JP5599285B2 - 組合せ秤 - Google Patents

組合せ秤 Download PDF

Info

Publication number
JP5599285B2
JP5599285B2 JP2010244147A JP2010244147A JP5599285B2 JP 5599285 B2 JP5599285 B2 JP 5599285B2 JP 2010244147 A JP2010244147 A JP 2010244147A JP 2010244147 A JP2010244147 A JP 2010244147A JP 5599285 B2 JP5599285 B2 JP 5599285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
members
weighing hopper
engaging
combination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010244147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012098078A (ja
Inventor
孝幸 長井
浩次 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP2010244147A priority Critical patent/JP5599285B2/ja
Publication of JP2012098078A publication Critical patent/JP2012098078A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5599285B2 publication Critical patent/JP5599285B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Description

本発明は、組合せ秤に関する。
複数の計量ホッパに被計量物を分散供給して、それぞれの重量値を計量し、この重量値の加算値が目標重量に最も近くなる組合せを求める組合せ秤が実用化されている。この組合せ秤は、目標重量に最も近い組合せとなる計量ホッパから被計量物を排出して集合させ、例えば、それらを袋詰めすることができるようになっている。
このような組合せ秤による重量の計量において、ロードセル等の荷重検出器から得られる計量信号は、計量開始直後においては、秤に固有の振動または外的要因による振動などの振動成分を含んでいる。そのため、正確な計量を行うためには、計量信号が定常値に収束するのを待つ必要があるが、収束を待っていると高速計量を行うことができない。そこで、高速計量が可能となるように、計量信号が振動成分を含んでいる状態のまま、デジタルフィルタリング等のデジタル信号処理アルゴリズム(動的計量法)により振動成分を減衰させ、被計量物の重量に相当する直流成分を読み取ることができるようにした秤が開発されている。
上述したデジタルフィルタリングとしては、多重移動平均フィルタ、またはFIRフィルタを用いた手法が知られている。例えば、FIRフィルタを用いた手法として、特許文献1では、デジタル計量信号に含まれる振動成分を所定の濾波伝達関数に基づいて減衰させるFIRフィルタが提案されている。
特開平7−134057号公報
ところで、計量ホッパが組合せ秤本体部に対して強固に固定して取り付けられていない場合、すなわち、取り付けた計量ホッパが、がたつく場合、秤に固有の振動の振動数が小さくなる。このため、上述したフィルタリング処理を行う際のサンプリング周期が大きくなり、結果としてフィルタリング処理に時間がかかり、計量が遅くなるという問題が生じる。
また、計量ホッパのがたつきを抑制するために、計量ホッパの組合せ秤本体部への取り付け機構を複雑にすると計量ホッパの着脱が困難となり、組合せ秤のメンテナンス、または清掃が煩わしくなる。特に、組合せ秤のように、その使用用途が、主として食品関係に利用されるような秤では、衛生管理上、頻繁に清掃されるため、計量ホッパの着脱が困難となることは大きな問題となる。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、計量ホッパの着脱を容易とするとともに、高速な計量を行うことができる組み合わせ秤を実現することにある。
本発明に係る組合せ秤は、上記した課題を解決するために、複数の計量ホッパに被計量物を分散供給して、この計量ホッパ内の被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い、該被計量物の重量の合計が目標重量に対する許容範囲内の値になる組合せを求める組合せ秤であって、前記組合せ秤の本体部に前記被計量物の重量を検出する重量センサを介して取り付けられ、互いに対向するように延在する一対の係止部材を有する支持部と、前記計量ホッパに設けられ、互いに対向するように延在し且つ前記一対の係止部材と係合して該計量ホッパを前記支持部に係止する係合部が設けられた一対の係合部材を有する取着部と、を備え、前記一対の係止部材及び前記一対の係合部材は、両者のうちの一方の一対の部材が他方の一対の部材の延在方向に延在して該他方の一対の部材を挟み付けるようにして、該一対の係止部材に前記係合部が係合することにより前記支持部に前記計量ホッパが係止されるよう構成されており、前記一対の係止部材および前記一対の係合部材の少なくともいずれかの一対の部材が実質的に互いに平行でない。
上記した構成によると、前記支持部と前記取着部とを備えているため、前記計量ホッパを前記組合せ秤本体部に係止することができるとともに、係止した計量ホッパの重量を前記重量センサにより測定することができる。
また、前記係止部材と前記係合部材とは、両者のうち一方の一対の部材が他方の一対の部材を挟み付けるようにして係合するため、計量ホッパを位置決めした状態で組合せ秤本体部に取り付けることができる。
また、前記一対の係止部材および前記一対の係合部材の少なくともいずれか一対の部材が実質的に互いに平行でない。このため、前記一対の係止部材間の間隔又は前記一対の係合部材間の間隔が、製作誤差などに起因して所望の間隔と異なる場合であっても、この係止部材と係合部材部材との間で挟みつける位置関係において互いが延設方向にずれることにより必ず当接部分が得られる。
このため、前記一対の係止部材又は前記一対係合部材の製作においてその寸法に誤差が生じたとしても、必ず両者を当接させた状態で一方の一対の部材が他方の一対の部材を挟み付けるようにして係合することができる。
したがって、位置決めした計量ホッパがずれることなく、組合せ秤本体部に対して取り付けることができるため、この計量ホッパが、がたつくことを防止することができる。それゆえ、秤に固有の振動の振動数が小さくなること防ぎ、フィルタリング処理を高速で行うことができるため、高速に被計量物の重量の計量を行うことができる。
また、本発明に係る組合せ秤では、支持部の係止部材と取着部の係合部材とを当接させた状態で一方の一対の部材が他方の一対の部材を挟み付けるようにして係合することで計量ホッパの、組合せ秤本体部への取り付けを行う構成である。このため、取り付け機構を複雑にするものでなく、計量ホッパの着脱は容易である。
したがって、本発明に係る組合せ秤は、計量ホッパの着脱を容易とするとともに、高速な計量を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る組合せ秤は、前記支持部に前記計量ホッパが係止された状態において、前記一対の係止部材および前記一対の係合部材の少なくともいずれかの一対の部材は、前記組合せ秤の本体部に近い端から前記計量ホッパに近い端に向かって互いに間隔が大きくなるように延在してもよい。
また、前記支持部に前記計量ホッパが係止された状態において、前記一対の係止部材および前記一対の係合部材の少なくともいずれかの一対の部材は、前記組合せ秤の本体部に近い端から前記計量ホッパに近い端に向かって互いに間隔が小さくなるように延在してもよい。
上記した構成によると、前記一対の係止部材および前記一対の係合部材の少なくともいずれかの一対は、前記組合せ秤の本体部に近い端から前記計量ホッパに近い端に向かって互いに間隔が大きくなる、あるいは小さくなる。つまり、係止部材または係合部材の製造に当たっては、一方向に間隔が異なるようにすればよく、特に新たな部材等加えるものではない。このため、大きな製造コストをかけることなく容易に製造することができる。
また、本発明に係る組合せ秤は、前記一対の係止部材は、その延在方向における異なる位置に第1受け部および第2受け部が形成されており、前記一対の係合部材は、前記係合部として、前記第1受け部に嵌合する第1嵌合部、および前記第2受け部に嵌合する第2嵌合部を備える構成であってもよい。
本発明は以上に説明したように構成され、計量ホッパの着脱を容易とするとともに、高速な計量を行うことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る組合せ秤の要部構成の一例を示す模式図である。 図1における組合せ秤における計量ホッパおよびその接合部分を示す拡大図である。 図2に示す計量ホッパ本体部と、ハンガーとの取り付け状態の一例を示す斜視図である。 図3に示す計量ホッパ本体部を示す斜視図である。 図3に示すハンガーを示す斜視図である。 本実施の形態に係る組合せ秤における、期待されたハンガーとアームとの位置関係と、実際のハンガーとアームとの位置関係の一例を概略的に示す模式図である。 本発明の実施形態に係る変形例における、期待されたハンガーとアームとの位置関係と、実際のハンガーとアームとの位置関係の一例を概略的に示す模式図である。 本発明の実施形態に係る変形例における、期待されたハンガーとアームとの位置関係と、実際のハンガーとアームとの位置関係の一例を概略的に示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(組合せ秤の要部構成)
まず、図1、図2を参照して、本実施の形態に係る組合せ秤の要部構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る組合せ秤の要部構成の一例を示す模式図である。図2は、図1における組合せ秤における計量ホッパ14およびその接合部分を示す拡大図である。
組合せ秤は、図1に示すように、その中央部に、例えば、4本の脚(図示せず)によって支持され、組合せ秤の本体に相当するセンター基体17が配設されている。
このセンター基体17は、ここでは、下壁17A、上壁17B、および側壁17Cにより構成される実質的に逆多角錐台形の外観形状を有しているが、これに限らない。センター基体17は、他の形状、例えば、円柱、あるいは正多角柱であってもよい。そして、センター基体17の上壁17B上には分散フィーダ11および直進トラフ12が配置され、その側壁17Cの外側には供給ホッパ13、および計量ホッパ14等が配置されている。
次に、上述した外観形状を有する本実施の形態に係る組合せ秤が有する各部の説明を行う。
分散フィーダ11は、センター基体17の上壁17Bの中央に配置されており、外部の供給装置(図示せず)から供給される被計量物を振動によって放射状に分散させ、直進フィーダ20に供給するものである。分散フィーダ11は、放射状に被計量物を分散できるように円錐形状となっている。なお、分散フィーダ11は、制御装置18からの制御指示に応じて、被計量物を均一に分散させるように、振動幅と動作時間とを決定している。
直進トラフ12は、分散フィーダ11の下方で、かつその周囲に配置されており、分散フィーダ11から送られてきた被計量物を、直進フィーダ20から与えられた振動によって各供給ホッパ13に送りこむものである。なお、直進フィーダ20は、制御装置18によって、振動幅、および動作時間が制御されている。この直進トラフ12の下方には、供給ホッパ13、および計量ホッパ14がそれぞれ対応してセンター基体17に設けられ、供給ホッパ13と計量ホッパ14との組がセンター基体17の外周(側壁17C)に沿って、所定の間隔を隔てて円状に配されている。
供給ホッパ13は、自身よりも高い位置に配置された直進トラフ12から送りこまれた被計量物を受け取るものであり、排出ゲート13Aおよび供給ホッパ本体部13Bを備えてなる構成である。供給ホッパ13は、直進トラフ12から送りこまれた被計量物を一時保持し、その下方に配置された計量ホッパ14へ被計量物を排出する。このため、供給ホッパ本体部13Bは、上面と底面とが開口した筒形状をしている。つまり、供給ホッパ本体部13Bは、直進トラフ12から送り込まれた被計量物を受け取るために上面が開口しており、受け取った被計量物を計量ホッパ14に送り込むために底面が開口している。供給ホッパ13において被計量物を保持する際は、供給ホッパ本体部13の底面における開口は排出ゲート13Aにより閉じられている。そして、計量ホッパ14に被計量物を排出する際、所定のタイミングで排出ゲート13Aが開くようになっている。
計量ホッパ14は、供給ホッパ13から供給された被計量物の重量を、荷重検出器であるロードセル32により読み取っている間、この被計量物を一時保持するものである。計量ホッパ14は、排出ゲート14Aと計量ホッパ本体部14Bとを備えてなる構成である。計量ホッパ本体部14Bも、供給ホッパ本体部13Bと同様に、上面と底面とが開口した形状となっている。そして、被計量物の計量中は、この底面の開口は排出ゲート14Aにより閉じられており、被計量物を集合シュート16へ排出する際、所定のタイミングで排出ゲート14Aが開くようになっている。
円状に列設された計量ホッパ14の下方には、略逆円錐台形状の集合シュート16が配設され、排出組合せに選択された計量ホッパ14から排出される被計量物は集合シュート16上を滑り落ちてその下部の排出口16aから例えば包装機(図示せず)へ排出される。
制御装置18は、CPUと、このCPUの動作プログラム及び動作パラメータ等が記憶されているROM及びRAMのメモリ等を備えたマイクロコントローラ等からなり、組合せ秤全体の動作の制御を行うものである。制御装置18は、CPUがROMに記憶されている動作プログラムを実行することにより、この組合せ秤全体の動作の制御を行うことができる。より具体的には、制御装置18は、分散フィーダ11および直進フィーダ20に対して、振動、振幅、およびその動作時間についての制御指示を行う。また、制御装置18は、供給ホッパ13の排出ゲート13A、および計量ホッパ14の排出ゲート14Aの開閉を行うようにステッピングモータ30、31を制御する。
また、制御装置18は、計量ホッパ14が取り付けられたロードセル32から出力される荷重信号を入力とし、この荷重信号に基づいて計量ホッパ14に保持されている被計量物の重量を算出する重量算出手段としても機能する。さらに、制御装置18は、組合せ演算を行う組合せ手段としても機能する。この組合せ演算では、計量ホッパ14が取り付けられたロードセル32により算出した被計量物の重量に基づいて、被計量物の重量の合計が、予め定められた所定重量範囲(目標重量に対する許容範囲)内の値になる組合せを1つ求める。所定重量範囲内にある組合せが複数存在する場合には、被計量物の重量の合計と目標重量との差の絶対値が最も小さい組合せを1つ求める。そして、このようにして求めた組合せに対応する被計量物を保持している計量ホッパ14の組合せを排出組合せとする。
そして制御装置18は、排出組合せに選択されている計量ホッパ14の排出ゲート14Aを所定のタイミングで開閉させるよう、開閉動作を行うステッピングモータ31に指示する。この制御装置18からの制御指示に基づき、ステッピングモータ31は、排出ゲート14Aを支持するカムフォルダ21を所定の速度で回転させこの排出ゲート14Aを開いたり閉じたりする。このように排出ゲート14Aを開閉させることにより、計量ホッパ本体部14Bから被計量物を排出させたり、計量ホッパ本体部14B内に被計量物を保持したりすることができる。
また、被計量物を排出して空になった計量ホッパ14へは、その上方の供給ホッパ13の排出ゲート13Aを開いて、該供給ホッパ13から被計量物を供給させる。また、空になった供給ホッパ13へは、その上方の直進トラフ12から被計量物を供給させる。すなわち、計量ホッパ14の排出ゲート14Aの開閉、供給ホッパ13の排出ゲート13Aの開閉、直進トラフ12、分散フィーダ11の振動はそれぞれ連動しており、これらの動作制御は、制御装置18からの指示に応じて実行されている。
なお、制御装置18は、必ずしも単独の制御装置で構成される必要はなく、複数の制御装置が分散配置されていて、それらが協働して組合せ秤の動作を制御するよう構成されていてもよい。
また、本実施の形態に係る組合せ秤では、計量ホッパ本体部14B内に一時保持した被計量物の重量を計量するロードセル32を含む計量部と、排出ゲート13Aおよび排出ゲート13Bの開閉制御を行うためのステッピングモータ30、31等を含む開閉制御部とがアクチュエータユニット19として一体に形成されている。そして、このアクチュエータユニット19は、センター基体17に対して着脱可能に取りつけることができる。なお、アクチュエータユニット19は、センター基体17の側部17Cに取り付けるためのフランジ状の取り付け面19Cを備えており、この取り付け面でセンター基体17にねじ止めして固定される。
また、アクチュエータユニット19において、計量部を含むユニットがセンター基体17外に配され、開閉制御部を含むユニットがセンター基体17内に配されるようになっている。そして、センター基体17外に配されている部分(計量部を含むユニット部分)に供給ホッパ13および計量ホッパ14それぞれを取り付けるための一対のハンガー23、24が設けられている。さらにまた、この部分に、ステッピングモータ30により回転軸22Aを中心とする回転方向に動くカムフォルダ22、ならびにステッピングモータ31により回転軸21Aを中心とする回転方向に動くカムフォルダ21が取り付けられている。
図2に示すように、一対のハンガー23、24は、細長い平板形状をしており、アクチュエータユニット19のセンター基体17外に配されている部分の下端から計量ホッパ14が取り付けられる側に向かって上方に傾斜して延設されている。なお、一対のハンガー23が、本発明の一対の係止部材に相当する。
また、カムフォルダ21、22は、二股のフォーク形状をしており、アクチュエータユニット19のセンター基体17外に配されている部分の下端において、回転軸21A、22Aを中心として回転するように設けられている。
なお、図2では、説明の便宜上、ハンガー23の対、ならびにブラケット41のアーム41Aの対のうちの紙面奥行き側に配されるハンガー23ならびにアーム41Aの図示は省略している。ハンガー24についても同様である。さらにまた、供給ホッパ13の図示も省略している。
また、本実施の形態に係る組合せ秤では、組合せ秤本体部1に対する計量ホッパ14の取り付け機構に特徴がある。特に、取り付けに係る部材のうちハンガー23とブラケット41のアーム41Aとが特徴的な形状を有している。そこで、以下に計量ホッパ14の取り付け状態と、取り付けに係る部材(特にハンガー23とブラケット41)の構成についてさらに詳しく説明する。なお、一対のアーム41Aが本発明の一対の係合部材に相当する。
(計量ホッパの取り付け状態)
まず、計量ホッパ14の取り付け状態について図2、図3を参照して説明する。図3は図2に示す計量ホッパ本体部14Bと、ハンガー23との取り付け状態の一例を示す斜視図である。図3では、計量ホッパ本体部14Bとハンガー23との取り付け状態を示すために、便宜上、ハンガー23と排出ゲート14Aを備えた計量ホッパ本体部14Bだけを取り出して図示している。
まず、組合せ秤本体部1側に備えられている、計量ホッパ本体部14Bの取り付けに係る部材から説明する。上述したように、組合せ秤では、計量ホッパ本体部14Bを保持するためのハンガー23が、アクチュエータユニット19のロードセル32を介して組合せ秤本体部1に取り付けられている。
より具体的には、以下のようにしてハンガー23がロードセル32に取り付けられている。まず、ロードセル32は、方形の起歪体32aと、該起歪体32aとハンガー23とを連結する連結部32bとを備えてなる構成である。起歪体32aは、その上面と底面とにおいて複数の歪みゲージ(不図示)を配置している。この起歪体32aの一側面は、アクチュエータユニット19内における、鉛直方向の壁面(不図示)に、例えば、ねじ止めなどにより固定されている。また、ロードセル32は、この壁面に固定された起歪体32aの側面とは反対側の側面にて連結部32bと接合されている。この連結部32bは、略直方体形状をしており、計量ホッパ14が配される側の面において、ハンガー23が取り付け部23Cを介して固定されている。すなわち、対をなすハンガー23は、取り付け部23Cと接合されており、この取り付け部23Cには、孔が形成されている。そこで、この孔を介してボルトを連結部32bに設けられている雌ネジ孔に螺入させ取り付け部23Cと連結部32bとを固着させる。このようにして、ハンガー23がロードセル32に取り付けられる。なお、一対のハンガー23は鉛直面内に延在する矩形の平板状の取り付け部23Cの両端から斜め上方に互いに対向するように延出しており、これら一対のハンガー23および取り付け部23Cは、例えば、板材を屈曲させて1つのフレーム部材に形成されている。このフレーム部材が本発明の支持部に相当する。なお、これら一対のハンガー23および取り付け部23Cをそれぞれ別個の部材で構成してもよい。
このため、計量ホッパ14における被計量物の重量は、ハンガー23、および連結部32bを介して起歪体32aに荷重として加えられる。この荷重により起歪体32aが歪み、この歪を歪ゲージによって検出する。このようにして、計量ホッパ14に一時保持された被計量物の重量を検出することができる。
また、この連結部32bの側面(すなわち、連結部32において、ハンガー23が取り付けられている側面と隣り合う側面であり、組合せ秤本体部1から計量ホッパ14が配される方向に向かって左手側に位置する面)には、回転軸21Aを中心として回転するカムフォルダ21が取り付けられている。
カムフォルダ21は、ストッパ部21aとガイド部21bとを備えてなる構成である。ストッパ部21aは、カムフォルダ21の先端部に設けられており、排出ゲート14Aが閉じられた状態のときには、排出ゲート14Aが備えるカムフォロア14bと当接し、排出ゲート14Aが開かないように保持するものである。
ガイド部21bは、カムフォロア14bの移動をガイドするためのスリット(切欠)であって、このスリットは、カムフォルダ21の先端部から回転軸21Aに向かって所定の曲率を有する曲線形状となっている。排出ゲート14Aが閉じた状態において、カムフォルダ21の回転によりカムフォロア14bがストッパ部21aとの当接位置から外れると、排出ゲート14Aは自重により締結部材50を中心とした回転運動を行う(図2におけるDの方向に回転する)。
この回転運動にしたがって、排出ゲート14Aに取り付けられているカムフォロア14bは、ガイド部21b内を、カムフォルダ21の内周面に沿って移動する。このように、このカムフォロア14bは、カムフォルダ21の内周面に沿ってガイド部21b内を移動するため、このガイド部21bの形状によりカムフォロア14bを所定の速度で所定の距離だけ移動するように制御することができる。つまり、排出ゲート14Aの開く速度と、開く範囲をガイド部21bにより調整することができる。
次に、計量ホッパ本体部14Bが備える、組合せ秤本体部1に対する取り付けに係る部材について説明する。
まず、計量ホッパ本体部14Bは、上述したように、上面と底面とが開口した筒形状をしている。ここで、図3に示すように、計量ホッパ本体部14Bにおいて、組合せ秤本体部1への取り付け面となる側面を第1側面14C、第1側面14Cと対向する位置に配される側面を第2側面14D、第1側面14Cと第2側面14Dとを結ぶ面であり、第1側面14Cから第2側面14Dに向かって左側の側面を第3側面14E、右側の側面を第4側面14Fとする。なお、第1側面14Cおよび第2側面14Dは、図3に示すように平板ではなく、第3側面14E、第4側面14Fと接する側の端部それぞれが折れ曲がり、外部にやや突出した形状となっている。
このとき、第2側面14Dは、第1側面14Cに向かって上から下に傾斜し、かつ、第1側面14Cよりも高さ方向の長さが長い形状となっている。このため、排出ゲート14Aが開くと計量ホッパ本体部14B内に保持されている被計量物は、傾斜した第2側面14Dに沿って組合せ秤本体部1に向かう方向に落下することとなる。
図2に示すように、計量ホッパ本体部14Bの第3側面14Eと第4側面14Fとには、組合せ秤本体部1に板状の一対のブラケット41が固設されている。一対のブラケット41は、例えば、板材を屈曲させて形成されていて、それぞれ第3側面14Eおよび第4側面14Fに固設された平板状の取り付け部41C,41Cと、それぞれの取り付け部41C,41Cから組合せ秤本体部1に向かって互いに対抗するように延出するアーム41A,41Aと、それぞれの取り付け部41C,41Cから下方に突出するゲート取り付け部41B,41B(特に図3参照)と、を有している。一対のアーム41Aの中程と先端部には、一対のハンガー23に形成された切欠部である受け部23A、23Bと嵌合するためのバー42A、42Bが設けられている。なお、バー42A、42Bが本発明の嵌合部に相当する。また、一対のアーム41Aが本発明の一対の係合部材に相当し、一対のブラケット41が本発明の取着部に相当する。なお、係合部は、バー42A、42Bには限定されず、受け部23A、23Bと嵌合するように構成されておればよい。
また、計量ホッパ14は、上述したように、締結部材50を中心に回動自在に支持された、板形状の排出ゲート14Aを有している。この排出ゲート14Aは、ブラケット41のゲート取り付け部41Bに設けられた締結部材50によりこの排出ゲート14Aを計量ホッパ本体部14Bに締結させるための一対の連結フレーム14cと、カムフォルダ21と当接するカムフォロア14bを先端部に有する作動板14aとを備えている。なお、排出ゲート14Aにおいて、計量ホッパ本体部14Bと接する側の面を内面とし、それと反対側の面を外面としたとき、連結フレーム14cと作動板14aとはこの外面側に取り付けられている。図2に示すように、一対の連結フレーム14cは、排出ゲート14Aの側部から計量ホッパ本体部14Bの第3側面14Eおよび第4側面14Fに沿うようにそれぞれ突設されている。一方、作動板14aは、連結フレーム14cとは反対の方向、すなわち組合せ秤本体部1に向かう方向に延設されている。
連結フレーム14cの端部には、締結部材50を挿入することができるように孔が形成されている(不図示)。このため、この孔から締結部材50をゲート取り付け部41Bに向かって挿入して、計量ホッパ本体部14Bに対して排出ゲート14Aを回転自在に締結することができる。
ところで、本実施の形態に係る組合せ秤では、上述したハンガー23とアーム41Aとが特徴的な形状を有している。そこで、以下、図3から図6を参照しながら、本実施の形態に係る組合せ秤の特徴的な構成についてさらに詳しく説明する。
図4は、図3に示す計量ホッパ14を示す斜視図である。図5は、図3に示すハンガー23を示す斜視図である。図6は、本実施の形態に係る組合せ秤における、期待されたハンガーとアームとの位置関係と、実際のハンガーとアームとの位置関係の一例を概略的に示す模式図である。
図4に示すように、一対のブラケット41は、一方のブラケット41の取り付け部41Cが計量ホッパ本体部14Bにおける第3側面14Eと第1側面14Cの一部(第1側面14Cの端部面14C´)とに溶接されている。また、他方のブラケット41の取り付け部41Cが第4側面14Fと第1側面14Cの一部(第1側面14Cの端部面14C´´)とに溶接されている。このように2つのブラケット41が、計量ホッパ本体部14Bに並設され対を成している。
また、対をなすブラケット41のアーム41Aは、第1側面14Cの端部面14C´および第1側面14Cの端部面14C´´それぞれから略水平方向にそれぞれ突出し、さらに所定の角度で下向きに折れ曲がった形状をしている。
また、第3側面14E、第4側面14Fそれぞれにて固着された取り付け部41Cから突出するゲート取り付け部41Bには、第3側面14Eに対して垂直に立設されたねじ棒61および第4側面14Fに対して垂直に立設されたねじ棒61が備えられている。
ねじ棒61は、雄ねじが切られた棒部材であり、雌ねじが切られた一対の締結部材50と螺合するためのものである。すなわち、ねじ棒61と締結部材50とを螺合させることで、排出ゲート14Aを計量ホッパ本体部14Bに対して回転自在に締結することができる。
また、図2に示すように、一対のアーム41Aそれぞれの中程、すなわち、一対のアーム41Aそれぞれが下向きに折れ曲がる位置に両者間に延在するようにバー42Aが架設されている。また、一対のアーム41Aの先端部付近に両者間に延在するようにバー42Bが架設されている。
計量ホッパ14の組合せ秤本体部1への取り付け時には、上述したように、バー42Aを一対のハンガー23の先端部それぞれに形成されている受け部23Aに嵌合させ、この受け部23A間を架け渡す形で取り付けられる。一方、バー42Bを、一対のハンガー23における取り付け部23C側の端部に形成されている受け部23Bそれぞれに嵌合させ、この受け部23B間を架け渡す形で取り付けられる。
計量ホッパ14の組合せ秤本体部1への取り付け態様としては、まず、バー42Aを受け部23Aに嵌合させ、この受け部23Aで計量ホッパ14の重量を受ける。その後、バー42Aを受け部23Aに嵌合させた状態で、計量ホッパ14を組合せ秤本体部1に向かって押し込みバー42Bを受け部23Bに嵌合させ、計量ホッパ14を組合せ秤本体部1に固定させる。つまり、受け部23Bで、組合せ秤本体部1に向かって働く計量ホッパ14のモーメントを受けるように構成されている。ただし、バー42Bと受け部23B、ならびにバー42Aと受け部23Aをそれぞれ嵌め合わせだけでは、計量ホッパ14を、がたつくことなくしっかりと組合せ秤本体部1に固定することができない。
そこで、本実施の形態に係る組合せ秤では、バー42Bを受け部23Bに嵌合させ、バー42Aを受け部23Aに嵌合させたとき、一対のアーム41A間に一対のハンガー23が挟み込まれ、一対のアーム41Aと一対のハンガー23とが互いに延在方向において重なり合うようになっている。すなわち、一対のアーム41Aに一対のハンガー23を嵌め合わせる構成となっている。
このように、互いの延在方向において一方が他方を挟み込む形で重なり合うように配置することで、組合せ秤本体部1に固定した計量ホッパ14を位置決めし、ががたつくことを防止することができる。
ただし、一対のアーム41Aを、一対のハンガー23ときっちり嵌合するように製作することは困難であり、製作誤差が生じる場合がある。対をなすアーム14A同士、ならびに対をなすハンガー23同士がそれぞれ実質的に平行するように設けられている場合、嵌合する一対のアーム41Aと一対のハンガー23との間に製作誤差による間隙が生じたとき、この間隙を詰めることができない。このため、対をなすアーム14A同士、ならびに対をなすハンガー23同士がそれぞれ平行するように設けられている場合は、製作誤差による間隙が生じたとき、計量ホッパ14をしっかり取り付けることができなくなる。
そこで、本実施の形態に係る組合せ秤では、図4に示すように、一対のアーム41Aそれぞれは、計量ホッパ14からの突出部分において、第1折曲点41aと第2折曲点41bとを有している。そして、各アーム41Aは、第1折曲点41aで、突出方向に対して外側(対をなすブラケット41が相互に離れる方向)に延びるように屈曲し、第2折曲点41bで、再度、突出方向に延びるように屈曲している。つまり、一対のブラケット41では、第1折曲点41aから第2折曲点41bに至るに従って、両者の間隔が広がるように対称的に傾斜している(テーパ状となっている)。図4の例では、第1折曲点41aと第2折曲点41bとで屈曲することにより、各アーム41Aが直線形状に形成された場合よりもそれぞれαだけ外側に広がる。結果として対をなすアーム41Aの間隔は、第1折曲点41aでの間隔よりも第2折曲点41bでの間隔の方が2α分だけ広くなる。
一方、図5に示すように一対のハンガー23それぞれは、第3折曲点23aと第4折曲点23bとを有している。そして、各ハンガー23は、第3折曲点23aで、突出方向に対して内側(対をなすハンガー23が相互に近接する方向)に延びるように屈曲し、第4折曲点23bで、再度、突出方向に延びるように屈曲している。つまり、一対のハンガー23では、第3折曲点23aから第4折曲点23bに至るにしたがって、両者の間隔が狭まるように対称的に傾斜している(テーパ状となっている)。図5の例では、第3折曲点23aと第4折曲点23bとで屈曲することにより、各ハンガー23が平行に形成された場合よりもそれぞれαだけ内側に狭まる。結果として対をなすハンガー23の間隔は、第3折曲点23aでの間隔よりも第4折曲点23bでの間隔の方が2αだけ狭くなる。
このように、本実施の形態に係る組合せ秤では、組合せ秤本体部1に固着されたハンガー23の対、ならびに計量ホッパ本体部14Bに固着されたブラケット41の対それぞれにおいて、対称的に傾斜する形状を有している。
ここで、製作誤差のため一対のハンガー23と一対のブラケット41との間に間隙が生じたとする。この場合、本実施の形態に係る組合せ秤では、以下のように一対のハンガー23と一対のブラケット41とを位置ずれさせることで両者を当接させた状態で嵌合させることができる。
より具体的には、例えば、一対のハンガー23の期待される配置関係が図6の破線で示す位置関係であったとする(間隔C)。ここで、実際製造されたハンガー23の配置関係は、期待される配置関係よりもその間隔が小さくなり、図6の実線で示す位置関係であったとする(間隔D)。
このような場合、一対のハンガー23および一対のアーム41Aがそれぞれ対称的に傾斜するように配されているため、アーム41Aに対してハンガー23をその突出方向(図3、図6においてX方向)にずらした位置で両者を当接させることができる。あるいは、ハンガー23に対してアーム41Aをその突出方向(図3、図6においてY方向)にずらした位置で、両者を当接させることができる。
なお、バー42Bと受け部23B、ならびにバー42Aと受け部23Aをそれぞれの嵌めこみ部分には、ある程度の隙間が生じるように、受け部23A、23Bが形成されている。また、製作誤差は、一般的に非常に小さい値であるため、アーム41Aとハンガー23との位置関係をずらす量(移動量)は実際には非常に小さくなる。このため、アーム41Aとハンガー23との位置関係を変更して嵌め合わせることができる。
このように、本実施の形態に係る組合せ秤は、ハンガー23とアーム41Aとの製作においてその寸法に誤差が生じたとしても、両者を当接させた状態で計量ホッパ14を組合せ秤本体部1に取り付けることができる。
したがって、計量ホッパ14を、組合せ秤本体部1に対して強固に固定することができ、この計量ホッパ14が、がたつくことを防止することができる。それゆえ、秤に固有の振動の振動数が小さくなること防ぎ、フィルタリング処理を高速で行うことができるため、高速に被計量物の重量の計量を行うことができる。
また、計量ホッパ14の本体部への取り付けも、バー42Bと受け部23B、ならびにバー42Aと受け部23Aそれぞれを嵌合させ、そして、ハンガー23とアーム41Aとにおいて当接部分を持たせるように、両者を嵌め合わせる位置を調整するだけである。このため、計量ホッパ14を容易に組合せ秤本体部1に取り付けることができる。
なお、アーム41Aにおける第1折曲点41aと第2折曲点41bとの間の傾斜角度、ならびにハンガー23における第3折曲点23aと第4折曲点23bとの間の傾斜角度は、製作誤差により生じうるアーム41Aとハンガー23との間隙の寸法を考慮して決定される。
また、ハンガー23とアーム41Aとの製作においてその寸法に誤差が生じた場合、両者は期待される位置から互いにずれた位置で嵌め合わされることになる。そのため結果として、計量ホッパ14の組合せ秤本体部1に対する取り付け位置が期待されている位置から高さ方向にずれた位置となる。このため、本実施形態では、ハンガー23とアーム41Aとの取り付け位置を確定してから、カムフォルダ21の回転位置等を排出ゲート14Aの開閉制御に係る部材の配置などを調整する。
本実施形態の変形例を説明する。
[変形例1]
本実実施の形態に係る組合せ秤では、計量ホッパ本体部14Bは、一対のアーム41Aの間をバー42Aおよびバー42Bがそれぞれ架設された構成となっているが、この構成に限定されるものではない。例えば、バー42Aおよびバー42Bが一本の棒ではなく、分断され、別々の部材(例えば、アーム41Aから突出したピン部材)として一対のアーム41Aそれぞれに設けられていてもよい。すなわち、一対のハンガー23それぞれに形成された受け部23A、23Bに対してそれぞれ嵌合できる形状であればよい。
[変形例2]
また、本実施の形態に係る組合せ秤では、一対のハンガー23は、アクチュエータユニット19の下端部から、取り付けられる計量ホッパ14に向かって上方に延設された形状である。また、ハンガー23の延設方向の端部(計量ホッパ14側の端部)と組合せ秤本体部1側の端部とに受け部23Aと23Bとが形成されている構成であった。一方、一対のアーム41Aは、計量ホッパ14の第1側面14Cから計量ホッパ本体部14Bに向かってこの第1側面14Cに対して略垂直に突出し、途中で計量ホッパ本体部14Bに向かって下方に傾斜するように延設された形状であった。
また、アーム41Aの延設方向の端部にバー42Bが、略垂直に突出した部分から下方向に傾斜する点でバー42Aが設けられている構成であった。しかしながら、一対のアーム41A、一対のブラケット41の形状および配置はこれに限定されない。
計量ホッパ14を組合せ秤本体部1に掛止できる構成、すなわち、計量ホッパ14の重量を受け、計量ホッパ14を掛止した際に働くモーメントによる移動を抑えるように支持できる構成であれば、ハンガー23、アーム41Aの形状および配置は限定されない。さらには、ハンガー23が有する受け部の数、アーム41Aが有するバーの数は上述した数に限定されない。
[変形例3]
また、本実施の形態に係る組合せ秤では、図3に示すように、一対のハンガー23を一対のアーム41Aにて挟み込む配置で、嵌め合わせる構成であったが、逆の配置であってもよい。例えば、バー42A、42Bの代わりに、バー42A、42Bの軸方向において外向きに突出部を設け、この突出部を受け部23A、23Bに嵌合させる構成とすることで、実現できる。
[変形例4]
本実施の形態に係る組合せ秤では、対をなすハンガー23と、対をなすアーム41Aそれぞれとは、同じ傾斜幅(α)で対称的に傾斜する構成であったが必ずしも同じ傾斜幅である必要はない。また、一対のハンガー23および一対のアーム41Aのうちの少なくともいずれか一方だけが、対称的に傾斜する構成であってもよい。
すなわち、対をなすハンガー23と、対をなすアーム41Aとが、異なる傾斜幅で対称的に傾斜する構成であっても、以下のようにして、計量ホッパ14を組合せ秤本体部1に固定することができる。例えば、対をなすハンガー23が図7の破線で示す位置関係にあり、a点でアーム41Aと当接することが期待されていたとする。しがしながら、実際は製作誤差によりハンガー23の間隔が期待された間隔よりも小さくなったとする。このような場合でも、図7に示すように、ハンガー23をaからa´に移動させることで、ハンガー23とアーム41Aとは、a´点で当接することができ、がたつきが生じることなく計量ホッパ14を組合せ秤本体部1に固定することができる。
また、一対のハンガー23および一対のアーム41Aのうちの少なくともいずれか一方だけが、対称的に傾斜する構成であっても、以下のようにして、計量ホッパ14を組合せ秤本体部1に固定することができる。例えば、図8に示すように、一対のハンガー23が平行となるように配置されており、一対のアーム41Aが対称的に傾斜しているとする。そして、例えば、対をなすハンガー23の間隔が図8の破線で示す位置関係にあり、b点でアーム41Aと当接することが期待されていたとする。しかしながら、実際は製作誤差によりハンガー23の間隔が期待された間隔よりも小さくなったとする。このような場合であっても、図8に示すように、ハンガー23をbからb´に移動させることで、ハンガー23とアーム41Aとは、b´点で当接することができ、がたつきが生じることなく計量ホッパ14を組合せ秤本体部1に固定することができる。
これにより、本変形例の組合せ秤であっても、本実施形態で述べた効果を奏する。
なお、図7および図8は、本発明の実施形態に係る変形例における、期待されたハンガー23とアーム41Aとの位置関係と、実際のハンガー23とアーム41Aとの位置関係との一例を概略的に示す模式図である。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、取り付けが容易であるとともに、がたつきが生じないように計量ホッパを固定することができる組合せ秤を提供できる。よって、本発明は、被計量物の計量に用いる様々な組合せ秤に利用できる。
1 組合せ秤本体部
14 計量ホッパ
14A 排出ゲート
14B 計量ホッパ本体部
14C 第1側面
14D 第2側面
14E 第3側面
14F 第4側面
23 ハンガー
23a 第3折曲点
23b 第4折曲点
23A 受け部
23B 受け部
23C 取り付け部
32 ロードセル
32a 起歪体
32b 連結部
41 ブラケット
41A アーム
41B ゲート取り付け部
41C 取り付け部
41a 第1折曲点
41b 第2折曲点
42A バー
42B バー
50 締結部材

Claims (5)

  1. 複数の計量ホッパに被計量物を分散供給して、この計量ホッパ内の被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い、該被計量物の重量の合計が目標重量に対する許容範囲内の値になる組合せを求める組合せ秤であって、
    前記組合せ秤の本体部に前記被計量物の重量を検出する重量センサを介して取り付けられ、互いに対向するように延在する一対の係止部材を有する支持部と、
    前記計量ホッパに設けられ、互いに対向するように延在し且つ前記一対の係止部材と係合して該計量ホッパを前記支持部に係止する係合部が設けられた一対の係合部材を有する取着部と、を備え、
    前記一対の係止部材及び前記一対の係合部材は、両者のうちの一方の一対の部材が他方の一対の部材の間に配置され、一方の一対の部材と他方の一対の部材とが相対的に延在方向にずれて両者が当接することで前記係止部材に前記係合部が係合し、前記支持部に前記計量ホッパ係止させるように構成されており、
    前記一対の係止部材および前記一対の係合部材の少なくともいずれかの一対の部材がその延在方向において平行とならない、組合せ秤。
  2. 前記支持部に前記計量ホッパが係止された状態において、前記一対の係止部材および前記一対の係合部材の少なくともいずれかの一対の部材は、前記組合せ秤の本体部に近い端から前記計量ホッパに近い端に向かって互いに間隔が大きくなるように延在する、請求項1に記載の組合せ秤。
  3. 前記支持部に前記計量ホッパが係止された状態において、前記一対の係止部材および前記一対の係合部材の少なくともいずれかの一対の部材は、前記組合せ秤の本体部に近い端から前記計量ホッパに近い端に向かって互いに間隔が小さくなるように延在する、請求項1に記載の組合せ秤。
  4. 前記一対の係止部材は、その延在方向における異なる位置に第1受け部および第2受け部が形成されており、
    前記一対の係合部材は、前記係合部として、前記第1受け部に嵌合する第1嵌合部、および前記第2受け部に嵌合する第2嵌合部を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の組合せ秤。
  5. 複数の計量ホッパに被計量物を分散供給して、この計量ホッパ内の被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い、該被計量物の重量の合計が目標重量に対する許容範囲内の値になる組合せを求める組合せ秤であって、
    前記組合せ秤の本体部に前記被計量物の重量を検出する重量センサを介して取り付けられ、互いに対向するように延在する一対の係止部材を有する支持部と、
    前記計量ホッパに設けられ、互いに対向するように延在し且つ前記一対の係止部材と係合して該計量ホッパを前記支持部に係止する係合部が設けられた一対の係合部材を有する取着部と、を備え、
    前記一対の係止部材及び前記一対の係合部材は、両者のうちの一方の一対の部材が他方の一対の部材の延在方向に延在して該他方の一対の部材を挟み付けるようにして、該一対の係止部材に前記係合部が係合することにより前記支持部に前記計量ホッパが係止されるよう構成されており、
    前記一対の係止部材および前記一対の係合部材の少なくともいずれかの一対の部材が実質的に互いに平行ではなく
    前記一対の係止部材は、その延在方向における異なる位置に第1受け部および第2受け部が形成されており、
    前記一対の係合部材は、前記係合部として、前記第1受け部に嵌合する第1嵌合部、および前記第2受け部に嵌合する第2嵌合部を備える、組合せ秤。
JP2010244147A 2010-10-29 2010-10-29 組合せ秤 Active JP5599285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010244147A JP5599285B2 (ja) 2010-10-29 2010-10-29 組合せ秤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010244147A JP5599285B2 (ja) 2010-10-29 2010-10-29 組合せ秤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012098078A JP2012098078A (ja) 2012-05-24
JP5599285B2 true JP5599285B2 (ja) 2014-10-01

Family

ID=46390170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010244147A Active JP5599285B2 (ja) 2010-10-29 2010-10-29 組合せ秤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5599285B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6442246B2 (ja) * 2014-11-21 2018-12-19 株式会社イシダ 物品処理装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608843U (ja) * 1983-06-30 1985-01-22 株式会社 寺岡精工 組合せ秤におけるホツパ−構造
JPH06160162A (ja) * 1992-11-24 1994-06-07 Tokihisa Masuda 組合せ計量装置のホッパ開閉機構
JPH06271084A (ja) * 1993-03-17 1994-09-27 Ishida Co Ltd ホッパ
JP4723761B2 (ja) * 2001-07-03 2011-07-13 株式会社イシダ 計量装置
JP4714514B2 (ja) * 2005-06-30 2011-06-29 大和製衡株式会社 組合せ計量装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012098078A (ja) 2012-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8158896B2 (en) Weighing sensor having a stop structure
JP5406381B2 (ja) 組合せ秤
CN106716084B (zh) 组合计量装置
JP6529732B2 (ja) 偏心荷重誤差を補正するためのデバイスを備えた秤量セル、および偏心荷重誤差を補正するための方法
WO2012032563A1 (ja) 計量ユニット及びそれを用いた組合せ秤
CN104501922A (zh) 检重秤的电子计量称重单元
JP5599285B2 (ja) 組合せ秤
WO2013132078A1 (en) A weighing platform and a weighing system for dynamically weighing a flow of items
JP5601973B2 (ja) ゲートの締結構造
JP7403934B2 (ja) ホッパ取付け構造及びそれを備えた計量装置
JP2009244130A (ja) 計量ユニット及び組合せ秤
JP5858729B2 (ja) ホッパの開閉機構
KR101137422B1 (ko) 파이프 컨베이어 스케일
JP2002116079A (ja) 品質検査機器
US11274960B2 (en) Calibration and support platform for calibration weights on a conveyor and metering device
JP5650189B2 (ja) 計量ブリッジ
US4519464A (en) Weighing scale with adjustable suspension and thermal compensation
RU96957U1 (ru) Весовой дозатор дискретного действия с автоматическим управлением
JP7320327B2 (ja) 米飯供給装置
JP5557885B2 (ja) コンベヤスケール
JP6559436B2 (ja) ホッパ並びにそれを搭載した組合せ計量装置
JP2541610B2 (ja) 重錘負荷式クリ―プ試験機
IL266702A (en) Improved tool for calculating weight
CN204373749U (zh) 检重秤的电子计量称重单元
JP2007101463A (ja) 重量検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140812

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5599285

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250