JP5622498B2 - マルチディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の表示パネルを隣接して配置し、1つの大画面を構成するマルチディスプレイ装置に関する。
近年、インフォメーションディスプレイおよび業務用ディスプレイとして、たとえば4台あるいは9台の表示パネルを縦横に隣接して配置し、1つの大きな画面を構成し、1台のパーソナルコンピュータから、DVI(Digital Visual Interface)やアナログRGB(Red Green Blue)映像信号、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)などのインターフェイスを経由して接続された各表示パネルへ、1つの画像を分割した画面信号を送ることによって、各表示パネルに画像が個別に表示され、画面全体として一連の画像を表示することができるように構成されている。
このようなマルチディスプレイ装置は、複数の表示パネルによっていわゆるマルチ画面とも称される大形の画面を容易に構築することができるが、各表示パネルの額縁上には画像を表示することができないため、隣接する各表示パネル間の目地または継目などに対応する領域に、表示画面上に線が格子状に入ったように見え、表示品位が低下してしまうという問題がある。
このような問題を解決するための従来技術は、たとえば特許文献1に提案されている。特許文献1に記載される従来技術では、1つの画像を4画面を使用して大きく映し出しているときに、画像を格子状に区切って目障りとなるという問題を解決するために、互いに独立な駆動系を介して映像信号によって駆動される画像表示する複数の画像表示器の表示画面を2次元的に配列して大形画面を形成した多画面表示装置において、表示画面の隣接するもの同士の境界領域に補助表示器を配列したマルチディスプレイ装置が提案されている。
この従来技術では、額縁に設けた補助表示装置に発光ダイオードを用い、非表示領域を挟む画面近傍の平均輝度によって駆動するように構成されている。しかしながら、額縁上で液晶カラー表示素子、発光ダイオード、エレクトロルミネセンスなどの電子部品を制御するため、製造コストが高額となり、かつ消費電力が大きくなるという課題がある。
また、前述のような電子部品を用いず光学的に解決する従来技術は、たとえば特許文献2,3に開示されている。これらの従来技術には、画面上に配置した凸レンズおよび凹レンズを用いて、画面表示光を屈折させ、額縁上まで拡張して表示する構成が提案されている。特許文献2に記載される従来技術では、複数のプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel、略称PDP)を縦横に並べて、各PDPの表示画面を繋ぎ合わせて1つの大画面として表示するために、各PDPの前面には、凸レンズ群の行列からなる第1のマルチレンズおよび第2のマルチレンズを配置して、PDPの表示画面に表示する表示画像の正立像を形成し、第2のマルチレンズの前面には、さらに、凹レンズを配置して、上記の正立像をPDP等の前面に配置した透過型スクリーン上に拡大して投影し、複数のPDPに表示した画像を連続した1つの画像として表示することができるマルチディスプレイ装置が提案されている。
また特許文献3に記載される従来技術では、画像が投射されるスクリーンが前面に装着されるスクリーンブロックを多段に積み上げて大形の画面を形成してなるマルチ投射型スクリーンにおいて、マルチ画面で生じる目地を目立たなくするため、前記画像が投射される各平行平板スクリーンブロックの光出射側に周辺が凸レンズ構造で中央部が平板であるレンズ状透明スクリーンを装着したマルチディスプレイ装置が提案されている。
しかしながら、これらの特許文献2,3の各従来技術を実施するためには、画面を覆う大きさの凹レンズや、画面と同サイズのアクリル板の側端部をレンズ状に加工する必要があり、大形のディスプレイ装置になるほど高額な部品が必要となる上、表示画面とレンズとの間に熱が蓄積するという問題がある。
さらに他の従来技術として、たとえば特許文献4,5,6には、光ファイバの束を用いて、画面表示を額縁上に偏移させ、非表示部としての額縁を見えなくすることが提案されている。特許文献4に記載される従来技術では、ディスプレイの外周に非表示部(目地)を有するマルチディスプレイ装置において、前記ディスプレイの発光面上に光軸が傾斜した光ファイバプレートを備えたマルチディスプレイ装置が提案されている。
また特許文献5に記載される従来技術では、表示部とこの表示部を囲む額縁とを備えた平板状の表示ユニットの前面に、偏位手段を設け、この偏位手段によって表示ユニットに表示される分割画面を2次元方向に偏位させて分割画面を一体化させることによって、額縁による境界線のない大画面を形成することができるマルチディスプレイ装置が提案されている。
さらに特許文献6に記載される従来技術では、複数の投影機と並列して投影部を設け、これと同様の導光体を投影機と同様に並べてスクリーン部を構成し、導光体の画像光入力端面に、対応する投影機から画像光を投影可能とし、該導光体の反対側の端面である画像光出力端面を、前記画像表示面よりも中心側に偏倚させて、画面内に額縁が生じることない統一画像表示面を形成するマルチディスプレイ装置が提案されている。この従来技術の導光体は、光ファイバを束ねてなり、画像光入力端面1から画像光出力端面の間で光路が、統一画像表示面の中心側寄りに設けられる。
これらの特許文献4〜6に記載される各従来技術では、該従来技術に係るマルチディスプレイ装置を実現するために、画素数に相当する本数の光ファイバの束が必要となり、製造コストが高額になってしまうという問題がある。
特開平3−38982号公報 特開平10−222095号公報 特開2000−180964号公報 特開平9−37194号公報 特開平10−39780号公報 特開2004−177632号公報
本発明の目的は、簡単な構成でかつ安価な製造コストで、熱の蓄積を生じず、額縁などの非表示部に起因する画像品位の低下を防止することができるマルチディスプレイ装置を提供することである。
本発明は、隣接して配置され、画像を表示する表示領域と、該表示領域を外囲する非表示部とが設けられる複数の表示パネルと、
前記非表示部に設けられ、前記表示領域からの出射光を反射する反射面を有する反射部材とを含み、
前記反射部材は、隣接する各非表示部の一方に固着され、かつ各非表示部の他方に乗載されることを特徴とするマルチディスプレイ装置である。
さらに本発明は、一方の非表示部に固着された反射部材と他方の非表示部との間には、帯状のスペーサが設けられることを特徴とする。
さらに本発明は、一方の非表示部は、他方の非表示部よりも大きな幅を有することを特徴とする。
また本発明は、隣接して配置され、画像を表示する表示領域と、該表示領域を外囲する非表示部とが設けられる複数の表示パネルと、
前記非表示部に設けられ、前記表示領域からの出射光を反射する反射面を有する反射部材とを含み、
前記反射部材の反射面は、非表示部の位置毎に表示領域の面に対して異なった角度にて設けられることを特徴とするマルチディスプレイ装置である。
また本発明の反射部材は、三角柱状部材から成り、該三角柱状部材の前記非表示部から突出する2つの表面に前記反射面が形成されることを特徴とする。
さらに本発明の反射部材は、三角柱状部材から成り、該三角柱状部材の前記非表示部から突出する2つの表面に前記反射面が形成される反射部と、反射部に連なり、各表示パネルの互いに隣接する各側部によって挟持される挟持部とを有することを特徴とする。
さらに本発明の三角柱状部材は、非表示部に沿って平行に延びる3つの表面を有し、前記3つの表面のうちの1つの表面が前記非表示部に臨んで配置され、残余の2つの表面に前記反射面が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、平面状に並んで配置される複数の表示パネルの各非表示部に、表示領域からの出射光を反射する反射面を有する反射部材が設けられるので、各表示パネルを組立ててマルチスクリーンを構築した状態での表示画面に、非表示部が線状に露呈することを防止し、表示品位を向上することができる。また、反射部材は反射面を有する機械的部品によって実現され、前記従来技術のような電子部品あるいは光ファイバなどの光学部品を用いないため、安価な製造コストで非表示部が露呈しない低消費電力のマルチディスプレイ装置を実現することができる。
また、反射部材が隣接する各非表示部に沿って延びる2つの表面に反射面が形成される三角柱状の部材から成り、隣接する各非表示部の一方に固着され、かつ各非表示部の他方に乗載されるので、各非表示部の近接/離反する方向の相対変位を許容することができる。
さらに本発明によれば、一方の非表示部に反射部材が固着され、反射部材と他方の非表示部との間にスペーサが設けられるので、各非表示部が共通な一平面からずれた状態であっても、反射部材を各非表示部上に設置することができる。
さらに本発明によれば、一方の非表示部は他方の非表示部よりも幅が大きいので、反射部材を前記一方の非表示部に対して高い強度で接合することができる。
また本発明によれば、平面状に並んで配置される複数の表示パネルの各非表示部に、表示領域からの出射光を反射する反射面を有する反射部材が設けられるので、各表示パネルを組立ててマルチスクリーンを構築した状態での表示画面に、非表示部が線状に露呈することを防止し、表示品位を向上することができる。また、反射部材は反射面を有する機械的部品によって実現され、前記従来技術のような電子部品あるいは光ファイバなどの光学部品を用いないため、安価な製造コストで非表示部が露呈しない低消費電力のマルチディスプレイ装置を実現することができる。
また、マルチディスプレイ装置の画面全体の中に額縁が部分的に露呈するという不具合が防がれ、違和感のない、高品位の表示画像を実現することができる。
また本発明によれば、反射部材は三角柱状の部材の各非表示部から突出する2つの表面に反射面が形成されるので、各非表示部の両側の表示画面の表示光を各反射面によってそれぞれ反射して、各非表示部が線状に露見されること防止し、各非表示部を介して隣接する各表示領域の表示画像を、外見上、実質的に連続した画像として視認することができる。
さらに本発明によれば、反射部材は非表示領域から突出する2つの表面に反射面が形成される三角柱状の反射部と、反射部に連なり、各表示パネルの互いに隣接する各側部によって挟持される挟持部とを有するので、反射部材を各表示パネルの各非表示部に正確に位置決めされた状態で容易かつ確実に設けることができる。
本発明の実施形態を示すマルチディスプレイ装置10の断面図である。 図1のマルチディスプレイ装置10を簡素化して示す斜視図である。 図2の切断面線III−IIIから見た断面図である。 反射部材15を示す一部の拡大斜視図である。 反射部材15が隣接する2つの額縁16に設置された状態を示す一部の斜視図である。 反射部材15が各液晶パネル11の外側の額縁16に設置された状態を示す一部の斜視図である。 各液晶パネル11の画像表示面と反射部材15の反射面14a,14bとが成す角度θを示す図である。 各液晶パネル11の画像表示面と反射部材15aの反射面14aとが成す角度θを示す図である。 マルチディスプレイ装置10の表示状態を示す正面図であり、図9(1)は額縁16に反射部材15が設けられていないときの画面の表示状態を示し、図9(2)は額縁16に反射部材15を設けたときの画面の表示状態を示す図である。 本発明の他の実施形態の反射部材15bを具備するマルチディスプレイ装置10bを示す一部の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態の反射部材15cを具備するマルチディスプレイ装置10cを示す一部の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態の反射部材15dを具備するマルチディスプレイ装置10dを示す一部の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態のマルチディスプレイ装置10eを示す斜視図である。 図13の交差部Aの拡大平面図である。 図14に示す反射部材15の交差部A側に配置される端部115の構造を示す図であり、図15(1)は反射部材15の端部115の平面図であり、図15(2)は反射部材15の端部115の側面図であり、図15(3)は反射部材15の端部115を図15(2)の右側から見た正面図である。 交差部Aにおける各反射部材15の接合形態を示す図であり、図16(1)は交差部Aにおける各反射部材15の第1の接合形態を示す分解斜視図であり、図16(2)は交差部Aにおける各反射部材15の第2の接合形態を示す分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態のマルチディスプレイ装置10fに用いられる交差部用反射部材115およびその付近の平面図である。 交差部用反射部材115を示す図であり、図18(1)は交差部用反射部材115の平面図であり、図18(2)は交差部用反射部材215の側面図であり、図18(3)は交差部用反射部材115を図18(1)の右側から見た正面図である。 本発明のさらに他の実施形態のマルチディスプレイ装置10gに用いられる交差部用反射部材315およびその付近の平面図である。 交差部用反射部材315およびその付近の斜視図である。
図20の切断面線C1−C1における断面図である。 図20の切断面線C2−C2における断面図である。 反射方向を設定した反射部材15の実装状態を説明するための図である。
図1は本発明の実施形態のマルチディスプレイ装置10を示す断面図であり、図2は図1に示すマルチディスプレイ装置10の簡素化した斜視図であり、図3は図2の切断面線III−IIIから見た断面図であり、図4は反射部材15を示す一部の拡大斜視図である。なお、図2および図3は、図解を容易にするため、簡略化して示されている。
本実施形態において、マルチディスプレイ装置10は、平面的に縦横に並んで配置される表示パネルとしての複数の液晶パネル11と、各液晶パネル11が装着されるシャーシ12と、筐体13と、各液晶パネル11に表示面側(図1の上方)から装着され、各液晶パネル11を各シャーシ12に保持する非表示部である額縁16と、各液晶パネル11の互いに隣接する各額縁16に設けられ、各額縁16よりも面内側の表示領域の出射光を反射する反射面14a,14bを有する反射部材15と、光学シート40と、拡散板41とを含んで構成される。
本実施形態において、マルチディスプレイ装置10は、テレビジョン受像機またはパーソナルコンピュータなどにおいて、画像情報を出力することによって、画像を表示画面に表示する表示装置によって実現される。各液晶パネル11は、平板状の形状に形成される。液晶パネル11において、厚み方向Zの2つの向きを前面側Z1および背面側Z2とする。
液晶パネル11は、前述の液晶表示素子によって、背後側からのバックライト23の光によって画像を前面18側に表示することができる。シャーシ12は、液晶パネル11の固定に用いられる基台であり、液晶パネル11よりも背面19側に配置される。
前記反射部材15は、例えば三角柱状のアクリル樹脂から成り、隣接する各額縁16に沿って延びる2つの略V字状の表面に反射面14a,14bが形成される三角柱状の反射部28と、反射部28に連なり、各液晶パネル11の互いに隣接する額縁16の各側部によって挟持される挟持部29とを有する。各反射面14a,14bは、アルミニウム合金等の金属薄膜を前記反射部28の2つの表面に対して、たとえば蒸着によって形成し、この金属薄膜を白鏡面仕上げ、鏡加工、メッキ処理などの各種の処理を行うことによって鏡面に加工されて形成される。
反射部28と挟持部29とは、たとえば反射部28の底面から頂部に向って凹状の溝34を長手方向に形成し、挟持部29を嵌め込むことによって接続される。反射部28は、断面が正三角形であり、各額縁16の各液晶パネル11の一辺を成す部分に全長にわたって延びる棒状体から成る。挟持部29は、断面がL字状の長尺材であり、反射部28の長さ全長にわたって延びていてもよく、また反射部28の長さの全長より短い部材が複数接続されていてもよい。挟持部29は、反射部28と同様にアクリル樹脂から成ってもよく、あるいはポリ塩化ビニル、アルミニウム合金など、その他の素材から成ってもよい。このように挟持部29の断面がL字状に形成されることによって、挟持部29を両側から額縁16によって挟持しかつ片側の枠体21およびシャーシ12によって背後側から係止して抜止めし、反射部材15を各額縁16上に確実に位置決めして保持することができる。また挟持部29は、他の実施形態では、断面が逆T字状に形成されてもよい。挟持部29の断面が逆T字状に形成されることによって、挟持部29を両側から額縁16によって挟持しかつ抜止めして、反射部材15を各額縁16上に確実に位置決めされた状態で抜止めし、安定に保持することができる。また挟持部29は、他の実施形態では、断面がI字状に形成されてもよい。挟持部29の断面がI字状に形成されることによって、マルチディスプレイを設置した後から、各液晶パネル11の互いに隣接する額縁16の各側部の間に挿入し、取付けることができる。
このような反射部材15によって、各液晶パネル11を組立ててマルチディスプレイ装置10を構築した状態での表示画面に、非表示部である各額縁16が線状に露呈することを防止し、表示品位を向上することができる。また、反射部材15は、反射面14a,14bを有する機械的部品によって実現され、前記従来技術のような電子部品あるいは光ファイバなどの光学部品を用いないため、安価な製造コストで非表示部が露呈しない消費電力の少ないマルチディスプレイ装置10を実現することができる。
また、反射部材15は、隣接する各額縁16に沿って延びる2つの表面に反射面14a,14bが形成される三角柱状の部材から成るので、各額縁16の両側の表示画面の表示光を各反射面によってそれぞれ反射し、各額縁16を介して隣接する各表示画面の表示を、外見上、実質的に連続した一連の画像として視認することができ、各額縁16が線状に露見されること防止することができる。したがって、マルチディスプレイ装置10を正面から見ると、上下、左右のそれぞれに額縁16の近辺の画像が反射面14a,14bによって反射され、その反射像が目に入るために、額縁線を目立たなくすることができる。特に、本実施形態では、反射部材15の反射部28の断面が正三角形の三角柱状に形成され、額縁16の線を隠蔽して目立たなくすることができる。
さらに、反射部材15は、隣接する各額縁16に沿って延びる2つの表面に反射面14a,14bが形成される三角柱状の反射部28と、反射部28に連なり、各液晶パネル11の互いに隣接する各側部によって挟持される挟持部29とを有するので、反射部材15を各液晶パネル11の各額縁16に正確に位置決めされた状態で容易かつ確実に設けることができる。
次に、前記反射部材15が設けられるマルチディスプレイ装置10の構成について説明する。筐体13は、液晶パネル11の固定を補助する複数の部材から成り、分割可能に構成されることが好ましい。筐体13は、枠体21を含んで構成される。枠体21は、乗載部分22と、接触部分24とを有する。乗載部分22は、液晶パネル11を厚み方向Zに見たときの液晶パネル11の外周部の少なくとも一部に、背面19側から対向する。接触部分24は、外周部に対して液晶パネル11の面方向外方から接触する。額縁16は、液晶パネル11の外周部に前面18側から対向し、筐体13とともに外周部を挟持する。これによって、液晶パネル11は、額縁16に対して前面18側への相対的な変位が阻止される。
マルチディスプレイ装置10において、液晶パネル11の周囲を面方向外方から囲繞する額縁16は、いわゆる狭額縁化されている。たとえば、マルチディスプレイシステムに用いる場合には、複数のマルチディスプレイ装置10を一方向に沿って、またはマトリクス状に配置する。このとき、互いに隣接するマルチディスプレイ装置10の境目に当たる部分、すなわち額縁16は画像が表示されない非表示部となる。
前述の実施形態の反射部材15は、非表示部として額縁16を隠蔽する幅を有する構成について述べたが、本発明の他の実施形態では、額縁16を隠蔽しかつ額縁16よりも内側の液晶パネル11の有効表示領域の外縁まで覆う幅に形成されてもよい。
各液晶パネル11に表示される各画像は、本来、面方向に連続する画像であるが、額縁16のZ方向から見た図1において左右方向の幅が大きいと、非表示部の幅が大きくなってしまう。マルチディスプレイシステムに用いるようなマルチディスプレイ装置10では、非表示部の幅をなるべく小さくするために、額縁16の幅を小さくする狭額縁化が求められる。本実施形態において、マルチディスプレイ装置10は、各液晶パネル11の対角線方向に長さが60インチで、縦横比率が9対16の狭額縁化された液晶表示装置である。
前記バックライト23は、液晶パネル11よりも背面側Z2に配置される複数の光源を含んで構成される。これらの光源は、シャーシ12に取付けられ、光源から出射された光は、拡散板41、光学シート40を通過し、さらに液晶パネル11を介してマルチディスプレイ装置10よりも前面側Z1に放射され、画像表示を行う表示光として使用される。光源としては、たとえば前述した冷陰極線管などの蛍光管、LED(Light Emitting
Diode)などの各種発光部品を用いることができる。
マルチディスプレイ装置10を、正面から背後側Z2に見て、額縁16および液晶パネル11は長方形に形成される。この長方形は、マルチディスプレイ装置10が画像を表示するときの通常の姿勢において、縦長に配置されても横長に配置されても構わないけれども、本実施形態では横長に載置される。
前記額縁16は、厚み方向Zに垂直な平板状部分36と、平板状部分36に直角に連なり、液晶パネル11をその面方向外方から囲繞する外周部37とを含む。平板状部分36は、枠体21の段差部57とともに液晶パネル11を挟持する。
液晶パネル11は、2枚の基板11aを含み、厚み方向Zに見て長方形の板状に形成される。液晶パネル11は、TFT(Thin Film Transistor)等のスイッチング素子を含み、2枚の基板の隙間には液晶が注入されている。液晶パネル11は、背面側の光源からの光がバックライトとして照射されることによって、表示機能を発揮する透過型液晶表示装置である。前記2枚の基板には、液晶パネル11における各画素の駆動制御用のドライバ(ソースドライバ)および配線が設けられている。
筐体13は、液晶パネル11よりも背面側、かつシャーシ12よりも前面側に配置され、シャーシ12に取付けられる。筐体13の構造の詳細については、後述する。筐体13には、光学シート40、拡散板41、バックライト23および反射シート43が配置される。バックライト23の光源は、たとえば、複数本の蛍光管を含み、各蛍光管は、図示しないランプホルダによってシャーシ12に取付けられる。蛍光管よりも前面側Z1には、拡散板41が配置され、拡散板41よりも前面側Z1には前記光学シート40が配置される。拡散板41および光学シート40は、液晶パネル11に平行に配置される。
拡散板41は、蛍光管から発せられた光を、面方向に拡散することによって、輝度が局所的に偏ることを防止する。光学シート40は、複数の光学シートで構成され、本実施形態では、2枚の光学シート40aおよび光学シート40bによって構成される。光学シート40は、表示画質を向上させるための種々の機能が付与された機能性樹脂シートからなる。たとえば、拡散板41を介して背面側から到達した光の進行の向きを、前面側に向ける機能を有する。
拡散板41では、輝度が面方向に偏ることを防ぐために、光の進行方向は、ベクトル成分として、面方向の成分を多く含む。これに対し光学シート40は、面方向のベクトル成分を多く含む光の進行方向を、厚み方向Zの成分を多く含む光の進行方向に変換する。具体的には、光学シート40は、レンズまたはプリズム状に形成される部分が面方向に多数並んで形成され、これによって、厚み方向Zに進行する光の拡散度を小さくする。したがって、マルチディスプレイ装置10による表示において、輝度を上昇させることができる。
シャーシ12は、厚み方向Zに垂直な平板状の底部39と、底部39に連なり底部39から立ち上がる側壁部44と、側壁部44のうち底部39が連なる部分とは反対側の部分に連なり底部39と平行に広がる平板状のフランジ部45とを含んで形成される。底部39は、厚み方向Zに見て長方形に形成される。
反射シート43は、底部39の前面側の表面の少なくとも一部と、フランジ部45とに接触して配置される。反射シート43は、側壁部44に対しては接触して配置されてもよく、また接触せず配置されてもよい。反射シート43の少なくとも前面側に臨む表面は、光源からの光に対して高い反射率、理想的には100%の反射率を有する。
第1周壁部62の前面側Z1の領域には、前面側Z1に臨み、液晶パネル11の外周部に対向する乗載部分22と、乗載部分22よりも面方向外方において前面側Z1に突出し、液晶パネル11に面方向外方から接触する接触部分24とが形成される。この乗載部分22は、液晶パネル11の外周部を額縁16の平板状部分36とともに挟持する部分である。したがって、乗載部分22は、液晶パネル11の外周部に確実に対向する必要があり、また乗載部分22は、面方向の幅を細く設定するほど、狭額縁化の実現を容易にすることができる。
液晶パネル11の各辺を成す外周部を支持する乗載部分22について、厚み方向Zおよび各辺の延びるに垂直な方向における乗載部分22の寸法を、「幅寸法b1」と称する。マルチディスプレイ装置10の一例として、たとえば60インチのマルチディスプレイ装置10の場合、液晶パネル11のうち画像の表示領域は、およそ長辺方向Xの寸法が133cmで、短辺方向Yの寸法がおよそ75cmである。この場合、乗載部分22の幅寸法b1は、3mm程度に設定される。
枠体21は、光学シート40および拡散板41の各外周部が乗載される段差部57と、段差部57の外周部から背後側Z2に連なり、シャーシ12の側壁部44を内周面側から覆い、シャーシ12に対してビスなどによって連結される第2周壁部58と、段差部57から前面側Z1に連なって立ち上がる第1周壁部62とを含む。
枠体21において、第2周壁部58は、液晶パネル11の厚み方向Zに平行に形成され、段差部57のうち、液晶パネル11に関する面方向内方の端部に連なり、背面側Z2に延びて形成される。
第1周壁部62と第2周壁部58とは、液晶パネル11の厚み方向Zに平行に形成され、段差部57のうち、液晶パネル11に関する面方向外方の端部に連なり、前面側に延びて形成される。第1周壁部62の前面側Z1には、前面側Z1に臨み、液晶パネル11の外周部に対向する乗載部分22と、乗載部分22よりも面方向外方において前面側Z1に突出し、液晶パネル11の外縁部に面方向外方から接触する接触部分24とが形成される。枠体21の乗載部分22は、液晶パネル11の外周部を額縁16の平板状部分36と協働して挟持する部分である。したがって、乗載部分22は、液晶パネル11の外周部に確実に対向させて安定に支持し、狭額縁化を図ることができる幅寸法b1に選ばれる。
液晶パネル11の厚み方向Zにおいて、接触部分24の幅寸法b2は、液晶パネル11の厚み寸法Tに対してほぼ同一でかつわずかに小さく設定される。これによって、額縁16の平板状部材が液晶パネル11の外周部にから接触し、乗載部分22とともに液晶パネル11を挟持するときに、液晶パネル11が厚み方向Zにがたつくことを防止することができる。
図5は反射部材15が隣接する2つの額縁16に設置された状態を示す一部の斜視図であり、図6は反射部材15が各液晶パネル11の外側の額縁16に設置された状態を示す一部の斜視図である。前述のマルチディスプレイ装置10において、前記反射部材15は、図5に示すように、同一面上で隣接する2つの液晶パネル11の額縁16に設置されるとともに、マルチディスプレイ装置10の周縁部、すなわち面方向外方に配置される額縁16には、図6に示すように、表示画面に臨む斜辺に対応する片側の表面だけに反射面14aを有する断面が直角三角形状の反射部材15aが、たとえば両面粘着テープ31によって接着されて設けられる。各反射部材15,15aの各反射面14a,14bは、表示画面の額縁16近傍の反射対象領域32から矢符A1で示すように放射される光を矢符A2で示すように反射するため、額縁16は正面から表示画面を視認する看者には認識されず、実質的に額縁16を隠蔽し、マルチディスプレイ装置10全体としての表示画像の額縁16による表示品位の低下を防止することができる。
このようなマルチディスプレイ装置10の周縁部の額縁16に設けられる反射部材15aは、本発明の他の実施形態においては、表示上の支障がない場合には、省略されてもよい。
図7は各液晶パネル11の画像表示面と反射部材15の反射面14a,14bとが成す角度θを示す図であり、図8は各液晶パネル1の画像表示面と反射部材15aの反射面14aとが成す角度θを示す図である。反射部材15の反射面14a,14b(総称する場合には、添え字a,bは省略する)の表示画面に対する角度θの範囲は、45°≦θ≦90°に選ばれる。角度θは、大きければ大きいほど、額縁16近辺の表示光を反射し易いが、あまり角度θを大きくすると、反射部28の表示画面からの突出高さHが額縁16に接着される底面の幅寸法に比べて大きくなり、幅方向(図7の左右方向)に作用する外力などによる曲げ荷重に対して構造上弱くなるため、角度θは60°〜80°が好適である。たとえば、反射面14が表示画面に対して角度θが60°であるとき、額縁16の幅b3の約2倍の幅寸法b4(b4≒2・b3)の反射対象領域32の表示画像を、約1/2サイズで表示することができる。したがって反射面14a,14bに映った反射画像は、反射対象領域32の表示画像に色調や輝度などの表示特性が類似しており、額縁16が露出している場合に比べて、各液晶パネル11の表示画面間に額縁16が線状に露呈することが防がれる。
なお、額縁16上においては、反転された映像、すなわちマルチディスプレイに表示される映像に対して、反射部28の長手方向が上下になるように取付けた場合は左右反転像、反射部28の長手方向が上下になるように取付けた場合は上下反転像が表示されるが、各液晶パネル11の大形画面化および狭額縁化によって、額縁16のサイズb3は、各液晶パネル11の画面全体のサイズに比較して非常に微細な範囲であるため、反転されていても目立たない。また、文字などの細かい表示の場合、額縁線上にかからないよう、すなわち額縁16が反射面14に移り込まないように配置することによって、反転表示を防止することが可能である。
図9はマルチディスプレイ装置10の表示状態を示す正面図であり、図9(1)は額縁16に反射部材15が設けられていないときの画面の表示状態を示し、図9(2)は額縁16に反射部材15を設けたときの画面の表示状態を示す図である。前述のマルチディスプレイ装置10は、図9(2)から明らかなように、反射部材15が額縁16に設けられることによって、互いに隣接する各液晶パネル11間および各液晶パネル11の外周部に配置される各額縁16が、図9(1)のような額縁線が認識されることを防ぎ、画像の高い表示品位を実現することができる。
図10は本発明の他の実施形態の反射部材15bを具備するマルチディスプレイ装置10を示す一部の断面図である。なお、前述の各実施形態と対応する部分には同一の参照符を付す。本実施形態では、反射部材15bは、隣接する各額縁16に沿って延びる2つの表面に反射面14a,14bが形成される三角柱状の部材から成り、かつ隣接する各額縁16に両面粘着テープ30bによって固着される。このような構成によって、反射部材15bを容易に各額縁16へ高い強度で取付けることができる。
図11は本発明のさらに他の実施形態の反射部材15cを具備するマルチディスプレイ装置10cを示す一部の断面図である。なお、前述の各実施形態と対応する部分には同一の参照符を付す。本実施形態では、反射部材15cは、隣接する各額縁16に沿って延びる2つの表面に反射面14a,14bが形成される三角柱状の部材から成り、隣接する各額縁16の一方に両面粘着テープ30cによって固着され、かつ各非表示部の他方に帯状にスペーサである合成樹脂製のシート体30dを介して乗載されるので、各非表示部の近接/離反する方向の相対変位しても、反射部材15cは一方の額縁16に両面粘着テープ30cによって固着され、かつ他方の額縁16にシート体30dを介して乗載されるので、反射部材15が固着されている側の額縁16に追従して移動し、他方の額縁16に固着されたシート体30d上を摺動することができ、前記相対変位を許容することができる。一方の非表示部は他方の非表示部よりも幅が大きいので、反射部材15cを前記一方の非表示部に対して高い強度で接合することができる。
図12は本発明のさらに他の実施形態の反射部材15dを具備するマルチディスプレイ装置10dを示す一部の断面図である。なお、前述の各実施形態と対応する部分には同一の参照符を付す。本実施形態では、反射部材15dが前述の額縁16および枠体21を兼ねた構造体として一体に形成される。これによってもまた、前述の各実施形態と同様に額縁16が線として認識されることを抑制し、または防止することができるとともに、額縁16と反射部材15とが一体成形によって同時に製造することができ、製造コストの削減を図ることができる。
図13は本発明のさらに他の実施形態のマルチディスプレイ装置10eを示す斜視図であり、図14は図13の交差部Aの拡大平面図である。図15は図14に示す反射部材15の交差部A側に配置される端部115の構造を示す図であり、図15(1)は反射部材15の端部115の平面図であり、図15(2)は反射部材15の端部115の側面図であり、図15(3)は反射部材15の端部115を図15(2)の右側から見た正面図である。なお、本実施形態の反射部材15の端部115の構成は、前述の各実施形態の反射部材15,15a〜15dの全てに適用可能であるため、反射部材15について説明し、残余の反射部材15a〜15dについては重複を避けて説明は省略する。
複数(本実施形態では16)の液晶パネル11が各画像表示面にて共通な一平面を成すようにマトリクス状に配置されたマルチディスプレイ装置10において、前記反射部材15は各額縁16上に前述のように搭載され、複数の交差部Aを有する。各交差部Aでは、各反射部材15の端部115が隙間なく接触した状態とするため、交差部Aにおける各画像表示面を含む共通な仮想一表面に垂直な中心軸線Lに関して軸対称または中心軸線Lを含む仮想一平面に関して面対称に、三角錐状に形成される。
図16は交差部Aにおける各反射部材15の接合形態を示す図であり、図16(1)は交差部Aにおける各反射部材15の第1の接合形態を示す分解斜視図であり、図16(2)は交差部Aにおける各反射部材15の第2の接合形態を示す分解斜視図である。前述の各反射部材15は、交差部Aにおいて、図16(1)に示す第1の接合形態では、前記一平面上において一方向に少なくとも交差部Aにおいて連続する長尺の反射部材15を配置し、一方向に直交する他方向に短尺の反射部材15が配置され、該短尺の反射部材15の各端部115は、三角錐状に形成されている。また第2の接合形態では、図16(2)に示すように、交差部Aに関して軸対称に4方の反射部材15の各端部115が三角錐状にそれぞれ形成されている。
図17は本発明のさらに他の実施形態のマルチディスプレイ装置10fに用いられる交差部用反射部材115およびその付近の平面図であり、図18は交差部用反射部材115を示す図であり、図18(1)は交差部用反射部材115の平面図であり、図18(2)は交差部用反射部材215の側面図であり、図18(3)は交差部用反射部材115を図18(1)の右側から見た正面図である。本実施形態では、前述の軸対称に配置される4本の反射部材15の各端部115を一体的に形成した交差部用反射部材215が用いられる。この交差部用反射部材215は、前記端部115と同様に三角錐状に形成され、中心軸線Lに関して反対側の各端部はそれに連なって配置される直線状の各反射部材15の長手方向に垂直な端面が形成される。
このような交差部用反射部材215を用いることによって、交差部Aにおいて、直線状の各反射部材15に対して容易に位置決めして配置することができ、設置作業の容易化を図ることができる。
図19は本発明のさらに他の実施形態のマルチディスプレイ装置10gに用いられる交差部用反射部材315およびその付近の平面図であり、図20は交差部用反射部材315およびその付近の斜視図であり、図21は図20の切断面線C1−C1における断面図であり、図22は図20の切断面線C2−C2における断面図である。本発明のさらに他の実施形態のマルチディスプレイ装置10fでは、前記交差部用反射部材215に代えて、各端部115間の境界部分が中心軸線Lに向って凸に湾曲した曲面316とされる。
このような交差部用反射部材315は、各端部115間の境界部分が曲面316で形成されるので、略V字状の折れ線がなく、この折れ線が反射像中に露呈せず、表示品位をさらに向上することができる。このことは、図21に示すように、各端部115の軸直角断面における三角形の頂角αが45°未満、たとえば40°程度の鋭角の二等辺三角形であって、各端部115間の略V字状の境界部分のくびれも大きい場合に、特に有利に実施することができる。
本発明のさらに他の実施形態として、反射部材の反射面は、その頂角αが非表示部である額縁16の位置毎に、表示領域の画像表示面に対して各額縁16が露呈しないように異なった角度にて設けられてもよい。これによってマルチディスプレイ装置の画面全体の中に額縁が部分的に露呈するという不具合が防がれ、画面全体にわたって額縁の部分的に露呈することによる違和感のない、高品位の表示画像を実現することができる。
前述の図1〜図22に示す各実施形態において、マルチディスプレイ装置10,10b〜10gのすべての非表示部である額縁16に、図23に示すように、看者の視点Bが最も集まりやすい位置を想定して反射方向を設定した反射部材15を実装することによって、それぞれの反射部材15が表示画面からの光を反射し、額縁16が露呈して表示品位が低下することを可及的に少なくすることができる。
10,10b〜10g マルチディスプレイ装置
11 液晶パネル
12 シャーシ
13 筐体
14,14a,14b 反射面
15,15a,15b,15c,15d 反射部材
16 額縁
18 前面
19 背面
21 枠体
28 反射部
29 挟持部
36 平板状部分
37 外周部
39 底部
40 光学シート
41 拡散板
44 側壁部
Z1 前面側
Z2 背面側

Claims (7)

  1. 隣接して配置され、画像を表示する表示領域と、該表示領域を外囲する非表示部とが設けられる複数の表示パネルと、
    前記非表示部に設けられ、前記表示領域からの出射光を反射する反射面を有する反射部材とを含み、
    前記反射部材は、隣接する各非表示部の一方に固着され、かつ各非表示部の他方に乗載されることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  2. 一方の非表示部に固着された反射部材と他方の非表示部との間には、帯状のスペーサが設けられることを特徴とする請求項1に記載のマルチディスプレイ装置。
  3. 一方の非表示部は、他方の非表示部よりも大きな幅を有することを特徴とする請求項1または2に記載のマルチディスプレイ装置。
  4. 隣接して配置され、画像を表示する表示領域と、該表示領域を外囲する非表示部とが設けられる複数の表示パネルと、
    前記非表示部に設けられ、前記表示領域からの出射光を反射する反射面を有する反射部材とを含み、
    前記反射部材の反射面は、非表示部の位置毎に表示領域の面に対して異なった角度にて設けられることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  5. 前記反射部材は、三角柱状部材から成り、該三角柱状部材は前記非表示部から突出する2つの表面に前記反射面が形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のマルチディスプレイ装置。
  6. 前記反射部材は、三角柱状部材から成り、該三角柱状部材は前記非表示部から突出する2つの表面に前記反射面が形成される反射部と、反射部に連なり、各表示パネルの互いに隣接する各側部によって挟持される挟持部とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のマルチディスプレイ装置。
  7. 前記三角柱状部材は、非表示部に沿って平行に延びる3つの表面を有し、前記3つの表面のうちの1つの表面が前記非表示部に臨んで配置され、残余の2つの表面に前記反射面が形成されることを特徴とする請求項またはに記載のマルチディスプレイ装置。
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