電力が受電側整流回路19を介して整流化された直流電流が生じ、制御検出回路22から受電側キャパシタ24を流れて充電する。
受電側キャパシタ24の充電量が満杯となって充電動作が終了すると、制御検出回路22が電流値の閾値レベルを検出する。これに伴い、受電側制御回路部23により通信制御部20および通信回路17を介して送電側制御回路部16を作動させ、パイロットランプ15を消灯させるとともに、充電制御部10に停止信号S4を送って発振回路13に対する送電を停止する。
受電側キャパシタ24の充電量が満杯となったことにより、誘導式搬送車25の駆動制御部32が出力制御部32aを介して受電側キャパシタ24から給電を受け、駆動輪の駆動モータおよび操舵輪33の操舵モータ34にそれぞれ通電する。これにより、駆動輪および操舵輪33が作動し、左右の電磁センサ31a、31bにより検出される誘導帯35に沿って誘導式搬送車25が床面Wを走行して工具や部品などの運搬を行う。
〔実施例1の効果〕
上記構成における送電側装置Aには、電源7からの通電時は、常に充電されている送電側キャパシタ9を送電側バッファー部として設けている。このため、一次コイル18と二次コイル19aとによる電磁界結合時、送電側整流回路8を介する電源7の電力Qと送電側キャパシタ9の電力Pとの合成電力Rが受電側キャパシタ24に加わって相加的に充電する。
これにより、工業用の大容量電源ではなく、電灯線等の小容量電源を用いて受電側キャパシタ24を短時間で迅速に充電可能な迅速給電型の非接触形給電装置1を実現することができる。
とりわけ、実施例1で用いた電源7は、100/200Vの規格電圧を有する商用電源であるため、受電側キャパシタ24への充電時、工業用大容量電源などの高圧電源を選ぶ必要がなくなり、家庭用電源を使用できて汎用性が増す。
送電側キャパシタ9を送電側バッファー部として機能させ、受電側キャパシタ24を受電対象物として機能させたので、送電側バッファー部および受電対象物がともに簡素な構成となり、非接触形給電装置1の軽量化およびコストの削減に寄与する。
また、送電側装置Aを静止部材27に固定し、受電側装置Bを誘導式搬送車25に搭載したので、送電側装置Aおよび受電側装置Bのそれぞれを単独で取引の対象として製造販売することができる。受電側キャパシタ24の適用により受電対象物が軽量となるので、誘導式搬送車25の駆動に用いる電力消費量を削減することができて省電力化に寄与することができる。
〔実施例2の構成〕
図4は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、送電側装置Aにおける送電部3を独立させた上で追加コイル40を設けたことである。
すなわち、充電回路部2は、充電制御回路としての充電制御部46、発振回路43、駆動回路44および追加コイル40から成る引込み回路を新たな送電部41として接続している。追加コイル40は、受電側キャパシタ24の充電時に一次コイル18と一緒に二次コイル19aと対応するように接続配置されている。送電ヘッド部4の通信回路17は、送電側制御回路部45を介して電源回路42の充電制御部46および発信回路43に接続されている。
実施例2では、充電回路部2の作動に伴い、電力Qにより電源回路12の充電制御部10、発振回路13および駆動回路14を介して一次コイル18に磁界が生じ、送電側キャパシタ9からの電力Pにより電源回路42の充電制御部46、発振回路43および駆動回路44を介して追加コイル40に磁界が生じ、二次コイル19aを誘導励起して電磁界結合を生じる。
これにより、実施例1と同様に、受電ヘッド部5の通信制御部20が作動し、制御信号S1により通信回路17を作動させた時、受電側整流回路19からの直流電流が制御検出回路22から受電側キャパシタ24を流れて充電する。
すなわち、受電側キャパシタ24の充電時、二次コイル19aは、一次コイル18および追加コイル40により誘導励起された電磁界結合により電力伝送を受けるため、受電側キャパシタ24は電力Qと電力Pの合成電力Rに基づいて給電される。このため、実施例1と同様に、電灯線等の小容量電源を用いて受電側キャパシタ24を短時間で迅速に充電することができる。
なお、実施例2における一次コイル18と追加コイル40とは、電圧位相が同期し、磁気的に結合しないように配置されている。一次コイル18と追加コイル40との関係については、電圧不平衡に起因して逆流を起こさないように、コイル設計および駆動設計の段階で注意深く考慮されている。
〔実施例3の構成〕
図5は本発明の実施例3を示す。実施例3が実施例1と異なるところは、非接触形給電装置1を誘導式搬送車25に代わって、乗用車などの車両47に適用したことである。
車両47への適用に伴い、受電側装置Bの受電側キャパシタ24に代わって、例えば、12V/24Ah×2直列の規格を有する電気容量の受電側バッテリー48を受電対象物として設けている。受電側バッテリー48は、車両47のボンネット49内に設置する通常のものである。
この場合、送電側装置Aは静止部材27に固定され、受電側装置Bは車両47に搭載され、受電側バッテリー48は車両47に搭載されたエンジン(図示せず)の始動や駆動に用いられる。
受電側バッテリー48の充電時には、車両47が静止部材27に接近して停止し、位置決めにより送電ケーシング26を受電ケーシング28と対応させる。
これにより、実施例1と同様に、通信制御部20が作動し、制御信号S1により通信回路17を作動させ、受電側整流回路19からの直流電流が制御検出回路22を介して受電側バッテリー48に給電する。
実施例3でも、実施例1と同様に、電灯線等の小容量電源を用いて車両47の受電側バッテリー48を短時間で迅速に充電することができる。
また、実施例3では、送電側装置Aを静止部材27に固定したり、受電側装置Bを車両47に搭載することが可能となるので、実施例1と同様に、送電側装置Aおよび受電側装置Bのそれぞれを単独で取引の対象として製造販売することができる。
なお、充電回路部2における送電側キャパシタ9に代わって、小型で小容量の送電側バッテリーを送電側バッファー部として設けてもよい。この送電側バッテリーは、大容量の大型ではなく小容量の小型のものでよいため、実施例1と同様の効果を奏するとともに、非接触形給電装置1の軽量化およびコストの削減に寄与する。
この観点を考慮して、送電側バッテリーは、実施例1、2でも送電側キャパシタ9に代わって設けてもよい。
実施例1、2において、送電側キャパシタ9に代わって送電側バッテリーを設けた場合、受電側キャパシタ24の代わりに受電側バッテリーを設けてもよい。
〔実施例4の構成〕
図6は本発明の実施例4を示す。実施例4が実施例3と異なるところは、静止部材27を車両47の進行方向に対して前後方向Eに摺動調節可能で、かつ上下方向Fに伸縮調節可能となるように構成したことである(図6(a)参照)。
すなわち、静止部材27は、送電ケーシング26である頭部27aに連結された摺動筒部27bを有する。摺動筒部27bは、伸縮調節可能となるように外筒部27cに上下摺動可能で、適宜の摺動位置で摩擦停止するように嵌め込まれている。
外筒部27cの下端部には、筒状のスライダー27dが連結されている。床面Wには、車両47の進行方向に沿って摺動溝50が形成されており、摺動溝50には、スライダー27dが抜止め状態で前後方向Eに摺動調節可能となるように嵌め込まれている。
なお、摺動筒部27bの下端27eとスライダー27dの内底部27fとの間には、ロープ51が連結されている(図6(b)参照)。ロープ51の長さを、外筒部27cの上下長さ寸法Nよりも僅かに小さく設定している。これにより、摺動筒部27bの高さ調整時、最大高さにおいて、摺動筒部27bがロープ51に拘束されるため、摺動筒部27bが外筒部27cから不用意に抜け出ないようになっている。
実施例4では、摺動筒部27bが上下方向Fに摺動可能であり、スライダー27dが前後方向Eに摺動調節可能である。
このため、車両47が静止部材27の付近で停止した時、頭部27aを前後方向Eおよび上下方向Fに摺動調節することにより、送電ケーシング26を受電側装置Bの受電ケーシング28に対応するように位置決めすることができる。
〔変形例〕
(a)上記実施例1では、電源7の一例として50Hzあるいは60Hzの周波数でAC100/200Vの規格電圧を例示したが、これに限らず規格を異にする種々の電源を選択的に用いてもよい。誘導帯35はアルミニウム製テープに限らず、各種の金属箔から成る磁気テープでもよい。
また、誘導式搬送車25は誘導帯35に代わって、GPS(全地球測位システム)により誘導されるものであってもよい。
(b)さらに、本発明の適用対象としては、車両としての電気自動車(環境対応車)に加えて、電気バス(環境対応車)や1〜2人乗りの超小型モビリティなどの環境対応車が考えられる。とりわけ、超小型モビリティは、普通の自動車よりもコンパクトで取り回しがし易く(最高時速60km/h程度、航続距離100km程度)、活躍場所として高齢者や子育て支援、観光・地域振興が挙げられ、低炭素社会を目指す町づくりに寄与することができる。
(c)非接触形給電装置1の適用対象としては、実施例1の誘導式搬送車25や実施例3の車両47に限らず、携帯電話などのインターネット関連装置に適用してもよい。また、誘導式搬送車25における車輪29の車台30は、矩形に限らず、三角形、方形あるいは楕円形など各種の形状であってもよい。
(d)受電部6の制御検出回路22と受電ヘッド部5の受電側整流回路19とに間に、DC/DCコンバータを接続し、受電側整流回路19からの電圧を必要に応じて昇降させてもよい。
(e)実施例3で用いた受電側バッテリー48の規格は、12V/24Ah×2直列の電気容量に限らず、取付位置、駆動対象や使用状況などに応じて所望に変更してもよい。
本発明では、電灯線等の小容量電源を用いて、受電対象物を短時間で迅速に給電することを可能にした迅速給電型の非接触形給電装置が得られるので、誘導式搬送車にあっては、誘導式搬送車の走行運転を無人化する工場や倉庫関連事業からの需要を喚起し、部品の流通を介して電機産業や機械産業に貢献する。
1 非接触形給電装置
2 充電回路部
3、41 送電部
4 送電ヘッド部
5 受電ヘッド部
6 受電部
7 電源
8 送電側整流回路
9 送電側キャパシタ(送電側バッファー部)
10、46 充電制御部(充電制御回路)
12、42 電源回路
13、43 発振回路
14、44 駆動回路
18 一次コイル
19 受電側整流回路
19a 二次コイル
24 受電側キャパシタ(受電対象物)
25 誘導式搬送車
26 送電ケーシング
27 静止部材
28 受電ケーシング
35 誘導帯
40 追加コイル
47 車両
48 受電側バッテリー(受電対象物)
A 送電側装置
B 受電側装置
W 工場内外や倉庫内外などの床面
E 車両の進行方向に対して前後方向
F 車両の進行方向に対して上下方向

Claims (6)

  1. 電源により磁界を発生させる一次コイルを有する送電側装置と、前記送電側装置とは別個に設けられ、受電対象物への電力供給が行われる二次コイルを有する受電側装置とを備え、前記一次コイルに対する前記電源からの通電時に、前記一次コイルと前記二次コイルとの電磁界結合により、前記一次コイルから前記二次コイルへの電力伝送を行って前記受電対象物に給電する非接触形給電装置において、
    前記送電側装置は、前記電源による通電時は常に充電されている送電側バッファー部が設けられ、前記一次コイルと前記二次コイルとによる電磁界結合時に、前記電源からの電力および前記送電側バッファー部からの電力により前記受電対象物が給電され、
    前記一次コイルは、前記電源から送電側整流回路、充電制御回路および駆動回路を経て接続され、前記送電側バッファー部は、前記電源から他の送電側整流回路、他の充電制御回路および他の駆動回路を経て追加コイルに給電するように接続され、前記追加コイルは、前記一次コイルとともに前記二次コイルに電磁界結合し、前記一次コイルおよび前記追加コイルにより誘導励起された前記二次コイルからの電力により受電側整流回路を経て前記受電対象物が給電されることを特徴とする非接触形給電装置。
  2. 前記送電側バッファー部は送電側キャパシタとして設けられ、前記受電対象物は受電側キャパシタとして設けられていることを特徴とする請求項1に記載の非接触形給電装置。
  3. 前記送電側バッファー部は送電側キャパシタとして設けられ、前記受電対象物は受電側バッテリーとして設けられていることを特徴とする請求項に記載の非接触形給電装置。
  4. 前記送電側バッファー部は送電側バッテリーとして設けられ、前記受電対象物は受電側キャパシタとして設けられていることを特徴とする請求項に記載の非接触形給電装置。
  5. 前記送電側バッファー部は送電側バッテリーとして設けられ、前記受電対象物は受電側バッテリーとして設けられていることを特徴とする請求項に記載の非接触形給電装置。
  6. 前記電源は100/200Vの規格電圧を有する商用電源であることを特徴とする請求項に記載の非接触形給電装置。
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