JP5620016B2 - オイルスクレーパリングおよびオイルスクレーパリング組立体 - Google Patents

オイルスクレーパリングおよびオイルスクレーパリング組立体 Download PDF

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Description

本発明は請求項1の前提部によるオイルスクレーパリングに関する。
特許文献1は、特に船舶ディーゼルエンジンのピストンロッドのためのオイルバリアとして使用可能なオイルスクレーパリングを開示している。このオイルスクレーパリングは、ピストンロッド側に向けられたプラスチック製のオイルスクレーパリップであって、ピストンロッドに存在するオイルを掻き取り、そのオイルを例えばクランクハウジングに再供給するオイルスクレーパリップを有する。この既知のオイルスクレーパリングは、掻き取りがあまり効率的ではないこと、および、オイルがオイルスクレーパリングを乗り越える可能性があることの少なくとも一方の短所を有する。
欧州特許第1446597号明細書
本発明は、長期の運転期間の間、確実なオイルの掻き取りを保証する有利なオイルスクレーパリングを形成することを目的とする。
上記目的は、請求項1の特徴を有するオイルスクレーパリングによって果たされる
上記目的は特に、中心の周りに周方向に延在し、かつ該中心を通って延びる縦軸を有するオイルスクレーパリングによって果たされ、該オイルスクレーパリングは中心に向けられた端面を有し、かつ該オイルスクレーパリングは、第1の側面、第2の側面、および中心に対して外方に向けられた外面を含み、該オイルスクレーパリングは、第1の側面において中心に向かって延在する複数の通路を有し、該通路は、周方向に相互に間隔を置いて配置され、かつ第1の側面の幅全体にわたって径方向に延在し、その結果端面と外面との間に流体を通す接続部を形成し、かつ、周方向に延在するそれぞれのクラウン部が2つの通路の間に配置構成され、該クラウン部はそれぞれ、縦軸の延びる方向において通路より高く突出し、かつこれに関連して通路の通路側面を形成し、該クラウン部のうち少なくとも1つは長尺クラウン部として構成されて周方向に60度〜350度の角度範囲にわたって延在する。
長尺クラウン部は径方向に出口を持たないように構成されることが好ましい。
本発明によるオイルスクレーパリングは、好ましくは水平方向に延びるピストンロッドの密封のために、オイルスクレーパリングパッケージに関連して使用されることが好ましい。少なくとも2個のオイルスクレーパリングが該オイルスクレーパリングパッケージ内で互いに隣り合って配置され、長尺クラウン部はピストンロッドより上方に配置されて、その結果好都合には全てのオイルスクレーパリングがピストンロッドに関して同じように配置されるようになっており、オイルスクレーパリングは相互に接触している。ピストンロッドより上方に配置構成された長尺クラウン部は、オイルスクレーパリングによってピストンロッドから掻き取られたオイルがオイルスクレーパリングパッケージから上側へ向かって抜け出ることはできず、よって重力に従って下側かつ場合によっては側方へ抜け出ることしかできない、という効果を有する。この実施形態は、オイルが全体的にピストンロッドからより十分に掻き取られるという長所、およびオイルスクレーパリングパッケージを乗り越えうるオイルがより少ないという長所の少なくとも一方を有する。
上記目的は、特に、保持リングを含み、かつスクレーパリップを有するスクレーパを含むオイルスクレーパリングによってさらに果たされ、該オイルスクレーパリングにおいて、スクレーパは、ピストンロッドのオイルを掻き取るために、スクレーパリップがオイルスクレーパリングの中心に向くように保持リングの中に配置されており、スクレーパは、オイルスクレーパリングの周方向に互いに連なるように配置された複数のスクレーパセグメントから構成されており、かつ、保持リングは、該スクレーパセグメントと嵌合する溝部を有し、かつ保持リングは当接部を有し、かつ保持リングはオイルスクレーパリングの中心に向けられたプラスチック製の少なくとも1つの第1の端面を有し、かつスクレーパは第1の端面を形成しているプラスチックよりも硬度の高い材料から構成されており、スクレーパのスクレーパリップは中心に向けられた接触部を有し、かつスクレーパおよび保持リングは、少なくとも第1の端面および接触部の両方がピストンロッド上に沿って位置するように相互に適合されている。
本発明によるオイルスクレーパリングは、ピストンロッド上に存在するオイルの十分かつ効率的な掻き取りを可能とし、かつ、ごくわずかしか摩耗しない、という長所を有する。有利な実施形態において、本発明によるオイルスクレーパリングは、第1の端面を形成しピストンロッドとの当接のために決定された保持リングの材料よりも高い硬度を有するスクレーパを含む。そのようなスクレーパは、安定な、かつ好ましくは鋭利な、オイルの効率的な掻き取りを確実に行う掻き取りエッジを有する。さらに、本発明によるオイルスクレーパリングは、ピストンロッドに向けられ、かつピストンロッドと接触するために決定された、プラスチックで形成された第1の端面を有する保持リングを含む。本発明によるオイルスクレーパリングは、有利な実施形態では、第1の端面および掻き取りエッジの両方が同時にピストンロッド上に沿って位置することが可能であって、その結果として、特に径方向内向きに作用する力の一部が第1の端面を介して伝わるので、掻き取りエッジがごくわずかな圧力で、または圧力を全く伴わずに、ピストンロッドに単に接触するだけとなるように構成されている。そのため掻き取りエッジはごくわずかしか摩耗しない。さらに、掻き取りエッジの配置および方向は、ピストンロッド上に沿って位置している保持リングの端面によってピストンロッドに対して安定化され、かつ、何らかの持ち上がる動きに関しても特に安定化される。特に有利な実施形態において、第1の端面を形成している材料は、極めて良好なドライランニング特性を備えたプラスチック、例えば充填材入りPTFEまたはドライランニングに適した充填材(例えばPTFE、MoS2、グラファイトなど)で改変された高温ポリマーから構成される。スクレーパ、またはスクレーパを備えているにせよ備えていないにせよ完全なオイルスクレーパリングは、ねずみ鋳鉄、青銅、黄銅およびアルミニウムのような金属、またはプラスチック、特にPEEK、ポリイミドもしくはPPSのような高温ポリマーから構成されることが好ましい。
スクレーパは複数のスクレーパセグメントから構成されている。保持リングはワンピース設計のものであってもよいし、複数の保持リングセグメントから形成されてもよい。保持リングおよびスクレーパリングは、好ましくは、スクレーパリングのリップが少なくとも部分的に保持リングに当接するように設計されかつ相互に適合され、その結果、スクレーパリングにおいて、またはリップにおいてそれぞれ係合する力が保持リングへ直接伝わるので、リップが過大荷重から保護される。
本発明によるオイルスクレーパリングはドライランニングコンプレッサに特に適しているが、これは、ドライランニングコンプレッサについては潤滑剤によって圧縮されるべき気体の混入が支障なく回避されるはずであるからである。さらに、ドライランニング式ピストンロッド密封システムの中に既に少量の漏出オイルが入り込んでいると、該システムの急速な破壊を引き起こす。オイルスクレーパシステムの確実な機能は酸素の圧縮において特に重要である。この例では、オイル漏れは火災に結びつく可能性すらある。しかしながら、オイル漏れ由来の差し迫った危険が存在しない場合にも、このオイル漏れは、クランク動作に関して失われる潤滑剤が常に交換されなければならず、かつ漏出したオイルは廃棄されなければならないことからすれば、少なくとも運転費用および環境負荷の増大をもたらす。
本発明によるオイルスクレーパリングは、ピストンロッドの延在する方向に互いに前後に配置された複数のオイルスクレーパリングを含むオイルスクレーパリングパッケージにおいて使用されることが好ましい。
本発明は実施形態に関連して以下に詳細に説明される。
実施形態を説明するために使用された図面は以下のとおりである。
オイルスクレーパリングの第1の実施形態の斜視図。 図1のオイルスクレーパリングの上面図。 互いに連なるように配置された複数の(図中では2個の)オイルスクレーパリングを含む、水平方向に配置構成されたパッケージの断面図。 オイルスクレーパリングのさらなる実施形態の上面図。 図4のような、互いに連なるように図示された3個のオイルスクレーパリングを含む、水平方向に配置構成されたパッケージの断面図。 オイルスクレーパリングのさらなる実施形態の上面図。 オイルスクレーパリングのさらなる実施形態の斜視図。 図7に示されたオイルスクレーパリングの断面図。 オイルスクレーパリングのさらなる実施形態の断面図。 切断線C−Cに沿ったオイルスクレーパリングの断面図。 図9によるオイルスクレーパリングを下から見た図。 D−D線に沿った保持リングセグメントの断面図。 保持リングセグメントの上面図。 C−C線に沿ったスクレーパの断面図。 スクレーパの斜視図。 互いに前後に配置された3個のオイルスクレーパリングを含む水平方向に配置構成されたパッケージを示す図。 図16に示されたオイルスクレーパリングの方向Bからの正面図。 オイルスクレーパリングのさらなる実施形態の断面図。 ワンピース設計のさらなるオイルスクレーパリングの上面図。
一般に、同種の部分は図面内で同じ参照数字を使用して参照される。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1の斜視図および図2の上面図は、中心2lの周りに周方向2xに延在し、かつ中心2lを通って延びる縦軸2mを有するオイルスクレーパリング2であって、中心2lに向けられた端面2dを有し、かつ、第1の側面2sと、第2の側面2tと、中心2lに対して外方に向けられた外面2uとを有する、オイルスクレーパリング2を示す。該オイルスクレーパリング2は第1の側面2sにおいて中心2lに向かって延在する複数の通路2cを有し、該通路は周方向2xに沿って相互に間隔を置いて配置されており、かつ、該通路は第1の側面2sの幅全体にわたって径方向に延在することにより端面2dと外面2uとの間に流体を通す接続部を形成する。クラウン部2iは周方向に2つの通路2cの間に延在するように配置され、該クラウン部2iはそれぞれ、縦軸2mの延在する方向に通路2cより高く突出し、かつこれに関連して通路2cの通路側面2wを形成する。クラウン部5iのうち少なくとも1つは長尺クラウン部2pとして構成され、60度〜350度の角度範囲にわたって周方向2xに延在する。オイルスクレーパリング2はさらにギャップ2gを有し、該ギャップは図中の実施形態では通路2cの中に配置されている。オイルスクレーパ構成物1は、オイルスクレーパリング2と、外面2uに沿ってオイルスクレーパリング2を取り囲みかつ凹部2kの中に位置する締め付け要素4とを含む。
図3は、水平方向に延在するオイルスクレーパリングパッケージであって、ピストンロッド6の延在する方向に互いに連なるように配置された2個のオイルスクレーパリングが示されたオイルスクレーパリングパッケージを示している。長尺クラウン部2pは、ピストンロッド6の上方に、かつピストンロッド6の延在する方向に互いに隣接するように配置されている。よって長尺クラウン部2pは、端面2dにおいてピストンロッド6から掻き取られたオイルがハウジング7の内側の上方空間7aに直接到達しうるのを防止するために、上部への障壁を形成する。有利には、ピンのような回転防止手段5が、オイルスクレーパリング2が互いに対して回転するのを防止するためにさらに提供される。有利には、すべての長尺クラウン部2pがピストンロッド6に関して同一の配置状態に配置される。
図5は、ピストンロッド6の延在する方向に互いに連なるように配置された3個のオイルスクレーパリング2を含む、水平方向に延在するオイルスクレーパリングパッケージを示す。図4は、図5において配置構成されたオイルスクレーパリング2の方向Bからの正面図を示す。図4に示されるように、第2の端面2eは、長尺クラウン部2pとピストンロッド6の表面6aとの間に中間空間2qが形成されるように、端面2dに対して径方向に後方に配置されている。第1の端面2dは、図5に示されるようにピストンロッド6の表面6aに少なくとも部分的に接触し、その結果オイルは掻き取られて流体の流れ8で示されるように通路2cを介して外側へと抜け出る。通路2cは下部において周方向2xに沿って好ましくは少なくとも60度の角度範囲に沿って配置され、2つの通路2cの間にそれぞれのクラウン部2iが配置構成されている。好都合には、通路2cはそれぞれ周方向2xに沿って少なくとも10度の角度範囲に相当する幅を有し、通路2cがそれぞれ周方向2xに沿って少なくとも10度の角度範囲にわたって延在するようになっている。ほぼ半円の長尺クラウン部2pが、図中の実施形態において左右に配置された通路2cの間で上部に配置構成され、該クラウン部2pは実施形態に応じて少なくとも60度の角度範囲にわたって延在する。長尺クラウン部2pは、出口を持たないように周方向に連続するように構成されている。この実施形態は、オイルスクレーパリング2が径方向に上部へ向かう一続きの通路2cを有していないため、流体の流れ8によって示されるように、掻き取られたオイルが下方にのみ抜け出ることができるという長所を有する。特に有利な実施形態では、互いに隣接して配置されたオイルスクレーパリング2は、図5に示されるように、オイルスクレーパリング2の相互の回転を防止するために、また好ましくはハウジング7に対するオイルスクレーパリング2の回転も防止するために、回転防止手段、例えば固定ピン5を有する。
図6は、長尺クラウン部2pを有し、かつ周方向2xに沿って配置された複数の通路2cおよびクラウン部2iを有するオイルスクレーパリング2のさらなる実施形態を、上面図において示す。長尺クラウン部2pは180度を超える角度にわたって延在し、径方向のギャップ2gが長尺クラウン部2pの中に延びている。該オイルスクレーパリング2は、オイルスクレーパリングパッケージ内において2vで指し示された位置が上部に配置構成されるように好都合に配置されて、クラウン部2pが位置2vから始まって周方向に両側に少なくとも30度の角度範囲にわたって延在するようになっている。
図1〜5に示されたオイルスクレーパリング2はプラスチック製であることが好ましい。
図7の斜視図および図8の断面図は、締め付け要素4によって取り囲まれているオイルスクレーパリング2のさらなる実施形態を示す。このオイルスクレーパリング2は、金属で、好ましくは黄銅で製造される。該オイルスクレーパリング2は次に、長尺クラウン部2pを有し、かつ周方向2xに複数の通路2cおよびクラウン部2iを有する。当接部2gは図の実施形態において傾斜して延びるように構成されており、締め付け要素4の一部が当接部2gの背後にさらに見えている。
図9は、オイルスクレーパリング2のさらなる実施形態の断面図を示す。オイルスクレーパリング2は、少なくとも第1のリング部分2yおよび第2のリング部分2zから構成されており、第1および第2のリング部分2y、2zは互いに連結され、好ましくは互いに固定するように連結され、第2のリング部分2zは中心2lと第1のリング部分2yとの間に配置され、かつ第2のリング部分2zは好ましくはプラスチックから構成され、かつ第2のリング部分2zは端面2dを形成する。第1のリング部分2yはプラスチックで形成されてもよいし、金属で形成されてもよい。第2の端面2eは、第1の端面2dに対して後方に配置され、第1の端面2dだけがピストンロッド6の表面6aと接触するように構成されている。
図10は、締め付け要素4を有するオイルスクレーパリング2を図11に示された切断線C−Cに沿って示している。図11は、同じオイルスクレーパリング1を下から見た図を示している。図11から明らかなように、オイルスクレーパリング2は、周方向2xに互いに連なるように配置された3個の保持リングセグメント2aから構成され、該保持リングセグメント2aの間にそれぞれ径方向に延びる当接部2gが存在する。オイルスクレーパリング2は単に2個の保持リングセグメント2aから構成されてもよいし、4個以上の保持リング2aから構成されてもよい。オイルスクレーパリング2は周方向2xに間隔を空けて配置されたクラウン部2iを有し、該クラウン部の間には、オイルスクレーパリング2の中心2lに関して径方向にそれぞれ延在する通路2cが配置されている。スクレーパ3はオイルスクレーパリング2の中に配置され、該スクレーパは、図中の実施形態では、周方向に互いに前後に配置された3個のスクレーパリングセグメント3eから構成されており、該スクレーパリングセグメント3eの間にはそれぞれ径方向に延在する当接部3bが存在する。スクレーパ3も単に2個のスクレーパセグメント3eから構成されてもよいし、4個以上のスクレーパセグメント3eから構成されてもよい。組み立てられた状態では、オイルスクレーパリング2はさらに、図1に示されるように、外側からオイルスクレーパリング2を包囲し、かつオイルスクレーパリング2またはスクレーパ3の上に中心2lに対して作用するバイアスをもたらす、ばねのような締め付け要素4を含む。
図10は、周囲溝部2bを有するオイルスクレーパリング2および保持リングセグメント2aのうち少なくともいずれかを示し、該溝部の中にスクレーパ3またはスクレーパリングセグメント3eが配置されている。スクレーパ3は、先端に接触部3cを有するスクレーパリップ3aを有している。スクレーパ3は、ねずみ鋳鉄、青銅、黄銅およびアルミニウムのような金属、またはPEEK、ポリイミドもしくはPPSのような高温ポリマーから構成されることが好ましい。スクレーパ3は、第1の端面2d、2eを形成するオイルスクレーパリング2のプラスチックよりも高い硬度を有する材料から構成される。スクレーパ3は、スクレーパリップ3aおよび接触部3cが、図中に暗示しかされていないピストンロッド6の表面6aからオイルを掻き取るために、オイルスクレーパリング2の中心2lに向くようにオイルスクレーパリング2の中に配置される。オイルスクレーパリング2の溝部2bは、該溝部2bがスクレーパセグメント3aと嵌合することができるように、スクレーパセグメント3aに適合するように有利に構成される。オイルスクレーパリング2は、スクレーパリング1の中心2lに向けられたプラスチック製の少なくとも1つの端面2d、2eを含む。スクレーパ3およびオイルスクレーパリング2は、少なくとも第1の端面2dおよび同様に接触部3cの両方が同時にピストンロッド6と接触できるように相互に適合される。有利な実施形態では、オイルスクレーパリング2は第1および第2の端面2d、2eを含み、該端面はいずれもオイルスクレーパリング1の中心2lに向かって同じ距離だけ突出し、端面2d、2eがいずれもピストンロッド6の表面6aに沿って位置することができるようになっている。特に有利な実施形態では、第1の端面2dを形成している材料は、極めて良好なドライランニング特性を備えた材料、例えば充填材入りPTFE、またはドライランニングに適した充填材(PTFE、MoS2、グラファイトなど)で改変された高温ポリマーである。第1および第2の端面2d、2eは、周方向2xに延在する溝部2bによって互いに隔てられている。図10は径方向に延びる通路2cをさらに示し、該通路は側方がクラウン部2iによって画定されている。オイルスクレーパリング2は、図の実施形態では、3個のセグメントにわたって、かつ、180度を超える角度および/または長さAにわたって延在する長尺クラウン部2pを有する。
さらなる実施形態では、第2の端面2eは、図1に点線で示されかつ2eでも指し示されるように、第2の端面2eと表面6aとの間に中間空間2qが形成されるように後方に配置されてもよい。
図12は、溝部2bを備えた保持リングセグメント2aならびに第1および第2の端面2d、2eを再び詳細に示している。保持リングセグメント2aはさらに、締め付け要素4を受容するための凹部2kを有する。溝部2bは、図の実施形態において、中心2lに向かって開いた空間を有し、該空間において溝部2bは、ピストンロッド6の表面6aに対して横断方向にまたは傾斜するように延びる支持表面2hを有し、該支持表面は、図10に示されるように、スクレーパ3の支持体としての役割を果たすように配置かつ構成される。
図13は、図11に示されたオイルスクレーパリング2に好適な保持リングセグメント2aのさらなる実施形態を示す。保持リングセグメント2aは内径Rを有する。
図14は、図10に詳細に示されたスクレーパリングセグメント3eの断面を示す。スクレーパリングセグメント3eは、スクレーパリップ3a、支持表面3d、およびピストンロッド6と接触するように定められた接触部3cを含む。スクレーパリングセグメント3eは、接触部3cが好ましくは鋭利な掻き取りエッジとして構成されるように、金属から構成されることが好ましい。
図15は、図10、11および14において既に示されたスクレーパ3の斜視図を示す。本発明によるオイルスクレーパリング2は、ばね4によってもたらされる中心2lに向かって作用する力が第1の端面2dおよび場合によっては存在する第2の端面2eを介してほぼまたは完全にピストンロッド6の表面6aの上に伝わりうるので、スクレーパ3の接触部3cは好ましくはピストンロッド6の表面6aに対して作用する力を全くまたはごく僅かしかもたらさない、という長所を有する。スクレーパ3はこのように、可能な限り高い掻き取り効果のために最適化されるように構成されうる。特に、該スクレーパリングの断面または該断面の径方向および軸方向における各寸法を最小限とすることが可能であり、そのため、金属の使用に関しても、個々のセグメントのピストンロッド6への良好な適合がもたらされる。摩耗が増大しても掻き取り機能を維持するために、スクレーパリングは、予期される摩耗に合わせた寸法の遊びを備えた当接部3bを有する、少なくとも2個、好ましくは3個のセグメント3eで構成される。オイルスクレーパリング2はワンピース設計のものであってもマルチピース設計のものであってもよいが、好ましくはスリーピース設計であってかつ同様に摩耗補償のための遊びを有する当接部2gを備えている。当接部2g、3bによるオイル漏れを回避するために、オイルスクレーパリング2およびスクレーパ3は、当接部2g、3bに対して相互に密封され、したがって一続きの漏れ経路がピストンロッド6の延びる方向において存在しないように配置される。このように、摩耗が増大しても良好な掻き取り効果が保証される。
図19は、図11に示された実施形態とは対照的に単一の当接部2gを備えたワンピース設計のオイルスクレーパリング2のさらなる実施形態を示す。他の点では、オイルスクレーパリング2は図11に示されるように構成されており、よって同様に図10に示される断面を有する。
図18は、オイルスクレーパリング2のさらなる実施形態であって、スクレーパ3が中心2lへ向かって頂点を形成するように延在してその先端に接触部3cを形成するため、図10に示された実施形態とは対照的に支持表面2hを持たない実施形態の断面図を示す。通路2cも、図18に例として示されるように、カバー付き通路2rとして構成され、該カバー付き通路2rが開口経路を形成している。
図16は、ピストンロッド6の延在する方向に互いに連なって配置された3個のオイルスクレーパリング2を含む、水平方向に延びるオイルスクレーパリングパッケージを示す。図17は、図16において配置構成されたオイルスクレーパリング2の方向Bからの正面図を示す。図17に示されるように、第2の端面2eは図10のように点線で示され、かつ後方に配置されて、中間空間2qが少なくとも長尺クラウン部とピストンロッド6の表面6aとの間に形成される。第1の端面2dおよびスクレーパ3の接触面3cはピストンロッド6の表面6aに沿って位置し、その結果、オイルは掻き取られて流体の流れ8によって示されるように通路2cを介して径方向外側へと抜け出る。通路2cは、下部に周方向に少なくとも60度の角度範囲に沿って配置され、2つの通路2cの間にそれぞれのクラウン部2iが配置されている。好都合には、通路2cはそれぞれ周方向2xに沿って少なくとも10度の角度範囲に相当する幅を有するため、通路2cはそれぞれ周方向2xに沿って少なくとも10度の角度範囲にわたって延在する。上部においては、例えば、半円の長尺クラウン部2pが左右に配置された通路2cの間に配置され、該長尺クラウン部2pは少なくとも60度の角度範囲にわたって延在し、この長尺クラウン部2pは周方向に連続するように構成されて、クラウン部2pが開口部を持たないようになっている。この設計は、オイルスクレーパリング1が径方向上方へ向かう一続きの通路2cを持たないため、流体の流れ8によって示されるように、掻き取られたオイルが下方にのみ抜け出ることができるという長所を有する。特に有利な実施形態では、互いに隣接して配置されたオイルスクレーパリング1は、オイルスクレーパリング1の相互の回転を防止するために、また好ましくはハウジング7に対するオイルスクレーパリング1の回転も防止するために、図16に示されるように、回転に対する防止手段、例えば固定ピン5を備える。
本発明によるオイルスクレーパリング2は、図16および17に示されるように、中間空間2qによって形成された排出通路が方向Bからスクレーパ3の下流には転じないが上流には転じ、その結果、連続的な平面が圧縮機ピストン6dに向かって周方向に形成される、という長所を有する。この表面は密封面として働き、よってそれぞれのオイルスクレーパリング2からピストンロッド6の延在する方向に潤滑剤が出るのを防止する。更に、図16に示されるように、好都合には、排出通路は水平配置での使用に関しては重力に反する方向には配置されない。よって掻き取られたオイルは、図17に示されるように、横方向および下方にのみ誘導される。このように、個々のスクレーパ3または個々のオイルスクレーパリング2それぞれのオーバーフローが防止される。好都合には、固定ピン5は、スクレーパ3が密封された通路を上方に向けた状態で正確な配置状態に設置されることをさらに確実にする。
図19は、ワンピース設計のオイルスクレーパリング2のさらなる実施形態の平面図を示す。図16に示されたオイルスクレーパリング2は、60度〜350度の角度に及びうる角度範囲Aにわたって延在する、一続きのクラウン部2pを有する。図中の実施形態では、径方向に延びる当接部2gはクラウン部2pを貫いて延在する。しかしながら、当接部2gは、角度範囲Aにおいては配置されず、かつこの理由でクラウン部2pを貫いて延在することのないように、配置されてもよい。

Claims (19)

  1. 水平方向に延在するピストンロッド(6)の周りに取り付けるためのオイルスクレーパリング(2)であって、前記オイルスクレーパリング(2)は、
    中心(2l)の周りに周方向(2x)に延在し、
    前記中心(2l)を通って延びる縦軸(2m)を有し、
    中心(2l)に向けられた端面(2d)を有し、
    第1の側面(2s)、第2の側面(2t)、および中心(2l)に対して外方に向けられた外面(2u)を含み、
    第1の側面(2s)において中心(2l)に向かって延在する複数の通路(2c)を有し、前記通路は、周方向(2x)に相互に間隔を置いて配置され、かつ径方向に第1の側面(2s)の幅全体にわたって延在することにより端面(2d)と外面(2u)との間に流体を通す接続部を形成し、
    周方向(2x)に延在するそれぞれのクラウン部(2i)が2つの通路(2c)の間に配置され、前記クラウン部(2i)はそれぞれ、縦軸(2m)の延びる方向において通路(2c)よりも高く突出する関係で通路(2c)の通路側面(2w)を形成し、かつ
    前記クラウン部(i)のうち少なくとも1つは長尺クラウン部(2p)として構成されて周方向(2x)に60度〜350度の角度範囲(α)にわたって延在し、前記長尺クラウン部(2p)は水平方向に延在するピストンロッド(6)よりも上方に配置されることを特徴とする、オイルスクレーパリング。
  2. 当接部(2g)を有することを特徴とする、請求項1に記載のオイルスクレーパリング(2)。
  3. 周方向(2x)に互いに連なるように配置され、かつ当接部(2g)によって隔てられた、少なくとも2個のリングセグメント(2a)から構成されることを特徴とする、請求項1または2に記載のオイルスクレーパリング(2)。
  4. 長尺クラウン部(2p)は、端面(2d)上に沿って位置するピストンロッド(6)と端面(2e)との間に中間空間(2q)を形成するように、径方向において端面(2d)に対して窪められた端面(2e)を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のオイルスクレーパリング(2)。
  5. 通路(2c)はそれぞれ周方向(2x)に少なくとも10度の角度範囲にわたって延在することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載のオイルスクレーパリング(2)。
  6. 少なくとも第1のリング部分(2y)および第2のリング部分(2z)から構成されていること;第1および第2のリング部分(2y、2z)は互いに連結されていること;第2のリング部分(2z)は中心(2l)と第1のリング部分(2y)との間に配置されること;第2のリング部分(2z)はプラスチックから構成されること;および、第2のリング部分(2z)は端面(2d)を形成していることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載のオイルスクレーパリング(2)。
  7. 第1のリング部分(2y)は金属から構成されることを特徴とする、請求項に記載のオイルスクレーパリング()。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のオイルスクレーパリング(2)と、スクレーパリップ(3a)を有するスクレーパ(3)含むオイルスクレーパリング組立体であって、前記スクレーパ(3)は、スクレーパリップ(3a)がピストンロッド(6)のオイルを掻き取るためにオイルスクレーパリング(2)の中心(2l)に向けられるように、オイルスクレーパリング(2)の中に配置されており、前記スクレーパ(3)は、オイルスクレーパリング(2)の周方向(2x)に沿って互いに連なるように配置された複数のスクレーパセグメント(3e)から構成されていること;オイルスクレーパリング(2)はスクレーパセグメント(3a)と嵌合する溝部(2b)を有すること;オイルスクレーパリング(2)は当接部(2g)を有すること;オイルスクレーパリング(2)は、オイルスクレーパリング(2)の中心(2l)に向けられた少なくとも1つのプラスチック製の第1の端面(2d)を有すること;スクレーパ(3)は、第1の端面(2d)を形成しているプラスチックよりも硬度の高い材料から構成され、スクレーパ(3)のスクレーパリップ(3a)は中心(2l)に向けられた接触部(3c)を有すること;並びに、スクレーパ(3)およびオイルスクレーパリング(2)は、端面(2d)および接触部(3c)の両方がピストンロッド(6)上に沿って位置するように相互に適合されていることを特徴とするオイルスクレーパリング組立体
  9. オイルスクレーパリング(2)は、2つの端面(2d、2e)、すなわち周方向に延びる溝部(2b)によって互いに隔てられた第1の端面(2d)および第2の端面(2e)を有することを特徴とする、請求項に記載のオイルスクレーパリング組立体
  10. 第1および第2の端面(2d、2e)はオイルスクレーパリング(2)の中心(2l)に向かって同じ距離だけ突出していることを特徴とする、請求項に記載のオイルスクレーパリング組立体
  11. 第2の端面(2e)とピストンロッド(6)の表面(6a)との間に中間空間(2q)が形成されるように、第1の端面(2d)は中心(2l)に向かって第2の端面(2e)よりも突出していることを特徴とする、請求項に記載のオイルスクレーパリング組立体
  12. スクレーパ(3)は3個のスクレーパセグメント(3e)から構成され、周方向(2x)に沿って互いに隣接して配置されたスクレーパセグメント(3e)の間に、径方向に延びる当接部(3b)が形成されていることを特徴とする、請求項11のいずれか1項に記載のオイルスクレーパリング組立体
  13. 保持リング(2)が溝部(2b)の領域内に、ピストンロッド(6)に対して横断方向に延びる支持表面(2h)を有するように、保持リング(2)の溝部(2b)が中心(2l)に向かって開いていることを特徴とする、請求項12のいずれか1項に記載のオイルスクレーパリング組立体
  14. 少なくとも2個の、請求項1〜のいずれか1項に記載のオイルスクレーパリング(2)または請求項8〜13のいずれか1項に記載のオイルスクレーパリング組立体を含むオイルスクレーパリングパッケージであって、オイルスクレーパリング(2)は互いに隣り合い、かつ相互に接触するように配置されている、オイルスクレーパリングパッケージ。
  15. 各長尺クラウン部(2p)が相互に同じように延在して配置されるように、各オイルスクレーパリング(2)が配列されていることを特徴とする、請求項14に記載のオイルスクレーパリングパッケージ。
  16. 水平方向に延在するように配置されていること、および各オイルスクレーパリング(2)は、長尺クラウン部(2p)が上部に配置されるように周方向(2x)に回転させられて配置されることを特徴とする、請求項14または15に記載のオイルスクレーパリングパッケージ。
  17. 互いに隣り合うように配置された2個のオイルスクレーパリング(2)は相互の回転に対する防止手段(5)を有する、請求項14〜16のいずれか1項に記載のオイルスクレーパリングパッケージ。
  18. 前記回転に対する防止手段(5)が固定ピンとして構成されることを特徴とする、請求項17に記載のオイルスクレーパリングパッケージ。
  19. 請求項14〜18のいずれか1項に記載のオイルスクレーパリングパッケージと、ピストンロッド(6)とを含む密封構成物であって、ピストンロッド(6)は水平方向に延在すること、オイルスクレーパリングパッケージはピストンロッド(6)の延在する方向に互いに隣り合うように配置された少なくとも2個のオイルスクレーパリング(2)を含むこと、およびオイルスクレーパリング(2)の長尺クラウン部(2p)はピストンロッド(6)よりも上方に配置されることを特徴とする、密封構成物。
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