JP5598206B2 - 空気圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、往復動式の空気圧縮機に関する。
従来、シリンダ内に画成した圧縮室においてピストンの往復動により圧縮空気を生成する往復動圧縮機において、圧縮空気の反圧縮室側(裏側)への漏れを防止するため、ピストンの外周に装着されてシリンダの内周に摺接するリップリングを備えるものが知られている。リップリングは、圧縮室側に向かって屈曲した形状であり、圧縮室内の圧縮空気の圧力によりその外周が常にシリンダの内周に押し付けられた状態で往復動する。圧縮室内の圧縮空気の圧力が高い場合には、リップリングが反圧縮室側にめくれ、圧縮空気が反圧縮室側へ漏れることによる性能低下を生じるおそれがある。そのため、例えば特許文献1に記載の往復動ポンプにおいては、ピストンの外縁部にリップリングの反圧縮室側面を支持する支持部を形成することにより、リップリングのめくれを防止している。
特開2001−280250号公報
しかし、特許文献1に記載の往復動ポンプにおいて、ピストンはコネクティングロッドと一体としてアルミニウム等の金属材料により形成されているため、同様に金属材料により形成されたシリンダと直接接触しないように必ずシリンダの径方向に隙間を持たせなければならない。そのため、高圧力の圧縮空気に対しては、リップリングがその隙間に入り込むように変形してリップリングとシリンダとの間に隙間が生じ、圧縮空気の漏れが生じるおそれがある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、圧縮空気の漏れを防ぐことが可能な空気圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る空気圧縮機は、
シリンダと、
前記シリンダ内を摺動し、前記シリンダとともに圧縮室を画成するピストンと、
前記シリンダの径方向から前記圧縮室に向けて屈曲する屈曲部と、該屈曲部から延びて前記シリンダの内周部と当接し、前記シリンダと前記ピストンとの間をシールする当接部と、を有し、前記ピストンの摺動方向に互いに重ねて配設される複数のリップリングと、
を備え、
前記複数のリップリングは、第1リップリングと、該第1リップリングの前記圧縮室と反対側に配設された第2リップリングと、を含み、互いに略等しい熱膨張率を有する材料から構成され、
前記第2リップリングの屈曲部は、前記第1リップリングの屈曲部と当接し、前記第1リップリングの屈曲部の曲率と略等しい曲率を有する、
ことを特徴とする。
前記複数のリップリングはそれぞれ、略均一の厚さであってもよい。
前記第1リップリングは、前記屈曲部から前記当接部にかけて徐々に薄くなるように形成されていてもよい。
本発明によれば、圧縮空気の漏れを防ぐことが可能な空気圧縮機を提供できる。
本発明の実施形態に係る空気圧縮機の上面図である。 本発明の実施形態に係る空気圧縮機の側面図である。 本発明の実施形態に係る空気圧縮機の正面図である。 本発明の実施形態に係る空気圧縮機の1段目圧縮装置の要部断面図である。 本発明の実施形態に係る空気圧縮機の2段目圧縮装置の要部断面図である。 図4の要部拡大図である。 図5の要部拡大図である。 リップリングの腰折れ状態を説明するための図である。 第1リップリングの変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る空気圧縮機を図面を用いて説明する。図1〜3は、それぞれ本実施形態に係る空気圧縮機1の上面図、側面図、正面図である。図に示すように、空気圧縮機1は、駆動部100と、空気タンク部200と、制御回路部300と、圧縮空気生成部400と、から主に構成され、これらは2点鎖線で示す本体カバー500内に収容されている。また、空気圧縮機1は、持ち運ぶためのハンドル600を備える。
駆動部100は、例えば電動モータ等から構成され、クランクシャフト(図示せず)を介して電動モータの回転運動を圧縮空気生成部400のピストンの往復運動に変換することにより、圧縮空気生成部400を駆動する。駆動部100の駆動回路は、制御回路部300により制御される。また、駆動部100とともに圧縮空気生成部400を間に挟むようにして冷却ファン110が設けられる。冷却ファン110は、駆動部100の回転軸に取り付けられ、圧縮空気生成部400を通風冷却する。
空気タンク部200は、平行に配置された1対の円筒状の空気タンク211、212等から構成される。空気タンク211、212は、圧縮空気生成部400で生成され、吐出管220を通って供給される圧縮空気を貯留する。供給された圧縮空気は、空気タンク211、212内で、例えば3.0〜4.2MPaの圧力を有する。なお、空気タンク211、212は、連通管231、232を介して連通しているため、空気タンク211、212内部の圧力は略同一に維持される。そして、空気タンク211、212内に貯留された圧縮空気は、減圧弁241、242で所定の圧力に減圧された後、圧縮空気取出口(カプラ)251、252に接続されたホース(図示せず)を介して釘打機等の空気工具(図示せず)に供給される。また、カプラ251、252の近傍には圧力計261、262が取り付けられており、カプラ251、252から取り出される圧縮空気の圧力を監視できる。
制御回路部300は、主電源スイッチ310と、表示部320と、スイッチング素子等が配置された回路基板(図示せず)とから主に構成され、主電源スイッチ310からの操作信号等に基づいて、駆動部100の電動モータのオン・オフを制御する。表示部320は、例えば、タンク圧力や過負荷の警告をLED等により表示する。
圧縮空気生成部400は、外部から取り込んだ空気を圧縮して圧縮空気を生成するものであり、例えば図1に示すように、1段目圧縮装置410と、2段目圧縮装置420と、クランクケース430と、から構成される。1段目圧縮装置410と2段目圧縮装置420はクランクケース430を介し、対向するように配置される。図4に1段目圧縮装置410の要部断面図、図5に2段目圧縮装置420の要部断面図を示す。1段目圧縮装置410は、アルミニウム合金等の金属材料から形成された低圧側シリンダ411、低圧側ピストン412、低圧側コンロッド413等から構成される。低圧側シリンダ411と低圧側ピストン412とにより、外部から取り込んだ空気が圧縮される低圧側圧縮室414が画成される。また、2段目圧縮装置420は、アルミニウム合金等の金属材料から形成された高圧側シリンダ421、高圧側ピストン422、高圧側コンロッド423等から構成される。高圧側シリンダ421と高圧側ピストン422とにより、1段目圧縮装置410から吐出された圧縮空気が圧縮される高圧側圧縮室424が画成される。低圧側ピストン412及び高圧側ピストン422は、それぞれ低圧側コンロッド413及び高圧側コンロッド423を介してクランクシャフト(図示せず)に連結されている。この構成により、クランクシャフトの回転運動が、低圧側シリンダ411内における低圧側ピストン412の往復運動、及び高圧側シリンダ421内における高圧側ピストン422の往復運動に変換される。
次に、1段目圧縮装置410における低圧側シリンダ411と低圧側ピストン412間のシールする低圧側リップリング415について図4、図6を用いて説明する。なお、以下の説明では、低圧側ピストン412の摺動方向のうち、圧縮工程時における低圧側ピストン412の移動方向を上方向、その反対を下方向とする。
図4に示すように、環状に形成された低圧側リップリング415は、低圧側ピストン412の下面から下方向に円柱状に突出する突出部412aを挿通した状態で、低圧側コンロッド413の上面に配設される。また、低圧側ピストン412の突出部412aは、低圧側コンロッド413の上面に形成された凹部413aに嵌合する。そして、低圧側リップリング413が低圧側ピストン412と低圧側コンロッド413に挟持された状態で、低圧側ピストン412が、ボルト416により低圧側コンロッド413に固定される。
図6に図4の要部拡大図を示す。図6に示すように、低圧側リップリング415は、低圧側ピストン412と低圧側コンロッド413の上面により挟持される平板部415aと、平板部415aから上向きに屈曲する屈曲部415bと、屈曲部415bから延びて低圧側シリンダ411の内周部と当接する当接部415cとから一体的に構成されている。このような構成により、圧縮工程時において、圧縮空気の圧力により、屈曲部415bが下方向の圧力を受けると、当接部415cがより強く低圧側シリンダ411の内周部と当接する。このようにして、低圧側リップリング415は、低圧側圧縮室414をシールする。
また、低圧側リップリング415は、例えば、PTFE(Polytetrafluoroethylene)といったフッ素樹脂により形成される。これにより、低圧側シリンダ411の内周部との摩擦を小さくすることができ、摺動性を向上させることができる。
次に、2段目圧縮装置420における高圧側シリンダ421と高圧側ピストン422間のシールする第1リップリング425及び第2リップリング426について図5、図7を用いて説明する。なお、以下の説明では、高圧側ピストン422の摺動方向のうち、圧縮工程時における高圧側ピストン422の移動方向を上方向、その反対を下方向とする。
図5に示すように、環状に形成された第1リップリング425及び第2リップリング426は、互いに重ねられて高圧側ピストン422の下面から下方向に円柱状に突出する突出部422aを挿通する。高圧側コンロッド423の上面は高圧側ピストン422の突出部422aの下面が当接する突出部423aが形成されている。さらに、高圧側コンロッド423の突出部423aの外側には、第2リップリング426が配設される段差部423bが形成されている。そして、第1リップリング425及び第2リップリング426が高圧側ピストン422と高圧側コンロッド423に挟持された状態で、高圧側ピストン422が、ボルト427により高圧側コンロッド423に固定される。
図7に図5の要部拡大図を示す。第1リップリング425は、第2リップリング426と高圧側ピストン422とにより挟持される平板部425aと、平板部425aから上向きに屈曲する屈曲部425bと、屈曲部425bから延びて高圧側シリンダ421の内周部と当接する当接部425cとから一体的に構成されている。このような構成により、圧縮工程時において、圧縮空気の圧力により、屈曲部425bが下方向の圧力を受けると、当接部425cがより強く高圧側シリンダ421の内周部と当接する。このようにして、第1リップリング425は、低圧側リップリング415と同様に、高圧側圧縮室424をシールする。
また、第1リップリング425は、例えば、PTFEといったフッ素樹脂により形成される。これにより、高圧側シリンダ421の内周部との摩擦を小さくすることができ、摺動性を向上させることができる。
第2リップリング426は、第1リップリング425の平坦部425a及び屈曲部425bの下方に配設され、下方向の圧力による第1リップリング425の変形を抑えるように第1リップリング425(特に屈曲部425b)を支持するものである。
具体的には、第2リップリング426は、図7に示すように、第1リップリング426と高圧側コンロッド423とにより挟持される平板部426aと、平板部426aから上向きに屈曲する屈曲部426bと、屈曲部426bの外縁部に形成されて高圧側シリンダ421の内周部と当接する当接部426cとから一体的に構成されている。屈曲部426aの上面は、第1リップリング425の屈曲部425bの下面と略等しい曲率を有する。これにより、第2リップリング426の屈曲部426bは第1リップリング425の屈曲部425bと隙間無く当接するため、第2リップリング426は、第1リップリング425の屈曲部425bを下方向の圧力に対して良好に支持することができる。
また、第1リップリング425及び第2リップリング426の外径は、組み立て前の状態(第1リップリング425及び第2リップリング426が高圧側シリンダ421内に入れられていない状態)において高圧側シリンダ421の内径よりも大きい。これにより、組み立てられた状態において、第1リップリング425及び第2リップリング426は、その当接部425c、426cを高圧側シリンダ421の内周部に対して外径方向に押し付けるように当接する。そのため、高圧側ピストン422が揺動する際、第1リップリング425及び第2リップリング426は、高圧側シリンダ421の内周部と接触し、高圧側圧縮室424からの空気の漏れを防ぐ。
また、第1リップリング425は、第2リップリング426よりも薄い。これにより、第2リップリング426は、第1リップリング425よりも柔軟性が大きくなる。従って、高圧側ピストン422が揺動する際、圧縮空気の圧力により第1リップリング425の当接部425cは高圧側シリンダ421の内周部に密着しやすくなるため、空気の漏れをより確実に防ぐことができる。しかし、第1リップリング425及び第2リップリング426の厚さはこれに限られず、その素材や形状、圧縮する空気の圧力に応じて適宜決定してもよい。
また、第1リップリング425及び第2リップリング426の厚さはそれぞれ、平板部425a、426aから当接部425c、426cに渡って、略均一の厚さである。これにより、第1リップリング425及び第2リップリング426は、上述したようなフッ素樹脂の板状材料からプレス成形により容易に製造することができる。
また、第2リップリング426の高さ、すなわち高圧側コンロッド423の段差部423bと当接する下面から最上端までの高さは、第1リップリング425が高圧側シリンダ421の内周部との接触を維持できる程度の高さである。これは、第2リップリング426の高さがこれよりも高く、屈曲部426bが第1リップリング425の屈曲部425bの下面と同様の曲率で高圧側圧縮室424側に向かって屈曲している状態では、第1リップリング425の当接部425cと高圧側シリンダ421の内周部とが接触せず、空気の漏れを生じさせるからである。
第2リップリング426は、例えば、PTFEといったフッ素樹脂により形成される。これにより、高圧側シリンダ421の内周部との摩擦が小さくすることができ、摺動性を向上させることができる。また、第2リップリング426は、第1リップリング425と略等しい熱膨張率を有する材料から構成されていることが好ましい。これにより、圧縮工程時において吸収した熱により第2リップリング426及び第1リップリング425が膨張しても、略同等の割合で膨張するため、第2リップリング426は第1リップリング425の屈曲部425bを屈曲部426bにおいて支持し続けることができる。また、第2リップリング426は、第1リップリング425の腰折れといった座屈変形を抑えられる程度、かつ高圧側ピストン422と高圧側シリンダ421との接触を防止できる程度の剛性を有する。また、第2リップリング426は、高圧側シリンダ421の内周部との接触により高圧側シリンダ421を傷つけない程度の柔軟性を有する。
以上のように構成される圧縮空気生成部400における動作について説明する。まず、1段目圧縮装置410は、クランクケース430の内部を経由して低圧側圧縮室414に吸い込まれた外部空気(大気圧)を圧縮し、1段目配管を介して、2段目圧縮装置420に圧縮空気を供給する。2段目圧縮装置420は、1段目圧縮装置410から供給される圧縮空気を、高圧側圧縮室424において、例えば3.0〜4.5MPaの許容最高圧力まで圧縮し、吐出管220を介して、空気タンク211、212に圧縮空気を供給する。
次に、本実施形態に係る第1リップリング425及び第2リップリング426の動作について説明する。
まず、低圧側圧縮装置410の構成を用いて、低圧側リップリング415のように第2リップリング426により支持されない従来のリップリングに高圧力がかかる場合の動作について説明する。圧縮工程時において、低圧側リップリング415に、例えば0.5〜1.5MPaといった低い圧力がかかる場合、低圧側リップリング415は、その圧力に抗して下方向への変形を抑え、低圧側圧縮室414をシールし続けることができる。しかし、例えば3.0〜4.5MPaといった高い圧力がかかる場合、高圧力と低圧側シリンダ411との摩擦力により、低圧側リップリング415は図8のように座屈変形していわゆる腰折れ状態となる。これにより、低圧側シリンダ411と低圧側リップリング415との間に隙間が形成されて圧縮空気が漏れるため、圧縮比が低下する。
次に、高圧側圧縮装置420において、第2リップリング426により支持される第1リップリング425に高圧力がかかる場合の動作について説明する。第1リップリング425は、図7に示すように、その屈曲部425bにおいて、下方に配設された第2リップリング426により支持されている。従って、圧縮工程時に第1リップリング425に下向きに高圧力がかかっても、第1リップリング425は図8のような腰折れ状態にならず、当接部425cにおいて、高圧側シリンダ421と当接し続けることができる。そのため、第1リップリング425は、高圧側圧縮室424をシールし続けることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る空気圧縮機1において、第1リップリング425の屈曲部425bの下方に第2リップリング426を配設することにより、圧縮工程時における下方向の圧力による第1リップリング425の変形を抑えることができ、第1リップリングの変形により形成された隙間からの圧縮空気の漏れを防ぎ、高圧側圧縮室424を良好にシールすることができる。
また、本実施形態において、第2リップリング426の屈曲部426bは、高圧側リップリング425の屈曲部425bと略等しい曲率を有するため、第1リップリング425の屈曲部425bと第2リップリング426の屈曲部426bとが隙間無く当接する。従って、第2リップリング426は、第1リップリング425の屈曲部425を下方向の圧力に対して良好に支持することができる。
また、本実施形態において、第1リップリング425と第2リップリング426とは、互いに略等しい熱膨張率を有する材料から構成されている。このような構成により、第1リップリング425及び第2リップリング426は、圧縮工程時に吸収した熱により膨張しても略同等の割合で膨張し、第1リップリング425の屈曲部425bと第2リップリング426の屈曲部426bとが隙間無く当接している状態が維持される。従って、第2リップリング426は、良好に第1リップリング425を支持することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、上記の実施形態では、2枚のリップリング、すなわち第1リップリング425及び第2リップリング426により高圧側圧縮室424がシールされている。しかし、リップリングの枚数はこれに限られない。リップリングの数が多いほど、より確実に高圧側圧縮室424をシールすることができる。また、圧縮する空気の圧力に応じて、リップリングの枚数を決定してもよい。
また、上記の実施形態では、第1リップリング425及び第2リップリング426は、平板部425a、426aから当接部425c、426cに渡って、略均一の厚さである。しかし、第1リップリング及び第2リップリングの形状はこれに限られない。例えば、図9に示すように、第1リップリング427を、平板部427aから屈曲部427bまでは略均一の厚さであり、屈曲部427bから当接部427cにかけて徐々に薄くなるように形成してもよい。このように、屈曲部427bは、第2リップリング426に支持された状態で座屈しない程度の厚みを有しつつ、当接部427cは薄く形成されることで高圧側シリンダ421の内周部に密着しやすくなり、より確実に高圧側圧縮室424をシールすることができる。
1 空気圧縮機
100 駆動部
110 冷却ファン
200 空気タンク部
211、212 空気タンク
220 吐出管
231、232 連通管
241、242 減圧弁
251、252 圧縮空気取出口(カプラ)
261、262 圧力計
300 制御回路部
310 主電源スイッチ
320 表示部
400 圧縮空気生成部
410 1段目圧縮装置
411 低圧側シリンダ
412 低圧側ピストン
412a 突出部
413 低圧側コンロッド
413a 凹部
414 低圧側圧縮室
415 低圧側リップリング
416 ボルト
420 2段目圧縮装置
421 高圧側シリンダ
422 高圧側ピストン
422a 突出部
423 高圧側コンロッド
423a 突出部
423b 段差部
424 高圧側圧縮室
425、427 第1リップリング
425a、427a 平板部
425b、427b 屈曲部
425c、427c 当接部
426 第2リップリング
426a 平板部
426b 屈曲部
426c 当接部
427 ボルト
500 本体カバー
600 ハンドル

Claims (3)

  1. シリンダと、
    前記シリンダ内を摺動し、前記シリンダとともに圧縮室を画成するピストンと、
    前記シリンダの径方向から前記圧縮室に向けて屈曲する屈曲部と、該屈曲部から延びて前記シリンダの内周部と当接し、前記シリンダと前記ピストンとの間をシールする当接部と、を有し、前記ピストンの摺動方向に互いに重ねて配設される複数のリップリングと、
    を備え、
    前記複数のリップリングは、第1リップリングと、該第1リップリングの前記圧縮室と反対側に配設された第2リップリングと、を含み、互いに略等しい熱膨張率を有する材料から構成され、
    前記第2リップリングの屈曲部は、前記第1リップリングの屈曲部と当接し、前記第1リップリングの屈曲部の曲率と略等しい曲率を有する、
    ことを特徴とする空気圧縮機。
  2. 前記複数のリップリングはそれぞれ、略均一の厚さである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気圧縮機。
  3. 前記第1リップリングは、前記屈曲部から前記当接部にかけて徐々に薄くなるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気圧縮機。
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