JP5607309B2 - 位置決め装置、位置決め方法および位置決めプログラム - Google Patents

位置決め装置、位置決め方法および位置決めプログラム Download PDF

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Description

本発明は、圧電素子を用いた位置決め装置、位置決め方法および位置決めプログラムに関する。
従来、圧電素子を用いた駆動機構で位置決めする位置決め装置が知られている。そのような位置決め装置を用いて、目的位置に近づいたときには、微小駆動する駆動方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1記載の超音波モータの駆動方法は、超音波振動子を共振駆動することによってヘッドの当接部に楕円運動を発生させ、被駆動体を動かす。そして、被駆動体を目的位置の近傍まで移動させた後に、超音波振動子の圧電板を直流駆動する。これにより、当接部が微小に変位し、同時に被駆動体を微小に動かし、被駆動体が目的位置に高精度に位置決めしている。
一方で、近年、スムーズインパクト駆動機構を用いた駆動装置が開発されている。スムーズインパクト駆動機構は、移動体の慣性と摩擦力とを利用し、圧電素子の伸縮の一方を緩やかな駆動とし、他方を急峻な駆動とすることにより移動体を繰り出す駆動機構である。このような駆動機構を利用した位置決め装置が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2記載の駆動装置は、容量性負荷に直列に接続され、容量性負荷とともに直列共振回路を構成する誘導性素子および抵抗素子と、直列共振回路に矩形波形の電圧を印加する電圧印加手段とを備える。その結果、簡単な構成で容量性負荷に鋸波形の電圧を印加可能にしている。
このようなスムーズインパクト駆動機構では、1回の伸縮を1ステップとするステップ送りが一般的であるが、最近ではDC制御による微小位置決めにスムーズインパクト駆動機構を適用した位置決め装置が開発されている。これにより、ストロークエンドにおいてスムーズインパクト駆動機構による駆動を行い、DC制御のストロークの限界を超えた位置決めを可能にしている。
特開2004−282816号公報 特許第3595808号公報
しかしながら、上記のようなスムーズインパクト駆動機構をDC制御に適用した駆動装置では、整定範囲に入ったときに制御量が上下限値に近いと、外乱などによる制御量の変化で駆動が発生し、その場合には一時的に整定が乱れる。図7は、従来の駆動における位置決め動作の一例を示す図である。図7に示す例では、まず、時刻t00から圧電素子に徐々に電圧を印加することで、移動体を目的位置方向へ移動させる(進み制御)。印加電圧が限度値bまで上がったときには(時刻t01)、印加電圧の正負を反転して−bとし、急速に駆動軸だけを目的位置とは反対方向へ移動させる(戻り)。その際にはわずかに移動体も目的位置とは反対方向へ移動する。
そして、再び電圧を徐々に印加し、限度値bに至ったとき(時刻t02)には、印加電圧の正負を反転することを繰り返す。このようにして、移動体を目的位置に近づけることができる。しかし、移動体が整定範囲Pに入り(時刻t03)、そのときに印加電圧が限度値に近いと、外乱などにより印加電圧が容易に限度値まで至る(時刻t04)。その場合には、印加電圧の正負が反転し、かえって移動体が目的位置から遠ざかる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、整定範囲に入ったときに外乱などによる印加電圧の変化で整定が大きく乱れるのを防止する位置決め装置、位置決め方法および位置決めプログラムを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明の位置決め装置は、圧電素子を用いた位置決め装置であって、前記圧電素子への印加電圧が限度値に到達したか否かを判定し、到達したときには前記印加電圧をもとの方向に戻す印加電圧判定部と、前記限度値を設定する限度値設定部と、前記圧電素子により駆動される被駆動体が、所定範囲内に入ったか否かを判定する位置判定部と、を備え、前記限度値設定部は、前記被駆動体が、所定の小制御量範囲内に入ったと判定されたときには、前記限度値を現在値より小さく設定し、前記被駆動体が前記小制御量範囲内に含まれる整定範囲内に入ったと判定されたときには、前記限度値を現在値より大きく設定するか、または設定を解除することを特徴としている。
このように、本発明の位置決め装置は、被駆動体が、小制御量範囲内に入ったときには、限度値を現在値より小さく設定する。これにより、小制御量範囲内では印加電圧の絶対値が小さいときに印加電圧が限度値に到達し、戻りが発生するため、整定範囲に入ったときに、印加電圧の絶対値が限度値の絶対値より十分に低い状態になる。その結果、整定範囲に入った後に戻りが発生せず、外乱などによる印加電圧の変化で整定が大きく乱れることがなくなる。
(2)また、本発明の位置決め方法は、圧電素子を用いた位置決め方法であって、前記圧電素子により駆動される被駆動体が、所定の小制御量範囲内に入ったか否かを判定し、前記被駆動体が前記小制御量範囲内に入ったと判定されたときには、限度値を現在値より小さく設定するステップと、前記被駆動体が前記小制御量範囲内に含まれる整定範囲内に入ったか否かを判定し、前記被駆動体が前記整定範囲内に入ったと判定されたときには、前記限度値を現在値より大きく設定するか、または設定を解除するステップと、を含み、前記圧電素子への印加電圧が限度値に到達したか否かを判定し、到達したときには前記印加電圧をもとの方向に戻すことを特徴としている。これにより、整定範囲に入ったときに外乱などによる印加電圧の変化で整定が大きく乱れることがなくなる。
(3)また、本発明の位置決めプログラムは、圧電素子を用いた位置決めプログラムであって、前記圧電素子により駆動される被駆動体が、所定の小制御量範囲内に入ったか否かを判定し、前記被駆動体が前記小制御量範囲内に入ったと判定されたときには、前記限度値を現在値より小さく設定する処理と、前記被駆動体が前記小制御量範囲内に含まれる整定範囲内に入ったか否かを判定し、前記被駆動体が前記整定範囲内に入ったと判定されたときには、前記限度値を現在値より大きく設定するか、または設定を解除する処理と、をコンピュータに実行させ、前記圧電素子への印加電圧が限度値に到達したか否かを判定し、到達したときには前記印加電圧をもとの方向に戻すことを特徴としている。これにより、整定範囲に入ったときに外乱などによる印加電圧の変化で整定が大きく乱れることがなくなる。
本発明によれば、整定範囲に入ったときに、印加電圧の絶対値が限度値の絶対値より十分に低い状態になる。その結果、整定範囲に入った後に戻りが発生せず、外乱などによる印加電圧の変化で整定が大きく乱れることがなくなる。
本発明に係る位置決め装置の構成を示す機能ブロック図である。 駆動部を示す側面図である。 駆動部を示す側面図である。 駆動部を示す側面図である。 本発明に係る位置決め装置の基本的動作を示すフローチャートである。 制御サイクルにおける動作を示すフローチャートである。 位置上の各範囲を示す図である。 位置決め動作の一例を示す図である。 従来の駆動における位置決め動作の一例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[実施形態1]
(位置決め装置の機能的構成)
図1は、位置決め装置100の構成を示す機能ブロック図である。位置決め装置100は、圧電素子112への印加電圧が限度値に到達したか否かを判定し、到達したときには印加電圧をもとの方向に戻す。図1に示すように、位置決め装置100は、位置検出部101、位置判定部102、限度値設定部105、印加電圧算出部106、印加電圧判定部107、出力部108および駆動部109を備えている。
位置検出部101は、圧電素子112により駆動される被駆動体114の位置を検出する。位置検出部101は、被駆動体114の基準点114aについての位置を検出し、その位置を被駆動体114の位置として特定する(図2A参照)。位置判定部102は、被駆動体114が、所定範囲内に入ったか否かを判定する。所定範囲には、小制御量範囲Qと整定範囲Pがある。なお、小制御量範囲Qの方が、整定範囲Pより大きい。
限度値設定部105は、限度値を設定する。たとえば、被駆動体114が小制御量範囲Q外にあるときには、限度値を位置決め装置100特有の値に設定する。その後、位置決め装置100は、上記の設定で進み制御および戻りを繰り返す。進み制御は、PID制御などに代表されるフィードバック制御で行われる。装置特有の値は、位置決め装置100が許容する最大の印加電圧である。通常は、限度値を装置特有の値に設定しておくことで、最大の幅で被駆動体114を進ませることができ、高速の移動が可能となる。
被駆動体114が小制御量範囲Q内に入ったと判定されたときには、限度値を装置特有の値から小制御量用の設定値に変更する。小制御量用の設定値は、装置特有の値より小さい。このように、小制御量範囲Q内では印加電圧の絶対値が小さいときに印加電圧が限度値に到達し、戻りが発生するため、整定範囲Pに入ったときに、印加電圧の絶対値が限度値の絶対値より十分に低い状態になる。また、被駆動体114が整定範囲Pに入ったときには、限度値を小制御量用の設定値から装置特有の値に変更する。なお、通常は行わないが、被駆動体114が整定範囲Pに入ったときに、限度値の設定を解除してもよい。
印加電圧算出部106は、目標位置と現在位置との差に基づいて印加電圧を算出する。その際にはPID制御を適用する。印加電圧判定部107は、印加電圧を上昇させている場合には、印加電圧が限度値以上か否かを判定し、印加電圧が限度値以上である場合には、印加電圧を限度値より低い所定電圧まで戻す。また、印加電圧を低下させている場合には、印加電圧が限度値以下か否かを判定し、印加電圧が限度値以下である場合には、印加電圧を限度値より高い所定電圧まで戻す。なお、上記の所定電圧は、限度値の正負を反転させた電圧であることが好ましい。大きい幅で被駆動体114を進ませることができ、高速の移動が可能となるためである。
出力部108は、算出された印加電圧を駆動部109に出力する。駆動部109は、出力された電圧により被駆動体114を駆動する。駆動部109については以下で詳細に説明する。
(駆動部の構成)
図2A〜図2Cは、駆動部109を示す側面図である。各図が示すように、駆動部109は、固定部111、圧電素子112、駆動軸113を備えている。基準点114aは、被駆動体114上で位置決めのための基準となる点を示している。固定部111は、圧電素子112の一端を動かないように固定している。圧電素子112は、電圧を印加されることで固定部111と駆動軸113とを結ぶ方向へ伸縮する。駆動部109は、スムーズインパクト駆動が可能となっている。駆動軸113は、伸縮の変位を摩擦力により被駆動体114へ伝える。摩擦力はあらかじめ調整されており、駆動軸113が一定速度以上で動くと被駆動体114との接触面で滑りが生じる。駆動部109は、微小なDC駆動で位置を調整することもできる。
図2B、図2Cに示す例は、スムーズインパクト駆動している駆動部109を示している。図2Bに示すように、緩やかに圧電素子112への印加電圧が増加することで、圧電素子112の伸張とともに駆動軸113も伸張方向に移動する。そして、それとともに被駆動体114も移動する。限度値に到達した後、圧電素子112が急速に収縮している。駆動軸113も圧電素子112の収縮とともに収縮方向に移動し、被駆動体114はほとんど元の位置に止まっている。このように、進み制御と戻りを繰り返すことで、被駆動体114を一定方向に移動させることができる。
図2Cに示すように、被駆動体114が小制御量範囲Q外にあるときには限度値が大きく設定されているため(たとえば装置特有の値)、駆動をスムーズインパクト駆動として捉えると進み幅が大きい。被駆動体114が小制御量範囲Q内で整定範囲P外にあるときには限度値が小さく設定されているため(たとえば小制御量用の設定値)、駆動をスムーズインパクト駆動として捉えると進み幅が小さい。したがって、この場合には被駆動体114は、小刻みに戻りが発生する。
(位置決め装置の基本動作)
次に、位置決め装置100の動作を説明する。図3は、位置決め装置100の基本的動作を示すフローチャートである。まず、限度値を装置特有の値に設定する(ステップS1)。そして、制御サイクルを実行する(ステップS2)。制御サイクルについては別途後述する。
次に、被駆動体114が小制御量範囲Qに入ったか否かを判定する(ステップS3)。被駆動体114が小制御量範囲Qに入っていないと判定された場合には、ステップS2に戻り、制御サイクルを実行する。一方、被駆動体114が小制御量範囲Qに入ったと判定された場合には、限度値を小制御量用の設定値に設定する(ステップS4)。そして、制御サイクルを実行する(ステップS5)。これにより、小制御量範囲Q内では、戻りが小さい限度値で動作するため、整定範囲Pに入ったときに、印加電圧の絶対値が限度値の絶対値より十分に小さい状態になる。
次に、被駆動体114が整定範囲Pに入ったか否かを判定する(ステップS6)。被駆動体114が整定範囲Pに入っていないと判定された場合には、ステップS5に戻り、制御サイクルを実行する。一方、被駆動体114が整定範囲Pに入ったと判定された場合には、限度値を再度、装置特有の値に設定する(ステップS7)。そして、微小制御量で被駆動体114の位置を維持する(ステップS8)。これにより、整定範囲Pに入ったときに、印加電圧が限度値まで余裕のある状態となる。その結果、整定範囲Pに入った後に駆動が発生する可能性がほぼ無くなり大きく整定が乱れることがなくなる。次に、終了イベントが発生したか否かを判定する(ステップS9)。終了イベントが発生していないと判定された場合には、ステップS8に戻り、制御サイクルを実行する。終了イベントが発生したと判定された場合には終了する。終了イベントとは、たとえば装置の停止や、次の指示を指す。
(制御サイクル)
次に、制御サイクルについて説明する。図4は、制御サイクルにおける動作を示すフローチャートである。図4に示すように、まず印加電圧を算出する(ステップP1)。そして、印加電圧が限度値に到達したか否かと判定する(ステップP2)。印加電圧が限度値に到達したと判定された場合には、印加電圧の正負を反転する(ステップP3)。なお、印加電圧を反転することなく、所定電圧を印加することとしてもよい。所定電圧は、限度値に対してもとの印加電圧の方向に戻した電圧である。印加電圧が限度値に到達していないと判定された場合には、そのまま算出された印加電圧を出力し、圧電素子112に印加する(ステップP4)。そして、駆動後の被駆動体114の位置を検出して(ステップP5)、終了する。なお、上記の基本動作や制御サイクルの一連の動作は、回路により行うことができるが、プログラムによる処理によっても実行可能である。
(位置範囲と印加電圧)
次に、位置上の範囲の設定と動作上の印加電圧の設定について説明する。図5は、位置上の各範囲を示す図である。図6は、位置決め動作の一例を示す図である。
図5に示すように、位置決め装置100は、被駆動体114の変位に対して2つの範囲を設定している。図5では模式的に被駆動体114を基準点114aで代表させている。小制御量範囲Qは、限度値を小さくしている範囲を示している。ただし、小制御量範囲Q内でも整定範囲P内では限度値を小制御量用の設定値より大きくする。これにより、整定範囲P内では印加電圧が限度値に到達しにくくなる。
図6は、位置決め動作の一例を、時間に対する被駆動体114の位置および印加電圧の関係により示している。時刻t0において、限度値は装置特有の値bに設定されている。そして、PID制御により印加電圧を徐々に増加し、時刻t1において限度値bに到達すると、印加電圧の正負を反転し、印加電圧を−bとしている。その際には、被駆動体の位置もわずかに戻り方向に移動する。そして、再び印加電圧を徐々に増加し、時刻t2において限度値bに到達すると、印加電圧の正負を反転している。
時刻t2以降は、被駆動体114が目的位置Gの近傍まで到達しているため、PID制御により印加電圧は緩やかなカーブを描きながら上昇している。そして、時刻t3において被駆動体114が小制御量範囲Qに入り、限度値が小制御量用の設定値aに設定されている。そして、時刻t4において印加電圧が小制御量用の設定値aに到達し、印加電圧の正負が反転される。そして、印加電圧はさらに緩やかなカーブを描き上昇し、時刻t5で整定範囲Pに到達する。被駆動体114が整定範囲Pに入ったときには、限度値をaからbに上げる。したがって、印加電圧が限度値より十分に低い状態となる。その結果、被駆動体114が整定範囲Pに入った後には印加電圧の戻りが発生する可能性が極めて低くなり一時的に整定が乱れることがなくなる。なお、逆方向に進む場合でもaを−a、bを−bに置き換えれば同様である。
100 位置決め装置
101 位置検出部
102 位置判定部
105 限度値設定部
106 印加電圧算出部
107 印加電圧判定部
108 出力部
109 駆動部
111 固定部
112 圧電素子
113 駆動軸
114 被駆動体
114a 基準点
a 小制御量用の設定値
b 装置特有の値
G 目的位置
P 整定範囲
Q 小制御量範囲

Claims (3)

  1. DC駆動およびスムーズインパクト駆動を用いて目標位置に向けて被駆動体を駆動する位置決め装置であって、
    電圧の印加により変位することで被駆動体を駆動する圧電素子と、
    前記圧電素子への印加電圧の限度値を設定する限度値設定部と、
    前記被駆動体が整定範囲内に入るように、目標位置と現在位置との差に基づいて前記印加電圧を算出する印加電圧算出部と、
    前記算出された印加電圧を前記圧電素子に印加しDC駆動させる駆動部と、
    前記印加電圧が前記限度値に到達したか否かを判定し、到達したときには前記印加電圧とは正負が逆の電圧を印加する印加電圧判定部と、
    前記被駆動体が、所定範囲内に入ったか否かを判定する位置判定部と、を備え、
    前記圧電素子は、前記被駆動体に対し、前記印加電圧が前記限度値に到達するまでは、
    前記算出された印加電圧によりDC駆動を行い、前記印加電圧が前記限度値に到達した際には、急峻に前記印加電圧とは正負が逆の電圧を印加することでスムーズインパクト駆動を行い、
    前記限度値設定部は、所定の小制御量範囲内に前記被駆動体が入ったと判定されたときには、前記限度値を現在値より小さく設定し、
    前記小制御量範囲内に含まれる整定範囲内に前記被駆動体が入ったと判定されたときには、前記限度値を現在値より大きく設定するか、または前記限度値の設定を解除することを特徴とする位置決め装置。
  2. DC駆動およびスムーズインパクト駆動を用いて目標位置に向けて被駆動体を駆動する位置決め方法であって、
    電圧の印加により変位することで被駆動体を駆動する圧電素子への印加電圧の限度値を設定するステップと、
    前記被駆動体が整定範囲内に入るように、目標位置と現在位置との差に基づいて前記印加電圧を算出するステップと、
    前記被駆動体に対し、前記印加電圧が前記限度値に到達するまでは、前記算出された印加電圧を前記圧電素子に印加することによりDC駆動を行うステップと、
    前記印加電圧が前記限度値に到達した際には、前記被駆動体に対し、急峻に前記印加電圧とは正負が逆の電圧を印加することでスムーズインパクト駆動を行うステップと、
    所定の小制御量範囲内に前記被駆動体が入ったか否かを判定するステップと、
    前記被駆動体が前記小制御量範囲内に入ったと判定されたときには、限度値を現在値より小さく設定するステップと、
    前記小制御量範囲内に含まれる整定範囲内に前記被駆動体が入ったか否かを判定するステップと、
    前記被駆動体が前記整定範囲内に入ったと判定されたときには、前記限度値を現在値より大きく設定するか、または前記限度値の設定を解除するステップと、を含むことを特徴とする位置決め方法。
  3. DC駆動およびスムーズインパクト駆動を用いて目標位置に向けて被駆動体を駆動する
    位置決めプログラムであって、
    電圧の印加により変位することで被駆動体を駆動する圧電素子への印加電圧の限度値を
    設定する処理と、
    前記被駆動体が整定範囲内に入るように、目標位置と現在位置との差に基づいて前記印
    加電圧を算出する処理と、
    前記被駆動体に対し、前記印加電圧が前記限度値に到達するまでは、前記算出された印
    加電圧を前記圧電素子に印加することによりDC駆動を行う処理と、
    前記印加電圧が前記限度値に到達した際には、前記被駆動体に対し、急峻に前記印加電
    とは正負が逆の電圧を印加することでスムーズインパクト駆動を行う処理と、
    所定の小制御量範囲内に前記被駆動体が入ったか否かを判定する処理と、
    前記被駆動体が前記小制御量範囲内に入ったと判定されたときには、前記限度値を現在
    値より小さく設定する処理と、
    前記小制御量範囲内に含まれる整定範囲内に前記被駆動体が入ったか否かを判定する処
    理と、
    前記被駆動体が前記整定範囲内に入ったと判定されたときには、前記限度値を現在値よ
    り大きく設定するか、または前記限度値の設定を解除する処理と、をコンピュータに実行
    させることを特徴とする位置決めプログラム。
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