JP5594230B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技球が始動口に入球した場合に表示器に複数の図柄要素のそれぞれを変動状態で表示し、大当りと判定された場合には複数の図柄要素を大当りの組合せで変動停止状態にすると共に大当りでない外れと判定された場合には複数の図柄要素を変動停止状態で外れの組合せにする構成のパチンコ遊技機に関する。
上記パチンコ遊技機には複数の図柄要素が変動状態で表示開始された後から複数の図柄要素の組合せが視覚的に決まる前までの複数の予告タイミングのそれぞれで予告映像を表示する構成のものがある。これら複数の予告映像のそれぞれには2以上のバリエーションが設定されており、複数の予告映像のそれぞれは2以上のバリエーションのうちの1つで表示される。これら複数の予告映像のそれぞれには相互に同一な特定のバリエーションが設定されている。この特定のバリエーションは遊技者の目線で複数の図柄要素が大当りの組合せとなる信頼度が最高のものであり、特定のバリエーションの予告映像の表示回数が多い程に複数の図柄要素が大当りの組合せとなることに対する遊技者の期待感が高まる。
特開2001−212314号公報
特許文献1には予告映像毎に複数のバリエーションのうちから1つを無作為に選択することで複数の予告映像のそれぞれについてバリエーションを決めることが記載されている。この特許文献1の場合には外れと判定されたにも拘らず数多くの予告映像のそれぞれで特定のバリエーションが選択されることがあり、遊技者の目線では特定のバリエーションの予告映像が数多く表示されたにも拘らず複数の図柄要素が大当りの組合せとならない奇異な図柄遊技の映像となる。
本発明のパチンコ遊技機は次の[1]始動口〜[7]予告映像表示手段を備えたものである。
[1]始動口は遊技球が入球可能なものであり、遊技球が入球した場合に大当りであるか否かが判定されるものである。図2の特別図柄始動口23は始動口に相当する。
[2]特別入球口は遊技球が入球不能な閉鎖状態および入球可能な開放状態間で切換えられるものであり、大当りと判定された場合に開放状態にされる。図2の特別入賞口25は特別入球口に相当する。
[3]表示器は複数の図柄要素のそれぞれを変動状態および変動停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示されるものであり、大当りと判定された場合には複数の図柄要素が変動停止状態で予め決められた大当りの組合せとなり、大当りでないと判定された場合には複数の図柄要素が変動停止状態で大当りの組合せと異なる外れの組合せとなる。図2の装飾図柄表示器34は表示器に相当し、図26の装飾図柄遊技の映像は図柄遊技の映像に相当し、外れリーチの組合せおよび完全外れの組合せのそれぞれは外れの組合せに相当する。
[4]メモリは複数種の予告映像毎に予告映像を相互に異なる複数種のバリエーションで表示することを指令する複数の予告コマンドからなる予告コマンド群が記録されたものである。このメモリには複数種の予告映像毎の予告コマンド群として予告映像を特定のバリエーションで表示することを指令する特定の予告コマンドを含むものが記録されている。図2のROM72はメモリに相当し、図20の予告演出コマンド11〜13の3つと図21の予告演出コマンド21〜23の3つと図22の予告演出コマンド31〜33の3つと図23の予告演出コマンド41〜43の3つと図24の予告演出コマンド51〜53の3つのそれぞれは予告コマンド群に相当し、予告演出コマンド11〜53の15のそれぞれは予告コマンドに相当する。予告演出コマンド11〜13の3つのそれぞれは予告映像に相当する図30の女性の絵柄101を表示することを指令するものであり、予告演出コマンド21〜23の3つのそれぞれは予告映像に相当する図31の女性の絵柄102を表示することを指令するものであり、予告演出コマンド31〜33の3つのそれぞれは予告映像に相当する図32の女性の絵柄103を表示することを指令するものであり、予告演出コマンド41〜43の3つのそれぞれは予告映像に相当する図33の男性の絵柄104を表示することを指令するものであり、予告演出コマンド51〜53の3つのそれぞれは予告映像に相当する図34の怪獣の絵柄105を表示することを指令するものである。このうち予告演出コマンド13と23と33と43と53のそれぞれは特定の予告コマンドに相当する。
[5]大当りと判定された場合および大当りでないと判定された場合のそれぞれに閾値を設定するものであって、大当りと判定された場合には大当りでないと判定された場合に比べて閾値を大きな値に設定する手段。図15のステップS178は当該手段に相当する。
[6]予告コマンド選択手段は複数種の予告が行われる場合に当該予告の種類に応じた予告コマンド群のそれぞれに対して「1)カウンタの値が閾値の設定結果に比べて小さい場合に1つの予告コマンド群から1つの予告コマンドを選択し、1つの予告コマンドを選択した場合に1つの予告コマンドの選択結果が特定の予告コマンドであるか否かを判断し、1つの予告コマンドの選択結果が特定の予告コマンドであると判断した場合にカウンタの値を一定値だけ更新する処理(ステップS196/ステップS197/ステップS199参照)」または「2)カウンタの値が閾値の設定結果に比べて小さくない場合に1つの予告コマンド群から特定の予告コマンドと異なる1つの予告コマンドを選択する処理(ステップS200参照)」を行うことで予告の種類と同数の予告コマンドを選択するものであり、図14のステップS156は予告コマンド選択手段に相当する。
[7]予告映像表示手段は予告コマンドの選択結果毎に予告コマンドの選択結果に応じた予告映像を今回の図柄遊技の映像が表示開始されてから今回の図柄遊技の映像で複数の図柄要素の組合せが視覚的に決まる前までに表示するものであり、図3の表示制御回路80は予告映像表示手段に相当するものである。
複数種の予告が行われる場合には予告の種類に応じた予告コマンド群のそれぞれに対して「1つの予告コマンド群から1つの予告コマンドを選択し、1つの予告コマンドの選択結果が特定の予告コマンドであるか否かを判断し、1つの予告コマンドの選択結果が特定の予告コマンドであると判断した場合にカウンタの値を一定値だけ更新する処理」または「1つの予告コマンド群から特定の予告コマンドと異なる1つの予告コマンドを選択する処理」が行われる。前者の処理はカウンタの値が閾値の設定結果に比べて小さい場合に行われるものであり、後者の処理はカウンタの値が閾値の設定結果に比べて小さくない場合に行われるものであり、予告の種類に応じた予告コマンド群のそれぞれに対して前者の処理または後者の処理が行われることで予告の種類と同数の複数の予告コマンドが選択され、予告コマンドの選択結果毎に予告コマンドの選択結果に応じた予告映像が表示される。即ち、カウンタの値は特定の予告コマンドが選択される毎に一定値だけ更新されるものであり、カウンタの値が閾値に到達した状態では特定の予告コマンドが選択されず、特定の予告コマンドの選択数が閾値の大きさとして制限される。従って、外れと判定されたにも拘らず数多くの予告コマンド群のそれぞれから特定の予告コマンドが選択されることがなくなるので、遊技者の目線で特定のバリエーションの予告映像が数多く表示されたにも拘らず複数の図柄要素が大当りの組合せとならない奇異な図柄遊技の映像がなくなる。
実施例1を示す図(パチンコ遊技機の外観を斜め前方から示す図) 遊技盤の外観を前方から示す図 電気的な構成を示す図 メイン制御回路のメイン処理を示すフローチャート メイン制御回路の大当り判定処理を示すフローチャート メイン制御回路の変動開始コマンド選択処理を示すフローチャート メイン制御回路の変動開始コマンドテーブルを示す図 メイン制御回路の変動表示時間テーブルを示す図 メイン制御回路の特別図柄遊技処理を示すフローチャート 演出制御回路のメイン処理を示すフローチャート 演出制御回路の装飾図柄遊技処理を示すフローチャート 演出制御回路の変動開始コマンド処理を示すフローチャート 演出制御回路のビデオコマンドテーブルを示す図 演出制御回路の予告演出コマンド処理を示すフローチャート 演出制御回路の予告回数判定処理を示すフローチャート 演出制御回路の予告回数判定テーブルを示す図 演出制御回路のトップデータ判定処理を示すフローチャート 演出制御回路のトップデータ判定テーブルを示す図 演出制御回路の予告演出コマンド選択処理を示すフローチャート 演出制御回路の予告演出コマンドテーブルを示す図 演出制御回路の予告演出コマンドテーブルを示す図 演出制御回路の予告演出コマンドテーブルを示す図 演出制御回路の予告演出コマンドテーブルを示す図 演出制御回路の予告演出コマンドテーブルを示す図 演出制御回路の演出制御処理1を示すフローチャート 装飾図柄遊技の映像を示す図 表示制御回路の装飾図柄遊技用のビデオデータの一覧を示す図 表示制御回路の予告演出処理を示すフローチャート 表示制御回路の予告画像データの一覧を示す図 予告画像データを示す図 予告画像データを示す図 予告画像データを示す図 予告画像データを示す図 予告画像データを示す図 予告画像データの再生タイミングを示す図 実施例2を示す図(図19相当図)
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には外枠1の前方に位置して内枠2が装着されている。この内枠2には横長な長方形状の上皿板3が装着されており、上皿板3には上皿4が固定されている。この上皿4は賞品として払出される遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。内枠2には上皿板3の下方に位置して横長な長方形状の下皿板5が装着されており、下皿板5には下皿6が固定されている。この下皿6は上皿4内から溢れた遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。
下皿板5の右端部には、図1に示すように、ハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が装着されている。この発射ハンドル8は遊技者が前方から手指で操作するものであり、前後方向へ指向する軸を中心に回転可能にされている。内枠2には上皿4の後方に位置して発射ソレノイドが固定されており、発射ソレノイドの出力軸には打球槌9が連結されている。この発射ソレノイドは打球槌9の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が予め決められた発射停止位置から時計回り方向へ回転操作された状態では発射ソレノイドに駆動電源が与えられ、打球槌9が駆動することで上皿4内の遊技球を上皿4内から弾き出す。
内枠2には、図1に示すように、上皿板3の上方に位置して前枠10が装着されている。この前枠10は内枠2の前方に配置されたものであり、前枠10には透明な円形状のガラス窓11が固定されている。この前枠10には左上隅部および右上隅部のそれぞれに位置して網状のスピーカカバー12が固定され、両スピーカカバー12のそれぞれの後方に位置してスピーカ13が固定されており、両スピーカ13のそれぞれが再生した効果音は前方のスピーカカバー12を通して放出される。前枠10には両スピーカカバー12のそれぞれの下方に位置して複数のランプカバー14が固定され、複数のランプカバー14のそれぞれの後方に位置して複数の電飾LED15(図3参照)が固定されており、複数のランプカバー14のそれぞれは後方の電飾LED15が点灯することで照明される。
内枠2には、図2に示すように、垂直な板状の遊技盤16が固定されている。この遊技盤16は前枠10の後方に配置されたものであり、前枠10のガラス窓11は遊技盤16を前方から視覚的に認識可能に覆っている。この遊技盤16には外レール17と内レール18と球止めゴム19が固定されている。これら外レール17〜球止めゴム19のそれぞれは遊技盤16の前方に配置されたものであり、外レール17および内レール18のそれぞれは円弧状の金属板から構成され、球止めゴム19は外レール17および内レール18相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。
遊技盤16には、図2に示すように、発射通路20および遊技領域21が形成されている。発射通路20は外レール17および内レール18相互間に位置する円弧状の隙間を称するものであり、遊技領域21は外レール17と内レール18と球止めゴム19で囲まれた領域のうち発射通路20を除く残りの円形状の領域を称するものであり、打球槌9が弾いた遊技球は発射通路20を通して遊技領域21内に放出される。この遊技領域21内には複数の障害釘22が固定されており、発射通路20から遊技領域21内に放出された遊技球は障害釘22に当りながら遊技領域21内を落下する。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して特別図柄始動口23が固定されている。この特別図柄始動口23は遊技球が上面から入賞することが可能なポケット状をなすものであり、特別図柄始動口23内には特別図柄始動口センサ24(図3参照)が固定されている。この特別図柄始動口センサ24は近接スイッチからなるものであり、遊技球が特別図柄始動口23内に入賞した場合には特別図柄始動口センサ24が遊技球を検出することで特別図柄始動信号を出力する。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して特別入賞口25が固定されている。この特別入賞口25は遊技球が前面から入賞することが可能な横長な箱状をなすものであり、特別入賞口25内には特別入賞口センサ26(図3参照)が固定されている。この特別入賞口センサ26は近接スイッチからなるものであり、遊技球が特別入賞口25内に入賞した場合には特別入賞口センサ26が遊技球を検出することで特別入賞信号を出力する。
特別入賞口25には、図2に示すように、扉27が左右方向へ指向する軸28を中心に回転可能に装着されている。この扉27は特別入賞口ソレノイド29(図3参照)の出力軸に連結されており、特別入賞口ソレノイド29の電気的なオフ状態では扉27が垂直な閉鎖状態となることで特別入賞口25の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖する。この扉27は特別入賞口ソレノイド29の電気的なオン状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉27の開放状態では遊技球が扉27に乗って特別入賞口25内に入賞可能になる。
遊技盤16の後方には、図2に示すように、賞球払出し装置30が固定されている。この賞球払出し装置30はパルスモータからなる払出モータ31(図3参照)を有するものであり、遊技球が特別図柄始動口23内に入賞した場合および特別入賞口25内に入賞した場合のそれぞれには払出モータ31の回転軸が回転操作されることで上皿4内に単位個数の遊技球が賞品として払出される。
遊技領域22内には、図2に示すように、表示台板32が固定されており、表示台板32には特別図柄表示器33が固定されている。この特別図柄表示器33はLED表示器からなるものであり、遊技球が特別図柄始動口23内に入賞した場合には賞球払出装置30から単位個数の遊技球が上皿4内に払出され、特別図柄表示器33に特別図柄として大当り図柄(○)および外れ図柄(×)のいずれかが表示される。
特別図柄表示器33に大当り図柄が表示された場合には大当りラウンドが開始される。この大当りラウンドは特別入賞口25を開放状態とするものであり、特別入賞口25内に限度個数(10個)の遊技球が入賞した場合または特別入賞口25の開放時間が限度時間(30×1000msec)に到達した場合には特別入賞口25が閉鎖状態となることで大当りラウンドが終了する。この大当りラウンドは一定回数(15回)だけ繰返されるものであり、一定回数の大当りラウンドの繰返しを大当り遊技と称する。この大当り遊技が開始されてから終了するまでの大当り遊技中には装飾図柄表示器34に大当り遊技演出の映像が表示され、両スピーカ13のそれぞれから効果音が出力され、複数の電飾LED15のそれぞれが発光する。
表示台板32には、図2に示すように、装飾図柄表示器34が固定されている。この装飾図柄表示器34は特別図柄表示器33に比べて大きな横長な長方形状の表示領域を有するカラー液晶表示器からなるものであり、遊技球が特別図柄始動口23内に入賞した場合には装飾図柄遊技の映像が表示開始される。この装飾図柄遊技の映像は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、背景映像の前方に重ねて表示される。この装飾図柄遊技の映像の表示中には両スピーカ13のそれぞれから効果音が出力され、複数の電飾LED15のそれぞれが発光する。
左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの変動表示は図柄要素をその種類を変化させながら表示するものであり、3列の図柄要素のそれぞれの変化は(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(1)・・・の循環的な一定順序に設定されている。これら左列の図柄要素〜右列の図柄要素の全てが変動停止した状態の組合せには大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せが設定されている。大当りの組合せは3列の図柄要素が相互に同一な組合せであり、外れリーチの組合せは左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一で中列の図柄要素が左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれに対して異なる組合せであり、完全外れの組合せは左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に異なる組合せである。
図3のメイン制御回路50は特別図柄表示器33の表示内容および大当り遊技の遊技内容を制御するものであり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよびROM52の制御データに基づいて処理動作を行う。
図3の入力回路54は特別図柄始動センサ24からの特別図柄始動信号および特別入賞口センサ26からの特別入賞信号のそれぞれをメイン制御回路50に出力するものであり、メイン制御回路50は入力回路54を通して特別図柄始動信号を検出した場合に制御コマンドおよび賞球コマンドを設定し、特別入賞信号を検出した場合に賞球コマンドを設定する。ソレノイド回路55は特別入賞口ソレノイド29を通断電するものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路55を電気的に制御することで特別入賞口25の扉27を開閉操作する。LED回路56は特別図柄表示器33の複数のLEDのそれぞれを通断電するものであり、メイン制御回路50はLED回路56を電気的に制御することで特別図柄表示器33の表示内容を制御する。
図3の払出制御回路60は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路60のROMには制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データに基づいて遊技球の払出動作を行う。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドが送信されるものであり、賞球コマンドを検出した場合に駆動信号を出力する。モータ回路61は払出制御回路60から駆動信号が入力されるものであり、駆動信号が入力された場合に払出しモータ31を駆動することで上皿4内に単位個数の賞品球を払出す。
図3の演出制御回路70は装飾図柄遊技の演出内容を制御するものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPU71はRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよびROM72の制御データに基づいて処理動作を行う。この演出制御回路70はメイン制御回路50から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、制御コマンドの送信結果を検出した場合に演出コマンドを設定する。
図3の表示制御回路80は装飾図柄表示器34の表示内容を制御するものであり、表示制御回路80には演出制御回路70から演出コマンドの設定結果が送信される。この表示制御回路80は演出コマンドの設定結果を受信した場合に装飾図柄表示器34に演出コマンドの受信結果に応じた映像を表示するものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。VROMは装飾図柄遊技の映像を表示するための画像データと装飾図柄遊技の背景映像を表示するためのビデオデータと大当り遊技演出の映像を表示するためのビデオデータが予め記録されたものであり、VDPはVROMから検出した画像データおよびビデオデータのそれぞれをVRAMに展開し、装飾図柄表示器34にR・G・Bの各信号を出力することで映像をカラーで表示する。
図3の音制御回路90は両スピーカ13のそれぞれの出力内容を制御するものであり、音制御回路90には演出制御回路70から演出コマンドの設定結果が送信される。この音制御回路90は演出コマンドの設定結果を受信した場合に演出コマンドの受信結果に応じた音信号を設定するものであり、両スピーカ13のそれぞれを音信号の設定結果に応じて電気的に操作することで両スピーカ13のそれぞれから演出コマンドの受信結果に応じた効果音を出力する。電飾制御回路100は複数の電飾LED15のそれぞれの発光内容を制御するものであり、電飾制御回路100には演出制御回路70から演出コマンドの設定結果が送信される。この電飾制御回路100は演出コマンドの設定結果を受信した場合に演出コマンドの受信結果に応じた電飾信号を設定するものであり、複数の電飾LED15のそれぞれを電飾信号の設定結果に応じて電気的に操作することで演出コマンドに応じて発光させる。
1.メイン制御回路50の処理内容
1−1.メイン処理
図4のメイン処理はメイン制御回路50のCPU51が実行するものであり、CPU51は電源が投入された場合にはステップS1の電源投入処理でRAM53を初期設定し、ステップS2でRAM53のタイマ割込みフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでタイマ割込みフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS3へ移行し、ステップS3でタイマ割込みフラグをオフ状態に設定する。このタイマ割込みフラグはCPU51がタイマ割込み処理でオン状態に設定するものである。このタイマ割込み処理は一定時間(4msec)が経過する毎に起動するものであり、タイマ割込みフラグは一定時間が経過する毎にオン状態に設定される。
CPU51はステップS3でタイマ割込みフラグをオフ状態に設定すると、ステップS4のカウンタ更新処理へ移行する。このカウンタ更新処理はRAM53のカウンタMC1の値およびカウンタMC2の値のそれぞれを一定値(1)だけ更新するものである。これらカウンタMC1〜MC2のそれぞれの値はステップS1で下限値(0)に初期設定されるものであり、カウンタMC1〜MC2のそれぞれの値の更新内容は次の通りである。
1)カウンタMC1の値は大当りであるか否かを判定するためのものであり、下限値(0)から上限値(248)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
2)カウンタMC2の値は装飾図柄遊技の映像の演出内容として背景映像を選択するためのものであり、下限値(0)から上限値(99)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
CPU51はステップS4のカウンタ更新処理を終えると、RAM53のプロセスフラグの値の設定結果に応じてステップS5の大当り判定処理とステップS6の特別図柄遊技処理とステップS7の大当り遊技処理のいずれか1つを実行する。このプロセスフラグの値はステップS1で(0)に初期設定されるものであり、CPU51はステップS5の大当り判定処理〜ステップS7の大当り遊技処理のいずれか1つを終えた場合にはステップS2に復帰する。
1−2.大当り判定処理
図5はステップS5の大当り判定処理である。この大当り判定処理はプロセスフラグの値が(0)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS11で入力回路54から特別図柄始動信号が出力されているか否かを判断する。ここで入力回路54から特別図柄始動信号が出力されていないと判断した場合には大当り判定処理を終え、入力回路54から特別図柄始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS12でRAM53からカウンタMC1およびカウンタMC2のそれぞれの値の更新結果を検出する。
CPU51はステップS12でカウンタMC1およびカウンタMC2のそれぞれの値の更新結果を検出すると、ステップS13でカウンタMC1の値の検出結果を大当り値(7)と比較する。この大当り値(7)はROM52に予め記録されたものであり、CPU51はカウンタMC1の値の検出結果が大当り値と同一であると判断した場合にはステップS14でRAM53の大当りフラグをオン状態に設定する。この大当りフラグはステップS1の電源投入処理でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS14で大当りフラグをオン状態に設定した場合にはステップS15へ移行する。ここで特別図柄を大当り図柄に設定し、ステップS16で演出制御回路70に大当りコマンドを送信し、ステップS20の変動開始コマンド選択処理へ移行する。このステップS20の変動開始コマンド選択処理を終えた場合にはステップS21へ移行し、プロセスフラグの値に(1)を設定する。
CPU51はステップS13でカウンタMC1の値の検出結果が大当り値と異なると判断すると、ステップS17で大当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS18で特別図柄を外れ図柄に設定する。そして、ステップS19で演出制御回路70に外れコマンドを送信し、ステップS20の変動開始コマンド選択処理へ移行する。このステップS20の変動開始コマンド選択処理を終えた場合にはステップS21へ移行し、プロセスフラグの値に(1)を設定する。
図6はステップS20の変動開始コマンド選択処理であり、CPU51はステップS31で大当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで大当りフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS32でROM52から変動開始コマンドテーブル1を検出し、大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS33でROM52から変動開始コマンドテーブル2を検出する。
図7の(a)は変動開始コマンドテーブル1である。この変動開始コマンドテーブル1はROM52に予め記録されたものであり、カウンタMC2の更新範囲内の100の値のそれぞれに1つの変動開始コマンドを割付けることで設定されている。これら変動開始コマンド01〜04のそれぞれは装飾図柄遊技の演出内容を設定するためのものであり、変動開始コマンド01の選択確率は(10/100)に設定され、変動開始コマンド02の選択確率は(20/100)に設定され、変動開始コマンド03の選択確率は(30/100)に設定され、変動開始コマンド04の選択確率は(40/100)に設定されている。
図7の(b)は変動開始コマンドテーブル2である。この変動開始コマンドテーブル2はROM52に予め記録されたものであり、カウンタMC2の更新範囲内の100の値のそれぞれに1つの変動開始コマンドを割付けることで設定されている。これら変動開始コマンド10〜14のそれぞれは装飾図柄遊技の演出内容を設定するためのものであり、変動開始コマンド10の選択確率は(80/100)に設定され、変動開始コマンド11〜14のそれぞれの選択確率は(5/100)に設定されている。
CPU51は変動開始コマンドテーブル1または変動開始コマンドテーブル2を検出すると、ステップS34で変動開始コマンドテーブルの検出結果からカウンタMC2の値の検出結果に応じた1つの変動開始コマンドを選択する。そして、ステップS35で演出制御回路70に変動開始コマンドの選択結果を送信し、ステップS36でROM52から変動表示時間テーブルを検出する。図8は変動表示時間テーブルである。この変動表示時間テーブルはROM52に予め記録されたものであり、変動開始コマンド01〜14の9つのそれぞれに1つの変動表示時間を割付けることで設定されている。
CPU51はステップS36で変動表示時間テーブルを検出すると、ステップS37で変動表示時間テーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じた1つの変動表示時間を選択し、ステップS38でRAM53のタイマMTの値に変動表示時間の選択結果を設定する。
1−3.特別図柄遊技処理
図9はステップS6の特別図柄遊技処理である。この特別図柄遊技処理はプロセスフラグの値が(1)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS41でタイマMTの値から一定値(4msec)を減算し、ステップS42でタイマMTの値の減算結果を限度値(0)と比較する。
CPU51はステップS42でタイマMTの値の減算結果が限度値に到達したと判断すると、ステップS43の特別図柄表示処理へ移行する。ここで特別図柄表示器33に特別図柄の設定結果を表示し、ステップS44で演出制御回路70に変動停止コマンドを送信する。即ち、大当りと判定された場合には変動表示時間の選択結果が経過した時点で特別図柄表示器33に大当り図柄が表示され、外れと判定された場合には変動表示時間の選択結果が経過した時点で特別図柄表示器33に外れ図柄が表示される。
CPU51はステップS44で変動停止コマンドを送信すると、ステップS45で大当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS46でプロセスフラグの値に(0)を設定し、大当りフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS47へ移行する。ここで大当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS48でプロセスフラグの値に(2)を設定する。
1−4.大当り遊技処理
図4のステップS7の大当り遊技処理はプロセスフラグの値が(2)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS7の大当り遊技処理で15回の大当りラウンドを行う。この大当り遊技処理で初回の大当りラウンドを開始する場合には演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信することで初回の大当りラウンドが始まることを通知し、最終回の大当りラウンドを終える場合には演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信することで最終回の大当りラウンドが終了することを通知し、演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信した場合にはプロセスフラグの値に(0)を設定する。
2.演出制御回路70の処理内容
2−1.メイン処理
図10のメイン処理は演出制御回路70のCPU71が実行するものであり、CPU71は電源が投入された場合にはステップS101の電源投入処理でRAM73を初期設定し、ステップS102でRAM73のタイマ割込みフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。このタイマ割込みフラグはCPU71がタイマ割込み処理でオン状態に設定するものである。このタイマ割込み処理は一定時間(10msec)が経過する毎に起動するものであり、タイマ割込みフラグは一定時間(10msec)が経過する毎にオン状態に設定される。
CPU71はステップS102でタイマ割込みフラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS103のカウンタ更新処理でRAM73のカウンタSC1の値〜SC11の値の11のそれぞれを一定値(1)だけ更新する。これらカウンタSC1〜SC11の11のそれぞれの値はステップS101で下限値(0)に初期設定されるものであり、CPU71はステップS103のカウンタ更新処理を終えた場合にはステップS102に復帰する。
カウンタSC1の値とカウンタSC2の値とカウンタSC3の値のそれぞれは装飾図柄の組合せを設定するためのものであり、カウンタSC1の値は下限値(0)から上限値(249)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSC2の値は下限値(0)から上限値(162)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSC3の値は下限値(0)から上限値(72)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタSC4の値は予告演出の映像を表示するか否かを判定するためのものであり、下限値(0)から上限値(8)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタSC5の値は予告演出の映像の表示回数を設定するためのものであり、下限値(0)から上限値(19)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタSC6の値は予告演出の映像の表示順序を設定するためのものであり、下限値(0)から上限値(24)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
カウンタSC7の値とカウンタSC8の値とカウンタSC9の値とカウンタSC10の値とカウンタSC11の値のそれぞれは予告演出の映像のバリエーションを設定するためのものであり、カウンタSC7の値は下限値(0)から上限値(59)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSC8の値は下限値(0)から上限値(40)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSC9の値は下限値(0)から上限値(18)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSC10の値は下限値(0)から上限値(64)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSC11の値は下限値(0)から上限値(30)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
CPU71はステップS102でタイマ割込みフラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS104でタイマ割込みフラグをオフ状態に設定する。そして、ステップS105の装飾図柄遊技処理およびステップS106の大当り遊技演出処理のそれぞれへ順に移行し、ステップS106の大当り遊技演出処理を終えた場合にはステップS102に復帰する。
2−2.外部割込処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50から大当りコマンドと外れコマンドと変動開始コマンドと変動停止コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが送信されることで外部割込み処理を起動する。このCPU71は外部割込み処理を起動した場合には割込み禁止状態となり、大当りコマンド〜大当り遊技停止コマンドのそれぞれを外部割込み処理でRAM73に記録した後に割込み禁止状態を解除する。
2−3.装飾図柄遊技処理
図11はステップS105の装飾図柄遊技処理であり、演出制御回路70のCPU71はステップS111でRAM73に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に変動開始コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS117へ移行し、RAM73に変動開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS112でRAM73の装飾図柄遊技フラグをオン状態に設定する。この装飾図柄遊技フラグはステップS101の電源投入処理でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU71はステップS112で装飾図柄遊技フラグをオン状態に設定した場合にはステップS113の変動開始コマンド処理へ移行する。このステップS113の変動開始コマンド処理を終えた場合にはステップS114でRAM73のタイマSTの値に初期値(0)を設定し、ステップS115でRAM73から変動開始コマンドを消去する。そして、ステップS116で表示制御回路80に再生開始コマンドを送信し、ステップS117へ移行する。
CPU71はステップS117へ移行すると、装飾図柄遊技フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで装飾図柄遊技フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS118でタイマSTの値に一定値(10msec)を加算し、ステップS119の演出制御処理1へ移行する。このステップS119の演出制御処理1を終えた場合にはステップS120でRAM73に変動停止コマンドが記録されているか否かを判断し、RAM73に変動停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS121の演出制御処理2へ移行する。このステップS121の演出制御処理2を終えた場合にはステップS122で装飾図柄遊技フラグをオフ状態に設定し、ステップS123でRAM73から変動停止コマンドを消去し、ステップS124で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信する。
2−3−1.変動開始コマンド処理
図12はステップS113の変動開始コマンド処理であり、演出制御回路70のCPU71はステップS131でRAM73から変動開始コマンドを検出し、ステップS132でROM72からビデオコマンドテーブルを検出する。図13はビデオコマンドテーブルである。このビデオコマンドテーブルはROM72に予め記録されたものであり、変動開始コマンド01〜14の9つのそれぞれに1つのビデオコマンドを割付けることで設定されている。
CPU71はステップS132でビデオコマンドテーブルを検出すると、ステップS133でビデオコマンドテーブルから変動開始コマンドの検出結果に応じた1つのビデオコマンドを選択し、ステップS134で表示制御回路80にビデオコマンドの選択結果を送信する。
CPU71はステップS134でビデオコマンドの選択結果を送信すると、ステップS135でRAM73に大当りコマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に大当りコマンドが記録されていると判断した場合にはステップS136でRAM73から大当りコマンドを消去し、ステップS137の大当り図柄設定処理へ移行する。この大当り図柄設定処理は装飾図柄を大当りの組合せに設定するものであり、CPU71はステップS137でRAM73からカウンタSC1の値の更新結果を検出する。そして、(1)〜(8)の8つの図柄要素のうちからカウンタSC1の値の検出結果に応じた1つを選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定することで装飾図柄を大当りの組合せに設定する。
CPU71はステップS135でRAM73に大当りコマンドが記録されていないと判断すると、ステップS138へ移行する。この場合にはRAM73に外れコマンドが記録されており、CPU71はステップS138でRAM73から外れコマンドを消去し、ステップS139で変動開始コマンドの検出結果が完全外れ用の変動開始コマンド10であるか否かを判断する。ここで変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド10であると判断した場合にはステップS140の完全外れ図柄設定処理へ移行する。この完全外れ図柄設定処理は装飾図柄を完全外れの組合せに設定するものであり、CPU71はステップS140でRAM73からカウンタSC1とSC2とSC3のそれぞれの値の更新結果を検出する。そして、(1)〜(8)の8つの図柄要素のうちからカウンタSC1の値の検出結果に応じた1つを選択し、左列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。次に(1)〜(8)の8つの図柄要素のうち左列の図柄要素の設定結果を除いた7つのうちからカウンタSC2の値の検出結果に応じた1つを選択し、右列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。最後に(1)〜(8)の8つの図柄要素のうちからカウンタSC3の値の検出結果に応じた1つを選択し、中列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定することで装飾図柄を完全外れの組合せに設定する。
CPU71は変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド11〜14の4つのいずれかである場合にはステップS139で変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド10でないと判断し、ステップS141の外れリーチ図柄設定処理へ移行する。この外れリーチ図柄設定処理は装飾図柄を外れリーチの組合せに設定するものであり、CPU71はステップS141でRAM73からカウンタSC1およびSC2のそれぞれの値の更新結果を検出する。そして、(1)〜(8)の8つの図柄要素のうちからカウンタSC1の値の検出結果に応じた1つを選択し、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定する。次に(1)〜(8)の8つの図柄要素のうち左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を除いた7つのうちからカウンタSC2の値の検出結果に応じた1つを選択し、中列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定することで装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する。
CPU71はステップS137またはステップS140またはステップS141で装飾図柄の組合せを設定すると、ステップS142で表示制御回路80に左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれを送信し、ステップS143の予告演出コマンド処理へ移行する。この表示制御回路80は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの送信結果を受信した場合にはVRAMに記録する。
図14はステップS143の予告演出コマンド処理であり、CPU71はステップS151でRAM73からカウンタSC4の値の更新結果を検出し、ステップS152でカウンタSC4の値の検出結果が(0)から(4)の範囲内にあるか否かを判断する。ここでカウンタSC4の値の検出結果が(0)から(4)の範囲内にないと判断した場合には予告演出コマンド処理を終え、カウンタSC4の値の検出結果が(0)から(4)の範囲内にあると判断した場合にはステップS153の予告回数判定処理およびステップS154のトップデータ判定処理のそれぞれへ順に移行する。
図15はステップS153の予告回数判定処理であり、CPU71はステップS171でRAM73からカウンタSC5の値の更新結果を検出し、ステップS172でROM72から予告回数判定テーブルを検出する。図16は予告回数判定テーブルである。この予告回数判定テーブルはROM72に予め記録されたものであり、カウンタSC5の更新範囲内の20の値のそれぞれに予告演出の映像の表示回数(予告回数)として1回と2回と3回と4回のいずれか1つを割付けることで設定されている。
CPU71はステップS172で予告回数判定テーブルを検出すると、ステップS173で予告回数判定テーブルからカウンタSC5の値の検出結果に応じた1つの予告回数を選択する。そして、ステップS174でRAM73のカウンタSN1の値に予告回数の選択結果を設定し、ステップS175で変動開始コマンドの検出結果が大当り用の変動開始コマンド01と変動開始コマンド02と変動開始コマンド03と変動開始コマンド04のそれぞれと比較する。
CPU71はステップS175で変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド01〜変動開始コマンド04のいずれかであると判断した場合にはステップS176でROM72からトラ柄制限値(2)を選択し、変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド01〜変動開始コマンド04のいずれとも異なると判断した場合にはステップS177でROM72からトラ柄制限値(1)を選択する。これらトラ柄制限値(2)(1)のそれぞれはROM72に予め記録されたものであり、CPU71はステップS176またはステップS177でトラ柄制限値を選択した場合にはステップS178でRAM73のカウンタSN2の値にトラ柄制限値の選択結果を設定する。
図17はステップS154のトップデータ判定処理であり、CPU71はステップS181でRAM73からカウンタSC6の値の更新結果を検出し、ステップS182でROM72からトップデータ判定テーブルを検出する。図18はトップデータ判定テーブルである。このトップデータ判定テーブルはROM72に予め記録されたものであり、カウンタSC6の更新範囲内の25の値のそれぞれにトップデータとして(1)(2)(3)(4)(5)のいずれか1つを割付けることで設定されている。
CPU71はステップS182でトップデータ判定テーブルを検出すると、ステップS183でトップデータ判定テーブルからカウンタSC6の値の検出結果に応じた1つのトップデータを検出し、ステップS184でRAM73のカウンタSN3の値にトップデータの選択結果を設定する。
CPU71はステップS154のトップデータ判定処理を終えると、ステップS155でRAM73のカウンタSN4の値にROM72に予め記録された初期値(0)を設定し、ステップS156の予告演出コマンド選択処理へ移行する。このカウンタSN4の値はステップS156の予告演出コマンド選択処理で特定の予告演出コマンドが選択された場合に一定値が加算されるものであり、ステップS156の予告演出コマンド選択処理では特定の予告演出コマンドの選択がカウンタSN4の値の加算結果に応じて許容または禁止される。
図19はステップS156の予告演出コマンド選択処理であり、CPU71はステップS191でRAM73からカウンタSC7とカウンタSC8とカウンタSC9とカウンタSC10とカウンタSC11のそれぞれの値の更新結果を検出する。そして、ステップS192でカウンタSN3の値を検出し、ステップS193で変動開始コマンドの検出結果を大当り用の変動開始コマンド01と変動開始コマンド02と変動開始コマンド03と変動開始コマンド04のそれぞれと比較する。ここで変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド01〜変動開始コマンド04のいずれかであると判断した場合にはステップS194へ移行し、変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド01〜変動開始コマンド04のいずれとも異なると判断した場合にはステップS195へ移行する。
CPU71はステップS194へ移行すると、ROM72から予告演出コマンドテーブル11と予告演出コマンドテーブル21と予告演出コマンドテーブル31と予告演出コマンドテーブル41と予告演出コマンドテーブル51のいずれかを検出する。これら予告演出コマンドテーブル11〜予告演出コマンドテーブル51のそれぞれはROM72に予め記録されたものであり、CPU71はカウンタSN3の値の検出結果が(1)である場合に予告演出コマンドテーブル11を検出し、カウンタSN3の値の検出結果が(2)である場合に予告演出コマンドテーブル21を検出し、カウンタSN3の値の検出結果が(3)である場合に予告演出コマンドテーブル31を検出し、カウンタSN3の値の検出結果が(4)である場合に予告演出コマンドテーブル41を検出し、カウンタSN3の値の検出結果が(5)である場合に予告演出コマンドテーブル51を検出する。
図20の(a)は予告演出コマンドテーブル11であり、予告演出コマンドテーブル11はカウンタSC7の更新範囲内の60の値のそれぞれに予告演出コマンド11と予告演出コマンド12と予告演出コマンド13のいずれか1つを割付けることで設定されている。予告演出コマンド11は女性の絵柄101を赤色の服装で表示することを通知するものであり(図30のa参照)、一定の低確率(10/60)で選択される。予告演出コマンド12は女性の絵柄101を青色の服装で表示することを通知するものであり(図30のb参照)、一定の中確率(20/60)で選択される。予告演出コマンド13は女性の絵柄101をトラ柄の服装で表示することを通知するものであり(図30のc参照)、一定の高確率(30/60)で選択される。
図21の(a)は予告演出コマンドテーブル21であり、予告演出コマンドテーブル21はカウンタSC8の更新範囲内の41の値のそれぞれに予告演出コマンド21と予告演出コマンド22と予告演出コマンド23のいずれか1つを割付けることで設定されている。予告演出コマンド21は女性の絵柄102を赤色の服装で表示することを通知するものであり(図31のa参照)、一定の低確率(7/41)で選択される。予告演出コマンド22は女性の絵柄102を青色の服装で表示することを通知するものであり(図31のb参照)、一定の中確率(14/41)で選択される。予告演出コマンド23は女性の絵柄102をトラ柄の服装で表示することを通知するものであり(図31のc参照)、一定の高確率(20/41)で選択される。
図22の(a)は予告演出コマンドテーブル31であり、予告演出コマンドテーブル31はカウンタSC9の更新範囲内の19の値のそれぞれに予告演出コマンド31と予告演出コマンド32と予告演出コマンド33のいずれか1つを割付けることで設定されている。予告演出コマンド31は女性の絵柄103を赤色の服装で表示することを通知するものであり(図32のa参照)、一定の低確率(3/19)で選択される。予告演出コマンド32は女性の絵柄103を青色の服装で表示することを通知するものであり(図32のb参照)、一定の中確率(6/19)で選択される。予告演出コマンド33は女性の絵柄103をトラ柄の服装で表示することを通知するものであり(図32のc参照)、一定の高確率(10/19)で選択される。
図23の(a)は予告演出コマンドテーブル41であり、予告演出コマンドテーブル41はカウンタSC10の更新範囲内の65の値のそれぞれに予告演出コマンド41と予告演出コマンド42と予告演出コマンド43のいずれか1つを割付けることで設定されている。予告演出コマンド41は弾性の絵柄104を赤色の服装で表示することを通知するものであり(図33のa参照)、一定の低確率(11/65)で選択される。予告演出コマンド42は男性の絵柄104を青色の服装で表示することを通知するものであり(図33のb参照)、一定の中確率(22/65)で選択される。予告演出コマンド43は男性の絵柄104をトラ柄の服装で表示することを通知するものであり(図33のc参照)、一定の高確率(32/65)で選択される。
図24の(a)は予告演出コマンドテーブル51であり、予告演出コマンドテーブル51はカウンタSC11の更新範囲内の31の値のそれぞれに予告演出コマンド51と予告演出コマンド52と予告演出コマンド53のいずれか1つを割付けることで設定されている。予告演出コマンド51は怪獣の絵柄105を赤色の色彩で表示することを通知するものであり(図34のa参照)、一定の低確率(5/31)で選択される。予告演出コマンド52は怪獣の絵柄105を青色の色彩で表示することを通知するものであり(図34のb参照)、一定の中確率(10/31)で選択される。予告演出コマンド53は怪獣の絵柄105をトラ柄の服装で表示することを通知するものであり(図34のc参照)、一定の高確率(16/31)で選択される。
CPU71はステップS195へ移行すると、ROM72から予告演出コマンドテーブル12と予告演出コマンドテーブル22と予告演出コマンドテーブル32と予告演出コマンドテーブル42と予告演出コマンドテーブル52のいずれかを検出する。これら予告演出コマンドテーブル12〜予告演出コマンドテーブル52のそれぞれはROM72に予め記録されたものであり、CPU71はカウンタSN3の値の検出結果が(1)である場合に予告演出コマンドテーブル12を検出し、カウンタSN3の値の検出結果が(2)である場合に予告演出コマンドテーブル22を検出し、カウンタSN3の値の検出結果が(3)である場合に予告演出コマンドテーブル32を検出し、カウンタSN3の値の検出結果が(4)である場合に予告演出コマンドテーブル42を検出し、カウンタSN3の値の検出結果が(5)である場合に予告演出コマンドテーブル52を検出する。
図20の(b)は予告演出コマンドテーブル12であり、予告演出コマンドテーブル12はカウンタSC7の更新範囲内の60の値のそれぞれに予告演出コマンド11と予告演出コマンド12と予告演出コマンド13のいずれか1つを割付けることで設定されている。この予告演出コマンドテーブル12では予告演出コマンド11の選択確率が(30/60)に設定され、予告演出コマンド12の選択確率が(20/60)に設定され、予告演出コマンド13の選択確率が(10/60)に設定されており、トラ柄用の予告演出コマンド13は大当りであると判定された場合が外れであると判定された場合に比べて高確率で選択される。
図21の(b)は予告演出コマンドテーブル22であり、予告演出コマンドテーブル22はカウンタSC8の更新範囲内の41の値のそれぞれに予告演出コマンド21と予告演出コマンド22と予告演出コマンド23のいずれか1つを割付けることで設定されている。この予告演出コマンドテーブル22では予告演出コマンド21の選択確率が(21/41)に設定され、予告演出コマンド22の選択確率が(13/41)に設定され、予告演出コマンド23の選択確率が(7/41)に設定されており、トラ柄用の予告演出コマンド23は大当りであると判定された場合が外れであると判定された場合に比べて高確率で選択される。
図22の(b)は予告演出コマンドテーブル32であり、予告演出コマンドテーブル32はカウンタSC9の更新範囲内の19の値のそれぞれに予告演出コマンド31と予告演出コマンド32と予告演出コマンド33のいずれか1つを割付けることで設定されている。この予告演出コマンドテーブル32では予告演出コマンド31の選択確率が(10/19)に設定され、予告演出コマンド32の選択確率が(6/19)に設定され、予告演出コマンド33の選択確率が(3/19)に設定されており、トラ柄用の予告演出コマンド33は大当りであると判定された場合が外れであると判定された場合に比べて高確率で選択される。
図23の(b)は予告演出コマンドテーブル42であり、予告演出コマンドテーブル42はカウンタSC10の更新範囲内の65の値のそれぞれに予告演出コマンド41と予告演出コマンド42と予告演出コマンド43のいずれか1つを割付けることで設定されている。この予告演出コマンドテーブル42では予告演出コマンド41の選択確率が(33/65)に設定され、予告演出コマンド42の選択確率が(22/65)に設定され、予告演出コマンド43の選択確率が(10/65)に設定されており、トラ柄用の予告演出コマンド43は大当りであると判定された場合が外れであると判定された場合に比べて高確率で選択される。
図24の(b)は予告演出コマンドテーブル52であり、予告演出コマンドテーブル52はカウンタSC11の更新範囲内の31の値のそれぞれに予告演出コマンド51と予告演出コマンド52と予告演出コマンド53のいずれか1つを割付けることで設定されている。この予告演出コマンドテーブル52では予告演出コマンド51の選択確率が(15/31)に設定され、予告演出コマンド52の選択確率が(10/31)に設定され、予告演出コマンド53の選択確率が(6/31)に設定されており、トラ柄用の予告演出コマンド53は大当りであると判定された場合が外れであると判定された場合に比べて高確率で選択される。
CPU71はステップS194またはステップS195で予告演出コマンドテーブルを検出すると、ステップS196で予告演出コマンドテーブルの検出結果から1つの予告演出コマンドを選択する。この予告演出コマンドの選択処理はカウンタSC7〜SC11のいずれかの値の検出結果を使用して行われるものであり、CPU71は予告演出コマンドテーブル11または予告演出コマンドテーブル12を検出した場合には予告演出コマンドテーブル11または予告演出コマンドテーブル12からカウンタSC7の値の検出結果に応じた1つの予告演出コマンドを選択し、予告演出コマンドテーブル21または予告演出コマンドテーブル22を検出した場合には予告演出コマンドテーブル21または予告演出コマンドテーブル22からカウンタSC8の値の検出結果に応じた1つの予告演出コマンドを選択し、予告演出コマンドテーブル31または予告演出コマンドテーブル32を検出した場合には予告演出コマンドテーブル31または予告演出コマンドテーブル32からカウンタSC9の値の検出結果に応じた1つの予告演出コマンドを選択し、予告演出コマンドテーブル41または予告演出コマンドテーブル42を検出した場合には予告演出コマンドテーブル41または予告演出コマンドテーブル42からカウンタSC10の値の検出結果に応じた1つの予告演出コマンドを選択し、予告演出コマンドテーブル51または予告演出コマンドテーブル52を検出した場合には予告演出コマンドテーブル51または予告演出コマンドテーブル52からカウンタSC11の値の検出結果に応じた1つの予告演出コマンドを選択する。
CPU71はステップS196で予告演出コマンドを選択すると、ステップS197で予告演出コマンドの選択結果をトラ柄用の予告演出コマンド13と予告演出コマンド23と予告演出コマンド33と予告演出コマンド43と予告演出コマンド53のそれぞれと比較する。ここで予告演出コマンドの選択結果がトラ柄用の予告演出コマンド13〜予告演出コマンド53のいずれとも異なると判断した場合にはステップS201で表示制御回路80に予告演出コマンドの選択結果を送信し、予告演出コマンドの選択結果がトラ柄用の予告演出コマンド13〜予告演出コマンド53のいずれかであると判断した場合にはステップS198へ移行する。
CPU71はステップS198へ移行すると、カウンタSN4の値をカウンタSN2の値と比較する。このカウンタSN2の値は変動開始コマンドの検出結果が大当り用である場合に(2)に設定され、変動開始コマンドの検出結果が外れ用である場合に(1)に設定されたものであり、CPU71はステップS198でカウンタSN4の値がカウンタSN2の値に比べて小さいと判断した場合にはステップS199でカウンタSN4の値にROM72に予め記録された一定値(1)を加算し、ステップS201で表示制御回路80に予告演出コマンドの選択結果を送信する。この表示制御回路80のVDPは予告演出コマンドを受信した場合にVRAMに記録する。
CPU71はステップS198でカウンタSN4の値がカウンタSN2の値に比べて小さくないと判断すると、ステップS200で予告演出コマンドの選択結果を別の予告演出コマンドに変更し、ステップS201で表示制御回路80に予告演出コマンドの変更結果を送信する。この予告演出コマンドの変更処理はトラ柄用の予告演出コマンドを青色用に変更するものであり、CPU71は予告演出コマンドの選択結果が予告演出コマンド13である場合には予告演出コマンド12に変更し、予告演出コマンドの選択結果が予告演出コマンド23である場合には予告演出コマンド22に変更し、予告演出コマンドの選択結果が予告演出コマンド33である場合には予告演出コマンド32に変更し、予告演出コマンドの選択結果が予告演出コマンド43である場合には予告演出コマンド42に変更し、予告演出コマンドの選択結果が予告演出コマンド53である場合には予告演出コマンド52に変更する。
CPU71はステップS156の予告演出コマンド選択処理を終えると、ステップS157でカウンタSN1の値から一定値(1)を減算し、ステップS158でカウンタSN3の値が(5)であるか否かを判断する。ここでカウンタSN3の値が(5)であると判断した場合にはステップS159でカウンタSN3の値に(1)を設定し、カウンタSN3の値が(5)でないと判断した場合にはステップS160でカウンタSN3の値に一定値(1)を加算する。
CPU71はステップS159またはステップS160でカウンタSN3の値を更新すると、ステップS161でカウンタSN1の値の減算結果が限度値(0)であるか否かを判断する。ここでカウンタSN1の値の減算結果が限度値でないと判断した場合にはステップS156の予告演出コマンド選択処理に復帰し、カウンタSN1の値の減算結果が限度値であると判断した場合にはステップS162で表示制御回路80にエンドコマンドを送信する。
カウンタSN1の値はステップS153の予告回数判定処理で(1)〜(4)のいずれかに初期設定されるものであり、ステップS156の予告演出コマンド処理はカウンタSN1の値の初期設定結果だけ繰返される。カウンタSN3の値はステップS154のトップデータ判定処理で(1)〜(5)のいずれかに初期設定されるものであり、1回目のステップS156の予告演出コマンド処理ではカウンタSN3の値の初期設定結果に応じた予告演出コマンドテーブルから1つの予告演出コマンドが選択され、2回目以後の各回のステップS156の予告演出コマンド処理ではステップS159またはステップS160でのカウンタSN3の値の更新結果に応じた予告演出コマンドテーブルから1つの予告演出コマンドが選択される。
予告演出コマンド選択処理ではトラ柄用の予告演出コマンドが表示制御回路80に送信される場合にカウンタSN4の値に一定値(1)が加算される。このカウンタSN4の値はトラ柄用の予告演出コマンドの送信回数を計測するものであり、カウンタSN4の値がカウンタSN2の値に到達した状態ではトラ柄用の予告演出コマンドが選択されることで青色用の別の予告演出コマンドに変更され、青色用の予告演出コマンドが表示制御回路80に送信される。このカウンタSN2の値は大当りと判定された場合に(2)に設定され、外れと判定された場合に(1)に設定されるものであり、大当りと判定された場合には表示制御回路80に最大で2つのトラ柄用の予告演出コマンドが送信され、外れと判定された場合には最大で1つのトラ柄用の予告演出コマンドが送信される。
2−3−2.演出制御処理1
図25はステップS119の演出制御処理1であり、演出制御回路70のCPU71はステップS211でタイマSTの値が全図変動開始時間(0)であるか否かを判断する。ここでタイマSTの値が全図変動開始時間でないと判断した場合にはステップS213へ移行し、タイマSTの値が全図変動開始時間であると判断した場合にはステップS212で表示制御回路80に全図変動開始コマンドを送信する。この表示制御回路80は全図変動開始コマンドを受信した場合には左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの変動表示を開始する(図26のa参照)。
CPU71はステップS213へ移行すると、タイマSTの値が左列の変動停止時間(>全図変動開始時間)であるか否かを判断する。ここでタイマSTの値が左列の変動停止時間でないと判断した場合にはステップS215へ移行し、タイマSTの値が左列の変動停止時間であると判断した場合にはステップS214で表示制御回路80に左列の変動停止コマンドを送信する。この表示制御回路80は左列の変動停止コマンドを受信した場合にはVRAMから左列の図柄要素の設定結果を検出し、左列の図柄要素の変動表示を左列の図柄要素の検出結果で停止する(図26のb参照)。
CPU71はステップS215へ移行すると、タイマSTの値が右列の変動停止時間(>左列の変動停止時間)であるか否かを判断する。ここでタイマSTの値が右列の変動停止時間でないと判断した場合には演出制御処理1を終え、タイマSTの値が右列の変動停止時間であると判断した場合にはステップS216で表示制御回路80に右列の変動停止コマンドを送信する。この表示制御回路80は右列の変動停止コマンドを受信した場合にはVRAMから右列の図柄要素の設定結果を検出し、右列の図柄要素の変動表示を右列の図柄要素の検出結果で停止する(図26のc参照)。
2−3−3.演出制御処理2
図11のステップS121の演出制御処理2は表示制御回路80に中列の変動停止コマンドを送信するものであり、表示制御回路80は中列の変動停止コマンドを受信した場合にはVRAMから中列の図柄要素の設定結果を検出し、中列の図柄要素の変動表示を中列の図柄要素の検出結果で停止する(図26のd参照)。即ち、図柄要素は1番目が左列で2番目が右列で3番目が中列の順に変動停止状態となるものであり、メイン制御回路50が外れと判定した場合には3番目の中列の図柄要素が変動停止状態になることで装飾図柄が完全外れの組合せまたは外れリーチの組合せとなり、メイン制御回路50が大当りと判定した場合には3番目の中列の図柄要素が変動停止状態になることで装飾図柄が大当りの組合せとなる。
2−4.大当り遊技演出処理
図10のステップS106の大当り遊技演出処理はRAM73に大当り遊技開始コマンドおよび大当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録されているか否かを判断するものであり、CPU71はRAM73に大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合にはRAM73から大当り遊技開始コマンドを消去し、表示制御回路80に大当り遊技演出開始コマンドを送信する。このCPU71はRAM73に大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合にはRAM73から大当り遊技停止コマンドを消去し、表示制御回路80に大当り遊技演出停止コマンドを送信する。
表示制御回路80は大当り遊技演出開始コマンドを受信すると、VROMから大当り遊技演出用のビデオデータを検出する。この大当り遊技演出用のビデオデータはVROMに予め記録されたものであり、表示制御回路80は大当り遊技演出用のビデオデータを検出した場合には大当り遊技演出用のビデオデータを再生することで装飾図柄表示器34に大当り遊技演出の映像を表示開始する。この表示制御回路80は大当り遊技演出停止コマンドを受信した場合には大当り遊技演出用のビデオデータの再生処理を停止し、大当り遊技演出の映像を表示停止する。
3.表示制御回路80の処理内容
図27は表示制御回路80のVROMに予め記録された装飾図柄遊技用のビデオデータの一覧である。これらビデオデータ01〜14の9つのそれぞれは装飾図柄遊技の背景映像を表示するためのものであり、表示制御回路80のVDPは演出制御回路70からのビデオコマンドを受信した場合にVROMからビデオコマンドの受信結果に応じた1つのビデオデータを検出する。このVDPは演出制御回路70からの再生開始コマンドを受信した場合にビデオデータの検出結果を再生開始することで装飾図柄表示器34に装飾図柄遊技の背景映像を表示開始し、演出制御回路70からの再生停止コマンドを受信した場合にビデオデータの検出結果を再生停止することで装飾図柄遊技の背景映像を表示停止するものであり、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを装飾図柄遊技の背景映像の前方に重ねて表示する。
図28の予告演出処理は表示制御回路80のVDPが演出制御回路70からのエンドコマンドを受信した場合に起動するものであり、VDPは予告演出処理を起動した場合にはステップS301でVRAMから記録順序が最も古い1つの予告演出コマンドを検出する。この予告演出コマンドは演出制御回路70がステップS201で送信したものであり、VDPはステップS301で予告演出コマンドを検出した場合にはステップS302へ移行する。
図29は表示制御回路80のVROMに予め記録された予告画像データの一覧である。予告画像データ11と予告画像データ12と予告画像データ13のそれぞれは女性の絵柄101を表示するためのものであり、予告画像データ11では女性の絵柄101が赤色の色彩に設定され(図30のa参照)、予告画像データ12では女性の絵柄101が青色の色彩に設定され(図30のb参照)、予告画像データ13では女性の絵柄101がトラ柄の色彩に設定されている(図30のc参照)。
予告画像データ21と予告画像データ22と予告画像データ23のそれぞれは女性の絵柄102を表示するためのものである。この女性の絵柄102は女性の絵柄101とは別の女性を模したものであり、予告画像データ21では女性の絵柄102が赤色の色彩に設定され(図31のa参照)、予告画像データ22では女性の絵柄102が青色の色彩に設定され(図31のb参照)、予告画像データ23では女性の絵柄102がトラ柄の色彩に設定されている(図31のc参照)。
予告画像データ31と予告画像データ32と予告画像データ33のそれぞれは女性の絵柄103を表示するためのものである。この女性の絵柄103は女性の絵柄101および女性の絵柄102のそれぞれと別の女性を模したものであり、予告画像データ31では女性の絵柄103が赤色の色彩に設定され(図32のa参照)、予告画像データ32では女性の絵柄103が青色の色彩に設定され(図32のb参照)、予告画像データ33では女性の絵柄103がトラ柄の色彩に設定されている(図32のc参照)。
予告画像データ41と予告画像データ42と予告画像データ43のそれぞれは男性の絵柄104を表示するためのものであり、予告画像データ41では男性の絵柄104が赤色の色彩に設定され(図33のa参照)、予告画像データ42では男性の絵柄104が青色の色彩に設定され(図33のb参照)、予告画像データ43では男性の絵柄104がトラ柄の色彩に設定されている(図33のc参照)。
予告画像データ51と予告画像データ52と予告画像データ53のそれぞれは怪獣の絵柄105を表示するためのものであり、予告画像データ51では怪獣の絵柄105が赤色の色彩に設定され(図34のa参照)、予告画像データ52では怪獣の絵柄105が青色の色彩に設定され(図34のb参照)、予告画像データ53では怪獣の絵柄105がトラ柄の色彩に設定されている(図34のc参照)。
VDPはステップS302へ移行すると、VROMから予告演出コマンドの検出結果に応じた1つの予告画像データを検出する。そして、ステップS303でVRAMから最も古い1つの予告演出コマンドを消去し、ステップS304でVRAMに予告演出コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでVRAMに予告演出コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS301に復帰し、VRAMに予告演出コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS305の予告絵柄表示処理へ移行する。即ち、VDPはステップS301〜ステップS304を繰返すことでVRAMの全ての予告演出コマンドのそれぞれに対してVROMから予告演出コマンドに応じた予告画像データを順に検出するものであり、予告画像データの検出結果には1番と2番と3番と4番のいずれかの検出順序が設定される。
VDPはステップS305の予告絵柄表示処理へ移行すると、予告画像データの検出結果を再生することで装飾図柄表示器34に予告演出の映像を表示する。この予告演出の映像は予告演出の映像が表示開始されてからVROMに予め記録された一定時間(0.8×1000msec)が経過することで消去されるものであり、中列の図柄要素の変動状態で中列の図柄要素の前方に重ねて表示される。
図35は予告画像データの再生タイミングである。この再生タイミングには全図変動開始コマンドを受信した後の1回目の再生タイミングと左列の変動停止コマンドを受信する前の2回目の再生タイミングと左列の変動停止コマンドを受信した後の3回目の再生タイミングと右列の変動停止コマンドを受信する前の4回目の再生タイミングが設定されており、VDPは予告画像データの検出結果が1つである場合には1回目の再生タイミングで予告画像データの検出結果を再生する。このVDPは予告画像データの検出結果が2つである場合には1回目の再生タイミングで1番目の検出順序の予告画像データの検出結果を再生し、2回目の再生タイミングで2番目の検出順序の予告画像データの検出結果を再生する。このVDPは予告画像データの検出結果が3つである場合には1回目の再生タイミングで1番目の検出順序の予告画像データの検出結果を再生し、2回目の再生タイミングで2番目の検出順序の予告画像データの検出結果を再生し、3回目の再生タイミングで3番目の検出順序の予告画像データの検出結果を再生する。このVDPは予告画像データの検出結果が4つである場合には1回目の再生タイミングで1番目の検出順序の予告画像データの検出結果を再生し、2回目の再生タイミングで2番目の検出順序の予告画像データの検出結果を再生し、3回目の再生タイミングで3番目の検出順序の予告画像データの検出結果を再生し、4回目の再生タイミングで4番目の検出順序の予告画像データの検出結果を再生する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
予告回数SN1が設定された場合には予告回数SN1の数の予告演出コマンドテーブルに対して「大当りであるか否かの判定結果に応じた予告演出コマンドテーブルから予告演出コマンドを選択し、予告演出コマンドの選択結果がトラ柄用であるか否かを判断し、予告演出コマンドの選択結果がトラ柄用であると判断した場合にカウンタSN4の値を一定値だけ更新する処理」または「予告演出コマンドテーブルから青色用の予告演出コマンドを選択する処理」が行われる。前者の処理はカウンタSN4の値がトラ柄制限値に比べて小さい場合に行われるものであり、後者の処理はカウンタSN4の値がトラ柄制限値に比べて小さくない場合に行われるものであり、予告回数SN1の数の予告演出コマンドテーブルに対して前者の処理または後者の処理が行われることで予告回数SN1の数の予告演出コマンドが選択され、予告回数SN1の数の再生タイミングのそれぞれで予告演出コマンドの選択結果に応じた予告映像が表示される
カウンタSN4の値はトラ柄用の予告演出コマンドが選択される毎に一定値だけ更新されるものであり、カウンタSN4の値がトラ柄制限値に到達した状態ではトラ柄用の予告演出コマンドが選択されず、トラ柄用の予告演出コマンドの選択回数がトラ柄制限値の大きさとして制限される。従って、外れと判定されたにも拘らず予告演出コマンドテーブル12〜52のうちの多数からトラ柄用の予告演出コマンドが選択されることがなくなるので、遊技者の目線でトラ柄の予告映像が数多く表示されたにも拘らず装飾図柄が大当りの組合せとならない奇異な装飾図柄遊技の映像がなくなる。
予告演出コマンドテーブルを一定の順序で使用する場合には特定の予告演出コマンドテーブルが高確率でカウンタSN4の値がトラ柄制限値に到達した状態で使用されることになるので、特定の予告演出コマンドテーブルからトラ柄用の予告演出コマンドが選択され難くなる。例えば予告演出コマンドが予告演出コマンドテーブル1→予告演出コマンドテーブル2→予告演出コマンドテーブル3→予告演出コマンドテーブル4の一定の順序で選択されるものとする。この場合には予告演出コマンドテーブル1〜予告演出コマンドテーブル3の3つのうちの1つからトラ柄用の予告演出コマンドが高確率で選択されることでカウンタSN4の値が(1)となるので、トラ柄制限値が(1)に設定されている場合には特定の予告演出コマンドテーブル4からトラ柄用の予告演出コマンドが高確率で選択されない。
これに対して実施例1では予告演出コマンドテーブル1〜5のうちカウンタSN3の値の初期設定結果に応じた1つを先頭に予告演出コマンドが選択されるので、予告演出コマンドテーブル1〜5のそれぞれが可変的な順序で使用される。このため、カウンタSN4の値がトラ柄制限値に到達した状態で使用される予告演出コマンドテーブルが変化するので、特定の予告演出コマンドテーブルからトラ柄用の予告演出コマンドが選択され難くなることが解消される。従って、予告演出コマンドテーブル1〜予告演出コマンドテーブル5の5つのそれぞれからトラ柄用の予告演出コマンドが偏りなく選択されるので、装飾図柄遊技の映像で女性の絵柄101と女性の絵柄102と女性の絵柄103と男性の絵柄104と怪獣の絵柄105のそれぞれがトラ柄で偏りなく表示される。
図36の予告演出コマンド選択処理は演出制御回路70のCPU71が図19の予告演出コマンド選択処理に換えて行うものであり、CPU71はステップS194またはステップS195で予告演出コマンドテーブルを検出した場合にはステップS198でカウンタSN4の値がカウンタSN2の値に比べて小さいか否かを判断する。ここでカウンタSN4の値がカウンタSN2の値に比べて小さいと判断した場合にはステップS196で予告演出コマンドテーブルの検出結果からカウンタSC7〜SC11のいずれかの値に応じた1つの予告演出コマンドを選択し、ステップS197へ移行する。
CPU71はステップS197へ移行すると、予告演出コマンドの選択結果をトラ柄用の予告演出コマンド13と予告演出コマンド23と予告演出コマンド33のそれぞれと比較する。ここで予告演出コマンドの選択結果が予告演出コマンド13〜予告演出コマンド33のいずれとも異なると判断した場合にはステップS201で表示制御回路80に予告演出コマンドの選択結果を送信し、予告演出コマンドの選択結果が予告演出コマンド13〜予告演出コマンド33のいずれかであると判断した場合にはステップS199へ移行する。ここでカウンタSN4の値に一定値(1)を加算し、ステップS201で表示制御回路80に予告演出コマンドの選択結果を送信する。
CPU71はステップS198でカウンタSN4の値がカウンタSN2の値に比べて小さくないと判断すると、ステップS200で予告演出コマンドテーブルの検出結果から青色用の予告演出コマンドを選択し、ステップS201で表示制御回路80に予告演出コマンドの選択結果を送信する。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、演出制御回路70が図19および図36のそれぞれのステップS200で赤色用の予告演出コマンドおよび青色用の予告演出コマンドのいずれかを抽選で選択する構成としても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、表示制御回路80が4つの再生タイミングのうちから予告演出コマンドの受信結果の数に応じた1つ以上を抽選で選択し、再生タイミングの選択結果で予告演出コマンドの受信結果に応じた予告映像を表示する構成としても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、予告演出コマンド11〜13の3つのそれぞれに対して一定の再生タイミング1を設定し、予告演出コマンド21〜23の3つのそれぞれに対して一定の再生タイミング2を設定し、予告演出コマンド31〜33の3つのそれぞれに対して一定の再生タイミング3を設定し、予告演出コマンド41〜43の3つのそれぞれに対して一定の再生タイミング4を設定し、予告演出コマンド51〜53の3つのそれぞれに対して一定の再生タイミング5を設定し、予告演出コマンドに応じて予告画像データが検出された場合には予告画像データの検出結果を予告演出コマンドに応じた再生タイミングで再生しても良い。これら再生タイミング1〜再生タイミング5のそれぞれは装飾図柄遊技が開始されてから装飾図柄の組合せが映像上で決まる前までの予告可能期間内で設定されたものであり、女性の絵柄101〜怪獣の絵柄105の5つのそれぞれは一定の再生タイミングで表示される。この構成の場合であってもカウンタSN3の値の初期設定結果に応じた予告演出コマンドテーブルを先頭に予告演出コマンドの選択処理が行われるので、予告演出コマンドテーブル1〜予告演出コマンドテーブル5の5つのそれぞれからトラ柄用の予告演出コマンドが偏りなく選択され、再生タイミング1〜5のそれぞれでトラ柄の予告映像が偏りなく表示される。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、表示制御回路80が再生タイミングをビデオコマンドの受信結果に応じて変える構成としても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、図14のステップS156の予告演出コマンド選択処理で今回の予告演出コマンドを前回の予告演出コマンドテーブルの1つ前の予告演出コマンドテーブルから選択しても良く、要は予告演出コマンドテーブル1〜5のそれぞれを可変的な順序で使用することで予告演出コマンドを選択することが好ましい。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、メイン制御回路50が大当りと判定した場合に図15の予告回数判定処理でカウンタSN2の値に予告回数の選択結果と同一の値を設定しても良い。即ち、大当りと判定された場合にはトラ柄用の予告演出コマンドの選択回数に上限値を設けない構成としても良い。
23は特別図柄始動口(始動口)、25は特別入賞口(特別入球口)、34は装飾図柄表示器(表示器)、70は演出制御回路(メモリ,予告判定手段,予告コマンド選択手段)、80は表示制御回路(予告映像表示手段)である。

Claims (1)

  1. 遊技球が入球可能なものであって、遊技球が入球した場合に大当りであるか否かが判定される始動口と、
    遊技球が入球不能な閉鎖状態および入球可能な開放状態間で切換えられるものであって、大当りと判定された場合に開放状態にされる特別入球口と、
    複数の図柄要素のそれぞれを変動状態および変動停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示されるものであって、大当りと判定された場合には複数の図柄要素が変動停止状態で予め決められた大当りの組合せとなり、大当りでないと判定された場合には複数の図柄要素が変動停止状態で大当りの組合せと異なる外れの組合せとなる表示器と、
    複数種の予告映像毎に予告映像を相互に異なる複数種のバリエーションで表示することを指令する複数の予告コマンドからなる予告コマンド群が記録されたものであって、当該複数種の予告映像毎の予告コマンド群として予告映像を特定のバリエーションで表示することを指令する特定の予告コマンドを含むものが記録されたメモリと、
    大当りと判定された場合および大当りでないと判定された場合のそれぞれに閾値を設定するものであって、大当りと判定された場合には大当りでないと判定された場合に比べて当該閾値を大きな値に設定する手段と、
    複数種の予告が行われる場合に当該予告の種類に応じた予告コマンド群のそれぞれに対して次の1)処理または2)処理を行うことで当該予告の種類と同数の予告コマンドを選択する予告コマンド選択手段と、
    1)カウンタの値が前記閾値の設定結果に比べて小さい場合に1つの予告コマンド群から1つの予告コマンドを選択し、1つの予告コマンドを選択した場合に当該1つの予告コマンドの選択結果が前記特定の予告コマンドであるか否かを判断し、1つの予告コマンドの選択結果が前記特定の予告コマンドであると判断した場合にカウンタの値を一定値だけ更新する処理
    2)カウンタの値が前記閾値の設定結果に比べて小さくない場合に1つの予告コマンド群から前記特定の予告コマンドと異なる1つの予告コマンドを選択する処理
    予告コマンドの選択結果毎に予告コマンドの選択結果に応じた予告映像を今回の図柄遊技の映像が表示開始されてから今回の図柄遊技の映像で複数の図柄要素の組合せが視覚的に決まる前までに表示する予告映像表示手段を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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