JP5609582B2 - エレベータの設置計画装置及び方法 - Google Patents
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Description
乗場行先階登録システム(Destination Control System:以下適宜「DCS」と称する)を採用したエレベータは、特に欧米において普及しつつあり、今後も需要は拡大していくものと考えられている。
乗場行先階登録システムを採用したエレベータの設置計画装置であって、
予め計画されている乗場行先階登録システムを採用していないエレベータの基準設置計画で設定されたエレベータ台数Corg、定員Porgと、当該基準設置計画により必要となるエレベータの昇降路断面積HWorgを入力する入力手段と、
該入力手段に入力されたエレベータ台数Corg、定員Porg及び昇降路断面積HWorgに基づいて、設置可能なエレベータの最大台数Cmax、最小定員Pminを算出する限界演算手段と、
乗場行先階登録システムを採用したエレベータに適用される交通計算式に基づいて、所定の分散乗車係数kに対して、エレベータ台数CをCorgからCmaxまで変動させると共に、各台数Cについて、定員PをPorgからPminまで変動させて、夫々の台数Cと定員Pの組み合わせを作成し、作成された組み合わせの中から最適な台数Cと定員Pの組み合わせを選択し、乗場行先階登録システムを採用したエレベータの設置計画を作成する計画作成手段と、
を有している。
乗場行先階登録システムを採用したエレベータの設置計画方法であって、
予め計画されている乗場行先階登録システムを採用していないエレベータの基準設置計画で設定されたエレベータ台数Corg、定員Porgと、当該基準設置計画により必要となるエレベータの昇降路断面積HWorgを入力するステップ、
該入力手段に入力されたエレベータ台数Corg、定員Porg及び昇降路断面積HWorgに基づいて、設置可能なエレベータの最大台数Cmax、最小定員Pminを算出するステップ、及び、
乗場行先階登録システムを採用したエレベータに適用される交通計算式に基づいて、所定の分散乗車係数kに対して、エレベータ台数CをCorgからCmaxまで変動させると共に、各台数Cについて、定員PをPorgからPminまで変動させて、夫々の台数Cと定員Pの組み合わせを作成し、作成された組み合わせの中から最適な台数Cと定員Pの組み合わせを選択し、乗場行先階登録システムを採用したエレベータの設置計画を作成するステップ、
を有している。
設置計画装置(10)は、予め計画されたアップダウン方式のエレベータの基準設置計画の仕様を入力する入力手段(20)と、該入力手段(20)に入力された仕様に基づいて設置可能なエレベータの仕様を算出する限界演算手段(30)と、DCSを採用したエレベータに適用される交通計算式に基づいて、最適なDCS方式のエレベータの設置計画を作成する計画作成手段(40)と、作成されたDCS方式のエレベータの設置計画を表示する表示手段(50)と、を有している。
入力手段(20)に入力されるアップダウン方式のエレベータの基準設置計画は、設置される建物の仕様等に合わせて、上述した図8に示す「アップダウン方式の交通計算式」及び図2に示すフローのS101〜S104を用いて作成することができる。
また、設置されるエレベータの台数及び定員は夫々6台、24人であり、エレベータの仕様はインバータ制御高速エレベータ(AC-GL)、その定格速度、加速度、加加速度は表1に示すとおりである。
また、設置されるエレベータは、ランニングオープン式であり、ドア形式は2枚両引き戸、戸開閉合計時間は4.6secとしている。
なお、交通計算式では、乗り込み人数Pを定員の80%として計算している。
この値に基づいて、エレベータの設置に必要な昇降路断面積HWorgも算出できる。
上記で求められたアップダウン方式のエレベータの基準設置計画に基づいて、DCS方式のエレベータの設置計画が作成される。
算出された値は、基準設置計画と共に計画作成手段(40)に送信される。
図3のDCS交通計算式は、"Hall-Call Allocation(Part2:How to Calculate Hall-Call-Allocation Handling Capacity)(G. C. Barney著: ELEVATOR WORLD April 2008, pp. 118-121)にて提案されているものである。
なお、必要に応じて、その他のDCS交通計算式を用いることができることはもちろんである。
なお、kは群管理制御に依存する値であり、エレベータシミュレーションなどにより算出可能である。
エレベータの台数Cを1台増大させるのは、エレベータを多台数とする目的を達成するためであり、これにより、乗客の輸送能力を高めるためである。
エレベータの定員Pを減らすのは、上記により多台数化されたエレベータに対し、所定の昇降路断面積HW以下を維持するために、エレベータを小型化するためである。
なお、このとき、定員Pが、上述の限界演算手段(30)にて算出されたPminを下回る場合には、ステップ3へ戻る(ステップ7のNo)。
夫々、アップダウン方式のエレベータの結果を実線で結び、DCS方式のエレベータの結果を破線で結んでいる。
また、アップダウン方式の基準設置計画となったエレベータは、破線矢印で示している。
何れの計画案についても、基準設置計画よりも昇降路断面積HWを小さくしつつ、エレベータの小型化及び多台数化を達成できていることがわかる。
上記計画案についても、基準設置計画よりも昇降路断面積HWを小さくしつつ、エレベータの小型化及び多台数化を達成できていることがわかる。
その他、昇降路断面積HWが最小となる計画案を算出するようにすることもできる。
(20) 入力手段
(30) 限界演算手段
(40) 計画作成手段
(50) 表示手段
Claims (6)
- 乗場行先階登録システムを採用したエレベータの設置計画装置であって、
予め計画されている乗場行先階登録システムを採用していないエレベータの基準設置計画で設定されたエレベータ台数Corg、定員Porgと、当該基準設置計画により必要となるエレベータの昇降路断面積HWorgを入力する入力手段と、
該入力手段に入力されたエレベータ台数Corg、定員Porg及び昇降路断面積HWorgに基づいて、昇降路断面積HW org を越えることなく設置可能なエレベータの最大台数Cmax、最小定員Pminを算出する限界演算手段と、
乗場行先階登録システムを採用したエレベータに適用される交通計算式に基づいて、所定の分散乗車係数kに対して、エレベータ台数CをCorgからCmaxまで変動させると共に、各台数Cについて、定員PをPorgからPminまで変動させて、夫々の台数Cと定員Pの組み合わせを作成し、作成された台数Cと定員Pの組み合わせの中から、作成された台数Cと定員Pの組み合わせの輸送能力、待ち時間についての指標が、基準設置計画で設定されたエレベータ台数C org 、定員P org の組み合わせの輸送能力、待ち時間についての指標よりも優れているか、または、作成された台数Cと定員Pの組み合わせの輸送能力、待ち時間についての指標が、基準設置計画で設定されたエレベータ台数C org 、定員P org の組み合わせの輸送能力、待ち時間についての指標と比較して、一定の範囲内にあるものの中から台数Cと定員Pの組み合わせを選択し、乗場行先階登録システムを採用したエレベータの設置計画を作成する計画作成手段と、
を有していることを特徴とする乗場行先階登録システムを採用したエレベータの設置計画装置。 - 計画作成手段は、最適な台数Cと定員Pの組み合わせを、5分間輸送能力HC、昇降路断面積HW、及び、乗客待ち時間AWTに基づいて選択する請求項1に記載の乗場行先階登録システムを搭載したエレベータの設置計画装置。
- 計画作成手段は、作成された設置計画から、5分間輸送能力HCが最大となる台数C及び定員Pを設置計画として選択する請求項2に記載の乗場行先階登録システムを搭載したエレベータの設置計画装置。
- 乗場行先階登録システムを採用したエレベータの設置計画方法であって、
予め計画されている乗場行先階登録システムを採用していないエレベータの基準設置計画で設定されたエレベータ台数Corg、定員Porgと、当該基準設置計画により必要となるエレベータの昇降路断面積HWorgを入力するステップ、
該入力手段に入力されたエレベータ台数Corg、定員Porg及び昇降路断面積HWorgに基づいて、昇降路断面積HW org を越えることなく設置可能なエレベータの最大台数Cmax、最小定員Pminを算出するステップ、及び、
乗場行先階登録システムを採用したエレベータに適用される交通計算式に基づいて、所定の分散乗車係数kに対して、エレベータ台数CをCorgからCmaxまで変動させると共に、各台数Cについて、定員PをPorgからPminまで変動させて、夫々の台数Cと定員Pの組み合わせを作成し、作成された台数Cと定員Pの組み合わせの中から、作成された台数Cと定員Pの組み合わせの輸送能力、待ち時間についての指標が、基準設置計画で設定されたエレベータ台数C org 、定員P org の組み合わせの輸送能力、待ち時間についての指標よりも優れているか、または、作成された台数Cと定員Pの組み合わせの輸送能力、待ち時間についての指標が、基準設置計画で設定されたエレベータ台数C org 、定員P org の組み合わせの輸送能力、待ち時間についての指標と比較して、一定の範囲内にあるものの中から台数Cと定員Pの組み合わせを選択し、乗場行先階登録システムを採用したエレベータの設置計画を作成するステップ、
を有していることを特徴とする乗場行先階登録システムを採用したエレベータの設置計画方法。 - 計画作成を作成するステップは、最適な台数Cと定員Pの組み合わせを、5分間輸送能力HC、昇降路断面積HW、及び、乗客待ち時間AWTに基づいて選択する請求項4に記載の乗場行先階登録システムを搭載したエレベータの設置計画方法。
- 計画作成を作成するステップは、作成された設置計画から、5分間輸送能力HCが最大となる台数C及び定員Pを設置計画として選択する請求項5に記載の乗場行先階登録システムを搭載したエレベータの設置計画方法。
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