JP5620551B1 - 救命胴衣 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り付けられたアンテナを所定の方向に向けて保持することが容易な救命胴衣を提供する。【解決手段】救命胴衣1は、気体が注入されて膨張することにより浮力を作用させる気室20a、20b、30a、30bと、折りたたまれた気室20a、20b、30a、30bを収納する胴衣本体10と、を備える。気室20aにはデータを発信するためのアンテナ50が取り付けられている。気室20a、20b、30a、30bは、着用者の首回りを取り囲む首回り気室20a、20bと、着用者の胴回りを取り囲む胴回り気室30a、30bと、を有し、アンテナ50は、首回り気室20aに取り付けられている。アンテナ50には、無線機本体との間を接続する接続ケーブルが取り付けられており、首回り気室20aは、アンテナ50及び接続ケーブルを包むように折りたたまれて胴衣本体10に収納されている。【選択図】図3

Description

本発明は救命胴衣、さらに詳細にはアンテナを所定の方向に向けて保持することが容易な救命胴衣に関するものである。
膨張式の救命胴衣は、胴衣本体に収納された気室に、炭酸ガス等の気体を注入して膨張させることで浮力を得るものである(例えば特許文献1参照)。
特開2005−53342号公報
このような救命胴衣として、不慮の事故により水面を浮遊する救命胴衣の着用者が、外部との交信や位置情報を発信するために、予め無線機のアンテナが取り付けられた腕輪を有するものがある。救命胴衣の着用者は、この腕輪を腕、手首、あるいは気室に装着することで、外部との交信を図るための無線機のアンテナを装備することができる。
無線機のアンテナは、外部との交信や位置情報の発信を確実に行うために、上方に向けておくことが好ましい。しかしながら、無線機のアンテナが取り付けられた腕輪は、装着された腕、手首、あるいは気室を回動しやすい。そのため、救命胴衣の着用者は、不慮の事故により水面を浮遊している際、アンテナを上方に向けるために、常に腕の向きに注意を払う必要がある。また、腕輪が装着された腕、手首、あるいは気室を回動する状況において、救命胴衣の着用者は、アンテナを上方に向けたままで保持することは困難である。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、アンテナを所定の方向に向けて保持することが容易な救命胴衣を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る救命胴衣は、気体が注入されて膨張することにより浮力を作用させる気室を備え、該気室に作用する浮力によって、着用者を略仰向けの状態で水上に保持する救命胴衣であって、前記気室には、外部との無線通信に用いるアンテナが、前記着用者が略仰向けの状態で水上に保持されているときに、略鉛直方向に向くように設けられており、折りたたまれた前記気室を収納する胴衣本体と、前記アンテナと無線機本体とを接続する接続ケーブルと、を備え、前記気室は、前記アンテナ及び前記接続ケーブルを包むように折りたたまれて前記胴衣本体に収納されていることを特徴とする。
前記気室は、着用者の首回りを取り囲む首回り気室と、着用者の胴回りを取り囲む胴回り気室と、を有し、前記アンテナは、前記首回り気室に設けられていてもよい。
前記接続ケーブルは、前記胴衣本体に、前記アンテナが前記気室に取り付けられた位置でまとめられて収納されていてもよい。
本発明によれば、アンテナを所定の方向に向けて保持することが容易な救命胴衣を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る救命胴衣の図であり、気室が胴衣本体に収納された状況を示した正面図。 本発明の第1実施形態に係る救命胴衣の図であり、気室が胴衣本体に収納された状況を示した背面図。 本発明の第1実施形態に係る救命胴衣の図であり、気室が膨張して胴衣本体から飛び出した状況を示した正面図。 本発明の第1実施形態に係る救命胴衣を着用した者が、水面を浮遊している状況(姿勢)を示した概略図。 本発明の第1実施形態に係る救命胴衣の首回り気室の図であり、首回り気室を胴衣本体に収納するための手順((a)〜(b))を示した図。 本発明の第1実施形態に係る救命胴衣の首回り気室の図であり、図5に続き、首回り気室を胴衣本体に収納するための手順((a)〜(b))を示した図。 本発明の第1実施形態に係る救命胴衣の首回り気室の図であり、図6に続き、首回り気室を胴衣本体に収納するための手順((a)〜(b))を示した図。 本発明の第2実施形態に係る救命胴衣の図であり、気室が膨張して胴衣本体から飛び出した状況を示した正面図。 本発明の第2実施形態に係る救命胴衣を着用した者が、水面を浮遊している状況(姿勢)を示した概略図。
以下、本発明の実施形態に係る救命胴衣を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、本発明の第1実施形態に係る救命胴衣の図であり、気室が胴衣本体に収納された状況を示した正面図、図2は、本発明の第1実施形態に係る救命胴衣の図であり、気室が胴衣本体に収納された状況を示した背面図である。また、図3は、本発明の第1実施形態に係る救命胴衣の図であり、気室が膨張して胴衣本体から飛び出した状況を示した正面図である。
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係る救命胴衣1は、胴衣本体10と、左首回り気室20aと、右首回り気室20bと、左胴回り気室30aと、右胴回り気室30bと、から概略構成されている。胴衣本体10は、図1及び図2に示すように、左前身頃11と、右前身頃12と、左前身頃11及び右前身頃12を接続する後身頃13と、を備えている。
左前身頃11は、その略中央部に、種々の物品を収納可能な第1収納ポケット14が設けられている。この第1収納ポケット14には、後述する無線機本体52(図4)が収納されている。また、第1収納ポケット14の下方には、左胴回り気室収納袋15と、左ビーズ式ハンドル16と、が設けられている。
左胴回り気室収納袋15は、折りたたまれた状態の左胴回り気室30aを収納するための袋であり、救命胴衣1の着用者(以下、単に着用者と記載する)の胴回りに沿って形成されている。また、左ビーズ式ハンドル16は、例えば、赤色等の目のつき易いビーズによりその把持部が形成されている。着用者は、左ビーズ式ハンドル16を引くことにより、左胴回り気室30aに炭酸ガスを注入することができる。左胴回り気室30aに注入される炭酸ガスは、例えば、左胴回り気室収納袋15に収納された炭酸ガスボンベ(不図示)に貯蔵されている。この炭酸ガスボンベから、図示しない膨張装置を介して左胴回り気室30aに炭酸ガスが注入されることにより、左胴回り気室30aは膨張して左胴回り気室収納袋15から飛び出す。そして、着用者の左側の胴回りを膨張した左胴回り気室30aが取り囲む。なお、左ビーズ式ハンドル16のビーズの色は赤色に限定されず、救命胴衣1を熟知したものに提供する救命胴衣については、例えば、黒色のように目立たない色のものを用いてもよい。
右前身頃12は、その略中央部に、種々の物品を収納するための第2収納ポケット17、及び第2収納ポケット17に隣接する第3収納ポケット18を有している。着用者は、航空機や船舶等の運行に必要な種々の物品や、不慮の事故の際に生命を守るための道具等を、第2収納ポケット17、及び第3収納ポケット18に収納することができる。また、第2収納ポケット17、及び第3収納ポケット18の下方には、右胴回り気室収納袋19と、右ビーズ式ハンドル21と、が設けられている。右胴回り気室収納袋19は、左胴回り気室収納袋15と同様、折りたたまれた状態の右胴回り気室30bを収納する。また、右ビーズ式ハンドル21は、左ビーズ式ハンドル16と同様、例えば、赤色等の目のつき易いビーズにより、その把持部が形成されている。また、黒色等の目立たない色のビーズを用いて、右ビーズ式ハンドル21の把持部を構成してもよい。着用者は、右ビーズ式ハンドル21を引くことにより、右胴回り気室30bに炭酸ガスを注入することができる。右胴回り気室30bに注入される炭酸ガスは、例えば、右胴回り気室収納袋19に収納された炭酸ガスボンベ(不図示)に貯蔵されている。この炭酸ガスボンベから、図示しない膨張装置を介して右胴回り気室30bに炭酸ガスが注入されることにより、右胴回り気室30bは膨張して右胴回り気室収納袋19から飛び出す。そして、着用者の右側の胴回りを膨張した右胴回り気室30bが取り囲む。
また、左前身頃11の上部には、着用者の首回りに沿うように左首回り気室収納袋22が設けられている。また、右前身頃12の上部には、着用者の首回りに沿うように右首回り気室収納袋24が設けられている。左首回り気室収納袋22は、折りたたまれた状態の左首回り気室20aを収納する。また、右首回り気室収納袋24は、折りたたまれた状態の右首回り気室20bを収納する。
また、救命胴衣1は、図2に示すように、左胴回り気室30a及び右胴回り気室30b(以下、これらの胴回り気室を特に区別しない場合は、単に胴回り気室30と記載する)と、左首回り気室20a及び右首回り気室20b(以下、これらの首回り気室を特に区別しない場合は、単に首回り気室20と記載する)とを、後身頃13で交差しながら接続する、管状の第1連結気室35a及び第2連結気室35bを有する。すなわち、第1連結気室35aは、左胴回り気室30aと右首回り気室20bとを接続する。また、第2連結気室35bは、右胴回り気室30bと左首回り気室20aとを接続する。
これにより、左ビーズ式ハンドル16を引くことにより、左胴回り気室30aに炭酸ガスを注入することができるとともに、第1連結気室35aを介して右首回り気室20bにも炭酸ガスを注入することができる。また、右ビーズ式ハンドル21を引くことにより、右胴回り気室30bに炭酸ガスを注入することができるとともに、第2連結気室35bを介して左首回り気室20aにも炭酸ガスを注入することができる。これにより、左首回り気室20aは、膨張しながら左首回り気室収納袋22から飛び出し、着用者の左側の首回りを取り囲む。また、右首回り気室20bは、膨張しながら右首回り気室収納袋24から飛び出し、着用者の右側の首回りを取り囲む。
図3に示す胴回り気室30は、例えば、ポリウレタンが表面にコーティングされたナイロン布から構成されている。このナイロン布が、溶着部30cで溶着されることで、胴回り気室30内部に炭酸ガスを取り込むための空間が形成されている。また、左胴回り気室30aには、着用者自身で左胴回り気室30aを膨らませることができるオーラルチューブ31aが取り付けられている。着用者は、オーラルチューブ31aをくわえて息を吹き込むことで、左胴回り気室30a内、及び第1連結気室35aを介して右首回り気室20b内に空気を注入することができる。また、右胴回り気室30bには、着用者自身で右胴回り気室30bを膨らませることができるオーラルチューブ31bが取り付けられている。着用者は、オーラルチューブ31bをくわえて息を吹き込むことで、右胴回り気室30b内、及び第2連結気室35bを介して左首回り気室20a内に空気を注入することができる。これにより、膨張装置を介して炭酸ガスが注入されないなどのトラブルや、胴回り気室30や首回り気室20に十分に炭酸ガスが注入されないなどの不具合等に対応することができる。
首回り気室20は、胴回り気室30と同様、例えば、ポリウレタンが表面にコーティングされたナイロン布から構成されている。このナイロン布が、溶着部20cで溶着されることで、首回り気室20内部に空気を取り込むための空間が形成されている。
次に、首回り気室に取り付けられた種々のアンテナについて説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係る救命胴衣を着用した者が、水面を浮遊している状況(姿勢)を示した概略図である。図3及び図4に示すように、左首回り気室20aには、GPS(Global Positioning System)アンテナ40と、無線機用アンテナ50と、が取り付けられている。
GPSアンテナ40は、図示しないGPS衛星から発せられた時刻や軌道等に関する情報を受信するためのアンテナである。GPSアンテナ40は、第1収納ポケット14に収納された無線機本体52に内蔵されているGPS受信機(不図示)に接続されている。GPS受信機(不図示)は、GPSアンテナ40が受信したデータに基づいて、現在位置を計算する。GPSアンテナ40は、図4に示すように、着用者の左側であり、左首回り気室20aの上面に取り付けられている。
上述したように、本実施形態における救命胴衣1は、首回り気室20と胴回り気室30とを備えている。そして、首回り気室20、及び胴回り気室30に炭酸ガスが注入されることで十分な浮力を作用させることができ、着用者は水面に浮遊することができる。このとき、着用者の体は首回り気室20と胴回り気室30とで確実に支持され、図4に示すように、着用者の浮遊姿勢は仰向けの状態で安定する。すなわち、水面に浮遊している際、着用者の体はほとんど動くことがない。また、着用者の浮遊姿勢は、首回り気室20及び胴回り気室30の大きさ、形状、及び位置等を設計することで決めることができる。そのため、着用者が水面に浮遊する際、首回り気室20の上方に向く面にGPSアンテナ40を取り付けることにより、GPSアンテナ40の受信面を常に上方に向けることが可能となる。そのため、GPS衛星からの情報を安定して受信することが可能となる。
無線機用アンテナ50は、GPS受信機(不図示)により計算された現在位置に関するデータを、発信するためのアンテナである。無線機用アンテナ50は、図4に示すように、無線機本体52に接続されており、例えば、UHF(Ultra High Frequency)、あるいはVHF(Very High Frequency)を発信する。無線機本体52は、GPS受信機(不図示)が計算した位置情報を無線機用アンテナ50を介して発信する。
なお、上述したように、首回り気室20と胴回り気室30とを備えた本実施形態に係る救命胴衣1は、着用者の体を確実に支持し、安定した姿勢で水面に浮遊させることができる。そのため、左首回り気室20aに取り付けられた無線機用アンテナ50は、着用者が水面に浮遊している際、その取付方向(着用者が浮遊している際、無線機用アンテナ50が向く方向)を略一定とすることができる。ここで、無線機用アンテナ50の取付方向を略一定の方向とすることができるとは、着用者が静水面に浮遊している場合である。そのため、波の存在により着用者の体の向き自体が変わる場合には、無線機用アンテナ50の取付方向は略一定の方向とはならない。しかしながら、このような場合においても、本実施形態に係る救命胴衣1を着用した場合、仰向けの浮遊姿勢は保持されるなど、その浮遊姿勢は大きく変わることはない。そのため、無線機用アンテナ50の取付方向も、救命胴衣1を着用した者の安定した浮遊姿勢により大きく変化することはない。
図3及び図4に示すように、無線機用アンテナ50は、着用者の左側であり、膨張した左首回り気室20aの下側の側面に取り付けられている。無線機用アンテナ50の取り付け方法としては、まず、左首回り気室20aに縫い付けられた布状体51aで無線機用アンテナ50を包み込む。そして、布状体51aに編みこまれた紐51bで無線機用アンテナ50を縛ることで、無線機用アンテナ50を左首回り気室20aに取り付ける。これにより、無線機用アンテナ50は、着用者が水面に浮遊している際、無線機用アンテナ50を略鉛直方向に安定して向けることが可能となる。
このように、無線機用アンテナ50を略鉛直方向に向けることにより、GPS受信機(不図示)により得られた位置情報を、無線機用アンテナ50から、より確実に遠隔地に発信し続けることができる。また、着用者は水面を浮遊している際、無線機用アンテナ50が向いている方向に特段の配慮を払う必要はない。上述したように、着用者の浮遊姿勢は安定したものとなるため、無線機用アンテナ50は、略垂直方向に向いたまま保持し続けることができるからである。そのため、着用者が水面を浮遊している際、着用者に余計な疲労感を与えることがない。
次に、無線機用アンテナ50が取り付けられた左首回り気室20aを収納する方法について具体的に説明する。図5乃至図7は、本発明の第1実施形態に係る救命胴衣の首回り気室の図であり、首回り気室を胴衣本体に収納するための手順を示している。なお、図5乃至図7に示した左首回り気室20aは、炭酸ガスが注入されておらず萎んだ状態を示している。また、図7(b)を除き、左首回り気室20aの形態が容易に理解できるように、左首回り気室収納袋22から取り出した左首回り気室20aを示している。
図5(a)に示す左首回り気室20aの外形線は、溶着部20cを示している。すなわち、左首回り気室20aは、2枚の布体が、その外形線に沿って互いに溶着されて構成されている。無線機用アンテナ50は、図5(a)に示すように、左首回り気室20aの裏面に、上述した布状体51a及び紐51bを用いて取り付けられている。
続いて、図5(a)に示すように、左首回り気室20aの略中央を横切る第1折り線25で、左首回り気室20aを折る(図5(b))。無線機用アンテナ50は、第1折り線25よりも外側の部分に取り付けられている。そのため、第1折り線25で左首回り気室20aを折ることにより、無線機用アンテナ50は左首回り気室20aの図中表側に位置することになる。
次に、図5(b)に示すように、左首回り気室20aを第2折り線26で折るとともに、第2折り線26で折った左首回り気室20aを第3折り線27で折り返す(図6(a))。ここで、第2折り線26は、左首回り気室収納袋22に左首回り気室20aを固定するための気室固定部29の端部と略一致している。なお、気室固定部29とは、例えば、左首回り気室収納袋22と左首回り気室20aとを溶着して両者を固定する部分であってもよいし、面ファスナで両者を固定する部分であってもよい。また、第3折り線27は、無線機用アンテナ50が布状体51a及び紐51bを介して左首回り気室20aに取り付けられた箇所に略一致している。
続いて、図6(b)に示すように、無線機用アンテナ50と無線機本体52とを接続する接続ケーブル53は、無線機用アンテナ50の取付位置近傍で複数回折り返してまとめられる。これにより、左首回り気室20aが膨張する際に、接続ケーブル53が無線機用アンテナ50に絡まることを防止することができる。また、接続ケーブル53をまとめるとともに、左首回り気室20aから突出していた無線機用アンテナ50の部分を内側に折り曲げる。これにより、無線機用アンテナ50の左首回り気室20aからの突出をなくすことができる。
続いて、図7(a)に示すように、第4折り線28(図6(b))で折ることで、無線機用アンテナ50及び接続ケーブル53を左首回り気室20aで取り囲む。このように、無線機用アンテナ50及び接続ケーブル53は、左首回り気室20aで包まれその内部に収容される。なお、左首回り気室20aが膨張する際は外側に向けて展開するため、無線機用アンテナ50及び接続ケーブル53の存在が左首回り気室20aの膨張を邪魔することはない。仮に、無線機用アンテナ50及び接続ケーブル53が、左首回り気室20aを取り囲むように(左首回り気室20aの外側に)配されている場合、無線機用アンテナ50及び接続ケーブル53が何らかの理由で絡まると、左首回り気室20aの膨張が阻害されることになる。しかしながら、左首回り気室20aを上述の折りたたみ方法とすることで、このような問題点を排除することができる。
最後に、このようにして折りたたんだ左首回り気室20aに、救命胴衣1の左首回り気室収納袋22を被せ、左首回り気室収納袋22に取り付けられた図示しない面ファスナで固定する。このようにして、左首回り気室収納袋22に左首回り気室20aを収納する。その際、無線機用アンテナ50は、着用者の首回りに沿わせて折り曲げて収納する。これにより、通常時(不慮の事故に備えて、救命胴衣1を着用している場合)に、着用者の首回りにある無線機用アンテナ50の存在により不快感を覚えさせることを避ける事ができる。なお、右首回り気室20bには、無線機用アンテナ50は取り付けられていないが、左首回り気室20aと同様に折りたたんだ後、右首回り気室収納袋24に収納することが可能である。
次に、本発明の第2実施形態に係る救命胴衣について説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係る救命胴衣の図であり、気室が膨張して胴衣本体から飛び出した状況を示している。また、図9は、本発明の第2実施形態に係る救命胴衣を着用した者が、水面を浮遊している状況(姿勢)を示した概略図である。本実施形態に係る救命胴衣101においては、第1実施形態に係る救命胴衣1と比較して、無線機用アンテナ60の取付位置、及びその取付態様が異なっている。その他の部分については同様である。そのため、以下の説明では、第1実施形態に係る救命胴衣1と異なる部分を中心に説明する。また、第1実施形態に係る救命胴衣1と同様の構成要素については、同じ符号を付して説明する。
救命胴衣101においては、無線機用アンテナ60は、首回り気室20の溶着部よりも上側の面に、下端が接触するように取り付けられている。左首回り気室20aには、それぞれがループ状に形成された4つの布状体61aが縫い付けられている。そして、4つのループに通した紐61bで、無線機用アンテナ60を縛りつけることで、無線機用アンテナ60を左首回り気室20aの上面に取り付けている。救命胴衣101においても、図9に示すように、着用者が水面を浮遊している際に、無線機用アンテナ60を略鉛直方向に安定して向けることが可能である。
このように、無線機用アンテナ60を略鉛直方向に向けることにより、GPS受信機(不図示)により得られた位置情報を、無線機用アンテナ60から、より確実に遠隔地に発信し続けることができる。また、着用者は水面を浮遊している際、無線機用アンテナ60が向いている方向に特段の配慮を払う必要はない。上述したように、着用者の浮遊姿勢は安定したものとなるため、無線機用アンテナ60は、略垂直方向に向いたまま保持し続けることができるからである。そのため、着用者が水面を浮遊している際、着用者に余計な疲労感を与えることがない。
本発明は上記実施形態に限定されず、様々な変形や改良が可能である。上記の実施形態では、無線機用アンテナの取付位置及び取付態様として二つの形態を示したが、これら2つの形態に限定されるものではない。着用者が水面に浮遊している際に、無線機用アンテナを略鉛直方向に安定して取り付けることができればよい。そのため、必ずしも、首回り気室に無線機用アンテナを取り付けなくてもよく、その他の気室に取り付けるようにしてもよい。
また、無線機用アンテナを必ずしも略鉛直方向に保持されるように取り付ける必要はない。取り付けるアンテナの特性に適した取付方向とすればよい。その場合においても、本実施形態に係る救命胴衣を着用した者が水面を浮遊している場合には、そのアンテナの適切な所定の取付方向を保持することが可能となる。
また、気室に注入されるものが炭酸ガスであるとして説明したが、必ずしも炭酸ガスに限定されるものではなく、公知の気体を注入して浮力を得るようにしてもよい。
1、101 救命胴衣
10 胴衣本体
11 左前身頃
12 右前身頃
13 後身頃
14 第1収納ポケット
15 左胴回り気室収納袋
16 左ビーズ式ハンドル
17 第2収納ポケット
18 第3収納ポケット
19 右胴回り気室収納袋
20 首回り気室
20a 左首回り気室
20b 右首回り気室
20c 溶着部
21 右ビーズ式ハンドル
22 左首回り気室収納袋
24 右首回り気室収納袋
25 第1折り線
26 第2折り線
27 第3折り線
28 第4折り線
29 気室固定部
30 胴回り気室
30a 左胴回り気室
30b 右胴回り気室
30c 溶着部
31 オーラルチューブ
35a 第1連結気室
35b 第2連結気室
40 GPSアンテナ
50、60 無線機用アンテナ
50a 屈曲部
52 無線機本体
53 接続ケーブル

Claims (3)

  1. 気体が注入されて膨張することにより浮力を作用させる気室を備え、該気室に作用する浮力によって、着用者を略仰向けの状態で水上に保持する救命胴衣であって、
    前記気室には、外部との無線通信に用いるアンテナが、前記着用者が略仰向けの状態で水上に保持されているときに、略鉛直方向に向くように設けられており、
    折りたたまれた前記気室を収納する胴衣本体と、
    前記アンテナと無線機本体とを接続する接続ケーブルと、を備え、
    前記気室は、前記アンテナ及び前記接続ケーブルを包むように折りたたまれて前記胴衣本体に収納されていることを特徴とする救命胴衣。
  2. 前記気室は、着用者の首回りを取り囲む首回り気室と、着用者の胴回りを取り囲む胴回り気室と、を有し、
    前記アンテナは、前記首回り気室に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の救命胴衣。
  3. 前記接続ケーブルは、前記胴衣本体に、前記アンテナが前記気室に取り付けられた位置でまとめられて収納されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の救命胴衣。
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