JP5622651B2 - インクジェット記録用光沢紙 - Google Patents
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Description
(引掻き試験条件)
引掻き速度:0.5mm/秒
荷重増加速度:4gf/秒
光沢発現層の写像性が50%以上であることが光沢感の観点から好ましい。さらに好ましくは、写像性が55%以上である。写像性が60%以上であれば、更に優れた光沢感を有するといえる。ここで、入反射角度を当該JIS記載の45°を60°と変更した理由は
、光沢感の差異を評価しやすくするためである。
、カチオン性ポリアクリルアミド、カチオン性ポリスチレン共重合体、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド重合物、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド二酸化硫黄共重合物、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドアミド共重合物、ジシアンジアミドホルマリン重縮合物、ジシアンジアミドジエチレントリアミン重縮合物、ポリアリルアミン
、ポリアリルアミン塩酸塩、ポリアクリルアミド系樹脂、ポリアミドエポキシ樹脂、メラミン樹脂酸コロイド、尿素系樹脂、カチオン変性ポリビニルアルコール、アミノ酸型両性界面活性剤、ベタイン型化合物、ポリアミジン系化合物、その他第4級アンモニウム塩類などが用いられる。添加量は、特に限定されないが、顔料100質量部に対し1〜50質量部の範囲で使用される。好ましくは、5〜40質量部程度の範囲で添加される。1質量部未満であると、印画部の耐水性が低下する場合がある。50質量部を超えると、インク吸収性が劣る場合がある。
、保存時の耐変色性に優れている傾向があることから、使用する紙基材が酸性紙であることが好ましい。ここで記述される酸性紙とは、タルクやカオリンクレー等の酸性填料及び硫酸バンド等の酸性薬品が添加されて抄紙される紙のことをいう。また、本実施形態においては、燃料としてリサイクルされる場合を考慮し原料パルプとしては、塩素含有量の少ないECF(Elemental Chlorine Free)パルプ又はTCF(Totally Chlorine Free)パルプの使用が望ましい。また、使用する填料としては、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン
、合成シリカ、アルミナ、タルク、焼成カオリンクレー、カオリンクレー、ベントナイト
、ゼオライト、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛等の公知の顔料を使用することが可能である。
、配合、各抄紙薬品の添加方法については、本実施形態の効果を損なうものでなければ特に限定されない。また、上記紙料を用いて円網抄紙機、長網抄紙機及びツインワイヤー抄紙機等の公知の抄紙機を適用して抄造することが可能である。
(インク受容層の形成)
サイズプレスにて酸化澱粉を表面処理した坪量180g/m2の上質紙を紙基材とした
。次に、顔料として合成シリカ(ミズカシルP−78A、水澤化学工業社製)100質量部、結着剤としてポリビニルアルコール(PVA117:クラレ社製)10質量部及びエチレン−酢酸ビニル(ポリゾールEVA AD−10:昭和高分子社製)45質量部、更にカチオン性ポリマー(パピオゲンP−105:センカ社製)30質量部を用い、固形分濃度22質量%のインク受容層用塗工液を得た。続いて、このインク受容層用塗工液をエアーナイフコーターで絶乾塗工量10g/m2となるように前記紙基材の片面に塗布・乾燥してインク受容層を塗設した。
(光沢発現層の形成)
次いで、光沢発現層塗工液の顔料として気相法シリカ(HDK T30、BET比表面積300m2/g:ワッカー社製)100質量部、結着剤としてシラノール変性ポリビニルアルコール(PVA−R2105:クラレ社製)2質量部とポリビニルアルコール(PVA−235、鹸化度87mol%、重合度3500:クラレ社製)8質量部とカチオン性ポリウレタン樹脂(ハイドランCP−7020:大日本インキ工業社製)10質量部とし、更にインク定着向上のためにカチオン性高分子(ハイマックスSC−600L:ハイモ社製)5質量部と、を配合してセリエミキサーで攪拌して固形分濃度18%の光沢発現層用塗工液を得た。この光沢発現層用塗工液をインク受容層形成面にエアーナイフコーターで絶乾塗工量10g/m2となるように塗工した。
(保護層の形成)
次いで、光沢発現層が湿潤状態にあるうちに、凝固剤としてホウ酸を1.0%及びホウ酸ナトリウムを1.0%と、顔料として単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスYL、平均粒子径80nm:日産化学工業社製)3.0%、結着剤としてアクリル樹脂(ビニブラン2580、日信化学工業社製)0.5%とを含む水溶液を凝固液(凝固液の濃度は5.5%)としてウェット塗布量30g/m2となるように更に塗布して凝固処理を行ったのち、得られた塗工層表面が湿潤状態にあるうちに表面温度105℃のキャストドラムに圧着し、インクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、保護層の凝固液中の顔料として単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックス50、平均粒子径20nm:日産化学工業社製)1.0%(このときの凝固液の濃度は3.5%)を使用した以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、保護層の凝固液中の顔料として単分散球状コロイダルシリカ(MP2040、平均粒子径200nm:日産化学工業社製)5.0%(このときの凝固液の濃度は7.5%)を使用した以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層塗工液の顔料としてγ‐アルミナ(TM−300D、BET比表面積200m2/g:大明化学工業社製)50質量部とθ‐アルミナ(TM−100、BET比表面積120m2/g:大明化学工業社製)50質量部を使用した以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層塗工液の顔料として沈降法シリカ(ファインシールX−37B、BET比表面積287m2/g:トクヤマ社製)100質量部を使用した以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層塗工液の顔料としてベーマイト(ベーマイトC01、BET比表面積128m2/g:大明化学工業社製)100質量部を使用した以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、保護層の凝固液中の顔料として単分散球状コロイダルアルミナ(NANOBYK3600、平均粒子径40nm:ビックケミージャパン社製)5.0%(このときの凝固液の濃度は7.5%)を使用した以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、保護層の凝固液中に単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスYL、平均粒子径80nm:日産化学工業社製)とアクリル樹脂(ビニブラン2580、日信化学工業社製)を添加しなかったこと以外は実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例4において、保護層の凝固液中に単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスYL、平均粒子径80nm:日産化学工業社製)とアクリル樹脂(ビニブラン2580、日信化学工業社製)を添加しなかったこと以外は実施例4に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例5において、保護層の凝固液中に単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスYL、平均粒子径80nm:日産化学工業社製)とアクリル樹脂(ビニブラン2580、日信化学工業社製)を添加しなかったこと以外は実施例5に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例6において、保護層の凝固液中に単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスYL、平均粒子径80nm:日産化学工業社製)とアクリル樹脂(ビニブラン2580、日信化学工業社製)を添加しなかったこと以外は実施例6に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層塗工液の顔料として非多孔質微細顔料である単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスOL、平均粒子径50nm:日産化学工業社製)100質量部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、保護層の凝固液中の顔料として単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスXS、平均粒子径6nm:日産化学工業社製)1.0%(このときの凝固液の濃度は3.5%)を使用した以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例3において、保護層の凝固液中の顔料として単分散球状コロイダルシリカ(MP2040、平均粒子径200nm:日産化学工業社製)10.0%を使用した以外は、実施例3に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
得られたインクジェット記録用光沢紙の保護層の断面出しを行ったあと、フィールドエミッション型の電子顕微鏡で保護層の厚さの測定を行った。(保護層の厚さを5点測定し、平均値を用いた。)
得られたインクジェット記録用光沢紙の光沢表面の引掻き試験による臨界荷重を測定した。引掻き試験は、荷重変動型摩擦磨耗試験機(トライボギア18L、新東科学社製)を使用し、次の条件で測定を行った。
引掻き針:サファイア製、先端径100μm
引掻き速度:0.5mm/秒
荷重増加速度:4gf/秒
得られたインクジェット記録用光沢紙の光沢表面同士の摩擦係数を、ストログラフ(STROGRAPH−R2、東洋精機社製)を用いてJIS P 8147:1994「紙及び板紙の摩擦係数試験方法」の水平方法・縦と縦の組合せに準じて測定し、静摩擦係数を求めた。
得られたインクジェット記録用紙の光沢表面の鏡面性を評価するために写像性を測定した。写像性は、JIS H 8686−2に準じて、光学くし幅2mmにて入反射角度60°とし、写像性測定器(ICM−1T:スガ試験機社製)にて測定した。評価としては、写像性が50%以上は、反射した像が鮮明に写り、光沢感に優れている。50%未満では、反射した像が不鮮明に写り、光沢感に劣る。
ISO標準画像(ISO/JIS−SCID高精細カラーデジタル標準画像データ、画像の名称:ポートレート、画像の識別番号:N1)をセイコーエプソン社製インクジェットプリンター「PM−T960」を用い、得られたインクジェット記録用紙に印字した。印字した画像を目視によって評価した。
◎:記録画像が非常に鮮明でコントラストがはっきりしており、実用できる。
○:記録画像が鮮明でコントラストがはっきりしており、実用できる。
△:記録画像が鮮明であるがコントラストがはっきりしなく、色が沈んでおり、実用上問題がある。
×:記録画像が不鮮明で、色が沈んでおり、実用上使用できない。
セイコーエプソン社製インクジェットプリンター「PM−T960」を用い、CMYKの各インクを用いて、CMYKの各インクのベタ(100%濃度)及び文字並びにRGB(Red-Green-Blue)のベタ(100%濃度)及び文字を得られたインクジェット記録用紙に印字した。ベタ部の各色の境界及び文字のにじみの程度を目視によって評価した。
◎:境界がくっきりしてにじみが全く無く、文字が鮮明であり、実用できる。
○:境界のにじみが目立たず、文字が鮮明であり、実用できる。
△:境界のにじみが目立ち、文字が不鮮明で実用上問題がある。
×:境界のにじみがひどく、文字が判別できなくなり実用上使用できない。
ISO標準画像(ISO/JIS−SCID高精細カラーデジタル標準画像データ、画像の名称:ポートレート、画像の識別番号:N1)をセイコーエプソン社製インクジェットプリンター「PX−G5300」を用い、得られたインクジェット記録用紙に印字した。印字した画像を目視によって評価した。
◎:記録画像が非常に鮮明でコントラストがはっきりしており、実用できる。
○:記録画像が鮮明でコントラストがはっきりしており、実用できる。
△:記録画像が鮮明であるがコントラストがはっきりしなく、色が沈んでおり、実用上問題がある。
×:記録画像が不鮮明で、色が沈んでおり、実用上使用できない。
セイコーエプソン社製インクジェットプリンター「PX−G5300」を用い、CMYKの各インクを用いて、CMYKの各インクのベタ(100%濃度)及び文字並びにRGB(Red-Green-Blue)のベタ(100%濃度)及び文字を得られたインクジェット記録用紙に印字した。ベタ部の各色の境界及び文字のにじみの程度を目視によって評価した。
◎:境界がくっきりしてにじみが全く無く、文字が鮮明であり、実用できる。
○:境界のにじみが目立たず、文字が鮮明であり、実用できる。
△:境界のにじみが目立ち、文字が不鮮明で実用上問題がある。
×:境界のにじみがひどく、文字が判別できなくなり実用上使用できない。
オフセット印刷機(LITHRON40、KOMORI製)に得られたインクジェット記録用紙を20枚セットして、擦り傷の出やすい高速印刷速度(8800枚/時)で裏面側の印刷を行った際に発生した、光沢層表面の擦り傷の度合いを目視評価した。
◎:擦り傷が全く無く良好であり、実用できる。
○:擦り傷が僅かに認められるが目立たず、実用できる。
△:擦り傷が明らかに認められ、実用上問題がある。
×:擦り傷が著しく認められ、実用上使用できない。
Claims (7)
- 紙基材の少なくとも片面に、BET比表面積が100〜400m2/gの多孔質微細顔料と結着剤を含む1層以上の光沢発現層を設け、かつ、該光沢発現層の上に非多孔質微細顔料と結着剤を含む光沢発現層の保護層を設け、かつ該保護層が均一な塗膜を形成しており、該保護層の厚さが0.02〜2.0μmであることを特徴とするインクジェット記録用光沢紙の製造方法であって、光沢発現層用塗工液を塗工した後、光沢発現層が湿潤状態にあるうちに、非多孔質微細顔料、結着剤、および凝固剤を含む保護層用凝固液を塗布し凝固処理を行ったのち、得られた塗工層表面が湿潤状態にあるうちにキャストドラムに圧着することを特徴とする前記方法。
- 得られるインクジェット記録用光沢紙において、先端径が100μmのサファイア針を用いて次に示す引掻き試験条件にて荷重変動型摩擦磨耗試験機による光沢表面の引掻き試験を行ったときに、表層膜が剥がれて切削粉が出始める臨界荷重が120gf以上であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用光沢紙の製造方法。
(引掻き試験条件)
引掻き速度:0.5mm/秒
荷重増加速度:4gf/秒 - 前記多孔質微細顔料が、気相法シリカ、沈降法シリカ、ベーマイト、擬ベーマイト、θ−アルミナ、γ−アルミナ、アルミナ修飾シリカより選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録用光沢紙の製造方法。
- 前記非多孔質微細顔料が単分散球状コロイダルシリカ、単分散球状コロイダルアルミナより選ばれる1種以上を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のインクジェット記録用光沢紙の製造方法。
- 前記非多孔質微細顔料が一次粒子であり、かつ平均粒子径が20〜200nmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のインクジェット記録用光沢紙の製造方法。
- 前記凝固剤がホウ酸化合物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のインクジェット記録用光沢紙の製造方法。
- 前記光沢発現層が湿潤状態にあるうちに前記保護層の塗設が連続的に行われることを特徴とする請求項1〜6に記載のいずれか一つにインクジェット記録用光沢紙の製造方法。
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