JP5619273B2 - 低オーバヘッドエレベータの可倒式ストップ - Google Patents

低オーバヘッドエレベータの可倒式ストップ Download PDF

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Description

本発明は、エレベータに関し、特に、通常運転又はメンテナンス運転時にエレベータシステムの移動範囲を制御する可倒式のストップに関する。
昇降路の頂部におけるオーバヘッドが低いエレベータが多く見られるようになってきている。エレベータは垂直方向に延びる昇降路内を移動する。昇降路の頂部に位置するマシンルーム内にモータ、ガバナ及び対応するケーブル等を有する従来のエレベータと異なり、オーバヘッドの低いエレベータ(以下、低オーバヘッドエレベータという)では、昇降路の頂部における上記のような構成要素の交換を必要としない。例えば、ある低オーバヘッドエレベータは、マシンルームを設けることなく、エレベータ天井の上方に位置するマシンを介して駆動力をもたらし得る。このような低オーバヘッドエレベータを用いることにより、商業ビルや住居用ビルのスペースを節約するこができる。
保守作業員は、昇降路の上方端部におけるプーリ、巻上ケーブル、ガイドレール、マシン制御装置や他の装置に対する検査や保守を行うとき、通常、エレベータかご上で検査等を行う。かごは、同時に出願された特許文献1に開示されている制御システムなどにより、所望の位置にゆっくりと接近するように設計されている。昇降路の上部に接近するときに作業員に十分なスペースを確保して保守作業員の安全を守るため、かごの上方への移動を防ぐさらなる保護手段が開発されている。これは、かご上部と昇降路上部との間のクリアランスが少ない低オーバヘッドエレベータでは特に重要となる。
1つの保護手段としては、エレベータシステムのピット床に配される可倒式のストップがある。このストップは展開されたときにカウンタウエイトの下方へのさらなる移動をブロックする。例としては、同時に出願された特許文献2に開示されているものがある。カウンタウエイトはエレベータかごに作動可能に接続されているため、カウンタウエイトの下方への移動を防ぐことは、必然的にかごの上方への移動を防ぐことになる。エレベータの通常モードでの作動時にはストップは格納されるため、カウンタウエイトは全移動範囲に亘って移動可能となる。
展開時において、水平方向に延びる衝撃プレート、傾斜したストップ部材及び垂直方向に延びる取付チャネルにより三角形状のサポート構造体が形成される。水平方向に延びる衝撃プレートは、カウンタウエイトの下方への移動をブロックし、その衝撃力は取付チャネル及びサポート部材を介してピット床に伝わる。
国際公開第2008/004022号パンフレット 国際公開第2008/002300号パンフレット
しかし、上記三角形状の構造では、衝撃力の水平方向のベクトルに対応するサポート部材が必要となる。その結果、要求される構造上の剛性をもたらすように十分な横断方向の寸法及び重量を有するサポート部材を備える必要がある。
その一方で、昇降路内のスペースが制限されているため、エレベータかご及びカウンタウエイトの寸法及び位置もまた制限されている。全移動範囲におけるエレベータかごの安全な作動を維持するため、昇降路内におけるカウンタウエイトの偶発的な水平方向の移動に対応するように、完全に格納されたストップとカウンタウエイトとの間に最小クリアランス(例えば、25mm)が要求される。しかし、既存のストップでは、望ましい構造上の剛性を維持するために必要となる横断方向の寸法が相対的に厚いため、この最小クリアランス要求を満たすことができない。1つの解決策としては、可倒式のストップに面するカウンタウエイト(カウンタウエイトフレーム及びカウンタウエイト充填部材を含む)の面に長手方向に延びる溝を形成して、さらにクリアランスを広げる方法がある。この方法は効果的ではあるが、既存のエレベータシステムを改修するか、あるいは特別なカウンタウエイトを製造しなくてはならないため、設計コストが著しく上昇してしまう。
したがって、従来のカウンタウエイトとともに使用する際に、コストを著しく上昇させることなく、最小クリアランス要求を満たし得る改善された横断方向の寸法を有する可倒式のストップが必要である。さらに、展開時に耐荷重能力を犠牲にすることなく、格納位置において改善された横断方向の寸法を有するような可倒式のストップが必要である。
上記の要求を満たすため、可倒式ストップ及びエレベータシステムの移動範囲を制御するため該ストップを用いる方法を開示する。可倒式ストップは、取付ブラケット、衝撃プレート及びサポート部材を備える。サポート部材は、上方端部及び下方端部を有し、上方端部は、衝撃プレートの遠位部分に枢動可能に接続され、下方端部は、取付ブラケットに対して移動可能である。
本開示の他の態様において、開示する可倒式ストップを用いて、垂直方向の軌道を有するエレベータカウンタウエイトを備えたエレベータアッセンブリの移動範囲を制御する方法を開示する。該方法は、衝撃プレートと、衝撃プレートに枢動可能に接続された上方端部を有するサポート部材と、を備える可倒式のストップを設けるステップを有する。さらに、上記方法は、ストップを展開位置へと展開するステップを含み、展開位置では、衝撃プレートは少なくとも実質的に水平方向に延びてカウンタウエイトの垂直方向の軌道内に位置し、サポート部材は少なくとも実質的に垂直方向に延びている。
可倒式のストップ及びこれを用いる方法の利点及び特徴について以下に詳細に記載する。当業者であれば、本明細書において開示する装置や方法は、種々の用途に合わせて適切に修正され得ることを理解されるであろう。
開示する装置及び方法をより正確に理解するため、添付の図面に詳細に図示した実施例を参照されたい。
図は、必ずしも縮図でなく、開示する実施例は図式的であったり、部分的な図であったりすることを理解されたい。特定の例では、開示する装置や方法の理解のために必ずしも必要でない細部は省略してある。本開示は、図示した特定の実施例に限定されない。
既存の可倒式ストップを有する従来のエレベータにおいて、該ストップが展開位置にある状態を示す従来のエレベータの概略図。 既存の可倒式ストップを有する従来のエレベータにおいて、該ストップが格納位置にある状態を示す従来のエレベータの概略図。 図2に示す従来のエレベータシステムにおいて、最小クリアランス要求を満たすようにカウンタウエイトの表面に溝を要するストップの横断方向の寸法を示す従来のエレベータシステムの部分上面図。 本開示により構成されたストップの一実施例を示す正面分解図。 図4に示したストップの背面分解図。 展開位置にある図4,5に示すストップの背面斜視図。 図6に示すストップの側面図。 格納位置にある図4,5に示すストップの正面斜視図。 図8に示すストップの側面図。 格納可能なロックピンを示す図4〜9のストップの部分上面図。 図8,9に示すストップを用いるエレベータシステムにおいて、格納位置にあり改善された横断寸法を有するストップを示すエレベータシステムの部分上面図。 本開示の他の態様によるエレベータアッセンブリの移動範囲を制御する方法のブロック図。
本開示は、概して、昇降路におけるエレベータかご上において保守技術員が作業するためのオーバヘッドのクリアランスを所望の高さに維持する安全装置に関する。特に、該装置は、カウンタウエイトがさらに下方へと移動しないように防ぐ可倒式のストップであり、これにより、エレベータかごが昇降路内の所定の高さを超えて移動することがないようにすることを担保するものである。該安全装置がエレベータシステムの垂直面(例えば、かごガイド)に取付けられるため、「近接(した)」という語は、垂直面に向かう方向(位置)を意味するときに使用し、「遠位」という語は、垂直面から離れた方向(位置)を意味するときに使用するものとする。
図1〜3に示すように、従来の可倒式ストップは三角形状を有する。三角形状のストップ10は、取付チャネル11、ストップ部材12及び衝突板13を有する。取付チャネル11はかごガイドに取り付けられる。ストップ部材12は、下端部を有し、該下端部は、取付チャネル11の下端部に枢動可能に取付けられる。衝突板13は、かごガイドにスライド可能に取付けられた近接部分16と、ストップ部材12の上端部14に枢動可能に取付けられた遠位部分17と、を有する。
図1に示すように、展開状態では、ストップ部材12は、取付チャネル11から離れるように枢動し、衝突板13の遠位部分17は、かごガイドに沿って下方にスライドして、衝突板13が取付チャネル11の上端部18に当接する。これにより、カウンタウエイト19の垂直方向の軌道をブロックする三角形状のサポート構造体が形成される。カウンタウエイト19がエレベータかご15に接続されているため、カウンタウエイト19の下方への移動を防ぐことにより、エレベータかご15の上方への移動を阻止することができる。
図2に示すように、格納状態では、ストップ部材12は、取付チャネル11に向けて枢動し、衝突板13の近接部分16がかごガイドに沿って上方にスライドして、ストップ部材12が実質的に垂直方向の位置に置かれる。格納位置では、三角形状のストップ10は、カウンタウエイト19の垂直方向の軌道を開放するため、エレベータかご15が全範囲に亘って移動可能となる。
しかし、三角形状のストップ10に特有の横断方向のベクトルのため、ストップ部材12は、三角形状のストップ10の展開時にカウンタウエイト19の衝撃力に耐え得る十分な厚さ及び剛性を有する必要がある。さらに、衝突板13がかごガイドとスライド式に係合するため、ストップの格納時に、衝突板13は、実質的に又は完全に垂直方向の位置まで折り畳まれ得ないため、これにより、ストップ部材の厚さと相まって、ストップと従来のカウンタウエイトとの間の最小クリアランス要求(例えば、25mm)を満たさない横断方向の寸法を有することとなる。1つの解決策としては、図3に示すように、カウンタウエイト19に垂直方向の溝19aを設けることが挙げられるが、これは、技術的に困難であり、経済的に望ましくない。
上記の問題に対処するため、本明細書に開示する可倒式ストップは、構造上の剛性を犠牲にすることなく、最小クリアランス要求を満たす改善された横断方向の寸法を有する。図4〜9に開示する実施例では、ストップ20は、エレベータシステムの昇降路27内の固定面に取り付けられる取付ブラケット21を有する。(図6に概略的に示す)本実施例では、取付ブラケット21は、複数の締め具23によりかごガイド22(エレベータかごの垂直方向の移動をガイドする)に取り付けられる。しかし、ストップ20の位置により、ストップ20の展開時にカウンタウエイトの垂直方向の軌道をブロックすることができるのであれば、取付ブラケット21をカウンタウエイトガイド、昇降路壁、ピットの床や他の適切な面に取り付けてもよい。取付ブラケット21は、上方部分24及び下方部分25を有する。取付ブラケット21の下方部分25は、サポートプレート(図示せず)を介して昇降路27のピット床26に間接的に取り付けられ、これにより、ピット床26に対する衝撃によるダメージを軽減するかあるいはこれを防ぐ。ダメージが最小限であるか、他の設計によってダメージを減少させることができるのであれば、下方部分25をピット床26に直接接触させるようにしてもよい。
ストップ20は、衝撃プレート30を有し、該プレートは近接部分31及び遠位部分32を有する。衝撃プレート30の近接部分31は、2つのリベット33,34などを介して取付ブラケット21の上方部分24に枢動可能に取り付けられる。別の実施例(図示せず)では、衝撃プレート30の近接部分31は、かごガイド22にスライド可能に取り付けられる(例えば、WO2008/002300に開示された構成のように)。いずれの場合でも、衝撃プレート30は、衝撃プレート30が実質的に垂直となる格納位置(図8,9)から、衝撃プレート30が実質的に水平となる展開位置(図6,7)へと枢動可能である。衝撃プレート30の寸法や形状により、ストップ20の展開時に、衝撃プレート30の遠位部分32がカウンタウエイトの垂直方向の軌道内へと少なくとも部分的に突出する。衝撃プレート30の寸法や形状は、図4〜9に示す特定の実施例に限定されない。本開示において、「実質的に垂直」や「実質的に水平」とは、垂直又は水平に対して約10°以内、約5°以内又は約3°以内にあることを言う。
ストップ20は、耐荷重要素としてサポート部材40を有し、該サポート部材は、上方端部41及び下方端部42を有する。サポート部材40の上方端部41は、2つのリベット43,44などを介して衝撃プレート30の遠位部分32に枢動可能に取り付けられる。図1,2に示す従来の三角形状のストップ10とは異なり、サポート部材40の下方端部42は、取付ブラケット21に対して平行に移動し得る。特に、サポート部材40が取付ブラケット21により近い位置にある(本実施例では取付ブラケット21内に部分的に凹んでいる)格納位置(図8,9)から、サポート部材40が取付ブラケット21から離れている展開位置(図6,8)へとサポート部材40が移動するときに、下方端部42は水平方向に移動する。しかし、サポート部材40は、双方の位置において少なくとも実質的に垂直をなしている。展開位置において、取付ブラケット21の下方部分と同様に、サポート部材40の下方端部42は、サポートプレート(図示せず)を介して昇降路27のピット床26に間接的に取り付けられ、これにより、ピット床26に対する衝撃によるダメージを軽減するかあるいはこれを防ぐ。ダメージが最小限であるか、他の設計によってダメージを減少させることができるのであれば、下方部分をピット床26に直接接触させるようにしてもよい。サポート部材40及び取付ブラケット21のサポートプレートは、単一片からなるものであってもよいし、複数の片からなるものであってもよい。
最後に、任意的にストップ20は、構造的な剛性のため取付ブラケット21とサポート部材40とを相互に接続するクロス部材50を有する。また、クロス部材50は、格納位置と展開位置との間におけるサポート部材40の移動を補助する。図4,5に図示するように、クロス部材50は、近接部分51及び遠位部分52を有する。クロス部材50の近接部分51は、リベット53,54等を介して取付ブラケット21に枢動可能に取り付けられ、遠位部分52は、リベット55,56等を介してサポート部材40に枢動可能に取り付けられる。クロス部材50は、単一片からなる構造であってもよく、図4,5に示すように、2つのサイドバーを有していてもよい。ストップ20の構造上の剛性を向上させることに加えて、クロス部材50は、格納位置と展開位置との間におけるストップ20の移動を促進する。これについては後述する。
図6,7に示すように、ストップ20が展開されると、クロス部材50は、少なくとも実質的に水平位置に至るまで、取付ブラケット21から離れるように枢動し、これにより、サポート部材40は取付ブラケット21から離れた位置に延在するようになる。ストップ20を格納するため、クロス部材50は、図8,9に示すように少なくとも実質的に垂直位置に至るまで取付ブラケット21に向けて枢動し、これにより、サポート部材40が取付ブラケット21に近接するように移動する。しかし、クロス部材50の補助なく、サポート部材40を単純に押すか引くことにより、あるいは衝撃プレート30を枢動することにより、ストップ20を展開又は格納するようにしてもよい。
図4〜9に図示されているように、取付ブラケット21は、任意的に保持部材60を備えていてもよい。保持部材60は、ストップ20が格納位置にあるときに取付ブラケット21とサポート部材40とを解放可能に結合する。図10を参照すると、保持部材60は、格納可能なロックピン61を有し、ロックピン61は、ロックピン61の位置を制御するソレノイドコイルなどのアクチュエータ62に作動可能に連結される。ストップ20が格納位置にあるときに、ロックピン61は、サポート部材40に設けられた少なくとも1つの受入エリア63内に突出し、これにより、取付ブラケット21に近接させてサポート部材40を保持する。ストップ20を展開するため、ロックピン61は、アクチュエータにより格納され、これにより取付ブラケット21からサポート部材40が解放される。図4,5では受入エリア63は側方に設けた開口として図示してるが、サポート部材40の面に設けた凹部としてもよい。同様に、保持部材60及び受入エリア63の位置は、開示した実施例に限定されない。ロックピン61をソレノイドコイルにより電気的に作動させる代わりに、油圧アクチュエータ等により機械的に作動させてもよし、あるいは手動で作動させてもよい。
ストップ20の1つの特徴は、従来の三角形状のストップ10における傾斜した向きと比べて、サポート部材40の垂直方向の向きにより、ストップ20が展開されたときにカウンタウエイトにより生じる衝撃力の水平方向のベクトルを少なくとも実質的に減少又は排除することである。結果として、要求される構造上の剛性を維持しつつ、サポート部材40及びストップ20全体の横断方向の寸法が減少する。ストップ20の他の特徴は、衝撃プレート30の近接部分31が取付ブラケット21に枢動可能に接続されるため、ストップ20の格納時に衝撃プレート30が少なくとも実質的に垂直になり、これにより、ストップ20の全体の横断方向の寸法の減少又は排除に寄与し得ることである。図11に示すように、減少した横断方向の寸法を有するストップ20は、カウンタウエイト29に修正(例えば、垂直方向に延びる溝)を加えることなく、最小クリアランス要求(例えば、25mm)を満たすことができる。
一実施例では、ストップ20は、保守技術員にストップ20の現在位置を知らせる表示器(図示せず)をさらに有していてもよい。表示器は、視覚的なもの(例えば、ストップが展開位置及び拡張位置にあることを示すようにエレベータの天井に配された青信号及び赤信号)又は音声的なもの(例えば、連続する警告音)とし得る。別の実施例として、表示器を電気的なものとし、表示器の送信器から保守技術員が利用し得る受信器に信号を送るようにしてもよい。
例えば、受信器は、エレベータかごの上部に配された制御パネルに組み込むようにしてもよい。制御パネルは、例えば、格納位置から展開位置へとストップ20を解放するようにアクチュエータ62を遠隔操作することによって、ストップ20の作動を遠隔制御する少なくとも1つのスイッチを有していてもよい。制御パネルは、メンテナンスモード下で、エレベータかごの移動を制御するモジュールを有していてもよい。本開示によれば、当業者であれば、エレベータかごの通常モードとメンテナンスモードとの間におけるストップ20の所望の位置を制御するために、周知の構成要素から選択し、ストップ20と保守技術員との間の有線通信又は無線通信を構成することができるであろう。
図12に図示した本開示の他の態様において、垂直方向の軌道を有するエレベータカウンタウエイトの移動範囲を制御する方法が開示される。方法100は、可倒式ストップを設けるステップ101を含む。ストップは、衝撃プレートと、衝撃プレートに枢動可能に接続された上方端部及びかごガイドに対して移動可能な下方端部を有するサポート部材と、を備える。さらに方法100は、ストップを展開位置へと展開するステップ102を含む。この展開位置では、サポート部材は、少なくとも実質的に垂直方向に位置し、衝撃プレートは少なくとも実質的に水平方向に位置して、カウンタウエイトの垂直方向の軌道を少なくとも部分的にブロックする。さらに、方法100は、ストップを格納位置に格納するステップ103を含む。この格納位置では、衝撃プレートは、少なくとも実質的に垂直方向に位置し、カウンタウエイトの垂直方向の軌道の外側に位置する。
産業上の利用可能性
開示した可倒式ストップは、産業用、商業用又は家庭用の用途において幅広く利用することができる。ストップは、新規のエレベータに据え付けることもでき、又は既存のエレベータシステムに対して大幅な変更を加えることなく良好に据え付けることができる。さらに、開示のストップは、構造上の剛性や耐久性を犠牲にすることなく、横断方向の全体寸法をより小さくすることにより最小クリアランス要求を満たすことができる。
特定の実施例について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、当業者であれば上記の記載から他の実施例や種々の変更形態を理解されるであろう。これらは本開示の範囲に含まれる。

Claims (16)

  1. 展開位置と格納位置との間で可倒である可倒式ストップであって、
    上方部分(24)及び下方部分(25)を有し、かつ垂直方向に延びる取付ブラケット(21)と、
    近接部分(31)及び遠位部分(32)を有する衝撃プレート(30)と、
    上方端部(41)及び下方端部(42)を有するサポート部材(40)と、
    を備え
    サポート部材(40)の上方端部(41)は、衝撃プレート(30)の遠位部分(32)に枢動可能に接続され、下方端部(42)は、取付ブラケット(21)に対して移動可能であり、
    衝撃プレート(30)の近接部分(31)は、取付ブラケット(21)の上方部分(24)に枢動可能に接続されており、
    衝撃プレート(30)は、展開位置ではカウンタウエイトの下方への移動を防ぐように水平となり、格納位置では垂直となるものであり、
    サポート部材(40)は、展開位置及び格納位置において垂直方向に延びていることを特徴とする可倒式ストップ。
  2. 可倒式ストップ(20)は、衝撃プレート(30)が水平をなす展開位置から、衝撃プレート(30)が垂直をなす格納位置へと格納可能であることを特徴とする請求項に記載の可倒式ストップ。
  3. クロス部材(50)をさらに備え、該クロス部材は、取付ブラケット(21)に枢動可能に接続された近接部分(51)と、サポート部材(40)に枢動可能に接続された遠位部分(52)と、を有することを特徴とする請求項に記載の可倒式ストップ。
  4. 展開位置において、クロス部材(50)は、水平方向に延びていることを特徴とする請求項に記載の可倒式ストップ。
  5. 格納位置において、クロス部材(50)は、垂直方向に延びていることを特徴とする請求項に記載の可倒式ストップ。
  6. 取付ブラケット(21)は、エレベータアッセンブリのかごガイド(22)に固定されており、エレベータアッセンブリは、垂直方向の軌道を有するカウンタウエイト(29)を備え、この垂直方向の軌道は、修正が加えられていないカウンタウエイトの元々の形状によって画定されることを特徴とする請求項に記載の可倒式ストップ。
  7. 取付ブラケット(21)は、エレベータアッセンブリのピット床(26)に間接的に接触することを特徴とする請求項に記載の可倒式ストップ。
  8. 可倒式ストップ(20)が展開位置にあるとき、カウンタウエイト(29)の垂直方向の軌道は、衝撃プレート(30)によってブロックされることを特徴とする請求項に記載の可倒式ストップ。
  9. 可倒式ストップ(20)が格納位置にあるとき、カウンタウエイト(29)の垂直方向の軌道は、衝撃プレート(30)によってブロックされないことを特徴とする請求項に記載の可倒式ストップ。
  10. 取付ブラケット(21)は、可倒式ストップ(20)が格納位置にあるときに取付ブラケット(21)とサポート部材(40)を解放可能に連結する保持部材(60)を有することを特徴とする請求項に記載の可倒式ストップ。
  11. 保持部材(60)は、格納可能なロックピン(61)を有し、該ロックピンは、可倒式ストップ(20)が格納位置にあるときにサポート部材(40)の受入エリア(63)へと突出することを特徴とする請求項10に記載の可倒式ストップ。
  12. ロックピン(61)は、ソレノイドによって作動することを特徴とする請求項11に記載の可倒式ストップ。
  13. 垂直方向の軌道を有するエレベータカウンタウエイトの移動範囲を制御する方法であって、該方法(100)は、
    衝撃プレートと、衝撃プレートに枢動可能に接続された上方端部を有するサポート部材と、を備える可倒式のストップを設けるステップ(101)と、
    ストップを格納位置から展開位置へと展開するステップ(102)と、
    を含み、
    前記ストップは、垂直方向に延びる取付ブラケットをさらに備え、前記衝撃プレートは、前記取付ブラケットの上方端部に枢動可能に接続されており、
    格納位置では、衝撃プレート及びサポート部材は、垂直方向に延び、ストップはカウンタウエイトの垂直方向の軌道をブロックせず、
    展開位置では、衝撃プレートは水平方向に延び、サポート部材は垂直方向に延びており、ストップはカウンタウエイトの垂直方向の軌道をブロックすることを特徴とする方法。
  14. ストップは、クロス部材をさらに備え、該クロス部材は、取付ブラケットに枢動可能に接続された近接部分と、サポート部材に枢動可能に接続された遠位部分と、を有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 展開位置において、クロス部材は、水平方向に延びていることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  16. ストップを格納位置に格納するステップ(103)をさらに含み、
    格納位置では、衝撃プレートは、垂直方向に延び、カウンタウエイトの垂直方向の軌道の外側に位置することを特徴とする請求項13に記載の方法。
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