JP5622539B2 - 脱水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、脱水装置に関し、より詳しくは、衣料や生地などの被処理物をポット内に収容し、複数のポットを染色の1サイクルを構成する各処理工程を巡回させることにより衣料を染色する自動染色システムにおいて、各ポットから回収した染色後の被処理物を順次脱水するための脱水装置に関する。
染液を貯留したポット内に衣料や生地などの被処理物を収容して、このポットを回転させることにより被処理物を染色するポット式の染色機が従来から知られている。例えば、特許文献1には、図18に示すように、被処理物および染液を収容する染色容器100と、染色容器100を回転させる回転軸101とを備え、回転軸101に固定された駆動用プーリ102を介して回転軸101に回転力を伝達するように構成されたユニット103を複数配置してなる染色機が開示されている。
各ユニット103において、染色容器100の開口は上蓋104により閉じられ、上蓋104は取付部材105を介して回転軸101に取り付けられており、回転軸101の回転により染色容器100が回転し、被処理物が染色される。染色が終了した後は、染色容器100を取り外して上蓋104を開放し、染色された被処理物を取り出すことができる。
特開2002−309476号公報
しかしながら、上記従来の染色機では、染色終了後の後処理工程、染色容器100からの被処理物の取り出しや染液の回収工程、さらには染色容器100の洗浄工程などの各工程を、それぞれ別のステーションで、いずれも手作業で行う必要があるため、このような作業を複数のユニット103のそれぞれに対して行うことは煩雑で長時間を要するという問題がある。多品目少量生産を求められる製造現場では、生地の種類、サイズ、または色彩の異なる製品を、少ない需要を見込んで短時間で製造することが求められている。
そこで、本願の出願人は、被処理物を収容した複数のポットを、染液の調合・ポットへの染液の供給処理工程、染色処理工程、染色終了後の後処理工程、ポットからの被処理物の取り出し・染液の回収処理工程、さらにはポットの洗浄処理工程など、染色の1サイクルを構成する各処理工程を巡回させることにより、被処理物を染色するようにした自動染色システムを提案している(特願2010−112609)。この自動染色システムでは、染色に必要な一連の処理工程が自動的に実行されて、被処理物の染色が行われるので、多様な染色を、煩雑な作業を必要とせずに、迅速にかつ効率良く行うことが可能となっている。
ただし、上記構成の自動染色システムにおいて、ポットから取り出された染色終了後の被処理物を随時、手作業により回収して脱水処理を行い、その後、乾燥処理などを行ったのでは、作業に多大の労力と時間とを要し、非能率的である。
本発明は、上記した問題に着目してなされたもので、染色終了後の被処理物の脱水処理を効率良く行うことができる脱水装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、処理済みの被処理物および処理液が収容された容器の下方に設けられ、上部に容器から排出される被処理物および処理液を受け入れる開口を有するとともに底部に複数の通液孔が設けられた有底筒状の脱水槽と、前記脱水槽をその上部開口が上方を向く直立した姿勢を保った状態で内部に収容する処理液回収ケースと、前記脱水槽を前記処理液回収ケース内で回転させて被処理物の脱水を行う回転駆動手段と、前記処理液回収ケースを傾倒させることで前記脱水槽の姿勢を変化させる傾倒駆動手段と、前記回転駆動手段および前記傾倒駆動手段の動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記回転駆動手段により被処理物の脱水が終了した前記脱水槽を回転させながら前記傾倒駆動手段により前記処理液回収ケースを傾倒させることで、前記脱水槽の上部開口から被処理物を排出することを特徴とする脱水装置により達成される。
本発明の好ましい実施態様においては、前記制御手段は、被処理物の脱水を行う前に、前記傾倒駆動手段により前記処理液回収ケースを傾倒させて、被処理物を収容した前記脱水槽をその上部開口が斜め上方を向くよう姿勢を変化させるとともに、前記回転駆動手段により前記脱水槽を脱水時の回転速度より低速で所定時間回転させ、低速回転させながら前記傾倒駆動手段により前記脱水槽を元の姿勢に復帰させることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記制御手段は、前記脱水槽が第1の回転速度で所定時間回転した後、前記第1の回転速度よりも高速の第2の回転速度で高速回転することで、被処理物の脱水が行われるよう前記回転駆動手段の動作を制御することを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記処理液回収ケースを傾倒可能に支持する支持体をさらに備え、前記傾倒駆動手段は、前記処理液回収ケースを前記支持体に対して傾倒させるケース傾倒手段と、前記支持体を傾倒させることで前記処理液回収ケースを傾倒させる支持体傾倒手段とからなり、前記ケース傾倒手段は、前記処理液回収ケースを前記脱水槽の上部開口が斜め上方を向くような傾倒状態で保持し、前記支持体傾倒手段は、前記処理液回収ケースの傾倒状態を維持しながら前記支持体を傾倒させることで前記処理液回収ケースをさらに傾倒させて、前記脱水槽の上部開口から被処理物を排出可能とすることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記支持体を傾倒不能に固定する固定手段と、前記処理液回収ケースを下方より支持して前記支持体に対して傾倒不能に固定する支持手段とをさらに備えることを特徴としている。
本発明の脱水装置によれば、被処理物の脱水を効率良く行うことができる。
本発明の一実施形態に係る脱水装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る脱水装置の全体構成を示す斜視図である。 図1に示す脱水装置を拡大して示す要部斜視図である。 図1に示す脱水装置を拡大して示す要部斜視図である。 図1に示す脱水装置を拡大して示す要部斜視図である。 図1に示す脱水装置を拡大して示す要部斜視図である。 脱水装置の作動を説明するための側面図である。 図7に示す脱水装置の作動後の状態を示す側面図である。 図8に示す脱水装置の作動後の状態を示す側面図である。 図9に示す脱水装置の作動後の状態を示す側面図である。 図10に示す脱水装置の作動後の状態を示す側面図である。 図11に示す脱水装置の作動後の状態を示す側面図である。 図12に示す脱水装置の作動後の状態を示す側面図である。 図13に示す脱水装置の作動後の状態を示す側面図である。 図14に示す脱水装置の作動後の状態を示す側面図である。 図15に示す脱水装置の作動後の状態を示す側面図である。 図16に示す脱水装置の作動後の状態を示す側面図である。 従来の染色機の一部を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1〜図6は、本発明の一実施形態に係る脱水装置1の全体構成を示す斜視図である。本実施形態の脱水装置1は、処理液による処理後の被処理物が収容された上部に開口を有する容器10から被処理物および処理液を受け取って、被処理物の脱水を行うものであり、例えば、被処理物として衣服や下着、生地などの衣料を、衣料に適した染液や助剤により染色処理し、この染色処理した後の衣料を脱水するために用いられるものである。
図示例の脱水装置1は、上部に開口を有する有底筒状の脱水槽2と、脱水槽2を内部に収容可能な処理液回収ケース3と、脱水槽2を処理液回収ケース3内で回転させる回転駆動装置4と、処理液回収ケース3を傾倒させることで脱水槽2の姿勢を変化させる傾倒駆動装置5と、処理液回収ケース3を傾倒可能に支持する支持体6と、回転駆動装置4および傾倒駆動装置5の動作を制御する制御装置(図示せず)とを備えている。また、傾倒駆動装置5は、支持体6に対して処理液回収ケース3を傾倒させるケース傾倒装置7と、支持体6自体を傾倒させることで処理液回収ケース3を傾倒させる支持体傾倒装置8とを含んでいる。
脱水槽2は、例えばステンレス鋼などの金属製の筒状体により構成されている。脱水槽2の上部は開口し、染色処理済みの衣料および染液が投入される投入口20となっている。この脱水槽2は、図1および図2に示すように、上下反転することで、内部に収容された染色処理済みの衣料および染液を下方に向けて排出する容器10の下方に配置されており、容器10から排出される衣料および染液を受け取る。
本実施形態では、容器10は、前工程において、衣料が収容されるとともに、この衣料に適した染液や助剤が注入され、容器10を密閉して回転させることにより、衣料の染色処理が行われる。染色処理が行われた容器10は、後処理が行われた後、上部が開口した状態でベルトコンベアなどの搬送装置Tにより脱水槽2の上方まで搬送される。脱水槽2の上方には、容器反転装置11が備えられており、容器10は、容器反転装置11まで搬送されると、容器反転装置11の挟持部材12により上下が挟持される。そして、容器反転装置11の図示しない反転駆動装置により、上下反転されることで、収容された染色処理済みの衣料および染液が上方の開口から落下し、下方に配置された脱水槽2に投入されるようになっている。
脱水槽2の側壁部21には、複数の通液孔(図示せず)が全面に開設されており、脱水槽2に収容された染液は、この通液孔を通過して処理液回収ケース3に排出される。なお、通液孔は、本実施形態では、脱水槽2の側壁部21に設けているが、脱水槽2の底壁部22に設けてもよく、または、側壁部21および底壁部22の双方に設けてもよい。
処理液回収ケース3は、図3〜図6に示すように、例えば金属製または合成樹脂製の箱状体により構成されており、上部に開口30を有している。処理液回収ケース3の内部には、脱水槽2が、その投入口20が上方を向く直立姿勢を保った状態で収容・保持されている。
処理液回収ケース3の底板部31には、処理液回収ケース3内の染液を排液するための排液管36(図7に示す)が設けられている。また、処理液回収ケース3の前板部32、後板部33、および両側板部34には、各板部32〜34の上方に突出した補助板35A〜35Cが設けられている。各補助板35A〜35Cは、その上端部が外方に向けて反っており、容器10から排出されて脱水槽2の上方から落下する染色処理済みの衣料をガイドして、スムーズに脱水槽2内に投入できるようになっている。また、前板部32に設けられた補助板35Aは、詳細は後述するが、処理液回収ケース3を前方に向けて傾倒させて、脱水槽2の投入口20から脱水処理後の衣料を排出させる際に、脱水槽2内の衣料をガイドして、スムーズに外部に排出できるようになっている。なお、脱水槽2から排出された脱水処理後の衣料は、図示しない衣料回収トレーに回収され、その後、乾燥装置(図示せず)により乾燥処理される。
処理液回収ケース3は、載置台37上に固定されている。載置台37は、吊持部材9を介して、支持体6に傾動可能に支持されている。吊持部材9は、帯板状の左右一対のアーム部材90,90と、各アーム部材90の下端部を連結する連結板91とからなり、載置台37は、両アーム部材90に後方部が片持ち状態で支持されている。各アーム部材90の上端部には、円形の軸止孔92,92が開設されており、各軸止孔92に後述する支持体の支軸62の両端部を挿通させることにより、各アーム部材90が支軸62に吊り下げ状態で支持される。
各アーム部材90は、各軸止孔92の位置で、支軸62に単独回転不能に固定されており、支軸62の回転により、各アーム部材90は、上端部を中心に同期して揺動し、下端部が前後方向へ変位する。これにより、載置台37上の処理液回収ケース3が前後方向に傾倒し、脱水槽2の姿勢、つまり、脱水槽2の投入口20の向きを変化させることが可能となっている。
吊持部材9の連結板91上には、脱水槽2を処理液回収ケース3内で回転させる回転駆動装置4の駆動源となるモータ40が搭載されている。回転駆動装置4は、モータ40と、モータ40の回転軸に設けられた駆動プーリ41と、載置台37の下面側に設けられた従動プーリ45(図7に示す)と、駆動プーリ41と従動プーリ45との間に掛け渡されたベルト42と、従動プーリ45に一体回転可能に取り付けられたシャフト43とを備えている。シャフト43は、処理液回収ケース3にベアリング44を介して回転自在に支持されており、シャフト43の上端部に、脱水槽2がシャフト43と一体回転するように固定されている。
この回転駆動装置4では、モータ40の回転をベルト42により従動プーリ45に伝達してシャフト43を回転させることにより、シャフト43に固定された脱水槽2が処理液回収ケース3内で回転するようになっている。
支持体6は、上下方向に延びる左右一対の鉛直板60,60と、各鉛直板60の下端部に固定された前後方向に延びる左右一対の水平板61,61と、各鉛直板60に回転可能に支持された前記支軸62により構成されている。各鉛直板60は、上端部が連結プレート63Aにより連結されているとともに下端部が連結棒63Bにより連結されている。また、各水平板62は、後端部が連結板64Aにより連結されているとともに前端部側が連結棒64Bにより連結されている。各水平板61の前端部には、回転軸80が挿通されている。
回転軸80は、後述する支持体傾倒装置8を構成するものであり、回転軸80の両端は、枠体13に取り付けられた左右一対の軸受14に回転自在に支持されている。また、各鉛直板60は、その下端部が枠体13に設けられた保持部材15,15上に支持されており、これにより、支持体6は、常時では、各鉛直板60が鉛直方向を向くとともに各水平板61が水平方向を向く直立姿勢で保持され、その結果、処理液回収ケース3内の脱水槽2は、その投入口20が上方を向く直立姿勢で保持されている。
支軸62は、各アーム部材90より突き出る両端部が、軸受65を介して各鉛直板60の上端部に回転可能に支持されており、上記した吊持部材9を介して処理液回収ケース3を前後方向に傾倒可能に支持している。一方の鉛直板60から突き出る支軸62の一方の端部には、ケース傾倒装置7を構成するレバー71の一端部が固定されており、支軸62は、このレバー71と一体に回転する。
ケース傾倒装置7は、前記レバー71と、レバー71の他端部にロッド70aが揺動自在に取り付けられたエアシリンダなどのケース傾倒用のシリンダ装置70とからなる。ケース傾倒用のシリンダ装置70は、支持体6の一方の水平板61に揺動自在に取り付けられており、ロッド70aの伸縮によって、レバー71の他端部が一端部を中心に回転することで、支軸62を回転させることができる。これにより、支持部材9の各アーム部材が同期して揺動するため、処理液回収ケース3を支持体6に対して前後方向に傾倒させることが可能となっている。
支持体傾倒装置8は、前記回転軸80と、枠体13に取り付けられた一方の軸受14から突き出る回転軸80の一方の端部に一端部が固定されるレバー81と、レバー81の他端部にロッド82aが揺動自在に取り付けられたエアシリンダなどの支持体傾倒用のシリンダ装置82とからなる。
回転軸80は、支持体6の各水平板61の軸止孔66の位置で、各水平板61に単独回転不能に固定されており、回転軸80は、各水平板61と一体に回転する。支持体傾倒用のシリンダ装置82は、枠体13に揺動自在に取り付けられており、ロッド82aの伸縮によって、レバー81の他端部が一端部を中心に回転することで、回転軸80を回転させることができる。これにより、支持体6の各水平板61が同期して回転することで、支持体6は断面視L字状を維持したまま、前後方向に傾倒し、これにより、支持体6に支持された処理液回収ケース3を、その姿勢を保持した状態で前後方向に傾倒させることが可能となっている。
載置台37の下方には、吊持部材9により後方部が片持ち状態で支持されている載置台37の前方部を支持可能な支持装置50が設けられている。この支持装置50は、枠体13に設けられたエアシリンダなどの載置台支持用のシリンダ装置51と、シリンダ装置51のロッドの先端に取り付けられた水平な保持板52とからなる。保持板52は、例えばポリアセタール板よりなり、シリンダ装置51のロッドの伸縮により上下動するようになっている。常時では、シリンダ装置51のロッドは収縮しており、保持板52は載置台37の下方に位置している。シリンダ装置51の駆動によりロッドを伸長させて、保持板52を上方に移動させると、保持板52が載置台37の下面に当接することにより、載置台37はその前方部を保持板52によって支持される。その結果、載置台37を揺動させることなくより水平に近い状態で固定することが可能となっている。
また、支持体6の上方には、支持体6を上方から押しつけて支持体6を傾倒不能に固定するための固定装置53が設けられている。この固定装置53は、枠体13に設けられたエアシリンダなどの支持体固定用のシリンダ装置54と、シリンダ装置54のロッドの先端に取り付けられた水平な固定板55とからなる。シリンダ装置54は、ロッドが下方に向けて延びるように、逆さ向きで枠体13に取り付けられており、ロッド先端の固定板55が支持体6上端の連結プレート63A上に位置するように、位置決めされている。固定板55は、例えばポリアセタール板よりなり、シリンダ装置54のロッドの伸縮により上下動するようになっている。
常時では、シリンダ装置54のロッドは収縮しており、固定板55は支持体6の連結プレート63Aの上方に位置している。シリンダ装置54の駆動によりロッドを伸長させて、固定板55を下方に移動させると、固定板55が連結プレート63Aの上面に当接することにより、連結プレート63Aが固定板55によって上方から下方に向けて押えられる。これにより、支持体6の各鉛直板60が、保持部材15,15上に押え付けられる結果、保持体6を、各鉛直板60が鉛直方向を向くとともに各水平板61が水平方向を向いた直立姿勢で固定することが可能となっている。この固定装置53と上記した支持装置50とが協働して、保持体6を直立姿勢で傾倒不能に固定するとともに、載置台37を水平状態で傾倒不能に固定することにより、脱水装置1全体が固定され、その結果、後述する脱水時に、脱水槽2の回転による振動が発生して脱水装置1全体に伝わったとしても、その振動は低減されるので、上記した振動により脱水装置1全体が揺れたり動いたりするのを防止できる。
なお、本実施形態では、固定装置53を支持体6の一方側に設け、固定板55により連結プレート63Aの一端部を上方から押圧するように構成しているが、必ずしもこれに限られるものではなく、固定装置53を支持体6の他方側にも設け、連結プレート63Aの両端部を両固定板55により押圧するように構成してもよい。また、支持体6の連結プレート63Aの中央部を、固定板55が押圧するように、固定装置53を設けるようにしてもよい。
上記した脱水装置1の各構成要素の作動は、制御装置(図示せず)により行われる。
次に、上記構成を備える脱水装置1の作動を図7〜図17を参照して説明する。まず、図7に示すように、制御装置は、ケース傾倒装置7および支持体傾倒装置8の作動により、処理液回収ケース3が水平な状態となって、脱水槽2が投入口20が上方を向く垂直な姿勢となるように保持する。この状態において、脱水槽2上方の容器10が上下反転することで、容器10から脱水槽2に染色処理済みの衣料および染液が投入される。脱水槽2に投入された染液は、通液孔から処理液回収ケース3に流入し、排液管36から処理液回収ケース3外へ排出される。
脱水槽2に衣料が投入されると、制御装置は、ケース傾倒装置7を作動させて、図8に示すように、処理液回収ケース3を支持体6に対して前傾させ、脱水槽2をその投入口20が斜め上方を向くよう姿勢を変化させる。次に、回転駆動装置4を作動させて、モータ40を低速で回転させることで、図9に示すように、脱水槽2を、例えば75rpm程度の回転速度により低速回転させる。これによって、脱水槽2内に衣料がまんべんなく分散され、容器10から脱水槽2への衣料の投入による脱水槽2内での衣料の片寄りを防止できる。なお、この際、脱水槽2を正逆いずれの方向にも回転させるのが好ましい。
そして、制御装置は、脱水槽2を低速回転させたまま、ケース傾倒装置7を作動させて、図10に示すように、処理液回収ケース3を支持体6に対して後傾させ、脱水槽2を元の投入口20が上方を向く姿勢で保持する。脱水槽2が元の姿勢に戻ると、制御装置は、回転駆動装置4の作動を止めて、脱水槽2の回転を停止させ、次に脱水処理を行う。
次の脱水処理では、制御装置は、支持装置50を作動させて、図11に示すように、処理液回収ケース3を載置する載置台37の前方部を保持板52により下方から支持する。このとき、ケース傾倒装置7の作動により、シリンダ装置70のロッド70aを収縮動作させて、処理液回収ケース3の土台となる載置台37を保持板52上に上方から押し付けることにより、載置台37を揺動しないように上下方向から挟持するのが望ましい。これにより、載置台37が水平状態で固定され、その結果、処理液回収ケース3は水平状態でしっかりと保持されるようになる。
また、制御装置は、固定装置53を作動させて、支持体6の連結プレート63Aを固定板55により上方から押圧し、支持体6の各鉛直板60を保持部材15上に押さえつけることで、支持体6を動かないよう直立姿勢で固定する。この支持装置50と固定装置53との協働により、脱水装置1全体が固定されると、振動に対する脱水装置1の耐性が増すので、この後の脱水処理時の脱水層2の回転によって生じる振動の作用により、脱水装置1全体に悪影響が出るのを効果的に防止できる。
そして、制御装置は、回転駆動装置4を作動させ、図12に示すように、脱水槽2を所定時間回転させて、脱水槽2内に収容された衣料を脱水処理する。この脱水処理により、衣料に含まれている余分な染液は、通液孔から処理液回収ケース3へと流出する。本実施形態では、この脱水処理においては、まず、モータ40を中速で回転させて、脱水槽2を、例えば300rpm程度の回転速度によって中速回転させることで、約10秒間、粗脱水を行う。この粗脱水の後、制御装置は、モータ40を高速で回転させて、脱水槽2を、粗脱水時の回転速度よりも高速の例えば1500rpm程度の回転速度によって高速回転させることで、約30秒間の高速脱水を行うように構成されている。
このように、本実施形態では、高速脱水前に粗脱水を行い、衣料に含まれる水分量を減らしておくことにより、高速脱水時の装置の振動を小さくすることが可能となっている。なお、本実施形態では、脱水槽2を中速の第1の回転速度で所定時間回転させた後、この第1の回転速度よりも高速の第2の回転速度で高速回転させることで、衣料の脱水処理が行われるよう、制御装置が回転駆動装置4の動作を制御しているが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、さらに複数パターンの回転速度でもって、脱水槽2を低速から高速へと回転させることにより、衣料の脱水処理を行うように構成してもよいし、脱水槽2をある1パターンの一定速度でもって始めから終わりまで回転させることで、衣料の脱水処理を行うように構成してもよい。
こうして、所定時間の経過により衣料の脱水処理が終了すると、制御装置は、回転駆動装置4の作動を止めて、脱水槽2の回転を停止させる。その後、制御装置は、図13に示すように、支持装置50を作動させて、載置台37を支持する保持板52を載置台37の下方位置に戻すことで、載置台37の固定を解除する。また、制御装置は、固定装置53を作動させて、支持体6を固定する固定板55を支持体6の上方位置に戻すことで、支持体6の固定を解除する。そして、次に衣料の排出処理を行う。
次の排出処理では、制御装置は、回転駆動装置4を作動させることで、図14に示すように、脱水槽2を中速回転させる。そして、脱水槽2を中速回転させながら、ケース傾倒装置7を作動させて、図15に示すように、処理液回収ケース3を支持体6に対して前傾させ、脱水槽2をその投入口20が斜め上方を向くよう姿勢を変化させる。その後、引き続き、支持体傾倒装置8を作動させて、図16に示すように、支持体6自体を前傾させることで、処理液回収ケース3をさらに前傾させて、脱水槽2の投入口20が斜め下方を向くよう、脱水槽2を上下反転させる。これにより、脱水処理後の衣料が脱水槽2の投入口20から落下し、脱水槽2の下方に配置された衣料回収トレー(図示せず)に回収される。
本実施形態においては、脱水槽2の反転中(衣料の排出中)も、脱水槽2は回転駆動装置4により処理液回収ケース3内にて回転駆動される。このように、本実施形態では、脱水槽2を回転させながら、脱水槽2内の衣料を排出するように構成されているので、脱水処理により脱水槽2内でかたまった衣料がほぐされて均一に分散した状態で脱水槽2から排出されるようになる。よって、衣料の排出時に、衣料が脱水槽2の内壁にへばりついたり、脱水槽2の投入口20などに引っ掛かかったりすることなどが防止される結果、衣料を脱水槽2からスムーズに排出でき、衣料の排出漏れを効果的に防止できる。
脱水槽2から衣料が排出されると、図18に示すように、制御装置は、回転駆動装置4の作動を止めて、脱水槽2の回転を停止させるとともに、支持体傾倒装置8およびケース傾倒装置7を作動させて、処理液回収ケース3を後傾させて、脱水槽2を元の投入口20が上方を向く姿勢に戻して保持する。そして、衣料を脱水・排出した空の貯水槽2には、容器10より内部に新たな染色処理済みの衣料および染液が供給される。
本実施形態の脱水装置1によれば、前行程において、処理液により処理された被処理物の脱水を自動的に行うことが可能であり、前工程から順次搬送される容器10内に収容された被処理物の脱水処理を迅速に効率良く行うことができる。
1 脱水装置
2 脱水槽
3 処理液回収ケース
4 回転駆動装置
5 傾倒駆動装置
6 支持体
7 ケース傾倒装置
8 支持体傾倒装置
10 容器
20 投入口
21 側壁部
22 底壁部
50 支持装置
53 固定装置

Claims (5)

  1. 処理済みの被処理物および処理液が収容された容器の下方に設けられ、上部に前記容器から排出される被処理物および処理液を受け入れる開口を有するとともに側壁部および/または底壁部に複数の通液孔が設けられた有底筒状の脱水槽と、
    前記脱水槽をその上部開口が上方を向く直立した姿勢を保った状態で内部に収容する処理液回収ケースと、
    前記脱水槽を前記処理液回収ケース内で回転させて被処理物の脱水を行う回転駆動手段と、
    前記処理液回収ケースを傾倒させることで前記脱水槽の姿勢を変化させる傾倒駆動手段と、
    前記回転駆動手段および前記傾倒駆動手段の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、被処理物の脱水を行う前に、前記傾倒駆動手段により前記処理液回収ケースを傾倒させて、被処理物を収容した前記脱水槽をその上部開口が斜め上方を向くよう姿勢を変化させるとともに、前記回転駆動手段により前記脱水槽を脱水時の回転速度より低速で所定時間回転させ、低速回転させながら前記傾倒駆動手段により前記脱水槽を元の直立した姿勢に復帰させることを特徴とする脱水装置。
  2. 前記制御手段は、前記回転駆動手段により被処理物の脱水が終了した前記脱水槽を回転させながら前記傾倒駆動手段により前記処理液回収ケースを傾倒させることで、前記脱水槽の上部開口から被処理物を排出することを特徴とする請求項1に記載の脱水装置。
  3. 前記制御手段は、前記脱水槽が第1の回転速度で所定時間回転した後、前記第1の回転速度よりも高速の第2の回転速度で高速回転することで、被処理物の脱水が行われるよう前記回転駆動手段の動作を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の脱水装置。
  4. 前記処理液回収ケースを傾倒可能に支持する支持体をさらに備え、
    前記傾倒駆動手段は、前記処理液回収ケースを前記支持体に対して傾倒させるケース傾倒手段と、前記支持体を傾倒させることで前記処理液回収ケースを傾倒させる支持体傾倒手段とからなり、
    前記ケース傾倒手段は、前記処理液回収ケースを前記脱水槽の上部開口が斜め上方を向くような傾倒状態で保持し、前記支持体傾倒手段は、前記処理液回収ケースの傾倒状態を維持しながら前記支持体を傾倒させることで前記処理液回収ケースをさらに傾倒させて、前記脱水槽の上部開口から被処理物を排出可能とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の脱水装置。
  5. 前記支持体を傾倒不能に固定する固定手段と、前記処理液回収ケースを下方より支持して前記支持体に対して傾倒不能に固定する支持手段とをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の脱水装置。
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