JP5609228B2 - 通信システム並びに通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リモコン・コードを送信して遠隔操作するリモコンと、リモコン・コードによる操作対象となるホスト機器からなる通信システム並びに通信装置に係り、特に、ワイヤレス・ネットワークを用いてリモコンとホスト機器間で双方向通信を行なう通信システム並びに通信装置に関する。
現在、テレビ受像機やAV機器、その他多くの情報機器において、リモコンを用いた遠隔操作が広く採用されている。本明細書では、リモコンによる操作対象となる機器本体を「ホスト機器」と総称することにする。
リモコンの通信手段として、赤外線通信が用いられてきた。赤外線通信は、安価であることや、消費電力が少ないという利点があるが、一方向通信に限定されることや、指向性があるという欠点がある。これに対し、ワイヤレス・ネットワークを通信手段に用いると、リモコンとホスト機器間で双方向通信が可能であり、通信範囲も拡大するが、消費電力が大きいという問題がある。以下では、ワイヤレス・ネットワークを用いたリモコン・システムについて考察する。
テレビ受像機などホスト機器の多くは商用AC電源を主電源としており、常時受信待ち状態にして、リモコンからのワイヤレス信号を受信することができる。他方、バッテリー駆動するリモコン側にとっては、常時受信待ちするとバッテリーへの負担は過大となる。しかしながら、消費電力を節減するためにリモコンを間欠的に受信待ちすると、ホスト機器側をトリガーとするリモコンへの情報送信が容易でない。
ここで、リモコンとホスト機器間で双方向通信するワイヤレス・ネットワークとしてIEEE802.15.4を適用する場合を例にとって、リモコンの消費電流を計算してみる。
IEEE802.15.4の通信モジュールは、送信時、受信時、及び受信待ち時のいずれにおいても30mA(DC3.0Vにおける一般値)程度の電流が流れる。リモコンを常時受信待ち状態にしておくと、常に30mAの電流が流れる。単3電池の容量を750mAhとすると、リモコンを常時受信待ち状態にしたときの寿命は、750mAh/30mA=25時間、すなわち1日程度に過ぎない。
これに対し、リモコンを送受信動作させない休止状態にすることで、消費電力がほとんどない状態にすることができる。リモコン・コードを送信する以外の期間を休止状態にすることで、ほとんどバッテリーを消耗しないリモコンとなる。リモコンがリモコン・コードを送信するとき、コードは数バイトである。IEE802.15.4の通信レートは250kbpsであるから、ヘッダーなどの通信に要する情報が加わっても、1ミリ秒程度で受信確認(ACK)を含めた通信シーケンスが完了する。すなわち、1回のリモコン送信に伴って要する電流とその所要時間は、30mA、1ミリ秒である。単3電池の容量を750mAhとすると、可能なリモコン操作回数は、750mAh×60×60秒/0.001秒/30mA=9000万回である。1日に1000回のリモコン操作を行なうとしても、9万日使用することができ、かなりの長寿命である。しかしながら、リモコンを間欠的に受信待ち状態にする場合、ホスト機器側をトリガーとするリモコンへの情報送信が容易でない(前述)。
ユーザーは、例えばホスト機器の画面上のメニュー項目をリモコンのカーソルボタンを使って選択し、さらに決定ボタンを押下することによって、メニュー項目の選択を確定させる。一方、ホスト機器は、選択されたメニュー項目に応じたアプリケーションが起動し、その後、アプリケーションがリモコンへの送信情報を生成する。このような場合、画面を目視しながらリモコンを操作するユーザー自身は、リモコンの操作を通じてホスト機器側をトリガーとした情報送信があることを理解することができる。しかしながら、リモコン本体は、カーソルボタンや決定ボタンが押下されるだけでは、これらの操作を通じてホスト機器側で実行される処理や、ホスト機器側をトリガーとした情報送信があることを認識することはできない。
休止状態のリモコンにホスト機器側をトリガーとした送信情報を受信させるために、幾つかの方法が挙げられる。
例えば、リモコンに起動ボタンを設ける。ホスト機器がリモコン宛てに情報送信したい場合、ユーザーに起動ボタンを押下するように促す画面を表示する。そして、ユーザーがこの画面の指示に従ってリモコンの起動ボタンを押すと、リモコンは休止状態から受信待ち状態に切り換わり、ホスト機器からの送信情報を受信することができる。通信が終了した後は、リモコンは再び休止状態となる。
しかしながら、起動ボタンを用いる上記方法では、ユーザーに起動ボタンの押下を促す画面表示をホスト機器側で行なう必要がある。ユーザーにとっては起動ボタンを操作する手間がかかり、ホスト機器から情報送信を行なう度に、ユーザーの意思とは関係なく起動ボタンを押下することが強要される。また、ホスト機器で情報送信を開始しようとしてからユーザーが起動ボタンを押下するまでの間、処理が停止する。
ホスト機器側をトリガーとした情報送信を行なう場合の多くは、そこに至るまでは、リモコンのボタン操作が行なわれている。例えば、ホスト機器の画面上のメニュー項目をリモコンのカーソルボタンを使って選択し、さらに決定ボタンを押下することによって、メニュー項目の選択を確定させる場合である(前述)。この点に着目して、ユーザーが最後にリモコンのボタンを押下してから一定時間はリモコンを受信待ち状態にし、その間にホスト機器から情報送信があったときには受信動作を引き続き行なうが、情報送信がなければ休止状態に遷移して電力消費を抑える方法も考えられる。例えば、リモコンがリモコン信号を送信したあと受信手段を動作させる受信待ち時間を延長することができる通信システムについて提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。
しかしながら、ボタンが操作される度にリモコンを受信待ち状態に移行させると、リモコンの電力消費は少なくない。受信時間を1000ミリ秒とした場合、リモコン・コードの送信で電流を消費する時間1ミリ秒に比べて動作時間は大幅に増えるので、その分バッテリーの寿命は短くなる。
また、リモコン側でボタンが押下されてから(すなわち、リモコン・コードを送信してから)、ホスト機器側で情報送信を開始するまでの時間は一定とは限らないので、リモコンの適切な受信待ち時間を設定するのは難しい。例えば、ホスト機器がリモコン操作に応じて起動したアプリケーションを処理中にネットへの問い合わせなどの処理が入ると、受信待ち時間は一定でないだけでなく、極端に大きくなる。これらのことを勘案して、受信待ち時間を必要であると想定される最大値に設定すると、リモコンのボタン操作の度に発生する受信待ち動作による電力の消費は大きいものとなる。
特開2001−111647号公報
本発明の目的は、ワイヤレス・ネットワークを用いてリモコンとホスト機器間で双方向通信を行なうことができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、リモコンを間欠的に受信待ちさせながら、ホスト機器側をトリガーとするリモコンへ好適に情報送信することができる、ワイヤレス・ネットワークを用いた機器間で双方向通信を行なうことができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することにある。
本願は、上記課題を参酌してなされたものであり、請求項1に記載の発明は、
ユーザー操作を入力する入力部と双方向通信する通信部を備え、前記入力部に対するユーザーの操作に応じたリモコン・コードを前記通信部から送信するリモコンと、
双方向通信する通信部と、前記通信部で受信したリモコン・コードに対応した処理を実行するホスト機能部を備えたホスト機器と、
で構成され、
前記リモコンが前記通信部から送信したステータス問合せに対し、前記ホスト機器がステータス応答を前記通信部から返信し、
前記リモコンは、リモコン・コードを送信した後に、前記ステータス問合せの送信及び前記ステータス応答の受信待ちからなるステータス確認通信手順を、前記通信部を休止状態にしたある時間間隔を置いて、繰り返し実行する、
通信システムである。
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
本願の請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の通信システムにおいて、前記ホスト機器は、受信したリモコン・コードに応じた処理を実行するとともに、前記リモコンへの送信情報を含んだ前記ステータス応答を送信するようになっている。また、前記リモコンは、送信情報を含んだ前記ステータス応答を受信するまで前記ステータス確認通信手順を繰り返し実行するようになっている。
本願の請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の通信システムにおいて、前記ホスト機器は、受信したリモコン・コードに応じた処理を実行し、前記リモコンへの送信情報があるか否かを示す情報を含んだ前記ステータス応答を送信するようになっている。また、前記リモコンは、前記ステータス応答で示された送信情報を受信するまで前記ステータス確認通信手順を繰り返し実行するようになっている。
本願の請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記リモコンは、1以上の機能部を備えている。そして、前記ホスト機器は、前記1以上の機能部のうち少なくとも1つの起動を指示する送信情報を送信し、これに対し、前記リモコンは受信した送信情報で指示された機能部を起動するようになっている。
本願の請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の通信システムにおいて、前記リモコンは、前記ステータス問合せを送信する前記時間間隔を送信回数に応じて広げていくようになっている。
また、本願の請求項6に記載の発明は、ユーザー操作を入力する入力部と、双方向通信する通信部と、装置の動作を制御する制御部を備え、請求項1に記載の通信システムにおいて、リモコンとして動作する通信装置である。ここで、前記制御部は、前記入力部に対するユーザーの操作に応じた操作対象機器に対するリモコン・コードを前記通信部から送信させるとともに、リモコン・コードを送信した後に、ステータス問合せの送信及び前記操作対象機器からのステータス応答の受信待ちからなるステータス確認通信手順を、前記通信部を休止状態にしたある時間間隔を置いて、繰り返し実行するようになっている。
本願の請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の通信装置において、前記制御部は、前記操作対象機器から送信情報を含んだ前記ステータス応答を受信するまで前記ステータス確認通信手順を繰り返し実行するようになっている。
本願の請求項8に記載の発明によれば、請求項6に記載の通信装置において、前記制御部は、前記操作対象機器から送信情報があるか否かを示す情報を含んだ前記ステータス応答を受信したときには、前記送信情報を受信するまで前記ステータス確認通信手順を繰り返し実行するようになっている。
本願の請求項9に記載の発明によれば、請求項7又は8のいずれかに記載の通信装置は、1以上の機能部をさらに備えている。そして、前記制御部は、前記操作対象機器から受信した送信情報で指示された機能部を起動するようになっている。
本願の請求項10に記載の発明によれば、請求項6に記載の通信装置において、前記制御部は、前記ステータス問合せを送信する前記時間間隔を送信回数に応じて広げていくようになっている。
また、本願の請求項11に記載の発明は、リモコンと双方向通信する通信部と、前記通信部で受信するリモコン・コードによる操作対象となるホスト機能部と、装置の動作を制御する制御部を備え、請求項1に記載の通信システムにおいて、ホスト機器として動作する通信装置である。そして、前記制御部は、前記ホスト機能部のステータスを管理し、前記通信部で前記リモコンからステータス問合せを受信したことに応答して、前記通信部からステータス応答を返信させるようになっている。
本願の請求項12に記載の発明によれば、請求項11に記載の通信装置において、前記制御部は、前記ホスト機能部で前記リモコンに対する送信情報があるか否かのステータスを管理し、前記通信部で前記リモコンからステータス問合せを受信したことに応答して、送信情報を含んだ前記ステータス応答を前記通信部から返信させるようになっている。
本願の請求項13に記載の発明によれば、請求項11に記載の通信装置において、前記制御部は、前記ホスト機能部で前記リモコンに対する送信情報があるか否かのステータスを管理し、前記通信部で前記リモコンからステータス問合せを受信したことに応答して、前記リモコンへの送信情報があるか否かを示す情報を含んだ前記ステータス応答を前記通信部から返信させるようになっている。
本願の請求項14に記載の発明によれば、請求項12又は13のいずれかに記載の通信装置において、前記制御部は、前記リモコンが備える機能の起動指示を送信情報に含めるようになっている。
本発明によれば、リモコンを間欠的に受信待ちさせて消費電力を節減しながら、ホスト機器側をトリガーとするリモコンへ好適に情報送信することができる、ワイヤレス・ネットワークを用いた機器間で双方向通信を好適に行なうことができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することができる。
本発明によれば、リモコンは、リモコン・コードを送信した後に、ある時間間隔を置いてステータス問合せを送信し、これに対し、ホスト機器は、送信情報の有無を示したステータス応答を返すようになっている。したがって、リモコンは、ステータス問合せを送信した後、次のステータス問合せまでは通信部を休止状態にすることで、消費電力を節減することができる。また、リモコンは、ある時間間隔でホスト機器にステータス問合せを行なうことで、通信部を間欠受信させながら、ホスト機器側をトリガーとする情報送信に速やかに対応することができる。本発明を適用したリモコン・システムは、従来のリモコン・システムよりも使い勝手の良い、双方向通信を実現することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システム1の機能的構成を模式的に示した図である。 図2は、図1に示した通信システム1の通信シーケンス例を示した図である。 図3は、ユーザーがリモコン10を用いてホスト機器20側の機能を選択する様子を示した図である。 図4は、表示部21に音声検索画面が表示された様子を示した図である。 図5は、ユーザーがリモコン10を用いてホスト機器20側の機能を選択する場合における、通信システム1の通信シーケンス例を示した図である。 図6は、図5に示した通信シーケンスの変形例を示した図である。 図7は、図1に示した通信システムの変形例を示した図である。 図8は、図7に示した通信システム1の通信シーケンス例を示した図である。 図9は、リモコン10がステータス問合せを行なう時間間隔を広げていく通信シーケンス例を示した図である。 図10は、リモコン10側で実行する処理手順を示したフローチャートである。 図11は、ホスト機器20側で実行する処理手順を示したフローチャートである。 図12は、リモコン10側からのリモコン・コードの送信に対し、ホスト機器20がACKを返す通信シーケンスを示した図である。 図13は、リモコン10側からのステータス応答の送信に対しホスト機器20がACKを返し、ホスト機器20側からのステータス応答に対してもリモコンがACKを返す通信シーケンスを示した図である。 図14は、リモコン10側及びホスト機器20側のプロトコル・スタックの構造を例示した図である。 図15は、リモコン10側で無線通信のレイヤー構造の近傍に配置された「ステータス問合せ」、並びに、ホスト機器20側で無線通信のレイヤー構造の近傍に配置された「ステータス応答」の処理を示した図である。 図16は、ホスト機器20とリモコン10間で、情報番号+データという形式でフラグ情報を伝達する仕組みを示した図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る通信システム1の機能的構成を模式的に示している。図示の通信システム1は、リモコン・コードを送信して遠隔操作するリモコン10と、リモコン・コードによる操作対象となるホスト機器20で構成される。
リモコン10は、入力部11と、制御部12と、通信部13と、電源部14を備えている。
電源部14は、バッテリーを主電源とし、各部に駆動用電源を供給する。
入力部11は、カーソルボタンや数字ボタン、決定ボタン、その他のメニューボタンなど複数のボタンを備えている。
通信部13は、例えばIEEE802.15.4規格に則って無線通信動作を行ない、例えば端末局としてワイヤレス・ネットワークに参入する。本実施形態では、リモコン10は、通信部13を介してホスト機器20と双方向通信を行なう。
制御部12は、リモコン10内の動作を統括的にコントロールする。例えば、入力部11に含まれるいずれかのボタンをユーザーが押下すると、対応するリモコン・コードの信号を、通信部13から送出する。また、ホスト機器20側で情報送信が行なわれたとき、制御部12は、通信部13で受信させるとともに、受信情報の処理を行なう。さらに本実施形態では、制御部12は、通信部13を間欠的に受信動作させるが、この点の詳細については後述に譲る。
一方のホスト機器20は、表示部21と、ホスト機能部22と、制御部23と、通信部24と、電源部25を備えている。
電源部25は、商用AC電源を主電源とし、各部に駆動用電源を供給する。
通信部24は、例えばIEEE802.15.4規格に則って無線通信動作を行ない、例えばアクセスポイントとしてワイヤレス・ネットワークに運営し、リモコン10などの端末局を収容する。
表示部21は、液晶表示ディスプレイなどからなる。ホスト機能部22は、テレビ受像機やAV機器、その他の情報機器本体であり、リモコン10による操作対象となる。制御部23は、ホスト機器20内の動作を統括的にコントロールする。
例えば、リモコン10からの信号を通信部24で受信すると、制御部23はこれを解析処理する。受信信号がリモコン・コードであれば、制御部23は、リモコン・コードで示された処理を行なうよう、ホスト機能部22に指示する。リモコン操作時に、表示部11の画面上には例えば複数のメニュー項目が表示されている。ユーザーは、リモコン10の入力部11に含まれるカーソルボタンを使って画面上のメニュー項目の選択を変更し、さらに決定ボタンを押下することによって、メニュー項目の選択を確定させる。また、ホスト機能部22は、選択されたメニュー項目に応じたアプリケーションを起動して、リモコン10への送信情報を生成することもある。
図1に示した通信システムにおいて、リモコン10は、バッテリー駆動であるが、リモコン・コードを送信する以外の期間を休止状態にすることで、ほとんどバッテリーを消耗しない。しかしながら、消費電力を節減するためにリモコン10を間欠的に受信待ちすると、ホスト機器20側をトリガーとするリモコン10への情報送信が容易でない。
リモコン10本体は、カーソルボタンや決定ボタンなど入力部11に含まれるボタンが押下されても、これらの操作を通じてホスト機器20側で起動される機能や、機能の起動に伴ってホスト機器20側をトリガーにした情報送信があることを認識することはできない。言い換えれば、リモコン10は、ユーザーが最後に入力部11に入力操作を行なってから(若しくは、最後にリモコン・コードを送信してから)、どれだけの期間を通信部13で受信待ちしなければいけないかを把握することはできない。
そこで、本実施形態では、リモコン10は、入力部11に含まれるいずれかのボタンが押下された際(若しくは、リモコン・コードを送信した後)、(例えば1000ミリ秒程度の)一定時間だけ通信部13を受信待ち状態にするのではなく、ホスト機器20に対して送信情報が発生したか否かを問い合わせるステータス問合せをある時間間隔で繰り返し、ステータス問合せ以外のときには通信部13を休止状態にするようにしている。
図2には、通信システム1の通信シーケンス例を示している。図中の実線矢印は、リモコン10側の通信部13とホスト機器20側の通信部24の間で、例えばIEEE802.15.4に従う無線信号であるとする。
リモコン10は、ホスト機器20にリモコン・コードを送信した後、ホスト機器20にステータス問合せを行なう。
一方、ホスト機器20は、受信したリモコン・コードに対応する処理を実行する。また、ホスト機器20は、ステータス問合せを受信したとき、リモコン10に送るべき送信情報が発生していないときには、送信情報なしのステータス応答を返す。
リモコン10は、ホスト機器20から送信情報なしのステータス応答を受け取ると、通信部13を休止状態にする。その後、ある時間間隔を置いて通信部13を再動作させ、ホスト機器20にステータス問合せを送信するとともにホスト機器20からの応答を受信待ちする。図示の例では、リモコン10は、100ミリ秒毎にステータス問合せを行なっているが、時間間隔が一定である必要はない。ステータス問合せを行なう時間間隔が一定でない場合については、後に説明する。
その後、リモコン10は、ホスト機器20に対するステータス問合せ、ホスト機器20からの応答の受信待ちを繰り返し、送信情報なしのステータスが返されると通信部13を休止状態にするという動作を繰り返す。
ここで、ホスト機器20側でリモコン10宛ての送信情報が発生すると、ホスト機器20は、リモコン10からのステータス問合せに対し、送信情報ありのステータス応答を返す。そして、リモコン10は、送信情報ありのステータス応答を受け取ると、ホスト機器20のステータスを確認することができ、通信部13の受信をすぐに停止することができる。これ以降、リモコン10はステータス問合せを行なう必要はなくなり、通信部13の休止状態を保つことができる。
図2に示した通信シーケンスでは、リモコン10は、ステータス問合せによって、ホスト機器20側で情報送信のトリガーが存在するか否かを問い合わせることができる。したがって、ホスト機器20側をトリガーとするリモコン10への情報送信が可能であり、また、リモコン10側の通信部13を間欠的に受信待ちにして消費電力を節減することもできる。
リモコン10がステータス問合せしてからホスト機器20からの応答を受信するまでの所要時間は、通常、1ミリ秒〜5ミリ秒程度である。リモコン10は、ホスト機器20からステータス応答があるまでの間は通信部13を受信待ち状態にする必要があるが、ステータス応答を受信した後、次にステータス問合せを行なうまでの間は通信部13を休止状態にすることができる。ステータス問合せを例えば100ミリ秒間隔で行なう場合、問い合わせの所要時間を5ミリ秒とすると、100ミリ秒の間受信待ち状態にする場合と比較すると、20分の1の受信期間で済み、消費電力も20分の1程度となる。
なお、図2に示した通信シーケンスにおいて、リモコン10がステータス問合せを行なう時間間隔を一定にするのではなく、時間間隔を徐々に広げていくという変形例も考えられる。例えば、リモコン10は、ホスト機器20にリモコン・コードを送信した時刻を起点にして、ステータス問合せを行なう回数とともに、前回のステータス問合せからの時間間隔を徐々に広げていく。このような場合、リモコン10は、ホスト機器20からの短時間の応答から、長時間の応答まで対応することができる。リモコン10がステータス問合せを行なう時間間隔を広げていく方法については、後で詳細に説明する。
また、ステータス問合せを行なう時間間隔を一定又は可変のいずれにするのであれ、リモコン10は、リモコン・コードを送信した時刻又はその他の任意の時刻を起点にしてタイマーを設定して、タイムアウトするとそれ以上ステータス問合せを行なわないようにしてもよい。
ホスト機器20は、リモコン10からのステータス問合せに対し、リモコン10への送信情報があるか否かを応答するだけでなく、さらに他の情報を付加するようにしてもよい。例えば、ホスト機器20側の電源の状態、送信情報を発生する除隊でないことを示すフラグなどの情報を伝送するようにしてもよい。リモコン10は、この種の情報を受け取ると、その後のステータス問合せを行なわないようにしてもよい。ステータス応答に含めるその他の情報については、後に説明する。
また、リモコン10及びホスト機器20の双方において、ステータス問合せの応答を速くするために、ネットワーク層の直近にステータス処理を配置するようにしてもよい。ステータス問合せの応答を速くすれば、リモコン10側ではその分だけバッテリーの消費を抑えることができる。そこで、RF4CEを用いて通信を行なう場合、ネットワーク層の近くにステータス応答アプリケーションを設ける。これにより、ホスト機器20側からは、本体の電源状態に関係なく応答を返すことができる。リモコン10及びホスト機器20の各々におけるステータス処理の実装方法については、後に説明する。
続いて、図2に示した通信シーケンスの具体的な適用例について説明する。
図3には、ユーザーがリモコン10を用いてホスト機器20側の機能を選択する様子を示している。
リモコン10の入力部11は、操作ボタンとして、上下左右の移動を指示するカーソルボタンと、選択を決定する決定ボタンを有している。また、入力部11は、音声データを入力するためのマイクも有している。一方、ホスト機器20側の表示部21の画面上には、ホスト機能部22で提供する機能の一覧がアイコンで表示される。図示の例では、機能1〜5、並びに、「音声検索」の6種類のメニュー項目がアイコンで表示されている。
ユーザーがいずれかの操作ボタンを押下する度に、リモコン10は、対応するリモコン・コードを通信部13から無線信号として出力する。これに対し、ホスト機器20側では、通信部24で無線信号を受信すると、制御部22は、リモコン・コードが示す指示に従ってホスト機能部22を動作させる。カーソルボタンが押下された場合には、ホスト機器20側ではアイコンの選択表示を上下左右に移動させ、決定ボタンが押下された場合には、選択中のアイコンに該当する機能の選択が確定し、ホスト機能部22は該当する処理を起動する。
図示の例では、ユーザーが、カーソルボタンの操作によって「音声検索」アイコンを選択し、さらに決定ボタンを押下して、「音声検索」機能の選択が確定する。すると、ホスト機能部22は、「音声検索」処理が起動し、表示部21の画面は図4に示す音声検索画面に遷移する。音声検索画面は、検索語を入力する入力フィールドを含んでいる。
リモコン10側では、ユーザーは、検索語を、マイクを介して音声入力することができる(但し、マイク回路に電源が入っている場合)。入力された音声データは、通信部13から無線信号として出力される。ホスト機器20側では、受信した音声データを音声認識して文章化して、音声検索画面の入力フィールドに表示する。図4では、検索語として「検索語」が音声入力された例を示している。ユーザーが決定ボタンを押下すると、リモコン10は通信部13から該当するリモコン・コードを送信する。ホスト機器20側では、このリモコン・コードを受信すると、入力された検索語を確定し、検索を開始する。
ユーザーがリモコン10を介してホスト機器20側の特定の機能を選択するまでの間は、リモコン10からホスト機器20へリモコン・コードを送信するのみであり、情報送信は一方向である。これに対し、「音声検索」など特定の機能の選択が確定し、ホスト機器20側で機能の処理が起動すると、当該処理によってリモコン10への送信情報が発生するため、ホスト機器20側をトリガーとした情報送信がある。
図3及び図4に示す例では、ユーザーによるリモコン10の操作を通じてホスト機器20で「音声検索」処理の起動が完了したときには、ホスト機器20側で、リモコン10に対してマイクの起動(マイク回路への電源の投入)を示す送信情報が発生する。
リモコン10は、入力部11に含まれるいずれかのボタンが押下され、リモコン・コードを送信した後、ホスト機器20に対して送信情報が発生したか否かを問い合わせるステータス問合せをある時間間隔で繰り返し、ステータス問合せ以外のときには通信部13を休止状態にする。したがって、リモコン10は、通信部13を間欠的に動作させて消費電力を抑えながら、ホスト機器20側で送信情報が発生したか否かを検出することができる。
また、リモコン10は、ホスト機器20からの送信情報ありのステータス応答の中に、マイクの起動を示す情報が含まれているときには、マイク回路に電源を投入する。これによって、ユーザーがマイクに向けて音声を入力することができる。入力された音声データは、通信部13から無線信号として出力される。
図5には、ユーザーがリモコン10を用いてホスト機器20側の機能を選択する場合(図3、図4を参照のこと)における、通信システム1の通信シーケンス例を示している。図中の実線矢印は、リモコン10側の通信部13とホスト機器20側の通信部24の間で、例えばIEEE802.15.4に従う無線信号であるとする。
ユーザーがいずれかの操作ボタンを押下する度に、リモコン10は、対応するリモコン・コードを通信部13から無線信号として出力する。これに対し、ホスト機器20側では、通信部24で無線信号を受信すると、制御部22は、リモコン・コードが示す指示に従ってホスト機能部22を動作させる。
リモコン10側でカーソルボタンが押下された場合には、ホスト機器20側では、表示部21で表示されている機能一覧画面上でアイコンの選択表示を上下左右に移動させる。
リモコン10側で決定ボタンが押下された場合には、選択中のアイコンに該当する機能の選択が確定し、ホスト機能部22が該当する処理を起動する。ここでは、「音声検索」機能が選択されている。ホスト機器10側では、「音声検索」機能の選択が確定してから、ホスト機能部22で音声検索機能の起動を開始し、起動を完了するまでに時間を要するものとする。
リモコン10は、ユーザーが決定ボタンを押下した以降、ホスト機器20にある時間間隔毎にホスト機器20にステータス問合せを行なう。
リモコン10側から決定ボタンが押下され、ホスト機器10側では「音声検索」機能の選択が確定してから、ホスト機能部22で音声検索機能の起動を開始し、起動を完了するまでに時間を要する。音声検索機能の起動が完了するまでの間、ホスト機器20は、ステータス問合せを受信すると、まだ送信情報が発生していないので、送信情報なしのステータス応答を返す。リモコン10は、ホスト機器20から送信情報なしのステータス応答を受け取ると、ある時間間隔だけ通信部13を休止状態にする。
その後、リモコン10は、ホスト機器20に対するステータス問合せ、ホスト機器20からの応答の受信待ちを繰り返し、送信情報なしのステータスが返されると通信部13を休止状態にするという動作を繰り返す。
ホスト機器20は、ホスト機能部22で音声検索機能の起動が完了すると、リモコン10に対してマイクの起動(マイク回路への電源の投入)を示す送信情報が発生する。ホスト機器20は、リモコン10からのステータス問合せに対し、送信情報ありのステータス応答を返す。
リモコン10は、リモコン10は、ホスト機器20からの送信情報ありのステータス応答の中に、マイクの起動を示す情報が含まれているときには、マイク回路に電源を投入する。これによって、ユーザーがマイクに向けて音声を入力することができる。入力された音声データは、通信部13から無線信号として出力される。
また、リモコン10は、送信情報ありのステータス応答を受け取ると、マイクを起動すべきこと(マイク回路に電源を投入すること)を確認することができ、通信部13の受信をすぐに停止することができる。これ以降、リモコン10はステータス問合せを行なう必要はなくなり、通信部13の休止状態を保つことができる。
ホスト機器20側では、受信した音声データを音声認識して文章化して、音声検索画面の入力フィールドに表示する。ユーザーが決定ボタンを押下すると、リモコン10は通信部13から該当するリモコン・コードを送信する。ホスト機器20側では、このリモコン・コードを受信すると、入力された検索語を確定し、検索を開始する。
図6には、図5に示した通信シーケンスの変形例を示している。リモコン10はリモコン・コードを送信した後にある時間間隔毎にホスト機器20にステータス問合せを行なう点、ホスト機器20は送信情報がない時は送信情報なしのステータス応答を返し送信情報が発生すると送信情報ありのステータス応答を返す点は、図5と同様である。
ホスト機器20が送信情報ありのステータス応答を返す際、このステータス応答の中に、マイクの起動を示す情報が含まれていない点で、図5とは相違する。
この場合、リモコン10は、送信情報ありのステータス応答を受け取っても、通信部13の受信動作を継続して、送信情報を受信待ちする。そして、マイクの起動を示す送信情報を受信できたならば、リモコン10は、通信部13の受信を停止するとともに、マイク回路に電源を投入する。これによって、ユーザーがマイクに向けて音声を入力することができる。入力された音声データは、通信部13から無線信号として出力される。
ホスト機器20側では、受信した音声データを音声認識して文章化して、音声検索画面の入力フィールドに表示する。ユーザーが決定ボタンを押下すると、リモコン10は通信部13から該当するリモコン・コードを送信する。ホスト機器20側では、このリモコン・コードを受信すると、入力された検索語を確定し、検索を開始する。
図7には、図1に示した通信システムの変形例を示している。図1との主な相違は、リモコン10がICカード・リーダー15を備えている点にある。
ICカード・リーダーは、例えばISO/IEC IS 18092(NFC IP−1)などの国際標準に則った通信方式により、0〜数十cm程度の伝送距離でICカードとセキュアなデータ伝送を行なうことができる。主な用途として、ICカードからの認証情報の読み取りや、ICカードに格納されている価値情報の利用などを挙げることができる。例えば、ホスト機器20がテレビ受像機で、有料コンテンツの利用料を、リモコン10にICカードをかざしてICカード・リーダー15を介して支払うこともできる。
図8には、図7に示した通信システム1の通信シーケンス例を示している。図中の実線矢印は、リモコン10側の通信部13とホスト機器20側の通信部24の間で、例えばIEEE802.15.4に従う無線信号であるとする。
ホスト機器20側の表示部21の画面上には、ホスト機能部22で提供する機能の一覧がアイコンで表示される。図示の例では、機能1〜5、並びに、「ICカード」の6種類のメニュー項目がアイコンで表示されている。「ICカード」機能は、ユーザーがリモコン10にかざしたICカードを用いて認証や決済処理などを行なう機能である。
ユーザーがいずれかの操作ボタンを押下する度に、リモコン10は、対応するリモコン・コードを通信部13から無線信号として出力する。これに対し、ホスト機器20側では、通信部24で無線信号を受信すると、制御部22は、リモコン・コードが示す指示に従ってホスト機能部22を動作させる。
リモコン10側でカーソルボタンが押下された場合には、ホスト機器20側では、表示部21で表示されている機能一覧画面上でアイコンの選択表示を上下左右に移動させる。
リモコン10側で決定ボタンが押下された場合には、選択中のアイコンに該当する機能の選択が確定し、ホスト機能部22が該当する処理を起動する。ここでは、「ICカード」機能が選択されている。
リモコン10は、ユーザーが決定ボタンを押下した以降、ホスト機器20にある時間間隔毎にホスト機器20にステータス問合せを行なう。
リモコン10側から決定ボタンが押下され、ホスト機器10側では「ICカード」機能の選択が確定してから、ホスト機能部22で音声検索機能の起動を開始し、起動を完了するまでに時間を要する。音声検索機能の起動が完了するまでの間、ホスト機器20は、ステータス問合せを受信すると、まだ送信情報が発生していないので、送信情報なしのステータス応答を返す。リモコン10は、ホスト機器20から送信情報なしのステータス応答を受け取ると、ある時間間隔だけ通信部13を休止状態にする。
その後、リモコン10は、ホスト機器20に対するステータス問合せ、ホスト機器20からの応答の受信待ちを繰り返し、送信情報なしのステータスが返されると通信部13を休止状態にするという動作を繰り返す。
ホスト機器20は、ホスト機能部22でICカード機能の起動が完了すると、リモコン10に対する送信情報が発生する。ホスト機器20は、リモコン10からのステータス問合せに対し、送信情報ありのステータス応答(但し、ICカード・リーダーの起動を示す情報を含まないものとする)を返す。
この場合、リモコン10は、送信情報ありのステータス応答を受け取った以降も、通信部13の受信動作を継続して、送信情報を受信待ちする。そして、ICカード・リーダーの起動を示す送信情報を受信できたならば、リモコン10は、通信部13の受信を停止するとともに、ICカード・リーダー15に電源を投入する。
ホスト機器20側では、「ICカード」機能の起動が完了すると、表示部21の画面はICカード・リード画面に遷移する。同画面上では、ユーザーに対してICカードをリモコン10にかざすことなどの指示が表示されるが、ここでは図示を省略する。
ホスト機器20は、「ICカード」機能の処理として、ICカードからのリードを指示し、この指示は通信部24から無線信号として出力される。
リモコン10側では、通信部13で無線信号を受信すると、ホスト機器20からのリード指示に従って、ICカードから指定されたデータのリード処理を行なう。そして、リモコン10は、リードしたデータを、通信部13から無線信号として出力する。
続いて、リモコン10がステータス問合せを行なう時間間隔を広げていく方法について、詳細に説明する。
ここまで、ホスト機器20がマイクやICカード・リーダー15などのリモコン10側の機能モジュールを起動して使用する例を挙げた。ホスト機器10側で提供する機能によっては、起動から起動の完了までの時間にばらつきが生じることがある。また、機能が複数ある場合など機能の種類により起動時間が大きくなることがある。例えば、ICカード・リーダー15を利用する機能の中には、インターネットなどの外部ネットワークを介してネット・サーバーからのICカード15へのアクセス指示に従って動作するものもあり、回線速度などの影響によりアクセス指示が到来する時間が大きく変化することがある。
リモコン10は、ホスト機器10に対して頻繁に(すなわち短い時間間隔で)ステータス問合せを行なうと、ホスト機器20側で送信情報なしから送信情報ありへステータスが変化したこと(若しくは、マイクやICカード・リーダー15の起動指示)を早いタイミングで検出することができる。しかしながら、リモコン10の操作を通じて選択したホスト機器20の機能が、起動が完了するまで長い時間がかかる場合には、短い時間間隔でステータス問合せを行なうと、ホスト機器20のステータスが送信情報ありに変化するまで(若しくは、マイクやICカード・リーダー15の起動が指示されるまで)のステータス問合せの回数が多くなり、リモコン10はその分だけ無駄な電力を消費することになる。
リモコン10が、ステータス問合せを送信する時間間隔と広くとることによって、無駄なステータス問合せの回数が減り、その分だけ消費電力の浪費を抑制することができる。
他方、起動が完了するまでの時間が短い機能が選択されている場合には、ステータス問合せを送信する時間間隔を広くとると、リモコン10側でのマイクやICカード・リーダー15などの機能モジュールの起動が遅くなることになる。早く立ち上がる機能については、リモコン10側の起動も早くすることが好ましい。
以上をまとめると、ホスト機器20が起動時間の異なる複数の機能を持つ場合や、起動時間にバラつきのある機能が存在する場合には、リモコン10側でステータス問合せの時間間隔を1つに定めることは難しい。
そこで、本発明者らは、上述したようなホスト機器20側での機能の起動時間のばらつきに対応するために、リモコン10がステータス問合せを行なう時間間隔を広げていく方法を提案する。
図9には、リモコン10がステータス問合せを送信する時間間隔を広げていく通信シーケンス例を示している。図示の例では、リモコン10は、ステータス問合せの送信回数に応じて、前回のステータス問合せからの時間間隔を、間隔1、間隔2、間隔3、間隔4、…という具合に徐々に広げている。
ステータス問合せの回数に応じてステータス問合せの時間間隔を徐々に広げていくことで、リモコン10は、選択したホスト機器20の機能の起動時間の短いときにはすぐ応答することができる。逆に、起動時間の遅い機能を選択したときには、ステータス問合せの時間間隔と広くとることによって、無駄なステータス問合せの回数が減り、リモコン10はその分だけ消費電力の浪費を抑制することができる。
図9に示した通信シーケンス例で、ステータス問合せの回数毎の時間間隔の増加量は、機能起動時間に対して何パーセントまで、リモコン10の起動を長くしてもよいかを目安とすると、計算し易くなる。例えば20%であれば、ステータス問合せがn回までにかかった時間の20%の時間を足したポイントが、次回のステータス問合せのポイントn+1となる。ステータス問合せの時間間隔を決める方法はこれに限定されるものではなく、2次曲線や指数的に増加させるようにしてもよい。
いずれにせよ、ステータス問合せの回数が増える毎に前回のステータス問合せから次にステータス問合せを送信するまでの間隔が広がるようにすれば、起動時間の長い機能を選択したときに無駄なステータス問合せの回数を抑制して消費電力を削減し、起動時間の短い機能を選択したときにホスト機器20のステータス変化を速やかに検出できるという、期待する効果を得ることができる。
図2、図5、図6、図8、図9に示した通信シーケンスによれば、リモコン10は、リモコン・コードを送信した後に、ある時間間隔を置いてステータス問合せを送信し、これに対し、ホスト機器20は、送信情報の有無を示したステータス応答を返すようになっている。したがって、リモコン10は、ステータス問合せを送信した後、次のステータス問合せまでは通信部13を休止状態にすることで、消費電力を節減することができる。また、リモコン10は、ある時間間隔でホスト機器20にステータス問合せを行なうことで、通信部13を間欠受信させながら、ホスト機器20側をトリガーとする情報送信に速やかに対応することができる。本発明を適用したリモコン・システムは、従来のリモコン・システムよりも使い勝手の良い、双方向通信を実現することができる。
図10には、図2、図5、図6、図8、図9に示した通信シーケンスを実現するために、リモコン10側で実行する処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、リモコン10側で、入力部11に含まれるいずれかのボタンが押下される度に起動する。また、図10に示す処理手順を実行中に新たにボタンが押されたときには、それまでの処理を中断し、新たに図10に示す処理を実行する。
まず、リモコン10は、入力部11に対するユーザー操作に応じて、リモコン・コードを送信する(ステップS1001)。
ここでは、リモコン10側からのリモコン・コードの送信に対し、ホスト機器20がACKを返すという通信シーケンス(図12を参照のこと)を想定している。したがって、リモコン10は、ホスト機器20からのACKを受信してリモコン・コードの到達を確認することができる。逆に、リモコン・コードを送信した後一定時間内にACKを受信できないときには、リモコン・コードの送信をリトライする。
次いで、リモコン10は、リモコン・コードの送信に成功したか否かをチェックする(ステップS1002)。
リモコン10は、リモコン・コードの送信のリトライを繰り返しても、一定時間内にACKを受信できないときには、リモコン・コードの送信に失敗したと判断して(ステップS1002のNo)、以降の処理をすべてスキップして、本処理ルーチンを終了する。
一方、リモコン10は、リモコン・コードを送信してから一定時間内にホスト機器20からACKを受信したことによって、リモコン・コードの送信に成功したことを確認することができる(ステップS1002のYes)。この場合、リモコン10は、以降の処理を続行する。
リモコン10は、リモコン・コードやその他のパケットを送信した後、ある時間間隔だけ通信部13を休止状態にする(ステップS1003)。ここで言う時間間隔は、一定とは限らず、可変の場合もある。また、ステータス問合せの回数(ステップS1002〜S1007からなるループを実行した回数)に従って時間間隔を広げていく場合もある(図9を参照のこと)。
そして、リモコン10は、ある時間間隔が経過すると、通信部13を再動作させ、ホスト機器20にステータス問合せを送信するとともにホスト機器20からの応答を受信待ちして、ホスト機器20のステータスを確認する(ステップS1004)。
リモコン10からのステータス問合せに対し、ホスト機器20がステータス応答を返すことは、上述した通りである。図2、図5、図6、図8、図9に示した通信シーケンスでは図示を省略したが、リモコン10側からのステータス応答の送信に対しホスト機器20がACKを返し、また、ホスト機器20側からのステータス応答に対してもリモコンがACKを返すという通信シーケンス(図13を参照のこと)を想定している。リモコン10は、ステータス問合せを送信した後、ホスト機器20からのACKを受信してステータス問合せの到達を確認することができる。逆に、ステータス問合せを送信した後一定時間内にACKを受信できないときには、ステータス問合せの送信をリトライする。同様に、ホスト機器20は、ステータス応答を返信した後、リモコン10からのACKを受信してステータス応答の到達を確認することができる。逆に、ステータス応答を返信した後一定時間内にACKを受信できないときには、ステータス応答の返信をリトライする。
次いで、リモコン10は、ホスト機器20のステータス確認の送信に成功したか否かをチェックする(ステップS1005)。
リモコン10は、ステータス問合せを送信のリトライを繰り返しても、一定時間内にステータス応答を受信できないときには、ホスト機器20のステータス確認に失敗したと判断して(ステップS1005のNo)、以降の処理をすべてスキップして、本処理ルーチンを終了する。
一方、リモコン10は、ステータス問合せを送信してから一定時間内にホスト機器20からステータス応答を受信したことによって、ホスト機器20のステータス確認に成功したことを確認することができる(ステップS1005のYes)。この場合、リモコン10は、さらに以降の処理を続行する。
次いで、リモコン10は、受信したステータス応答の内容を解析して、送信情報あり、すなわちホスト機器20側がトリガーとなる情報送信があるか否かを確認する(ステップS1006)。
ここで、送信情報なしのステータス応答を受け取ったとき(すなわち、ホスト機器20側がトリガーとなる情報送信がないとき)には(ステップS1006のNo)、続いて、ステータス確認処理がタイムアウトしたか否か、及び、ステータス確認処理を中止するか否かをチェックする(ステップS1007)。ここで言うステータス確認処理がタイムアウトしたときとは、例えば、ステータス確認処理を開始してから所定時間が経過したときの他、ステータス問合せをリトライした回数が所定回数に達したとき、所定時間又は所定回数内でホスト機器20側の情報送信処理のトリガーを確認できなかったときなどを含む。
ステータス確認処理がタイムアウトしたとき、又は、ステータス確認処理を中止するときは(ステップS1007のYes)、以降の処理をすべてスキップして、本処理ルーチンを終了する。
一方、ステータス確認処理がまだタイムアウトせず、且つ、ステータス確認処理を中止しないときには(ステップS1007のNo)、ステップS1003に戻り、ある時間間隔だけ通信部13を休止状態にしてからホスト機器20にステータス問合せを行なうという上記処理を繰り返し実行する。
また、送信情報あり、すなわちホスト機器20側がトリガーとなる情報送信があるときには(ステップS1006のYes)、リモコン10は、このトリガーに対応するリモコン10側の機能(マイク、ICカード・リーダー15など)を起動する(ステップS1008)。そして、リモコン10は、起動した機能を実行する(ステップS1009)。
図11には、図2、図5、図6、図8、図9に示した通信シーケンスを実現するために、ホスト機器20側で実行する処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、ホスト機器20側で、通信部24がリモコン・コードを受信したことに応答して起動する。
ホスト機器20は、まず、リモコン10側へ送るべき情報、すなわち、ステータス応答のフラグ情報を初期化する(ステップS1101)。但し、何らかの機能が動作中で、且つ、それがリモコン10側の機能を使うものであれば、初期化すると処理がうまく動作しない場合もあり、そのことを考慮した初期化を行なうことになる。
次いで、ホスト機器20は、リモコン10から受信したリモコン・コードの処理を行なう(ステップS1102)。そして、ホスト機器20は、リモコン・コードによりいずれかの機能が起動したか否かをチェックする(ステップS1103)。
例えば、カーソルボタンが押下された場合には、ホスト機器20側ではアイコンの選択表示を上下左右に移動させ、決定ボタンが押下された場合には、選択中のアイコンに該当する機能の選択が確定し、ホスト機能部22は該当する処理を起動する。
ここで、受信したリモコン・コードによってホスト機器20側で機能が起動しないときには(ステップS1103のNo)、ホスト機器20は、ステータス確認中止フラグを書き込んだステータス応答を作成し、これをリモコン10に返信して(ステップS1111)、本処理ルーチンを終了する。
また、受信したリモコン・コードによってホスト機器20側で機能が起動したときには、続いて、ホスト機器20は、起動した機能がリモコン10側での機能の起動を必要とするか否かをチェックする(ステップS1104)。
ここで、リモコン10側の機能起動が不要であるときには(ステップS1104のNo)、ホスト機器20は、ステータス確認中止フラグを書き込んだステータス応答を作成し、これをリモコン10に返信して(ステップS1112)、本処理ルーチンを終了する。
リモコン10側では、ステータス確認中止フラグを書き込んだステータス応答を受信すると、以降はステータス確認を行なう必要がないと判断することができ、今回送信したリモコン・コードに対して行なうステータス問合せの繰り返し送信を中止する。
一方、リモコン10側の機能起動が必要であるときには(ステップS1104のYes)、ホスト機器20は、リモコン10側からのステータス問合せに対して、ホスト機器20側をトリガーとした情報送信があることを示すトリガー・フラグを書き込んだステータス応答を作成し、これをリモコン10に返信する(ステップS1105)。
そして、ホスト機器20は、ステータス応答をリモコン10に返信した後、ステップS1105でフラグを書き込んだ後のステータスをリモコン10側で確認したか否か(すなわち、図10中のステップS1004の処理が実行されたか)を確認する(ステップS1106)。ここでは、図13に示した通信シーケンス(前述)を想定しているので、ホスト機器20は、リモコン10からのACKを受信してステータス応答の到達を確認することができる。逆に、ステータス応答を返信した後一定時間内にACKを受信できないときには(ステップS1107のNo)、ステータス確認処理がタイムアウトするまでは(ステップS1108のNo)、ステップS1106に戻って、ステータス応答の返信をリトライする。
ホスト機器20は、ステータス確認処理がタイムアウトしたときには(ステップS1108のYes)、リモコン10側の機能起動に失敗したときの処理を実行して(ステップS1109)、本処理ルーチンを終了する。
一方、ホスト機器20は、タイムアウトするまでにステータス確認処理を行なうことができたときには(ステップS1107のYes)、起動した機能を実行する(ステップS1110)。
続いて、リモコン10及びホスト機器20の双方において、ネットワーク層の直近にステータス処理を配置するようにして、ステータス問合せの応答を速くする方法について説明する。
図14には、リモコン10側及びホスト機器20側のプロトコル・スタックの構造を例示している。
リモコン10側では、リモコン機能アプリケーションと独立させて、「ステータス問合せ」を無線通信のレイヤー構造の近傍に配置している。また、ホスト機器20側では、ホスト機能部22内のアプリケーションと独立させて、「ステータス応答」の機能を無線通信のレイヤー構造の近傍に配置している。
リモコン機能アプリケーション及びホスト機能部22内のアプリケーションのいずれも、電源オフの状態を持つ。図15とは相違し、「ステータス問合せ」の処理をリモコン機能アプリケーションで行なうとともに、「ステータス応答」の処理をホスト機能部22内のアプリケーションで行なうようにした場合、電源オフの状態では、ステータス問合せの動作はまったく行なわれなくなる。
これに対し、図14に示したように、「ステータス問合せ」をリモコン機能アプリケーションと独立させて無線通信のレイヤー構造の近傍に配置するとともに、「ステータス応答」の機能をホスト機能部22内のアプリケーションと独立させて無線通信のレイヤー構造の近傍に配置する場合、リモコン10は、ステータス問合せ時に通信部13の休止状態を解除する必要はあるが、リモコン機能アプリケーションは休止状態を保ったままでよく、消費電力を低く抑えることができる。
図15には、リモコン10側で無線通信のレイヤー構造の近傍に配置された「ステータス問合せ」、並びに、ホスト機器20側で無線通信のレイヤー構造の近傍に配置された「ステータス応答」の処理を図解している。
リモコン10側で、「ステータス問合せ送信」は、問い合わせのタイミングになると、「問い合わせパケット」を送信し、その後は「ステータス応答受信」を受信待ちとなる。
ホスト機器20側では、ホスト機能部22内のアプリケーションに配置された「ステータス応答」にある複数のフラグ用メモリに、機能毎の起動フラグにフラグ情報が書き込まれている。「ステータス問合せ受信」が問合せパケットを受信すると、該当する機能起動フラグに書き込まれたフラグ情報をパケット化して、「ステータス応答送信」が、ステータス問合せに対するステータス応答を応答パケットとして、ステータス問合せ元に送信する。
リモコン10側では、応答パケットを受信すると、フラグ情報を確認して、パケットに書かれた各種フラグ情報に対応する機能を起動する。
なお、ホスト機器20は、応答パケットに、リモコン10が持つマイクやICカード・リーダー15などの機能の起動フラグ以外の情報を含めることもできる。起動フラグ以外に応答パケットに含めることができる情報を以下に例示しておく。
(1)ホスト機器20側の電源のオン/オフ状態を表すフラグ
リモコン10が持つ機能は、基本的に、操作対象であるホスト機器20側の電源がオン状態で使われるものである。リモコン10は、ホスト機器20側の電源がオフとなっている情報が応答パケットから得られれば、これらの機能を起動する可能性がないと判断することができる。したがって、リモコン10は、それ以降のステータス問合せは不要となるので、通信部13を停止することができる。
(2)電源状態以外のホスト機器20側の状態を表す情報
ホスト機器20は、リモコン10が持つ各機能に対応しているかどうかを示す情報を、応答パケットに含める。リモコン10側では、不要な機能を起動することはなくなる。
(3)ホスト機器20側に接続された各種機種の動作状態を示す情報
ホスト機器20に各種の外部機器を接続することで、ホスト機器20本体からさらに拡張した機能を提供することができる。ホスト機器20は、外部機器が選択されている情報や、接続する外部機器に関する情報を応答パケットに含めることができる。リモコン10は、このような情報を取得して、各機能を外部機器に合わせて動作させることが可能となる。
(4)文字などの表示情報
図1では省略しているが、リモコン10は、液晶パネルなどの表示デバイスを装備することができる。ホスト機器20は、文字などの表示情報を応答パケットに含めることで、ホスト機器20側で提示した文字列などの情報をリモコン10で表示することができる。勿論、応答パケットのサイズに収まるデータ・サイズであれば、デザイン・データなど文字列以外の表示情報を応答パケットに含めることができる。
(5)ホスト機器20が応答パケットに続いて情報送信することを示すフラグ
ホスト機器20は、応答パケットに続いて送信する追加の情報があるときには、追加情報があることを示すフラグをアクティブにして応答パケットを送信する。リモコン10は、このフラグがアクティブに設定された応答パケットを受信すると、その後も通信部13の受信待ち状態を継続させる。ホスト機器20は、後続のパケットを送信することで、大きな情報をリモコン10に送ることができる。
(6)リモコン10に対し情報送信を求める指令
ホスト機器20は、リモコン10側の状態を得たい場合には、状態の情報を求める指令を応答パケットに含める。リモコン10は、このような指令を含んだ応答パケットを受信すると、要求された情報をホスト機器20に送信する。
図15に示した例では、応答パケットに含める情報はフラグであるが、フラグに限るものではなく、リモコン側が解釈若しくは利用可能な情報であれば何でもよい。また、図15に示した例では、応答パケットに含める情報は、リモコン10の各種機能を起動する情報であるが、リモコン10の動作を制御する情報を含めることもできる。また、リモコン10側の各々の機能が利用するパラメーターを応答パケットに含めることもできる。また、リモコン10側からのステータス問合せの継続や中断、問合せを行なう時間間隔などを指定する情報を応答パケットに含めるようにしてもよい。
続いて、ステータス問合せの応答パケットに含めるフラグ情報の形式について説明する。
IEEE802.15.4などのワイヤレス・ネットワークでは、1パケットで送信できる情報量は100バイト程度である。また、ホスト機器20側の無線モジュールで装備できるフラグ情報用のメモリのサイズを大きくすることはできないという実装上の制約があり、リモコン10側が備える機能の個数分のフラグを用意するのが難しいことがある。そこで、本発明者らは、情報番号とこれに対応するデータという形式を用いて、小データ・サイズでフラグ情報を伝える方法を提案する。
通信システム1において(すなわち、リモコン10とホスト機器20間で)、情報番号に対する機能をあらかじめ定義しておく。定義例を以下の表に示しておく。
上記の表のように、情報番号+データという形式で、情報番号に対する機能を定義しておく。ホスト機器20は、リモコン10に対し、伝達したい情報番号とデータのみを応答パケットに書き込む。リモコン10側では、応答パケットに書き込まれている情報番号+データを解析して、いずれの機能の起動又は停止が指示されたかを判断することができる(図16を参照のこと)。したがって、応答パケットのサイズや、ホスト機器20側の無線モジュールで装備するフラグ情報用のメモリのサイズを小さくすることができる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳細に説明してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、リモコンとリモコン操作の対象となるホスト機器からなるリモコン・システムに適用した実施形態を中心に説明してきたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。双方向通信を行なうさまざまな通信システムに、同様に、本発明を適用することができる。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
10…リモコン
11…入力部
12…制御部
13…通信部
14…電源部
15…ICカード・リーダー
20…ホスト機器
21…表示部
22…ホスト機能部
23…制御部
24…通信部
25…電源部

Claims (14)

  1. ユーザー操作を入力する入力部と双方向通信する通信部を備え、前記入力部に対するユーザーの操作に応じたリモコン・コードを前記通信部から送信するリモコンと、
    双方向通信する通信部と、前記通信部で受信したリモコン・コードに対応した処理を実行するホスト機能部を備えたホスト機器と、
    で構成され、
    前記リモコンが前記通信部から送信したステータス問合せに対し、前記ホスト機器がステータス応答を前記通信部から返信し、
    前記リモコンは、リモコン・コードを送信した後に、前記ステータス問合せの送信及び前記ステータス応答の受信待ちからなるステータス確認通信手順を、送信情報を含まないステータス応答を受信する期間は、前記通信部を休止状態にしたある時間間隔を置いて、繰り返し実行し、送信情報を含んだステータス応答を受信すると前記通信部を休止状態にする、
    通信システム。
  2. 前記ホスト機器は、受信したリモコン・コードに応じた処理を実行し、前記リモコンへの送信情報を含んだ前記ステータス応答を送信し、
    前記リモコンは、送信情報を含んだ前記ステータス応答を受信するまで前記ステータス確認通信手順を繰り返し実行する、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記ホスト機器は、受信したリモコン・コードに応じた処理を実行し、前記リモコンへの送信情報があるか否かを示す情報を含んだ前記ステータス応答を送信し、
    前記リモコンは、前記ステータス応答で示された送信情報を受信するまで前記ステータス確認通信手順を繰り返し実行する、
    請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記リモコンは、1以上の機能部を備え、
    前記ホスト機器は、前記1以上の機能部のうち少なくとも1つの起動を指示する送信情報を送信し、
    前記リモコンは、受信した送信情報で指示された機能部を起動する、
    請求項2又は3のいずれかに記載の通信システム。
  5. 前記リモコンは、前記ステータス問合せを送信する前記時間間隔を送信回数に応じて広げていく、
    請求項1に記載の通信システム。
  6. ユーザー操作を入力する入力部と、
    双方向通信する通信部と、
    装置の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記入力部に対するユーザーの操作に応じた操作対象機器に対するリモコン・コードを前記通信部から送信させるとともに、リモコン・コードを送信した後に、ステータス問合せの送信及び前記操作対象機器からのステータス応答の受信待ちからなるステータス確認通信手順を、送信情報を含まないステータス応答を受信する期間は、前記通信部を休止状態にしたある時間間隔を置いて、繰り返し実行し、送信情報を含んだステータス応答を受信すると前記通信部を休止状態にする、
    通信装置。
  7. 前記制御部は、前記操作対象機器から送信情報を含んだ前記ステータス応答を受信するまで前記ステータス確認通信手順を繰り返し実行する、
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記制御部は、前記操作対象機器から送信情報があるか否かを示す情報を含んだ前記ステータス応答を受信したときには、前記送信情報を受信するまで前記ステータス確認通信手順を繰り返し実行する、
    請求項6に記載の通信装置。
  9. 1以上の機能部をさらに備え、
    前記制御部は、前記操作対象機器から受信した送信情報で指示された機能部を起動する、
    請求項7又は8のいずれかに記載の通信装置。
  10. 前記制御部は、前記ステータス問合せを送信する前記時間間隔を送信回数に応じて広げていく、
    請求項6に記載の通信装置。
  11. リモコンと双方向通信する通信部と、
    前記通信部で受信するリモコン・コードによる操作対象となるホスト機能部と、
    装置の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記ホスト機能部のステータスを管理し、前記通信部で前記リモコンからステータス問合せを受信したことに応答して、前記リモコンに送るべき送信情報が発生していないときには送信情報を含まないステータス応答を前記通信部から返信させ、前記リモコンに送るべき送信情報が発生したときには送信情報を含んだステータス応答を前記通信部から返信させる、
    通信装置。
  12. 前記制御部は、前記ホスト機能部で前記リモコンに対する送信情報があるか否かのステータスを管理し、前記通信部で前記リモコンからステータス問合せを受信したことに応答して、送信情報を含んだ前記ステータス応答を前記通信部から返信させる、
    請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記制御部は、前記ホスト機能部で前記リモコンに対する送信情報があるか否かのステータスを管理し、前記通信部で前記リモコンからステータス問合せを受信したことに応答して、前記リモコンへの送信情報があるか否かを示す情報を含んだ前記ステータス応答を前記通信部から返信させる、
    請求項11に記載の通信装置。
  14. 前記制御部は、前記リモコンが備える機能の起動指示を送信情報に含める、
    請求項12又は13のいずれかに記載の通信装置。
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