JP5621503B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、衣類の乾燥を行う複数の循環風吹出口を有し、適時その吹出口を切り換える衣類乾燥機に関するものである。
従来、この種の衣類乾燥機は、ドラムの前側と後側に循環風の吹出口を有し、乾燥行程において、適時吹出口を切り換えて乾燥効率を高める構成が提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。
図4は、特許文献1に記載された従来のドラム式洗濯乾燥機の概略縦断面図を示す。
図4において、送風機201が、除湿された空気を吸い込んで吹き出す除湿用熱交換器(図示せず)の下流に位置しており、回転ドラム104の前部に前側吹出口205が、後部に後側吹出口162が形成されている。
第1送風ダクト203が水槽103の空間下部に配置されており、この第1送風ダクト203の前側の端部は、水槽開口部107の下縁とドラム開口部108の下縁との間に位置する前記前側吹出口205となっている。
また、水槽103後部に風路切替弁(図示せず)が設けられており、乾燥行程における乾燥過程によって、送風機201からの空気を、第1送風ダクト203あるいは第2送風ダクト(図示せず)に向かうよう切り換える。
第2送風ダクトは、風路切替弁と、水槽103後面に設けられた吹出口(図示せず)とを接続しており、この吹出口から水槽103内に吹き出した空気は、回転ドラム104の後端壁153に設けられた前記後側吹出口162を通って回転ドラム104内に流入する。
特開2008−259549号公報
しかしながら、前記従来の構成では、乾燥の状態によって送風の経路を選択することになっており、風路を正常に切り換えできない場合は衣類の乾燥、除湿が不十分になり、無駄な電力を消費してしまう。
さらに、風路切り換え時に、送風ファンの回転速度も切り換えることがあり、風路切り換え異常が発生した場合、送風ファンモータの送る風量が最大能力をオーバーしてモータが止まり、乾燥行程が正常に終えることができなくなるという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、風路切り換え異常が生じた場合は、検知された送風ファンモータの電流値で素早く異常を判断し、風路が正常に戻るまで風路切り換え動作を行なって、確実に風路を切り換えることにより、安定した乾燥性能を得ることができる。さらに、万一、所定回数に達するまで風路切り換えを行っても異常が解除できない場合は、送風ファンモータを停止させて異常報知を行うことにより、安全性の高い衣
類乾燥機を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために本発明の衣類乾燥機は、有底円筒状に形成され衣類を収容
するドラムと、前記ドラム内に乾燥用空気を送風する送風用ファンモータを有する送風部と、前記送風部の上流に設けられ乾燥用空気を加熱する加熱部と、前記送風用ファンモータの駆動電流値を検知する電流検知部と、前記送風部と連通し前記ドラムの後部に開口した第1吹出口を有する第1風路と、前記送風部と連通するとともに前記ドラムの前部に開口し前記第1吹出口よりも空気通過断面積が小さい第2吹出口を有する第2風路と、前記送風部の下流に設けられ前記第1風路と前記第2風路とを選択的に切り換える風路切換部と、前記ドラムから排出される乾燥用空気の温度を検知する排出温度検知部と、前記風路切換部の動作の制御や、前記第2風路が選択された時に、前記第1風路が選択された時よりも、前記送風用ファンモータの回転数を高くする制御を行ない、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御部とを備え、前記制御部は、乾燥行程において、前記風路切換部の風路切換え動作時に、前記電流検知部により検知した前記送風用ファンモータの駆動電流値が、第1の所定の値以上の場合、第1風路から第2風路への切換え不良と判断するとともに、第1の所定の値より低い第2の所定の値以下の場合、第2風路から第1風路への切換え不良と判断し、所定回数に達するまで前記風路切換部の風路切換え動作を行なうよう構成したものであり、これにより、風路を確実に切り換えることができ、安定した乾燥性能を得ることができる。
本発明の衣類乾燥機は、送風ファンモータの電流値の変動を検知することにより、風路切り換えを確実に行なうことができる。
本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯乾燥機の概略縦断面図 同ドラム式洗濯乾燥機のモータ制御回路を主体としたブロック図 同ドラム式洗濯乾燥機の風路切り換え時のフローチャート 特許文献1に記載された従来のドラム式洗濯乾燥機の概略縦断面図
第1の発明は、有底円筒状に形成され衣類を収容するドラムと、前記ドラム内に乾燥用空気を送風する送風用ファンモータを有する送風部と、前記送風部の上流に設けられ乾燥用空気を加熱する加熱部と、前記送風用ファンモータの駆動電流値を検知する電流検知部と、前記送風部と連通し前記ドラムの後部に開口した第1吹出口を有する第1風路と、前記送風部と連通するとともに前記ドラムの前部に開口し前記第1吹出口よりも空気通過断面積が小さい第2吹出口を有する第2風路と、前記送風部の下流に設けられ前記第1風路と前記第2風路とを選択的に切り換える風路切換部と、前記ドラムから排出される乾燥用空気の温度を検知する排出温度検知部と、前記風路切換部の動作の制御や、前記第2風路が選択された時に、前記第1風路が選択された時よりも、前記送風用ファンモータの回転数を高くする制御を行ない、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御部とを備え、前記制御部は、乾燥行程において、前記風路切換部の風路切換え動作時に、前記電流検知部により検知した前記送風用ファンモータの駆動電流値が、第1の所定の値以上の場合、第1風路から第2風路への切換え不良と判断するとともに、第1の所定の値より低い第2の所定の値以下の場合、第2風路から第1風路への切換え不良と判断し、所定回数に達するまで前記風路切換部の風路切換え動作を行なうようしたものであり、これにより、風路を確実に切り換えることができ、安定した乾燥性能を得ることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御部は、風路切換部の風路切換え動作を所定回数行なっても風路が切り換わらない場合、異常報知を行ない、行程の運転を停止するようにしたものであり、これにより、使用者に異常を知らしめるとともに、安全性を確保することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の制御部は、風路切換部を第1風路から第2風路に切り換えるとき、切換え動作前に送風ファンモータの回転数を所定回転数まで減速した後、風路切換え動作を行うようにしたものであり、送風ファンモータの駆動電流値を下げることにより、第1風路から第2風路に正常に切り替えることができない場合の異常電流値との差異が大きくなり、風路切換え時の異常検知精度を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の概略縦断面図を示すものである。
図1において、衣類を収容する有底円筒状のドラム1は、筐体100内に揺動自在に配設された水槽2内に回転自在に配設されている。水槽2の背面には、ドラム1の回転軸を前上がりに傾斜して回転させる駆動モータ3(ドラム駆動部)が取り付けられており、駆動モータ3の駆動によりドラム1が回転し、ドラム1内に投入された衣類の撹拌たたき洗い、および乾燥動作などを行なう。
筐体100前部には、ドラム1の開口端側に対向させて扉体35が設けられており、使用者は、扉体35を開くことで、ドラム1に対して洗濯物(衣類)を出し入れすることができる。また、水槽2には、給水弁(図示せず)が設けられた給水管(図示せず)、および排水弁27が設けられた排水管40が接続されている。
水槽2の下方には、水槽2を支えるとともに、脱水時等のドラム1内の衣類の偏りなどで発生する水槽2の振動を減衰させるダンパ14が設けられている。このダンパ14には、支持する水槽2内の衣類などによる重量変化で、ダンパ14の軸が上下に変位する変位量を検知して衣類の量を検知する布量検知部15が取り付けられている。
衣類を乾燥させるために、水槽2およびドラム1内の空気を送風部4によって循環させる構成となっているが、ドラム1内の洗濯物から水分を奪って多湿状態となった空気は、水槽2の側面上部に設けられた排出口5を通って、ドラム1の外のヒートポンプ装置50部へと排出される。
このヒートポンプ装置50は、冷媒を圧縮する圧縮機16と、圧縮されて高温高圧となった冷媒の熱を放熱する加熱部(放熱器)17と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り部18と、減圧されて低圧となった冷媒によって周囲から熱を奪う除湿部(吸熱器)19と、これら4つの部材を連結して冷媒を循環させる管路20とを具備しており、排出された乾燥用空気は除湿部(吸熱器)19で除湿される。除湿部(吸熱器)19で除湿した乾燥用空気は、加熱部(放熱器)17で加熱される。加熱された乾燥用空気は、循環風路13の途中に配設された送風部4から、送風部4の下流に位置する第1風路9または第2風路11のいずれかに導かれ、再びドラム1内に吹き出す。
ここで、第1風路9は、ドラム1の後方に開口した第1吹出口8を有する。一方、第2風路11は、ドラム1の前方上部に開口した第2吹出口10を有する。
第1風路9の第1吹出口8は、第2吹出口10よりも空気通過断面積が大きくなるように形成されており、第2風路11に較べて圧力損失が少なく大風量の乾燥用空気をドラム1内に吹き出すことができるようになっている。
また、第2風路11の第2吹出口10は、第1吹出口8よりも空気通過断面積が小さくなっており、第1吹出口8に較べて高圧高速の乾燥用空気をドラム1内に吹き出すことができるようになっている。
通常、ドラム式洗濯乾燥機の場合、回転するドラム1の前方と水槽2との間の隙間は、衣類が噛み込まないように、可能な限り小さく形成されている。よって、この僅かな隙間に、広い開口で圧力損失の少ない吹出口を設けることはスペース的に困難であるが、空気通過断面積が比較的小さくて高圧高速の風を吹き出す第2吹出口10を設けることはできる。一方、ドラム1の後方奥の底面には、比較的大きな開口を有する第1吹出口8を設けるスペース的な余裕がある。そして、通風可能な多数の小径孔からなる開口率の大きなカバー26で第1吹出口8を覆えば、当該第1吹出口8に衣類が噛み込むことはない。よって、ドラム1後方の底面に、比較的圧力損失の少ない第1吹出口8を設けることができる。
風路切換部12は、送風部4の下流側に設けられている。この風路切換部12は、乾燥用空気の通過路を、第1風路9または第2風路11の何れかに切り換えるものである。
風路切換部12は、第1風路9と第2風路11との分岐部に回動可能に枢支された弁12aと、その弁12aを回動駆動する駆動部(図示せず)とを具備する。
そして、弁12aが回転して第2風路11を閉じると、第1風路9側が開となり、送風部4にて送風された乾燥用空気が第1風路9を通過するようになる。一方、弁12aが回転して第1風路9を閉じると、第2風路11側が開となり、送風部4にて送風された乾燥用空気が第2風路11を通過するようになる。
送風部4は、ヒートポンプ装置50の加熱部(放熱器)17と風路切換部12との間に設けられ、加熱部(放熱器)17で加熱された乾燥用空気を循環風路13の下流側へと送り出す。この送風部4は、送風用ファン4aと送風用ファンモータ4bとを具備している。
送風部4においては、風路切換部12により第1風路9に切り換えられた場合、第1風路9を通過する風量が、第2風路11の風量よりも多い所定風量になるように、送風用ファン4aを回転させる。
また、風路切換部12により第2風路11に切り換えられた場合、第2風路11の第2吹出口10を通過する風速が、第1吹出口8を通過する風速よりも速い所定風速になるように、送風用ファン4aを回転させる。例えば、第1吹出口8を通過する風速を10m/s程度とし、第2吹出口10を通過する風速を50m/s以上とする。
なお、第1吹出口8および第2吹出口10を通過する風速はこれに限定されるものではなく、第2吹出口10における風速が第1吹出口8における風速よりも速い条件を満たせば任意の風速に設定可能である。
排出口5は、相対的に、第1吹出口8からの距離が、第2吹出口10からの距離よりも遠い位置に配設されている。つまり、排出口5は、相対的に、第2吹出口10に近く第1吹出口8からは遠い位置にある。
また、ドラム1に流入する乾燥用空気の温度を検知するサーミスタ等の流入温度検知部71a、および流入温度検知部71bを備えており、流入温度検知部71aは、第1風路
9の第1吹出口8またはその近傍に設けられており、流入温度検知部71bは、第2風路11の第2吹出口10またはその近傍に設けられている。
また、排出口5に、あるいはその近傍に、衣類に接触した後にドラム1から排出される乾燥用空気の温度を検知するサーミスタ等の排出温度検知部72が設けられており、この排出温度検知部72で検知された排出温度、および流入温度検知部71a、流入温度検知部71bで検知された流入温度との結果により、上述のように風路切換部12にて第1風路9と第2風路11が切り換えられる。
なお、上述のように、図1では、ドラム1に流入する乾燥用空気の温度を検知するサーミスタ等について、流入温度検知部71aと流入温度検知部71bの二つを備えているが、一つの流入温度検知部を、送風部4の下流側に形成された第1風路9と第2風路11との分岐部またはその近傍に設けてもよい。これにより、第1風路9および第2風路11の何れの風路が使用される場合でも、1つの流入温度検知部によりドラム1に流入する乾燥用空気の温度を検知することができる。
なお、上述のように、本実施の形態では、ヒートポンプによる衣類乾燥方式で説明したが、ヒートポンプ方式に限定されるものではない。例えば、除湿部は乾燥用空気に直接水を噴霧する水冷式でもよく、また、加熱部はヒータであってもよい。
図2は、本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の駆動モータ3と送風用ファンモータ4bを制御する、モータ制御回路を主体としたブロック図を示すものである。
図2において制御回路は、駆動モータ3、センサー3a〜3c、第1のインバータ回路102、第1のインバータ駆動回路103、送風用ファンモータ4b、第2のインバータ回路112、第2のインバータ駆動回路113、電流検知部114、制御部121、流入温度検知部71a、71b、排出温度検知部72、風路切換部12および直流電源変換部140などを備えている。
直流電源変換部140は、商用電源131から入力される交流を直流に変換するものであり、ダイオードブリッジ136、チョークコイル137、および平滑用コンデンサ138,139を備えている。直流電源変換部140から出力される直流電源は、第1のインバータ回路102及び第2のインバータ回路112に入力されている。
駆動モータ3は、ドラム1を回転駆動するもので、駆動モータ3の電気角は、回転子の近傍に配されている3個のセンサー3a〜3cによって検出される。センサー3a〜3cは、例えばホールICから構成され、互いに電気角120度の間隔で駆動モータ3のロータに配されている永久磁石に対向するように、駆動モータ3のステータに配されている。センサー3a〜3cの検出出力は、制御部121に入力されている。また、駆動モータ3は、第1のインバータ回路102によって回転速度などの回転動作が制御されている。
第1のインバータ回路102は、パワートランジスタ(IGBT)と逆導通ダイオードとの並列回路を備えたスイッチング素子で構成されている。各スイッチング素子は、図2に示すように2個ずつ直列接続され、3組の直列回路が形成されている。各直列回路におけるスイッチング素子間のノードは、それぞれ駆動モータ3における三相巻線のU端子、V端子、W端子に接続されている。これにより、各直列回路における2つのスイッチング素子のオン/オフの組み合わせにより、U端子、V端子、W端子をそれぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にすることができる。スイッチング素子のオン/オフの切り替えは、ホールICから構成されるセンサー3a〜3cからの検出情報に基づいて、制御部121及び第1のインバータ駆動回路103により制御される。
筺体100の前面上部にある操作部(図示せず)が操作されて、洗濯運転(洗い行程、すすぎ行程、脱水行程)が開始されると、動作開始の命令が制御部121に入力される。制御部121は、第1のインバータ駆動回路103を制御して、第1のインバータ回路102を動作させる。第1のインバータ駆動回路103は、第1のインバータ回路102におけるスイッチング素子を所定のタイミングでオン/オフ制御することにより、駆動モータ3におけるU端子、V端子、W端子に直流電源変換部140から供給される直流電源を供給することができる。これにより、駆動モータ3は回転駆動される。
送風用ファンモータ4bは、乾燥中に働く送風用ファン4aを回転駆動する。また、送風用ファンモータ4bは、第2のインバータ回路112によって回転速度などの回転動作が制御されている。
第2のインバータ回路112は、パワートランジスタ(IGBT)と逆導通ダイオードとの並列回路を備えたスイッチング素子で構成されている。各スイッチング素子は、図2に示すように2個ずつ直列接続され、3組の直列回路が形成されている。各直列回路におけるスイッチング素子間のノードは、送風用ファンモータ4bにおける三相巻線のU端子、V端子、W端子にそれぞれ接続されている。これにより、各直列回路における2つのスイッチング素子のオン/オフの組み合わせにより、U端子、V端子、W端子をそれぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にすることができる。スイッチング素子のオン/オフの切り替えは、制御部121及び第2のインバータ駆動回路113により制御される。
筺体100の前面上部にある操作部(図示せず)が操作されて乾燥運転が開始されると、動作開始の命令が制御部121に入力される。制御部121は、第2のインバータ駆動回路113を制御して、第2のインバータ回路112を動作させる。第2のインバータ駆動回路113は、第2のインバータ回路112におけるスイッチング素子を所定のタイミングでオン/オフ制御することにより、送風用ファンモータ4bにおけるU端子、V端子、W端子に直流電源変換部140から供給される直流電源を供給することができる。これにより、送風用ファンモータ4bは回転駆動される。
電流検知部114は、第2のインバータ回路112における3つの直列回路から出力される電流を検知する。検知結果は、制御部121に入力されている。
以上のように構成されたドラム式洗濯乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。
乾燥行程においては、ドラム1の回転軸が前上がりに傾斜しているため、ドラム1を回転させて衣類を撹拌乾燥する場合、靴下、ハンカチ、ブリーフなどの小物衣類はドラム1の後方奥に偏り易い一方、長袖の肌着、ズボン下、長袖のカッターシャツ、長袖のパジャマなどの長物衣類は、ドラム1の前方に偏り易い。
従って、小物衣類および長物衣類が混在した状態で乾燥を行う場合、ドラム1の後方奥に位置する第1吹出口8から大風量の乾燥用空気を吹き出すと、ドラム1の奥に偏った小物衣類に乾燥用空気が先に接触する。さらに、この乾燥用空気は、小物衣類をすり抜けてドラム1前方の長物衣類にも到達する。よって、小物衣類および長物衣類ともに効率よく乾燥できる。
一方、乾燥中の撹拌で袖などがねじれ易い長物衣類については、ドラム1の前方に偏り易いため、ドラム1の前方に位置する第2吹出口10から乾燥用空気を当てる方がより乾燥速度が速くなる。さらに、この長物衣類に、第2吹出口10から噴出する高圧高速の乾
燥用空気を当てることで、長物衣類が広がり易くなるとともに、乾燥効率をアップすることができる。
図3は、本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の、乾燥行程における風路切り換え時のフローチャートである。
乾燥行程において、ドラム1の回転動作が始まり(ステップS1)、ステップS2で第1風路9が選択されると、送風用ファンモータ4bが5400r/mで回転始め(ステップS3)、乾燥が進んでいく。
乾燥が進む中で、所定時間毎に、流入温度検知部71aと流入温度検知部71b、および排出温度検知部72による乾燥用空気の温度検知が行なわれ(ステップS4)、風路切換状態の温度に達すると(ステップS5)、風路切換部12が動作し、第2風路11に切り換えられ(ステップS6)、送風用ファンモータ4bが9000r/mで回転始める(ステップS7)。そして、電流検知部114にて、送風用ファンモータ4bの駆動電流が検知され(ステップS8)、風路切換回数も検知される(ステップS9)。
なお、第1風路9から第2風路11に送風を切り換える前に、乾燥用空気の温度だけでなく、制御部121は、送風ファンモータ4bの回転数を所定回転数(2000r/m)まで減速させ、さらには圧縮機16の回転数も所定回転数(25r/s)まで減速させ、乾燥用空気の温度、送風ファンモータ4bの回転数、圧縮機の回転数のそれぞれの目標値に達してから、第1風路9から第2風路11に風路切換えを行う。送風ファンモータ4bの回転数を減速させているので、送風ファンモータ4bの駆動電流値が下がることとなり、第1風路9から第2風路11に正常に切り替えることができない場合の異常電流値との差異が大きくなり風路切換え時の異常検知精度が高まることとなる。また、圧縮機16の回転数を減速させているので、送風ファンモータ4bの駆動電流値が下がることとなり、第1風路9から第2風路11に正常に切り替えることができない場合の異常電流値との差異が大きくなり風路切換え時の異常検知精度が高まることとなる。
ここで、第2風路11に送風時の、送風用ファンモータ4bの9000r/m時の駆動電流値は、1.1Aと設定されており、ステップS8で検知した駆動電流値が、ばらつきを考慮しても1.3A以上であれば、異常があるということになる。つまり、風路切換部12の動作に何らかの異常があり、第1風路9から第2風路11に正常に切り替えることができない場合は、第1風路9の第1吹出口8は、第2吹出口10よりも空気通過断面積が大きくなるように形成されているため、送風用ファンモータ4bの送る風量が正常に第2風路に切り替えた後の風量より大きくなり、送風用ファンモータ4bに流れる実際の駆動電流値は、設定値1.1Aより大きくなる。
ステップS10で、駆動電流値を検証し、1.3A以下でなければ、ステップS6に戻り、再度風路の切り換え動作が行なわれる。この動作が5回以上行なわれると、風路切り換えに異常があり、その異常が解除出来ないとして、異常報知をして(ステップS11)、運転が停止する(ステップS12)。5回以下で切り換えられれば、そのまま、ドラム1の回転動作、送風用ファンの回転は継続し(ステップS13)、所定の時間が経過した後、乾燥行程が終了する。
ステップS2で、第2風路を選択された場合は、送風用ファンモータ4bが9000r/mで回転始め(ステップS14)、乾燥が進んでいく。
乾燥が進む中で、所定時間毎に、流入温度検知部71aと流入温度検知部71b、および排出温度検知部72による乾燥用空気の温度検知が行なわれ(ステップS15)、風路
切換状態の温度に達すると(ステップS16)、風路切換部12が動作し、第1風路9に切り換えられ(ステップS17)、送風用ファンモータ4bが5400r/mで回転始める(ステップS18)。そして、電流検知部114にて、送風用ファンモータ4bの駆動電流が検知され(ステップS19)、風路切換回数も検知される(ステップS20)。
ここで、第1風路9に送風時の、送風用ファンモータ4bの5400r/m時の駆動電流値は、0.8Aと設定されており、ステップS19で検知した駆動電流値が、ばらつきを考慮しても0.6A以下であれば、異常があるということになる。つまり、風路切換部12の動作に何らかの異常があり、第2風路11から第1風路9に正常に切り替えることができない場合は、第2風路11の第2吹出口10は、第1吹出口8よりも空気通過断面積が小さくなるように形成されているため、送風用ファンモータ4bの送る風量が正常に第1風路に切り替えた後の風量より少なくなり、送風用ファンモータ4bに流れる実際の駆動電流値は、設定値0.8Aより小さくなる。
ステップS21で、駆動電流値を検証し、0.6A以下であれば、ステップS17に戻り、再度風路の切り換え動作が行なわれる。この動作が5回以上行なわれると、風路切り換えに異常があり、その異常が解除出来ないとして、上述と同じように、異常報知をして(ステップS11)、運転が停止する(ステップS12)。5回以下で切り換えられれば、そのまま、ドラム1の回転動作、送風用ファンの回転は継続し(ステップS22)、所定の時間が経過した後、乾燥行程が終了する。
以上のように、本実施の形態においては、風路切換部の動作時に、電流検知部により検知した送風用ファンモータの駆動電流値が、所定の電流値から外れた場合、所定回数に達するまで風路切換部の動作を行なうことにより、風路を確実に切り換えることができ、安定した乾燥性能を得ることができる。
また、万一、風路切換部の動作を所定回数行なっても風路が切り換わらない場合、異常報知を行ない、行程の運転を停止することにより、使用者に異常を知らしめるとともに、安全性を確保することができる。
なお、本実施の形態ではドラム式洗濯乾燥機についての詳しく説明したが、洗濯機能を有さない衣類乾燥機についても上記構成や機能を搭載すれば同様の効果がえられる。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥機は、乾燥中に風路切り換えが発生しても、所定回数に達するまで風路切換動作を行なうことにより、安定した乾燥性能を得ることが可能になるので、衣類の乾燥機能を有した洗濯乾燥機等の用途に適用できる。
1 ドラム
2 水槽
4 送風部
4b 送風用ファンモータ
8 第1吹出口
9 第1風路
10 第2吹出口
11 第2風路
12 風路切換部
17 加熱部
72 排出温度検知部
114 電流検知部
121 制御部

Claims (3)

  1. 有底円筒状に形成され衣類を収容するドラムと、前記ドラム内に乾燥用空気を送風する送風用ファンモータを有する送風部と、前記送風部の上流に設けられ乾燥用空気を加熱する加熱部と、前記送風用ファンモータの駆動電流値を検知する電流検知部と、前記送風部と連通し前記ドラムの後部に開口した第1吹出口を有する第1風路と、前記送風部と連通するとともに前記ドラムの前部に開口し前記第1吹出口よりも空気通過断面積が小さい第2吹出口を有する第2風路と、前記送風部の下流に設けられ前記第1風路と前記第2風路とを選択的に切り換える風路切換部と、前記ドラムから排出される乾燥用空気の温度を検知する排出温度検知部と、前記風路切換部の動作の制御や、前記第2風路が選択された時に、前記第1風路が選択された時よりも、前記送風用ファンモータの回転数を高くする制御を行ない、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御部とを備え、前記制御部は、乾燥行程において、前記風路切換部の風路切換え動作時に、前記電流検知部により検知した前記送風用ファンモータの駆動電流値が、第1の所定の値以上の場合、第1風路から第2風路への切換え不良と判断するとともに、第1の所定の値より低い第2の所定の値以下の場合、第2風路から第1風路への切換え不良と判断し、所定回数に達するまで前記風路切換部の風路切換え動作を行なうことを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 制御部は、風路切換部の風路切換え動作を所定回数行なっても風路が切り換わらない場合、異常報知を行ない、行程の運転を停止する請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 制御部は、風路切換部を第1風路から第2風路に切り換えるとき、切換え動作前に送風ファンモータの回転数を所定回転数まで減速した後、風路切換え動作を行うようにした請求項1または2に記載の衣類乾燥機。
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