JP5603016B2 - セメント急結剤及びセメント組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、主に、土木・建築業界で使用されるセメント急結材及びセメント組成物に関する。
従来、トンネル掘削等において、露出した地山の崩落を防止するために、急結剤をコンクリートに配合した急結コンクリートの吹付工法が行われている(特許文献1参照)。この工法は、通常、掘削工事現場に設置した、セメント、骨材、及び水の計量混合プラントで吹付コンクリートを調製し、アジテータ車で運搬し、コンクリートポンプで圧送し、途中に設けた合流管で、他方から圧送した急結剤と混合し、急結性吹付コンクリートとして地山面に所定の厚みになるまで吹付けるものである。
使用されている急結剤としては、カルシウムアルミネート、アルカリ金属アルミン酸塩及びアルカリ金属炭酸塩等の混合物や、カルシウムアルミネートと3CaO・SiOとの混合物等が知られている(特許文献2〜5参照)。
急結剤の添加方法は、通常、空気輸送による粉体混合のため、粉塵発生量が多くなる方法であった。そのため、吹付け時には保護眼鏡や防塵マスクなどを着用して作業する必要があり、粉塵量のより少ない工法が求められていた。
粉塵発生量が少ない工法として、急結剤をスラリー化してセメントコンクリートに添加混合し、吹付け施工する方法が提案されている(特許文献6参照)。急結剤のスラリーは、高アルカリの液体であるため、取り扱いにくく、吹付け時には保護眼鏡や手袋等が必要となり、作業性が低下するという課題があるため、急結剤をスラリー化し、かつ、セメントコンクリートにミョウバン類を配合することにより、作業環境を改善する急結施工方法が提案されている(特許文献7参照)が、工期短縮の面で、強度発現性をさらに向上することが求められた。
従来の急結剤は、硬化したセメントコンクリートの収縮量が大きいため、乾燥の影響を受けやすい場所ではひび割れが発生するといった課題があった。ひび割れが発生すると、遮水性が低下したり、地山の補強効果も低減するといった問題が発生する場合がある。
一方、ヘクトライトをアルミナセメントに添加することで凝結を促進するセメント組成物が知られている(特許文献8)。
特公昭60−4149号公報 特開昭64−051351号公報 特公昭56−27457号公報 特開昭61−026538号公報 特開昭63−210050号公報 特開平05−139804号公報 特開平05−097491号公報 特開2007−223876号公報
本発明は、モルタルやコンクリートに添加することで低添加でも十分な急結力を与えるセメント急結剤、及びそれを用いたセメント組成物を提供する。
すなわち、本発明は、(1)リチウム含有ヘクトライトと、CaO38〜60質量%、Al40〜62質量%の化学組成を有するカルシウムアルミネートとを含有してなり、前記ヘクトライトが前記カルシウムアルミネート100部に対して25〜150部である、吹付けモルタルや吹付けコンクリート用のセメント急結剤であり、(2)セッコウを含有することを特徴とするセメント急結剤であり、(3)アルカリ金属の炭酸塩、アルミン酸塩、ケイ酸塩から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とするセメント急結剤であり、(4)セメントと該セメント急結剤とを含有するセメント組成物である。
本発明のセメント急結剤及びセメント組成物を用いることで、低添加で従来と同等以上の急結力を付与することができ、しかも収縮も低減できる。そのため、急結剤を粉体混合しても粉塵発生量が少なく、ひび割れが発生しにくい、吹付けモルタルや吹付けコンクリートが得られる。
なお、本発明における部や%は特に規定しない限り質量基準で示す。
本発明で使用するヘクトライトとは、リチウムを含有するスメクタイト類に属する粘土鉱物の一種であり、層状構造を有している。その層間には水分子を伴った種々の金属イオンが入っており、層間の金属イオンが交換性を有している。ヘクトライトのLiO含有量は0.7〜2.5%が好ましく、0.7%未満では急結力が小さく、2.5%を超えると効果が頭打ちとなる。
ヘクトライトの使用量は、カルシウムアルミネート100部に対して2〜150部が好ましく、5〜100部がより好ましい。2部未満では急結力が小さく、150部を超えると効果が頭打ちとなる。
本発明で使用するカルシウムアルミネートとは、化学組成としてCaO38〜60%、Al40〜62%の範囲、より好ましくはCaO48〜55%、Al45〜52%の範囲になるように、CaO原料やAl原料の混合物をキルン焼成や電気炉溶融等の熱処理をして得られるものである。
本発明で使用するカルシウムアルミネートには、ナトリウム、カリウム及びリチウム等のアルカリ金属塩が一部固溶したカルシウムアルミネート、SiOを含有するカルシウムアルミネート、SOを含有するカルシウムアルミネート等を含む。
これらカルシウムアルミネートの中で、反応活性の点で非晶質のカルシウムアルミネートが好ましい。
本発明で使用するカルシウムアルミネートの粒度は、ブレーン比表面積(以下、ブレーン値という)で3000cm/g以上が好ましい。3000cm/g未満だと急結力が低下する場合がある。
本発明で使用するセッコウとは、無水セッコウ、半水セッコウ及びニ水セッコウ等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を併用することができる。強度発現性の点で無水セッコウの使用が好ましい。
セッコウの使用量は、カルシウムアルミネート100部に対して5〜70部の範囲が好ましい。
本発明で使用するアルカリ金属の炭酸塩とは、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素カリウムが挙げられ、これらの1種又は2種以上を併用することができる。初期強度発現性の点で炭酸ナトリウムの使用が好ましい。
アルカリ金属炭酸塩の使用量は、カルシウムアルミネート100部に対して5〜50部が好ましく、10〜20部がより好ましい。5部未満では初期強度の向上は少なく、50部を超えると凝結性状の点で好ましくない場合がある。
本発明で使用するアルカリ金属のアルミン酸塩とは、アルミン酸リチウム、アルミン酸ナトリウム及びアルミン酸カリウム挙げられ、これらの1種又は2種以上を併用することができる。適度なこわばりを与える点でアルミン酸ナトリウムの使用が好ましい。
アルミン酸塩のアルカリ金属とアルミの酸化物換算でのモル比(RO/Al)は、0.8〜2.0の範囲が好ましい。0.8未満ではこわばり力が小さくなり、2.0を超えるとその効果が頭打ちとなる。アルカリ金属のアルミン酸塩の強熱減量は20%以下が好ましい。20%を超えるとこわばり力が低下する場合がある。
アルカリ金属アルミン酸塩の使用量は、カルシウムアルミネート100部に対して0.5〜20部が好ましく、2〜15部がより好ましい。0.5部未満では、こわばりを付与できない場合があり、20部を超えるとこわばりが強すぎる場合がある。
本発明で使用するアルカリ金属のケイ酸塩とは、ケイ酸リチウム、ケイ酸ナトリウム及びケイ酸カリウムが挙げられ、これらの1種又は2種以上を併用することができる。初期強度発現性の点でケイ酸ナトリウムの使用が好ましい。
アルカリ金属ケイ酸塩の使用量は、カルシウムアルミネート100部に対して1〜30部が好ましく、2〜20部がより好ましい。1部未満では、初期強度の向上は少なく、30部を超えると長期強度発現の点で好ましくない場合がある。
本発明のセメント急結剤の使用量は、セメント100部に対して0.2〜15部が好ましく、1〜6部がより好ましい。0.2部未満では、急結力が小さく、15部を超えると強度発現の点で好ましくない場合がある。
セメントは、普通、早強、超早強、低熱及び中庸熱等の各種ポルトランドセメントや、これらポルトランドセメントに、高炉スラグ、フライアッシュ、またはシリカを混合した各種混合セメント、石灰石粉末や高炉徐冷スラグ微粉末などを混合したフィラーセメント、都市ゴミ焼却灰や下水汚泥焼却灰を原料として製造された環境調和型セメント(エコセメント)等のポルトランドセメントが挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上が使用可能である。
本発明のセメント急結剤及びそれを用いたセメント組成物は、それぞれの材料を施工時に混合しても良いし、あらかじめ一部あるいは全部を混合しておいても差し支えない。
本発明では、砂等の細骨材、砂利等の粗骨材、減水剤やAE減水剤や高性能減水剤や高性能AE減水剤、消泡剤、増粘剤、防錆剤、防凍剤、収縮低減剤、高分子エマルジョン、凝結促進剤、硫酸アルミニウムやアクリル酸エステルを成分とする可塑剤、ベントナイト等の粘土鉱物やハイドロタルサイト等のアニオン交換体等の各種添加剤、高炉水砕スラグ微粉末や高炉徐冷スラグ微粉末や石灰石微粉末やフライアッシュやシリカフューム等の混和材料等からなる群のうちの1種又は2種以上を、本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で併用することが可能である。
「実施例1」
表1、2、3に示す各種のカルシウムアルミネート(CA)100部と、ヘクトライトを表1に示すように混合しセメント急結剤を調製した。別途、JISモルタルを用意し、1分間モルタルミキサーで練り混ぜた。その後、練り混ぜたモルタル中のセメント100部に対してセメント急結剤を3部となるように加え、高速で10秒間練り混ぜ、プロクター貫入抵抗試験、圧縮強度測定用試験体の作製と測定、乾燥収縮試験を実施した。
また、比較例として市販の急結剤を同量使用した場合についても試験を行った。結果を表1、2、3に示す。
<使用材料>
ヘクトライトa:市販品、LiO含有量1.2%
ヘクトライトb:市販品、LiO含有量0.7%
ヘクトライトc:市販品、LiO含有量2.5%
ヘクトライトd:市販品、LiO含有量0.5%
ヘクトライトe:市販品、LiO含有量3.1%
カルシウムアルミネートA:CaO:38%、Al:62%となるように電気炉で焼成したもの、ブレーン値5600cm/g
カルシウムアルミネートB:CaO:48%、Al:52%となるように電気炉で焼成したもの、ブレーン値5800cm/g
カルシウムアルミネートC:CaO:55%、Al:45%となるように電気炉で焼成したもの、ブレーン値5700cm/g
カルシウムアルミネートD:CaO:60%、Al:40%となるように電気炉で焼成したもの、ブレーン値5600cm/g
カルシウムアルミネートE:アルミナセメント1号、CaO:36%、Al:55%、ブレーン値5000cm/g
セメント:市販普通ポルトランドセメント
砂:標準砂
水:水道水
急結剤A:アルミン酸塩系液体急結剤、主成分:アルカリ金属アルミン酸塩、市販品
急結剤B:水溶性アルミニウム塩系急結剤(アルカリフリータイプ)、主成分:アルミニウムの硫酸塩、市販品
急結剤C:カルシウムアルミネート系急結剤、主成分:カルシウムアルミネート−アルカリ金属アルミン酸塩、市販品
急結剤D:カルシウムサルホアルミネート系急結剤、主成分:カルシウムアルミネート−セッコウ−アルカリ金属アルミン酸塩、市販品
(試験方法)
プロクター貫入抵抗試験:セメント急結剤を混合し10秒間練り混ぜたモルタルを素早く厚さ5cm縦20cm×横15cmの型枠に詰め、表面を均してプロクター貫入抵抗試験機で始発時間と終結時間を確認した。貫入抵抗値の測定時間は練混ぜから45秒を初期値とし120秒まで15秒間隔で測定し、それ以降は60秒間隔で測定した。得られた時間と貫入抵抗値の関係より、抵抗値が3.5N/mmに達した時間を始発、抵抗値が28N/mmに達した時間を終結とした。試験方法はJSCE D 102に準拠した。
圧縮強度:セメント急結剤を混合し10秒間練り混ぜたモルタルをテーブルバイブレーターに載せた4×4×16cmの三連型枠に素早く詰め、表面を均して作製した。測定はJIS R 5201に準拠した。
乾燥収縮試験:圧縮強度用試験体の作製と同様にテーブルバイブレーターに載せた専用型枠に詰めて測定した。材齢1日後脱型し基長を行い、温度20℃、湿度60%の室内で28日間養生後、収縮量を測定した。測定はJIS R 1129−3(ダイヤルゲージ法)に準拠した。
Figure 0005603016
Figure 0005603016
Figure 0005603016
「実施例2」
実験No.1-37のセメント急結剤のカルシウムアルミネート100部に対してさらにセッコウを表4に示すように加えセメント急結剤としたこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表4に示す。
(使用材料)
セッコウ:試薬1級、無水セッコウ、市販品
Figure 0005603016
「実施例3」
実験No.1-37のセメント急結剤のカルシウムアルミネート100部に対してさらに炭酸塩、アルミン酸塩、ケイ酸塩、セッコウを表5に示すように加えセメント急結剤としたこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表5に示す。
(使用材料)
炭酸塩:試薬1級 炭酸ナトリウム、市販品
アルミン酸塩:アルミン酸ナトリウム、モル比1.3、強熱減量11%、市販品
ケイ酸塩:試薬1級品、ケイ酸ナトリウム、市販品
Figure 0005603016
「実施例4」
実験No.2-3のセメント急結剤をセメント100部に対して表6に示すように添加したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表6に示す。
Figure 0005603016
「実施例5」
各材料の単位量、セメント400kg/m、細骨材1,058kg/m、粗骨材710kg/m、水200kg/m、及び高性能減水剤4kg/mとして吹付けコンクリートを調製し、この吹付けコンクリートを吹付け圧力0.4MPa、吹付け速度10m/hの条件下で、コンクリート圧送機「MKW−25SMT」によりポンプ圧送した。セメント急結剤を合流するY字管から3m後方の位置で圧縮空気を導入してコンクリート空気搬送した。一方、実験No.1-18、2-2、3-23のセメント急結剤をセメントに対して表6に示すように、圧送圧力0.5MPaの条件下で、急結剤添加装置「ナトムクリート」を用いて空気圧送し、途中に設けたY字管で合流混合して吹き付けた。この急結性吹付けコンクリートについてコンクリート圧縮強度、リバウンド率、及び粉塵量を測定した。結果を表7に示す。
なお、比較のために、セメント急結剤として同量の市販されている急結剤での試験を行った。
(使用材料)
高性能減水剤:ポリカルボン酸系、市販品
粗骨材:新潟県糸魚川市姫川産川砂利、表乾状態、比重2.66、最大寸法10mm
細骨材:新潟県糸魚川市姫川産川砂利、表乾状態、比重2.62
セメント:普通ポルトランドセメント、市販品
(測定方法)
コンクリート圧縮強度:材齢3時間、24時間の圧縮強度は、幅25cm×長さ25cmのプルアウト型枠に設置したピンを、プルアウト型枠表面から急結性吹付けコンクリートで被覆し、型枠の裏側よりピンを引き抜き、その時の引き抜き強度を求め、(圧縮強度)=(引き抜き強度)×4/(供試体接触面積)の式から圧縮強度を算出した。材齢1日以降の圧縮強度は、幅50cm×長さ50cm×厚さ20cmの型枠に急結性吹付けコンクリートを吹付け、採取した直径5cm×長さ10cmの供試体を20トン耐圧機で測定し、圧縮強度を求めた。
リバウンド率:急結性吹付けコンクリートを10m/hの圧送速度で10分間、鉄板でアーチ状に作成した高さ3.5m、幅2.5mの模擬トンネルに吹付けた。その後、(リバウンド率)=(模擬トンネルに付着せずに落下した急結性吹付けコンクリートの量)/(模擬トンネルに吹付けた急結性吹付けコンクリートの量)×100(%)で算出した。
粉塵量:急結性吹付けコンクリートを10m/hの圧送速度で10分間、模擬トンネルに吹付けた。吹付け場所より5mの定位置で粉塵量を粉塵計(柴田化学株式会社、測定範囲0.01〜100mg/m3、P−5L型)により測定した。
Figure 0005603016
本発明のセメント急結剤及びセメント組成物を用いることで、低添加で従来と同等以上の急結力を付与することができ、しかも収縮も低減できる。そのため、粉体混合しても粉塵発生量が少なく、ひび割れが発生しにくい、環境に配慮した高品質な吹付けコンクリートやモルタルを施工できる。したがって、土木、建築分野で広範に使用することができる。

Claims (4)

  1. リチウム含有ヘクトライトと、CaO38〜60質量%、Al40〜62質量%の化学組成を有するカルシウムアルミネートとを含有してなり、前記ヘクトライトが前記カルシウムアルミネート100質量部に対して25〜150質量部である、吹付けモルタルや吹付けコンクリート用のセメント急結剤。
  2. セッコウを含有することを特徴とする請求項1記載のセメント急結剤。
  3. アルカリ金属の炭酸塩、アルミン酸塩、ケイ酸塩から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1又は2記載のセメント急結剤。
  4. セメントと請求項1〜3のいずれか1項に記載のセメント急結剤とを含有するセメント組成物。
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