JP5623379B2 - 入力装置および処理装置 - Google Patents

入力装置および処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5623379B2
JP5623379B2 JP2011282227A JP2011282227A JP5623379B2 JP 5623379 B2 JP5623379 B2 JP 5623379B2 JP 2011282227 A JP2011282227 A JP 2011282227A JP 2011282227 A JP2011282227 A JP 2011282227A JP 5623379 B2 JP5623379 B2 JP 5623379B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressed
key
screen
display
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011282227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013131181A (ja
Inventor
真 白仁田
真 白仁田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2011282227A priority Critical patent/JP5623379B2/ja
Publication of JP2013131181A publication Critical patent/JP2013131181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5623379B2 publication Critical patent/JP5623379B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/02Input arrangements using manually operated switches, e.g. using keyboards or dials

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Description

本発明は、特に画面上に表示されたソフトキーのような画面構成要素を押下するなどの操作を行うことによって特定の処理条件の選択や設定、データ入力などを行うことができる入力装置、およびそれを備えた画像形成装置などの処理装置に関するものである。
近年特に業務の場では、画像形成装置は単に複写機能だけではなく、画像読み取り機能(スキャナ機能)、ファクシミリ送受信、プリンタ等の機能を併せ持つデジタル複合機(Multi Function Peripheral:MFP)と呼ばれる装置が一般的に広く普及している。このような複合機に代表される最近の画像形成装置は、画像形成処理に関するユーザーからの様々な要求に応えるため、複写や画像読み取りなどそれぞれの機能ごとに、多種多様な画像形成処理が実行できるようになって来ている。
画像形成装置では、上記のように目的に応じて多種類にわたる画像形成処理を行うことが可能となり、ユーザーにとっての利便性が向上している。しかしながらその反面、簡単な処理を実行する場合であっても、例えば画像形成装置の操作パネルの画面上に配列された多くの処理条件選択キーの中から目的とするキーを見つけ出し、その位置を正確に押下しなければならなくなるなど、操作に熟練が要求される傾向があり、その結果必然的にユーザーによる操作ミスも多くなる傾向がある。
特許文献1には、操作キーを小さくして多数のキーが表示されるようにした表示パネルにおいて、所望の操作キーと、その周りの操作キーが表示された位置も押下してしまった場合であっても、どの操作キーを押下したことが認識されたのかが容易に確認でき、それと共に正しいキーの押下操作も行うことができるようにして、操作性を向上させた表示装置が開示されている。
特許文献1に記載の技術によれば、表示パネルには第1の領域と第2の領域が設けられ、第1の領域には複数の操作キーが表示される。そして表示装置において特定の操作キーを押下した場合で且つ、その押下位置の検知が一定時間以上できた場合、表示パネルの上記第2の領域に位置が検知された操作キーが大きく見やすいように表示される。またユーザーが所望のキーを押下したつもりである時にそれとは異なるキーが表示された場合、ユーザーが指を表示パネルから離さずに、かつ正しいキーが表示されるまで指を表示パネル上でスライドさせた後、指を離すと検知されたキーに対応する処理が実行されるようになっている。
以上のように特許文献1に記載される技術では、ユーザーは表示パネル上で指をスライドさせながら、表示装置が特定した操作キーを確認することができ、従来のように所望する操作キーが認識されるまで表示パネルを何度も押圧することなく、表示装置に所望する操作キーに対応する処理を実行させるようにしている。
特開2005−78342号公報
特許文献1が開示する技術は確かに表示装置の操作性を向上させるものであるが、それでもなお以下のような課題が存在すると考えられる。すなわちユーザーが表示パネルを操作する場合は、普通一つのキーの押下操作にある程度の長い時間はかけずにほぼ一瞬とみなされる時間のうちに押下した後、表示パネルから指を離す。
しかし上記発明では、ユーザーが意図しないキーを押下した場合、正しいキーが表示されるまで指を表示パネルから離さずにスライドさせる必要があるので、この操作を確実に実行するためには、ユーザーは一旦押下したら正しく押下した場合であっても指をキーから直ちに離さないように常に意識しておかなくてはならない。またユーザーが押下したキーが表示パネルの第2の領域に表示されるためにも一定時間以上の押下操作が必要とされる。
また上記のようにユーザーは、実際にキーを押下している第1の領域と押下したキーが表示される別の第2の領域との両方を見ながら例えば表示パネル上を指でスライドさせるような操作をしなければならないので、特に身体的能力が十分でないユーザーにとっては負担が増加することも考えられる。このように従来の技術はなお改善の余地が残されているものである。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、特にパネルの画面上に表示されたソフトキーのような画面構成要素の押下操作ミスをした場合、どの画面構成要素が押下されたのかが極めて容易に確認でき、また画面から一旦指を離してもその押下操作ミスを簡単に修正することができる入力装置、およびその入力装置を備えた処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る入力装置は次の構成を有するものとする。すなわち、画面内に、押下操作可能な複数の第1画面構成要素を互いに隣接するように配列させた表示をする表示手段と、前記表示手段の画面に対する第1押下操作によって、前記第1画面構成要素のうちの複数が同時に押下されたか否かを判定し、同時に押下されたことを判定した場合に、同時押下された複数の第1画面構成要素を特定する第1手段と、前記表示手段の画面が前記第1押下操作による押圧から解放され後にも、前記特定された複数の第1画面構成要素の情報を保持し、前記第1押下操作の後に実行される第2押下操作によって、前記特定された複数の前記第1画面構成要素のうちのいずれか一つが押下されたことを判定した場合に、前記判定した一つの第1画面構成要素を前記第2押下操作によって押下された第1画面構成要素として確定する第2手段とを備える。
上記本発明に係る入力装置の一形態おいては、前記表示手段は、前記第1手段が、前記第1押下操作により同時押下された複数の第1画面構成要素を特定した場合に、該複数の第1画面構成要素を表示する領域に第2画面構成要素を表示し、前記第2手段は、前記第2押下操作が、前記第2画面構成要素を含む領域を押下しながら、前記第1押下操作により同時押下された複数の第1画面構成要素のうちのいずれか一つの方向へスライドさせるように行われたとき、前記スライド方向に表示された前記一つの第1画面構成要素を、前記第2押下操作により押下されたと判定する。
前記第2画面構成要素は、前記第1押下操作により同時押下された複数の第1画面構成要素と少なくとも部分的に重なるパターンからなるようにすることが望ましい。また、前記表示手段が、前記第1手段が特定した、前記第1押下操作により同時押下された複数の第1画面構成要素を他の第1画面構成要素とは異なる色で表示することがユーザーにとって有益である。
また、前記第1画面構成要素の最も代表的なものは、少なくとも所定の処理条件を選択するためのキーである。さらに本発明に係る入力装置は処理装置に装備されることによってその機能を実質的に発揮することができ、その処理装置の一つは複写、画像読み込み、印刷、ファクシミリの送受信など画像形成に関する処理を行う画像形成装置である。
以上に示したように本発明に係る入力装置では、ユーザーが表示手段の画面内に表示されたキーのような第1画面構成要素を押下して処理条件の選択、入力、設定などを行うに際して、第1回目の押下操作(第1押下操作)で複数の第1画面構成要素を同時に押下した場合については、指などの押下手段を表示手段の画面から離したことによって、その画面が押圧から解放されても、第2回目の押下操作(第2押下操作)があるまでは入力装置の第2手段が同時に押下された第1画面構成要素の情報を保持する。
これにより、ユーザーが第1押下操作後不用意に画面から指などを離しても入力装置を具備する処理装置が直ちに押下された第1画面構成要素に対応する何らかの処理を行うことがないので、ユーザーは落ち着いて、あるいは自身が満足できる時間をかけて所望のキーを押下し直すことができる。
また表示手段が同時押下された第1画面構成要素の領域に第2画面構成要素を表示する場合は、第2押下操作において第2画面構成要素を含む領域を押下しながらスライドさせることによって、第2手段がスライド方向にある第1画面要素の押下を確定するので、容易にユーザーが所望する第1画面構成要素の押下に修正することができる。
さらに表示手段は同時押下された複数の第1画面構成要素自体を他の第1画面構成要素とは異なる色で表示するため、表示手段画面上の押下領域を注視するだけで入力装置がどの第1画面構成要素が押下されたと認識したのかを容易に確認することができ、ユーザーの精神的身体的負担が大幅に軽減する。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部全体構成を示す概念図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が有する操作パネルのレイアウトを示す図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置における操作パネル部を主体とした機能ブロック構成を例示する図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が実行するタッチパネル上の画面表示動作を説明するフローチャート。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が実行するタッチパネル上の別の画面表示動作を説明するフローチャート。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、タッチパネルが表示する画像形成処理に関する機能リスト画面例を示す図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、タッチパネルが表示するキーボード画面例を示す図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のタッチパネル上における、キー表示画像を説明する図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のタッチパネル上における、キー表示画像を説明する図。
以下、図面を参照して本発明に係る画像形成装置の実施形態について説明する。ここに説明する実施形態は本発明を具体化した一例であって、これによって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の代表例を示し、特に画像形成装置の内部の全体構成を示す概念図である。図1においては本発明に直接には関係しない部位の詳細は省略している。画像形成装置には種々の機能を有するものがあるが、図1に示す装置はプリンタ、複写、スキャナ、ファックス等の機能を兼ね備えたデジタル複合機10であるとし、以降複合機10、場合によっては画像形成装置10と呼ぶことにする。
図1のようなデジタル複合機は複写機として動作するので、文書、写真、図形などが含まれる原稿画像の画像読み取り部を有している。まず、ユーザーが複合機10を利用して例えば原稿Pの印刷を行う場合、原稿Pを図1に示す光透過性の原稿台13、或いは載置台15に配置し、原稿台13近傍に設置された操作パネル21からコピー条件を入力し、印刷の指示を行う。この操作パネル21は、複合機10を操作するときのユーザー側から見て原稿台13の手前に、例えばユーザー側に若干傾斜するように設置されている。
操作パネル21はユーザーが画像読取や画像形成、すなわち印刷についての設定条件、処理に関する指示等を入力したり、入力された設定条件や指示あるいはそれらに応答して表示されるメッセージを確認したりするために用いられる。この操作パネル21は、後にさらに詳細に説明するが、上記のような設定条件や指示などの入力あるいは入力後のメッセージの表示などを可能とするために、タッチパネルおよびその近傍に設置されたハードキー(例えば、テンキー、スタートキー、クリアキー、ストップキー、リセットキー、電源キーなど)を具備している。
前記操作パネル21から印刷の指示があると、各部(機械的駆動部)が動作することで印刷が行われる。図1に示すように複合機10は、画像形成部本体11と、本体11の上方に取り付けられたプラテンカバー12を備える。本体11の上面には上記の原稿台13が設けられており、原稿台13は、プラテンカバー12によって開閉されるようになっている。プラテンカバー12には自動原稿給紙装置14と載置台15と排紙台16が設けられている。
原稿の複写を行うために、原稿が原稿台13上ではなく載置台15に載置されたとき、自動原稿給紙装置14は、1枚ずつ原稿を搬送路内に引き出して原稿読取位置Xを通過させ、排紙台16に排紙する。読取位置Xを通過する時に原稿は、原稿台13の下方に設けられた画像読取部17にて読み取られる。
画像読取部17は、原稿台13を下方から照射するいわゆる主走査方向に長尺の形状を有する光源18、原稿台13から入射する原稿画像に対応する光を導く各種ミラー19、各種ミラー19で導かれた光を受光した後に電気信号に変換し、必要に応じて画像処理などを行う画像データ生成部20で主に構成されている。
複合機本体11の画像読取部17の下方には、画像データを印刷する画像形成部22を備えている。画像形成部22が印刷できる画像データは、上記のように画像データ生成部20にて生成されたものに限らない。最近の複合機10は、LAN等を通じてネットワーク構成されており、そのネットワークに含まれるパーソナルコンピューター(PC)等のユーザー端末装置から、複合機10が受信した画像データが通常含まれている。
画像形成部22が行う印刷の方式には電子写真方式が用いられている。すなわち感光ドラム24を帯電器25で一様に帯電させ、その後レーザ23で感光ドラム24を照射して感光ドラム24に潜像を形成し、現像器(ロータリー現像器)26で潜像にトナーを付着させて可視像を形成し、転写ローラにて可視像を転写媒体に転写する方式である。
フルカラー画像に対応した複合機では、現像器26が回転し、対応する色のトナーが格納された現像ユニットが感光ドラム24の対向位置に配置される。この状態で感光ドラム24上の潜像が、現像器26が格納するトナーにより現像され、中間転写ベルト27上に転写される。この画像形成装置では、現像器26はイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各トナーをそれぞれ格納する4つの現像ユニット(Y)、(C)、(M)、(K)を有している。中間転写ベルト27への転写を各色毎に繰り返すことにより、中間転写ベルト27上にフルカラー画像が形成される。
以上のようにして形成されるフルカラー画像が印刷されるシート状転写媒体、例えば印刷用の用紙は、給紙カセット29a、29b、29cに載置されている。画像形成部22が印刷を行う際には、何れか1つの給紙カセットから転写媒体1枚をピックアップローラ30を用いて引き出し、搬送ローラ31等で中間転写ベルト27へ送る。画像形成部22は、転写媒体に中間転写ベルト27上の可視像を転写すると、可視像を定着させるために搬送ベルトで定着部28(定着装置)に転写媒体を送る。そして定着部28が転写媒体に加熱と加圧を施すことにより、可視像が転写媒体に定着する。
定着が終了し完成した転写媒体(印刷物)は本体11の画像形成部22より外部へ排出されるが、画像形成装置の本体11および給紙カセット部の左側には、そのような印刷物の排出部として複数の排出トレイが設けられている。この画像形成装置10の場合、排紙トレイは、ユーザーが特に印刷物の排出先を指定しない場合の排出先となる、標準トレイ33、印刷物の排出先が指定された場合の排出先である、5つの排出トレイ34a、34b、34c、34d、34eが設けられている。ただし標準トレイ33を排出先として指定することも可能となっている。
また仕分け装置32が、標準トレイ33、排紙トレイ34a〜34eからなる部分と、本体11および給紙カセット部からなる部分との間に設置され、両者を接続している。仕分け装置32は、詳細な動作機構の説明は省略するが、例えば異なる複数のユーザーによって作成され、画像形成部22から排出された各印刷物を仕分けし、標準トレイ33あるいは各ユーザーにより指定された排出トレイ34a〜34eに送り込む役目を果たす。
画像形成装置の本体11には制御回路部35が含まれている。制御回路部35は、CPU(中央演算装置)、各種の記憶装置、本画像形成装置とネットワークで接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等のようなユーザー端末装置との間の通信を行うためのインターフェース等からなる。そして制御回路部35は、画像形成装置を動作させるための各種制御プログラム、情報、データを記憶し、また操作パネル21、画像読取部17、画像形成部22、仕分け装置32等の全体を駆動制御する。図1に示すように画像データ生成部20も制御回路部35に接続されている。
図2は上に述べた操作パネル21上に配置された各種キーなどのレイアウトを示す図である。図2において、操作パネル21の左端部にはコピー機能選択キー41a、プリンタ機能選択キー41b、スキャナ機能選択キー41c、ファクシミリ機能選択キー41dからなる画像形成処理機能選択キーが設けられている。これらキーのうち例えばコピー機能選択キー41aを押下すると、中央部のタッチパネル44にコピーを実行するための条件設定や設定後の条件確認ができる初期画面が表示され、さらにこのコピー実行可能モードの状態で操作パネル21の右端部に設置されたスタートキー46を押下すると原稿のコピーが実行されるようになっている。
スキャナ機能選択キー41c、ファクシミリ機能選択キー41dもコピー機能選択キー41aと同様にそれらの押下およびスタートキー46の押下により、それぞれの機能に対応するジョブを実行することができる。これに対してプリンタ機能選択キー41bは、複合機10をネットワークプリンタとして使用する場合の処理条件設定や印刷状況の確認などを行う時に使用される。
画像形成処理機能選択キー41a〜41dの右側には3個のカラーモード選択キー42(自動カラー、フルカラー、白黒)が設けられている。これらのハードキーは、例えばコピージョブにおいて印刷出力のカラーモードを選択するために使用される。さらに画像形成処理機能選択キー41a〜41dの上方にはシステムメニュー/カウンタキー43がある。このキー43は複合機10における各種画像形成処理機能の初期設定やその他の基本設定など、主として複合機10の稼動準備段階での設定などに使用するものである。
また、タッチパネル44の右側には一群のテンキー45、さらにその右横部には画像形成処理を中断したり、テンキー45などにより入力された処理条件値などをクリアするストップ/クリアキー47、入力設定した処理条件値などを初期値に戻すリセットキー48が配列されている。以上に述べたハードキー以外にも図2に示すように「文書管理」、「部門管理」など所定の目的を実行する様々なハードキーが用意されている。
タッチパネル44は液晶表示装置(LCD)の層と、その上の押下操作(押圧)検出層から構成されている。ユーザーによりタッチパネル44の所定の領域が押下されると、押下操作検出層により押下された位置あるいは領域に対応した信号が発生し、押下操作が検出される。押下操作によって発生させられる信号形態は押下操作検出層の構造に依存するのであるが、例えば押下操作検出層を構成する電極間の容量変化や、電極の電位変化に基づく電気信号がその代表的なものの一つである。
そして上記押下検出信号から複合機10が有する演算回路によりタッチパネル44が表示する画面上の押下位置や押下領域が算出されるが、その押下検出領域が例えばその下のLCDに表示されたソフトキーパターンの領域に含まれている場合、そのソフトキーの押下がなされたものとして電気的に処理されることになる。本実施形態に係る複合機10の操作パネル21は大型のタッチパネル44を装備しており、画像形成に関する処理条件入力および設定操作や設定後の内容確認などはこのタッチパネル44を通じてそのほとんどを行えるようになっている。このように操作パネル21あるいはタッチパネル44は複合機10のような処理装置における処理条件などの入力装置を構成している。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置の機能、特に操作パネル21における画面表示動作に関する機能から見た構成を示す機能ブロック構成図であり、この構成は図1に示した複合機10に対応するものである。図3を参照し各機能ブロックの概要を説明する。
まず入力/表示部51は、上に説明したタッチパネル44(図2を参照)のうち、ユーザーが指などで直接押下操作する最上層に設けられた透過性絶縁体層およびLCDにほぼ対応する。入力/表示部51はコピーなどの画像形成処理に関する設定条件、処理に関する指示などを入力するために必要なソフトキーなどの図形要素(画面構成要素)、入力された前記設定条件や指示、情報あるいはそれらに対する応答メッセージなどを表示する。
押下検知部52は、タッチパネル44を構成する上記の押下操作検出層にほぼ対応するものであり、入力/表示部51の画面上に表示されたソフトキーなどの画面構成要素の押下を検知し、その押下検知信号を押下位置演算部53へ送信する。押下位置演算部53は押下検知部52から受信した押下検知信号に基づいて、タッチパネル44上の押下位置を少なくとも位置座標または平面的に広がり持った押下領域のうちのいずれか一つとして算出する。
表示プログラム/表示画面データ記憶部54は、表示制御部55が入力/表示部51に画面表示させるための表示駆動プログラムや、コピーなどの画像形成処理を実行するために入力/表示部51に表示する操作画面、複合機10の機能初期設定用画面などの基本画面データ、当該基本画面と組み合わせるキー、キーの説明文字や特殊パターンなどの画面構成要素データなどを保存する。この記憶部54は例えば大容量のフラッシュメモリ、EPROMやROMなどの不揮発性半導体メモリに割り当てられる。
表示制御部55は主として表示指示部56および押下キー判定部57から構成されており、複合機10の起動後、予め表示プログラム/表示画面データ記憶部54から表示駆動プログラムを取得し保持する。押下キー判定部57は、入力/表示部51の画面上に表示されたキーの領域をユーザーが押下したときに、押下位置演算部53が算出した押下位置に関する情報と、表示プログラム/表示画面データ記憶部54から表示制御部55が取得して入力/表示部51に表示させる各キーが配置される領域位置の情報とに基づいて、どのキーが押下されたかを判定する。表示指示部56は、押下キー判定部57が押下したと判定したキー情報に基づいて当該キーの押下操作に対応する表示画面データを生成し、入力/表示部51に生成した画面を表示するように指示する。
本実施形態に係る画像形成装置(複合機10)は、以上図1〜図3を参照して説明した構成を有するものである。次にユーザーが本実施形態に係る画像形成装置10において、画像形成装置の初期設定や画像形成処理などを目的とし、操作パネル21の入力/表示部51(または図2のタッチパネル44)の画面に表示されたキーを押下操作した際、この画像形成装置が行う画面表示動作について説明する。
最初にも述べたように、最近の複合機10などの画像形成装置に対する処理条件の入力や設定の項目、装置使用前の初期設定の項目などは、装置の高機能化に従ってその種類がますます増加する方向にあり、操作パネル21の入力/表示部51が1画面上に表示する処理条件の選択・設定用のキー数も多くなっている。まず、ユーザーがキー押下の誤操作を起こす可能性の高い表示画面の実例を示す。
図6は、図2に示す操作パネル21のコピー機能選択キー41aを押下してコピーモード画面に入り、さらにその画面の「機能リスト」タブを押下したとき、入力/表示部51が表示する画面例を示すものである。この図のように、コピー処理条件設定選択用の16個のキー61が小さい間隔で縦横に配列されている。このキー61の群の右にはこの画面に表示できなかった残りのコピー処理条件設定選択用キーの配列を表示する画面に切り替える画面切り替えキー62が設けられ、さらにその右側には、ユーザーが独自に設定したコピー処理条件を呼び出すショートカットキー63も表示されている。
また図7は、複合機10に予めファクシミリ機能における送信相手先の名称を登録設定する場合に、入力/表示部51が表示する名称入力画面例である。画面中央部にはローマ字入力・漢字変換用のキーボードキー64の群が配置され、その上部にはキー64の押下操作により入力した文字あるいは漢字変換した文字を表示する入力文字表示部65が配置されている。この画面でもキー64の配置間隔は狭く、またそのサイズは図6に示したキー61よりさらに小さく、数も多くなっている。
図6、図7に例示したように、入力する画面によって押下されるべきキーが多くまた小さいサイズ、狭い間隔で配置される。このような画面ではユーザーは意図するキーを注意深く正確に押下することが必要であり、キー操作に熟練していない場合は複数のキーを同時に押下することも起こり得る。特に図7の画面においてはキーボードキー64の群に近接して「全消去」、漢字変換を行う「変換」などのキーが設けられており、従来の入力装置において例えばキー64を押下するつもりで「全消去」キーも同時に押下し、「全消去」の押下が認識された場合はそれまでに入力した文字が消去される結果にもなるのである。
図4は、図3に示す入力/表示部51(または図2に示す操作パネル21のタッチパネル44)の画面に表示するキーが押下された時に、本発明の実施形態に係る画像形成装置が行う画面表示動作を説明するためのフローチャートである。また図8および図9は、上記画像形成装置の画面表示動作中に、入力/表示部51の画面上で表示されるキー配列領域部分の画像を示す図である。入力/表示部51の画面上では実際には多数のキーが配列されているが、図8、図9ではそのうちの4個のキーの配列領域部分を取り出して示すものである。以下、図4を中心とし図3、図8および図9を参照して本実施形態による画面表示動作を説明する。
まず最初に、入力/表示部51の画面上にはユーザーが押下して処理条件などを入力・設定するための複数キーの配列が表示されている(ステップS1)。この状態で押下検知部52はユーザーによりいずれかのキーが押下されるか否かを監視しており、押下がなければ待機状態にある。キーが押下されると押下検知部52はそれを検知し(ステップS2)、その押下検知信号を押下位置演算部53に送信する。
押下位置演算部53は、押下検知部52から受信した検知信号に基づいて、入力/表示部51の画面上において押下が行われた領域の範囲(押下領域)と押下領域を代表する代表位置座標の両方を算出する(ステップS3)。次に押下位置演算部53はその演算結果を表示制御部55の押下キー判定部57に送信する。押下キー判定部57は、上記演算結果のうち特に押下領域データを用いて、その押下領域と入力/表示部51の画面上に表示されている各キー領域との重なり面積を算出する(ステップS4)。
ここでの重なり面積は、各キー領域と押下領域との重なり面積を予め定められた一定の面積値で除して規格化した面積を採用する。上記一定の面積値は、押下領域と各キーとの重なり面積の最大値を採用することが望ましい。このようにすると、重なり面積が最大のとき、そのキーについて規格化面積が1となり、キーの大きさが変わっても、あるいは重なり面積が変わってもキー間で相対比較ができるためである。重なり面積は押下領域が複数のキー領域と重なっている場合だけでなく、一つのキーとしか重なっていない場合でも算出される。
次に押下キー判定部57は算出した重なり面積に基づいて複数のキーがユーザーによって同時に押下されたか否かを判定する(ステップS5)。例えば図8(a)が示す押下状態は、押下位置演算部53が算出した押下領域72がキーaとのみ重なっている場合である。これはキーが正常に押下された場合であって、押下位置演算部53が算出決定したXで表示する押下領域代表位置71もキーa上に存在する。この場合、キーaに対する重なり面積が0でない有限値となり、他のキーに対しては0となるので押下キー判定部は「複数キーの同時押下無し」と判定し、キーaの押下を確定する。そして押下キー判定部57はキーaを確定した旨を表示指示部56に送信する。表示指示部56は受信した押下キー確定結果に基づき、画面上のキーaの色を他のキーとは異なる色に変更して入力/表示部51に表示させる(ステップS9)。ここで色変更には単なる明暗の変更も含むものとする。
なお、図8(a)には押下領域72を点線で、また押下領域代表位置71をXで便宜的に示しているが、入力/表示部51の実際の画面上には表示されるものではない。これは図8(b)以下の図、および図9においても同様である。
これに対して図8(b)は、押下位置演算部53が算出した押下領域72がキーaおよびキーbの両方と重なった押下状態を示すものである。図8(b)では押下領域72とキーaとの重なり領域73a、および押下領域72とキーbとの重なり領域73bの面積が相対的にほぼ同等であり、このため押下位置演算部53が算出した押下領域代表位置71も互いに隣接するキーa、bの中間位置となる。この場合押下キー判定部57は自らが算出したキーa、bの重なり面積(例えば、前記規格化面積がキーa、bとも0.5)が予め定められている重なり面積基準値(例えば、前記規格化面積が0.21)より大きいと判断し、キーaおよびbが同時に押下されたと判定し、その旨を表示指示部56に送信する(ステップS5)と共にその同時押下と判定した複数キーの情報(キーa、bが同時押下されたとの情報)を一時的に保持する。
表示指示部56は受信した複数キーの同時押下判定結果に基づき、画面上のキーaおよびbの色を他のキーとは異なるものに変更すると共にキーaおよびキーbに重なって跨るパターン(画面構成要素)としてキー中間領域74(図8(b)参照)を入力/表示部51に表示させる(ステップS6)。また上記同時押下と判定された複数キーの情報を一時的に記憶する。キー中間領域74は図8(b)の場合、キーaおよびキーb方向を指示する矢印マークとなっており、ユーザーに対して、キー中間領域74を含む領域を押下した後、次にどちらかのキー方向(すなわち矢印が示す方向)に押下しながらスライドさせて(以下スライド押下という)ユーザーが押下しようと意図していたキーに指定し直すように促すものである。
従ってこの状態で押下検知部52はユーザーによるキー中間領域74を含む領域のスライド押下操作を監視する。スライド押下がなければ押下検知部52は待機状態に入るが、スライド押下があれば押下検知部52はそれを検知し(ステップS7)、その検知信号を押下位置演算部53に送信する。押下位置演算部53はこの場合、受信した検知信号の時間的変化に基づいて押下領域位置の時間的変化あるいは押下の代表位置座標の時間的変化を算出し、その結果を押下キー判定部57に送信する。押下キー判定部57は受信した算出結果からスライド方向を決定してそのスライド方向に表示されたキーがキーaかbかを確定し、そのキーの確定結果を表示指示部56に送信する(ステップS8)。そして最後に表示指示部56は受信した押下キー確定結果に基づき、画面上の確定キーの色を変更して入力/表示部51に表示させる(ステップS9)
本実施形態に係る画面表示動作によれば、同時押下された複数キーやキー中間領域74が入力/表示部51の画面に表示されている状態(ステップS6)では、ユーザーが画面上の同時押下したキー領域から指を離したり、同時押下されたキーとは別のキーを押下しても画面表示内容(例えば図8(b))が変化しないようになっている。
指が画面上から離され押下による画面押圧がなくなったことや別のキー押下を押下検知部52が検知し、その検知に関する信号が押下位置演算部53を経由して押下キー判定部57に送信されたとしても、押下キー判定部57と表示指示部56は上に述べたように複数キーの同時押下情報を保持しているので、その情報に基づき、ステップS7においてスライド押下があるまでは何らの動作もしない。このことによりユーザーは最初の押下操作の後、一旦指を画面から離しても、落ち着いて再度スライド押下を実施して正しいキーを選択できる。
上記実施形態における表示動作フローでは、押下キー判定部57は、図8(b)のように重なり領域73aと73bとの面積がほぼ同程度となる場合に同時押下有りと判定したものであった。しかし押下領域72がキーa、bに跨る場合にもさまざまな跨り方があり、さらに2個より多い複数キーに跨る同時押下も存在するが、押下キー判定部57はそれらのケースに対して以下のように押下を判定する。
図8(c)も押下領域72がキーaおよびキーbに跨る場合であるが、重なり領域73aの面積(例えば規格化面積0.6)が領域73b(例えば規格化面積0.4)より若干大きい。押下キー判定部57は図8(b)の場合と同様に、重なり領域73a、73bの面積を予め定められた重なり面積基準値(規格化面積0.2)と比較し、両者が基準値以上であるのでキーa、bの同時押下と判定すし、当該、判定に基づきキーa、bの色が変更されると共にキー中間領域74が表示される。押下領域代表位置71は図8(b)とは異なりキーa上にあるが、押下キーの判定には考慮されない。図8(a)においても実際には重なり領域の面積を上記基準値と比較してキーaが押下されたと判定しているのである。
図8(d)では、押下領域72に関する重なり領域73aの面積(例えば規格化面積0.8)が領域73b(例えば規格化面積0.2)より相当程度大きい。押下キー判定部57は図8(c)と同様の方法を用い、重なり領域73aの面積は前記基準値以上、73bの面積は前記基準値より小と判断し、押下領域72がキーa、b上に跨っているにも拘らずキーaが押下されたと判定している。従って入力/表示部51の画面上ではキーaが色変更されるのみであり、キーaの押下が確定している。
キーの同時押下は2個のキーに跨る場合だけでなく、それより多くのキーに及ぶこともある。例えば図9(a)は、画面上に表示された4個のキーa、b、c、dの配列領域の中央部付近が比較的強い力で押下され、押下領域75の範囲が広く算出され、押下領域代表位置71が4個のキーを分離する分離帯上の交点付近にある場合を示す。押下領域75と各キーとの重なり領域76a、76b、76c、76dの面積はほぼ同じであるためキー4個の同時押下と判定されている。この場合、キー中間領域77として例えば4個の各キーそれぞれの方向を指す矢状パターンの結合体パターンが、4個のキーに重なるように表示される。
図9(b)は押下領域75が図9(a)と比較してキーd側にずれた場合である。この図ではキーaに関する重なり領域76aの面積が他の重なり領域76b、76c、76dより小さいので、キー3個の同時押下と判定されている。この場合、キー中間領域78として例えば3個のキーb、c、dそれぞれの方向を指す矢状パターンの結合体パターンが表示される。
図8(c)、図9の各ケースにおいても、画面上に表示されたキー中間領域を含む領域を、目的とするキー方向へスライド押下することにより、図8(b)の場合について説明したように正しいキーを選択することができる。
図4の画面表示動作フローチャートに従う上記実施形態は、タッチパネル44(図2)などに属する押下検知部52が、画面上の押下領域の範囲を含む検知信号を発生し、また押下位置演算部53は、その検知信号を用いて押下領域の範囲と押下領域代表位置とを算出するものであった。しかしこの他、構造が簡単で検知信号から押下位置座標しか算出できないタッチパネルを備えた画像形成装置であっても、実質的に上に述べた実施形態に係る画面表示動作を行わせることが可能である。
このケースでは、図4のステップS3において押下位置演算部53は押下位置座標のみを算出する。そしてステップS4において、押下キー判定部57は、算出された押下位置座標を中心とした押下領域、例えば押下位置座標を中心とした所定の半径の円領域を押下領域として仮定し設定する。こうして設定される押下領域は図8、図9に示した押下領域72、75に相当するものであり、言い換えるとこれら押下領域72、75が、押下キー判定部57が設定した押下領域に置き換えられたものと見なせるので、押下領域設定後のステップS4以降の表示動作は図4に示すフローに従い、最初に述べた実施形態におけるフローと同様に進行することになる。
また本発明に係る画面表示動作として次のような第2の形態も可能である。最初に述べた実施形態によれば図4のステップS5において押下キー判定部57が複数キーの同時押下と判定した時、ステップS6において、同時押下された複数キーの色が変更表示されると共に、押下すべき正しいキーを確定させるためにスライド押下するためのキー中間領域(図8、図9の74、77、78参照)が画面上に表示される。しかし第2の形態では、複数のキーが同時押下された場合、それらキーの色変更が行われて押下されたキーは明示するがキー中間領域は表示せず、この状態でユーザーは最初の押下操作後一旦指などを画面から離し、前記同時押下したキーのうちから意図するキーの押下操作を再度し直してキーを確定させるようにするのである。
図5は、本発明に係る画像形成装置が第2の形態による画面表示動作を実行する場合のフローチャートである。ステップS11、S12、S13、S14は最初の実施形態におけるステップS1、S2、S3、S4と同様の動作となるので説明を省略する。ステップS14に続くステップS15において、押下キー判定部57は最初に述べた実施形態と同様に、押下位置演算部53が算出した重なり面積に基づいて複数のキーがユーザーによって同時に押下されたか否かを判定する。
押下キー判定部57が「複数キーの同時押下無し」と判定した時は、ユーザーが押下したキーが確定した旨を表示指示部56に送信する。そして表示指示部56は受信した押下キー確定結果に基づき、画面上のキーの色を変更して入力/表示部51に表示させる(ステップS18)。反対に押下キー判定部57が、複数のキーが同時に押下されたと判定した時、その旨を表示指示部56に送信する(ステップS15)と共に同時押下と判定した複数キーの情報を押下キー判定部57自ら一時的に保持する。一方表示指示部56は受信した複数キーの同時押下判定結果に基づき、画面上の同時押下キーの色を変更して入力/表示部51に表示させる(ステップS16)と共に上記キーの判定情報を自ら一時的に記憶する。
次にこの状態で押下検知部52は、ユーザーが入力/表示部52の画面から指などを離して画面を押圧から解放し、再び上記色が変更された同時押下キーのうちから意図するキーを押下し直す操作を行うか否かを監視する。押下がなければ押下検知部52は待機状態に入るが、キーの押下があれば押下検知部52はそれを検知し(ステップS17)、その検知信号を押下位置演算部53に送信する。
押下位置演算部53は、押下検知部52から受信した検知信号に基づいて、最初の押下操作に関するフローステップと同様に、入力/表示部51の画面上の押下領域と押下領域代表位置座標を算出し(ステップS13)、次いで押下キー判定部57が、算出された押下領域と入力/表示部51の画面上の各キー領域との重なり面積を算出した後(ステップS14)、第2回目の押下操作が複数キーの同時押下か否かを判定する(ステップS15)。この段階で「複数キーの同時押下無し」と判定され押下キーが確定した場合は、表示指示部56が確定したキーの色を変更して入力/表示部51に表示させ表示動作が終了する(ステップS18)。しかしなおステップS15で複数キーの同時押下と判定された時には、押下キーが確定するまでS16→S17→S13→S14→S15のステップが繰り返されることになる。
なお第2の形態でも最初の実施形態と同様、ステップS16で同時に押下された複数キーが色変更されて表示された状態では、押下キー判定部57および表示指示部56がどの複数キーが同時押下と判定されたかの情報を保持しており、それに基づいて同時押下キーのうちいずれかが再度押下されるまで画面の表示状態は変化せず維持される。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る画像形成装置が行う表示動作によれば、画像形成装置がタッチパネルなどの入力/表示部の画面上に表示された複数のキーを同時に押下したと判定した場合、その複数キー自体の色が直接変更されて表示されるので、ユーザーは装置がどのキーの押下を認識したのかが極めて容易に確認できる。また、本発明の実施形態によれば、複数キーを同時押下したと判定された場合は、ユーザーが表示画面から指などの押下手段を離しても同時押下された複数キーが選択された状態を維持し、キーの同時押下に対して画像形成装置が直ちに何らかの処理を行うわけではないので、ユーザーは落ち着いて、あるいは自身が満足できる時間をかけて所望の正しいキーへ押下操作を修正することが可能となる。
本発明を画像形成装置に適用した場合の実施形態について上に述べたが、本発明はこのような画像形成装置に限らず、処理条件、データなどの複雑な入力・設定操作を行うことができる、タッチパネルなどからなる大型画面を備えた入力装置や、その入力装置を備えた処理装置に広く適用しても有益である。
21 操作パネル
41a コピー機能選択キー
41b プリンタ機能選択キー
41c スキャナ機能選択キー
41d ファクシミリ機能選択キー
42 カラーモード選択キー
43 システムメニュー/カウンタキー
44 タッチパネル
45 テンキー
46 スタートキー
47 ストップ/クリアキー
48 リセットキー
51 入力/表示部
52 押下検知部
53 押下位置演算部
54 表示プログラム/表示画面データ記憶部
55 表示制御部
56 表示指示部
57 押下キー判定部
61 コピー処理条件設定選択用キー
62 画面切り替えキー
63 ショートカットキー
64 キーボードキー
65 入力文字表示部
71 押下領域代表位置
72、75 押下領域
73a、73b、76a、76b、76c、76d 押下領域とキーとの重なり領域
74、77、78 キー中間領域

Claims (6)

  1. 画面内に、押下操作可能な複数の第1画面構成要素を互いに隣接するように配列させた表示をする表示手段と、
    前記表示手段の画面に対する第1押下操作によって、前記第1画面構成要素のうちの複数が同時に押下されたか否かを判定し、同時に押下されたことを判定した場合に、同時押下された複数の第1画面構成要素を特定する第1手段と、
    前記表示手段の画面が前記第1押下操作による押圧から解放され後にも、前記特定された複数の第1画面構成要素の情報を保持し、前記第1押下操作の後に実行される第2押下操作によって、前記特定された複数の前記第1画面構成要素のうちのいずれか一つが押下されたことを判定した場合に、前記判定した一つの第1画面構成要素を前記第2押下操作によって押下された第1画面構成要素として確定する第2手段と
    を備え
    前記表示手段は、前記第1手段が、前記第1押下操作により同時押下された複数の第1画面構成要素を特定した場合に、該複数の第1画面構成要素が表示される領域に第2画面構成要素を表示し、前記第2手段は、前記第2押下操作が、前記第2画面構成要素を含む領域を押下しながら、前記第1押下操作により同時押下された複数の第1画面構成要素のうちのいずれか一つの方向へスライドさせるように行われたとき、前記スライド方向に表示された前記一つの第1画面構成要素を、前記第2押下操作により押下されたと判定することを特徴とする入力装置。
  2. 前記第2画面構成要素は、前記第1押下操作により同時押下された複数の第1画面構成要素と少なくとも部分的に重なるパターンからなることを特徴とする請求項に記載の入力装置。
  3. 前記表示手段は、前記第1手段が特定した、前記第1押下操作により同時押下された複数の第1画面構成要素を他の第1画面構成要素とは異なる色で表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の入力装置。
  4. 前記第1画面構成要素は、少なくとも所定の処理条件を選択するためのキーであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の入力装置。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の入力装置を備えた処理装置。
  6. 前記処理装置は画像形成装置である請求項に記載の処理装置。
JP2011282227A 2011-12-22 2011-12-22 入力装置および処理装置 Expired - Fee Related JP5623379B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011282227A JP5623379B2 (ja) 2011-12-22 2011-12-22 入力装置および処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011282227A JP5623379B2 (ja) 2011-12-22 2011-12-22 入力装置および処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013131181A JP2013131181A (ja) 2013-07-04
JP5623379B2 true JP5623379B2 (ja) 2014-11-12

Family

ID=48908645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011282227A Expired - Fee Related JP5623379B2 (ja) 2011-12-22 2011-12-22 入力装置および処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5623379B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015200979A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 キヤノン株式会社 情報処理装置およびコンピュータプログラム
JP6394572B2 (ja) * 2015-11-18 2018-09-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ユーザーインターフェイス装置、画像処理装置、報知方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04163612A (ja) * 1990-10-29 1992-06-09 Oki Electric Ind Co Ltd タッチパネル式入力装置
JP3235480B2 (ja) * 1996-08-01 2001-12-04 日本電気株式会社 タッチパネル入力装置
JP2005044026A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Fujitsu Ltd 命令実行方法、命令実行プログラムおよび命令実行装置
JP5241278B2 (ja) * 2008-03-12 2013-07-17 アルパイン株式会社 タッチパネル入力装置および処理実行方法
JP5356752B2 (ja) * 2008-08-25 2013-12-04 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 端末装置及びプログラム
JPWO2010047048A1 (ja) * 2008-10-20 2012-03-15 三菱電機株式会社 タッチパネル装置
JP5623053B2 (ja) * 2009-10-08 2014-11-12 京セラ株式会社 入力装置
JP2011232988A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Brother Ind Ltd 入力装置及び入力制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013131181A (ja) 2013-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5431401B2 (ja) 操作装置及び操作方法
JP6005621B2 (ja) 画像形成装置
US8823957B2 (en) Operation device for image forming apparatus, and operation method thereof
US9628639B2 (en) Printer driver that causes a computer to generate a print command to print with decolorable material
JP5498249B2 (ja) 操作装置、操作装置を備える電子機器及び画像処理装置、並びに、その操作装置における情報表示方法
JP2013251664A (ja) 操作装置及び操作方法
JP5680484B2 (ja) 表示内容制御装置及び表示内容制御方法
JP5623379B2 (ja) 入力装置および処理装置
JP5069768B2 (ja) 操作装置および電子機器
JP5649071B2 (ja) 画面表示システムを有する装置
JP5248466B2 (ja) 画像形成装置
JP5738745B2 (ja) 操作装置及び操作方法
JP5870136B2 (ja) 操作装置、操作装置を備える電子機器及び画像処理装置、並びに、その操作装置における情報表示方法
JP5364665B2 (ja) 画像形成装置
JP2013141795A (ja) 画像形成装置
JP4644225B2 (ja) 画像形成装置
JP5746602B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5847669B2 (ja) 操作装置および電子機器
JP3934646B2 (ja) 画像形成装置
JP5112470B2 (ja) ヘルプ表示装置および電子機器
JP6321232B2 (ja) 操作装置、操作装置を備える画像処理装置、及び、その操作装置における情報表示方法
JP6950316B2 (ja) データ転送装置、画像形成装置、及び画像読取装置
JP6116028B2 (ja) 操作装置、操作装置を備える画像処理装置、及び、その操作装置における情報表示方法
JP6054494B2 (ja) 操作装置および電子機器
JP5902271B2 (ja) 操作装置及び操作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5623379

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees