JP5612107B2 - スイッチング増幅器のためのパルス幅変調 - Google Patents

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Description

本発明の主題は、一般に、スイッチング増幅器のためのパルス幅変調に関し、詳細には、D級増幅器のためのパルス幅変調に関する。
通常、通信機器、例えば無線携帯電話などは、通信サブシステムとオーディオサブシステムとを含む。通信サブシステムは、発振器に動作可能に結合された送受信機を含み、オーディオサブシステムは、スイッチング増幅器といった音声増幅器と変調部とを含む。従来方式では、変調部は、パルス幅変調(PWM)などのデューティサイクル変調方式で動作して、入力信号、例えば音声信号や音楽信号などの1つまたは複数のPWM波形を提供する。スイッチング増幅器は、変調部からPWM波形を受け取り、それらを増幅する。さらに、スイッチング増幅器は、スピーカなどの負荷を駆動するために増幅されたPWM波形を提供する。
一般に、通信サブシステムは、双方のサブシステムを異なるチップ上に組み立てることにより、オーディオサブシステムから分離されている。しかし、コスト、サイズ、性能、電力といった側面は、通信機器、特に携帯電話をますます特徴付けるようになってきている。これらの側面が実現可能であるのは、高度な統合が可能な場合に限られる。したがって、少数の外部構成部品を伴う3チップまたは2チップの解決手法を用いるのではなく、通信サブシステムとオーディオサブシステムとを単一のチップ上に統合するための取り組みが行われている。
送受信機と発振器とを、スイッチング増幅器と一緒に単一のチップ上に統合することは、D級増幅器などのスイッチング増幅器により発振器に導入される注入同期または周波数引き込みと呼ばれる現象が原因で、特に難しい。通常、D級増幅器は、電力効率が高くワット損が低いために、オーディオ用途において使用される。動作時に、D級増幅器は、変調された波形を、高スイッチング速度で飽和モードとカットオフモードとに駆動し、高速で動く遷移エッジ(transition edge)を有する矩形波形を出力として生成する。そのような高スイッチングは、時間変化する干渉ループを作り出す。これらの干渉ループは、相互誘導結合により発振器の動作周波数を変動させる。この現象を周波数引き込みという。また周波数引き込みは、送受信機が発振器の物理的近傍にある場合には、2チップおよび3チップの解決手法においても生じ得る。
発振器における周波数引き込みが原因で、発振器は送受信機に近接するスパー(spur)を導入し、送受信機は近接する干渉チャネルを所望のチャネルと一緒に復調する可能性がある。また、近接するスパーが、所望の周波数帯域に加えて、近接する周波数帯域におけるスプリアス信号も送信し、よって、データ伝送の様々な規格に違反する可能性もある。
本概要は、以下の詳細な説明でさらに説明する、スイッチング増幅器のためのパルス幅変調方式に関連した概念を紹介するために提供されるものである。本概要は、特許請求される主題の本質的特徴を特定するためのものではなく、特許請求される主題の範囲を決定し、または限定するのに使用するためのものでもない。
スイッチング増幅器のためのパルス幅変調を実施する装置を説明する。一実施形態において、装置は、サンプリング信号を生成するためのサンプリング信号生成器を含む。サンプリング信号生成器は変調部に動作可能に結合されている。変調部は、サンプリング信号と差動入力信号とに基づいて、少なくとも1つの差動パルス幅変調波形が、差動入力信号のすべての値において、所定の非ゼロの最小パルス幅と等しいデューティサイクルを有するように差動パルス幅変調波形を生成する。
詳細な説明は添付の図を参照して行う。図において、参照番号の左端の桁は、当該参照番号が最初に表示される図を識別する。図面全体を通して類似の特徴および構成要素を参照するのに同じ番号を使用する。例示を簡潔、明確にするために、各図の要素は必ずしも縮尺通りであるとは限らない。
本発明の主題の一実施形態による、例示的変調部を有する通信機器を示す図である。 本発明の主題の一実施形態による、スイッチング増幅器と例示的変調部とを有する通信機器の例示的オーディオサブシステムを示す図である。 本発明の主題の一実施形態による、入力信号と、変調部を使用した入力信号のパルス幅変調とを示す例示的タイミング図である。 本発明の主題の一実施形態による、例示的発振抑圧変調方式(Oscillator Suppression Modulation Scheme)を使用して入力信号を変調するための例示的方法を示す図である。
開示の主題は、スイッチング増幅器のためのパルス幅変調(PWM)に関するものである。特に、この主題は、D級増幅器によって作り出される時間変化する干渉ループに起因する電圧制御発振器(VCO)における周波数引き込みを低減するための装置および方法に関するものである。
従来の通信機器において、通信サブシステムは、双方のサブシステムを異なるチップ上に組み立てることにより、オーディオサブシステムから分離されている。2つのサブシステムを分離することにより、例えば無線周波数でデータをやりとりしている間などの悪影響が最小限に抑えられる。しかし、分離が不十分だと、送受信機の送信もしくは受信モード、またはその両方における近接チャネル保護が低下する可能性もある。統合のため、および、コストと面積/空間の利点を高めるためには、通信サブシステムとオーディオサブシステムとを単一チップ上に統合することも望ましい。しかし、そのような事例ではオーディオサブシステムと通信サブシステムとが近接するために、2つのサブシステム間の相互誘導結合が従来の発振器の発振周波数をゆがめる可能性がある。そのようなゆがみ現象を、周波数引き込み、注入同期または注入引き込みという。
典型的なオーディオサブシステムは、変調部と、スピーカなどの周辺機器に通信可能に結合されたスイッチング増幅器とを含む。従来の変調部は、差動パルス幅変調(DPWM)と呼ばれる方式で動作する。DPWMでは、入力信号Vinは、差動入力信号、すなわち、第1の差動入力信号Vin_pと第2の差動入力信号Vin_nとして印加される。Vin_pおよびVin_nは、従来の変調部の2つに入力端子において提供される。
従来の変調部は比較器を含み、比較器は、Vin_pとVin_nとを、それぞれ、例えば三角波形などを有するサンプリング信号と比較する。比較に基づき、比較器は、従来の変調部の2つの入力端子に対応する2つの出力端子においてデューティサイクルすなわちパルス幅変調(PWM)波形を発生させる。値0のVin_pと値0のVin_nでは、出力端子において50%のデューティサイクルのPWM波形が発生する。正の差動入力信号Vinでは、Vin_pに対応するPWM波形のデューティサイクルがVin_pの振幅に比例して増加し、Vin_nに対応するPWM波形のデューティサイクルが比例して減少する。したがって、変調部の2つの出力端子にわたってで計100%のデューティサイクルのPWM波形が維持される。
結果として得られる変調部からのPWM波形はスイッチング増幅器へ供給され、出力信号として高速スイッチング方形波を発生する。スイッチング増幅器は、例えば、フルブリッジ構成として構成されたトランジスタを有するD級増幅器を使用して実現することができる。nチャネルMOSFETやpチャネルMOSFETといったトランジスタは、PWM波形を電源電圧と接地電圧との間で交互に切り換えることにより電流ステアリングスイッチとして動作する。
前述のように、スイッチング増幅器からの出力信号は高速スイッチング方形波である。そのような電源電圧と接地電圧との切り換えは時間変化する干渉ループを作り出し、時間変化する干渉ループは、非線形、または、電圧依存コンデンサおよびインダクタを有する回路として振る舞う。また従来の通信機器には、LCタンクVCOといった発振器も含まれる。D級増幅器などのスイッチング増幅器は、従来のオーディオサブシステムの不可欠な部品である。D級増幅器に対するLCタンクVCOの近接性により、D級増幅器によって作り出される時間変化する干渉回路は、LCタンクVCOに結合される。LCタンクVCOなどの発振器とD級増幅器の干渉回路との間の相互誘導結合は、既定のインダクタンス値Lから実効インダクタンス値L’へのLCタンクVCOのインダクタンスのシフトをもたらす。同様に、LCタンクVCOのキャパシタンスも、既定のキャパシタンス値Cから実効キャパシタンス値C’へシフトし得る。また、インダクタンスL’およびC’の実効値もやはり、D級増幅器によって作り出される干渉回路が時間変化するため時間変化する。Lおよび/またはCのシフトは、LCタンクVCOに、その発振周波数f以外の周波数f’におけるスプリアス成分も発生させる。これを注入同期、または周波数引き込み、または注入引き込みという。数学的には、前述の関係は次式で表すことができる。
Figure 0005612107
式中、
Figure 0005612107
である。
D級増幅器の干渉回路とLCタンクVCOとの相互誘導結合の影響下での周波数引き込みは、LCタンクVCOの出力においてスパーを導入する。そのようなスパーは、所望のチャネルに加え、近接するより強い干渉チャネルも復調する可能性、あるいは、所望の周波数帯域に加えて近接する周波数帯域においてもスパーを送信する可能性があり、よって、通信機器の通信サブシステムの動作が依拠する様々な規格に違反する可能性がある。
注入同期は、D級増幅器がアイドル状態にあり、LCタンクVCOおよび送受信機が動作し続ける必要があるときに、特に著しい。アイドル状態は、値0のVin_pおよび値0のVin_nが差動入力信号としてオーディオサブシステムに提供されるときの状態として定義することができる。本発明の主題の一実施態様におけるアイドリング状態の一例として、一方の人が話しており、相手側からの音声が来ない長い期間が生じる電話通話を考える。アイドリング状態の別の例は、オーディオサブシステムの電源がオンにされているにもかかわらず、オーディオサブシステムの入力において値0のVinが印加されるときである。
D級増幅器がアイドル状態であるために、従来のDPWM方式を使用する変調部の出力において50%のデューティサイクルのPWM波形が発生する。したがって、D級増幅器は、電源電圧と接地電圧の2つのレベルの間で切り換わり、よってこの場合もやはり干渉回路とその周波数引き込みが発生することになる。さらに、D級増幅器がアイドル状態でないときでさえも、干渉ループの総数が大きく、そのため、非アイドリング状態においても実質的な周波数引き込みを発生させる。
単極パルス幅変調と呼ばれる別の従来方式のPWMは、Vin_pまたはVin_nのどちらかを提供することにより周波数引き込み現象に対処する。値0の入力信号Vinでは、変調部は0デューティサイクルのPWM波形を生成し、それによって発振器における周波数引き込みを排除する。正のVinでは、Vin_pに対応する出力端子において対応するPWM波形が発生し、Vin_nに対応する出力端子において0デューティサイクルを有するPWM波形が発生する。よって、非0の入力信号でも、引き込みの低減が達成される。等価な平均差動出力は、そのような場合、従来のDPWMと同じである。
しかし、単極パルス幅変調方式における周波数引き込みの低減は、非常に低い振幅の入力信号でのデータ損失という代償により実現される。というのは、これらの信号では非常に狭いパルス幅のPWM波形が得られるからである。そのような狭いPWM波形は、変調部に続いて、例えばD級増幅器などのドライバ回路または後処理段を使用して処理するのが難しい。よって、そのような方式は、D級増幅器の性能が損なわれる可能性があるため、普通、周波数引き込みの抑圧には使用されない。
ここでは、増幅器性能に最小限の影響しか及ぼさず、または全く影響を及ぼさずに発振器における周波数引き込みを大幅に低減する、スイッチング増幅器のためのPWM方式を説明する。説明するPWM方式は、通信機器のオーディオサブシステムにおいて実施することができる。開示のパルス幅変調方式を実施することのできる装置には、それだけに限らないが、携帯電話、ヘッドホン、イヤホン、携帯情報端末(PDA)、スピーカ、コンピュータ、および通信機器一般が含まれる。一実施形態において、オーディオサブシステムは、サンプリング信号生成器、変調部、およびスイッチング増幅器を含む。
サンプリング信号生成器は、ベース振幅が所定の非0の最小シフト値の分だけ同相モード信号(common mode signal)を下回るようなサンプリング信号を提供する。一実施態様において、ベース振幅は、サンプリング信号の最低振幅である。変調部は、サンプリング信号と一緒に、差動形式の入力信号Vinを受け取るように適合されている。変調部は、差動入力信号をサンプリング信号と比較するための1組の比較器を備える。変調部の別の比較器は、所定の非ゼロの最小パルス幅に等しいデューティサイクルを有する波形を生成する。変調部内の組み合わせ論理部が比較器からの出力を組み合わせ、結果をスイッチング増幅器への入力として供給する。さらに、スイッチング増幅器は、スピーカなどの負荷を差動的に駆動する。
以下で例示的システム、方法、および様々な実施形態と併せて論じるように、例示的変調部によって生成されるPWM波形は、後処理段の性能に影響を及ぼすことなく、当分野で公知のその他の差動パルス幅変調方式から得られるパルス幅より実質的に小さいパルス幅を有する。これにより、スイッチング増幅器のアイドリング状態と非アイドリング状態の両方について発振器における周波数引き込みが実質的に低減される。
例示的システム
図1に例示的変調部102を有する通信機器100を示す。通信機器100は、(1つまたは複数の)プロセッサ104、メモリ106、(1つまたは複数の)インターフェース108、(1つまたは複数の)その他のモジュール110、通信サブシステム112およびオーディオサブシステム114を含む。通信サブシステム112は、発振器118を有する送受信機116を含み、オーディオサブシステム114は、スイッチング増幅器120および変調部102を含む。スイッチング増幅器120は、変調部102により変調された入力信号(Vin)を受け取る。一般に、Vinは、変調部102により外部ソースから受け取られ得る。例えば、Vinは、無線携帯電話から、またはラップトップコンピュータからの音声信号であってもよい。
一実施態様において、Vinは、差動入力、すなわち、第1の差動入力信号Vin_pと第2の差動入力信号Vin_nとして印加される。本明細書では通信機器100の動作を、いくつかの例または図を参照して説明する。これらの例はいかなる点においても限定として解釈されるべきではない。後続の説明において、通信機器100は無線携帯電話である。しかし、以下の説明は、通信サブシステムとオーディオサブシステムが物理的に近接している任意の通信機器に適用され、一般に、スイッチング増幅器が通信機器の発振器において周波数引き込みを発生する可能性のある任意の機器に適用されることが理解されるであろう。
(1つまたは複数の)プロセッサ104は、単一の処理装置またはいくつかの処理装置とすることができ、それらすべてが複数の計算処理部を含んでいてもよい。(1つまたは複数の)プロセッサ104は、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、ディジタル信号プロセッサ、中央処理装置、状態機械、論理回路、および/または動作命令に基づいて入力信号を操作する任意の装置として実施され得る。機能の中でも特に、(1つまたは複数の)プロセッサは、メモリ106に記憶されたコンピュータ可読命令を取り出し、実行するように構成されている。メモリ106には、例えば、SRAMやDRAMといった揮発性メモリおよび/またはEPROMやフラッシュメモリといった不揮発性メモリなどを含む当分野で公知の任意のコンピュータ可読媒体が含まれ得る。
(1つまたは複数の)インターフェース108には、様々なソフトウェアおよびハードウェアインターフェース、例えば、オーディオ入力/出力機器のためのインターフェースといった(1つまたは複数の)周辺機器のためのインターフェース、無線周波数(RF)インターフェース、USBポートなどが含まれ得る。スピーカなどの(1つまたは複数の)周辺機器122は、通信機器100の様々なサブシステム間のやりとりを円滑に行わせるために(1つまたは複数の)インターフェース108を介して様々なサブシステムに動作可能に結合されている。図1において、(1つまたは複数の)周辺機器122は、スイッチング増幅器120の外部に示されている。しかし、(1つまたは複数の)周辺機器122は、図2に示すように、オーディオサブシステム114と統合することもできることに留意すべきである。(1つまたは複数の)その他のモジュール110には、通信機器100によって実行されるアプリケーションまたは機能を補足する、電力管理モジュール、表示モジュールなどといったプログラムおよびモジュールを含むことができる。
通信サブシステム112は、電力増幅器(図には示されていない)といった他の構成要素に加えて、送受信機116および発振器118を含む。一実施形態において、送受信機116は無線周波数(RF送受信機)であり、発振器118は、電圧制御発振器(VCO)といったRF発振器である。VCOは、コンデンサと直列または並列のインダクタを有する共振タンクとして実施されてもよい。以下ではそのようなVCOを同義でLCタンクVCOと呼ぶこともある。
動作に際して、送受信機116は、基地局からベースバンド情報信号を受信し、ベースバンド情報信号にRF搬送波信号を加えることによりベースバンド情報信号を変調する。一実施態様において、ベースバンド情報信号の変調は、特定の無線通信規格に従うものである。そのようなRF変調は結果としてRF信号を生成する。送受信機116は、RF信号からRF搬送波周波数を除去し、結果として得られる信号を復調して送信されたデータを回復する。一実施態様において、送受信機116は、結果として得られる信号を、変調に利用された無線通信規格に従って復調する。
オーディオサブシステム114は、スイッチング増幅器120と変調部102とを含む。変調部102は、サンプリング信号と差動入力信号、Vin_pおよびVin_nを受け取る。加えて、変調部102は、Vin_p、Vin_nおよびサンプリング信号に基づいて差動パルス幅変調(PWM)波形を提供するための比較部と論理部を有していてもよい。スイッチング増幅器120は、変調部102からPWM波形を受け取るフルブリッジ構成において、D級増幅器として実施され得る。さらに、スイッチング増幅器は、スピーカなどの周辺機器122を差動的に駆動する。
一実施形態において、スイッチング増幅器120のアイドリング状態、すなわち、値0のVin_nおよびVin_pが提供されるときには、変調部102からの対応するPWM波形は、所定の非0の最小パルス幅(同義でmin_pulseともいう)に等しいデューティサイクルを有する。min_pulseによって決定されるデューティサイクルを有するPWM波形をmin_pulse波形と呼ぶ。上記実施形態において、スイッチング増幅器120の非アイドリング状態では、変調部102は、Vin_nとVin_pの両方に対応する差動PWM波形を生成する。
正の入力信号Vinでは、Vin_pは同相モード信号を上回り、変調部102からの対応する出力波形は、所定の非ゼロの最小パルス幅より高いデューティサイクルを有する第1のPWM波形であり、他方、Vin_nは同相モード信号を下回り、対応する出力波形は、引き続き所定の非ゼロの最小パルス幅に等しいデューティサイクルを有する第2のPWM波形である。
あるいは、負の入力信号Vinでは、Vin_nは同相モード信号を上回り、第2のPWM波形はmin_pulse波形のデューティサイクルより高いデューティサイクルを有し、他方、Vin_pの第1のPWM波形は、引き続き所定の非ゼロの最小パルス幅に等しいデューティサイクルを有する。よって、変調部102の動作中には常時、min_pulse波形が、差動入力信号Vin_nおよびVin_pに対応する2つの出力のうちの少なくとも1つで得られる。スイッチング増幅器120のアイドリング状態、ほぼアイドリング状態、および非アイドリング状態での発振器における周波数引き込みを低減するためのそのような例示的変調方式を、発振器引き込み抑圧変調方式(OSMS:Oscillator−pulling Suppression Modulation Scheme)と呼ぶ。
一実施態様において、min_pulseは、変調部102の後に続く、スイッチング増幅器120といったドライバ回路または後処理段の帯域幅に基づいて決定される。例えば、帯域幅の低い後処理段では大きいmin_pulseが必要とされ得る。OSMSの平均差動出力は、従来のDPWMおよび従来の単極変調方式の平均差動出力と同様である。しかし、アイドリング状態では非常に低い周波数引き込みが実現され、非アイドリング状態では従来の差動PWM方式と比べて大幅に低い引き込みが実現される。また、非常に小さい値の入力信号、または、ほぼアイドリング状態についても、データの損失なしでより低い引き込みが観測される。したがって、単極パルス幅変調方式とは異なり、OSMSは、通信機器100の性能が損なわれないことを保証する。変調部102の実施態様は図2に詳細に示されている。
図2に、スイッチング増幅器120と、一実施形態によるOSMSを使用して発振器118における周波数引き込みを低減するための例示的変調部102とを有する例示的オーディオサブシステム114を示す。
上記実施形態において、オーディオサブシステム114は、変調部102と、スイッチング増幅器120と、サンプリング信号生成器202とを含む。サンプリング信号生成器202は、ランプ波形を有するサンプリング信号を提供するために方形波形を積分する積分器とすることもでき、一般に、任意の自励発振ランプ波発生器とすることができる。スイッチング増幅器120は、スピーカなどの(1つまたは複数の)周辺機器122のためのスイッチング増幅器またはドライバ回路である。スイッチング増幅器はフルブリッジ構成のD級増幅器として実施することができ、このフルブリッジ構成のD級増幅器は、2つのハーフブリッジ段、すなわち例えば、スピーカ122を差動的に駆動するためのスイッチング増幅器120−1とスイッチング増幅器120−2とをそれぞれ有する。
スイッチング増幅器120のフルブリッジ構成は、スピーカ122を通る伝導路を交番(alternate)させることによって動作する。スイッチング増幅器120は、電源電圧VDD204と接地電圧206によって定義される2つのレベルの間で出力を切り換え、それによって、変調部102から受け取られるPWM波形を増幅する。オーディオサブシステム120から得られるそのような増幅された波形は、サンプリング信号208を除去し、入力信号Vinを回復するために低域通過フィルタ(図には示されていない)に供給され得る。結果として得られる増幅音声信号は(1つまたは複数の)周辺機器122を駆動する。また、低域フィルタが除外されているフィルタレスD級増幅器回路も使用することができる。というのは、スピーカも人間の耳も事実上誘導的であり、スイッチング増幅器120から受け取られる増幅音声信号を再構築することができる能力を有するからである。
従来方式では、サンプリング信号生成器は、同相モード信号を中心とするランプ波形といったサンプリング信号を生成する。しかし、上記の実施形態では、サンプリング信号208は、同相モード信号212を中心としないランプ波形210またはのこぎり波形を有し得る。一実施態様において、サンプリング信号生成器202は、サンプリング信号208のベース振幅が、以下でmin_shiftと呼ぶ所定の非0の最小シフト値に等しい値だけ同相モード信号212よりも低くなるように、サンプリング信号208を生成する。ベース振幅は、サンプリング信号208の最低振幅とみなされ、以下では最低振幅と同義で使用する。
同相モード信号212を中心とする従来のサンプリング信号からサンプリング信号208を生成するために、従来のサンプリング信号は、反転されたサンプリング信号が従来のサンプリング信号の少なくとも2倍の周波数を有するように、反転される。さらに、反転されたサンプリング信号は、min_shift値に等しい量だけ同相モード信号212より下にシフトされ、よって、サンプリング信号208が生じる。サンプリング信号208は、従来のサンプリング信号から出発せずに直接生成されてもよいことが理解されるであろう。
動作に際して、サンプリング信号208を同相モード信号212と比較すると、所定の最小パルス幅またはmin_pulseと等しいデューティサイクルを有する波形が得られる。この波形はmin_pulse波形214とも呼ばれる。一実施態様において、min_pulseは、サンプリング信号208の周波数と、スイッチング増幅器120などの変調部102の後に続くドライバ回路/後処理段の帯域幅とに基づいて決定される。スイッチング増幅器120が高速で切り換わり、スイッチング増幅器120の帯域幅が十分に大きい場合には、十分に小さい値のmin_pulseが選択される。同様に、スイッチング増幅器120が低速で切り換わり、スイッチング増幅器120の帯域幅が十分に大きい場合には、十分に大きい値のmin_pulseが選択される。実際、選択されるmin_pulseは、従来の単極変調方式の欠点であったデータの損失を発生させずに、相当低い振幅のVinを処理するのに十分なものである。
一実施態様において、min_pulseの値は、ランプ波形210の非0のパーセンテージであり、後処理段の推定される帯域幅に基づいて設計時に事前設定される。例えば、後処理段が例えば15MHzの帯域幅を有する場合には、後処理段は100nsもの細さの変調Vin信号を処理し得る。したがって、約500Khzの周波数を有するサンプリング信号208では、5%のmin_pulseが選択され得る。この例は、本発明の主題の一実施態様を例示するために示すものであり、本発明の主題の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。当業者には、min_pulseを決定するための帯域幅、周波数および値の多くの組み合わせがわかることは自明である。
さらに、サンプリング信号208のmin_shiftは、min_pulse波形214のデューティサイクルに基づいて決定される。例えば、min_shiftは、ランプ波形210の傾きと所定の非0の最小パルス幅またはmin_pulseとの積を取ることによって計算することができる。このようにして、同相モード信号212の上に乗るサンプリング信号208が生成され、変調部102に提供される。
上記実施形態では、変調部102は、比較部216と論理部218とをさらに含む。比較部216は、比較器216−1、比較器216−2、比較器216−3といった複数の比較器を含む。比較器は、一例では、演算増幅器を使用して実施される。比較部216は、Vinとサンプリング信号208、およびサンプリング信号208と同相モード信号212との比較から得られる比較器波形を提供する。比較器216−1は第1の比較器波形217−1を生成し、比較器216−2は第2の比較器波形217−2を生成し、比較器216−3はmin_pulse波形214を生成する。論理部218は、ORゲート、NORゲートなどといった1つまたは複数の論理ゲートを有する。例えば、OR218−1およびOR218−2が、比較部216から受け取られる比較器波形217−1/217−2とmin_pulse波形214とを組み合わせるために使用されてもよい。論理部218は、入力信号Vinに対応して、スイッチング増幅器120への少なくとも1つの入力がmin_pulse波形214を受け取ることを保証する。
一実施形態において、変調部102は、図に差動入力信号として示されている入力信号Vin220、すなわち、Vin_p220−1およびVin_n220−2を受け取るように構成されている。第1の差動入力信号Vin_p220−1および第2の差動入力信号Vin_n220−2は、変調部102の2つの入力端子において印加される。受け取ったVin_p220−1およびVin_n220−2に基づいて、変調部102は、出力ピンOUTP222−1およびOUTN222−2において、それぞれ、差動パルス幅変調(PWM)波形を提供する。
このために、同相モード信号212の上に乗っているランプ波形210を有するサンプリング信号208は、比較器216−1の第1の反転入力において印加され、また、比較器214−2の第1の反転入力にも印加される。比較器216−1の第2の非反転入力はVin_p220−1を受け取り、比較器216−2の第2の非反転入力はVin_n220−2を受け取る。またサンプリング信号208は、比較器216−3の第1の反転入力にも供給される。比較器216−3の第2の非反転入力は同相モード信号212を基準信号として受け取り、min_pulseに等しいデューティサイクルを有するPWM波形、すなわちmin_pulse波形214を生成する。min_pulse波形214は、OR218−1への第2の入力およびOR218−2への第2の入力として論理部218に供給される。
OR218−1の第1の入力は第1の比較器波形217−1を受け取る。同様に、第2の比較器波形217−2はOR218−2の第1の入力として供給される。論理部218は、出力PWM波形、すなわち、第1の比較器波形217−1および第2の比較器波形217−2と、min_pulse波形214とに対応する第1のPWM波形および第2のPWM波形を生成する。第1のPWM波形はOUTP222−1において得られ、第2のPWM波形はOUTN222−2において得られる。
動作に際して、値0のVinが印加されるとき、すなわち、値0のVin_p220−1およびVin_n220−2が印加されるときに、生成される第1の比較器波形217−1および第2の比較器波形217−2はmin_pulse波形214に等しい。論理部218は、比較器216−3からのmin_pulse波形214を第1の比較器波形217−1と組み合わせて、OUTP222−1においてmin_pulse波形214を提供する。同様に、論理部218は、比較器216−3からのmin_pulse波形214を第2の比較器波形217−2と組み合わせて、OUTN222−2においてmin_pulse波形214を発生させる。
正のVinでは、Vin_p220−1が同相モード信号212を上回り、Vin_n220−2が同相モード信号212を下回るように、時間変化するVin220に対応して、第1の比較器波形217−1は可変デューティサイクルを有するパルス幅波形であり、非0のVin_n220−2に対応する第2の比較器波形217−2は、0デューティサイクルPWM波形またはmin_pulseより小さいデューティサイクルを有するPWM波形である。論理部218の組み合わせ論理は、OUTP222−1において、第1のPWM波形をもたらし、この第1のPWM波形は、min_pulseより大きく、非0のVin_p220−1の振幅に基づく新しい値を有するデューティサイクルを有する。OUTN222−2における論理部218からの第2のPWM波形は、非0の時間変化するVin_n220−2に対応して、min_pulse波形である。
同様に、負のVin値では、OUTN222−2における論理部218からの第2のPWM波形は、非0の時間変化するVin_n220−2に対応して、min_pulseより大きく、非0のVin_n220−2の振幅に基づく新しい値を有するデューティサイクルを有する。他方、Vin_p220−1に対応するOUTP222−1における第1のPWM波形はmin_pulse波形である。これは後続の各図に示されている。
OUTP222−1およびOUTN222−2において得られる第1および第2のPWM波形は、スイッチング増幅器120−1および120−2の入力において印加される。スイッチング増幅器120−1は、スイッチング増幅器120−1の第1の出力端子OUTP_A224−1において、第1の出力信号を提供するとともに、スイッチング増幅器120−2の第2の出力端子OUTN_A上で、第2の出力信号を提供する。OUTP_A224−1およびOUTN_A224−2において得られる、第1の出力信号と第2の出力信号との差である平均差動信号は(1つまたは複数の)周辺機器122を駆動する。当業者には理解されるように、(1つまたは複数の)周辺機器122のためのスイッチング増幅器120以外のさらに別の後処理段またはドライバ回路があってもよい。
図3に、入力信号Vin220、例えばランプ波形210などを有するサンプリング信号208を使用した入力信号Vin220のパルス幅変調、および、同相モード信号212の例示的タイミング図300を示す。タイミング図300は、Vin220の時間におけるスナップショットとして示されている。一実施形態において、Vin220は、変調部102の1対の入力端子において印加される、Vin_p220−1およびVin_n220−2といった差動入力信号である。一実施形態において、Vin220は、Vin220の周波数がサンプリング信号208より実質的に小さくなるような正弦波形を有する、音声信号である。正弦波形では、正のサイクルにおいて、Vin_p220−1が同相モード信号を上回り、負のサイクルにおいて、Vin_n220−2が同相モード信号を上回る。別の実施形態では、Vin220は、音楽信号といった別の種類の音声信号に該当し得る。
前述のように、一実施形態において、サンプリング信号208は、サンプリング信号208のベース振幅301が同相モード信号210をmin_shift値302の分だけ下回るように生成される。min_shift302の値は、例えば、min_pulseとランプ波形210の傾きとに依存する。サンプリング信号の合計時間間隔はTである。別の実施形態において、サンプリング信号208は、図2に示すように、従来のサンプリング信号を生成するのに使用されるサンプリング信号生成器から生成することができる。時間間隔Tのサンプリング信号を生成するのに使用される従来のサンプリング信号の時間間隔は2Tになるはずである。
タイミング図300は、変調部102に印加されるときのVin_p220−1とVin_n220−2との様々な組み合わせを表している。これらの組み合わせは、Vin_p220−1とVin_n220−2の両方が値0であるときのスイッチング増幅器120のアイドリング状態と、Vin_p220−1とVin_n220−2とが非0であるときのスイッチング増幅器120の非アイドリング状態の両方を含む。考察のために、タイミング図300は、3種類のイベント、303、304および306に関して示されている。イベント303は、値0のVin_p220−1およびVin_n220−2におけるアイドリング状態の間に発生する。イベント304は、時間変化する正のVinが印加されるとき、すなわち、Vin_p220−1が同相モード信号212を上回り、Vin_n220−2が同相モード信号212を下回るときに発生する。イベント306は、時間変化する負のVinが印加されるとき、すなわち、Vin_n220−2は同相モード信号212を上回り、Vin_p220−1は同相モード信号212を下回るときに発生する。数値を使用した例は例示的動作を示すためのものにすぎず、限定とみなすべきではないことが理解される。
イベント303では、スイッチング増幅器120はアイドル状態であり、これは、値0のVin220が、したがって、値0のVin_p220−1およびVin_n220−2が変調部102の両方の入力端子において印加されることを意味する(Vinはこのイベントの図には示されていない)。値0のVin_p220−1とサンプリング信号208との比較に基づき、min_pulseのデューティサイクルの第1のPWM波形、すなわち、min_pulse波形214がOUTP222−1において得られる。同様に、値0のVin_n220−2とサンプリング信号208との比較に基づき、min_pulseのデューティサイクルの第2のPWM波形、すなわち、min_pulse波形214がOUTN222−2において得られる。OUTP222−1およびOUTN222−2において得られる2つの変調された波形は、続いて、スイッチング増幅器120などのドライバ回路に印加される。
スイッチング増幅器120は、OUTP222−1およびOUTN222−2における変調された波形に従って、トランジスタを、電源電圧VDD204と接地電圧206との間で切り換える。OUTP_A224−1およびOUTN_A224−2におけるスイッチング増幅器からの第1の出力波形120−1および第2の出力波形120−2は、OUTP222−1およびOUTN222−2において受け取られるPWM波形の増幅された形である。OUTP_A224−1およびOUTN_A224−2における2つの出力波形の差はスピーカ122を駆動するのに使用される。アイドリング状態では、スイッチング増幅器120からの2つの出力波形の差は平均差動出力信号DIFF312を生み出す。DIFF312はイベント303では0出力波形である。
イベント304は、時間変化するVin_p220−1および時間変化するVin_n220−2が、図においてサンプリング信号208と共に示すように、Vin_p220−1が同相モード信号212を上回り、Vin_n220−2が同相モード信号212を下回るように印加されるときの、PWM波形を示している。説明のために、Vin_p220−1は、最初に大きい振幅を有し、次いで、異なる時点において相対的に小さい振幅を有するものとして示されている。またVin_n220−2も、同様に時間と共に変動する。例えば、変調部102に、最初に、中間の正の(mid−positive)信号すなわち50%のVin_p220−1が印加され、続いて、第2の12.5%のVin_p220−1、第2の4%のVin_p220−1が印加される。
イベント304が発生するときに、変調部102はVin_p220−1およびVin_n220−2を例示的サンプリング信号208と比較する。Vin_p220−1とサンプリング信号208との比較は、結果として、振幅の大きい入力信号では大きいデューティサイクルを有し、振幅の小さい入力信号では小さいデューティサイクルを有する第1の比較器波形217−1を生成する。論理部218において、第1の比較器波形217−1をmin_pulse波形214と組み合わせると、OUTP220−1において、時間変化するデューティサイクルを有する第1のPWM波形308が得られる。Vin_n220−2とサンプリング信号208との比較は、結果として、0デューティサイクルまたはmin_pulse波形214のデューティサイクルより小さいデューティサイクルを有する第2の比較器波形217−2を生成する。これは、Vin_n220−2が同相モード信号212を下回るからである。論理部218において、第2の比較器波形217−2をmin_pulse波形214と組み合わせると、OUTN222−2において、所定の最小の非0のパルス幅に等しいデューティサイクルを有する第2のPWM波形が得られる。例えば、50%のVin_p220−1では、OUTP222−1における第1のPWM波形308−1のデューティサイクルは、アイドリング状態におけるmin_pulse波形214のデューティサイクル、例えば5%から、55%のデューティサイクルへと増加する。同様に、12.5%のVin_p220−2では、OUTP222−1における第1のPWM波形308−2のデューティサイクルは17.5%である。他方、時間変化するVin_n220−2では、OUTN222−2における第2のPWM波形は、アイドリング状態において観測される5%のデューティサイクルを有し、よって、min_pulse波形214が得られる。
しかし、前述のように、差動PWM波形308と214との差は、個々のスイッチング増幅器120−1および120−2によって増幅された後で、スピーカ122に供給される。イベント306における2つの信号の差はDIFF314をもたらす。DIFF314のパルス幅は値Vin_p220−1に従って変動する。従来のPWM方式と比べて、本主題に従って生成される平均差動出力は同じである。しかし、本システムのイベント304における第1のPWM波形308のデューティサイクルの低減により、従来のオーディオサブシステムと比べて周波数引き込みの低減が認められる。例えば、従来のサブシステムにおいては、中間の正の入力信号Vin_pでは、第1のPWM波形は75%のデューティサイクルを有するはずである。他方、本主題によれば、55%のデューティサイクルを有する第1のPWM308−1波形が得られる。加えて、相当に小さい振幅の正の信号でさえも、データの損失なく処理される。
イベント306は、イベント304と同様に理解することができる。一実施態様において、イベント306は、時間変化するVin_n220−2およびVin_p220−1が印加されるときのPWM波形を示す。このシナリオでは、Vin_p220−1は同相モード信号212を下回り、Vin_n220−2は同相モード信号を上回る(Vinはこのイベントの図には示されていない)。説明のために、Vin_n220−2は大きな振幅Vin_n220−2として開始し、異なる時点において相対的に小さい振幅まで低減し得る。またVin_p220−1も同様に時間と共に変動する。
例えば、最初に、中間の負の(mid−negative)信号すなわち50%のVin_n220−2が印加され、続いて、第2の12.5%のVin_n220−2、第3の4%のVin_n220−2が印加される。Vin_p220−1とサンプリング信号208との比較は、結果として0デューティサイクルまたはmin_pulse波形214のデューティサイクルより小さいデューティサイクルを有する第1の比較器波形217−1を生成する。これは、Vin_p220−1が同相モード信号212を下回るからである。論理部218において、第1の比較器波形217−1をmin_pulse波形214と組み合わせると、OUTP222−1において、第1のPWM波形がmin_pulse波形214として得られる。他方、Vin_n220−2とサンプリング信号208との比較は、結果として、振幅の大きい入力信号では大きいデューティサイクルを有し、振幅の小さい入力信号では小さいデューティサイクルを有する第2の比較器波形217−2を生成する。論理部218において、第2の比較器波形217−2をmin_pulse波形214と組み合わせると、OUTP220−2において、第2のPWM波形310が得られる。上記の例では、50%のVin_nで、OUTN222−2における第2のPWM波形310−1のデューティサイクルは5%から55%のデューティサイクルまで増加する。同様に、12.5%のVin_n220−2で、OUTN222−2における第2のPWM波形310−2のデューティサイクルは17.5%である。前述のように、2つの信号310と214の差分がスピーカ122に供給される。イベント306における2つの信号の差はDIFF316をもたらす。DIFF316のパルス幅はVin_n220−2の値に従って変動する。イベント304と同様に、従来の差動PWM方式に対して、低減された周波数引き込みの結果として、発振器118の出力における大幅に低減されたスパーレベルが得られる。次に、本主題の一実施形態を参照して方法流れ図を説明する。
図4に、例示的OSMSを使用してVin220を変調するための例示的方法400を示す。この例示的方法は、コンピュータ実行可能命令の一般的状況において説明され得る。しかし、方法は、アナログおよびディジタルの回路素子によって電子的に実施することも可能である。一実施態様において、命令は、図2の説明において示したオーディオサブシステム114の様々なサブユニットによって実行される。
方法が説明される順序は、限定として解釈されるべきものではなく、任意の数の説明する方法ブロックを、この方法を実施するために、または代替の方法を実施するために組み合わせることもできる。加えて、本明細書で説明する主題の趣旨および範囲を逸脱することなく、個々のブロックが方法から削除されてもよい。
ブロック402で、第1の差動入力信号、第2の差動入力信号、およびサンプリング信号が受け取られる。例えば、変調部102は、入力信号Vin220を2つの差動入力信号、すなわち第1の差動信号Vin_p220−1および第2の差動信号Vin_n220−2として受け取る。加えて、変調部102は、サンプリング信号生成器202からサンプリング信号208も受け取る。
一実施態様において、サンプリング信号208のベース振幅301がmin_shift302に等しい値だけ同相モード信号212より低いレベルになるように、サンプリング信号生成器202はサンプリング信号208を生成する。min_shift302は、少なくとも一部はmin_pulseに基づいて決定される。同相モード信号212を中心とする従来のサンプリング信号からサンプリング信号208を生成するために、従来のサンプリング信号は、反転されたサンプリング信号が従来のサンプリング信号の少なくとも2倍の周波数を有するように反転される。さらに、反転されたサンプリング信号は、所定の非0の最小シフト値、すなわち、min_shift302に等しい量だけ同相モード信号212より下にシフトされ、これにより、サンプリング信号208が生じる。しかし、サンプリング信号208は、当業者には容易に理解されるように、従来のサンプリング信号を使用せずに直接生成することもできることが理解されるであろう。
ブロック404で、第1の比較器波形が得られる。そのために、変調部102は、比較器216−1を使用して第1の差動入力信号Vin_p220−1をサンプリング信号208と比較し、第1の比較器波形217−1を生成する。動作に際して、値0のVinが印加されるときには、min_pulse波形214に等しい第1の比較器波形217−1が得られる。正のVinでは、第1の比較器波形217−1は、Vin_p220−1が同相モード信号212を上回るように時間変化するVin220に対応した、可変デューティサイクルを有するパルス幅変調波形である。
ブロック406で、第2の比較器波形が得られる。例えば、変調部102は、比較器216−2を使用して第2の差動入力信号Vin_n220−2をサンプリング信号208と比較し、第2の比較器波形217−2を生成する。動作に際して、値0のVinが印加されるときには、第2の比較器波形217−2はmin_pulse波形214に等しい。負のVinでは、第2の比較器波形217−2は、Vin_n220−2が同相モード信号212を上回るように時間変化するVin220に対応した、可変デューティサイクルを有するパルス幅変調波形である。
ブロック408で、min_pulse波形が得られる。一実施態様において、変調部102は、比較器216−3を使用して同相モード信号212をサンプリング信号208と比較し、所定の非ゼロの最小パルス幅またはmin_pulse波形214に等しいデューティサイクルを有するPWM波形を生成する。
ブロック410で、第1のPWM波形が得られる。一実施形態において、値0のVinが印加されるときに、論理部218は、比較器216−3からのmin_pulse波形214を第1の比較器波形217−1と組み合わせて、OUTP222−1においてmin_pulse波形214に等しい第1のPWM波形を発生させる。正のVinでは、Vin_p220−1が同相モード信号212を上回るように時間変化するVin220に対応して、論理部218の組み合わせ論理は、min_pulseから非0のVin220の振幅に基づく新しい値まで増加するデューティサイクルを有する第1のPWM波形308をもたらす。他方、負のVinでは、論理部218は、OUTP222−1においてmin_pulse波形214に等しい第1のPWM波形を提供する。
ブロック412で、第2のPWM波形が得られる。第1の比較器波形と同様に、値0のVinが印加されるときに、論理部218は、比較器216−3からのmin_pulse波形214を第2の比較器波形217−2と組み合わせて、OUTN222−2においてmin_pulse波形214に等しい第2のPWM波形を発生させる。負のVinでは、Vin_n220−2が同相モード信号212を上回るように時間変化するVin220に対応して、論理部218の組み合わせ論理は、OUTN222−2において、min_pulseから非0のVin220の振幅に基づく新しい値まで増加するデューティサイクルを有する第2のPWM波形310をもたらす。他方、正のVinでは、論理部218は、OUTP222−2においてmin_pulse波形214に等しい第2のPWM波形を提供する。
ブロック414で、第1のPWM波形および第2の波形はスイッチング増幅器に提供される。例えば、イベント304の場合、変調部102は、ブロック410からの第1のPWM波形308と、ブロック412からの214に等しい第2のPWM波形とを、スピーカ122などの周辺機器を差動的に駆動するためにスイッチング増幅器120に印加する。
一例では、値0のVin220が印加される場合、ブロック410と412の両方でmin_pulse波形214が得られる。第2の例では、正の非0のVin220について、第1のPWM波形308のデューティサイクルは、min_pulseと、Vin_p220−1に比例するデューティサイクル値との和に等しいデューティサイクルまで増加する。非0のVin_n220−2に対応する第2のPWM波形はmin_pulse波形214である。同様に、負の非0のVin220についての出力波形も得られ、その場合、第1のPWM波形はmin_pulse波形214であり、第2のPWM波形310は時間変化するデューティサイクルを有する。あらゆる場合において、発振器118の周波数引き込みが低減され、それによってRF干渉が低減される。加えて、DIFF314やDIFF316といった、スイッチング増幅器120からの平均差動出力も従来の差動PWM方式と同じままであり、よって、スイッチング増幅器120の性能は損なわれない。
結論
以上、スイッチング増幅器のためのパルス幅変調についての実施形態を、構造的特徴および/または方法に特有の表現で説明したが、添付の特許請求の範囲は必ずしも、説明した特定の特徴または方法だけに限定されるとは限らないことを理解すべきである。そうではなく、これら特定の特徴および方法は、スイッチング増幅器のためのパルス幅変調についての例示的実施態様として開示するものである。

Claims (20)

  1. 第1の差動入力信号(220−1)をサンプリング信号(208)と比較し、第1の比較器波形(217−1)を提供する第1の比較器(216−1)と、第2の差動入力信号(220−2)を前記サンプリング信号(208)と比較し、第2の比較器波形(217−2)を提供する第2の比較器(216−2)と、前記サンプリング信号(208)を同相モード信号(212)と比較し、min_pulse波形(214)を提供する第3の比較器(216−3)と、を有する比較部(216)と、
    前記比較器波形(217−1および217−2)に基づいて、差動パルス幅波形(222−1、222−2)を生成する論理部(218)と、を備え、
    前記論理部(218)は、所定の非ゼロの最小パルス幅に等しいデューティサイクルを有する前記min_pulse波形(214)に等しい、少なくとも1つの差動パルス幅波形を生成するように構成されたことを特徴とする変調器(102)
  2. 前記論理部(218)が、
    前記第1の比較器波形(217−1)および前記min_pulse波形(214)に基づいて、第1のパルス幅変調波形を提供するための第1の論理ゲート(218−1)と、
    前記第2の比較器波形(217−2)および前記min_pulse波形(214)に基づいて、第2のパルス幅変調波形を提供するための第2の論理ゲート(218−2)と、を備える請求項1に記載の変調器(102)。
  3. サンプリング信号(208)を生成するサンプリング信号生成器(202)と、
    前記サンプリング信号生成器(202)に動作可能に結合された、請求項1または2に記載の変調器(102)と、を備えた装置。
  4. 前記サンプリング信号(208)が、所定の非ゼロの最小シフト値(302)の分だけ同相モード信号(212)より低いレベルに、ベース振幅(301)を有する請求項3に記載の装置。
  5. 前記所定の非ゼロの最小シフト値(302)が、少なくとも一部において、前記所定の非ゼロの最小パルス幅に基づく請求項4に記載の装置。
  6. 前記サンプリング信号生成器(202)が自励発振ランプ波発生器である請求項3に記載の装置。
  7. 前記変調部(102)が、前記差動入力信号(220−1および220−2)に比例して変動するデューティサイクルを有するパルス幅変調波形を生成する請求項3に記載の装置。
  8. 前記パルス幅変調波形と前記min_pulse波形(214)とのデューティサイクルの差が、前記差動入力信号(220−1および220−2)に比例して変動する請求項7に記載の装置。
  9. 前記差動パルス幅変調波形が、値ゼロの差動入力信号(220−1および220−2)について、前記所定の非ゼロの最小パルス幅に等しいデューティサイクルを有する請求項3に記載の装置。
  10. 前記変調部(102)から前記差動パルス幅変調波形を受け取るスイッチング増幅器(120)を備える請求項3に記載の装置。
  11. 前記スイッチング増幅器(120)がD級増幅器である請求項10に記載の装置。
  12. 通信機器(100)において実施される請求項3に記載の装置。
  13. サンプリング信号(208)および入力信号(220)を受け取るステップと、
    同相モード信号(212)および前記サンプリング信号(208)に基づいて、所定の非ゼロの最小パルス幅に等しいデューティサイクルを有するパルス幅変調波形であるmin_pulse波形(214)を得るステップと、
    第1の比較器波形(217−1)および前記min_pulse波形(214)に基づいて、第1のパルス幅変調波形を得るステップと、
    第2の比較器波形(217−2)および前記min_pulse波形(214)に基づいて、第2のパルス幅変調波形を得るステップと、
    前記第1のパルス幅変調波形および前記第2のパルス幅変調波形を周辺機器(122)に印加するステップと、を含み、
    前記サンプリング信号(208)が、所定の非ゼロの最小シフト値(302)に等しい量だけ前記同相モード信号(212)より低いレベルに、ベース振幅(301)を有するように、前記サンプリング信号(208)を生成するステップをさらに含む請求項3ないし12のいずれかに記載の装置のための方法。
  14. 前記サンプリング信号(208)がのこぎり波形を有する請求項13に記載の方法。
  15. 前記サンプリング信号(208)が三角波形(210)を有する請求項13に記載の方法。
  16. 第1の差動入力信号(220−1)および前記サンプリング信号(208)に基づいて、前記第1の比較器波形(217−1)を得るステップと、
    第2の差動入力信号(220−2)および前記サンプリング信号(208)に基づいて、前記第2の比較器波形(217−2)を得るステップと、をさらに含み、
    前記入力信号(220)が前記第1の差動入力信号(220−1)および前記第2の差動信号(220−2)を含む請求項13に記載の方法。
  17. 前記所定の非ゼロの最小シフト値(302)が、少なくとも一部において、前記所定の非ゼロの最小パルス幅に基づくものである請求項13に記載の方法。
  18. 前記サンプリング信号(208)を生成する前記ステップが、
    反転された前記従来のサンプリング信号の前記ベース振幅(301)が前記同相モード信号(212)のレベルになるよう、前記同相モード信号(212)を中心とする従来のサンプリング信号を反転するステップと、
    前記反転されたサンプリング信号を、前記ベース振幅(301)が所定の非0の最小シフト値(302)の分だけ前記同相モード信号(212)を下回るレベルになるよう、前記同相モード信号(212)より下にシフトするステップと、を含む請求項13に記載の方法。
  19. 前記所定の非ゼロの最小パルス幅が、少なくとも一部において、前記周辺機器(122)の少なくとも1つのドライバ回路の帯域幅に基づいて決定される請求項13に記載の方法。
  20. 前記印加するステップが、
    前記第1のパルス幅変調波形と前記第2のパルス幅変調波形とを増幅して、第1の出力信号と第2の出力信号とをそれぞれ提供するステップと、
    前記第1の出力信号および前記第2の出力信号を印加して、前記周辺機器(122)を差動的に駆動するステップと、をさらに含む請求項13に記載の方法。
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