JP5612653B2 - 分離リテーナを用いたチャック - Google Patents

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本発明は、工作機械にドリル、エンドミル等の工具を取り付けるためのチャックに関する。
従来のチャック101を図10、図11に示す。
従来のチャック101は、円筒状の被締付部108の周囲に、多数のニードルローラ132、132を支持する筒状のリテーナ103、締付筒105からなる。締付筒105とリテーナ103とを回動させて被締付部108の末端側(図10、図11の左側)に移動させると、取付孔122から導入部123へ工具を挿入して取り付けた状態の被締付部108を締め付けて、その取付状態を固定することができる。
なお、図10(a)、(b)は被締付部108を非締付状態であり、図11(a)、(b)は締付状態を示す。
図11(b)に示すように、締付時にリテーナ103は、被締付部108の表面121のうち、先端側と末端側との間の中央付近に位置して締め付ける。このとき、被締付部108の表面121の先端側と末端側に非締付部分161が発生する。また、リテーナ103が末端側に完全に移動してしまう場合もあり(図示しない)、その場合には、先端側に広く非締付部分161が発生してしまう結果となる。
工作機械を作動させた場合に、一般にビビリと呼ばれる微細な揺れが発生し、精密な加工ができない場合があったが、これは被締付部108の先端部分に非締付部161が発生することが原因と考えられている。
また、リテーナ103が位置する部分に締付力が発生するため、被締付部108に均一的に締付力を発生させることができなかった。
上記工具の揺れを防止するために、リテーナを2つに分離し、奥側と手前側とを締付固定する技術があった。
(例えば特許文献1参照)。
実開昭59−62906号公報
工具がビビリと呼ばれる微細な揺れを起こさないように、被締付部の先端に締付力を発生させることが必要である。また、チャックを保持する部分である被締付部の全体を均一に締め付けることにより、安定した締付力を有するチャックが求められてきた。
特許文献1に記載のチャックは、前部と後部のクランプリングがクランプ筒の前方と後方から中央に回動して移動する。これは少なくともチャックの取付孔付近に締付力を発生させることはできず、また、被締付部に均一に締付力を発生させることもできなかった。
そこで、本発明のチャックは、工作機械に取り付けるための被取付部と、工具をその内部に取り付ける円筒状の被締付部と、を有する本体と、被締付部の周囲に取り付けられ、複数の所定長さを有するニードルローラがその円周面に形成されたローラ支持溝に配置される筒状のリテーナと、被締付部及びリテーナの周囲に取り付けられる筒状の締付筒と、からなり、締付筒とリテーナとは、被締付部の周囲を回動して締付位置に移動し、締付筒がリテーナのニードルローラを介して被締付部の工具の取付状態を締付固定するチャックであって、前記リテーナは、複数個に分割された分割リテーナからなり、各々の分割リテーナに、締付方向に回動して移動する長さに差を設けるための移動調整機構を設けたことを特徴とする。
また、前記ローラ支持溝は、前記ニードルローラの形状に沿った所定長さを有する溝体であって、その溝の長手方向は、前記リテーナの軸方向から、前記リテーナの回動方向に向けて傾斜した傾斜角を有し、前記移動調整機構は、各々の前記分割リテーナの前記傾斜角に差を設けたことが好ましい。
また、前記分割リテーナのうち最も取付孔付近の分割リテーナの前記傾斜角を0度若しくは前記リテーナの回動方向と逆方向に傾斜する傾斜角とすることが好ましい。
請求項1に記載の発明の分離リテーナ及び移動調整機構を用いることにより、締付時に分離されたリテーナを被締付部の適宜箇所に位置させることができる。これにより、被締付部の全体にわたって、かつ、均一に締付力を発生させ、工具を安定して取り付けることができる。
請求項2に記載の発明により、分離リテーナの傾斜角を各々変えることで、リテーナの移動長さを調整することができ、他の部材を加えたりすることなく、簡易な方法で移動長さを変えることが可能になる。
請求項3に記載の発明により、分離リテーナのうち最も先端側のものを、末端側への移動を制限し、被締付部の先端に非締付部分を発生しないようにすることができる。これにより、一般にビビリと呼ばれる工具の微細な揺れを防止することができる。
本発明のチャックを構成する各部材の一例を示す分解斜視図である。 本発明のチャックの一例を示すものであって、(a)はチャック全体を示す部分断面図、(b)は(a)の二点鎖線部分の一部拡大断面図である。 本発明のチャックの締付状態の一例を示すものであって、(a)はチャック全体を示す部分断面図、(b)は(a)の二点鎖線部分の拡大断面図である。 本発明のチャックに用いられる分離リテーナの一例を示すものであって、(a)は分離リテーナが結合した状態の全体斜視図、(b)は分離した状態の全体斜視図である。 本発明のチャックに用いられるローラ支持溝の一例を示すものであって、(a)〜(d)で傾斜角が異なる状態を示す拡大正面図である。 (a)はローラ支持溝の傾斜角が0度である他の実施例を示す拡大正面図、(b)はローラ支持溝の傾斜角が回転方向と逆の方向に傾斜した他の実施例を示す拡大正面図である。 本発明のチャックに用いられる分離リテーナの第二、第三実施例を示すものであって、(a)は二列のローラ支持溝を有する分離リテーナが2つに分離する状態を示す全体斜視図であって、(b)は三列、一列のローラ支持溝を有する分離リテーナが2つに分離する状態を示す全体斜視図である。 本発明のチャックに用いられる分離リテーナの第四実施例を示すものであって、一列のローラ支持溝を有する分離リテーナが3つに分離する状態を示す全体斜視図である。 本発明のチャックに用いられる分離リテーナの第五、第六実施例を示すものであって、(a)は一列、二列のローラ支持溝を有する分離リテーナが2つに分離する状態を示す全体斜視図、(b)は二列、一列のローラ支持溝を有する分離リテーナが2つに分離する状態を示す全体斜視図である。 従来例のチャックの非締付状態の一例を示す正面図であって、(a)はチャック全体を示す部分断面図、(b)は(a)の二点鎖線部分の一部拡大断面図である。 従来例のチャックの締付状態の一例を示す正面図であって、(a)はチャック全体を示す部分断面図、(b)は(a)の二点鎖線部分の一部拡大断面図である。
本発明の実施の一例について、図面に沿って説明する。
本発明のチャック1は、フライス盤、マシニングセンタ等の工作機械にドリル、エンドミル等の工具を取り付けるために用いられるものであり、図1に示すように、本体2、リテーナ3、締付筒5から構成される。
本体2の一方端は、その先端を開口した略円錐状の被取付部6が形成され、本体2の他方端は円筒状の被締付部8が形成される。本体2の被取付部6と被締付部8との間となる中央部分は使用者が把持するためのフランジ状の把持部7が形成される。この被取付部6をフライス盤、マシニングセンタ等の工作機械に取り付けることにより、チャック1を工作機械に取り付けることができる。また、被締付部8の先端(図1の右奥端)は開孔された取付孔22が形成され、被締付部8と把持部7の内部を空洞とする導入部23が形成される。この取付孔22から工具を導入部23へ導入し、工具を取り付けることができる。
被締付部8の表面21はテーパー状となっており、被締付部8の末端側から先端側にかけて先細り状に若干傾斜して形成される。なお、被締付部8の末端側とは被締付部8のうち把持部7がある側であり、先端側とは取付孔22がある側をいい、以下も同じとする。
図1、図4(a)に示すように、リテーナ3は比較的肉薄の筒状の部材であり、その円周面は、被締付部8の表面21と同じくテーパー状に形成され、末端側から先端側にかけて先細り状に若干傾斜して形成される。リテーナ3の円周面には、所定長さの円筒状のニードルローラ32、32を多数、配置するためのローラ支持溝31、31が多数形成される。
ローラ支持溝31、31は、ニードルローラ32、32の形状に合うように所定長さを有する溝状の形状であり、ニードルローラ32、32を回転自在に支持する。リテーナ3を被締付部8に取り付けた場合、このニードルローラ32、32が被締付部8の表面21に接触しながら回転する。
図5(a)に示すように、ローラ支持溝31、31の長手方向Aは、リテーナ3の軸方向Bから、リテーナ3の回動方向である矢印線Cの方向に若干傾斜している(θ1)。このローラ支持溝31、31に支持されたニードルローラ32、32の回転により、リテーナ3は矢印線C方向に回動しつつ、矢印線Dの方向に移動する力が作用する。
締付筒5は、リテーナ3と同じく筒状の形状であるが、使用者が掴み易くするために、比較的肉厚状に形成される。締付筒5の内側面51は被締付部8の表面21やリテーナ3の円周面と同じくテーパー状に形成され、末端から先端にかけて先細り状に傾斜して形成される。
リテーナ3と締付筒5の本体2への取り付けについて説明する。
図1、2(a)に示すように、リテーナ3は被締付部8の周囲を覆うように、すなわち、筒状のリテーナ3の内側に円筒状の被締付部8が位置するように取り付ける。また、リテーナ3と同じく、締付筒5もリテーナ3を取り付けた被締付部8の周囲を覆うように取り付ける。
リテーナ3と締付筒5とを被締付部8に取り付けた状態から抜け落ちないように、落下防止部材9、9が配置される。すなわち図2(b)に示すように、締付筒5の内側面51の末端側の位置に配置された落下防止部材9aと、被締付部8の表面21の先端側の位置に配置された落下防止部材9bとがある。この落下防止部材9a、9bは、リテーナ3と締付筒5とが被締付部8の周囲を回動可能にしつつ、外れて落下しないように支持する。また、この落下防止部材9a、9bによりその間をリテーナ3が回動して移動できる範囲が確保される。この落下防止部材9a、9bは抜け止用のリング材を使用する。
ここで、図2(a)、(b)に示すチャック1は、工具を絞め付けて固定していない非締付状態である。これは、本体2の把持部7から、移動部分53となる所定の範囲を開けて、締付筒5の末端部分が位置した状態である。図3(a)、(b)に示すように、締付状態では、締付筒5及びリテーナ3が移動部分53を通って末端方向に移動して把持部7と近接する。
チャック1を締付状態とするには、使用者が締付筒5を回動し、締付筒5とリテーナ3とを回動させて末端側の締付位置へ移動させる。この移動により、被締付部8の表面21及びリテーナ3と締付筒5の内周面51とが同じテーパー状となっているため、締付筒5がニードルローラ32、32を介して、被締付部8を締め付ける。これにより、工具を取り付けた状態で締め付けて固定することが可能となる。
本実施例におけるチャック1は、締付筒5及びリテーナ3を末端側へ移動させて締付位置に位置させることにより、ニードルローラ32、32を介して被締付部8が締め付けられる。このとき、後述するように、リテーナ3が分離リテーナ4a〜4dであること、分離リテーナ4a〜4dに移動調整機構があることから、図3(b)に示すように落下防止部材9a、9b間にニードルローラ32、32が分散して適宜の締付位置から被締付部8全体を均一に締め付けることができる。また、最も先端側の分割リテーナ4aが先端側の落下防止部材9bに近接するようにしているので、被締付部8の取付孔22付近も効果的に締め付け、一般にビビリと呼ばれる工具の揺れを防止することができる。
次に、分離リテーナ4a〜4dについて説明する。
図4(a)に示すように、本実施例のリテーナ3は、ローラ支持溝31、31がリテーナ3の円周方向かけて多数形成されたものを一群として、その一群がリテーナ3の軸方向に四列、形成されている。そして、図4(b)に示すように、分離リテーナ4a〜4dはリテーナ3を分離させたものであるが、それらは前記ローラ支持溝31、31の円周方向の一群ごとに4つに分離したものである。
図4(a)、図2(b)に示すように、本実施例の分割リテーナ4a〜4dは、非締付状態では、先端側から末端側にかけて、分割リテーナ4a、4b、4c、4dの順に並び、結合した状態となる。
リテーナ3を分離した分離リテーナ4a〜4dは、各々を連結する構造を有していない。そのため、リテーナ3を被締付部8に取り付けた場合、両側の落下防止部材9a、9b間を分離リテーナ4a〜4dが各々移動することが可能となる。図2(a)、(b)に示す非締付状態は、落下防止部材9a、9b間が狭くなり、分離リテーナ4、4が結合した状態にある。なお、分離リテーナ4a〜4dが結合した状態からさらに締付筒5を先端側に移動させることができず、リテーナ3が締付筒5の先端側への移動に対するストッパーの役割も果たしている。
次に、分離リテーナ4a〜4dの移動調整機構について説明する。
前述したように、分離リテーナ4a〜4dに適宜開孔されるローラ支持溝31、31は、リテーナ3の軸方向からリテーナ3の回動方向に若干傾斜させてある。この傾斜角度をそれぞれ異ならしめることにより、分離リテーナ4a〜4dが回動して移動する長さを調整する。
すなわち、図5(a)に示すように、分離リテーナ4aのローラ支持溝31の長手方向Aとリテーナの軸方向Bとの傾斜角をθ1とし、図5(b)ないし(d)に示す分離リテーナ4b〜4dの傾斜角についても同様にθ2、θ3、θ4とする。θ1〜θ4を順次大きな角度とするように角度を変更すると、ニードルローラ32、32の回転により分離リテーナ4a〜4dが末端方向へ移動する力も大きくなり、移動する長さを調整することができる。
すなわち、θ1〜θ4を全て同じ角度とすると、分離リテーナ4a〜4dは全て同じ長さの移動をする。しかし、θ1<θ2<θ3<θ4とすると、分割リテーナ4a〜4dの移動長さも4a<4b<4c<4dとなり、所定の箇所まで移動する。これにより、図3(b)に示すように、落下防止部材9a、9bの間で一定の間隔を開けて分離リテーナ4a〜4dが移動し、その移動を調整することが可能になる。
このように分離リテーナ4a〜4dは、落下防止部材9a、9bの間を、適宜間隔を開けた締付位置に移動し、工具を導入部23に導入した被締付部8を締付固定する。これにより、被締付部8に対して均一に締付力をかけて、安定した締め付けが可能になる。
図5(a)ないし(d)に示すθ1〜θ4は、図面上判別し易いように示したものであって、実際の角度は、θ1が1.5度、θ2が3度、θ3が6度、θ4が7.5度である。この角度は必ずしもこれらのみに限られるものではなく、適宜変更しても良い。
また、図6(a)に示すように、分離リテーナ4a〜4dのうち、最も先端側に位置する分離リテーナ4aのローラ支持溝31、31の長手方向Aと軸方向Bとの角度を0度にするその他の実施例がある。
この場合、分離リテーナ4aが末端方向へ移動する力が作用せず、取付孔22付近を締め付けることができる。
また、図6(b)に示すように、分離リテーナ4aのローラ支持溝31、31が長手方向Aと軸方向Bとの角度を他の分離リテーナ4a〜4cと異なり、回動方向と逆の方向(D’方向)に傾斜させるその他の実施例がある。
この場合、分離リテーナ4aが先端方向へ移動する力が作用する。そのため、分離リテーナ4aが常に被締付部8の取付孔22付近の落下防止部材9bに付勢する力が作用し、当該部分を絞め付けて固定することができる。これにより、一般にビビリと呼ばれる工具の取付状態の微細な揺れをより適切に防止することが可能になる。
また、図7〜図9に第二〜第六実施例を示す。
図7(a)に示す第二実施例は、第一実施例と異なり、円周方向に形成されるローラ支持溝31、31が二列形成された2つの分離リテーナ4e、4fからなるものである。分離リテーナ4fのローラ支持溝31、31は6度ないし7.5度、リテーナ3の回動方向に傾斜する。また、分離リテーナ4eのローラ支持溝31、31は0.5度、リテーナ3の回動方向に傾斜させるか、傾斜させなくても良く、回動方向と反対の方向に傾斜させても良い。この角度は必ずしもこれらのみに限られるものではなく、適宜変更しても良い。
図7(b)に示す第三実施例は、第一実施例と異なり、円周方向に形成されるローラ支持溝31、31が三列形成された分離リテーナ4hと一列形成された分離リテーナ4gの2つからなるものである。ローラ支持溝31、31の傾斜角度は、第二実施例と同様である。
図8に示す第四実施例は、第一実施例と異なり、円周方向に形成されるローラ支持溝31、31が一列形成された3つの分離リテーナ4i〜4kからなるものである。分離リテーナ4kのローラ支持溝31、31は6度ないし12度リテーナ3の回動方向に傾斜し、分離リテーナ4jのローラ支持溝31、31は3度ないし6度、分離リテーナ4iのローラ支持溝31、31は0.5度、リテーナ3の回動方向に傾斜させるか、傾斜させなくても良く、回動方向と反対の方向に傾斜させても良い。この角度は必ずしもこれらのみに限られるものではなく、適宜変更しても良い。
図9(a)に示す第五実施例は、第一実施例と異なり、円周方向に形成されるローラ支持溝31、31が一列形成された分離リテーナ4mと、二列形成された分離リテーナ4lとからなる。分離リテーナ4mのローラ支持溝31、31は6度ないし12度リテーナ3の回動方向に傾斜させ、分離リテーナ4lのローラ支持溝31、31は0.5度、リテーナ3の回動方向に傾斜させるか、傾斜させなくても良く、回動方向と反対の方向に傾斜させても良い。
図9(b)に示す第六実施例は、第一実施例と異なり、円周方向に形成されるローラ支持溝31、31が二列形成された分離リテーナ4oと、一列形成された分離リテーナ4nとからなる。分離リテーナ4oのローラ支持溝31、31は6度ないし12度リテーナ3の回動方向に傾斜させ、分離リテーナ4nのローラ支持溝31、31は0.5度、リテーナ3の回動方向に傾斜させるか、傾斜させなくても良く、回動方向と反対の方向に傾斜させても良い。この角度は必ずしもこれらのみに限られるものではなく、適宜変更しても良い。
上記のように、リテーナ3の分離数や、ローラ支持溝31、31の傾斜角度は適宜任意に設定、変更することができる。しかし、移動する範囲が大きい末端側の分離リテーナのローラ支持溝31、31の傾斜角は、移動する範囲が小さい先端側の分離リテーナのローラ支持溝31、31の傾斜角に対して、大きく形成することが必要となる。
1…チャック、2…本体、3…リテーナ、4a〜4o…分割リテーナ、5…締付筒、6…被取付部、7…把持部、8…被締付部、9a・9b…落下防止部材、21…表面、22…取付孔、23…導入部、31…ローラ支持溝、32…ニードルローラ、51…内側面

Claims (3)

  1. 工作機械に取り付けるための被取付部と、工具をその内部に取り付ける円筒状の被締付部と、を有する本体と、
    被締付部の周囲に取り付けられ、複数の所定長さを有するニードルローラがその円周面に形成されたローラ支持溝に配置される筒状のリテーナと、
    被締付部及びリテーナの周囲に取り付けられる筒状の締付筒と、からなり、
    締付筒とリテーナとは、被締付部の周囲を回動して締付位置に移動し、締付筒がリテーナのニードルローラを介して被締付部の工具の取付状態を締付固定するチャックであって、
    前記リテーナは、複数個に分割された分割リテーナからなり、
    各々の分割リテーナに、締付方向に回動して移動する長さに差を設けるための移動調整機構を設けたことを特徴とするチャック。
  2. 前記ローラ支持溝は、前記ニードルローラの形状に沿った所定長さを有する溝体であって、
    その溝の長手方向は、前記リテーナの軸方向から、前記リテーナの回動方向に向けて傾斜した傾斜角を有し、
    前記移動調整機構は、各々の前記分割リテーナの前記傾斜角に差を設けたことを特徴とする請求項1に記載のチャック。
  3. 前記分割リテーナのうち最も取付孔付近の分割リテーナの前記傾斜角を0度若しくは前記リテーナの回動方向と逆方向に傾斜する傾斜角とすることを特徴とする請求項2に記載のチャック。
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