JP5606829B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5606829B2
JP5606829B2 JP2010189553A JP2010189553A JP5606829B2 JP 5606829 B2 JP5606829 B2 JP 5606829B2 JP 2010189553 A JP2010189553 A JP 2010189553A JP 2010189553 A JP2010189553 A JP 2010189553A JP 5606829 B2 JP5606829 B2 JP 5606829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
partition wall
game
movable body
game ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010189553A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012045154A (ja
Inventor
卓也 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2010189553A priority Critical patent/JP5606829B2/ja
Publication of JP2012045154A publication Critical patent/JP2012045154A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5606829B2 publication Critical patent/JP5606829B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される弾球遊技機に係り、特に、遊技球を転動させながら真下の始動入賞口へ誘導するステージを備えた弾球遊技機に関するものである。
一般的に、パチンコ機に代表される弾球遊技機には、遊技盤の遊技領域内に演出表示装置や始動入賞口やアタッカー装置などが設けられており、遊技領域に向けて発射された遊技球が始動入賞口に入賞すると、それを契機に大当たりについての当落にかかる電子抽選が行われる。この電子抽選の結果は演出表示装置に表示されるようになっており、電子抽選の結果当選した場合には、演出表示装置に当選した旨の表示がなされた後に、遊技者にとって有利な大当たり遊技状態に移行する。そして、この大当たり遊技状態では、アタッカー装置が所定回数だけ開閉して大入賞口に遊技球が入るので、遊技者には多くの賞球を獲得できるという特典が付与されることとなる。
このような弾球遊技機において、通常、演出表示装置は枠状ケースの開口内に配置されてセンター役物装置を構成しており、このセンター役物装置は始動入賞口の上方に配置されている。そして、枠状ケースの下枠には遊技球が転動可能なステージが設けられており、このステージの中央部には転動した遊技球を始動入賞口に向けて落下させる案内部(溝または孔)が形成されている。また、枠状ケースの側枠部には中空構造のワープ通路が設けられており、遊技領域を流下する遊技球がワープ通路に入ると、この遊技球はワープ通路の出口からステージ上に排出されるようになっている。
従来より、ステージ上の遊技球が転動する領域に可動部材を配置し、この可動部材を昇降動作させることによって、ステージ上を転動する遊技球の動きに変化を持たせるようにした弾球遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この弾球遊技機は、第1状態と第2状態に変換可能な一対の可動部材と、これら可動部材を昇降動作させるリンク機構とを備えており、リンク機構には一般入賞口に入賞した遊技球を受ける球受部が形成されている。通常、可動部材は第1状態にあってステージの上面から突出していないが、遊技領域を流下する遊技球が一般入賞口に入賞すると、この遊技球の荷重によってリンク機構が可動部材を第1状態から第2状態に変換してステージ上面に突出させるため、ステージ上を転動する遊技球が両可動部材間にできる溝部に沿って始動入賞口へ入賞しやすくなる。このように、遊技領域を流下する遊技球が一般入賞口に入賞するか否かに応じて、可動部材が不規則に昇降動作してステージの上面に出没するため、ステージ上を転動する遊技球の動きにランダム性を持たせることができる。
特開2009−261428号公報
しかしながら、前述した従来の弾球遊技機においては、遊技領域に向けて打ち出された遊技球がワープ通路を経てステージ上で転動すること自体がそれほど多くない上、一般入賞口に入賞した遊技球の荷重によってリンク機構が可動部材をステージ上に突出させるようになっているため、ワープ通路から出た遊技球がステージ上を転動しているタイミングで可動部材が突出する頻度はきわめて低く、可動部材の存在によって遊技の興趣性を高めることが困難であった。また、遊技領域を流下する遊技球が一般入賞口に入賞しないと可動部材は動かないため、ワープ通路から出た遊技球がステージ上を転動しているとき、遊技者の意識は自ずとステージから離れて一般入賞口の近傍へと向いてしまい、この点からも可動部材の存在によって遊技の興趣性を高めることが困難であった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、ワープ通路からステージに向けて排出された遊技球の動きに種々の変化を持たせることが可能な弾球遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた始動入賞口と、遊技球が転動可能な構造体であると共に転動した遊技球を前記始動入賞口に向けて排出するステージと、前記遊技領域を流下する遊技球を前記ステージ上に導くワープ通路とを備え、前記始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に電子抽選を行い、その抽選結果が当選した場合に遊技者に特典が付与される弾球遊技機おいて、前記ワープ通路の出口に分岐ステージを設け、この分岐ステージを昇降可能な仕切り壁によって前記ステージに連通する第1領域と別の通路に連通する第2領域とに区画すると共に、前記第1領域に上面を傾斜ガイド部とした可動体を揺動可能に配置し、前記仕切り壁駆動手段によって昇降動作させることにより、この仕切り壁の昇降動作が時間差をもって前記可動体の揺動動作に伝達されるようにした。
このように構成された弾球遊技機では、遊技領域を流下する遊技球がワープ通路に入ると、この遊技球はワープ通路の出口から分岐ステージに排出された後、まず、分岐ステージで仕切り壁の昇降状態に応じて第1領域と第2領域のいずれか一方に振り分けられる。そして、第1領域へ振り分けられた遊技球は、仕切り壁の昇降動作と時間差を持って揺動動作する可動体の傾斜ガイド部で方向変換されてステージ上に誘導されるが、その際の初速度は可動体の傾斜角度に応じて不規則に変化することとなり、また、第2領域へ振り分けられた遊技球はステージと別の通路へと誘導される。すなわち、ワープ通路の出口から分岐ステージに排出された遊技球は、仕切り壁の昇降動作によってステージとそれ以外の通路に振り分けられるだけでなく、仕切り壁の昇降動作と時間差を持って揺動動作する可動体によってステージに向かう初速度にも変化がつけられるため、ワープ通路から排出された遊技球の挙動が画一的とならず、これによって遊技の興趣性を高めることができる。
上記の構成において、前記可動体が前記ステージ側を支点として揺動可能であると共に、前記仕切り壁に前記可動体の下面と接離可能に対向する駆動部が設けられており、前記駆動手段が、モータと、このモータの回転を前記仕切り壁の昇降動作に変換するラック・アンド・ピニオンとを有していると、1つのモータを駆動源として仕切り壁と可動体を互いに時間差を持って昇降動作させることができて好ましい。
本発明の弾球遊技機によれば、ワープ通路の出口から分岐ステージに排出された遊技球は、分岐ステージで昇降動作する仕切り壁によってステージとそれ以外の通路に振り分けられるだけでなく、仕切り壁の昇降動作と時間差を持って揺動動作する可動体によってステージに向かう初速度にも変化がつけられため、ワープ通路から排出された遊技球の挙動が画一的とならず、遊技の興趣性を高めることができる。
本発明の実施形態例に係るパチンコ機の外観斜視図である。 該パチンコ機のガラス扉と前面ボードを開けた状態の外観斜視図である。 該パチンコ機の遊技領域に配設されたセンター役物装置の斜視図である。 該センター役物装置に設けられた分岐ステージの平面図である。 該分岐ステージに配置された仕切り壁と可動体の斜視図である。 該仕切り壁と可動体の駆動機構を示す説明図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本実施形態例に係るパチンコ機(弾球遊技機)Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2の内側に収容された後述する遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられ、中央に大きく開口部4が形成されたガラス扉5と、ガラス扉5の開口部4に取り付けられた透明なガラス板6と、前面枠2の下側に開閉自在に配設され、遊技球を収容可能な受皿7を有する前面ボード8と、前面ボード8の隅部に取り付けられた発射ハンドル9等を具備している。
図2に示すように、遊技盤3の盤面(前面)はガイドレール10等で囲まれた遊技領域11となっており、遊技者はガラス扉5のガラス板6を透して遊技領域11を目視することができる。そして、遊技者が発射ハンドル9を回動操作すると、前面枠2の下部に設けられた発射装置12が受皿7に貯留された遊技球を遊技領域11に向けて連続的に発射するようになっている。遊技領域11の中央付近にはセンター役物装置13が配設されており、このセンター役物装置13の真下位置には始動入賞口14が設けられている。詳細については後述するが、センター役物装置13は、長方形状の開口15aを有する枠状ケース15と、枠状ケース15の裏面側に配設されて開口15aから露出する演出表示装置16とを有している。演出表示装置16は、始動入賞口14に遊技球が入賞することを契機に行われる特別図柄に係る電子抽選の結果を所定の演出態様で表示するものであって、本実施形態例の場合はLCD(液晶ディスプレイ)が用いられている。
始動入賞口14の真下位置にはアタッカー装置17が設けられており、これら始動入賞口14とアタッカー装置17の周囲には複数(例えば4個)の一般入賞口18が設けられている。アタッカー装置17は、遊技球が始動入賞口14に入賞することを契機に行われる特別図柄に係る電子抽選の結果、当たりとなって大当たり遊技状態に移行した場合に所定回数開放される装置である。このアタッカー装置17が開放すると、内部の図示せぬ大入賞口が露呈するため、そこに遊技球が入賞して多くの賞球を獲得できるようになっている。また、遊技球が一般入賞口18に入賞すると、所定個数の遊技球が賞球として払い出される。そして、始動入賞口14や一般入賞口18に入らなかった遊技球は、遊技領域11の最下端位置に設けられたアウト口19から回収されるようになっている。なお、図2中には省略されているが、遊技領域11には遊技釘と風車が設けられており、これら遊技釘と風車によって遊技球は不規則に変化しながら遊技領域11内を流下していくこととなる。
図3に示すように、センター役物装置13の枠状ケース15には、開口15aの下辺に沿って左右方向へ延びる上側ステージ20と、上側ステージ20の下方で左右方向へ延びる下側ステージ21とが形成されており、これら上側ステージ20と下側ステージ21の左端部は分岐ステージ22となっている。上側ステージ20の中央部には案内孔20aが形成されており、この案内孔20aは始動入賞口14の真上に形成された導出孔23に連通している。これにより、上側ステージ20を転動する遊技球が案内孔20aに入って導出孔23から落下すると、この遊技球は始動入賞口14に極めて高い確率で入賞可能となっている。一方、下側ステージ21の中央部には誘導溝21aが形成されており、この誘導溝21aは導出孔23の真上位置に形成されている。これにより、下側ステージ21を転動する遊技球が誘導溝21aから落下すると、この遊技球は始動入賞口14に比較的高い確率で入賞可能となっている。
枠状ケース15の左側壁には中空構造のワープ通路24が設けられており、このワープ通路24の入口24aは遊技領域11を向いて開口しているが、ワープ通路24の出口24bは分岐ステージ22を向いて開口している。したがって、センター役物装置13の左側方の遊技領域11を流下する遊技球がワープ通路24の入口24aに入ると、この遊技球はワープ通路24の内部を通って出口24bから分岐ステージ22に排出される。なお、枠状ケース15の右側壁には人物を模した可動役物25が配設され、枠状ケース15の上側壁には電話を模した可動役物26が配設されている。可動役物25,26はモータやソレノイド等を駆動源とする図示せぬ駆動機構によって動作され、これら可動役物25,26の可動態様によって前述した特別図柄に係る電子抽選の抽選結果が遊技者に示唆されるようになっている。
図4に示すように、分岐ステージ22の中央付近には仕切り壁27が配置されており、この仕切り壁27によって分岐ステージ22は第1領域S1と第2領域S2に区画されている。第1領域S1はワープ通路24の出口24bと対向する前段側領域であり、上側ステージ20の左端はこの第1領域S1に連通している。第1領域S1には可動体28が配置されており、この可動体28は上側ステージ20との連通部分を支点として枠状ケース15に揺動可能に軸支されている。第2領域S2は仕切り壁27を介して第1領域S1と対向する後段側領域であり、下側ステージ21の左端はこの第2領域S2に連通している。分岐ステージ22の第2領域S2に対応する部分は下側ステージ21に向かって前下がりに傾斜しており、第2領域S2のコーナ部分には隔壁29が立設されている。この隔壁29は遊技球が第2領域S2から遊技領域11へ飛び出すのを防止するものであり、その材料として合成樹脂を用いることも可能であるが、仕切り壁27と対向する側の隔壁29をゴム等の弾性材料で形成すると、第2領域S2に飛び込んで隔壁29にぶつかった遊技球の勢いを吸収することができて好ましい。
仕切り壁27は三角柱形状の板状部材であり、この仕切り壁27は後述する駆動機構によって上下方向へ昇降動作して分岐ステージ22から出入するようになっている。図5に示すように、この仕切り壁27のワープ通路24の出口24bと対向する側の壁面には複数の半球状凸部27aが設けられており、仕切り壁27全体もしくは各凸部27aのみがゴム等の弾性材料を用いて形成されている。これにより、ワープ通路24の出口24bから第1領域S1に向けて排出された遊技球が分岐ステージ22上に突出する仕切り壁27にぶつかると、その遊技球の勢いが凸部27aの弾性によって吸収されるようになっている。図6に示すように、仕切り壁27の下面には軸状体30が垂設されており、この軸状体30の上部にはL字状の駆動部30aが形成されている。また、軸状体30の下部側面にはラック30bが刻設されており、このラック30bにピニオン31が噛合されている。ピニオン31はモータ32の回転軸32aに固着されており、モータ32を正逆両方向へ回転動作すると、その回転運動がピニオン31とラック30bの噛合部分を介して軸状体30の上下運動に変換され、それによって仕切り壁27が上下方向へ昇降動作して分岐ステージ22に出入するようになっている。すなわち、これらモータ32とピニオン31およびラック30bを有する軸状体30によって前述した駆動機構が構成されている。
可動体28は上面を傾斜ガイド部28aとする断面三角形状の板状部材であり、この可動体28の上側ステージ20寄りの両側壁には軸部28bが突設されている。これら軸部28bは枠状ケース15に回転自在に支持されており、可動体28は仕切り壁27の昇降動作に伴って軸部28bを中心に揺動回転するようになっている。すなわち、図6(a)に示すように、仕切り壁27が分岐ステージ22と略面一となる最下位置まで下降しているとき、軸状体30の駆動部30aは可動体28の下面から大きく離れており、これら駆動部30aの上端と可動体28の下面との間に最大となる間隙Gが確保されている。この場合、可動体28は自重によって枠状ケース15の図示せぬストッパと当接する位置で停止しており、可動体28の上面の傾斜ガイド部28aと分岐ステージ22も略面一になっている。したがって、この状態でワープ通路24の出口24bから遊技球が第1領域S1に向けて排出されると、この遊技球は可動体28の傾斜ガイド部28a上を転動した後、仕切り壁27を通過して第2領域S2へ飛び込むこととなる。
図6(a)に示す状態でモータ32が時計方向へ回転すると、ラック30bに噛合するピニオン31が同方向へ回転するため、仕切り壁27と軸状体30が矢印Y1方向へ一体的に上昇し、それに伴って間隙Gが次第に小さくなっていく。そして、図6(b)に示すように、仕切り壁27が分岐ステージ22から所定量だけ突出した時点で、駆動部30aの上端が可動体28の下面に当接するため、間隙Gは最小のゼロとなる。さらに、モータ32が時計方向へ回転し続けると、可動体28の自由端側が駆動部30aによって持ち上げられるため、可動体28が軸部28bを中心に同図の時計方向へ揺動回転し始める。そして、図6(c)に示すように、仕切り壁27の分岐ステージ22からの突出量が最大になった時点でモータ32が停止すると、可動体28の傾斜ガイド部28aの分岐ステージ22に対する傾斜角度も最大となる。すなわち、図6(a)から図6(c)に至る行程を往路行程とすると、仕切り壁27は往路行程の最初から最後まで上昇し続けるが、可動体28は往路行程の途中から最後の間だけ上昇して揺動回転し、仕切り壁27と可動体28は往路行程内で互いに時間差をもって上昇動作することとなる。
上記とは逆に図6(c)に示す状態でモータ32が反時計方向へ回転すると、ラック30bに噛合するピニオン31が同方向へ回転するため、仕切り壁27と軸状体30が矢印Y2方向へ一体的に下降し始め、それに伴って可動体28も自重によって軸部28bを中心に同図の反時計方向へ揺動回転し始める。そして、図6(b)に示すように、可動体28が前記ストッパに当接して停止し、傾斜ガイド部28aと分岐ステージ22とが略面一になった後、仕切り壁27と軸状体30がさらにY2方向へ下降すると、駆動部30aの上端が可動体28の下面から離れていき、それに伴って間隙Gが次第に大きくなっていく。そして、図6(a)に示すように、間隙Gが最大となった時点でモータ32が停止すると、仕切り壁27は分岐ステージ22と略面一となる最下位置まで下降し、以後、モータ32が時計方向と反時計方向への回転を繰り返すことにより、仕切り壁27と可動体28は互いに時間差をもって昇降動作する。すなわち、図6(c)から図6(a)に至る行程を復路行程とすると、仕切り壁27は復路行程の最初から最後まで下降し続けるが、可動体28は往路行程の最初から途中までの間だけ下降して揺動回転し、仕切り壁27と可動体28は復路行程内で互いに時間差をもって下降動作することとなる。
このように構成された本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、発射装置12から発射されて遊技領域11を流下する遊技球がワープ通路24の入口24aに入ると、この遊技球はワープ通路24の内部を通って出口24bから分岐ステージ22に排出される。ここで、分岐ステージ22の中央付近には上昇動作と下降動作を繰り返す仕切り壁27が配置されており、この仕切り壁27によって分岐ステージ22が第1領域S1と第2領域S2に区画されているため、ワープ通路24の出口24bから排出された遊技球は、まず、分岐ステージ22で仕切り壁27の昇降状態に応じて第1領域S1と第2領域S2のいずれか一方に振り分けられる。
すなわち、図6(a)に示すように、仕切り壁27が分岐ステージ22と略面一となる最下位置まで下降している場合や、仕切り壁27の分岐ステージ22からの突出量が比較的少ない場合、ワープ通路24の出口24bから分岐ステージ22に排出された遊技球は、第1領域S1と仕切り壁27を通過して第2領域S2に飛び込んで隔壁29にぶつかった後、第2領域S2で方向変換されて下側ステージ21上を転動する。そして、下側ステージ21上を転動する遊技球のうち、誘導溝21aから落下した遊技球は始動入賞口14に高い確率で入賞することになり、それ以外の遊技球は下側ステージ21の前縁部から遊技領域11へ排出される。
一方、図6(c)に示すように、仕切り壁27が分岐ステージ22から最大に突出している場合や、仕切り壁27の分岐ステージ22からの突出量が比較的大きい場合、ワープ通路24の出口24bから分岐ステージ22に排出された遊技球は、第1領域S1を通過して仕切り壁27にぶつかった後、第1領域S1に配置された可動体28の傾斜ガイド部28aで方向変換されて上側ステージ20上を転動する。その際、仕切り壁27と可動体28は互いに時間差をもって昇降動作しており、例えば、可動体28の傾斜ガイド部28aがほぼ水平姿勢にある状態で遊技球が仕切り壁27にぶつかると、この遊技球は可動体28の傾斜ガイド部28a上で一時的に滞留された後、可動体28の揺動回転に伴って傾斜ガイド部28aの傾斜角度が大きくなった時点で、可動体28から初速度ゼロの状態で排出されて上側ステージ20上を転動する。また、可動体28の傾斜ガイド部28aが分岐ステージ22に対して最大に傾斜している状態や、その傾斜角度が比較的大きい状態で遊技球が仕切り壁27にぶつかると、この遊技球は可動体28の傾斜角度に応じた異なる初速度で排出されて上側ステージ20上を転動する。そして、このように可動体28から上側ステージ20に向けて排出された遊技球のうち、初速度の大きい遊技球は案内孔20aから導出孔23を通って始動入賞口14に極めて高い確率で入賞することができ、初速度の小さい遊技球は上側ステージ20の前縁部から下側ステージ21に落下して遊技領域11へと排出される。
このように、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、ワープ通路24の出口24bから分岐ステージ22に排出された遊技球が、仕切り壁27の昇降状態に応じて上側ステージ20と下側ステージ21とに振り分けられるだけでなく、仕切り壁27と時間差を持って昇降動作する可動体28の傾斜角度に応じて上側ステージ20に向かう初速度にも変化がつけられるため、ワープ通路24の出口24bから分岐ステージ22に排出された遊技球の挙動が画一的とならず、これによって遊技の興趣性を高めることができる。
また、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、可動体28の上側ステージ20寄りの両側壁に軸部28bを突設し、これら軸部28bを枠状ケース15に揺動可能に支持すると共に、仕切り壁27から垂下する軸状体30に可動体28の下面と接離可能に対向する駆動部30aを設け、モータ32の回転をラック30b・アンド・ピニオン31を介して仕切り壁27と軸状体30の昇降動作に変換するという駆動機構を採用しているため、1つのモータ32を駆動源として仕切り壁27と可動体28を互いに時間差を持って昇降動作させることができる。
なお、上記実施形態例では、枠状ケース15に2段ステージ構造の上側ステージ20と下側ステージ21を設け、仕切り壁27によって区画された第1領域S1と第2領域S2のうち、第1領域S1を上側ステージ20に連通すると共に、第2領域S2を下側ステージ21に連通するようにしているが、1つのステージしか持たない単一ステージ構造を採用することも可能である。この場合、第1領域S1をステージに連通すると共に、第2領域S2をステージとは別の通路に連通し、この通路を遊技領域11に向けて開口するようにすれば、仕切り壁27を通過して第2領域S2に振り分けられた遊技球がこの通路を経て遊技領域11に排出されることになる。
3 遊技盤
11 遊技領域
13 センター役物装置
14 始動入賞口
15 枠状ケース
15a 開口
16 演出表示装置
20 上側ステージ
20a 案内孔
21 下側ステージ
21a 誘導溝
22 分岐ステージ
23 導出孔
24 ワープ通路
24a 入口
24b 出口
27 仕切り壁
27a 凸部
28 可動体
28a 傾斜ガイド部
28b 軸部
29 隔壁
30 軸状体
30a 駆動部
30b ラック
31 ピニオン
32 モータ
32a 回転軸
S1 第1領域
S2 第2領域
G 間隙

Claims (2)

  1. 遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた始動入賞口と、遊技球が転動可能な構造体であると共に転動した遊技球を前記始動入賞口に向けて排出するステージと、前記遊技領域を流下する遊技球を前記ステージ上に導くワープ通路とを備え、前記始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に電子抽選を行い、その抽選結果が当選した場合に遊技者に特典が付与される弾球遊技機おいて、
    前記ワープ通路の出口に分岐ステージを設け、この分岐ステージを昇降可能な仕切り壁によって前記ステージに連通する第1領域と別の通路に連通する第2領域とに区画すると共に、前記第1領域に上面を傾斜ガイド部とした可動体を揺動可能に配置し、前記仕切り壁駆動手段によって昇降動作させることにより、この仕切り壁の昇降動作が時間差をもって前記可動体の揺動動作に伝達されるようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1の記載において、前記可動体が前記ステージ側を支点として揺動可能であると共に、前記仕切り壁に前記可動体の下面と接離可能に対向する駆動部が設けられており、前記駆動手段が、モータと、このモータの回転を前記仕切り壁の昇降動作に変換するラック・アンド・ピニオンとを有していることを特徴とする弾球遊技機。
JP2010189553A 2010-08-26 2010-08-26 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP5606829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010189553A JP5606829B2 (ja) 2010-08-26 2010-08-26 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010189553A JP5606829B2 (ja) 2010-08-26 2010-08-26 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012045154A JP2012045154A (ja) 2012-03-08
JP5606829B2 true JP5606829B2 (ja) 2014-10-15

Family

ID=45900751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010189553A Expired - Fee Related JP5606829B2 (ja) 2010-08-26 2010-08-26 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5606829B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6507359B2 (ja) * 2014-06-03 2019-05-08 株式会社高尾 弾球遊技機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3928850B2 (ja) * 2002-03-22 2007-06-13 株式会社ソフィア 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012045154A (ja) 2012-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5148833B2 (ja) 遊技機
JP2007252538A (ja) 遊技機
JP2014061164A (ja) 可動役物装置
JP2012095696A (ja) 弾球遊技機
JPWO2007108310A1 (ja) 遊技機
JP5606829B2 (ja) 弾球遊技機
JP5122848B2 (ja) 遊技機
JP4632411B2 (ja) 弾球遊技機
JP4632410B2 (ja) 弾球遊技機
JP6027194B1 (ja) 遊技機
JP4393304B2 (ja) 弾球遊技機
JP2007252537A (ja) 遊技機
JP4756199B2 (ja) 弾球遊技機
JP4632268B2 (ja) 弾球遊技機
JP4919425B2 (ja) 遊技機
JP4919989B2 (ja) ゲームの移動体移動装置及びゲーム機
JP4632270B2 (ja) 弾球遊技機
JP2009297226A (ja) 遊技役物、及び遊技機
JP2015051098A (ja) 遊技機
JP4775868B2 (ja) 弾球遊技機
JP4632461B2 (ja) 弾球遊技機
JP4562172B2 (ja) 弾球遊技機の抽選装置
JP6086846B2 (ja) 遊技機
JP2010213821A (ja) ゲーム装置
JP4868813B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5606829

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees