JP5601841B2 - フラットスラブ構造、フラットスラブ構造を備えた構造物 - Google Patents
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Description
これにより、交差する方向に設けられたラーメン構造に、2方向からの水平荷重を負担させることができ、フラットスラブの水平力に対する剛性が増加する。
これにより、フラットスラブ構造を備えた構造物の水平力に対する剛性を増加させることができる。
図1に示すように、第1の実施の形態に係るフラットスラブ構造10は、建物18の上下階を仕切るスラブがフラットスラブ14とされ、フラットスラブ14の下部には梁が設けられていない。フラットスラブ14は鉄筋コンクリート製とされ、フラットスラブ14は、建物18の外周でありY軸方向に配置された柱20と、柱20に挟まれX軸方向に配置された柱12、13で支持されている。
これにより、2本の柱12、13及び支板16で門形ラーメンが構成され、X軸方向の剛性を増加させている。
しかし、建物18のX軸方向には門形ラーメンが構築され、地震時のX方向の水平力を負担する。この結果、フラットスラブ14の水平力に対する剛性を増加させることができる。また、門形ラーメンが構築されることで、建物18の外壁を耐力壁としたり、ラーメン構造とする等の剛性を増加させる手段と併用しなくしても、フラットスラブ14の使用が可能となる。
なお、下部に支板16が設けられていない範囲のフラットスラブ14における曲げモーメントは、特性30となる。
この結果、図4に示すように、フラットスラブ14を採用する従来の建物54は、開口面積の不足を犠牲にし、X軸方向の外周にも耐力壁23を設け、X方向に作用する水平力に対する強度を確保していた。更に、必要に応じて開口部52をラーメン構造としていた。
即ち、交差する2方向の剛性を高めるために、同じ建物18の内部でも、交差する2方向に複数の柱を跨いで、支板を設けることができる。
第2の実施の形態のフラットスラブ構造40は、図8(A)に示すように、支板42はL字形に形成され3本の柱12、13、13の頭部に跨って設けられている。即ち、X軸方向に隣接する柱12、13と、Y軸方向に隣接する柱13、13に同時に跨っている。
これにより、X軸方向に隣接する柱12、13と支板42で構成される門形ラーメン(図8(B))により、X軸方向の水平力に対する剛性を強くすることができる。また、Y軸方向に隣接する柱13、13と支板42で構成される門形ラーメン(図8(C))により、Y軸方向の水平力に対する剛性を強くすることができる。
他の応用例のフラットスラブ構造48を図9(A)に示す。支板44は、多角形(六角形)に形成され、3本の柱12、13、15の頭部に跨って設けられている。そして、X軸方向に隣接する柱12、13の中心を結ぶ線K1と、千鳥配置とされY軸方向に隣接する柱13、15の中心を結ぶ線K2が交差している。
第3の実施の形態に係る構造物60は、図10に示すように、上下階が鉄筋コンクリート製のフラットスラブ14で区画されている。そして、フラットスラブ14は、構造物60のY軸方向の外周部に連続して設けられた柱20と、柱20の間に設けられた内部の柱12、13で支持されている。構造物60のY軸方向には、柱20の間に外壁22が設けられ、Y軸方向の地震時の水平力を負担する。
12 柱
13 柱
14 フラットスラブ(床版)
16 支板
20 外周の柱
42 支板(L字形)
44 支板(多角形)
46 支板(円形)
60 建物(構造物)
Claims (3)
- 床版と、
前記床版の下面に配置された柱と、
隣接する2本の前記柱に跨って設けられ、前記床版を支持する支板と、
を有し、
前記支板同士は連接されていないフラットスラブ構造。 - 床版と、
柱と、
隣接する前記柱に跨って設けられ、前記床版を支持する支板と、
を有し、
前記支板の平面形状は、円形、多角形、又はL字形であり、前記支板は、3本以上の前記柱に跨っており、前記支板と前記柱で形成されるラーメン構造が、平面視で互いに交差するフラットスラブ構造。 - 請求項1又は請求項2に記載のフラットスラブ構造を備えた構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010003198A JP5601841B2 (ja) | 2010-01-08 | 2010-01-08 | フラットスラブ構造、フラットスラブ構造を備えた構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010003198A JP5601841B2 (ja) | 2010-01-08 | 2010-01-08 | フラットスラブ構造、フラットスラブ構造を備えた構造物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011140848A JP2011140848A (ja) | 2011-07-21 |
JP5601841B2 true JP5601841B2 (ja) | 2014-10-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010003198A Active JP5601841B2 (ja) | 2010-01-08 | 2010-01-08 | フラットスラブ構造、フラットスラブ構造を備えた構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5601841B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2734916B2 (ja) * | 1992-12-25 | 1998-04-02 | 鹿島建設株式会社 | 鋼管コンクリートフラットスラブ構造 |
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2010
- 2010-01-08 JP JP2010003198A patent/JP5601841B2/ja active Active
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JP2011140848A (ja) | 2011-07-21 |
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