JP5598319B2 - アプリケーションプログラムの動作管理方法、動作管理装置及び動作管理プログラム - Google Patents

アプリケーションプログラムの動作管理方法、動作管理装置及び動作管理プログラム Download PDF

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Description

本件は、アプリケーションプログラムの動作管理方法、動作管理装置及び動作管理プログラムに関する。
近年、個人が利用する端末への初期設定(アプリケーションプログラムのインストールなど)を減らす観点から、企業等においては、サーバ上で動作しているアプリケーションを端末上で操作する方法が採用されつつある。このような方法には、シンクライアント、リモートデスクトップ、アプリケーション仮想化技術と呼ばれるものが含まれる。
上記のような技術においては、従来、端末の電源のオン・オフにかかわらず、サーバ上で動作するプログラムやOS(Operating System)は常時動作しているのが一般的であった。このため、最近では、サーバの省エネを図る目的から、種々の技術が提案されてきている。
例えば、端末からアクセスがない場合に、サーバ側のOSやアプリケーションをスリープ、または停止させることによって電力削減を行い、再び端末からアクセスがあったときにサービスを開始する方法が提案されている(方法1)。また、特許文献1には、ネットワークに接続された周辺装置に対する電源制御システムにおいて、周辺装置の使用履歴、ユーザの周辺装置へのアクセス履歴などに基づいて周辺装置の電源をオン・オフする技術が開示されている(方法2)。
特開2004−252500号公報
しかしながら、上述した方法1では、端末からのアクセスがあったタイミングでサービスを開始するため、サーバがスリープ・停止状態から復帰して起動するまでの間、端末はサービス提供を待たされることになる。このため、応答性が悪く、使い勝手が悪くなるおそれがある。また、上記方法2では、電源供給される機器が静的に決定されているため、十分な省電力効果が得られないおそれがある。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、アプリケーションプログラムの応答性低下を抑制しつつ、省電力化を図ることが可能なアプリケーションプログラムの動作管理方法、動作管理装置及び動作管理プログラムを提供することを目的とする。
本明細書に記載のアプリケーションプログラムの動作管理方法は、ユーザが使用する端末、及び端末からの指示によりアプリケーションプログラムを実行するサーバとネットワークで接続されたコンピュータが実行するアプリケーションプログラムの動作管理方法であって、ユーザが使用する端末の電源の状態を判定する判定工程と、前記判定工程において前記端末の電源がオンになったと判定されたときに、端末及びユーザの組み合わせ毎にデータベースに記憶されているアプリケーションプログラムの使用履歴データのうち、前記電源がオンになった端末及びユーザの組み合わせと一致する使用履歴データを前記データベースから抽出し、前記使用履歴データを参照して前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定する特定工程と、前記特定工程で特定されたアプリケーションプログラムをサーバ上で起動する起動工程と、をコンピュータが実行するアプリケーションプログラムの動作管理方法である。
本明細書に記載のアプリケーションプログラムの動作管理装置は、ユーザが使用する端末、及び端末からの指示によりアプリケーションプログラムを実行するサーバとネットワークで接続された動作管理装置であって、ユーザが使用する端末の電源の状態を判定する判定部と、前記判定部において前記端末の電源がオンになったと判定されたときに、端末及びユーザの組み合わせ毎にデータベースに記憶されているアプリケーションプログラムの使用履歴データを前記データベースから抽出し、前記使用履歴データを参照して前記電源がオンになった端末及びユーザの組み合わせと一致する使用履歴データを参照し、前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定する特定部と、前記特定部で特定されたアプリケーションプログラムをサーバ上で起動する起動部と、を備えている。
本明細書に記載のアプリケーションプログラムの動作管理プログラムは、ユーザが使用する端末、及び端末からの指示によりアプリケーションプログラムを実行するサーバとネットワークで接続されたコンピュータに、ユーザが使用する端末の電源の状態を判定し、前記端末の電源がオンになったと判定されたときに、端末及びユーザの組み合わせ毎にデータベースに記憶されているアプリケーションプログラムの使用履歴データのうち、前記電源がオンになった端末及びユーザの組み合わせと一致する使用履歴データを前記データベースから抽出し、前記使用履歴データを参照して前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定し、前記特定されたアプリケーションプログラムをサーバ上で起動する処理を実行させるアプリケーションプログラムの動作管理プログラムである。
本明細書に記載のアプリケーションプログラムの動作管理方法、動作管理装置及び動作管理プログラムは、アプリケーションプログラムの応答性低下を抑制しつつ、省電力化を図ることができるという効果を奏する。
一実施形態に係るサーバサービスシステムの構成が模式的に示す図である。 クラウドのシステム構成を示す図である。 アプリケーション動作管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 ユーザ端末及びアプリケーション動作管理サーバの機能ブロック図である。 端末使用履歴DBのデータ構造を示す図である。 アプリ使用履歴DBのデータ構造を示す図である。 ユーザ・端末特定部の処理を示すフローチャートである。 アプリ選定部の処理を示すフローチャートである。 使用アプリ履歴テーブルのデータ構造を示す図である。 図10(a)、図10(b)は、アプリ選定部の処理で用いるテーブルを示す図である。 アプリ制御部の処理を示すフローチャートである。 アプリ制御部の処理で用いるテーブルを示す図である。 アプリ制御部の処理で用いるテーブルの別例を示す図である。 図14(a)、図14(b)は、アプリ制御部の処理の効果を説明するための図である。 ユーザ端末の位置情報を用いた処理で使用する起動地点テーブルを示す図である。
以下、一実施形態について、図1〜図15に基づいて詳細に説明する。図1には、一実施形態に係るサーバサービスシステム100の構成が模式的に示されている。図1に示すように、サーバサービスシステム100は、端末としての1又は複数のユーザ端末(クライアント)10と、クラウド50と、を備える。ユーザ端末10及びクラウド50は、インターネットなどのネットワーク80に接続されている。ユーザ端末10では、クラウド50内で動作するアプリケーションプログラムを操作することが可能である。なお、本明細書及び図面の中での表現として、「アプリケーションプログラム」を適宜、単に「アプリ」と表記する。
ユーザ端末10としては、デスクトップ型のPC(Personal Computer)、ノート型のPCのほか、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)や、タブレット型コンピュータなどの端末を採用することができる。ユーザ端末10は、CPU、ROM、RAM、HDDなどを含み、CPUがプログラムを実行することで、図4の端末状態通知部12及びアプリ実行部14としての機能を発揮する。端末状態通知部12は、ユーザ端末10の電源状態を含む情報を、アプリケーション動作管理サーバ20に通知する。より具体的には、端末状態通知部12は、端末起動時において、端末の状態(起動状態)、端末ID、ユーザID,時刻、位置を通知する。また、端末状態通知部12は、端末の動作終了時において、端末の状態(終了状態)、端末ID、ユーザID、電源状態、時刻、位置を通知する。なお、ユーザ端末10の通知する電源状態としては、S0(電源オン)、S3(データをRAMに格納した状態でスリープ)、S4(データをHDDに格納した状態でスリープ)、S5(電源オフ)がある。アプリ実行部14は、アプリケーションプログラムを実行する旨を、端末IDやユーザIDとともに、アプリケーション動作管理サーバ20に通知する。なお、ユーザ端末10は、図4に示すように、GPS(Global Positioning System)を利用して位置情報を取得する位置検出部16も有している。
クラウド50は、図2に示すように、動作管理装置としてのアプリケーション動作管理サーバ20と、アプリA用サーバ30a、アプリB用サーバ30b、アプリC用サーバ30c…と、を含む。各サーバは、LAN(Local Area Network)等のネットワーク32に接続されている。
アプリA用サーバ30aは、アプリケーションプログラム1(例えばワープロのアプリケーション)を動作させるサーバである。アプリB用サーバ30bは、アプリケーションプログラム2(例えば表計算のアプリケーション)を動作させるサーバである。また、アプリC用サーバ30cは、アプリケーションプログラム3(例えば図面作成のアプリケーション)を動作させるサーバである。なお、サーバ30a〜30cは、それぞれのサーバにおいて1つのOSが動作しているものとする。ただし、これに限られるものではなく、サーバ30a〜30cとしては、複数のOSを動作させるハイパーバイザー型のサーバを採用することとしてもよい。
アプリケーション動作管理サーバ20は、サーバ30a〜30c及び当該サーバ30a〜30cにおけるアプリケーションの動作を管理するサーバである。図3には、アプリケーション動作管理サーバ20のハードウェア構成が示されている。この図2に示すように、アプリケーション動作管理サーバ20は、CPU90、ROM92、RAM94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えている。これらアプリケーション動作管理サーバ20の構成各部は、バス98に接続されている。アプリケーション動作管理サーバ20では、可搬型記憶媒体91に記憶されているアプリケーションの動作管理プログラムを可搬型記憶媒体用ドライブ99で読み出す。そして、CPU90は、可搬型記憶媒体用ドライブ99で読み出したプログラムや、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラムをCPU90が実行することで図4の各部の機能を実現している。
図4には、ユーザ端末10、及びアプリケーション動作管理サーバ20の機能ブロック図が示されている。図4に示すように、アプリケーション動作管理サーバ20は、管理部60及び実行部70として機能する。
管理部60は、取得部としての端末状態受信部22と、ユーザ・端末特定部24と、判定部及び特定部としてのアプリ選定部26と、アプリ制御部28と、使用履歴作成部42と、ユーザグループ作成部44と、を有する。また、管理部60は、データベースとしての端末・アプリ使用履歴DB52と、アプリ使用ログ54と、ユーザグループDB56と、を有している。なお、本明細書及び図面中の記載として、「データベース」を適宜「DB」と表示している。
端末状態受信部22は、ユーザ端末10からの電源状態等の通知を受け、ユーザ・端末特定部24に処理を渡す。ユーザ・端末特定部24は、ユーザ端末10からの通知内容からユーザ端末10を使っているユーザの情報を抽出する。アプリ選定部26は、端末・アプリ使用履歴DB52を参照して、抽出したユーザがユーザ端末10で使用する可能性の高いアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリ」とも呼ぶ)を抽出する。
アプリ制御部28は、アプリ選定部26で抽出されたアプリケーションプログラムの起動を行うよう、後述するアプリサーバ決定部66a,66b…のいずれかに対して命令する。すなわち、本実施形態では、アプリ制御部28とアプリサーバ決定部66a,66bとを含んで起動部が実現されている。使用履歴作成部42は、アプリA用サーバ30a、アプリB用サーバ30b,アプリC用サーバ30c…(以下、「アプリ用サーバ30a〜30c」とも呼ぶ)のアプリ使用ログ54を参照し、ユーザ・端末毎のアプリ使用履歴DB(図6)を作成する。ユーザグループ作成部44は、端末・アプリ使用履歴DB52を参照し、類似する時間帯において同一のアプリケーションを使用するユーザ及び端末の組み合わせをグループ化し、ユーザグループDB56を作成する。
端末・アプリ使用履歴DB52は、ユーザ・端末毎にアプリケーション使用履歴をまとめた情報を格納する。ここで、端末・アプリ使用履歴DB52には、図5に示す端末使用履歴DBと、図6に示すアプリ使用履歴DBとが含まれる。
図5の端末使用履歴DBは、ユーザごとに作成されるデータベースであり、ユーザが使用する端末のID、端末状態が変更されたときの時刻、変更後の端末状態、電源状態、位置情報を含んでいる(それぞれが紐付けられている)。また、図6のアプリ使用履歴DBは、アプリごとに作成されるデータベースであり、アプリを使用するユーザのIDと、使用開始時刻及び終了時刻、使用端末、位置情報を含んでいる(それぞれが紐付けられている)。
図4に戻り、アプリ使用ログ54は、アプリ用サーバ30a〜30cにおけるアプリケーションの使用状況をログとして格納する。ユーザグループDB56は、アプリケーション毎に、アプリケーションの使用状況が類似するユーザをグループ化した情報を格納する(図12参照)。
実行部70は、アプリ実行受付部62と、ユーザ認証部64と、アプリAサーバ決定部66a、アプリBサーバ決定部66b…(以下、「アプリサーバ決定部66a,66b」とも呼ぶ)と、グループ化部としてのユーザグループ抽出部68と、を有する。アプリ実行受付部62は、ユーザ端末10のアプリ実行部14から、アプリケーションプログラムを使用する旨の通知を受け付ける。ユーザ認証部64は、アプリ実行受付部62において受け付けられた通知に含まれるユーザIDに基づいて、ユーザの認証を行う。
アプリサーバ決定部66a、66bは、アプリA、アプリBごとに用意されている。アプリ実行受付部62で受け付けたアプリ実行部14からの通知においてアプリAが指定された場合には、アプリAサーバ決定部66aが、ユーザグループ抽出部68の抽出結果も考慮しつつ、アプリA(ユーザイメージ)を動作させるサーバ(アプリA用サーバ30aのうちの1つのサーバ)を決定する。また、アプリBが指定された場合には、アプリBサーバ決定部66aが、ユーザグループ抽出部68の抽出結果も考慮しつつ、アプリB(ユーザイメージ)を動作させるサーバ(アプリA用サーバ30aのうちの1つのサーバ)を決定する。また、アプリサーバ決定部66a,66bは、アプリ制御部28からの指示に基づいて、アプリを動作させるサーバを決定する。
ユーザグループ抽出部68は、ユーザグループDB56を参照し、ユーザ端末10及び当該端末のユーザの組み合わせと同一のグループに含まれるユーザ端末及びユーザの組み合わせを抽出する。
次に、上記のように構成されるサーバサービスシステム100における処理について、図7〜図14に基づいて、詳細に説明する。
(ユーザ・端末特定部24の処理について)
まず、図7に基づいて、ユーザ・端末特定部24の処理について説明する。この図7の処理は、端末状態受信部22が端末状態通知部12からの通知を受けるたびに、実行される。
ユーザ・端末特定部24は、図7のステップS10において、端末状態受信部22が端末状態通知部12から受信した通知に含まれているユーザIDに基づいて、新規ユーザであるか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、すなわち、特定されているユーザが、既に端末・アプリ使用履歴DB52内に存在しているユーザであった場合には、ステップS12に移行する。ステップS12に移行した場合、ユーザ・端末特定部24は、端末・アプリ使用履歴DB52から、特定されているユーザのデータベース(図5の端末使用履歴DB)を抽出する。一方、ステップS10の判断が肯定された場合、すなわち、特定されたユーザが新規ユーザであった場合には、ステップS14に移行する。ステップS14では、新規ユーザのデータベース(図5の端末使用履歴DB)を新たに作成する。
ステップS12又はステップS14の処理が行われた後は、ステップS16において、ユーザ・端末特定部24が、電源状態などの情報を、端末使用履歴DBに記録する。そして、ステップS18では、ユーザ・端末特定部24が、アプリ選定部26に対して、データベースへの記録を行った旨の通知を出力する。
(アプリ選定部26の処理について)
次に、図8に基づいて、アプリ選定部26の処理について説明する。なお、この図8の処理は、図7のステップS18においてアプリ選定部26が通知を受けたタイミングで開始される。
図8のステップS20では、アプリ選定部26が、ユーザ端末10がコールドブート、すなわち、電源がオフの状態(S5)から、オンの状態(S0)になったか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS22に移行する。ステップS22では、アプリ選定部26が、過去において同一のユーザが利用するユーザ端末がS5→S0となったときに使用したアプリリストを抽出する。ここで、使用履歴作成部42がアプリ使用ログ54を用いて、図6に示すようなアプリ使用履歴DBを随時作成している。したがって、アプリ選定部26は、このアプリ使用履歴DBと、図5の端末使用履歴DBとに基づいて、図9に示す使用アプリ履歴テーブルを生成することができる。なお、図9の使用アプリ履歴テーブルは、ユーザごとに生成される。アプリ選定部26は、使用アプリ履歴テーブルを参照して、過去において、電源状態がS5→S0となったときに、最も使用されていた(例えば過去1ヶ月間における使用時間が最も長い)アプリ(図9ではアプリB)を抽出する。
一方、ステップS20の判断が否定された場合には、ステップS24に移行する。そして、ステップS24では、アプリ選定部26が、ユーザ端末10がS3(データをRAMに格納した状態でスリープ)の状態から、電源がオンの状態(S0)になったか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS26に移行する。ステップS26では、アプリ選定部26が、図9の使用アプリ履歴テーブルを生成、参照する。そして、アプリ選定部26は、過去において電源状態がS3→S0となったときに、最も使用されていた(例えば過去1ヶ月間における使用時間が最も長い)アプリを抽出する。
これに対し、ステップS24の判断が否定されると、アプリ選定部26は、ステップS28に移行し、ユーザ端末10が、S4(データをHDDに格納した状態でスリープ)から電源がオンの状態(S0)になったか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS30に移行して、アプリ選定部26が図9の使用アプリ履歴テーブルを生成、参照する。そして、アプリ選定部26は、過去において、電源状態がS4→S0となったときに、最も使用されていた(例えば過去1ヶ月間における使用時間が最も長い)アプリを抽出する。
上記のように、ステップS22、S26、S30のいずれかを経た場合、ステップS32に移行する。ステップS32では、アプリ選定部26は、ユーザの使用頻度上位のアプリケーション(ここでは、最も使用されているアプリケーション)を起動するようアプリ制御部28に通知する。そして、図8の全処理を終了する。なお、最も使用されているアプリケーションを抽出する場合、上記のように過去1ヶ月間における使用時間が最も長いアプリケーションを抽出する以外に、使用回数が最も多いアプリケーションを抽出することとしても良い。なお、アプリ選定部26は、予め定めた所定の閾値よりも多く使用されている1つ以上のアプリケーションを抽出することとしてもよい。この場合、ステップS32では、1つ以上のアプリケーションを起動するよう、アプリ選定部26からアプリ制御部28に通知がされることになる。
図8のステップS28において、判断が否定された場合、すなわち、ユーザ端末10の電源状態がオンからオフ(又はスリープ状態)になった場合には、ステップS34に移行する。ステップS34では、アプリ選定部26が、電源状態がS5又はS4であるか否かを判断する。なお、電源状態がS5、S4である場合とは、その状態から電源がオンになったときに、端末が起動するまでに長時間を要する場合を意味する。
ステップS34の判断が肯定された場合には、ステップS36において、ユーザ端末10で実行されていたアプリを終了するよう、アプリ制御部28に対して通知する。
一方、電源状態がS3であったため、ステップS34の判断が否定された場合には、ステップS38に移行する。なお、電源状態がS3である場合とは、その状態から電源がオンになったときに、端末が起動するまでにさほど時間を要さない場合を意味する。なお、ユーザ端末がS5から起動するまでに要する時間は、S4から起動するまでに要する時間よりも長く、S4から起動するまでに要する時間は、S3から起動するまでに要する時間よりも長い。一例を挙げれば、ユーザ端末がS5から起動するまでに要する時間を100とした場合、S4から起動するまでに要する時間は50であるが、S3から起動するまでに要する時間は、6程度となることがある。
ステップS38では、アプリ選定部26が、一定時間内にユーザ端末10が復帰する(電源オンに戻る)可能性が高いか否かを判断する。この場合、アプリ選定部26は、以下のような方法で、一定時間内にユーザ端末10が復帰する(電源オンに戻る)可能性が高いか否かを判断する。
すなわち、まず、アプリ選定部26は、図10(a)に示すようなユーザの履歴テーブルを端末使用履歴DB(図5)から生成する。すなわち、図10(a)のように、電源状態がS3からS0に変わるまでの時間(S3状態から、電源がオンに復帰するまでの時間)を求めるためのテーブルを生成する。次いで、アプリ選定部26は、上記のようにして生成された図10(a)のテーブルから、図10(b)に示すようなテーブルを生成する。この図10(b)のテーブルには、時間帯ごとに、30分以内に電源状態がS3からオン(S0)に復帰した確率が格納される。そして、アプリ選定部26は、図10(b)のテーブルから、現在の時間帯に対応する、30分以内に復帰する確率を取得し、当該確率が所定の閾値(例えば75%など)を超えているか否かを判断する。この判断により、ステップS38の判断、すなわち、一定時間内にユーザ端末10が復帰する(電源オンに戻る)可能性が高いか否かの判断がなされることになる。
なお、図10(a)、図10(b)における履歴の抽出範囲は、過去1ヶ月や1年などの期間で限定してもよいし、抽出範囲を限定しなくても良い。また、ユーザ端末10が、会社の業務などのルーチンワークで用いられる場合には、履歴の抽出範囲を曜日で限定してもよい。また、上記説明においては、図10(b)のように全時間帯のデータ(確率)を取得しているかのように説明しているが、これに限らず、現在(ユーザ端末10から取得した時刻)が含まれる時間帯のデータのみを取得することとしてもよい。
上述したステップS38の判断が否定された場合、すなわち、一定時間内に復帰する可能性が低い場合には、ステップS36に移行し、ユーザ端末10で実行されていたアプリを終了するよう、アプリ制御部28に対して通知する。一方、ステップS38の判断が肯定された場合には、ユーザ端末10で実行されていたアプリを終了することなく、図8の全処理を終了する。
(アプリ制御部28の処理について)
次に、アプリ制御部28の処理について、図11に基づいて説明する。なお、図11の処理は所定時間ごとに繰り返される。
アプリ制御部28は、ステップS40において、アプリケーションの起動依頼があったか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS44に移行する。
ステップS44では、アプリ制御部28は、ユーザがグループに属するか否かを判断する。具体的には、アプリ制御部28は、アプリ使用履歴DB(図6)に基づいて、図12に示すような、特定のユーザ(図12ではユーザA)のアプリ使用時に同時使用率の高いユーザを示すテーブルを生成する。ここで、図12における同時使用率は同時に使用していた時間、または、同時に使用していた頻度で判断する。同時使用率(時間)は、次式(1)から求めることができ、同時使用率(頻度)は、次式(2)から求めることができる。
同時使用率(時間)
=特定ユーザと他のユーザとが同時使用していた時間/特定ユーザの総使用時間
…(1)
同時使用率(頻度)
=特定ユーザと他のユーザとが同時使用していた回数/特定ユーザの総使用回数
…(2)
そして、アプリ制御部28は、図12のテーブルのうち、同時使用率(時間)又は同時使用率(頻度)が、所定の閾値を超えていた場合に、特定のユーザと同時使用ユーザとを、グループ化する。なお、グループ化は、同時使用率(時間)及び同時使用率(頻度)の両方が、それぞれに設定されている閾値を超えていた場合に行うこととしてもよい。
また、アプリ制御部28は、起動しようとしているアプリにおいて、グループ化されているユーザが存在しているかを確認する。この場合、グループ化されているユーザが存在していれば、ステップS44の判断が肯定され、存在していなければ、ステップS44の判断が否定されることになる。
ステップS44の判断が肯定された場合、ステップS46に移行し、アプリ制御部28は、起動サーバを特定する。具体的には、アプリ制御部28は、グループ化されているユーザのアプリケーション(ユーザイメージ)については、極力(可能な限り)同一のサーバで動作させるように、サーバを特定する。
そして、ステップS46の処理が終了すると、ステップS48に移行する。一方、ステップS44の判断が否定された場合には、ステップS46を経ずにステップS48に移行する。ステップS48では、アプリ制御部28が、起動依頼に係るアプリを起動する。なお、このステップS48の処理が終了すると、図11の全処理が終了する。
なお、上述したステップS44では、アプリ制御部28は、図12に示すテーブルを生成して、ユーザをグループ化する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図13に示すようなテーブルを生成して、ユーザをグループ化することとしてもよい。図13のテーブルには、ユーザAがあるアプリの使用を終了した時点とほぼ同時(ここでは、15分以内としている)に同一のアプリを終了したユーザのIDと、同時終了の頻度(回数)及び同時終了率が、図6のアプリ使用履歴から抽出されて、格納される。なお、同時終了率は、ほぼ同時に終了したユーザのあるアプリの全終了回数に対するユーザAと同時終了した回数を意味する。
この場合、アプリ制御部28は、図13のテーブルの同時終了頻度と同時終了率に基づいて、上記と同様にしてユーザをグループ化することができる。そして、アプリ制御部28は、ユーザのグループに基づいて、起動サーバを特定するようにすることができる。
図11に戻り、ステップS40の判断が否定された場合には、ステップS42に移行し、アプリ制御部28は、アプリケーションの終了依頼があったか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、図11の全処理を終了するが、肯定された場合には、ステップS50に移行する。
ステップS50では、アプリ制御部28が、終了依頼にかかるアプリを終了する。次いで、ステップS52では、アプリ制御部28が、同一サーバ上で動いているアプリがあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、図11の全処理を終了するが、ここでの判断が否定された場合には、ステップS54に移行する。ステップS54では、アプリ制御部28が、アプリケーションが動作していないサーバを終了する(電源をオフにする)。
ここで、図11の処理を行った場合の効果について、図14の模式図に基づいて説明する。図14(a)は、比較例(ユーザ及び端末をグループ化しない例)を採用した場合の、サーバ上で動作するアプリケーションの様子を示している。この例では、各サーバが2ユーザのイメージ(アプリ)を動作させることができ、ユーザ1とユーザ2がアプリAを同時間帯に使用すると仮定している。また、4人のユーザ1〜4は、ユーザ3→ユーザ1→ユーザ2→ユーザ4の順にアプリAの使用を開始したものとする。
この場合、図14(a)の左欄に示すように、2つのサーバにおいてイメージを順に動作させることとする。かかる場合には、図14(a)の右欄に示すように、ユーザ1と2がほぼ同時にアプリAの使用を終了しても、各サーバではアプリが動作しているため、サーバの電源をオフにすることはできない、ということが生じる。これに対し、本実施形態のように、ほぼ同時間帯に同一のアプリを使用するユーザ及び端末をグループ化し、当該グループ化されたユーザ及び端末でアプリが使用されるときには、極力同一のサーバでアプリを動作させることとする。すなわち、図14(b)の左欄に示すように、ユーザ1とユーザ2のアプリを同一のサーバで動作させる。このようにすることで、図14(b)の右欄に示すように、ユーザ1とユーザ2がほぼ同時にアプリAの使用を終了すると、1つのサーバではアプリAが動作していないので、そのサーバの電源をオフにすることができるようになる。これにより、省電力化を図ることが可能である。
なお、本実施形態では、図5に示すように、ユーザ端末10からユーザ端末10の位置情報を取得していることから、この位置情報を更に用いて、アプリケーションプログラムの動作を管理することが可能である。具体的には、事前起動部としてのアプリ制御部28が、ユーザ端末10において普段多く使用されるアプリと、そのアプリの使用が開始される位置との関係を表すテーブル(図15参照)を、図5の端末使用履歴DBに基づいて生成する。この場合、アプリ制御部28は、図5の端末使用履歴DBに基づいて、電源状態がS3→S0になったときの位置情報とアプリ種別とを抽出する。なお、位置情報については、誤差の範囲内(例えば、5mのずれの範囲内)であれば、同一の位置情報として取り扱うこととすることができる。この場合、2点の位置情報が緯度、経度(x1,y1)(x2,y2)で取得される場合、緯度、経度からメートルに換算する係数をa,bとすると、次式(3)を満たしている場合に、2点を同一の点として扱うこととすることができる。
{a(x1−x2)2+b(y1−y2)21/2≦5 …(3)
なお、a,bは、通常、近距離の場合、a=910、b=1110程度である。
また、複数の点を同一の点として扱う場合、複数の点の中心位置を、図15に登録する。この場合の中心位置は、複数の点がn点{(x1,y1)、(x2,y2)、…、(xn,yn)}であれば、中心位置の座標は、((x1+x2+…+xn)/n,(y1+y2+…+yn)/n)である。
そして、アプリ制御部28では、電源状態がS3の状態にあるユーザ端末10の位置(p,q)が、中心位置(x,y)から所定範囲(例えば100m範囲)に入ったとき、すなわち、次式(4)を満たすようになったときに、起動アプリリストに載っているアプリの起動を開始する。
(p−x)2+(q−y)2≦1002 …(4)
このようにすることで、電源状態がS3(電源オンからの起動が早い状態)にある場合において、予めサーバでアプリを立ち上げておくことができるので、電源がオンになった後に応答性よくアプリを動作させることが可能となる。
なお、上記では、GPSを用いてユーザ端末10の位置情報を取得する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、ユーザ端末10が通信可能な無線基地局のデータから、位置データを取得することとしてもよい。また、ユーザ端末にアクティブRFIDタグを設けておき、予めタグリーダが設定されている場所(例えばビルや事務室などの入り口)を通過したときに、アプリを起動することとしてもよい。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、ユーザが使用するユーザ端末10の電源状態を判定し(ステップS20、S24、S28)、ユーザ端末10の電源がオンになったと判定されたときに、ユーザ端末及びユーザの組み合わせ毎に取得されているアプリの使用履歴データ(端末使用履歴DB)のうち、電源がオンになったユーザ端末10及びユーザの組み合わせと一致するデータを参照して、電源がオンになったユーザ端末10で使用される可能性が高いアプリを特定し(ステップS22、S26、S30)、特定されたアプリをサーバ30a〜30c上で起動する(ステップS32)。これにより、ユーザ端末10の電源がオン以外であれば、アプリの動作やサーバの動作を停止しておくことができる。また、ユーザ端末10の電源がオンになったときには、ユーザが使用する可能性が高いアプリを予め起動しておくことができる。このように、本実施形態では、アプリの応答性低下を抑制しつつ、サーバにおける省電力化を図ることが可能である。
また、本実施形態によると、図5の端末使用履歴DBには、アプリの使用を開始したユーザ端末10の、電源がオンになる以前における電源状態(S3〜S5)が紐付けられており、アプリ制御部28は、ユーザ端末10の電源がオンになる以前の電源状態と、紐付けられている電源状態とが一致するデータを参照して、電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリを特定する(ステップS22、S26,S30)。したがって、ユーザ端末10の電源がオンになる以前の状態を考慮して、予め起動するアプリを特定することで、適切なアプリを予め起動しておくことができる。
また、本実施形態によると、同一のアプリの使用時間帯が類似する端末及びユーザをグループ化し、同一グループに属する端末及びユーザが使用するアプリは、極力同一のサーバで起動することとしている。これにより、図14(a)、図14(b)で説明したように、サーバの省電力化を効果的に図ることが可能となる。
また、本実施形態では、電源状態がオンの状態(S0)からオフ又はスリープ状態(S3〜S5)になったときに、電源状態がS3〜S5のいずれであるかに基づいて、サーバにおけるアプリの動作を終了するか否かを決定する(S34)。これにより、電源がオフ又はスリープ状態から、オンの状態に復帰するまでに要する時間に応じた適切なアプリの動作管理を行うことができる。
また、本実施形態では、電源状態がS3になったときに、一定時間内に復帰する可能性が高いか否かを判定し(ステップS38)、その結果、可能性が低い場合には、アプリの動作を終了することとしている(ステップS36)。これにより、適切なアプリの動作管理を行うことができる。
また、本実施形態では、ユーザ端末10の位置情報を取得し(ステップS16)、当該位置情報に基づいて、ユーザ端末10において使用される可能性の高いアプリ(図15参照)を、ユーザ端末の電源がオンになる前に起動することとしている。これにより、ユーザ端末10の位置に応じて、使用する可能性の高いアプリを予め起動しておくことができるので、適切なアプリの動作管理を行うことが可能である。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) ユーザが使用する端末、及び端末からの指示によりアプリケーションプログラムを実行するサーバとネットワークで接続されたコンピュータが実行するアプリケーションプログラムの動作管理方法であって、ユーザが使用する端末の電源の状態を判定する判定工程と、前記判定工程において前記端末の電源がオンになったと判定されたときに、端末及びユーザの組み合わせ毎にデータベースに記憶されているアプリケーションプログラムの使用履歴データのうち、前記電源がオンになった端末及びユーザの組み合わせと一致する使用履歴データを前記データベースから抽出し、前記使用履歴データを参照して前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定する特定工程と、前記特定工程で特定されたアプリケーションプログラムをサーバ上で起動する起動工程と、をコンピュータが実行することを特徴とするアプリケーションプログラムの動作管理方法。
(付記2) 前記使用履歴データには、前記アプリケーションプログラムの使用を開始した端末の、前記電源がオンになる以前における電源状態が紐付けられており、前記特定工程では、前記判定工程で前記電源がオンになったと判定した端末の、前記電源がオンになる以前における電源状態が一致する使用履歴データを参照して、前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定する処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする付記1に記載のアプリケーションプログラムの動作管理方法。
(付記3) 前記使用履歴データのうち、同一のアプリケーションプログラムの使用時間帯が類似する端末及びユーザをグループ化するグループ化工程を、コンピュータが更に実行し、前記起動工程では、同一グループに属する端末及びユーザが使用するアプリケーションプログラムを同一のサーバで起動できる場合には、当該同一のサーバで前記アプリケーションプログラムを起動する処理を、前記コンピュータが実行することを特徴とする付記1又は2に記載のアプリケーションプログラムの動作管理方法。
(付記4) 前記判定工程において、前記コンピュータが、前記ユーザが使用する端末の電源がオン以外になったと判定したときに、前記ユーザが使用する端末の電源状態に基づいて、当該端末において使用されていたアプリケーションプログラムを終了するか否かを決定する決定工程を、前記コンピュータが更に実行することを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載のアプリケーションプログラムの動作管理方法。
(付記5) 前記端末の位置情報を取得する取得工程と、前記取得工程で取得された前記端末の位置情報に基づいて、当該端末において使用される可能性の高いアプリケーションプログラムを、前記端末の電源がオンになる前に起動する事前起動工程と、を前記コンピュータが更に実行することを特徴とする付記4に記載のアプリケーションプログラムの動作管理方法。
(付記6) 前記特定工程では、前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムとして、前記端末及びユーザの組み合わせ毎に取得されているアプリケーションプログラムのうち総使用時間が最長のアプリケーションプログラム、使用回数が最多のアプリケーションプログラム、1回の使用における時間が最長のアプリケーションプログラム、前記端末の起動時刻を含む時間帯において使用された回数又は時間の値が最も大きいアプリケーションプログラム、前記端末の位置を含む領域において使用された回数又は時間の値が最も大きいアプリケーションプログラム、前記端末の起動時刻を含む時間帯において前記端末の位置を含む領域で使用された回数又は時間の値が最も大きいアプリケーションプログラムのいずれかを特定することを特徴とする付記1〜5のいずれかに記載のアプリケーションプログラムの動作管理方法。
(付記7) ユーザが使用する端末、及び端末からの指示によりアプリケーションプログラムを実行するサーバとネットワークで接続された動作管理装置であって、ユーザが使用する端末の電源の状態を判定する判定部と、前記判定部において前記端末の電源がオンになったと判定されたときに、端末及びユーザの組み合わせ毎にデータベースに記憶されているアプリケーションプログラムの使用履歴データ前記データベースから抽出し、前記使用履歴データを参照して前記電源がオンになった端末及びユーザの組み合わせと一致する使用履歴データを参照し、前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定する特定部と、前記特定部で特定されたアプリケーションプログラムをサーバ上で起動する起動部と、を備えるアプリケーションプログラムの動作管理装置。
(付記8) 前記使用履歴データには、前記アプリケーションプログラムの使用を開始した端末の、前記電源がオンになる以前における電源状態が紐付けられており、前記特定部は、前記判定部で前記電源がオンになったと判定した端末の、前記電源がオンになる以前における電源状態が一致する使用履歴データを参照して、前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定することを特徴とする付記7に記載のアプリケーションプログラムの動作管理装置。
(付記9) 前記使用履歴データのうち、同一のアプリケーションプログラムの使用時間帯が類似する端末及びユーザをグループ化するグループ化部を更に備え、前記起動部は、同一グループに属する端末及びユーザが使用するアプリケーションプログラムを同一のサーバで起動できる場合には、当該同一のサーバで前記アプリケーションプログラムを起動することを特徴とする付記7又は8に記載のアプリケーションプログラムの動作管理装置。
(付記10) 前記判定部が、前記ユーザが使用する端末の電源がオン以外になったと判定したときに、前記ユーザが使用する端末の電源状態に基づいて、当該端末において使用されていたアプリケーションプログラムを終了するか否かを決定する決定部を、更に備える付記7〜9のいずれかに記載のアプリケーションプログラムの動作管理装置。
(付記11) 前記端末の位置情報を取得する取得部と、前記取得部で取得された前記端末の位置情報に基づいて、当該端末において使用される可能性の高いアプリケーションプログラムを、前記端末の電源がオンになる前に起動する事前起動部と、を更に備える付記10に記載のアプリケーションプログラムの動作管理装置。
(付記12) 前記特定部は、前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムとして、前記端末及びユーザの組み合わせ毎に取得されているアプリケーションプログラムのうち総使用時間が最長のアプリケーションプログラム、使用回数が最多のアプリケーションプログラム、1回の使用における時間が最長のアプリケーションプログラム、前記端末の起動時刻を含む時間帯において使用された回数又は時間の値が最も大きいアプリケーションプログラム、前記端末の位置を含む領域において使用された回数又は時間の値が最も大きいアプリケーションプログラム、前記端末の起動時刻を含む時間帯において前記端末の位置を含む領域で使用された回数又は時間の値が最も大きいアプリケーションプログラムのいずれかを特定することを特徴とする付記7〜11のいずれかに記載のアプリケーションプログラムの動作管理装置。
(付記13) ユーザが使用する端末、及び端末からの指示によりアプリケーションプログラムを実行するサーバとネットワークで接続されたコンピュータに、ユーザが使用する端末の電源の状態を判定し、前記端末の電源がオンになったと判定されたときに、端末及びユーザの組み合わせ毎にデータベースに記憶されているアプリケーションプログラムの使用履歴データを前記データベースから抽出し、前記使用履歴データを参照して前記電源がオンになった端末及びユーザの組み合わせと一致する使用履歴データを参照して、前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定し、前記特定されたアプリケーションプログラムをサーバ上で起動する処理を実行させるアプリケーションプログラムの動作管理プログラム。
(付記14) 前記使用履歴データには、前記アプリケーションプログラムの使用を開始した端末の、前記電源がオンになる以前における電源状態が紐付けられており、前記特定においては、前記コンピュータに、前記判定において前記電源がオンになったと判定された端末の、前記電源がオンになる以前における電源状態が一致する使用履歴データを参照させ、前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定させることを特徴とする付記13に記載のアプリケーションプログラムの動作管理プログラム。
(付記15) 前記コンピュータに、前記使用履歴データのうち、同一のアプリケーションプログラムの使用時間帯が類似する端末及びユーザをグループ化させ、前記起動においては、同一グループに属する端末及びユーザが使用するアプリケーションプログラムを同一のサーバで起動できる場合には、前記コンピュータに当該同一のサーバで前記アプリケーションプログラムを起動させることを特徴とする付記13又は14に記載のアプリケーションプログラムの動作管理プログラム。
(付記16) 前記判定において、前記ユーザが使用する端末の電源がオン以外になったと判定されるときに、前記コンピュータに、前記ユーザが使用する端末の電源状態に基づいて、当該端末において使用されていたアプリケーションプログラムを終了するか否かを更に決定させる付記13〜15のいずれかに記載のアプリケーションプログラムの動作管理プログラム。
(付記17) 前記コンピュータに、前記端末の位置情報を取得させ、当該取得された前記端末の位置情報に基づいて、当該端末において使用される可能性の高いアプリケーションプログラムを、前記端末の電源がオンになる前に起動させる付記16に記載のアプリケーションプログラムの動作管理プログラム。
(付記18) 前記特定においては、前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムとして、前記端末及びユーザの組み合わせ毎に取得されているアプリケーションプログラムのうち総使用時間が最長のアプリケーションプログラム、使用回数が最多のアプリケーションプログラム、1回の使用における時間が最長のアプリケーションプログラム、前記端末の起動時刻を含む時間帯において使用された回数又は時間の値が最も大きいアプリケーションプログラム、前記端末の位置を含む領域において使用された回数又は時間の値が最も大きいアプリケーションプログラム、前記端末の起動時刻を含む時間帯において前記端末の位置を含む領域で使用された回数又は時間の値が最も大きいアプリケーションプログラムのいずれかを、前記コンピュータに特定させることを特徴とする付記13〜17のいずれかに記載のアプリケーションプログラムの動作管理プログラム。
10 ユーザ端末(端末)
20 アプリケーション動作管理サーバ(動作管理装置)
22 端末状態受信部(取得部)
26 アプリ選定部(判定部、特定部)
28 アプリ制御部(起動部の一部、事前起動部)
52 端末・アプリ使用履歴DB(データベース)
66a,66b アプリサーバ決定部(起動部の一部)
68 ユーザグループ抽出部(グループ化部)

Claims (7)

  1. ユーザが使用する端末、及び端末からの指示によりアプリケーションプログラムを実行するサーバとネットワークで接続されたコンピュータが実行するアプリケーションプログラムの動作管理方法であって、
    ユーザが使用する端末の電源の状態を判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記端末の電源がオンになったと判定されたときに、端末及びユーザの組み合わせ毎にデータベースに記憶されているアプリケーションプログラムの使用履歴データのうち、前記電源がオンになった端末及びユーザの組み合わせと一致する使用履歴データを前記データベースから抽出し、前記使用履歴データを参照して前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定する特定工程と、
    前記特定工程で特定されたアプリケーションプログラムをサーバ上で起動する起動工程と、をコンピュータが実行することを特徴とするアプリケーションプログラムの動作管理方法。
  2. 前記使用履歴データには、前記アプリケーションプログラムの使用を開始した端末の、前記電源がオンになる以前における電源状態が紐付けられており、
    前記特定工程では、前記判定工程で前記電源がオンになったと判定した端末の、前記電源がオンになる以前における電源状態が一致する使用履歴データを参照して、前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定する処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプログラムの動作管理方法。
  3. 前記使用履歴データのうち、同一のアプリケーションプログラムの使用時間帯が類似する端末及びユーザをグループ化するグループ化工程を、コンピュータが更に実行し、
    前記起動工程では、同一グループに属する端末及びユーザが使用するアプリケーションプログラムを同一のサーバで起動できる場合には、当該同一のサーバで前記アプリケーションプログラムを起動する処理を、前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項1又は2に記載のアプリケーションプログラムの動作管理方法。
  4. 前記判定工程において、前記コンピュータが、前記ユーザが使用する端末の電源がオン以外になったと判定したときに、
    前記ユーザが使用する端末の電源状態に基づいて、当該端末において使用されていたアプリケーションプログラムを終了するか否かを決定する決定工程を、前記コンピュータが更に実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のアプリケーションプログラムの動作管理方法。
  5. 前記端末の位置情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された前記端末の位置情報に基づいて、当該端末において使用される可能性の高いアプリケーションプログラムを、前記端末の電源がオンになる前に起動する事前起動工程と、を前記コンピュータが更に実行することを特徴とする請求項4に記載のアプリケーションプログラムの動作管理方法。
  6. ユーザが使用する端末、及び端末からの指示によりアプリケーションプログラムを実行するサーバとネットワークで接続された動作管理装置であって、
    ユーザが使用する端末の電源の状態を判定する判定部と、
    前記判定部において前記端末の電源がオンになったと判定されたときに、端末及びユーザの組み合わせ毎にデータベースに記憶されているアプリケーションプログラムの使用履歴データを前記データベースから抽出し、前記使用履歴データを参照して前記電源がオンになった端末及びユーザの組み合わせと一致する使用履歴データを参照し、前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定する特定部と、
    前記特定部で特定されたアプリケーションプログラムをサーバ上で起動する起動部と、を備えるアプリケーションプログラムの動作管理装置。
  7. ユーザが使用する端末、及び端末からの指示によりアプリケーションプログラムを実行するサーバとネットワークで接続されたコンピュータに、
    ユーザが使用する端末の電源の状態を判定し、
    前記端末の電源がオンになったと判定されたときに、端末及びユーザの組み合わせ毎にデータベースに記憶されているアプリケーションプログラムの使用履歴データのうち、前記電源がオンになった端末及びユーザの組み合わせと一致する使用履歴データを前記データベースから抽出し、前記使用履歴データを参照して前記電源がオンになった端末で使用される可能性が高いアプリケーションプログラムを特定し、
    前記特定されたアプリケーションプログラムをサーバ上で起動する処理を実行させるアプリケーションプログラムの動作管理プログラム。
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