JP5617070B2 - 精密加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は油圧機器等に使用するシリンダ−等の内径最終仕上げ精度を向上する精密加工装置に関する発明である。
従来、油圧機器等に使用されるシリンダ−等の内径最終仕上げは、ボ−ル盤、旋盤或いはマシニングセンタ−等で明けた下穴を、マシニングセンタ−、ホ−ニングマシ−ン、ボアフィニッシングマシ−ン等に取り付けたホ−ニングリ−マ(ダイヤモンドリ−マ)で行っていた。
この例には特開2004−276226号公報がある。
そして、精密加工の一手段としては、ひずみゲ−ジ等の力センサ−を取り付け、加工物と工具との間に働く研削抵抗を測定し、その研削抵抗を演算装置(NC装置)にフィードバックして、上記研削抵抗を抑制するよう工具の回転数並びに送り速度を変えていた。
この例には特開平10−6182号公報がある。
特開2004−276226号公報 特開平10−6182号公報
途中に複数の横穴、若しくは横溝があり、直径が3.0〜50mmで、深さが100〜300mmある深穴を、加振装置を備えたマシニングセンタ−、ホ−ニングマシ−ン、ボアフィニッシングマシ−ン等で真円度1μ、円筒度1μに精密加工する技術手段は提示されていなかった。
即ち、特開2004−276226号公報に示されたものは、下穴をボ−ル盤、旋盤或いはマシニングセンタ−等で明け、それを熱処理し、その後第一弾として内面研削機で熱処理時の変形を矯正、修正しボアフィニッシングマシ−ンを使って、真円度1μ、円筒度1μに精密加工する技術手段が示されているが、この精密加工手段であると加工装置が大掛かりになることは勿論、途中に複数個の横穴、若しくは横溝があり、直径が3.0〜50mmで、深さが100〜300mmある深穴に対しするものではなかった。
また、特開平10−6182号公報に示されたものは、途中に複数の横穴、若しくは横溝があり直径が3.0〜50mmで、深さが100〜300mmの深穴としたシリンダ−の精密加工手段でなく、加工物と工具との間に働く研削抵抗を測定し、その研削抵抗を演算装置(NC装置)にフィードバックして、上記研削抵抗を抑制するよう工具の回転数並びに送り速度を変えたものであった。
ところが、先の如く複数個の横穴、若しくは横溝がある深穴であった場合、工具の回転数並びに送り速度を研削抵抗の変化で変えるようにしたものであった場合、所望する真円度1μ、円筒度1μの精密加工が難しかった上、測定手段が必要になることは勿論、切粉(切屑)による加工物の2次的損傷が防げない、更には加工油浸透不足による工具の損傷等が防止できなかった。
即ち、横溝と横溝にはさまれる加工部寸法が短かかったり、長かったりすると当然切粉(切屑)の排出性並びに切削油浸透性が変る。
従来提案されている加工装置はこの加工部の変化に付いては何等考慮していなかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的とする所は、複数個の横穴、若しくは横溝がある深穴であった場合でも、加工装置を大掛かりにすることなく、真円度1μ、円筒度1μの加工精度が得られる加工装置を提供することにある。
本発明は上記目的を解決するものである。
即ち、途中に複数個の横穴、若しくは横溝があり、直径が3.0〜50mmで、深さ100mm〜300mmの深穴としたシリンダ−を、加振装置を備えたマシニングセンター、ホーニングマシーン、ボアフィニッシングマシ−ン等で精密加工する加工装置に於いて、上記ホーニングマシーン等のNC操作部に複数個の横穴若しくは横溝を持つ深穴の横穴若しくは横溝間寸法に合わせ、選定される要因を上記加工装置に加工条件として入力することが出来るようにした精密加工装置である。
また、加工条件として、工具の回転数、工具の送り速度、工具の振動ストローク、工具の振動速度を選定すると共に加工条件を変える選定要因として、加工穴入り口からの距離、加工穴の長さ、加工部の切粉の排出性、加工部の切削油の浸透性等とした精密加工装置である。
複数個の横穴、若しくは横溝があるシリンダ−等の深穴加工であった場合でも特別な検出手段を設ける等することなく真円度1μ、円筒度1μの加工精度を得ることが出来る加工装置を提供するものである。また、切粉(切屑)による加工物の2次的損傷、更には加工油浸透不足による工具の損傷等の防止が図れるものである。
本発明に用いるボアフィニッシングマシ−ンの概要を説明する図である。 図1のP部拡大断面図である。 本発明に用いる工具であるダイヤモンドリ−マの概要を説明する図である。 図1に示す(NC操作部)に加工条件を入力した時のボアフィニッシングマシ−ンの動作を説明する図である。 超精密加工装置の操作部に入力する加工条件を決定する選定要因と加工条件との関係を説明する図である。 図5の加工条件を設定した時と、しない時の各位置、加工径のバラツキ及び加工穴全体加振の真円度、円筒度とを比較した図である。
以下、本発明の詳細を図に示す一実施形態で説明する。
尚、図1は本発明に用いるボアフィニッシングマシ−ンの概要を説明する図であり、図2は図1のP部拡大断面図であり、図3は本発明に用いる工具であるダイヤモンドリ−マの概要を説明する図である。
先ず、図1〜図3に於いて、1はダイヤモンドリ−マを使ってワーク(加工物)の内径を超精密仕上げするボアフィニッシングマシ−ンである。
このボアフィニッシングマシ−ン1は後述するホ−ニング加振用アタッチメント5を駆動する主軸2及び加工物6をセットする為のテ−ブル(ベット)3を備えている。
4はNC操作部で主軸2等の回転速度等の加工に必要となる各種操作を行なう。5は主軸2に取り付けられたホ−ニング加振用アタッチメントである。このホ−ニング加振用アタッチメントを構成する加振ホルダ−は上部にボアフィニッシングマシ−ン1の主軸2に装着するシャンクと下部に工具18たるダイヤモンドリ−マを装着するコレット17等より構成されている。
次に上記加振手段に付いて図2をもって説明すると、この加振手段はホーニング加振用アタッチメント5の側部に設けられている。そしてこの加振手段は外部操作にて調整出来るものである。
7はスピンドル16を上下させる揺動板であり、8は平行板である、この平行板8が作る傾斜面を揺動板7に設けた回転部材9が倣うものである。10は上記平行板8の傾斜面の傾斜量を変える加振量調節部材である。
この加振量調節部材10は操作部11と動作部12とが2本のピン13で結合されており操作部11は加振ホルダ−本体14の表面に、又動作部12には先の平行板8と鋼球15を介して連接している。
そして操作部11を加振量調節目盛(図示せず)に合わせ回動する。こうすることにより、平行板8が鋼球15の移動に伴って上下し、傾斜面の傾斜量を0〜1mmの範囲で変える。
この加振手段はホーニング加工時に出る切粉(切屑)が引き起こすホーニングの精度低下を防止する役目を果たすものである。即ち、上記ボアフィニッシングマシーン1はダイヤモンドリーマを振動させることにより切粉(切屑)を細かく切断し強制的に排出するものである。
これにより、面粗度を大きく向上させ超高精度なホーニング加工が出来る。またこの加振手段は工具かじりなど、切粉(切屑)が工具を破壊させることを防ぎ、工具の高寿命化の働きも果たすものである。
次に、工具18として本願に使用するダイヤモンドリーマ−に付いて説明する。
図3に於いて、18はダイヤモンドリーマ−、20はダイヤモンドリーマ−18の拡縮刃物部で電着にてダイヤモンド粉が装着されている。24はテーパーコーン、このテーパーコーン24は外周にはテーパーがなく、円筒状のもので内径がテーパー24aを持っている。26は上記テーパーコーン24に設けられた切溝、この切溝26は図ではスパイラル形状をしているが、ストレート形状であっても良い。
またコーンブッシュ23は図3にも示す如く押ネジ27の先端部に一体に形成され先端部は先細のテーパー部23aとされる。このテーパー部23aはテーパーコーン24のテーパー24aに合致し押ネジ27が矢印方向に推進すると、テーパー部23aがテーパーコーン24のテーパー24a内を進む。このことによりテーパーコーン24の外形が切溝26を広げながら拡張する。これにより拡張刃物部20の平行部20aも拡張スリット25を利用し拡張するものである。
このダイヤモンドリーマー18を後述する加工条件でボアフィニッシングマシ−ン1を運転することにより、円筒度、真円度ともに1.0μ以下の加工が可能となるものである。勿論このものは従来のホーニングに比較し加工時間も大幅に短縮出来る装置となる。
本発明は横穴、若しくは横溝があり、直径が3.0〜50mmで、深さ100mm〜300mmの深穴としたシリンダ−を、上記加工装置を用いて加工することにより精度及び加工時間の短縮を確保するものである。
以下、この特殊な深穴の加工を精度良く行なう加工装置に付いて説明する。
尚、図4は図1に示す(NC操作部)に加工条件を入力した時のボアフィニッシングマシ−ンの動作を説明する図である。
図4に於いて、
NC操作部を備えたボアフィニッシングマシ−ンにはStep1で上記NC操作部に後述する選定要因の項目に従い測定、評価された数値が加工条件(後述する)として入力される。
加工条件(後述する)が入力されたボアフィニッシングマシ−ンはStep2で、その加工条件に合わせサーボモ−タ等で駆動されるスピンドルを回転させると共に、Step3で示す加工具を加振する加振量調整手段を運転する。
Step4に示す工具は回転数、送り速度が制御されると共に加振量制御されStep5の加工物の加工を行うものである。
換言すると、本発明の精密加工装置は工具の回転数、送り速度(加工物を送る速度であっても良い)を制御するだけでなく、加振量を制御しながら加工物の仕上げ加工を行うものである。
次に図5に於いて、本発明の選定要因と加工条件に付いて説明する。
尚、この時の選定要因と加工条件は図4中に示す加工物略図に基づくものであって当然加工物に依って要因の数値、評価並びに加工条件の速度等は変化するもので、以下に説明するものは一例である。
要は精密加工装置であるボアフィニッシングマシ−ン等の操作部に本発明で特定する選定要因の数値若しくは評価等を加工物の形状及び実験結果値等に基づき入力し、該ボアフィニッシングマシ−ンを運転し加工物を精密加工するものである。
又、図5は超精密加工装置の操作部に入力する加工条件を決定する選定要因と加工条件との関係を説明する図である。
図に於いて、6は加工物であり、6aがこの加工物6に旋盤等により明けられた下穴であり、6bがこの下穴6aの途中に複数個設けられた横溝(横穴)を示す.
而して、ボアフィニッシングマシ−ンの操作部に入力する加工条件を決定する選定要因として、図5に示すように本発明に於いては被加工物より決定される加工形状(加工入り口からの距離、加工部穴長さ)を特定すると共に加工時の切粉排除性、加工部切削油浸透性を図面段階及び実験結果値等で決定し、これを選定要因として、ボアフィニッシングマシ−ン等を運転する加工条件として超精密加工仕上げを行なうべく操作部に入力するものである。
以下、具体的に例を挙げ説明する。例えば途中、途中にDo寸法の横溝径が複数箇所あり、加工径D寸法の加工部が該横溝間にあり長さ寸法がA、B、C、D寸法(精密加工する寸法)であった場合、上記の加工物の加工上の選定要因は次のように決定される。
先ず選定要因の一つである加工入り口からの距離は図面上から読み取り概数で決定される。即ち、(a)(b)(c)寸法に付いては加工物の図面寸法を勘案し、(a)(b)が10mm、(b)が10mm、(c)が20mm、そして(d)が10mmとそれぞれ概数で設定されるものである。
次いで加工物略図中の加工部穴長さ寸法A、B、C、Dは図面上からAが10mm、Bが15mm、Cが30mm、Dが10mmと概数で決定される。
次いで切粉排除性及び加工部切削油浸透性はA部が優、B部が良、C部が可、D部が良となる。各部を上記の如く選定する理由は加工入り口からの距離と加工寸法の長さ等を基準とする為である。
即ち、A部は加工入り口からの距離も10mmと近く、しかも加工寸法の長さも10mmと小さいことより当然切粉排除性及び加工部切削油浸透性は優評価となる。
B部は加工入り口からの距離が30mmで加工寸法が15mmであることより切粉排除性及び加工部切削油浸透性は優ではなく良評価となる。
C部は加工入り口からの距離が65mmと長くなり加工寸法の長さが30mmと、これまた長いことより切粉排除性及び加工部切削油浸透性は良ではなく一段下の可評価となる。
D部は加工入り口からの距離が105mmと最大の長さとなるが加工寸法の長さが10mmと短いことより、切粉排除性及び加工部切削油浸透性は良となる。可でないのはD部の加工寸法長さが10mmと短いことが優先される為である。
以上の切粉排除性及び加工部切削油浸透性は図面で判断出来るものと実験しなければ判らないものとがあるので、加工物により実験で求めることもある。
上記で選定された要因をもとにボアフィニッシングマシ−ン等の操作部に加工条件を入力する。加工条件としては切削速度(リーマ刃部周速)m/分、加工送り速度mm/rev、加振ストロ−クmm/rev、加振速度 回/分等である。
又、図中上記加工条件の表し方は中心の破線が標準速度で、+(プラス)側がその標準速度に対して速度等の増加した分を表し、−(マイナス)側が速度等を減少した分を表しており、実線が標準運転状態を表している。
先ず、切削速度(リーマ刃部周速)m/分、であるが被加工物の(a)部は標準速度とし、A部では標準速度に対し2割の減速を開始する。
(b)部ではこれを継続し、B部で標準運転より1割増の運転速度とする。尚A部で減速する主な理由はリーマ刃部を安定させる為でもあるが、この寸法部分切削効率が良い為である。
次いでB部後端に於いて、標準状態に戻るべく減速を開始し、(c)部ではこれを継続させる。C部では速度を標準状態に対し2割増にあげる。またC部後端では標準状態に戻すべく減速を開始し、(d)部では標準状態ととし、D部に於いては一割減の速度とする。これはD部の加工寸法が10mmと短く評価が良である為である。
換云すると、切粉の排除性が良くなく、且つ加工部切削油浸透性の悪い所は切削速度を標準速度より+(プラス)側に上げ、切粉の排除性が良く、加工部切削油浸透性の良い所は切削速度を標準速度より−(マイナス)側に下げると云うことである。
これに依り効率が良く、しかもバラツキ、及び加工穴全体の真円度、円筒度が確保出来るものである。
次に加工速度mm/revであるが、区域(a)A(b)は標準運転状態とし、区域B(c)に入る所で標準運転に対し、1割減の送り速度とし、区域C(d)に入る所で、更に落として2割減とする送りとする。そしてD部に入る所で標準運転状態に戻すものである。
換云すると、切粉の排除性が悪く、加工部切削油浸透性の悪い所は切削速度を上げ、加工送り速度を減らし、切粉の排除性が良く加工部切削油浸透性の良い所は切削速度を落として、加工送り速度を減じるものである。
次に加振ストロークmm/rev、加振速度 回/分であるが、この加振手段はホーニング加工時に出る切粉(切屑)が引き起こすホーニングの精度低下を防止する役目を果するもので、ダイヤモンドリーマーを振動させることにより切粉(切屑)を細かく切断し強制的に排出するものである。
従って、本発明を実施するに当たってはマシニングセンターにこの加振手段を備えるか、専用のボアフィニッシングマシ−ンでの加工となる。
これにより、面粗度を大きく向上させ超高精度なホーニング加工ができる。
また、この加振手段は工具かじりなど、切粉(切屑)が工具を破壊させることを防ぎ、工具の高寿命化の働きも果するものである。
先ず、加振ストロークmm/revについて、区域(a)、A部は切粉の排除性が良いことにより標準の加振ストロークに対し、2割小さい加振ストロークとし、B部に向け(b)部の途中で加振ストロークを標準状態より1割大きい加振ストロークに上げる。
次いでC部と(c)部の途中まではその1割大きい加振ストロークで継続加工し、切粉の排除性及び、加工部切削油浸透性の悪いC部に入るに当たり、更に加振ストロークを標準運転に対し2割大きくすべく(c)部の途中で加振ストロークを拡大するものである。
そして(d)部に於いて標準運転に対し1割減の加振ストロークまで下げ、D部及び(e)部を加振するようにしたものである。
又、加振速度 回/分に付いては、上記加振ストロークにほぼリンクして運転されるように実線の如く、加工条件が設定されるものである。
次に図6に於いて、
尚図6は図5の加工条件を設定した時としない時の各位置の加工径のバラツキ及び加工穴全体の真円度、円筒度とを比較した図である。
図からも判るように、加工条件を設定しない時の各位置の加工径のバラツキ及び加工穴全体の真円度、円筒度は3〜5μ(ミクロン)と大きく、10μ(ミクロン)以上になることもあるのに対し、上記加工条件を設定した時の各位置の加工径のバラツキ及び加工穴全体の真円度、円筒度は0〜1μ(ミクロン)に抑えることが出来るものである。
本発明は以上説明した如き構成を有するものであるから、次のような効果が得られるものである。
即ち、途中に複数個の横穴、若しくは横溝があり、直径が3.0〜50mmで、深さ100mm〜300mmの深穴を、加振装置を備えたマシニングセンター、ホーニングマシーン、ボアフィニッシングマシン等で精密加工する加工装置に於いて、上記ホーニングマシーン等のNC操作部に複数個の横穴若しくは横溝を持つ深穴の横穴若しくは横溝間寸法に合わせ、選定される選定要因を上記加工装置に加工条件として入力することが出来るようにした精密加工装置である。
従って、複数個の横穴、若しくは横溝がある深穴であった場合でも特別な検出手段を設ける等することなく真円度1μ、円筒度1μの加工精度を得ることが出来る加工装置を提供することが出来るものである。
また、切粉(切屑)による加工物の2次的損傷、更には加工油浸透不足による工具の損傷等の防止が図れるものである。
また、加工条件として、工具の回転数、工具の送り速度、工具の振動ストローク、工具の振動速度等を選定すると共に、加工条件を変える選定要因として、加工穴入り口からの距離、加工穴の長さ、加工部の切粉の排出性、加工部の切削油の浸透性等とした精密加工装置である。
従って切粉の排出性、切削油の浸透性との関係に於いて、複数個の横穴のある加工物、各位置の加工径のバラッキ及び加工穴全体の真円度1μ、円筒度1μ(ミクロン)に抑えることが出来るものである。
尚、本発明では精密加工装置として選定要因と加工条件とをとらえ縷々説明して来たが、加工方法としても本発明の効果は得られるものだある。
1 ボアフィニッシングマシン
2 主軸
3 テーブル(ベッド)
4 NC操作部
5 加振用アタッチメント
6 加工物 6a 下穴 6b 横溝
7 揺動板
8 平行板
9 回転部材
10 加振量調節部材
11 操作部
12 動作部
13 ピン
14 加振ホルダー本体
15 鋼球
16 スピンドル
17 コレット
18 工具(ダイヤモンドリーマー)
20 拡縮刃物部 20a 平行部
23 コーンブッシュ 23a テーパー部
24 テーパーコーン 24a テーパー部
25 拡縮スリット
26 切溝
27 押ネジ

Claims (1)

  1. 途中に複数個の横穴、若しくは横溝があり、直径が3.0〜50mmで、深さ100〜300mmの深穴とした加工物を加工する加振装置付き加工装置に於いて、加工入り口からの距離、加工部穴長さを測定し、その測定結果に基づき切粉排除性、加工部切削油浸透性を評価し、その切粉排除性、加工部切削油浸透性の評価が悪い所では、切削速度を上げて、良い所では下げて運転すると共に、加工送り速度はそれが悪い所では減らし、良い所では上げて運転すると共に、加振ストロークはそれが悪い所ではストロークを大きくし、良い所では小さくし、加振速度はそれが悪い所では増して、良い所では減じて運転するようにした精密加工装置。
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