JP5596637B2 - 障害切替システム、障害切替装置および障害切替方法 - Google Patents

障害切替システム、障害切替装置および障害切替方法 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークの現用のエッジ装置に障害が発生した場合に、予備のエッジ装置に切り替える技術に関する。
IP(Internet Protocol)ネットワークにおいて、エッジ装置(エッジルータ)は、加入者を収容し、SIP(Session Initiation Protocol)、PPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet(登録商標))、MLD(Multicast Listener Discovery)、IKEv2(Internet Key Exchange version 2)等のネットワークサービスに用いられるプロトコルを終端することにより、電話、インターネット接続、映像配信、VPN(Virtual Private Network)接続等のサービスをユーザに提供する役割を担っている。エッジ装置は、装置に対して設定される共通情報と、加入者ごとに設定されるユーザ情報とを備えている。共通情報としては、例えば、装置自身を識別する情報を示す装置IDや、保守のための通信に用いる保守用IF(インタフェース)アドレス等がある。また、ユーザ情報としては、例えば、プロトコル終端IF(インタフェース)が挙げられる。
エッジ装置における共通情報やユーザ情報の設定は、コンフィギュレーション(以降、コンフィグと称する場合もある。)によって行われる。コンフィグの中でも、加入者個別の設定は、サービスオーダ(以降、SOと称する。)と呼ばれている。コンフィグおよびSOは、サービス提供中においても、保守用のオペレーションシステムや保守者等から、必要な時に投入される。例えば、SOの投入契機は、加入者の新規追加、削除、サービス変更等である。
エッジ装置は、コンフィグ以外に、プロトコルを終端する際に生成されるセッション情報や、送受信するパケットのシーケンス番号情報を保持している。これらのセッション情報やシーケンス番号情報の、コンフィグに記述されない保持情報は、動的情報と呼んで、コンフィグとは区別される。
通信事業者は、ネットワークサービスを提供する上で、そのサービスの信頼性を確保するために、エッジ装置を冗長化している。冗長化方式として、3つの方法が使用、または検討されている。
第1の方法は、装置内二重化である。この装置内二重化は、エッジ装置内のモジュールを二重化して、稼動系のモジュールが故障した場合に、待機系のモジュールが処理を引き継ぐことで、現用のエッジ装置(以降、現用エッジ装置と称する。)の処理を継続することができる。
第2の方法は、N+m冗長化である。このN+m冗長化は、サービスを提供する現用エッジ装置N台に対して、予備のエッジ装置m台を用意している。そして、現用エッジ装置が故障した場合に、予備のエッジ装置(以降、予備エッジ装置と称する。)が処理を引き継ぐことで、現用エッジ装置の処理を継続することができる(非特許文献1参照)。なお、現用エッジ装置1台に対して、予備エッジ装置1台を用意するケースを、1+1冗長化と呼ぶ。
第3の方法は、装置内二重化とN+m冗長化の両方を用いた場合である。第3の方法が、第1、第2の方法と異なる点は、現用エッジ装置に投入されるSOを中継して現用エッジ装置のSOのバックアップを保持する機能を有する障害切替装置を備えていることである。障害切替装置は、現用エッジ装置の内部モジュールが両系とも故障した場合、予備エッジ装置に対して、両系とも故障した現用エッジ装置のコンフィグを送信する。そして、予備エッジ装置は、再起動してこのコンフィグを反映することによって、故障した現用エッジ装置の処理を引き継ぐことができる(非特許文献2参照)。
中狭 他、「機能分散型VPN−GWにおける障害切替方式」、2011年電子情報通信学会総合大会(通信)、B−6−124、2011年3月 中務 他、「可用性・運用性の高いネットワークエッジシステム構成法」、信学技報、Vol.111, No.8, NS2011-6、p.31-36、2011年4月
ところで、前記第3の方法のN+m冗長化は、第1、第2の方法と比較して、同等以上の可用性を維持できる(非特許文献2の3.2節参照)。また、前記第3の方法のN+m冗長化において、N>mで構成すると、1+1冗長化に比べて、設備コストが低くなる。しかし、前記第3の方法のN+m冗長化は、N>mの場合には、予備エッジ装置が特定の現用エッジ装置と1対1で対応していないため、現用エッジ装置の設定を予備エッジ装置に常時設定しておくことが困難である。そのため、障害切替装置は、現用エッジ装置の故障を検知してからコンフィグ等の設定情報を予備エッジ装置に送信することになる。そして、予備エッジ装置は、コンフィグ等の設定情報を受信してからこれを反映し、動的情報を生成することになる。つまり、現用エッジ装置の故障検知から予備エッジ装置の設定完了までの切替に掛かる期間(切替期間)において、通信が滞ってしまうという虞がある。また、エッジ装置の収容ユーザ数と設定情報量とは比例関係にあるので、収容ユーザ数が大きくなるに従って、切替時間が長くなるという虞もある。
なお、以降の説明では、現用エッジ装置の設定を予備エッジ装置に常時設定している状態のことを、同期状態と称する。
そこで、本発明は、N+m冗長化構成のエッジ装置において、可用性を維持しつつ切替時間を短縮する手段を提供することを課題とする。
本発明は、ネットワークサービスに用いられるプロトコルを終端しN+m冗長化された複数のエッジ装置と、現用のエッジ装置と予備のエッジ装置とのコンフィギュレーションを一致させて同期状態に設定する障害切替装置とで構成される障害切替システムであって、前記障害切替装置が、現用のエッジ装置が稼動しなくなる前兆を示すイベントを検知するイベント検部と、前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションが予備のエッジ装置に送信された後に、当該予備のエッジ装置に前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションを反映するための指示を送信する反映指示部と、前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースを閉塞することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置を待機状態に設定する処理、および前記イベントが検知された現用のエッジ装置が稼動していない状態となった場合に前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースの閉塞を解除することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置の待機状態を解除する処理を実行する待機状態設定部と、を備えており、前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が、前記待機状態に設定する処理に基づいて、待機状態にされ、前記待機状態を解除する処理に基づいて、待機状態を解除され、現用運用状態にされることを特徴とする。
また、本発明は、 ネットワークサービスに用いられるプロトコルを終端しN+m冗長化された複数のエッジ装置に対して、現用のエッジ装置と予備のエッジ装置とのコンフィギュレーションを一致させて同期状態に設定する障害切替装置であって、前記障害切替装置が、現用のエッジ装置が稼動しなくなる前兆を示すイベントを検知するイベント検部と、前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションが予備のエッジ装置に送信された後に、当該予備のエッジ装置に前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションを反映するための指示を送信する反映指示部と、前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースを閉塞することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置を待機状態に設定する処理、および前記イベントが検知された現用のエッジ装置が稼動していない状態となった場合に前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースの閉塞を解除することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置の待機状態を解除する処理を実行する待機状態設定部と、を備えており、前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置を、前記待機状態に設定する処理に基づいて、待機状態にし、前記待機状態を解除する処理に基づいて、待機状態を解除して現用運用状態することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークサービスに用いられるプロトコルを終端しN+m冗長化された複数のエッジ装置に対して、現用のエッジ装置と予備のエッジ装置とのコンフィギュレーションを一致させて同期状態に設定する障害切替装置の障害切替方法であって、前記障害切替装置が、現用のエッジ装置が稼動しなくなる前兆を示すイベントを検知するステップと、前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションが予備のエッジ装置に送信された後に、当該予備のエッジ装置に前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションを反映するための指示を送信するステップと、前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースを閉塞することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置を待機状態に設定する処理、および前記イベントが検知された現用のエッジ装置が稼動していない状態となった場合に前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースの閉塞を解除することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置の待機状態を解除する処理を実行するステップと、を実行して、前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置を、前記待機状態に設定する処理に基づいて、待機状態にし、前記待機状態を解除する処理に基づいて、待機状態を解除して、現用運用状態することを特徴とする。
このような構成によれば、障害切替システムおよび障害切替装置は、現用のエッジ装置のイベントを検知した段階で、当該現用のエッジ装置と予備のエッジ装置とを同期状態に設定する。したがって、従来、現用のエッジ装置が全故障となってから当該現用のエッジ装置のコンフィギュレーションを予備のエッジ装置に設定していた場合と比較して、可用性を維持しつつ切替時間を短縮することができる。
また、ネットワークサービス用のインタフェースの閉塞によって、同期状態の予備のエッジ装置を待機状態にすることができ、また、ネットワークサービス用のインタフェースの閉塞解除によって、直ちに、予備のエッジ装置を現用運用状態にすることができる。つまり、従来、現用のエッジ装置が全故障となってから当該現用のエッジ装置のコンフィギュレーションを予備のエッジ装置に設定していた場合に比べて、切替時間を大幅に短縮することができる。
また、本発明は、前記障害切替装置が、さらに、前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションおよびプロトコルを終端する際に生成されるコンフィギュレーションに記述されない動的情報を、前記予備のエッジ装置に送信する指示を、コンフィグ転送指示情報として、前記イベントが検知された現用のエッジ装置に送信するコンフィグ転送指示部を備えており、前記イベントが検知された現用のエッジ装置に対して、前記コンフィグ転送指示情報を送信し、前記イベントが検知された現用のエッジ装置が、前記コンフィグ転送指示情報を受信して、自身のコンフィギュレーションおよび動的情報を、前記予備のエッジ装置に送信することを特徴とする。
このような構成によれば、現用のエッジ装置から予備のエッジ装置へコンフィギュレーションだけでなく動的情報も送信するので、コンフィギュレーションだけでなく、動的情報も同期状態にしておくことにより、切替時間を前記発明の構成の場合に比べてさらに短縮できる。
また、本発明は、前記障害切替装置が、前記同期状態の設定中に受信した新規のサービスオーダおよび/またはコンフィギュレーションの変更を、記憶部に記憶し、前記同期状態の設定後には、記憶しておいた前記新規のサービスオーダおよび/または前記コンフィギュレーションの変更を、前記イベントが検知された現用のエッジ装置および前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置に送信することを特徴とする。
このような構成によれば、現用のエッジ装置および予備のエッジ装置の同期状態を常時維持することができる。つまり、直ちに、予備のエッジ装置を現用運用状態に切り替えることができるため、切替時間を大幅に短縮することができる。
本発明によれば、N+m冗長化構成のエッジ装置において、可用性を維持しつつ切替時間を短縮することができる。
障害切替システムの構成例を示す図である。 本実施形態における切替処理を例示した図であり、(a)は第1の切替処理(現用エッジ装置のコンフィグを予備エッジ装置に反映)の場合を表し、(b)は第2の切替処理(現用エッジ装置のコンフィグと動的情報とを予備エッジ装置に反映)の場合を表す。 障害切替装置の機能例に示す図であり、(a)はIF閉塞を用いる場合を表し、(b)はVRRPを用いる場合を表す。 通常時の処理の概要を示す図である。 第1の切替処理<ケース(A1−1)>の場合の処理の概要を示す図であり、(b−1)は片系故障時の場合を表し、(c−1)は両系故障時の場合を表す。 第2の切替処理<ケース(A1−2)>の場合の処理の概要を示す図であり、(b−2)は片系故障時の場合を表し、(c−2)は両系故障時の場合を表す。 未同期状態の現用エッジ装置が全故障時の場合の処理の概要を示す図であり、(d)は未同期状態の予備エッジ装置がある場合を表し、(e)は未同期状態の予備エッジ装置がない場合を表す。 第1の切替処理<ケース(A1−1)>の処理シーケンスの例を示す図である。 第1の切替処理<ケース(A1−2)>の処理シーケンスの例を示す図である。 未同期状態の現用エッジ装置が全故障時の処理シーケンス(未同期状態の予備エッジ装置がある場合)の例を示す図である。 未同期状態の現用エッジ装置が全故障時の処理シーケンス(未同期状態の予備エッジ装置がない場合)の例を示す図である。 片系故障時(第2の切替処理<ケース(B−1)>)の処理の概要を示す図である。 片系故障時(第2の切替処理<ケース(B−2)>)の処理の概要を示す図である。 第2の切替処理<ケース(B−1)>の処理シーケンス例を示した図である。 第2の切替処理<ケース(B−2)>の処理シーケンス例を示した図である。
本発明を実施するための形態(以降、「本実施形態」と称す。)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態における障害切替システムの構成例について、図1を用いて説明する。
障害切替システム1は、障害切替装置100とエッジ装置10とで構成される。図1では、障害切替システム1は、前記第3の方法のN+m冗長化において、N=3、m=2の場合を表している。ただし、N>mであれば、図1に示すエッジ装置の台数に限られることはない。
障害切替装置100とエッジ装置10(10a,10b,10c,10d,10e)とは、ネットワーク30を介して、保守用IF(インタフェース)を用いて通信可能に接続される。なお、保守用IFは、加入者用の通信用IF(ネットワークサービス用のインタフェース)とは別に備えられている。障害切替装置100は、エッジ装置10の稼動を監視し、現用のエッジ装置10(以降、現用エッジ装置と称する。)に障害が発生した場合に、予備のエッジ装置10(以降、予備エッジ装置と称する。)に切り替える制御を行う機能を有する。なお、障害切替装置100の機能の詳細については、後記する。
図1に示すエッジ装置10のうち、3台のエッジ装置10a,10b,10cが現用であり、2台のエッジ装置10d,10eが予備であるものとする。エッジ装置10は、ネットワークサービスに必要なプロトコル終端IFを備え、装置内で二重化してA面およびB面の二つの稼動系モジュールを備えている。また、エッジ装置10dには優先度50、エッジ装置10eには優先度100が付されている。この優先度は、障害切替装置100が切り替え先となる予備エッジ装置10を選択する際に、大小に応じて選択順を決定するために用いられる。
また、保守端末20は、障害切替装置100と通信可能に接続され、保守者が現用エッジ装置10にSOを投入する際に用いられる。
(概要)
障害切替システム1は、特定のイベントを契機として、現用エッジ装置10と予備エッジ装置10とを1対1で同期状態とし、当該予備エッジ装置10を待機状態(パケットの送受信は行わない状態)とする。特定のイベントとは、例えば、現用エッジ装置10の内部モジュール片系故障、現用エッジ装置10のアラーム、連続稼動時間の閾値超え、ファイル更新等のサービス断のリスクを伴う計画工事のオペレータ指示、である。つまり、特定のイベントとは、現用エッジ装置10が稼動しなくなる前兆を意味している。例えば、現用エッジ装置10が全故障となる前に特定のイベントが発生した時点で、現用エッジ装置10と予備エッジ装置10とを1対1で同期状態にしておくことで、切替時間を短縮することができる。
ここで、本実施形態における切替処理について、場合分けして図2に示す。本実施形態では、大きく分けて2つの切替処理を用いる。図2(a)に示す第1の切替処理は、現用エッジ装置10と予備エッジ装置10とを同期状態にする際に、コンフィギュレーション(以降、明細書および図面において、コンフィグと称する。)のみを同期するものである。図2(b)に示す第2の切替処理は、現用エッジ装置10と予備エッジ装置10とを同期状態にする際に、コンフィグと動的情報との両方を同期するものである。
まず、第1の切替処理では、図2(a)に示すように、合計4つのケース(A1−1,A1−2,A2−1,A2−2)がある。具体的には、同期状態にする処理を開始してから新規SOやコンフィグ変更に対応するために、図2(a)の表中の「新規SOおよびコンフィグ変更の対応」として2種類があり、また、同期状態になった予備エッジ装置10を待機状態とするために「予備エッジ装置の待機状態制御」として2種類がある。
具体的には、「新規SOおよびコンフィグ変更の対応」の一つは、予備エッジ装置10同期状態に設定されるまでの間、障害切替装置100が、新規SOおよびコンフィグ変更を受け付けてバッファリングし、同期完了後に予備エッジ装置10へ反映するケースである。そして、障害切替装置100は、例えば、現用エッジ装置10の片系故障状態が継続する限り、以降の新規SOやコンフィグ変更を、現用エッジ装置10および同期状態の予備エッジ装置10に送信する。
また、「新規SOおよびコンフィグ変更の対応」の他の一つは、同期状態の設定から解除までの間、新規SOおよびコンフィグ変更を受け付けないケースである。
また、「予備エッジ装置の待機状態制御」の一つは、障害切替処理100が予備エッジ装置10の保守用IF以外のIF(ネットワークサービス用のインタフェース)に対してIF閉塞制御を行うケースである。予備エッジ装置10は、IF閉塞の状態のときには、待機状態(パケットの送受信を行わない状態)となり、IF閉塞解除の指示を受信したときには、現用運用状態となる。
「予備エッジ装置の待機状態制御」の他の一つは、VRRPを用いるケースである。VRRPを用いる場合には、同期状態となっている現用エッジ装置10と予備エッジ装置10とを同一のVRRPグループに設定し、現用エッジ装置10をActive、予備エッジ装置10をStandbyに設定する。仮に、現用エッジ装置10が全故障状態になると、現用エッジ装置10から所定の周期で送信されるはずのVRRPアドバタイズが送信されなくなるため、予備エッジ装置10がそのVRRPアドバタイズ不達を検知して、予備エッジ装置10自身が自動的に現用運用状態となる。
第2の切替処理では、図2(b)に示すように、合計2つのケース(B−1,B−2)がある。具体的には、前記した「予備エッジ装置の待機状態制御」として2種類であるが、前記したものと同様であるので、その説明を省略する。
(障害切替装置)
次に、障害切替装置100の機能例について、図3を用いて説明する(適宜、図1参照)。なお、障害切替装置100の機能は、IF閉塞を用いる場合と、VRRPを用いる場合とで若干異なるので、それぞれを、図3(a),(b)に示す。
図3(a)は、IF閉塞を用いる場合の障害切替装置100aの機能例を表している。障害切替装置100aは、処理部110a(110)および記憶部120を備える。また、処理部110aは、コンフィグSO受信部111、コンフィグSO送信部112、イベント検出部113、予備エッジ装置選択部114、IF閉塞制御部115、コンフィグ転送指示部116、および反映指示部118を備える。処理部110aの各部は、図示しないCPU(Central Processing Unit)およびメインメモリによって構成され、記憶部120に記憶されているアプリケーションプログラムをメインメモリに展開して具現化される。
イベント検出部113は、前記した特定のイベント、特定のイベントからの復旧、現用エッジ装置10の全故障、を検知し、前記第1の切替処理の各ケース(図2(a)参照)または前記第2の切替処理の各ケース(第2(b)参照)に応じた切替処理のための指示を、処理部110a内の関連する各部に出力する。また、イベント検出部113は、現用エッジ装置10が特定のイベント状態から復旧した場合、同期状態を解除するとともに、予備エッジ装置10に対してコンフィグを削除する指示を送信する。なお、特定のイベント状態から復旧するとは、例えば、現用エッジ装置10の片系故障からの復旧、現用エッジ装置10のアラーム解除、ファイル更新等のサービス断のリスクを伴う計画工事終了に伴うオペレータ指示等である。また、ケース(A2−1)のように同期状態解除まで新規SOおよびコンフィグ変更を受け付けない場合には、特定のイベント状態から復旧後の新規SOおよびコンフィグ変更を現用エッジ装置10に対してだけ行うように指示をコンフィグSO送信部112に出力する。
コンフィグSO受信部111は、保守用のオペレーションシステムや保守端末20から新規SOやコンフィグ変更を受信するとともに、記憶部120のコンフィグSO情報121に記憶(バッファリング)する。
コンフィグSO送信部112は、イベント検出部113の指示を受信して、図2(a)の表中の「新規SOおよびコンフィグ変更の対応」に適合するように、コンフィグSO受信部111が受信した新規SOやコンフィグ変更を、該当のエッジ装置10に送信する。
予備エッジ装置選択部114は、イベント検出部113の指示を受信して、予備エッジ装置10を選択する。具体的には、予備エッジ装置選択部114は、未同期状態の予備エッジ装置10の中から、例えば、優先度が最も大きい予備エッジ装置10を選択する。なお、未同期状態の予備エッジ装置10が存在しない場合には、予備エッジ装置選択部114は、予備エッジ装置10を選択しない。つまり、障害切替装置100aは、同期処理を実行しない。
IF閉塞制御部115は、イベント検出部113の指示を受信して、予備エッジ装置選択部114によって選択された予備エッジ装置10の保守用IF以外のIF(ネットワークサービス用のインタフェース)を閉塞したり、閉塞解除したりする。
コンフィグ転送指示部116は、イベント検出部113の指示を受信して、コンフィグおよび動的情報を予備エッジ装置10に送信するための指示を、コンフィグ転送指示情報として、現用エッジ装置10に送信する。ただし、コンフィグ転送指示部116は、第1の切替処理では不要な機能であるので、図3では、破線で示してある。
反映指示部118は、予備エッジ装置10において現用エッジ装置10のコンフィグが反映されるようにするために、当該予備エッジ装置10に対して再起動の指示(コンフィギュレーションを反映するための指示)を送信する。
記憶部120は、ハードディスク等で構成され、コンフィグSO情報121やアプリケーションプログラム等を記憶している。コンフィグSO情報121は、現用エッジ装置10のコンフィグや、コンフィグSO受信部111によって受信された新規SOやコンフィグ変更を記憶している。
次に、図3(b)に示すように、VRRPを用いる場合の障害切替装置100bの機能例について説明する。障害切替装置100bが図3(a)の障害切替装置100aと相違する点は、IF閉塞制御部115を備えておらず、VRRP設定部117を備えている点である。したがって、同じ機能を表す各部には同じ符号を付し、説明を省略する。
VRRP設定部117は、現用エッジ装置10と予備エッジ装置10とを同一のVRRPグループとする設定を実行する。
(第1の切替処理)
第1の切替処理の概要について、図4A,図4B,図4C,図4Dを用いて説明する(適宜、図2,3参照)。なお、障害切替システム1の構成は、図1に示した構成と同じもので示す。
図4Aは、通常時の処理を示している。障害切替装置100は、現用エッジ装置10a,10b,10cに投入される新規SOやコンフィグ変更を中継するとともに、記憶部120に記憶する。そして、現用エッジ装置10a,10b,10cは、障害切替装置100を介して受信した新規SOやコンフィグ変更を送信し、ネットワークサービスに用いられるプロトコルを終端することにより、ユーザのパケットを送受信している。
図4B(b−1)は、図4Aの通常時の状態から、現用エッジ装置10aのA面において片系故障が発生した場合(ケース(A1−1)の場合)の処理の概要を表している。
まず、ステップS1では、障害切替装置100は、現用エッジ装置10aの片系故障を検知する。
ステップS2では、障害切替装置100は、未同期状態の予備エッジ装置10d,10eの中から、優先度の高い方の予備エッジ装置10eを選択する。
ステップS3では、障害切替装置100は、現用エッジ装置10aのコンフィグを予備エッジ装置10eに送信する。
ステップS4では、予備エッジ装置10eは、現用エッジ装置10aと同期状態になるために、再起動する。
ステップS5では、障害切替装置100は、予備エッジ装置10eを待機状態とするために、IF閉塞の指示を送信する。
ステップS6では、障害切替装置100は、同期状態の設定中に記憶(バッファリング)しておいた新規SOやコンフィグ変更を、予備エッジ装置10eに送信する。また、障害切替装置100は、同期状態の設定後には、新規SOやコンフィグ変更を、現用エッジ装置10aと予備エッジ装置10eとの両方に送信する。したがって、現用エッジ装置10aと予備エッジ装置10eとは、常時同期状態を維持できる。
図4B(c−1)は、図4B(b−1)の状態から現用エッジ装置10aにおいてさらにB面が故障して、両系が故障した場合(ケース(A1−1)の場合)を表している。
ステップS7では、障害切替装置100は、現用エッジ装置10aにおける両系故障を検知する。
ステップS8では、障害切替装置100は、IF閉塞解除の指示を、予備エッジ装置10eに送信する。
ステップS9では、予備エッジ装置10eは、IF閉塞解除の指示を受信して、待機状態から、パケットの送受信が可能な現用運用状態となる。
次に、図4C(b−2)は、図4Aの通常時の状態から、現用エッジ装置10aのA面において片系故障が発生した場合(ケース(A1−2)の場合)の処理の概要を表している。なお、ステップS1〜S4,S6は、図4BのステップS1〜S4,S6と同様であるので、説明を省略する。
ステップS5aでは、障害切替装置100は、現用エッジ装置10aと予備エッジ装置10eとを同一のVRRPグループとする設定を実行する。なお、この設定では、現用エッジ装置10aはActive、予備エッジ装置10eはStandbyとされる。
図4C(c−2)は、図4C(b−2)の状態から現用エッジ装置10aにおいてさらにB面が故障して、両系が故障した場合(ケース(A1−2)の場合)を表している。
ステップS7では、障害切替装置100は、現用エッジ装置10aにおける両系故障を検知する。
ステップS8aでは、現用エッジ装置10aは、両系故障となっているため、VRRPアドバタイズを送信することができない。そのため、ステップS8bでは、予備エッジ装置10eは、VRRPアドバタイズ不達を検知する。すなわち、予備エッジ装置10eは、現用エッジ装置10aの故障を知ることができる。
ステップS9bでは、予備エッジ装置10eは、現用運用状態となる。
次に、図4D(d)は、現用エッジ装置10aが片系故障の状態にあって予備エッジ装置10eと同期状態にある場面において、未同期状態の現用エッジ装置10bが全故障となった場合であって、かつ未同期状態の予備エッジ装置10dがある場合の処理の概要を表している。
まず、ステップS10では、障害切替装置100は、現用エッジ装置10bの全故障を検知する。
ステップS11では、障害切替装置100は、未同期状態の予備エッジ装置10dを選択する。
ステップS12では、障害切替装置100は、現用エッジ装置10bのコンフィグを、予備エッジ装置10dに送信する。
ステップS13では、予備エッジ装置10dは、現用エッジ装置10bのコンフィグを反映して、現用運用状態となる。
次に、図4D(e)は、現用エッジ装置10a,10cが片系故障の状態にあってそれぞれ予備エッジ装置10e,10dと同期状態にある場面において、未同期状態の現用エッジ装置10bが全故障となった場合であって、かつ未同期状態の予備エッジ装置10がない場合の処理の概要を表している。
まず、ステップS20では、障害切替装置100は、現用エッジ装置10bの全故障を検知する。
ステップS21では、障害切替装置100は、未同期状態の予備エッジ装置10がないため、同期状態にある予備エッジ装置10d,10eのいずれかを選択する。この選択の仕方は、例えば、優先度の大きい予備エッジ装置10を選択するようにしても良いし、または、最も新しく同期状態となった予備エッジ装置10を選択するようにしても良い。ただし、図4D(e)では、予備エッジ装置10dが選択された場合を表している。
ステップS22では、障害切替装置100は、選択した予備エッジ装置10dの同期状態を破棄し、現用エッジ装置10bのコンフィグを、予備エッジ装置10dに送信する。
ステップS23では、予備エッジ装置10dは、現用エッジ装置10bのコンフィグを反映して、現用運用状態となる。
次に、図5A〜図5Dを用いて、第1の切替処理における処理シーケンス例について説明する。なお、図5A,図5B,図5C,図5Dは、それぞれ、図4B,図4C,図4D(d),図4D(e)における処理シーケンスを表したものである。
まず、図5Aは、第1の切替処理としてケース(A1−1)の処理シーケンス例を表している(適宜、図3(a)参照)。
ステップS501では、現用エッジ装置10aは、片系故障となる。
ステップS502では、障害切替装置100のイベント検出部113は、現用エッジ装置10aの片系故障を特定のイベントとして検知する。
ステップS503では、障害切替装置100の予備エッジ装置選択部114は、未同期状態の予備エッジ装置10の中から、一台の予備エッジ装置10(図5Aでは予備エッジ装置10e)を選択する。
ステップS504では、障害切替装置100のコンフィグSO送信部112は、現用エッジ装置10aのコンフィグを、予備エッジ装置10eに送信する。
ステップS505では、障害切替装置100のコンフィグSO受信部111は、新規SOやコンフィグ変更を受け付けて、記憶部120のコンフィグSO情報121に記憶(バッファリング)する。
ステップS506では、予備エッジ装置10eは、障害切替装置100の反映指示部118からの再起動指示により、現用エッジ装置10aのコンフィグを反映するために、再起動する。
ステップS507では、現用エッジ装置10aと予備エッジ装置10eとは同期状態となる。
ステップS508では、障害切替装置100のIF閉塞制御部115は、予備エッジ装置10eにIF閉塞指示を送信し、予備エッジ装置10eを待機状態とする。
ステップS509では、障害切替装置100のコンフィグSO送信部112は、現用エッジ装置10aの新規SOやコンフィグ変更を、現用エッジ装置10aだけでなく、予備エッジ装置10eにも送信する。
ステップS510では、現用エッジ装置10aは、両系故障となる。
ステップS511では、障害切替装置100のイベント検出部113は、両系故障を検知する。
ステップS512では、障害切替装置100のIF閉塞制御部115は、予備エッジ装置10eに、IF閉塞解除指示を送信する。
ステップS513では、予備エッジ装置10eは、現用運用状態となる。
図5Bは、第1の切替処理としてケース(A1−2)の処理シーケンス例を表している(適宜、図3(b)参照)。なお、図5Bの処理シーケンスが図5Aの処理シーケンスと異なる点は、ステップS508a,S512aが、図5AのステップS508,S512と置き換わっていることである。したがって、ステップS508a,S512aについて以下に説明し、他のステップS501〜S507,S509〜S511,S513についての説明を省略する。
ステップS508aでは、障害切替装置100のVRRP設定部117は、現用エッジ装置10aと予備エッジ装置10eとを同一のVRRPグループとする設定を実行する。なお、この設定では、現用エッジ装置10aはActive、予備エッジ装置10eはStandbyとされる。
ステップS512aでは、予備エッジ装置10eは、VRRPアドバタイズ不達を検知する。すなわち、予備エッジ装置10eは、現用エッジ装置10aの故障を知ることができる。
図5Cは、現用エッジ装置10aと予備エッジ装置10eとが同期状態にある場面(ステップS521)において、未同期状態の現用エッジ装置10bが全故障となった場合(ステップS522)であって、かつ未同期状態の予備エッジ装置10がある場合の処理例を表している。
ステップS523では、障害切替装置100のイベント検出部113は、現用エッジ装置10bの両系故障を検知する。
ステップS524では、障害切替装置100の予備エッジ装置選択部114は、未同期状態の予備エッジ装置10の中から、一台の予備エッジ装置10(図5Cでは予備エッジ装置10d)を選択する。
ステップS525では、障害切替装置100のコンフィグSO送信部112は、現用エッジ装置10bのコンフィグを、予備エッジ装置10dに送信する。
ステップS526では、予備エッジ装置10dは、障害切替装置100の反映指示部118からの再起動指示により、現用エッジ装置10bのコンフィグを反映するために、再起動する。
ステップS527では、予備エッジ装置10eは、現用運用状態となる。
図5Dは、現用エッジ装置10a,10cがそれぞれ予備エッジ装置10e,10dと同期状態にある場面(ステップS531,S532)において、未同期状態の現用エッジ装置10bが全故障となった場合(ステップS533)であって、かつ未同期状態の予備エッジ装置10がない場合の処理シーケンスを表している。
ステップS534では、障害切替装置100のイベント検出部113は、現用エッジ装置10bの両系故障を検知する。
ステップS535では、障害切替装置100の予備エッジ装置選択部114は、未同期状態の予備エッジ装置10がないため、同期状態にある一台の予備エッジ装置10(図5Cでは予備エッジ装置10d)を選択する。
ステップS536では、障害切替装置100のコンフィグSO送信部112は、同期状態を破棄し、現用エッジ装置10bのコンフィグを、予備エッジ装置10dに送信する。
ステップS537では、予備エッジ装置10dは、障害切替装置100の反映指示部118からの再起動指示により、現用エッジ装置10bのコンフィグを反映するために、再起動する。
ステップS538では、予備エッジ装置10eは、現用運用状態となる。
また、図2(a)に示すケース(A2−1)およびケース(A2−2)は、「新規SOおよびコンフィグ変更の対応」において、同期状態設定開始から同期状態解除までの間、新規SOやコンフィグ変更を受け付けないケースである。具体的には、障害切替装置100のコンフィグSO受信部111が新規SOやコンフィグ変更を受け付けないので、図5A,図5Bでは、ステップS509が実行されない。
(第2の切替処理)
次に、図6A,図6Bを用いて、第2の切替処理の概要について説明する。なお、図6Aは、ケース(B−1)の場合を表し、図6Bは、ケース(B−2)の場合を表している。
図6Aでは、まず、ステップS31では、障害切替装置100は、現用エッジ装置10aの片系故障を検知する。
ステップS32では、障害切替装置100は、未同期状態の予備エッジ装置10d,10eの中から、優先度の高い方の予備エッジ装置10eを選択する。
ステップS33では、障害切替装置100は、現用エッジ装置10aに対して、コンフィグおよび動的情報を予備エッジ装置10eに転送する指示を送信する。
ステップS34では、現用エッジ装置10aは、現用エッジ装置10aのコンフィグおよび動的情報を予備エッジ装置10eに送信する。
ステップS35では、予備エッジ装置10eは、現用エッジ装置10aと同期状態になるために、再起動する。
ステップS36では、障害切替装置100は、予備エッジ装置10eを待機状態とするために、IF閉塞の指示を送信する。
ステップS37では、現用エッジ装置10aは、同期状態の設定中に受信した新規SOやコンフィグ変更について差分を、予備エッジ装置10eに送信する。そして、予備エッジ装置10eは、受信した差分を受信する。したがって、現用エッジ装置10aと予備エッジ装置10eとは、常時同期状態を維持できる。
なお、ステップS37より後の処理において、両系故障が発生した場合の処理は、図4B(c−1)と同じになるので、説明を省略する。
次に、図6Bに示す第2の切替処理の概要について説明する。図6Bが図6Aと異なる点は、ステップS36aがステップS36の代わりに実行されることである。したがって、ステップS31〜S35,S37については、説明を省略する。
ステップS36aでは、障害切替装置100は、現用エッジ装置10aと予備エッジ装置10eとを同一のVRRPグループとする設定を実行する。なお、この設定では、現用エッジ装置10aはActive、予備エッジ装置10eはStandbyとされる。
そして、ステップS37より後の処理において、両系故障が発生した場合の処理は、図4C(c−2)と同じになるので、説明を省略する。
次に、図7A,図7Bを用いて、第2の切替処理における処理シーケンス例について説明する。なお、図7Aの処理のステップS702〜S706,S708,S709は、図6AのステップS31〜S37に相当している。また、図7Bの処理のステップS702〜S706,S708a,S709は、図6BのステップS31〜S35,S36a,S37に相当している。
まず、図7Aは、第2の切替処理としてケース(B−1)の処理シーケンス例を表している(適宜、図3(a)参照)。
ステップS701では、現用エッジ装置10aは、片系故障となる。
ステップS702では、障害切替装置100のイベント検出部113は、現用エッジ装置10aの片系故障を特定のイベントとして検知する。
ステップS703では、障害切替装置100の予備エッジ装置選択部114は、未同期状態の予備エッジ装置10の中から、一台の予備エッジ装置10(図7Aでは予備エッジ装置10e)を選択する。
ステップS704では、障害切替装置100のコンフィグ転送指示部116は、現用エッジ装置10aに対して、コンフィグおよび動的情報を予備エッジ装置10eに転送する指示(コンフィグ転送指示情報)を送信する。
ステップS705では、現用エッジ装置10aは、自身のコンフィグおよび動的情報を、予備エッジ装置10eに送信する。
ステップS706では、予備エッジ装置10eは、障害切替装置100の反映指示部118からの再起動指示により、現用エッジ装置10aのコンフィグを反映するために、再起動する。
ステップS707では、現用エッジ装置10aと予備エッジ装置10eとは同期状態となる。
ステップS708では、障害切替装置100のIF閉塞制御部115は、予備エッジ装置10eにIF閉塞指示を送信し、予備エッジ装置10eを待機状態とする。
ステップS709では、現用エッジ装置10aは、現用エッジ装置10aの新規SOやコンフィグ変更について差分を、予備エッジ装置10eに送信する。これにより、現用エッジ装置10aと予備エッジ装置10eとは、常時同期状態を維持できる。
ステップS710では、現用エッジ装置10aは、両系故障となる。
ステップS711では、障害切替装置100のイベント検出部113は、両系故障を検知する。
ステップS712では、障害切替装置100のIF閉塞制御部115は、予備エッジ装置10eに、IF閉塞解除指示を送信する。
ステップS713では、予備エッジ装置10eは、現用運用状態となる。
図7Bは、第2の切替処理としてケース(B−2)の処理シーケンス例を表している(適宜、図3(b)参照)。なお、図7Bの処理シーケンスが図7Aの処理シーケンスと異なる点は、ステップS708a,S712aが、図7AのステップS708,S712と置き換わっていることである。したがって、ステップS708a,S712aについて以下に説明し、他のステップS701〜S707,S709〜S711,S713についての説明を省略する。
ステップS708aでは、障害切替装置100のVRRP設定部117は、現用エッジ装置10aと予備エッジ装置10eとを同一のVRRPグループとする設定を実行する。なお、この設定では、現用エッジ装置10aはActive、予備エッジ装置10eはStandbyとされる。
ステップS712aでは、予備エッジ装置10eは、VRRPアドバタイズ不達を検知する。すなわち、予備エッジ装置10eは、現用エッジ装置10aの故障を知ることができる。
そして、予備エッジ装置10eは、現用運用状態となる。
以上、本実施形態で説明した障害切替システム1は、装置内二重化された複数のエッジ装置10と障害切替装置100とを備える。ただし、エッジ装置10は、N+m冗長化構成となっており、現用エッジ装置10の台数がNで、予備エッジ装置10の台数がmであり、N>mの関係となっている。本実施形態では、障害切替装置100が、現用エッジ装置10の特定のイベントを検知した段階で、当該現用エッジ装置10と予備エッジ装置10とを同期状態としている。したがって、従来、現用エッジ装置10が全故障となってから当該現用エッジ装置10のコンフィグを予備エッジ装置10に設定していた時間を省くことができ、可用性を維持しつつ切替時間を短縮することができる。
具体的な効果を例示すると、以下のものが挙げられる。
装置内二重化の構成を備えるエッジ装置10が片系モジュール故障となった時に、片系モジュール故障が発生した現用エッジ装置10と予備エッジ装置10とを同期状態にすることによって、両系モジュール稼動時と同等の可用性を確保することができる。
また、現用エッジ装置10のアラームや連続稼動時間の閾値超えにより、故障の可能性の高い現用エッジ装置10について、予め予備エッジ装置10を同期状態にしておくことにより、実際に故障が発生した際の切替時間を短縮することができる。
また、ファイル更新等のサービス断のリスクを伴う計画工事を実施する場合、予め予備エッジ装置10を同期状態にしておくことにより、実際にサービス断が発生した際に、切替時間を短縮できる。
また、コンフィグだけでなく、動的情報も同期状態にしておくことにより、切替時間をさらに短縮できる。
なお、障害切替装置100は、機能として、IF閉塞を用いる場合(図3(a)参照)とVRRPを用いる場合(図3(b)参照)とで、別の構成として説明したが、図3(a)および図3(b)の両方の機能を備えていてもよい。
また、障害切替装置100は、予備エッジ装置10を選択する際に、優先度を用いて選択するように説明したが、保守者が指定して選択するようにしても構わない。
また、本実施形態では、障害切替装置100は、単独の装置として説明したが、エッジ装置10内に内蔵されていても構わない。
また、予備エッジ装置10は、省電力の観点から、未同期状態においては電源をOFFとし、同期状態に設定する際には遠隔でONとする方式をとることができる。この方式では、現用エッジ装置10において片系故障または全故障が発生した場合に、障害切替装置10は、選択した予備エッジ装置10の電源を遠隔でONした後、片系故障または全故障が発生した現用エッジ装置10のコンフィグを予備エッジ装置10に送信するようにしても良い。
また、本実施形態では、コンフィギュレーションを反映する方法として再起動する場合について説明したが、例えば、コマンド(例えば、refresh等)によって行っても構わない。
1 障害切替システム
10(10a,10b,10c,10d,10e) エッジ装置
100(100a,100b) 障害切替装置
110(110a,110b) 処理部
111 コンフィグSO送信部
112 コンフィグSO受信部
113 イベント検出部
114 予備エッジ装置選択部
115 IF閉塞制御部(待機状態設定部)
116 コンフィグ転送指示部
117 VRRP設定部(待機状態設定部)
118 反映指示部
120 記憶部
121 コンフィグSO情報

Claims (6)

  1. ネットワークサービスに用いられるプロトコルを終端しN+m冗長化された複数のエッジ装置と、現用のエッジ装置と予備のエッジ装置とのコンフィギュレーションを一致させて同期状態に設定する障害切替装置とで構成される障害切替システムであって、
    前記障害切替装置は、
    現用のエッジ装置が稼動しなくなる前兆を示すイベントを検知するイベント検部と、
    前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションが予備のエッジ装置に送信された後に、当該予備のエッジ装置に前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションを反映するための指示を送信する反映指示部と、
    前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースを閉塞することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置を待機状態に設定する処理、および前記イベントが検知された現用のエッジ装置が稼動していない状態となった場合に前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースの閉塞を解除することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置の待機状態を解除する処理を実行する待機状態設定部と、
    を備えており、
    前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置は、
    前記待機状態に設定する処理に基づいて、待機状態にされ、
    前記待機状態を解除する処理に基づいて、待機状態を解除され、現用運用状態にされ
    ことを特徴とする障害切替システム。
  2. 前記障害切替装置は、
    さらに、前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションおよびプロトコルを終端する際に生成されるコンフィギュレーションに記述されない動的情報を、前記予備のエッジ装置に送信する指示を、コンフィグ転送指示情報として、前記イベントが検知された現用のエッジ装置に送信するコンフィグ転送指示部を備えており、
    前記イベントが検知された現用のエッジ装置に対して、前記コンフィグ転送指示情報を送信し、
    前記イベントが検知された現用のエッジ装置は、
    前記コンフィグ転送指示情報を受信して、自身のコンフィギュレーションおよび動的情報を、前記予備のエッジ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の障害切替システム。
  3. ネットワークサービスに用いられるプロトコルを終端しN+m冗長化された複数のエッジ装置に対して、現用のエッジ装置と予備のエッジ装置とのコンフィギュレーションを一致させて同期状態に設定する障害切替装置であって、
    前記障害切替装置は、
    現用のエッジ装置が稼動しなくなる前兆を示すイベントを検知するイベント検部と、
    前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションが予備のエッジ装置に送信された後に、当該予備のエッジ装置に前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションを反映するための指示を送信する反映指示部と、
    前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースを閉塞することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置を待機状態に設定する処理、および前記イベントが検知された現用のエッジ装置が稼動していない状態となった場合に前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースの閉塞を解除することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置の待機状態を解除する処理を実行する待機状態設定部と、
    を備えており、
    前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置を、前記待機状態に設定する処理に基づいて、待機状態にし、前記待機状態を解除する処理に基づいて、待機状態を解除して現用運用状態する
    ことを特徴とする障害切替装置。
  4. 前記障害切替装置は、
    さらに、前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションおよびプロトコルを終端する際に生成されるコンフィギュレーションに記述されない動的情報を、前記予備のエッジ装置に送信する指示を、コンフィグ転送指示情報として、前記イベントが検知された現用のエッジ装置に送信するコンフィグ転送指示部を備えており、
    前記イベントが検知された現用のエッジ装置に対して、前記コンフィグ転送指示情報を送信し、前記イベントが検知された現用のエッジ装置に、自身のコンフィギュレーションおよび動的情報を、前記予備のエッジ装置に送信させる
    ことを特徴とする請求項に記載の障害切替装置。
  5. 前記障害切替装置は、
    前記同期状態の設定中に受信した新規のサービスオーダおよび/またはコンフィギュレーションの変更を、記憶部に記憶し、
    前記同期状態の設定後には、記憶しておいた前記新規のサービスオーダおよび/または前記コンフィギュレーションの変更を、前記イベントが検知された現用のエッジ装置および前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の障害切替装置。
  6. ネットワークサービスに用いられるプロトコルを終端しN+m冗長化された複数のエッジ装置に対して、現用のエッジ装置と予備のエッジ装置とのコンフィギュレーションを一致させて同期状態に設定する障害切替装置の障害切替方法であって、
    前記障害切替装置は、
    現用のエッジ装置が稼動しなくなる前兆を示すイベントを検知するステップと、
    前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションが予備のエッジ装置に送信された後に、当該予備のエッジ装置に前記イベントが検知された現用のエッジ装置のコンフィギュレーションを反映するための指示を送信するステップと、
    前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースを閉塞することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置を待機状態に設定する処理、および前記イベントが検知された現用のエッジ装置が稼動していない状態となった場合に前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置が備えているネットワークサービス用のインタフェースの閉塞を解除することによって前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置の待機状態を解除する処理を実行するステップと、
    を実行して、
    前記コンフィギュレーションを反映した予備のエッジ装置を、前記待機状態に設定する処理に基づいて、待機状態にし、前記待機状態を解除する処理に基づいて、待機状態を解除して、現用運用状態
    とを特徴とする障害切替方法。
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