以下、端末装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態におけるオブジェクト処理システム1の概念図である。
図1では、1以上の端末装置11とサーバ装置12とが、ネットワーク13を介して接続されている。ネットワーク13は、有線または無線の通信回線であり、例えば、インターネットやイントラネット、LAN(Local Area Network)、公衆電話回線網などである。
図2は、本実施の形態における端末装置11のブロック図である。
端末装置11は、ページ情報格納部1101、日付記載判断部1102、日付オブジェクト情報送信部1103、属性指定情報格納部1104、グループ管理情報蓄積部1105、グループ管理情報格納部1106、サイズ制限情報格納部1107、画面サイズ指定情報受付部1108、ページ生成部1109、リンク領域管理情報取得部1110、および出力部1111を具備する。
図3は、本実施の形態におけるサーバ装置のブロック図である。
サーバ装置12は、カレンダー情報格納部1201、日付オブジェクト情報受信部1202、およびカレンダー情報蓄積部1203を具備する。
端末装置11を構成するページ情報格納部1101には、第一のページ情報が格納される。第一のページ情報は、少なくとも文字列または画像を含む1以上のオブジェクトが配置されたページの情報である。第一のページ情報は、オブジェクトを含む情報である。また、第一のページ情報は、例えば、オブジェクトが配置されるページを識別する情報であるページ識別情報や、オブジェクトが配置された領域を示す情報である配置情報を含んでいてもよい。また、第一のページ情報は、ページのサイズ等を定義するページ定義情報を有していていても良い。第一のページ情報は、例えば、一のページを識別するページ識別情報と、一のページ識別情報が示すページに配置される1以上のオブジェクトと、これらのオブジェクトが配置された領域を示す配置情報とを有する。
なお、第一のページ情報に含まれるオブジェクトや、ページ識別情報や、配置情報や、ページ定義情報等は、それらの情報そのものであってもよく、あるいは、その情報を特定可能な情報であってもよい。後者の場合には、第一のページ情報に含まれるオブジェクト等は、例えば、オブジェクト等が格納されている領域を示すポインタやアドレスであってもよいし、オブジェクトの識別情報であっても良い。
オブジェクトとは、例えば、1以上の文字で構成される文字列または画像の少なくとも一方を含むデータである。なお、オブジェクトの中には、文字列または画像を含まない、例えば、音声のオブジェクトや音楽のオブジェクト等が含まれていても良い。オブジェクトは、例えば、端末装置11で閲覧または編集等する情報の構成要素と考えても良い。オブジェクトに含まれる文字列は、フォントや、フォントサイズ、フォント色等のフォントの属性値を有していても良い。文字列を含むオブジェクトを、ここでは文字列オブジェクトと呼ぶ。オブジェクトに含まれる画像は、動画像であっても良いし静止画像であっても良い。また、画像は、ビットマップデータでもベクトルデータであっても良く、ファイル形式等は、TIFF、JPEG、SVG等問わない。画像を含むオブジェクトを、ここでは画像オブジェクトと呼ぶ。オブジェクトは、ページに配置されるコンテンツと考えても良い。
ページとは、例えば、1以上のオブジェクトが配置される領域を示す情報である。ページは、ここでは、仮想の紙面や台紙やアートボード等を示す情報と考えて良い。ページは、オブジェクト等が配置されて出力される出力可能領域や、印刷可能領域と考えても良い。
ページ識別情報は、ページを識別可能な情報であればよく、例えば、ページに割り当てられた固有の識別情報や、ページ番号等である。また、1ページを示す第一のページ情報が一のファイル等を構成している場合、ページ識別情報は、ページのファイル名等でも良い。
オブジェクトの配置情報は、例えば、ページ情報が示すページ内のオブジェクトが配置されている領域を示す情報である。オブジェクトは、例えば、配置情報によってページ上にレイアウトされる。オブジェクトの配置情報は、例えば、オブジェクトの位置やサイズ等を示す情報である。オブジェクトの配置情報は、例えば、オブジェクト上の1以上の点(例えば、中心点や、対角の交点や、四隅のうちの1以上の点)の位置を示す情報と、オブジェクトの縦横のサイズを示す情報との組み合わせや、オブジェクトの一対の対角の位置を示す情報であってもよい。点の位置を示す情報は、例えば、ページに対して設定される座標等で示される。サイズを示す情報の単位等は問わない。サイズとは、ここではオブジェクトのデータサイズではなく寸法を意味する。ただし、配置情報は、オブジェクトの配置された領域が特定できる情報であればどのような情報でもよい。例えば、配置情報は、オブジェクトが配置される位置(例えば座標等)を示す情報であっても良い。この場合、オブジェクトが配置される領域のサイズは、例えば、オブジェクトのサイズとしてもよい。上記のような場合、この配置情報が示す位置にオブジェクトが配置された場合のオブジェクトが占める領域(あるいはオブジェクト上の領域)を、オブジェクトの配置される領域と考えて良い。また、オブジェクトが、オブジェクトを配置するための枠やフレームやボックス等と呼ばれる配置領域に配置されている場合、この配置領域を示す情報をオブジェクトの配置情報と考えてもよい。配置領域を示す情報は、オブジェクトの配置情報と同様の位置やサイズ等を示す情報で構成される。このフレーム等の領域と、この領域に配置される一以上のオブジェクトは、例えば、図示しないフレーム等の領域を示す情報と、配置されるオブジェクトとを対応付けて管理する管理情報等で管理される。なお、後述する第二のページ情報以降のページ情報が示すページに配置されるオブジェクトは、第一のページ情報が示すページに配置されるオブジェクトにリンクして配置することで、第一のページ情報が示すページに配置されるオブジェクトを共用するようにしても良い。なお、オブジェクトが配置される領域が指定されていない場合、第一のページ情報はオブジェクトの配置情報を有していなくてもよい。また、オブジェクトの配置される領域が、出力デバイス側等で指定されている場合や、出力デバイス側で配置される領域を解釈する場合等には、第一のページ情報は、配置情報を有していなくてもよい。
ページ定義情報は、ページのサイズやマージンや余白等の属性を定義する情報である。また、ページの背景色等の属性を定義する情報を有していてもよい。また、ページ定義情報は、第一のページ情報の出力時のサイズの情報等を有していても良い。また、第一のページ情報が出力される出力デバイス等の表示画面のサイズを示す情報を有していても良い。また、ページ定義情報は、第一のページ情報の出力サイズの情報等を有していても良い。なお、第一のページ情報が示すページの出力サイズは、出力デバイスの表示画面のサイズ等やユーザの操作等に合わせて可変であっても良い。
なお、1以上のオブジェクトが配置されている領域をページと考える場合のように、ページのサイズ等を指定する必要がない場合には、第一のページ情報は、ページ定義情報を有していなくてもよい。例えば、一のオブジェクトが表示されることも一のページが表示されたと考える場合には、ページ定義情報は省略しても良い。
第一のページ情報は、一のファイルで構成されていても良いし、複数のファイルで構成されていても良い。また、第一のページ情報は、1以上のデータベースでも良い。
第一のページ情報は、具体的には、オブジェクトが配置されたドキュメントを示すドキュメント情報と考えても良い。第一のページ情報は、HTML等のWebページの情報であっても良いし、DTP装置や、クロスメディアパブリッシング装置やワードプロセッサ等の電子出版物等を出力可能な装置で用いられるオブジェクトが配置されたページの情報であっても良い。また、これらのページ情報は、ページの原稿の情報等と考えても良い。
また、第一のページ情報は、例えば、電子出版物を出力するために利用されるページ情報でもよい。電子出版物は、情報の出力媒体を電子媒体とした出版物である。例えば、電子出版物は、電子ブックや、電子ペーパー、電子配布用書類等である。また、Webページ等も電子出版物と考えても良い。電子出版物は電子書籍と考えても良い。電子出版物の内容等は問わない。ただし、第一のページ情報は、紙等の物理的な媒体に印刷して出力する出版にも利用可能なページ情報であっても良い。
なお、第一のページ情報とは、リンク情報等を用いて階層化されるページ情報の、第一階層のページ情報と考えても良い。
ページ情報格納部1101に格納されている第一のページ情報は、例えば、ユーザ等により指定された端末装置11の処理対象となるページ情報である。ページ情報格納部1101に第一のページ情報が蓄積される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して第一のページ情報がページ情報格納部1101で蓄積されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された第一のページ情報がページ情報格納部1101で蓄積されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された第一のページ情報がページ情報格納部1101で蓄積されるようになってもよい。なお、かかることは、以下の格納部等に関しても同様であるものとする。
ページ情報格納部1101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
日付記載判断部1102は、オブジェクトが日付情報を含むか否かを判断する。
ここで、オブジェクトとは、第一のページに配置されたオブジェクトである。また、ここでのオブジェクトは、後述のページ生成部1109によりグループ化されたオブジェクトであるグループオブジェクトを含む概念であっても良い。つまり、日付記載判断部1102は、第一のページに配置されたオブジェクト、およびグループオブジェクトについて、日付情報を含むか否かを判断しても良い。
また、日付情報とは、日付を示す情報である。日付情報は、例えば、「2010/12/31」や、「2010−06−30」、「2010年01月01日」のように、年月日の形式であっても良いし、「12/31」や、「06−30」、「01月01日」のように、月日の形式であっても良い。また、この例に示したように、日付情報における年、月、日を区切る記号の種類、形式は問わない。また、月、および日を示す数字は、本来1桁のものに「0」が追加され2桁になっていても良い。また、年を示す数字は、この例に示したように西暦であっても良いし、例えば、「平成22年」や「昭和63」のように、和暦であっても良い。また、年が和暦の場合、年を示す数字は、月、および日を示す数字と同様に、本来1桁のものに「0」が追加され2桁になっていても良い。また和暦の場合の元号を示す情報は、例えば、「H」や「S」のように、元号をローマ字表記した際の頭文字を示す情報であっても良い。また、日付情報に含まれる数字、および年、月、日を区切る記号は、全角、半角を問わない。また、日付情報は、日付を示す情報であればその形式は問わない。
また、日付情報は、時刻を示す情報を含んでいても良い。つまり、日付情報は、時刻を含む概念であっても良い。
ここで、時刻を示す情報を時刻情報とすると、時刻情報は、例えば、「23:30:15」や、「09.45.30」、「8時30分20秒」のように、時分秒の形式であっても良いし、「23:30」や、「09.45」、「8時30分」のように、時分の形式であっても良い。また、時、分、秒を示す数字は、本来1桁のものに「0」が追加されて2桁になっていても良い。また、時を示す数字は、この例に示したように、24時間表記であっても良いし、12時間表記であっても良い。また、時が12時間表記の場合は、例えば、「AM09:45」や「PM12:15」、「午前09:45」や「午後12:15」のように、午前か午後かを示す情報が付加されていても良い。また、午前か午後かを示す情報は、例えば、「A」や「P」、「前」や「後」のように、共通部分がなく、午前か午後かを示す最低限の情報であっても良い。
また、時刻情報は、例えば、「20:00〜」のように、時間の開始を示す形式であっても良いし、「20:00〜23:45」のように、時間の開始と終了を示す形式であっても良い。
なお、時刻情報における午前か午後かを示す情報、時、分、秒、時間の開始、時間の終了のそれぞれを区切る記号の種類、形式は問わない。また、時刻情報に含まれる数字、および時、分、秒を区切る記号、時間の開始、時間の終了を区切る記号は、全角、半角を問わない。また、時刻情報は、時刻を示す情報であればその形式は問わない。
また、オブジェクトが日付情報を含むか否かの判断は、例えば、以下のような手順であっても良い。
(1)オブジェクトが、文字列オブジェクトであるか画像オブジェクトであるかを判断する。
(2)(1)において、オブジェクトが文字列オブジェクトである場合は、当該オブジェクトが含む文字列を取得する。
(3)(1)において、オブジェクトが画像オブジェクトである場合は、当該オブジェクトからいわゆる文字認識技術を用いて、文字列を取得する。なお、文字認識技術は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
(4)(2)または(3)において取得した文字列が日付情報を含むか否かを判断する。
上記(4)における文字列が日付情報を含むか否かの判断は、例えば、日付情報の形式のパターンを用いて、当該文字列が当該パターンに一致するか否かを判断しても良いし、当該文字列に当該パターンに一致する文字列が含まれるか否かを判断しても良い。なお、当該日付情報の形式のパターンは、正規表現であっても良い。正規表現の場合、西暦である日付情報に一致するか否かを判断するためのパターンは、日付情報が半角である場合であれば、例えば、「(19|20)[0-9]{2}\/(0[1-9]|1[0-2])\/(0[1-9]|[12][0-9]|3[01])」であり、全角である場合であれば、例えば、「(19|20)[0-9]{2}\/(0[1-9]|1[0-2])\/(0[1-9]|[12][0-9]|3[01])」である。また、正規表現の場合、和暦である日付情報に一致するか否かを判断するためのパターンは、日付情報が半角である場合であれば、例えば、「平成[0-9]{1,2}年(0[1-9]|1[0-2])月(0[1-9]|[12][0-9]|3[01])日」であり、全角である場合であれば、例えば、「平成[0-9]{1,2}年(0[1-9]|1[0-2])月(0[1-9]|[12][0-9]|3[01])日」である。
また、上記(4)における文字列が日付情報を含むか否かの判断は、西暦である日付情報を含むか否かを判断する場合は、例えば、以下のような手順であっても良い。
(4−a1)対象となる文字列から、年を示す4桁の数字を検知する。
(4−a2)(4−a1)で検知した数字の直後に、年と月を区切る記号が存在するか否かを判断する。
(4−a3)(4−a2)において、記号が存在する場合は、その記号の直後に、月を示す2桁、もしくは1桁の数字が存在するか否かを判断する。
(4−a4)(4−a3)において、2桁、もしくは1桁の数字が存在する場合は、その数字の直後に、月と日を区切る記号が存在するか否かを判断する。
(4−a5)(4−a4)において、記号が存在する場合は、その記号の直後に、日を示す2桁、もしくは1桁の数字が存在するか否かを判断する。
(4−a6)(4−a5)において、2桁、もしくは1桁の数字が存在する場合は、対象となる文字列が日付情報を含むと判断する。
また、上記(4)における文字列が日付情報を含むか否かの判断は、和暦である日付情報を含むか否かを判断する場合は、例えば、以下のような手順であっても良い。
(4−b1)対象となる文字列から、元号を示す文字列を検知する。なお、元号を示す文字列は、日付記載判断部1102が予め保持している、とする。
(4−b2)(4−b1)で検知した元号の直後に、年を示す2桁、もしくは1桁の数字が存在するか否かを判断する。
(4−b3)(4−b2)において、2桁もしくは1桁の数字が存在する場合は、その数字の直後に、「年」が存在するか否かを判断する。
(4−b4)(4−b3)において、「年」が存在する場合は、その「年」の直後に、月を示す2桁、もしくは1桁の数字が存在するか否かを判断する。
(4−b5)(4−b4)において、2桁、もしくは1桁の数字が存在する場合は、その数字の直後に、「月」が存在するか否かを判断する。
(4−b6)(4−b5)において、「月」が存在する場合は、その記号の直後に、日を示す2桁、もしくは1桁の数字が存在するか否かを判断する。
(4−b7)(4−b6)において、2桁、もしくは1桁の数字が存在する場合は、その数字の直後に、「日」が存在するか否かを判断する。
(4−b8)(4−b7)において、「日」が存在する場合は、対象となる文字列が日付情報を含むと判断する。
また、上記(4−a1)〜(4−a6)、(4−b1)〜(4−b8)において、併せて時刻情報も含むか否かを判断する場合、時刻情報を含むか否かの判断は、例えば、時刻情報の形式のパターンを用いて、対象となる文字列が当該パターンに一致するか否かを判断しても良いし、当該文字列に当該パターンに一致する文字列が含まれているか否かを判断しても良い。なお、当該時刻情報の形式のパターンは、正規表現であっても良い。正規表現の場合、24時間表記である時刻情報に一致するか否かを判断するためのパターンは、時刻情報が半角である場合であれば、例えば、「([01][0-9]|2[0-4]:[0-5][0-9])」であり、全角である場合であれば、例えば、「([01][0-9]|2[0-4]:[0-5][0-9])」である。また、正規表現の場合、12時間表記である時刻情報に一致するか否かを判断するためのパターンは、時刻情報が半角である場合であれば、例えば、「((AM)|(PM)) (0[0-9]|1[0-2]):[0-5][0-9]」であり、全角である場合であれば、例えば、「((AM)|(PM)) (0[0-9]|1[0-2]):[0-5][0-9]」である。
また、当該時刻情報を含むか否かの判断は、24時間表記である時刻情報を含むか否かを判断する場合は、例えば、以下のような手順であっても良い。
(J−a1)対象となる文字列から、時を示す2桁、もしくは1桁の数字を検知する。
(J−a2)(J−a1)で検知した数字の直後に、時と分を区切る記号が存在するか否かを判断する。
(J−a3)(J−a2)において、記号が存在する場合は、その記号の直後に、分を示す2桁、もしくは1桁の数字が存在するか否かを判断する。
(J−a4)(J−a3)において、2桁、もしくは1桁の数字が存在する場合は、対象となる文字列が時刻情報を含むと判断する。
また、当該時刻情報を含むか否かの判断は、12時間表記である時刻情報を含むか否かを判断する場合は、例えば、以下のような手順であっても良い。
(J−b1)対象となる文字列から、午前か午後かを示す記号を検知する。
(J−b2)(J−b1)で検知した記号の直後に、時を示す2桁、もしくは1桁の数字が存在するか否かを判断する。
(J−b3)(J−b2)において、2桁、もしくは1桁の数字が存在する場合は、その数字の直後に、時と分を区切る記号が存在するか否かを判断する。
(J−b4)(J−b3)において、記号が存在する場合は、その記号の直後に、分を示す2桁、もしくは1桁の数字が存在するか否かを判断する。
(J−b5)(J−b4)において、2桁、もしくは1桁の数字が存在する場合は、対象となる文字列が時刻情報を含むと判断する。
また、日付記載判断部1102は、例えば、同一のオブジェクトが年月日、時分秒を示す情報を含むか否かを判断することによって、オブジェクトが日付情報を含むか否かを判断しても良い。つまり、同一のオブジェクトにおいて年月日を示す情報と、時分秒を示す情報が連続していなくても、日付記載判断部1102は、当該オブジェクトが日付情報を含むと判断しても良い。
以上のような場合、判断に使用する正規表現のパターンや、「年」、「月」、「日」、「時」、「分」、「秒」などの情報は、日付記載判断部1102が保持していても良いし、任意の記憶領域に格納されていても良いし、その場所は問わない。
日付記載判断部1102は、最終的にオブジェクトが日付情報を含むか否かを判断できればよく、その判断方法は問わない。
また、日付記載判断部1102は、オブジェクトが日付情報を含むか否かを判断し、日付情報を含むと判断した場合に、当該オブジェクトに含まれる日付情報を取得しても良い。この場合の取得方法は、上述の日付情報を含むか否かの判断方法と同様の方法である。また、日付記載判断部1102は、取得した日付情報に対して、例えば、上述の年、月、日を区切る記号を削除する処理を行っても良いし、1桁の数字に「0」を付与し2桁の数字に変換しても良いし、和暦を西暦に変換しても良いし、その他、取得した日付情報が示す日付が変わらない範囲での変更を加える処理を行っても良い。この場合、例えば、取得した日付情報「2010/12/31」を「20101231」に変換しても良いし、取得した日付情報「平成22年1月3日」を、「20100103」に変換しても良い。また、日付情報に含まれる時刻情報については、日付記載判断部1102は、取得した時刻情報に対して、例えば、上述の時、分、秒を区切る記号を「.」から「:」に置換しても良いし、その逆の置換を行っても良いし、12時間表記を24時間表記に変換しても良いし、その逆の変換を行っても良い。この場合、例えば、取得した時刻情報「09.45」を「09:45」に変換しても良いし、取得した時刻情報「PM8:30」を「20:30」に変換しても良い。また、この日付情報の取得、およびその変換は、後述の日付オブジェクト情報送信部1103が行っても良い。
また、日付情報を含むか否かの判断のタイミングは、ページ情報格納部1101に第一のページ情報が格納された直後であっても良いし、ユーザからの操作を受け付けたときであっても良い。また、当該タイミングは、後述するページ生成部1109が第一のページ情報を生成した直後であっても良いし、後述するページ生成部1109が第一のページに配置されたオブジェクトをグループ化した直後であっても良い。
日付記載判断部1102は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。日付記載判断部1102の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
日付オブジェクト情報送信部1103は、日付記載判断部1102が日付情報を含むと判断したオブジェクトの一部または全部と、日付情報とを対応付けた日付オブジェクト情報を、サーバ装置12に送信する。さらに具体的には、まず、日付オブジェクト情報送信部1103は、日付記載判断部1102が日付情報を含むと判断したオブジェクトの全部、または当該オブジェクトから日付情報を除いた当該オブジェクトの一部、または当該オブジェクトから所定の情報(例えば、フォントサイズが最も大きい文字列)のみを取得する。次に、日付オブジェクト情報送信部1103は、当該取得したオブジェクトの一部または全部と日付情報とを対応付けた日付オブジェクト情報を構成する。そして、次に、日付オブジェクト情報送信部1103は、当該構成した日付オブジェクト情報をサーバ装置12に送信する。
なお、オブジェクトの一部とは、例えば、当該オブジェクトがグループオブジェクトの場合は、グループオブジェクトに含まれる一部のオブジェクトであっても良いし、当該オブジェクトが単一の文字列オブジェクトである場合は、その文字列の一部であっても良いし、当該オブジェクトが単一の画像オブジェクトである場合は、その画像の一部であっても良い。また、オブジェクトの一部とは、当該オブジェクトから、含まれる日付情報を削除したものであっても良い。この場合の日付情報の削除は、日付記載判断部1102において取得した日付情報を用いて行っても良いし、日付記載判断部1102における日付情報が含まれるか否かの判断方法と同様の方法により行っても良い。また、オブジェクトの一部とは、当該オブジェクトがグループオブジェクトである場合、例えば、グループオブジェクトに含まれるオブジェクトのうち、日付情報を含むオブジェクトを削除したものであっても良い。この場合、例えば、グループオブジェクトにオブジェクトA、オブジェクトB、オブジェクトCが含まれており、オブジェクトBが日付情報を含むとき、オブジェクトBを削除したオブジェクトAとオブジェクトCを当該オブジェクトの一部であるとする。
また、オブジェクトの全部とは、例えば、当該オブジェクトがグループオブジェクトの場合は、グループオブジェクトに含まれる全てのオブジェクトであっても良いし、当該オブジェクトが単一の文字列オブジェクトである場合は、その文字列の全部であっても良いし、当該オブジェクトが単一の画像オブジェクトである場合は、その画像の全部であっても良い。また、オブジェクトの全部には、日付情報が含まれていても良い。
また、日付記載判断部1102が日付情報を含むと判断したオブジェクトの一部または全部と対応付ける日付情報は、例えば、当該オブジェクトが含む日付情報そのものであっても良いし、当該オブジェクトが含む日付情報と、当該オブジェクト以外のオブジェクトが含む日付情報とを結合したものであっても良い。例えば、オブジェクトAとオブジェクトBがページに配置されており、オブジェクトAは年を示す「2010年」という日付情報を含んでおり、オブジェクトBは日を示す「6月30日」という日付情報を含んでいる場合、これらの日付情報を結合し「2010年6月30日」とし、当該日付情報とオブジェクトBの一部または全部とを対応付け、日付オブジェクト情報を生成しても良い。
以上より、日付オブジェクト情報は、日付情報と、日付情報を含まないオブジェクトを対応付けた情報であっても良いし、日付情報と、日付情報を含むオブジェクトを対応付けた情報であっても良い。
また、日付オブジェクト情報は、オブジェクトと日付情報とが対応付けられていれば、その形式は問わない。日付オブジェクト情報は、例えば、オブジェクトを識別するオブジェクト識別情報と、当該オブジェクトが含む日付情報とが、表形式で対応関係が示されるようになっていても良い。
なお、日付オブジェクト情報送信部1103は、サーバ装置12と通信するための情報(例えば、サーバ装置12のIPアドレス、サーバ装置12のURL等)を予め保持しており、それを用いて、サーバ装置12に日付オブジェクト情報を送信しても良い。例えば、サーバ装置12と通信するための送信先URLが「http://calendar.co.jp」であり、日付オブジェクト情報に含まれる日付情報が「2010年6月30日」であり、日付オブジェクト情報に含まれるオブジェクトが「お城まつり」である場合、日付オブジェクト情報送信部1103は、例えば、「http://calendar.co.jp/20100630/お城まつり」のような送信用URLを生成し、これを用いてサーバ装置12に日付オブジェクト情報を送信しても良い。
また、例えば、日付オブジェクト情報送信部1103は、サーバ装置12に日付オブジェクト情報を送信するための送信先URLと、サーバ装置12のカレンダー情報格納部1201のスケジュール情報を参照するための参照先URLとを予め保持しており、当該送信先URLと、日付オブジェクト情報を用いて送信用URLを生成し、当該送信用URLを用いてサーバ装置12に日付オブジェクト情報を送信する際に、当該参照先URLと、日付オブジェクト情報を用いて参照用URLを生成しても良い。この場合、日付オブジェクト情報送信部1103は、例えば、送信先URLが「http://calendar.co.jp/regist/」であり、参照先URLが「http://calendar.co.jp/show/」であり、日付オブジェクト情報に文字列オブジェクトが含まれる場合、送信用URL「http://calendar.co.jp/regist/20100630/お城まつり」を生成し、この生成と同時に参照用URL「http://calendar.co.jp/show/20100630」を生成しても良い。参照用URLは、「http://calendar.co.jp/show/20100630」のように、日付オブジェクト情報が含む日付情報のみを含んでいても良いし、「http://calendar.co.jp/show/20100630/お城まつり」のように、日付オブジェクト情報が含む日付情報とオブジェクトの両方を含んでいても良い。また、生成した送信用URLと参照用URLは、任意の記憶領域に蓄積しても良い。
また、上記は日付オブジェクト情報に文字列オブジェクトが含まれる場合であるが、日付オブジェクト情報に画像オブジェクトが含まれる場合は、送信用URLであれば、例えば「http://calendar.co.jp/regist/20100630/DA001」のように、オブジェクトIDを使用しても良いし、「http://calendar.co.jp/regist/20100630/DA001.jpg」のように、画像オブジェクトを構成する画像のファイル名を使用しても良い。
また、日付オブジェクト情報が複数のオブジェクトを含む場合、つまり、日付オブジェクト情報がグループオブジェクトを含む場合は、送信用URLであれば、例えば、「http://calendar.co.jp/regist/20100630/お城まつり/マスコットキャラクター登場」のように、日付情報の後方に、含まれる複数のオブジェクトを連結し、送信用URLを生成しても良い。また、例えば、日付オブジェクト情報に文字列オブジェクトと画像オブジェクトが含まれる場合でも同様である。
また、日付オブジェクト情報送信部1103は、日付記載判断部1102が日付情報を含むと判断したオブジェクトの一部または全部と、日付情報とを対応付けた日付オブジェクト情報を生成し、その日付オブジェクト情報をサーバ装置12に送信しても良い。この場合、生成した日付オブジェクト情報は、任意の記憶領域に蓄積しても良い。
日付オブジェクト情報送信部1103は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
属性指定情報格納部1104には、属性指定情報が格納される。属性指定情報は、一のグループに分類される1以上のオブジェクトのそれぞれについての属性を指定する情報である。例えば、この属性指定情報が指定する属性を有するオブジェクトが、一のグループにグループ化される。また、属性指定情報は、さらに、一のグループを構成する複数のオブジェクトの属性の順序を示す順序情報を含むことが好ましい。即ち、一のグループに分類されるオブジェクトの属性には、順序が指定されていることが好ましい。例えば、この順序情報が示す属性の順番に沿って、オブジェクトがグループ化される。順序情報は、順序を数値や記号等で指定する情報であってもよいし、オブジェクトの属性が配列されている順番自身を順序情報としても良い。オブジェクトの属性とは、本実施の形態においては、適宜、オブジェクトの属性の値、即ち属性値のことを意味すると考える。オブジェクトの属性とは、例えば、オブジェクト自身の属性である。また、オブジェクトが配置される配置領域の属性もオブジェクトの属性と考えても良い。オブジェクトの属性は、各オブジェクトに対応付けて管理されていても良いし、各オブジェクトが配置される配置領域に対応付けて管理されていても良い。オブジェクト自身の属性は、例えば、文字列のオブジェクトの書式についての情報である。オブジェクトの書式とは、フォント名や、フォントのファミリーや、セリフ等のフォントの種類を示す情報や、フォントサイズや、フォント色や、太字や下線等のフォントの装飾や、行間や、行揃えや、これらの組み合わせ等である。これらの組み合わせをスタイルと呼んでも良い。また、オブジェクト自身の属性は、画像オブジェクトのサイズやファイル形式(例えばEPSやTIFF等)やファイル名、データ量等についての情報である。例えば、ファイル名に含まれる画像のサイズを示す文字列の情報、例えば「SMALL」や「LARGE」等の文字列や、拡張子の前の「S」や「L」等の文字を、画像オブジェクトについてのオブジェクトの属性として扱っても良い。また、オブジェクト自身の属性は、オブジェクトの内容、例えば、どのような文字列が含まれるか、どのような内容の画像か、等を示す情報であっても良い。オブジェクトが配置される配置領域の属性とは、配置領域のサイズや、形、背景色、枠色、配置領域に付与されたラベルや識別情報等である。また、オブジェクトの属性は、一の配置領域に配置されるオブジェクトの文字数や、行数や、列数の情報であっても良い。ここで述べる属性指定情報が指定するオブジェクトの属性とは、上記で説明した属性のうちの2以上の組み合わせであっても良い。
属性指定情報格納部1104は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
グループ管理情報蓄積部1105は、第一のページ情報に配置されるオブジェクトを1以上のオブジェクトグループに分け、グループ分けされたオブジェクトグループのそれぞれに属するオブジェクトを示すグループ管理情報を取得して、後述するグループ管理情報格納部1106に蓄積する。ページ情報に配置されるオブジェクトとは、ここでは、ページ情報が示すページに配置されるオブジェクトを意味する。かかることは、以下においても同様である。ここで述べるグループ分け(グループ化)とは、結果的にオブジェクトがグループに分けられていればよく、例えば、グループ分けしたオブジェクトを取得することや、グループ分けしたオブジェクトを対応付けて管理することである。例えば、グループ管理情報蓄積部1105が、各オブジェクトに、それぞれが属するグループの識別情報等を付与することをグループ分けとしてもよい。
グループ管理情報とは、例えば、グループ分けされた各オブジェクトのグループ(以下、オブジェクトグループと称す)と、それぞれに属するオブジェクトとの対応関係を示す情報である。例えば、グループ管理情報は、オブジェクトグループの識別情報であるオブジェクトグループ識別情報と、当該オブジェクトグループ識別情報が示すオブジェクトグループに属するオブジェクトとを有する情報である。グループ管理情報に含まれるオブジェクトはオブジェクトの識別情報であっても良く、この場合も実質的にオブジェクトが含まれていると考える。また、グループ管理情報は、階層化されたオブジェクトグループを管理する情報であっても良い。例えば、上位階層のグループの構成要素として、1以上の下位の階層のオブジェクトグループが含まれていても良い。なお、グループ管理情報により、オブジェクトで構成されるグループ同士が分かれていることが分かれば、グループ識別情報は省略しても良い。例えば、各グループのオブジェクトが、それぞれグループ別のバッファ等に格納されている場合、グループ識別情報は省略可能である。
以下、グループ管理情報蓄積部1105が行うグループ化の例について説明する。
(A)ユーザ指定によるグループ化:グループ管理情報蓄積部1105は、例えば、図示しない受付部等を介して、ユーザによりグループ分けが指定されたオブジェクトを、オブジェクトグループ別に蓄積する。例えば、ユーザが、一のオブジェクトグループにグループ化したい1以上のオブジェクトを指定する情報を図示しない受付部等に入力すると、グループ管理情報蓄積部1105が、指定された1以上のオブジェクトを一のオブジェクトグループを構成するオブジェクトとして管理するための管理情報を生成し、グループ管理情報格納部1106に蓄積する。オブジェクトグループ識別情報は、ユーザが指定しても良いし、自動付与されるようにしても良い。
(B)オブジェクトの属性等によるグループ化:グループ管理情報蓄積部1105は、第一のページ情報に配置されるオブジェクトを、このオブジェクトの配置情報を用いて、属性指定情報格納部1104に格納されている属性指定情報が指定する属性を有するオブジェクトごとに、1以上のオブジェクトグループに分け、1以上のオブジェクトグループのそれぞれに属するオブジェクトを示すグループ管理情報を取得して、グループ管理情報格納部1106に蓄積するようにしてもよい。ただし、この場合、第一のページ情報には、オブジェクトの配置情報が含まれている必要がある。
例えば、グループ管理情報蓄積部1105は、第一のページ情報に配置された複数のオブジェクトの配置情報を用いて、複数のオブジェクト間の距離を算出し、当該距離を用いて、属性指定情報が指定する属性を有するオブジェクト毎にグループ分けする。
グループ管理情報蓄積部1105は、例えば、属性指定情報が順序情報を有する場合、複数の配置領域に配置された複数のオブジェクトのうちの、属性指定情報により指定された属性を有するオブジェクトであって、順序情報が示す順序に従って順次隣接して配置されるオブジェクトを取得して、グループ分けを行う。ここで述べる隣接とは、オブジェクト同士が直接隣り合わせに存在している状態のみに限るものでなく、オブジェクト間に順序情報が示す順序ではない1以上の他のオブジェクト等を介在させている状態等も含む概念である。具体例として、2以上のオブジェクトのうちの、オブジェクト間の距離が最も近いものを隣接したオブジェクトと考える。グループ管理情報蓄積部1105は、具体的には、まず、順序情報が示す順序が1番目である属性指定情報を属性指定情報格納部1104から読み出す。そして、この1番目の属性指定情報が指定する属性に合致するオブジェクトを検出する。具体的には、ページに配置されたオブジェクトに対して順番に、順序が1番目の属性指定情報が指定する属性に合致するか否かの判断を行う。そして、順序が1番目である属性指定情報が指定する属性に一致するオブジェクトを検出した場合、このオブジェクトを、一のグループの1番目のオブジェクトとする。このオブジェクトを起点として、順序情報が示す順番が2番である属性指定情報が指定する属性を有するオブジェクトであって、起点となるオブジェクトに隣接するオブジェクトを検出する。そして、このオブジェクトを、1番目のオブジェクトと同じグループの2番目のオブジェクトとする。ここで述べる隣接する配置領域とは、具体的には、配置領域間の距離が最も近い配置領域である。配置領域間、あるいはオブジェクト間の距離は、配置領域、あるいはオブジェクトのどの部分同士の距離としてもよい。例えば、配置領域間の距離を、配置領域の重心間の距離としても良い。あるいは、配置領域間の距離を、配置領域間の最も距離が短くなる部分の距離としても良い。グループ管理情報蓄積部1105は、具体的には、配置情報を用いて配置領域間の距離を算出し、距離が最も短い配置領域に配置されているオブジェクトを、隣接して配置されるオブジェクトであると判断する。次に、2番目のオブジェクトの配置領域を起点として、順序情報が示す順番が3番である属性指定情報が指定する属性を有するオブジェクトが配置されている配置領域であって、2番目のオブジェクトの配置領域に隣接する配置領域を検出する。そして、この配置領域に配置されたオブジェクトを、1番目のオブジェクトと同じグループの3番目のオブジェクトとする。このようにして、新たに検出されたオブジェクトを起点として、次の順序の属性指定情報が指定する属性を有するオブジェクトであって、起点となるオブジェクトに隣接するオブジェクトを順次、グループに加えていく。そして、一のグループについての全ての属性指定情報について、上記のようにグループに加える処理が終了した時点で、一のグループに属するオブジェクトを選択する処理を終了する。そして、残りのオブジェクトについても、上記のようなグループ分けの処理を繰り返す。このような処理により、グループ管理情報蓄積部1105は、一のページに配置されたオブジェクトを、属性指定情報を満たす1以上のオブジェクトにより構成されるグループに分ける。なお、オブジェクトが配置されている領域は、上述したようなフレームやボックス等のオブジェクトが配置される配置領域と考えても良い。また、この場合、オブジェクトのサイズ等の属性は、この配置領域のサイズ等の属性と考えてもよい。
なお、グループ管理情報蓄積部1105は、領域区切画像で区切られた領域に配置される複数のオブジェクトを、優先的に、属性指定情報が指定する属性を有するオブジェクト毎に、グループ分けするようにしてもよい。領域区切画像とは、オブジェクトが配置されている領域を区切るために配置される画像である。領域区切画像は、具体的には、罫線や枠線、区切り線等の画像である。この画像は、ビットマップ画像であってもベクトル画像であってもよい。また、領域区切画像を出力するための制御記号や、プログラム等であっても良い。領域区切画像は、領域区切画像の画像情報と考えても良い。具体的には、グループ管理情報蓄積部1105は、図示しない記憶媒体等に予め格納されている領域区切画像で区切られた同じ領域に配置される複数のオブジェクトを、属性指定情報が指定する属性を有するオブジェクト毎に、優先的に同じグループにグループ分けするようにしてもよい。また、グループ管理情報蓄積部1105は、領域区切画像が現れるまでの範囲内の領域に配置される複数のオブジェクト内でのみ、属性指定情報が指定する属性を有するオブジェクトを検出するようにしても良い。あるいは、直前にグループに加えられたオブジェクトに対して、同じ距離に次の属性指定情報が指定する属性を有する複数のオブジェクトが配置されている場合、領域区切画像によって直前にグループに加えられたオブジェクトと同じ領域に区切られているオブジェクトを、優先的に同じグループのオブジェクトとして選択してグループに加えても良い。なお、本実施の形態における同じ距離とは、同じとみなすことのできる距離も含む概念であり、例えば、完全に一致する距離に対して、予め指定した値や割合の幅を持たせた距離を同じ距離としてもよい。なお、領域区切画像は、領域区切画像が配置されるページの位置の情報と対応付けられていてもよい。例えば、領域区切画像は、当該領域区切画像が配置される位置の情報と対応付けられていても良い。グループ管理情報蓄積部1105は、領域区切画像の位置の情報と、オブジェクトとの位置関係を用いて、オブジェクトをグループに加えるか否かを判断してもよい。位置の情報等は、配置情報等と同様のものが利用可能である。
また、グループ管理情報蓄積部1105は、直前にグループに加えられたオブジェクトに対して、同じ距離に次の属性指定情報が指定する属性を有する複数のオブジェクトが配置されている場合、これらの複数のオブジェクトを、全て同じグループに加えるようにしても良い。
また、グループ管理情報蓄積部1105は、直前にグループに加えられたオブジェクトに対して、同じ距離に次の属性指定情報が指定する属性を有する複数のオブジェクトが配置されている場合、これらの複数のオブジェクトと、既に同じグループにグループ分けされているオブジェクトのうちの、直前の順序のオブジェクト以外の一のオブジェクト、例えば順序が1番のオブジェクトとの距離を算出し、この距離が最も短い方のオブジェクトを、同じグループに加えるようにしても良い。
また、グループ管理情報蓄積部1105は、ページ内に配置されている複数のオブジェクトの中に、順序情報が示す順序に対応したオブジェクトが欠落していると判断された場合、次の順序のオブジェクトを取得するようにしてもよい。なお、複数の配置領域に配置された複数のオブジェクト内の予め指定された範囲内に、順序情報が示す順序に対応したオブジェクトが存在しない場合を、オブジェクトが欠落していると判断するようにしても良い。この場合の予め指定された範囲は、例えば同じページ内や、直前の順序のオブジェクトからの距離が、予め指定した所定の距離未満の距離である。なお、予め指定された範囲を定義する情報、例えば直前の順序のオブジェクトからの距離の情報等は、例えば、図示しない記憶媒体等に予め格納されているようにすればよい。
また、グループ管理情報蓄積部1105は、順序情報が示す所定の順序に対応する属性を有する複数のオブジェクトが、直前の順序のオブジェクトに対して同じ距離に存在していた場合に、当該複数のオブジェクトのうちの、直前の順序のオブジェクトに対して予め指定された所定の方向に位置するオブジェクトを、優先的に、直前の順序のオブジェクトと同じグループにグループ分けしてもよい。ここで述べる所定の方向とは、上下左右、斜め上、斜め下等であってもよいし、基準とする方向に対する角度で指定される方向であっても良い。例えば、配置領域の下方向を基準とした場合、2つの配置領域間、例えば配置領域の重心や、角部同士を結ぶ直線がこの基準となる下方向に対してなす角度が最も小さくなる配置領域に配置されるオブジェクトを、同じグループに配置されるオブジェクトとして選択しても良い。なお、所定の方向を指定する情報は、例えば、図示しない記憶媒体等に予め格納されているようにすればよい。
また、グループ管理情報蓄積部1105は、いずれのグループにもグループ分けされずに残ったオブジェクトを、距離が最も近いグループに付加するようにしてもよい。例えば、グループ管理情報蓄積部1105は、予め指定された範囲、例えば一のページ、に配置されているオブジェクトを、上述したようにグループ分けした結果、いずれのグループにもグループ分けされずに残ったオブジェクトが存在した場合、このオブジェクトを、距離が最も近いグループに加える。ここでの距離とは、各グループにおける直前の順序のオブジェクトを除いたいずれか一つのオブジェクト、例えば、順序が一番である属性指定情報に対応したオブジェクトとの距離であっても良いし、各グループを構成するオブジェクト全体の重心との距離であっても良い。なお、本実施の形態において、オブジェクトをグループに加えるあるいは付加するとは、例えば、オブジェクトを、既にグループ分けされているオブジェクトグループに加えたり、既にグループ分けされているオブジェクトグループとともに取得したりすることであっても良いし、オブジェクトに、それぞれが属する既存のグループの識別情報等を付与すること等である。なお、グループ管理情報蓄積部1105は、いずれのグループにもグループ分けされずに残ったオブジェクトについては、グループ分けを行わないようにしても良い。
さらに、グループ管理情報蓄積部1105は、オブジェクトが画像オブジェクトである場合に、当該画像オブジェクトと同じグループに含まれるオブジェクトとの距離を、配置情報を用いて算出し、当該画像オブジェクトを、距離が最も近いオブジェクトと対応付けてグループ化してもよい。通常画像オブジェクトには、当該画像オブジェクトが示す画像を説明する文章の文字列オブジェクト等が、画像オブジェクトに近接して配置されるため、このような文字列のオブジェクトを画像オブジェクトと対応付けることで、どのオブジェクトが、画像オブジェクトの画像を説明する文章等のオブジェクトであるかを判断することが可能となる。この対応付けは、例えば、対応関係を管理するための管理表を用いて管理される。
また、グループ管理情報蓄積部1105は、グループ化の対象となる一のオブジェクト内に、当該オブジェクトに関連している他のオブジェクトの位置を示すための情報である関連指定情報が含まれている場合、この関連指定情報が示す位置に配置されているオブジェクトを、グループ化の対象となる一のオブジェクトと同じグループにグループ分けするようにしても良い。このとき、関連指定情報が含まれる一のオブジェクトと、この関連指定情報が示す位置に配置されているオブジェクトとを更に対応付けてグループ化しても良い。例えば、関連指定情報が含まれる一のオブジェクトとこの関連指定情報が示す位置に配置されているオブジェクトとをさらにネスト化された(言い換えれば階層化された)グループとしてもよい。この対応付けは、どのように管理しても良い。グループ化は、具体的には、関連するオブジェクトの位置を指定するための情報が、1以上の関連指定情報と対応付けて図示しない記憶媒体等に予め格納されており、グループ管理情報蓄積部1105は、グループ化の対象となる一のオブジェクトから一の関連指定情報を検出した場合、検出された一の関連指定情報に対応付けられた、関連するオブジェクトの位置を指定する情報を読み出し、当該位置を指定する情報が示す位置に配置されているオブジェクトを、グループ化の対象となる一のオブジェクトと同じグループにグループ化する。関連するオブジェクトの位置を指定する情報は、例えば、関連指定情報が含まれるオブジェクトに対する相対的な位置の情報であっても、絶対的な位置の情報であっても良い。関連指定情報は、テキストであっても良いし、画像であっても良い。具体的には、関連指定情報は、矢印や、方向を表す三角形、人差し指のマーク等の、方向を指し示すオブジェクトであることが好ましい。関連指定情報が方向を指し示すオブジェクトである場合、上述した関連指定情報に対応付けられた、関連するオブジェクトの位置を指定する情報は、この方向を指し示すオブジェクトが指し示す方向の位置を指定する情報である。また、関連指定情報は必ずしも隣接して配置されているオブジェクトの位置を指定する情報でなくてもよく、他のオブジェクトを介して配置されているオブジェクト等を指定する情報であっても良い。オブジェクトにおける関連指定情報の検出は、関連指定情報が、例えば、テキストであれば、通常の文字の検索により行うことが可能である。また関連指定情報が画像オブジェクトであれば、画像オブジェクトのファイル名等で検索することや、オブジェクト内に配置されている画像と、関連指定情報として定義されている1以上の画像とのパターンマッチングや、相関を求めることで、検出が可能である。なお、関連指定情報を用いたオブジェクト間の関連付けを、グループ化の前に行うようにし、関連づけられた一方のオブジェクトがグループ化の対象となった場合に、当該オブジェクトに対応付けられた他方のオブジェクトも同じグループにグループ分けするようにしてもよい。
グループ管理情報蓄積部1105による関連指定情報を用いる処理の具体例を以下に説明する。画像オブジェクトAの下方に、当該画像オブジェクトAのキャプションであるテキストオブジェクトBが配置されており、テキストオブジェクトBの先頭に、上方を指す一つの矢印の文字が配置されていたとする。この矢印の文字が、関連指定情報の一つであったとする。そして、グループ管理情報蓄積部1105によるグループ化の処理中に、例えば、テキストオブジェクトBが、一のグループのK番目の属性指定情報の指定するオブジェクトであると判断された場合、グループ管理情報蓄積部1105が、テキストオブジェクトB内において、関連指定情報の検索を行う。ここでは、上方を示す矢印である関連指定画像情報が検索されるため、グループ管理情報蓄積部1105は、テキストオブジェクトBの上方を走査して、直上に位置するオブジェクトである画像オブジェクトAを検出し、この画像オブジェクトAとテキストオブジェクトBとを対応付けて、一のグループのオブジェクトとしてグループ分けする。ここで、例えば、テキストオブジェクトBの先頭に上方を示す二つの矢印を含む文字が配置されていたとすると、グループ管理情報蓄積部1105は、テキストオブジェクトBの二つ上に配置されているオブジェクトを、テキストオブジェクトBと対応付けてグループ化する。なお、関連指定情報により示される関連とは、この具体例のように、一のオブジェクトと、そのオブジェクトを説明する他のオブジェクトとの関連等、どのような関連であっても良い。
なお、グループ管理情報蓄積部1105がグループ化の対象とするオブジェクトは、既にグループ化されているオブジェクトグループを含んでいても良い。つまり、オブジェクトを複数の階層でグループ化しても良い。この場合、上位のグループ管理情報には、オブジェクトの代わりに、グループオブジェクト、あるいはグループオブジェクトの識別情報等が格納されているようにすればよい。
また、グループ管理情報蓄積部1105は、後述するページ生成部1109が第一のページ情報を用いて、第二のページ情報を生成する場合に、第二のページ情報に含まれるオブジェクトについてもグループ分けを行うようにしてもよい。この場合、第一のページ情報に対するグループ分けとは異なるルール等でグループ分けを行っても良い。また、グループ管理情報蓄積部1105は、ページ情報に配置されているオブジェクト数と、グループ化のルール等を対応付けたルール管理情報等を予め図示しない記憶媒体等に用意しておくようにして、第二のページ情報に配置されているオブジェクト数に対応するグループ化のルールを、このルール管理情報から取得し、このルールに従って、グループ化を行っても良い。このグループ化のルールとは、例えば、ルールに対応して指定された属性指定情報等を用いることや、ルールに応じて、関連指定情報の利用の可否を判断すること等である。グループ化のルールが異なるということは、例えば、グループ化に利用される属性指定情報等が異なることや、関連指定情報を利用するか否か等の組み合わせが異なること等と考えても良い。また、ページ情報に配置されているオブジェクト数が予め指定された閾値より小さくなった場合に、グループ化をやめるようにしても良い。
なお、グループ管理情報蓄積部1105は、オブジェクトのグループ分けを行うか否かを判断してもよい。例えば、グループ管理情報蓄積部1105は、一のページ情報に配置されているオブジェクト数が予め指定された閾値よりも少ない場合に、グループ分けを行わないようにしても良い。
また、グループ管理情報蓄積部1105は、階層化されたグループ分けを行っても良い。例えば、一のオブジェクトグループ内の構成要素として、1以上のオブジェクトグループを含んでも良い。
グループ管理情報蓄積部1105は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。グループ管理情報蓄積部1105の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
グループ管理情報格納部1106には、一のオブジェクトグループに属する1以上のオブジェクトを示す情報である上述したようなグループ管理情報が一以上格納される。グループ管理情報格納部1106には、例えば、グループ管理情報蓄積部1105が取得したグループ管理情報が、グループ管理情報蓄積部1105により蓄積される。ただし、グループ管理情報蓄積部1105には、予めユーザ等により蓄積されたグループ管理情報が格納されていても良い。また、グループ管理情報は、上述したような階層的にグループ化されたグループオブジェクトを示すグループ管理情報であってもよい。
グループ管理情報格納部1106は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
サイズ制限情報格納部1107は、第一及び第二のページ情報が出力される画面サイズの情報である画面サイズ情報と、オブジェクトのサイズの閾値を示す情報であるサイズ閾値情報とを有するサイズ制限情報が格納される。第二のページ情報については、後述する。ここで述べる第一及び第二のページ情報の出力とは、第一及び第二のページ情報そのものの出力と考えても良いし、ページ情報を用いて作成した出力用のデータの出力であっても良い。また、ページ情報の一部を、レンダリングして構成した画像情報等を含むデータの出力であっても良い。画面サイズ情報は、第一および第二のページ情報を用いて出力される出力データを表示する出力端末の表示画面のサイズを示す情報である。つまり、ページ情報を用いて出力される出力データの出力ターゲットとなる表示画面のサイズである。ここでの表示画面のサイズの単位等は問わない。例えば、単位はピクセル等でも良いし、インチ等でもよい。また、画面のサイズは、縦横比と、対角の長さとの組み合わせ等で示されても良い。画面サイズ情報は、画面サイズの範囲を指定する情報でも良い。また、画面サイズ情報は、ページ情報が出力される画面サイズの短辺の長さの範囲を示す情報でもよい。なお、ページ情報が出力される画面サイズとは、ページ情報を用いて出力される情報が表示される画面サイズと考えても良い。なお、画面サイズ情報の代わりに、ページ定義情報に含まれるページのサイズの情報等を用いるようにしてもよい。
オブジェクトのサイズの閾値とは、後述するページ生成部1109がページ生成の対象とするオブジェクトのサイズの閾値である。この場合、閾値は下限値と考えても良い。ただし、ページ生成の対象としないオブジェクトのサイズの閾値としてもよい。この場合、閾値は上限値と考えてもよい。サイズ制限情報格納部1107には、例えば、予めユーザ等により入力されたサイズ制限情報が蓄積される。
サイズ制限情報格納部1107は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
画面サイズ指定情報受付部1108は、第一及び第二のページ情報が出力される画面サイズを指定する情報である画面サイズ指定情報を受け付ける。画面サイズ指定情報は、例えば、第一及び第二のページ情報を用いて出力される出力データが表示される出力端末の表示画面のサイズを指定する情報である。画面サイズ指定情報が指定する画面サイズは、出力ターゲットの表示画面のサイズと考えても良い。ただし、出力部1111が、この画面サイズ指定情報が指定する表示画面のサイズの出力データを出力する必要は必ずしもない。
ここで述べる受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。例えば、図示しない記憶媒体等に予め格納されている画面サイズ指定情報を読み出すことも、ここでは受付と考える。
この場合の読み出す画面サイズ指定情報は、予め格納されている第一のページ情報や第二のページ情報の出力部1111から出力される出力サイズを示す情報でも良いし、第一のページ情報や第二のページ情報のページのサイズを指定する情報であっても良い。
入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。画面サイズ指定情報受付部1108は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
ページ生成部1109は、第二のページ情報を生成する。第二のページ情報は、第一のページ情報に配置された1以上のオブジェクトを配置したページの情報である。第二のページ情報の構成は、例えば、第一のページ情報の構成と同様である。第二のページ情報は、例えば、オブジェクトやページ識別情報や配置情報等の第一のページ情報と同様の構成を有している。ページ生成部1109は、第二のページ情報をどのように生成してもよい。ページ生成部1109は、第二のページ情報に、第一のページ情報に配置されたオブジェクトの複製を生成して配置しても良いし、第一のページ情報に配置されているオブジェクトのリンク情報を配置しても良い。リンク情報は、ポインタと考えても良い。ページ生成部1109は、例えば、空白のページを示すページ定義情報やページ識別情報を生成し、このページに1以上のオブジェクトを配置して第二のページ情報を生成しても良い。リンク情報を配置する場合、例えば、第二のページ情報のオブジェクトが配置された領域には、リンクされるオブジェクトが格納されている場所を示す情報等がリンク情報として配置される。また、例えば、予め指定されたページ定義情報のテンプレート等に1以上のオブジェクトを配置して第二のページ情報を生成しても良い。また、ページ定義情報を生成せずに、単に、オブジェクトの配置される位置を示す配置情報を生成することで、第二のページ情報を生成しても良い。また、配置情報を生成する際に、オブジェクトのサイズ等の属性値等を利用したり、参照したりしても良いし、オブジェクトの第一のページ情報における配置情報等を利用したり参照したりしても良い。例えば、オブジェクトを実寸で配置する場合、オブジェクトが配置されている領域のサイズを指定するために、オブジェクトのサイズ情報を取得しても良い。
ページ生成部1109は、第一のページ情報に配置されたオブジェクトのうちのいずれのオブジェクトを配置した第二のページ情報を生成しても良い。例えば、第一のページ情報に複数のオブジェクトが配置されている場合、配置されている全てのオブジェクトを個別に配置した複数の第二のページ情報を生成しても良い。また、第一のページ情報に配置されている複数のオブジェクトのうちの、予め指定されたオブジェクトを除いたオブジェクトについて第二のページ情報を生成しても良い。予め指定されたオブジェクトとは、例えば、ユーザにより指定を受け付けたオブジェクトや、予め指定された属性を有するオブジェクトや、予め指定された条件に合致する、あるいは合致しないオブジェクトである。これらの指定に用いられる情報は、例えば、図示しない記憶媒体等に予め格納されている。また、ページ生成部1109は、第一のページ情報に配置された複数のオブジェクトが配置された一の第二のページ情報を、一以上生成しても良い。また、第一のページ情報に配置された複数のオブジェクトが配置された一の第二のページ情報を複数生成する場合、それぞれの第二のページ情報に配置されるオブジェクトの一部が重複していても良い。
ページ生成部1109は、例えば、第一のページ情報に配置された1以上のオブジェクトを、予めデフォルト等で指定された外観となるように配置した第二のオブジェクトを生成する。ここでの外観とは、オブジェクトの位置や、サイズ、属性等を含む概念である。外観は、いわゆるアピアランスと呼ばれる画面表示スタイル等と考えても良い。また、ページ生成部1109は、例えば、第一のページ情報に配置された1以上のオブジェクトを、第一のページ上とは異なる外観となるよう配置した第二のオブジェクトを生成することが好ましい。ページ生成部1109は、例えば、予め指定されたテンプレート等に第一のページ情報に配置されたオブジェクトを配置することで、予め指定された外観を有する第二のページ情報を生成しても良い。また、第一のページ上におけるオブジェクトの外観に関する情報を取得し、この情報を用いて、このオブジェクトの外観が、第一のページ上の外観とは異なる外観を有するように配置した第二のページ情報を生成しても良い。なお、第二のページ情報、あるいはそれ以降のページ情報においては、第一のページ情報に配置されるオブジェクトを参照して(あるいはリンクして)配置するようにすることで、第一のページ情報に配置されるオブジェクトを共用するようにしても良い。これによりデータ量の削減を図ることができる。
ページ生成部1109は、例えば、第一のページ情報に配置された1以上のオブジェクトを、拡大して配置した第二のページ情報を生成する。ここでの拡大は、例えば、オブジェクトのページにおける配置サイズの拡大である。拡大されるサイズ等は、拡大率は、配置サイズの縦または横の最大値等で予め指定しておくようにしても良いし、任意に設定しても良いし、第一のページ情報や、第二のページ情報のページのサイズの情報等から適宜算出してもよい。また、ページ生成部1109は、第一のページ情報に配置された1以上のオブジェクトに含まれる文字のフォントサイズ等を大きくした第二のページ情報を生成しても良い。また、文字のフォントを予め指定されたフォントに変更しても良い。また、画像のオブジェクトの最終的な出力解像度を予め指定された低解像度に指定する情報を含む第二のページ情報を生成しても良い。
また、第二のページ情報は、第一のページ情報上のオブジェクト以外のオブジェクトを含んでいても良い。
なお、第二のページ情報を生成する際に利用する情報(例えば、どのようにオブジェクトの外観を変更するかを示す情報、例えば変更のルールや、変更の処理を行うための命令やプログラムや、テンプレート)等は、図示しない記憶媒体等に予め格納しておくようにすればよい。
ページ生成部1109は、第一のページ情報に配置されたオブジェクトのうちの、グループ管理情報が示す1以上のオブジェクトを配置した第二のページ情報を生成してもよい。例えば、複数のグループ管理情報がそれぞれ示すオブジェクトグループに属するオブジェクトを、オブジェクトグループ別に配置した複数の第二のページ情報を生成する。一のオブジェクトグループに、複数のオブジェクトが属する場合、第一のページ情報におけるそれらの相対的な位置関係は、これらが配置される第二のページ情報におけるこれらの相対的な位置関係と変わらないものとすることが好ましい。相対的な位置関係が変わらないというのは、オブジェクト同士の上下左右の位置関係や、オブジェクト間の距離と、オブジェクトのサイズとの比率等がほぼ変わらないことを意味する。ただし、位置関係を変更するようにしても良い。
また、ページ生成部1109は、例えば、第一のページ情報に配置されたオブジェクトのうちの、画面サイズ指定情報に対応する画面サイズ情報に対応したサイズ閾値情報より小さいサイズのオブジェクトについてのみ、第二のページ情報を生成するようにしても良い。なお、ここで述べるサイズは、ページにおける配置される大きさを意味する。具体的には、ページ生成部1109は、画面サイズ指定情報受付部1108が受け付けた画面サイズ指定情報に対応する画面サイズ情報を、サイズ制限情報格納部1107に格納されているサイズ制限情報から検出し、検出した画面サイズ情報に対応したサイズ閾値情報をサイズ制限情報から取得する。画面サイズ指定情報に対応する画面サイズ情報は、画面サイズ指定情報と一致する画面サイズ情報であっても良いし、画面サイズ指定情報とサイズが最も近い画面サイズ情報でもよい。また、画面サイズ指定情報を含む画面サイズを指定する画面サイズ情報でも良い。そして、第一のページ情報に配置されたオブジェクトについてサイズの情報を取得し、上記で取得したサイズ制限情報よりもサイズが小さいか否かを判断し、小さいサイズのオブジェクトについては、当該オブジェクトを、第一のページ情報に配置されている他の1以上のオブジェクトとともに配置した第二のページ情報を生成する。またページ生成部1109は、このオブジェクトを単独で配置した第二のページ情報は生成しないようにする。ページ生成部1109は、他の1以上のオブジェクトはどのように選択しても良い。例えば、オブジェクト間の距離が最も近いオブジェクトを選択しても良い。また、サイズ制限情報よりもサイズが小さいオブジェクトから、予め指定された距離の範囲に位置するオブジェクトを選択しても良い。あるいは、予め指定された属性を有するオブジェクトを優先的に選択しても良い。また、上述したグループ化を行うルールにおいて、次のオブジェクトを選択する際の処理と同様の処理によって他のオブジェクトを選択しても良い。このようにすることで、第一のページ情報が表示されるサイズによっては、表示画面に表示されるサイズが小さすぎて、ユーザの操作が困難と思われるオブジェクトについては、第二のページ情報を単独で生成せずに、他のサイズの大きいオブジェクトと組み合わせて第二のページ情報を生成することで、無駄な第二のページ情報の作成を抑えることができる。即ち、サイズ制限情報は、オブジェクト単体の第二のページ情報の生成の可否の決定に用いられる。なお、画面サイズ指定情報を用いる代わりに、ページ定義情報が有するページの出力サイズを示す情報等を用いるようにしても良い。
ページ生成部1109は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。ページ生成部1109の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
リンク領域管理情報取得部1110は、リンク領域管理情報を取得する。
ここで、リンク領域管理情報とは、リンク領域指定情報と、リンク情報とを対応付けて有する情報である。
リンク領域指定情報とは、オブジェクト上の領域を示す情報である。リンク領域指定情報は、例えば、日付記載判断部1102が日付情報を含むと判断した1以上のオブジェクト上の領域を示す情報であっても良いし、第一のページに配置された1以上のオブジェクト上の領域を示す情報であっても良いし、グループ管理情報が示す1以上のオブジェクト上の領域を含む領域を示す情報であっても良い。
リンク領域指定情報は、例えば、第一のページ情報を指定する情報と、この第一のページ情報の1以上のオブジェクトの配置領域を含む領域を指定する情報である。第一のページ情報を指定する情報は、例えば第一のページ情報の識別情報等である。ただし、第一のページ情報自身であっても良い。リンク領域指定情報は、例えば、オブジェクトの配置情報と同様の、リンク領域内の中心や辺上等の1以上の点を示す情報(座標情報)と、リンク領域のサイズや輪郭等を指定する情報との組合せや、リンク領域の対角の位置を示す情報(座標情報)等により構成される。
また、リンク情報とは、任意の情報に対するリンクを示す情報である。リンク情報は、例えば、サーバ装置12のカレンダー情報格納部1201のスケジュール情報に対するリンクを示す情報であっても良いし、1以上のオブジェクトが配置された第二のページ情報に対するリンクを示す情報であっても良いし、グループ管理情報が示す1以上のオブジェクトが配置された第二のページ情報に対するリンクを示す情報であっても良い。
例えば、スケジュール情報に識別情報が対応付けられている場合、リンク情報は、当該スケジュール情報の識別情報であっても良い。また、例えば、第二のページ情報に識別情報が対応付けられている場合、リンク情報は、当該第二のページ情報の識別情報であっても良い。
また、リンク情報は、スケジュール情報が格納されている場所を示すアドレスであっても良いし、第二のページ情報が格納されている場所を示すアドレス情報であっても良い。アドレス情報は、第一のページ情報が格納されている位置に対する相対的なアドレス情報であっても良いし、絶対的なアドレス情報であっても良い。
また、リンク情報が、スケジュール情報が格納されている場所を示すアドレスの場合、リンク情報は、例えば、日付オブジェクト情報送信部1103がサーバ装置12に日付オブジェクト情報を送信する際に生成した参照用URLであっても良い。この場合、リンク領域管理情報取得部1110は、例えば、日付オブジェクト情報送信部1103から直接、参照用URLを取得しても良いし、日付オブジェクト情報送信部1103が任意の記憶領域にURLを蓄積していた場合、その記憶領域から参照用URLを取得しても良い。
また、リンク情報は、後述する出力部1111等が、出力の際に、ページ情報を用いて出力される出力データの出力先(例えば格納先)等に応じて、リンク関係が保たれるよう適宜書き換えるようにしても良い。また、リンク情報は、対応する1以上のオブジェクトが配置されている領域(即ち対応するリンク領域指定情報が示す領域)に対して予め指定された操作が行われた場合に、この領域に配置されている1以上のオブジェクトが配置された第二のページ情報を出力させるための情報であると考えても良い。リンク情報は、リンク先の第二のページ情報を出力させるための処理を実行させるためのスクリプト等のプログラムや命令等を有していても良いし、同様のプログラム等と対応付けられていても良い。
なお、リンク領域管理情報取得部1110は、上述のようなリンク領域管理情報を生成しても良い。この場合、生成したリンク領域管理情報は、任意の記憶領域に蓄積する。
リンク領域管理情報取得部1110は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。リンク領域管理情報取得部1110の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
出力部1111は、第一のページ情報と、リンク領域管理情報とを対応付けて出力する。また、ページ生成部1109が第二のページ情報を作成する場合は、出力部1111は、第一のページ情報と、ページ生成部1109が生成した第二のページ情報と、リンク領域管理情報とを対応付けて出力してもよい。
なお、出力部1111が第一のページ情報とページ生成部1109が生成した第二のページ情報とを出力するということは、本実施の形態においては、この第一のページ情報とページ生成部1109が生成した第二のページ情報とを用いて作成した出力用のデータを出力することも含む概念である。また、この出力用のデータ(以下、出力データと称す)は、例えば、ページ情報の一部や全てをレンダリングして画像データ化して得られる情報や、ページ情報に配置されたオブジェクトを配置情報が示す位置に埋め込んで作成したデータ等であってもよい。あるいは、出力データは、配置されている画像オブジェクト等のデータ形式や解像度等が変更されたものであっても良い。また、出力データは、第一のページ情報と、ページ生成部1109が生成した第二のページ情報の複製であってもよい。
出力部1111が出力するデータは、例えば、モニタ等で表示可能な電子出版物のデータである。
また、出力部1111は、第一のページ情報と、ページ生成部1109が生成した第二のページ情報との出力先(あるいはこれらを用いて作成した出力データの出力先)に応じて、リンク領域管理情報に含まれるリンク情報等を、出力後のリンク関係が保たれるよう書き換えるようにすることが好ましい。
ここで述べる出力とは、図示しない記録媒体への蓄積、外部の装置への送信、ディスプレイへの表示や、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。
出力部1111は、ディスプレイ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部1111は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
カレンダー情報格納部1201には、スケジュール情報を2以上有するカレンダー情報が格納され得る。
ここで、スケジュール情報とは、日付情報と、日付情報が示す日付に関する事象の情報である事象情報とを含む情報である。また、スケジュール情報は、日付情報と事象情報以外の情報を含んでいても良い。例えば、「プライベート」や「仕事」など、スケジュール情報の種類を示す情報などを含んでいても良い。さらに、スケジュール情報は、日付情報と事象情報とが対応付けられた情報であってもよく、一の日付情報に一の事象情報が対応付けられていても良いし、一の日付情報に2以上の事象情報が対応付けられていても良い。
また、事象情報とは、例えば、「和食ダイニング オープン」、「チョコスナック 発売」、「日本川 花火大会」など、日付に関する事象の情報であれば、その形式は問わない。また、事象情報は、事象を示す情報のみであっても良いし、例えば、「5月22日 和食ダイニング オープン」や、「2010年6月30日 チョコスナック 発売」、「2010年8月3日 19:00〜21:30 日本川 花火大会」のように、日付情報を含んでいても良い。
また、カレンダー情報は、スケジュール情報以外の情報を有していても良い。例えば、年月日の年を示す年情報や、年月日の月を示す月情報などを含んでいても良いし、曜日を示す曜日情報を含んでいても良い。また、時刻の時、分を示す時情報、分情報を含んでいても良い。年情報、月情報は、それぞれ年、および月を示す情報であれば、その形式は問わない。また、曜日情報は、曜日を示す情報であれば、その形式は問わない。また、時情報、分情報は、それぞれ時、および分を示す情報であれば、その形式は問わない。また、カレンダー情報は、年ごとにグループ化されたスケジュール情報を有していても良いし、月ごとにグループ化されたスケジュール情報を有していても良い。また、カレンダー情報は、週ごとにグループ化されたスケジュール情報を有していても良いし、日ごとにグループ化されたスケジュール情報を有していても良い。さらに、カレンダー情報は、日ごとにグループ化されたスケジュール情報が、さらに月ごとにグループ化されたスケジュール情報を有していても良いし、当該月ごとにグループ化されたスケジュール情報が、さらに年ごとにグループ化されたスケジュール情報を有していても良い。
なお、カレンダー情報は、スケジュール情報を有する情報であれば、その形式は問わない。また、カレンダー情報は、いわゆるカレンダーを示す情報であれば、その形式は問わない。
カレンダー情報格納部1201は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
日付オブジェクト情報受信部1202は、端末装置11から日付オブジェクト情報を受信する。
日付オブジェクト情報受信部1202は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
カレンダー情報蓄積部1203は、日付オブジェクト情報受信部が受信した日付オブジェクト情報の一部または全部を、カレンダー情報格納部1201に蓄積する。このとき、カレンダー情報蓄積部1203は、当該日付オブジェクト情報が有する日付情報と、当該日付情報が示す日付に対応する事象情報として、日付オブジェクト情報が有する一部または全部を、カレンダー情報格納部1201に蓄積しても良い。また、カレンダー情報蓄積部1203は、当該日付オブジェクト情報が有する日付情報と、当該日付オブジェクト情報が有するオブジェクト情報の一部または全部を対応付け、スケジュール情報を生成し、当該スケジュール情報をカレンダー情報格納部1201に蓄積しても良い。この場合、日付オブジェクト情報が有するオブジェクトの一部または全部が事象情報となる。また、カレンダー情報蓄積部1203は、日付オブジェクト情報受信部が受信した日付オブジェクト情報が2以上である場合に、各日付オブジェクト情報からスケジュール情報を生成し、当該スケジュール情報からカレンダー情報を生成し、当該カレンダー情報をカレンダー情報格納部1201に蓄積しても良い。
また、カレンダー情報蓄積部1203は、カレンダー情報格納部1201に既に格納されているカレンダー情報と、生成したスケジュール情報とを結合し、新たにカレンダー情報を生成し、そのカレンダー情報をカレンダー情報格納部1201に格納しても良い。この場合、カレンダー情報蓄積部1203は、例えば、生成したスケジュール情報が含む日付情報と同一の日付情報を含むスケジュール情報を、カレンダー情報格納部1201内のカレンダー情報から取得し、取得したスケジュール情報が含む事象情報を、生成したスケジュール情報が含む事象情報で上書きしても良いし、取得したスケジュール情報が含む事象情報に対し、生成したスケジュール情報が含む事象情報を追記しても良い。
なお、カレンダー情報蓄積部1203は、カレンダー情報格納部1201に既に格納されているカレンダー情報、およびスケジュール情報の対応関係などの整合性を保ったまま、生成したスケジュール情報をカレンダー情報格納部1201に格納できればよく、その格納方法は問わない。
また、日付オブジェクト情報の一部とは、例えば、当該日付オブジェクト情報に含まれるオブジェクトがグループオブジェクトの場合は、グループオブジェクトに含まれる一部のオブジェクトであっても良いし、当該日付オブジェクト情報に含まれるオブジェクトが単一の文字列オブジェクトである場合は、その文字列の一部であっても良いし、当該日付オブジェクト情報に含まれるオブジェクトが単一の画像オブジェクトである場合は、その画像の一部であっても良い。また、日付オブジェクト情報の一部とは、当該日付オブジェクト情報に含まれるオブジェクトから、含まれる日付情報を削除したものであっても良い。この場合の日付情報の削除方法は、当該日付オブジェクト情報に含まれる日付情報を用いて行っても良いし、日付記載判断部1102における日付情報が含まれるか否かの判断方法と同様の方法により行っても良い。
また、オブジェクトの全部とは、例えば、当該日付オブジェクト情報に含まれるオブジェクトがグループオブジェクトの場合は、グループオブジェクトに含まれる全てのオブジェクトであっても良いし、当該日付オブジェクト情報に含まれるオブジェクトが単一の文字列オブジェクトである場合は、その文字列の全部であっても良いし、当該日付オブジェクト情報に含まれるオブジェクトが単一の画像オブジェクトである場合は、その画像の全部であっても良い。また、日付オブジェクト情報に含まれるオブジェクトの全部には、日付情報が含まれていても良い。
ここでの日付情報の削除は、上述の日付オブジェクト情報受信部1202が行っても良い。
カレンダー情報蓄積部1203は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。カレンダー情報蓄積部1203の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
次に、オブジェクト処理システム1の動作について説明する。まず、端末装置11の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)グループ管理情報蓄積部1105は、グループ管理情報を生成し、グループ管理情報格納部1106に格納する。この処理の詳細については、図5のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS102)ページ生成部1109は、任意の記憶領域から画面サイズ指定情報を取得する。
(ステップS103)ページ生成部1109は、サイズ制限情報格納部1107からサイズ制限情報を取得する。
(ステップS104)ページ生成部1109は、グループ管理情報格納部1106からグループ管理情報を取得する。
(ステップS105)ページ生成部1109は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS106)ページ生成部1109は、i番目のグループ管理情報(以下、グループ管理情報(i))で示されるi番目のグループオブジェクト(以下、グループオブジェクト(i))に日付情報が含まれるか否かを判断する。含まれる場合は、ステップS107に進み、そうでない場合は、ステップS110に進む。
(ステップS107)日付オブジェクト情報送信部1103は、サーバ装置12に日付オブジェクト情報を送信し、送信時に生成した参照用URLを、任意の記憶領域に格納する。この処理の詳細については、図6のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS108)リンク領域管理情報取得部1110は、任意の記憶領域から参照用URLを取得し、これをリンク情報とし、グループオブジェクト(i)のリンク領域指定情報と、当該リンク情報とを対応付け、リンク領域管理情報を生成し、任意の記憶領域に格納する。
(ステップS109)ページ生成部1109は、第二のページ情報を生成するか否かを判断する。この処理の詳細については、図7のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS110)ステップS109において、第二のページ情報を生成すると判断した場合は、ステップS112に進み、そうでない場合は、ステップS115に進む。
(ステップS111)ページ生成部1109は、第二のページ情報を生成し、任意の記憶領域に格納する。
(ステップS112)リンク領域管理情報取得部1110は、任意の記憶領域から第二のページ情報に対するリンク情報を取得し、グループオブジェクト(i)のリンク領域指定情報と、当該リンク情報とを対応付け、リンク領域管理情報を生成し、任意の記憶領域に格納する。
(ステップS113)ページ生成部1109は、カウンタiの値がグループオブジェクトの数mであるか否かを判断する。カウンタiの値がmである場合は処理を終了し、そうでない場合は、ステップS114に進む。
(ステップS114)出力部1111は、任意の記憶領域からリンク領域管理情報を取得し、ページ情報格納部1101に格納されている第一のページ情報と、当該リンク領域管理情報とを対応付けて出力する。このとき、リンク領域管理情報が含むリンク情報が、第二のページ情報に対するリンク情報である場合は、出力部1111は、任意の記憶領域から、ステップS111で生成された第二のページ情報を取得し、当該第二のページ情報も対応付けて出力する。
(ステップS115)カウンタiを1インクリメントし、ステップS106に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、ページ情報格納部1101の第一のページや、第二のページを閲覧しているユーザの指示により、ステップS106、およびステップS107の処理を行っても良い。また、第二のページを閲覧しているユーザの指示により、ステップS106、ステップS107、およびステップS108の処理を行っても良い。ここで、ユーザの指示とは、オブジェクトの情報をカレンダーに自動登録する指示である。
図5は、図4のフローチャートのステップS101の、グループ管理情報の生成処理を示すフローチャートである。
(ステップS1101)グループ管理情報蓄積部1105は、属性指定情報格納部1104に予め蓄積された属性指定情報を読み出す。
(ステップS1102)グループ管理情報蓄積部1105は、カウンタkに1を代入する。
(ステップS1103)グループ管理情報蓄積部1105は、k番目、ここでは一番目の順序を示す属性指定情報が示す属性を有するオブジェクトを検索する。例えば、オブジェクトが複数のページ等に渡って配置されている場合、各ページを順番に検索していく。この検索は、一番目の順序を示す属性を有するオブジェクトが検出された時点で終了する。
(ステップS1104)グループ管理情報蓄積部1105は、k番目、ここでは一番目の順序の属性指定情報が示す属性を有するオブジェクトが存在しているか否か、即ち検出されたか否かを判断する。存在している場合は、ステップS1105に進み、そうでない場合は、ステップS1116に進む。
(ステップS1105)グループ管理情報蓄積部1105は、ステップS1103において検出したオブジェクトを新規のグループに加える。具体的には、検出したオブジェクトを含む新規のグループ管理情報を取得する。
(ステップS1106)グループ管理情報蓄積部1105は、カウンタkを1インクリメントする。
(ステップS1107)グループ管理情報蓄積部1105は、ステップS1101において読み出した属性指定情報に、k番目の順序を示す属性指定情報があるか否かを判断する。ある場合は、ステップS1108に進み、そうでない場合は、ステップS1102に戻る。
(ステップS1108)グループ管理情報蓄積部1105は、k番目の順序の属性指定情報が示す属性を有するオブジェクトを検索する。なお、ここでの検索は、属性が一致する全てのオブジェクトの検索であるとする。また、既に、グループ分けされているオブジェクトについては、グループ分け済みであることを示すフラグ等の管理情報を付与することで、再度検索が行われないようにすることが好ましい。
(ステップS1109)グループ管理情報蓄積部1105は、ステップS1108の検索においてオブジェクトが検索されたか否かを判断する。検索された場合、ステップS1110に進み、検索されなかった場合、ステップS1106に戻る。なお、戻る際に、オブジェクトに欠落があることを示す情報を蓄積するようにしても良い。
(ステップS1110)グループ管理情報蓄積部1105は、ステップS1108で検出した全てのオブジェクトと、(k−1)番目の順序でグループ化されたオブジェクトとのそれぞれの距離、例えば、それぞれの重心間の距離を算出する。
(ステップS1111)グループ管理情報蓄積部1105は、ステップS1110で算出した距離が最も短いオブジェクトを決定する。ただし、距離の差が所定の範囲内のものが複数ある場合、全てを最も距離の短いオブジェクトに決定してもよい。
(ステップS1112)グループ管理情報蓄積部1105は、ステップS1111で決定したオブジェクトが複数であるか否かを判断する。複数である場合は、ステップS1113に進み、そうでない場合は、ステップS1115に進む。
(ステップS1113)グループ管理情報蓄積部1105は、ステップS1112で決定した各オブジェクトの位置と、(k−1)番目の順序でグループ化されたオブジェクトの位置との方向を検出する。例えば、(k−1)番目の順序でグループ化されたオブジェクトに対して予め指定した方向である下向きの方向を0度として、ステップS1112で決定した各オブジェクトが配置される方向の角度を検出する。
(ステップS1114)グループ管理情報蓄積部1105は、ステップS1111で決定したオブジェクトのうちの、ステップS1113で検出した方向が、より優先度の高い方向にある一のオブジェクトをグループに加える。具体的には、ステップS1113で算出した角度が小さいオブジェクトを、ステップS1105において新規に用意したグループ管理情報に加える。そして、ステップS1106に戻る。
(ステップS1115)グループ管理情報蓄積部1105は、ステップS1111で決定したオブジェクトをグループに加える。具体的には、ステップS1105において新規に用意したグループ管理情報に加える。
(ステップS1116)グループ管理情報蓄積部1105は、グループ化されていないオブジェクトを検索して、グループ化されていないオブジェクトがあるか否かを判断する。ある場合は、ステップS1117に進み、そうでない場合は、ステップS1118に進む。
(ステップS1117)グループ管理情報蓄積部1105は、ステップS1116において検出したオブジェクトを新規のグループに加える。具体的には、検出したオブジェクトを含む新規のグループ管理情報を取得する。
(ステップS1118)グループ管理情報蓄積部1105は、グループ管理情報をグループ管理情報格納部1106に蓄積し、ステップS101に戻る。
図6は、図4のフローチャートのステップS107の、日付オブジェクト情報の送信処理を示すフローチャートである。
(ステップS1201)日付オブジェクト情報送信部1103は、グループオブジェクト(i)に含まれる日付情報を取得する。
(ステップS1202)日付オブジェクト情報送信部1103は、グループオブジェクト(i)からステップS1201で取得した日付情報を削除する。
(ステップS1203)日付オブジェクト情報送信部1103は、ステップS1201で取得した日付情報と、ステップS1202で日付情報を削除されたグループオブジェクト(i)を対応付け、日付オブジェクト情報を生成する。
(ステップS1204)日付オブジェクト情報送信部1103は、サーバ装置12に日付オブジェクト情報を送信するための送信用URLと、サーバ装置12のカレンダー情報格納部1201のスケジュール情報を参照するための参照用URLを生成し、任意の記憶領域に格納する。
(ステップS1205)日付オブジェクト情報送信部1103は、ステップS1204で生成した送信用URLを用いて、日付オブジェクト情報をサーバ装置に送信し、ステップS107に戻る。
図7は、図4のフローチャートのステップS110の、第二のページ情報生成の判断処理を示すフローチャートである。
(ステップS1301)ページ生成部1109は、ステップS103において取得したサイズ制限情報からステップS102において取得した画面サイズ指定情報に対応するサイズ閾値情報を取得する。
(ステップS1302)ページ生成部1109は、グループオブジェクト(i)のサイズと、ステップS1301で取得したサイズ閾値情報で示されるサイズとを比較する。グループオブジェクト(i)のサイズが当該サイズ閾値情報で示されるサイズより小さい場合は、ステップS1303に進み、そうでない場合は、ステップS1304に進む。なお、ここでのサイズとは、寸法を意味する。
(ステップS1303)ページ生成部1109は、第二のページ情報を生成すると判断し、ステップS110に戻る。
(ステップS1304)ページ生成部1109は、第二のページ情報を生成しないと判断し、ステップS110に戻る。
次に、サーバ装置12の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)日付オブジェクト情報受信部1202は、日付オブジェクト情報を受信する。
(ステップS202)カレンダー情報蓄積部1203は、ステップS201で取得した日付オブジェクト情報が含む日付情報とオブジェクトから、スケジュール情報を生成する。カレンダー情報蓄積部1203は、例えば、日付オブジェクト情報が有するオブジェクトのデータ形式を、カレンダー情報格納部1201に格納できるデータ形式に変換し、スケジュール情報を得る。
(ステップS203)カレンダー情報蓄積部1203は、ステップS202で生成したスケジュール情報を、カレンダー情報格納部1201に格納する。カレンダー情報蓄積部1203は、例えば、ステップS202で生成したスケジュール情報を、ステップS201で取得した日付オブジェクト情報が含む日付情報が示す日付の欄(記憶領域)に蓄積する。
以下、本実施の形態における端末装置11の具体的な動作について説明する。
なお、端末装置11において、ページ情報格納部1101に格納されている第一のページ情報の表示例は、図9に示すものであるとする。また、当該第一のページ情報を管理するページ管理表は、図10に示すものであるとし、ページ情報格納部1101に格納されているものとする。また、グループ管理情報は、図11に示すものであるとする。なお、当該グループ管理情報は、グループ管理情報蓄積部1105が、図12の属性指定情報を基に生成したものである。また、画面サイズ指定情報は、「150×200」であるものとし、サイズ制限情報は、図13に示すものであるとする。サーバ装置12に日付オブジェクト情報を送信するための送信先URLは、「http://calendar.co.jp./regist/」であるものとし、サーバ装置12のカレンダー情報格納部1201のスケジュール情報を参照するための参照先URLは、「http://calendar.co.jp/show/」であるものとする。また、ページ生成部1109は、サイズ指定情報で示されるサイズにまで拡大した第一のページに配置されているオブジェクトを配置することで、第二のページ情報を生成するものとする。
まず、ページ生成部1109は、任意の記憶領域から、画面サイズ指定情報を取得する。
次に、ページ生成部1109は、サイズ制限情報格納部1107から、図13のサイズ制限情報を取得する。
次に、ページ生成部1109は、グループ管理情報格納部1106から、図11のグループ管理情報を取得する。
次に、ページ生成部1109は、図11のグループ管理情報のグループID、G001で示されるグループオブジェクト(以下、グループオブジェクトG001)について、当該グループ管理情報と、図10のページ管理表を基に、日付情報が含まれるか否かを判断し、日付情報が含まれると判断する。
次に、日付オブジェクト情報送信部1103は、グループオブジェクトG001に含まれるオブジェクトID、DA001で示されるオブジェクト(以下、オブジェクトDA001)に含まれる日付情報を取得し、当該オブジェクトDA001から日付情報を削除した情報を取得し、これらの情報を対応付け、日付オブジェクト情報を生成する。なお、日付オブジェクト情報は、日付情報「2010603」、およびオブジェクトDA001の一部「居酒屋欧米 東京新宿店 新メニュー登場」である。
次に、日付オブジェクト情報送信部1103は、送信先URLと日付オブジェクト情報から、送信用URL「http://calendar.co.jp./regist/20100603/居酒屋欧米 東京新宿店 新メニュー登場」と、参照用URL「http://calendar.co.jp./show/20100603」を生成する。そして、送信用URLを用いて、サーバ装置12に日付オブジェクト情報を送信する。また、日付オブジェクト情報送信部1103は、参照用URLを任意の記憶領域に格納する。
次に、リンク領域管理情報取得部1110は、任意の記憶領域から参照用URL「http://calendar.co.jp./show/20100603」を取得し、これをリンク情報とし、グループオブジェクトG001のリンク領域指定情報と、当該リンク情報とを対応付け、リンク領域管理情報を生成し、任意の記憶領域に格納する。
次に、ページ生成部1109は、図11のグループ管理情報のグループオブジェクトG002について、当該グループ管理情報と、図10のページ管理表を基に、日付情報が含まれるか否かを判断し、日付情報が含まれないと判断する。
次に、ページ生成部1109は、画面サイズ指定情報、図13のサイズ制限情報、グループオブジェクトG002のサイズを基に、グループオブジェクトG002について第二のページ情報を生成するか否かを判断し、生成しないと判断する。
次に、ページ生成部1109は、図11のグループ管理情報のグループオブジェクトG003について、当該グループ管理情報と、図10のページ管理表を基に、日付情報が含まれるか否かを判断し、日付情報が含まれないと判断する。
次に、ページ生成部1109は、画面サイズ指定情報、図13のサイズ制限情報、グループオブジェクトG003のサイズを基に、グループオブジェクトG003について第二のページ情報を生成するか否かを判断し、生成すると判断する。
次に、ページ生成部1109は、グループオブジェクトG003に含まれるオブジェクトDA003を拡大し、ページに配置することで、第二のページ情報を生成し、任意の記憶領域に格納する。ここで、生成した第二のページ情報のページIDを、L2003とする。
次に、リンク領域管理情報取得部1110は、生成した第二のページ情報のページID、L2003をリンク情報とし、グループオブジェクトG003のリンク領域指定情報と、当該リンク情報とを対応付け、リンク領域管理情報を生成し、任意の記憶領域に格納する。
次に、ページ生成部1109は、図11のグループ管理情報のグループオブジェクトG004について処理を行うが、上述のグループオブジェクトG003についての処理と同様であるので、その説明を省略する。
次に、ページ生成部1109は、図11のグループ管理情報のグループオブジェクトG005について、当該グループ管理情報と、図10のページ管理表を基に、日付情報が含まれるか否かを判断し、日付情報が含まれると判断する。
次に、日付オブジェクト情報送信部1103は、グループオブジェクトG005に含まれるオブジェクトDA006に含まれる日付情報を取得し、当該グループオブジェクトG005からオブジェクトDA006を削除した情報を取得し、これらの情報を対応付け、日付オブジェクト情報を生成する。なお、日付オブジェクト情報は、日付情報「2010714」、およびグループオブジェクトG005の一部、オブジェクトDA005「イタリアキッチン 新装開店 ・・・」と、オブジェクトDA007である。
次に、日付オブジェクト情報送信部1103は、送信先URLと日付オブジェクト情報から、送信用URL「http://calendar.co.jp./regist/20100714/イタリアキッチン 新装開店/DA007」と、参照用URL「http://calendar.co.jp./show/20100714」を生成する。そして、送信用URLを用いて、サーバ装置12に日付オブジェクト情報を送信する。また、日付オブジェクト情報送信部1103は、参照用URLを任意の記憶領域に格納する。
次に、リンク領域管理情報取得部1110は、任意の記憶領域から参照用URL「http://calendar.co.jp./show/20100714」を取得し、これをリンク情報とし、グループオブジェクトG005のリンク領域指定情報と、当該リンク情報とを対応付け、リンク領域管理情報を生成し、任意の記憶領域に格納する。
次に、ページ生成部1109は、図11のグループ管理情報のグループオブジェクトG006について、当該グループ管理情報と、図10のページ管理表を基に、日付情報が含まれるか否かを判断し、日付情報が含まれないと判断する。
次に、ページ生成部1109は、画面サイズ指定情報、図13のサイズ制限情報、グループオブジェクトG006のサイズを基に、グループオブジェクトG006について第二のページ情報を生成するか否かを判断し、生成すると判断する。
次に、ページ生成部1109は、グループオブジェクトG006に含まれるオブジェクトDA008、DA009、DA010を拡大し、配置関係が崩れないようにページに配置することで、第二のページ情報を生成し、任意の記憶領域に格納する。ここで、生成した第二のページ情報のページIDを、L2006とする。
次に、リンク領域管理情報取得部1110は、生成した第二のページ情報のページID、L2006をリンク情報とし、グループオブジェクトG006のリンク領域指定情報と、当該リンク情報とを対応付け、リンク領域管理情報を生成し、任意の記憶領域に格納する。
以上のようにして生成したリンク領域管理情報を、図14に示す。
次に、出力部1111は、ページ情報格納部1101に格納されている第一のページ情報と、図14のリンク領域管理情報とを対応付けて出力する。このとき、図14のリンク領域管理情報におけるリンク領域LK0002、LK0003、LK0005については、リンク先が第二のページ情報であるので、出力部1111は、各リンク先に対応するページ生成部1109が生成した第二のページ情報を取得し、当該第二のページ情報も対応付けて出力する。
次に、本実施の形態におけるサーバ装置12の具体的な動作について説明する。
なお、サーバ装置12において、カレンダー情報格納部1201には、図15のカレンダー情報が格納されているものとする。
まず、日付オブジェクト情報受信部1202は、端末装置11から送信用URL「http://calendar.co.jp./regist/20100603/居酒屋欧米 東京新宿店 新メニュー登場」を用いて送信されてきた日付オブジェクト情報を受信する。
次に、カレンダー情報蓄積部1203は、取得した日付オブジェクト情報から、図16のスケジュール情報を生成する。
次に、カレンダー情報蓄積部1203は、図16のスケジュール情報が含む日付情報を基に、カレンダー情報格納部1201に当該スケジュール情報を格納する。
次に、日付オブジェクト情報受信部1202は、端末装置11から送信用URL「http://calendar.co.jp./regist/20100714/イタリアキッチン 新装開店/DA007」を用いて送信されてきた日付オブジェクト情報を受信する。
次に、カレンダー情報蓄積部1203は、取得した日付オブジェクト情報から、図17のスケジュール情報を生成する。
次に、カレンダー情報蓄積部1203は、図17のスケジュール情報が含む日付情報を基に、カレンダー情報格納部1201に当該スケジュール情報を格納する。
以上のようにしてスケジュール情報を格納した後のカレンダー情報を、図18に示す。
次に、ページ情報格納部1101に格納されている第一のページ情報、および出力部1111から出力された情報を、この情報を出力可能なアプリケーション等で開いて、モニタ等に表示させて操作を行う場合について説明する。なお、ここでは、指等でタッチ操作可能な携帯端末等にインストールされているアプリケーションで情報を出力する場合を例に挙げて説明する。
まず、情報を表示させると、第一のページ情報に対応した画面が表示される。
図19は、第一のページ情報に対応した出力データの表示画面を示す図である。図19において、点線で囲んだ領域LK0001〜LK0005はリンク領域である。ただし、実際には点線は表示されない。なお、リンク領域に指先を配置すると、その領域がリンク領域であることを強調表示されるようにしても良い。例えば、予め指定された色がオーバーレイ表示されるようにしても良い。このようにリンク領域に対する操作に応じてリンク領域の表示を変更する動作を行わせる指示は、リンク領域管理情報取得部1110がリンク領域を設定する際に、リンク領域管理情報に格納するようにすればよい。
例えば、ユーザが、領域LK0001上を指先で軽く叩く操作、いわゆるタップ操作を行うと、この領域に指定されたリンク情報に応じて、スケジュール情報が表示される。このときの表示例を、図20に示す。
また、例えば、ユーザが領域LK0002に対してタップ操作を行うと、この領域に指定されたリンク情報に応じて、ページIDが「L2003」である第二のページ情報に対応した画面が表示される。このときの表示例を、図21に示す。
また、例えば、ユーザが領域LK0003に対してタップ操作を行うと、この領域に指定されたリンク情報に応じて、ページIDが「L2004」である第二のページ情報に対応した画面が表示される。このときの表示例は、図21と同様であるので省略する。
また、例えば、ユーザが領域LK0004に対してタップ操作を行うと、この領域に指定されたリンク情報に応じて、スケジュール情報が表示される。このときの表示例は、図20と同様であるので省略する。
また、例えば、ユーザが領域LK0005に対してタップ操作を行うと、この領域に指定されたリンク情報に応じて、ページIDが「L2006」である第二のページ情報に対応した画面が表示される。このときの表示例は、図21と同様であるので省略する。
なお、上記各実施の形態の具体例において、日付情報を含むオブジェクトについては、サーバ装置12のカレンダー情報格納部1201のスケジュール情報に対するリンクを設定する例について説明したが、例えば、日付情報を含むオブジェクトについても、第二のページ情報を生成するようにしても良い。この場合、リンク領域管理情報取得部1110は、当該スケジュール情報に対するリンク情報を含むリンク領域管理情報と、当該第二のページ情報に対するリンク情報を含むリンク領域管理情報の両方を生成しても良い。さらにこの場合、ユーザの操作においては、例えば、図22のようなメニューを表示し、どちらの情報を表示するのかを選択できるようにしても良い。
また、図20や図21において、ユーザが任意の領域に対して、タップ操作やジェスチャ操作(指先でなぞるなどの操作)を行うと、一つ前の画面に戻るようにしても良い。
以上、本実施の形態によれば、第一のページ情報に配置された日付情報を含むオブジェクトについて、当該オブジェクトをサーバ装置12のカレンダー情報に格納し、ユーザの操作によって、当該カレンダー情報に含まれるスケジュール情報を参照することができる。また、第一のページ情報に配置された日付情報を含まないオブジェクトについて、当該オブジェクトを含む第二のページ情報を生成し、ユーザの操作によって、第二のページ情報を出力することができる。
なお、本実施の形態において、ページを閲覧しているユーザがオブジェクトの情報をカレンダーに自動登録する指示を入力した場合に、図示しない受付部が、オブジェクトを特定する情報(例えば、オブジェクト識別子)を含む当該自動登録の指示を受け付け、日付記載判断部1102が日付情報を含むと判断し、日付オブジェクト情報送信部1103は、当該オブジェクトの全部、または当該オブジェクトから日付情報を除いた当該オブジェクトの一部、または当該オブジェクトから所定の情報(例えば、フォントサイズが最も大きい文字列)のみを取得する。次に、日付オブジェクト情報送信部1103は、当該取得したオブジェクトの一部または全部と日付情報とを対応付けた日付オブジェクト情報を構成する。そして、次に、日付オブジェクト情報送信部1103は、当該構成した日付オブジェクト情報をサーバ装置12に送信することは好適である。かかる処理により、ページを閲覧するユーザが、電子ブックや電子雑誌等の記事から、自分で選択して、容易にイベント等の情報をカレンダーに登録できる。
なお、上記のような受付部を具備する端末装置11は、少なくとも文字列または画像を含む2以上のオブジェクトが配置された第一のページの情報である第一のページ情報が格納されるページ情報格納部1101と、2以上の各オブジェクトが日付を示す情報である日付情報を含むか否かを判断する日付記載判断部1102と、日付記載判断部1102が日付情報を含むと判断したオブジェクトの一部または全部と、当該日付情報とを対応付けた日付オブジェクト情報を、サーバ装置12に送信する日付オブジェクト情報送信部1103と、日付オブジェクト情報をサーバ装置12に送信するための指示を受け付ける受付部1112と、日付記載判断部1102が日付情報を含むと判断した1以上のオブジェクト上の領域を示す情報と、サーバ装置12のカレンダー情報格納部にスケジュール情報を格納する指示に対するリンク情報とを対応付けて有するリンク領域管理情報を取得するリンク領域管理情報取得部1113と、当該リンク領域管理情報を格納するリンク領域管理情報格納部1114と、第一のページ情報と、リンク領域管理情報とを対応付けて出力する出力部1111とを具備する端末装置11である。
また、上記のような受付部1112を具備する端末装置11のブロック図は、図23に示すものである。
さらに、上記のような受付部1112は、ユーザがオブジェクトの情報をカレンダーに自動登録する指示を受け付けるための情報を出力し、それを通して当該自動登録する指示を受け付けても良い。当該指示を受け付けるための情報は、例えば、メニューであっても良い。当該メニューは、例えば、図24に示すように、ユーザが領域LK0001に対してタップ操作を行った場合に表示するようにしても良い。そしてさらに、ユーザが図24におけるメニューに対してタップ操作を行った場合に、日付オブジェクト情報送信部1103は、日付オブジェクト情報をサーバ装置12に送信しても良い。
なお、受付部1112への指示の入力手段は、タッチパネルやテンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるものなど、何でもよい。受付部1112は、タッチパネルやテンキーやキーボードなどの入力手段のデバイスドライバや、メニュー画面の制御ソフトウェアなどで実現され得る。
また、リンク領域管理情報取得部1113は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。グループ管理情報蓄積部1105の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
さらに、リンク領域管理情報格納部1114は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
また、本実施の形態において、日付オブジェクト情報送信部1103が、時刻情報を含む日付情報を有する日付オブジェクト情報をサーバ装置12に送信し、カレンダー情報蓄積部1203が、当該日付オブジェクト情報をカレンダー情報格納部1201に格納しても良い。この場合、例えば、日付記載判断部1102が日付情報を含むと判断したオブジェクトが「2010年8月3日 日本川花火大会 19:00〜21:30」であり、当該オブジェクトから取得した日付情報が「2010年8月3日 19:00〜21:30」であり、日付オブジェクト情報送信部1103がサーバ装置12に、「2010年8月3日 19:00〜21:30|日本川花火大会」である日付オブジェクト情報を送信したとする。そして、カレンダー情報蓄積部1203が当該日付オブジェクト情報から生成したスケジュール情報を、カレンダー情報蓄積部1203に格納すると、当該カレンダー情報は、例えば、図25のようになる。
なお、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりする情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
なお、上記実施の形態における端末装置等を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記録媒体に、少なくとも文字列または画像を含む2以上のオブジェクトが配置された第一のページの情報である第一のページ情報が格納されており、コンピュータを、前記2以上の各オブジェクトが日付情報を含むか否かを判断する日付記載判断部と、前記日付記載判断部が日付情報を含むと判断したオブジェクトの一部または全部と、当該日付情報とを対応付けた日付オブジェクト情報を送信する日付オブジェクト情報送信部として実行させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図26は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による端末装置、サーバ装置を実現するコンピュータシステム9の概観図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。
図26において、コンピュータシステム9は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ9011、FD(Flexible Disk)ドライブ9012を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図27は、コンピュータシステム9のブロック図である。図27において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012に加えて、CPU(Central Processing Unit)9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM(Read−Only Memory)9014と、CPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM(Random Access Memory)9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク9016と、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012、CPU9013等を相互に接続するバス9017とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の端末装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101、またはFD9102に記憶されて、CD−ROMドライブ9011またはFDドライブ9012に挿入され、さらにハードディスク9016に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9016に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9015にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101、FD9102またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の端末装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。