JP5589745B2 - 病院情報システム - Google Patents

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Description

本発明は、病院情報システムに関する。
近年、多くの病院で、電子カルテシステムなどを含む病院情報システムが導入されている。電子カルテシステムとは、従来は診療の経過を記入していた紙のカルテを、コンピュータとデータベースを用いて、カルテや患者情報を一括して情報維持・編集・管理するものである。こういった電子カルテシステムに加えて、病院内にいる患者にPHSや電子カードホルダなどの端末を携帯してもらい、端末の表示部に病院の案内情報や診察待ち順番を通知する案内システムが提案され、さらにこれらを統合した病院情報システムが提案されている。ここでは、これらを一括して病院情報システムと称する。したがって、ここでの病院情報システムは、上記のすべてを含む場合も、一部を含む場合もある。
患者に端末を携帯してもらい、各種の案内を行う場合、病院内の複数のアクセスポイントを設け、患者が携帯する端末は、アクセスポイントと無線によるデータ送受信を行い、アクセスポイントを介してサーバとの通信を行う。また、医師、看護師などの病院の職員にも職員用端末を携帯してもらい、サーバと職員用端末の間で各種の情報の通信を行う。携帯端末としては、PHS(Personal Handy-phone System)が一般的であるが、電子カードホルダなどの携帯型端末機器を用いる場合もある。
電子カードホルダは、個人が特定可能なICカードをカードホルダ部に挿入することにより、ICカードの情報から使用中の個人を識別でき、かつ無線通信機能により、データを受信するカードホルダ形式の携帯装置である。さらに、電子カードホルダを使用することにより、最も近くにある無線アクセスポイント(以降、APと称する)に位置情報を送信することで、場所の特定ができる。電子カードホルダを携帯端末として用いれば、患者が現在どこにいるかを認識しながら、該当患者に案内情報を通知することができる。なお、PHSも同様にAPを介して無線通信を行っており、もし電子カードホルダとPHSを併用する場合には、電子カードホルダのAPとPHS用APを共用することが望ましい。
病院情報システムで患者案内を行う場合、通常は診察待ち時間や診察順番、または窓口呼び出しの情報を通知するのが主たる業務となる。しかし、このような情報以外にも、電子カルテでは、患者の個別情報として、患者の病歴や治療の経緯、さらには、ペースメーカー使用者であることや、特定アレルゲンに対するアレルギー体質であることなど、多くの固有の重要情報が存在する。また、これらの情報は、患者の緊急時に救急処置を行う上で、重要な情報となる。患者案内情報を通知するサーバでは、ネットワークを介して、電子化された患者固有のカルテを管理するサーバ(以降、電子カルテ)と連携できるので、それらの情報をいつでも参照・配信することが可能である。
それらの情報は、病院内で患者が倒れるなどの緊急時には是非とも必要な情報である。しかしながら、それらの情報は、患者の個人情報や、他人には知られたくない情報を含むことも多く含むため、通常の案内サービスと共に安易に配信することは避けるべきであり、緊急時に限って通知・表示するべきである。
しかし、該当患者が緊急時かどうかの判定は、スタッフが常に周囲の状況を認識しなければならず、さらに、トイレなどの個室や、スタッフが居ない場所では、患者が緊急時であってもそれを認識することはできない。
携帯端末に加速度センサを搭載し、交通事故などの急激な衝撃により加速度センサの設定値を大きく超えた場合に、使用者が異常な状態にあると判定して、携帯端末の通信機能でセンターに自動発信を行う技術が知られている。このような技術を利用し、病院内における患者の緊急時を判定するのであれば、衝撃設定値を小さくすることで、それほど大きくない衝撃でも、患者が倒れるなどの小さな衝撃も判定できるので、スタッフの目の届かない場所でも患者の異常を検知することができる。
しかしながら、上記の技術で、衝撃設定値を小さくしてしまうと、患者が携帯端末に与える小さな衝撃でも異常と認識してしまう。この結果、患者の異常を受信したサーバでは患者の重要情報を送信してしまい、表示すべき状況ではないのにもかかわらず、患者が持つ携帯端末に重要情報を表示してしまうことになる。もし、第三者がこのような重要情報を知ると大きな問題が生じる場合があり得る。
特開2005−267170号公報 特開2007−310648号公報 特開2001−344678号公報
実施形態によれば、病院情報システムでは、患者が緊急を要する状態で、且つ緊急状態の患者を保護すべき病院職員がいる場合のみ、病院職員が該当患者に関する重要な情報を見ることができることが望まれていた。
発明の観点によれば、サーバと、病院内で患者に携帯される複数の患者端末と、病院内の職員に携帯される複数の職員端末と、を備え、患者端末は、サーバとの患者側通信部と、加速度センサと、患者側表示部と、患者側接近センサと、患者側制御部と、を備え、患者側制御部は、加速度センサの出力から患者端末を携帯している患者の異常を判定して、異常発生を患者側通信部からサーバに通知し、サーバは、サーバ通信部と、重要情報格納部と、サーバ制御部と、を備え、サーバ制御部は、サーバ通信部が異常発生を受信すると、異常発生の情報を、サーバ通信部から職員端末に連絡し、職員端末は、サーバとの職員側通信部と、通知部と、職員側接近センサと、職員側制御部と、を備え、職員側制御部は、職員側通信部が異常発生の情報を受信すると、通知部を介して異常発生の情報を通知し、患者側接近センサは、職員側接近センサが所定距離内に接近したことを検出し、患者側制御部は、異常発生をサーバに通知した後、職員側接近センサが所定距離内に接近したことを検出した時には、接近情報を患者側通信部からサーバに通知し、サーバ制御部は、サーバ通信部が異常発生を受信すると、重要情報格納部から異常発生および接近情報の両方を通知した患者端末を携帯する患者に関する患者情報を読み出して、サーバ通信部から患者端末に送信し、患者側制御部は、患者側通信部が患者情報を受信すると、患者側表示部に患者情報を表示する病院情報システムが提供される。
上記の観点によれば、病院情報システムにおいて、患者が緊急を要する状態で、且つ緊急状態の患者を保護すべき病院職員がいる場合のみ、病院職員が該当患者に関する重要な情報を見ることができるようになる。これにより、緊急時の処理が的確に行えるようになると共に、患者に関する重要情報を保護できる。
図1は、実施形態の病院情報システムの全体構成を示す図である。 図2は、患者端末の外観を示す図である。 図3は、実施形態の病院情報システムにおける、サーバ、患者端末および職員端末の構成を示すブロック図である。 図4は、接近センサをアクティブ型RFIDで実現した場合の、接近センサおよび接近判定部の構成を示す図である。 図5は、実施形態の病院情報システムにおける、概略動作を示すフローチャートである。 図6は、ステップS1における詳細な処理を示すフローチャートである。 図7は、ステップS2における詳細な処理を示すフローチャートである。 図8は、ステップS3における詳細な処理を示すフローチャートである。 図9は、変形例のフローチャートである。
図1は、実施形態の病院情報システムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、実施形態の病院情報システムは、サーバ10と、病院内の複数箇所に設けられたアクセスポイント(AP)12と、サーバ10と複数のアクセスポイント12を接続する有線通信経路11と、患者が携帯する複数の患者端末30と、医師や看護師などの病院職員が携帯する複数の職員端末50と、を有する。実施形態の病院情報システムは、このほかにも、職員が使用する据え置き型の端末など、病院全体の管理に必要な要素を含むが、直接関係しないものについては、図示および説明を省略する。
サーバ10は、病院全体の管理を行うコンピュータシステムを実現し、公知の電子カルテシステムや患者端末30を利用した案内システムなどを実現するソフトウエアなどがインストールされる。
患者端末30および職員端末50は、近くのアクセスポイント12および通信経路11を介してサーバ10との間で通信可能であり、患者端末30および職員端末50とアクセスポイント12の間の通信は、無線通信により実現される。このような技術として、PHS(Personal Handy-phone System)が知られており、本実施形態でもPHS技術を使用でき、患者端末30および職員端末50の所在地、言い換えれば患者および職員の位置を把握可能である。なお、同様の機能が実現可能であれば、PHS以外の技術を用いてもよい。なお、後述するように、患者端末30とアクセスポイント12間では、秘密にすることが要求される情報が通信される。患者端末30とアクセスポイント12間の通信は無線で行われるため第三者に傍受され易い。そこで、患者端末30とアクセスポイント12間で通信される少なくとも重要情報については、暗号化することが望ましい。暗号化方式については、一般公知の暗号化方式を用いればよい。暗号化方法の例としては、共通鍵方式のDES(Data Encryption Standard)や、公開鍵方式のRSA(Rivest Shamir Adleman’s method)法が一般的であり、これらをシステムが必要とする暗号の堅牢性に応じて適宜採用すればよい。
図2は、患者端末30の外観を示す図である。患者端末30は、使用者が特定可能なICチップを搭載したICカードをカードホルダ部に挿入することにより、ICカードの情報から使用中の個人を識別できる電子カードホルダである。電子カードホルダは、無線通信機能により、データを受信するだけでなく、最も近くにある無線アクセスポイント(AP)に位置情報を送信することで、場所の特定ができるカードホルダ形式の携帯装置である。
患者端末30は、表示画面(ディスプレイ面)33と、簡単な操作を行うための操作ボタン34と、が設けられた筐体31を有する。筐体31は、診察券などの形で患者ごとに割り当てられたICカード32が挿入可能になっており、挿入されたICカード32により、使用している患者を識別するようになっている。病院情報システムが患者案内システムを有する場合には、表示画面33は、患者に診察を受ける場所や待ち時間に関する案内を表示する。なお、図示していないが、音声案内のためのスピーカなどを設けてもよい。
患者端末30は、患者が携帯し易いように、携帯用のストラップなどを有すると共に、できるだけ軽量であることが望ましい。また、見やすい表示を行うために、表示画面33はできるだけ大きいことが望ましいが、表示画面33が大きくなると、駆動用のバッテリィを含めて端末が重くなるという問題が発生する。表示画面33は、例えば液晶表示装置でも実現可能であるが、患者端末30の表示は頻繁に変更する必要がないので、消費電力の小さな電子ペーパーなどで表示画面33を実現することが望ましい。
職員端末50は、患者端末30と同様に、表示画面を備えても良いが、表示画面を有する場合、職員端末50の筐体が大きくなり、職員の作業の邪魔になる。そこで、本実施形態では、職員端末50は、表示画面を有さないか、表示画面を有する場合でも小さな表示画面を有する。なお、後述するように、職員端末50は音声通話を行うためのスピーカを有し、表示画面およびスピーカを含めて通知部と称する。
図3は、実施形態の病院情報システムにおける、サーバ10、患者端末30および職員端末50の構成を示すブロック図である。
サーバ10は、通信部13と、サーバ制御部20と、を有し、サーバ制御部20は、コンピュータにより実現される。サーバ制御部20は、接近通知受信部14と、重要情報格納部15と、重要情報送信部16と、異常通知受信部17と、異常連絡先決定部18と、異常連絡部19と、を有する。
患者端末30は、通信部35と、加速度センサ36と、表示部37と、接近センサ28と、患者側制御部40と、を有し、患者側制御部40は、ソフトウエア(ファームウエア)をインストールしたコンピュータにより実現される。患者側制御部40は、センサ異常判定部41と、正常範囲格納部42と、異常通知部43と、暗号解読部44と、表示制御部45と、接近判定低部46と、接近通知部47と、を有する。
職員端末50は、通信部51と、接近センサ52と、職員側制御部60と、を有し、職員側制御部60は、ソフトウエア(ファームウエア)をインストールしたコンピュータにより実現される。職員側制御部60は、異常連絡受信部61と、通知制御部62と、通知部63と、を有する。前述のように、通知部63は、簡単な表示の可能な小型の表示画面と、音声通話を行うためのスピーカを有する。
ここに示した各要素は、本実施例に直接関係する要素のみで、電子カルテシステムなどを実現する場合には他にも多くの要素を含む。
サーバ10の通信部13は、有線通信経路11を介して、指定したアクセスポイント12から無線通信により、患者端末30および職員端末50と通信する。通信は、指定したアクセスポイント12から所定範囲内にあるすべての端末を対象に情報を通知することも、指定した端末と通信することも可能である。
患者端末30の通信部35は、PHSなどの無線通信により近くのアクセスポイント(AP)12を介してサーバ10と通信する。
加速度センサ36は、広く使用されている半導体チップの形で作られた3軸方向の加速度Ax,Ay,Azを検出できる小型のセンサであり、3軸方向の加速度を検出できるものであればどのようなものでも使用可能である。患者端末30は、患者が常時携帯しているため、患者が正常であれば、常時何らかの動きがあり、加速度センサ36の検出する3軸方向の加速度Ax,Ay,Azのいずれかは所定以上の絶対地を示すと考えられる。ここでは、加速度Ax,Ay,Azの絶対値がすべて所定値より小さくなった時には、患者端末30を携帯している患者が動かなくなった状態、すなわち何らかの異常が発生したと判定する。もちろん異常発生の判定はこれに限られず、傾きで判定するか、速度、加速度および傾きを複合的に判定してもよい。例えば、重力方向に大きな加速度を検出した後、加速度Ax,Ay,Azの絶対値がすべて所定値より小さくなった時に異常が発生した判定するか、値の小さな状態が所定時間以上連続した時に異常が発生した判定するようにしてもよい。また、所定以上の大きな加速度変化があった場合も、転倒などの異常が発生したと考えられるので、所定以上の加速度が検出された場合にも異常発生と判定してもよい。
表示部37は、前述のように、ある程度大きな表示画面33を有する薄型の省電力型の表示装置で実現できる。このような表示装置としては、液晶表示装置が一般的であるが、表示を頻繁に変更する必要がないので、消費電力の小さな電子ペーパーなどで実現することが望ましい。
患者端末30の接近センサ38は、職員端末50が所定範囲内に接近したことを検出する。このような機能を有するセンサであればどのようなものも使用可能であるが、ここではアクティブ型RFID(Radio Frequency Identification)で実現する。RFIDには、アクティブ型とパッシブ型がある。アクティブ型RFIDは、電源を供給する必要があるが、読み取り装置などとの距離を長くすることが可能である。そのため、病院の出入り口に読取装置を設け、患者端末30が通過したことを検出することにより、患者端末30の病院外への持ち出しを監視することが可能である。これに対して、パッシブ型RFIDは、電源を必要としないが、読み取り装置で読み取れる距離が短い。そのため、患者端末30の病院外への持ち出しを上記のようにして監視することはできない。実施形態では、このようなことも考慮して、アクティブ型RFIDで接近センサ38を実現している。
図4は、接近センサ38をアクティブ型RFIDで実現した場合の、接近センサ38および接近判定部46の構成を示す図である。アクティブ型RFID71が接近センサ38に対応し、接近判定部46は、RFID電力状態演算部72と、RFID電力損失判定部73と、を有する。アクティブ型RFID71には、図示していない電源から所定の電圧が供給される。アクティブ型RFID71に職員端末の接近センサ(RFID)52が近づくと、相互作用によりアクティブ型RFID71に供給される電圧および電流、すなわち電力が変化する。RFID電力状態演算部72は、アクティブ型RFID71に供給される電圧および電流から電力を演算する。RFID電力損失判定部73は、RFID電力状態演算部72の演算した電力の変化が所定の閾値を超えたかを判定し、超えていれば、職員端末50が所定範囲内に接近したと判定する。なお、アクティブ型RFIDの接近距離については、電力損失を発生する距離を自動で認識してもよいが、意図的に職員端末50を患者端末30に密着させて大きな電力損失が発生した場合に接近と判定するようにしてもよい。
職員端末50の接近センサ52も、アクティブ型RFIDで実現される。患者端末30の接近センサ38と職員端末50の接近センサ52が所定範囲内に接近すると、相互作用により供給電力に変化を生じるので、その変化を検出して患者端末30と職員端末50の接近を検出する。なお、患者端末30の接近センサ38は、職員端末50の接近センサ52と他の患者端末30の接近センサ38とは区別可能であり、ある患者端末30の接近センサ38と他の患者端末30の接近センサ38が接近しても職員端末50が接近したとは判定しない。また、実施形態では、患者端末30の接近センサ38と職員端末50の接近センサ52はデータ通信の必要はなく、単に接近したことが検出できればよい。また、職員は、救護を行う場合には、職員端末50を患者端末30の接近センサ38に接触するように近づけることにより患者に関する重要情報を得られるようにしてもよい。
職員端末50の通信部51は、PHSなどの無線通信により近くのアクセスポイント(AP)12を介してサーバ10と通信する。
図5は、実施形態の病院情報システムにおける、概略動作を示すフローチャートである。図5を参照して、実施形態の病院情報システムにおける動作の概略を説明する。
ステップS1では、患者端末30で、患者に異常が発生したかを検出し、異常発生を検出した場合には、異常発生をサーバ10に連絡すると共に、患者端末30において職員の接近を検出する状態になる。更に、患者端末30の表示部で点滅を行うなどして、異常発生を通知した患者端末30であることが、職員に容易に識別できるようにすることが望ましい。
サーバ10は、異常発生の連絡を受けると、患者端末30からの異常発生の通知を受信したアクセスポイントの位置から、異常の発生した患者の居所を特定する。そして、サーバ10は、そのアクセスポイント付近の職員が携帯する職員端末50に、アクセスポイントの位置を示して緊急処置を要する患者がいる可能性があることを連絡する。連絡は、音声や表示で行うが、表示の場合には職員端末50のバイブレーションなどを合わせて行うことが望ましい。
ステップS2では、連絡を受けた職員が緊急処置を要する患者の救護に向かうことにより、異常発生を通知した患者端末30と職員端末50が接近する。職員の接近を検出する状態になった患者端末30が、職員の接近を検出し、職員が接近したことを検出すると、サーバ10に職員が接近、すなわち救護にきたことを連絡する。なお、患者が患者端末30を落とした場合にも異常発生が通知される。このような場合、職員が指定されたエリアにいっても患者がいないことになるが、そのような場合には、落ちている患者端末30のボタンを操作してリセット動作を行う。患者端末30は、リセット動作をサーバ10に通知し、異常発生の処理は終了する。また、職員が指定されたエリアにいった場合に、患者もおらず患者端末30も落ちていない場合が起こりえるが、そのような場合には、職員端末50からサーバに患者不在の通知を行う。サーバ10は、この通知を受けると、異常発生を通知した患者端末30の在りかを探すために、アクセスポイントから対象となる患者端末30を呼び出す。患者端末30の在りかが判明した場合には、必要に応じて、ステップS1の動作を再度行う。
ステップS3では、サーバ10は、異常発生を連絡した患者端末30に職員端末が接近したとの連絡を受けることにより、患者が緊急処置を必要とする状態であることを確認する。確認後、サーバ10は、サーバ10内に格納された、患者端末30に挿入されたICカード32により特定される患者に関する情報を検索する。そして、サーバ10は、検査した患者に関する情報のうちから、救護に必要な患者に関する重要情報を、患者端末30に送信する。患者端末30は、受信した重要情報を、患者端末30の表示部37に表示する。救護を行う職員は、表示部37に表示された重要情報を認識して、患者に適した処置を速やかに行うことが可能になる。
重要情報は、患者の個人情報で一般には公開されない情報であるが、救護に必要な情報である。表示した重要情報をそのまま表示すると第三者に知られる恐れが高いので、患者端末30の表示部37は、重要情報を、所定時間表示した後、または職員が患者から離れた時には速やかに消去することが望ましい。
図6から図8は、ステップS1からS3のより詳細な処理を示すフローチャートである。以下、図3に示したサーバ制御部30、患者側制御部40および職員側制御部60の各要素の動作をより詳細に説明する。
図6は、上記のステップS1における処理を示し、破線で囲った部分10は、サーバ10における処理を、部分30は患者端末30における処理を、部分50は職員端末50における処理を示す。
ステップS10で、患者端末30の使用が開始される。
ステップS11では、センサ異常判定部41は、加速度センサ36の値を読み取る。
ステップS12では、センサ異常判定部41は、読み取った値と、正常範囲格納部42に格納された正常と判定される範囲の値とを比較して、正常状態か異常状態かを判定し、正常であればステップS11に戻り、異常であればステップS13に進む。加速度センサで利用者の異常を検出する方法としては、公知の方法を用いても良いが、患者が倒れた場合などは、一般的に加速度値Ax,Ay,Azが、全てがほぼゼロとなる。ここでは、この特性を利用し、加速度値が全てゼロになった場合、患者が倒れた緊急状態であると認識する。もちろん、こういう特定の1つの状態で判定するのではなく、傾きを用いるか、それらを複合的に組み合わせて判定してもよいのは言うまでもない。
ステップS13では、センサ異常判定部41は、異常と判定したことを、異常通知部43に通知し、異常通知部43は、通知を受けると、患者端末30の識別コードと異常発生を示すコードを含む無線信号を、通信部35が出力するように制御する。通信部35が出力する異常発生の通知は、近くのアクセスポイントを介してサーバ10の通信部13に送られる。
ステップS14では、センサ異常判定部41は、さらに緊急情報通知フラグをオン(ON)にセットする。なお、ここでの患者緊急状態は、患者が患者端末30を落とすなどの状況でも、緊急情報通知を出してしまう可能性がある。このため、緊急情報通知フラグがオンになると、表示制御部45は、例えば、表示部37の表示画面または図2には図示していないインジケータなどを点滅させて、緊急情報通知中であることと、緊急時ではない場合はリセットボタンを促すように表示することが望ましい。リセットボタンが押された時には緊急情報通知フラグをオフ(OFF)にセットし、このことをサーバ10に通知する。また、緊急情報通知をした後で長時間第2ステップに進むまでの間、随時サーバ10に以上発生を通知する動作を繰り返すことが望ましい。
ステップS15では、センサ異常判定部41は、異常と判定したことを、さらに接近判定部46にも通知する。これに応じて、接近判定部46は、その時点の接近センサ(RFID)38の電圧値と電流値を取得する。
ステップS16では、接近判定部46は、取得した電流値と電圧値から、電力値(電流値×電圧値)を計算し、内部の電力記憶領域74に記憶しておく。
ステップS17では、接近センサ38が職員端末の接近を検出するまで、患者端末30は、この状態で待機する。
なお、ここでの患者緊急状態は、患者が患者端末30を落とすなどの状況でも、緊急情報通知を出してしまう可能性がある。このため、緊急情報通知を出したことを電子カードホルダ表示部にて表示し、緊急情報通知中であることと、緊急時ではない場合はリセットボタンを促すように表示することが望ましい。
サーバ10においては、ステップS20で、サーバ10の通信部13が、患者端末30から異常発生を通知する緊急情報を受信する。
ステップS21では、異常通知受信部17は、通信部13が受信した信号から、異常発生を示すコードおよび異常が発生した患者端末30の識別コードと共に、この無線信号を受信したアクセスポイント(AP)の位置を判定する。患者端末30の通信部35が出力する無線信号の強度は微弱で、この信号を受信可能なアクセスポイントは、患者端末30の付近のアクセスポイントに限定されるので、異常発生を通知した患者端末30の位置をある程度特定できる。
ステップS22では、異常連絡先決定部18は、異常通知受信部17が判定したアクセスポイント付近にいる医師、看護師などの職員を内部メモリから検索する。サーバ10は、全ての患者端末30および職員端末50との間で随時システム管理のための通信を行って、無線信号を受信したアクセスポイントの位置から、全ての患者端末30および職員端末50の位置を常時監視して内部メモリに記憶している。したがって、異常発生通知を受信したアクセスポイント付近にある職員端末50、すなわち職員を特定することが可能である。異常連絡先決定部18は、特定した職員のうちから、緊急処置を行うのに適した職員を決定する。例えば、異常発生通知を受信したアクセスポイント付近に多数の職員がいる場合には、患者に応じて救護に適した複数の職員を決定する。また、異常発生通知を受信したアクセスポイント付近には職員がいない場合には、比較的近くにいる職員の中から救護に適した職員を決定し、もし近くにまったく職員がいない場合には、全職員を対象に決定するか、救護専門の職員から決定する。
ステップS23では、異常連絡部19は、決定した職員が携帯する職員端末50に、異常発生の通知を受信したアクセスポイントを指示して、緊急処置を要する患者がいることを、通信部13からアクセスポイントを介して連絡する。
ステップS24では、患者端末30から職員接近の通知を受けるまで待機する。
ステップS23で連絡先として決定された職員端末50においては、ステップS30で、職員端末50の通信部51が、サーバ10の通信部13から、異常発生の緊急情報を受信する。
ステップS31では、異常連絡受信部61が通信部13から緊急情報を取得し、受信したデータから指示されたアクセスポイント(AP)の位置および患者氏名を認識し、通知制御部62に伝える。通知制御部62は、アクセスポイント(AP)の位置および患者氏名を通知部63から職員に通知する。この通知は、通知部63のスピーカから音声出力によって行っても、通知部63の小さな表示画面に表示して行ってもよい。通知を小さな表示画面に表示する場合には、緊急情報であることを示す表示、アクセスポイントの座標など、簡単な表示で情報が伝えられるようにすると共に、職員端末50に設けられたバイブレーション機能などにより通知があったことを知らせることが望ましい。
ステップS32では、次の情報を受けるまで待機する。
図7は、上記のステップS2における患者端末30での処理を示す。第2ステップでは、緊急状態となったと考えられる患者に、医師、看護師などが接近し、患者端末30の接近センサ38と職員端末50の接近センサ52のRFID同士が隣接したかどうかを判定する処理を行う。
ステップS41では、接近判定部46が、前述の緊急状態通知フラグを読み取る。
ステップS42では、接近判定部46が、緊急状態通知フラグがオン(ON)かどうかを判定し、オンであればステップS43に進み、オフであれば異常状態が終了したと考えられるので、異常発生通知終了処理を行う。緊急状態通知フラグは、一旦オンになった後、上記のようにリセットボタンが押されることによりオフになる。緊急状態通知フラグがオンからオフに変化した時には、異常状態が終了したことをサーバ10に通知する。
ステップS43では、接近判定部46が、接近センサ(RFID)38の電圧値と電流値を取得する。
ステップS44では、接近判定部46が、取得した電圧値と電流値を乗算して電力Wbを演算する。
ステップS45では、接近判定部46が、電力記憶領域74に記憶されている通常時の電力Waを読み取る。
ステップS46では、接近判定部46が、WaとWbの差が所定値α以上であるかを判定し、所定値以下であればステップS41に戻り、所定値以上であればステップS47に進む。前述のように、患者端末30の接近センサ38と職員端末50の接近センサ52は、所定範囲内に近づくと相互作用により、接近センサ38に供給する電力が低下するので、接近センサ(RFID)38の電力の低下量から職員端末50の接近を検出できる。
ステップS47では、接近通知部47が、患者端末30の接近センサ38のRFIDと職員端末50の接近センサ52のRFIDが接近したこと、すなわち職員端末50が接近したことを、サーバ10に通知する。
ステップS48では、患者側制御部40が緊急情報通知フラグをオフにする。これに応じて、患者側制御部40は、異常発生通知終了処理を行う。
図8は、上記のステップS3における処理を示し、破線で囲った部分10はサーバ10における処理を、部分30は患者端末30における処理を示す。
サーバ10においては、ステップS50で、サーバ10の通信部13が、患者端末30から異常発生を通知する職員接近情報を受信する。
ステップS51では、通信部13での職員接近情報の受信に応じて、接近通知受信部14が、重要情報格納部15に格納されている電子カルテ情報にアクセスし、該当する患者端末30を使用している患者の重要情報を取得する。重要情報には、例えば、患者が心臓ペースメーカーを使用していること、特定アレルゲンに対するアレルギー体質があること、などが含まれる。近年では、専門的な知識がなくてもAED(自動体外式除細動器)を使用して患者の緊急処置を行うケースが増えてきているが、該当患者が心臓ペースメーカーを使用している場合には、AEDの使用は慎重に行う必要がある。重要情報には、患者が心臓ペースメーカーを使用している場合の対処方法などの具体的情報を付加してもよい。いずれにしろ、このような情報を知ることで、職員はより適切な緊急処置を行うことが可能になる。
ステップS52では、重要情報送信部16が、職員接近情報を発信した該当する患者端末30に、患者の重要情報を送信する。前述のように、送信する患者の重要情報は暗号化処理されている。
ステップS53では、次の情報を受けるまで待機する。職員による緊急処置が完了した時には、緊急処置を行った職員が、職員端末50または患者端末30から、緊急処置が終了したことを報告するものとし、そのような報告を受信したら、今回の異常発生に対する処理を終了する。
該当する患者端末30では、ステップS60で、通信部35が、サーバ10から患者の重要情報を受信する。
ステップS61では、暗号解読部44が、暗号化されている重要情報を解読する。表示制御部45は、解読した重要情報データを、表示部37に優先的に表示する。このように、職員端末50、すなわち救護の職員が接近するだけで、すぐに患者端末30には患者に関する情報が表示されるので、救護の職員はすぐに適切な緊急処置を行うことができる。
ステップS62では、患者端末30の表示部37に重要情報を表示した後、患者端末30の接近センサ38のRFIDと職員端末50の接近センサ52のRFIDが接近しているか、すなわち職員が接近した状態が維持されているか判定する。そして、接近した状態が維持されていれば表示を維持し、職員が離れた時には、ステップS63に進む。
ステップS63では、表示部37に表示した重要情報を消去する。これは、職員が離れている間に、第三者に表示部37に表示している重要情報を見られるのを防止するためである。
ステップS64では、次の動作まで待機する。待機中に、例えば、再び職員が接近したことを検出した時には、表示制御部45は、表示部37に重要情報データを再度表示するようにしてもよい。
以上実施形態を説明したが、各種の変形例が可能である。
図9は、表示処理における変形例を示す。
上記のステップS61では、患者端末30は、重要情報を受信すると表示部37に優先的に表示した。これに対して、図9の(A)に示すように、ステップS60で患者端末30が重要情報を受信した後、救護を行う職員が、患者端末30の所定の操作キーをオンにするステップS71を行うとステップS61に進むようにしてもよい。これにより、救護を行う職員が重要情報を必要としている時に重要情報が表示されることになり、重要情報が第三者に見られる可能性が一層低減される。この場合、重要情報の表示は、職員が操作キーをオンにしている間のみ行い、操作キーをオフにすると表示を消去するようにし、操作キーが再びオンにされると重用情報の表示を行うようにしてもよい。
また、上記のステップS62では、重要情報の表示後、職員が離れると表示を消去した。これに対して、図9の(B)のように、ステップS72で所定時間を計時し、所定時間経過すると、ステップS73で、重要情報の表示を消去するようにしてもよい。これにより、重要情報が第三者に見られる可能性が一層低減される。図9の(A)のように、救護を行う職員が操作キーをオンにした後表示を行い、図9の(B)のように所定時間経過後表示を消去するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、患者が携帯する患者端末に設けた加速度センサにより患者が異常状態になったと判定した時に、該当患者の近くにいる医師・看護師など職員に救護を指示し、職員が患者の状態を確認できる状態で、救護に必要な患者の重要情報を患者端末に表示する。これにより、重要情報に含まれる秘密にすべき患者の個人情報が第三者に見られる恐れがなくなり、重要情報を知って患者の救護を行うべき職員は重要情報に基づいて適切な緊急処置が行える。
加速度センサで患者が異常状態になったと判定する場合、判定レベルを高くすると、本来救護を行うべきにも状態にもかかわらず異常状態と判定されない場合が頻繁に発生し、救急の目的を達成できない。一方、判定レベルを低くすると、救護を行う必要がないのに異常状態と判定して、救護に必要な重要情報を表示することになり、第三者に見られる恐れが増加する。実施形態では、判定レベルを低くしても、重要情報を表示するのは救護に当たる職員が近くにいる場合のみであり、第三者に見られる恐れを大幅に低減できる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
以下、実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
サーバと、病院内で患者に携帯される複数の患者端末と、病院内の職員に携帯される複数の職員端末と、を備え、
前記患者端末は、前記サーバとの患者側通信部と、加速度センサと、患者側表示部と、患者側接近センサと、患者側制御部と、を備え、前記患者側制御部は、前記加速度センサの出力から前記患者端末を携帯している患者の異常を判定して、異常発生を前記患者側通信部から前記サーバに通知し、
前記サーバは、サーバ通信部と、重要情報格納部と、サーバ制御部と、を備え、前記サーバ制御部は、前記サーバ通信部が前記異常発生を受信すると、異常発生の情報を、前記サーバ通信部から前記職員端末に連絡し、
前記職員端末は、前記サーバとの職員側通信部と、通知部と、職員側接近センサと、職員側制御部と、を備え、前記職員側制御部は、前記職員側通信部が前記異常発生の情報を受信すると、前記通知部を介して前記異常発生の情報を通知し、
前記患者側接近センサは、前記職員側接近センサが所定距離内に接近したことを検出し、
前記患者側制御部は、前記異常発生を前記サーバに通知した後、前記職員側接近センサが所定距離内に接近したことを検出した時には、接近情報を前記患者側通信部から前記サーバに通知し、
前記サーバ制御部は、前記サーバ通信部が前記異常発生を受信すると、前記重要情報格納部から前記異常発生および前記接近情報の両方を通知した患者端末を携帯する患者に関する患者情報を読み出して、前記サーバ通信部から前記患者端末に送信し、
前記患者側制御部は、前記患者側通信部が前記患者情報を受信すると、前記患者側表示部に前記患者情報を表示する、ことを特徴とする病院情報システム。
(付記2)
前記患者側制御部は、前記職員側接近センサが所定距離内に接近したことを検出している間のみ、前記患者側表示部に前記患者情報を表示する付記1記載の病院情報システム。
(付記3)
前記患者側制御部は、前記患者情報の表示を所定時間行った後、前記患者情報の表示を停止する付記1記載の病院情報システム。
(付記4)
病院内の複数箇所に設けられ、前記サーバ通信部に接続された複数のアクセスポイントを、備え、
前記患者側通信部および前記職員側通信部は、近接した前記アクセスポイントと無線通信で通信することにより、前記サーバ通信部と通信する付記1から3のいずれか記載の病院情報システム。
(付記5)
前記サーバ制御部は、前記異常発生を通知した前記患者端末がアクセスした前記アクセスポイントの位置を検出し、検出したアクセスポイント付近の前記職員端末に前記異常発生の情報を連絡する付記4記載の病院情報システム。
(付記6)
前記患者側接近センサは、アクティブ方式RFIDであり、前記職員側接近センサが接近すると前記RFIDの電力が変化し、
前記前記患者側制御部は、前記RFIDの電力損失から前記職員側接近センサが所定距離内に接近したことを検出する付記1から5のいずれか記載の病院情報システム。
(付記7)
前記患者端末は、入力キーを備え、
前記患者側制御部は、前記入力キーが操作された時のみ、前記患者側表示部に前記患者情報を表示する付記1から6のいずれか記載の病院情報システム。
(付記8)
前記患者情報は、暗号化されており、
前記患者側制御部は、暗号化された前記前記患者情報を解読する暗号解読部を備える付記1から7のいずれか記載の病院情報システム。
10 サーバ
11 有線通信経路
12 アクセスポイント(AP)
13 通信部
15 重要情報格納部
30 患者端末
32 ICカード
33 表示面
34 操作ボタン(キー)
35 通信部
36 加速度センサ
37 表示部
38 接近センサ(RFID)
51 通信部
52 接近センサ(RFID)

Claims (5)

  1. サーバと、病院内で患者に携帯される複数の患者端末と、病院内の職員に携帯される複数の職員端末と、を備え、
    前記患者端末は、前記サーバとの患者側通信部と、加速度センサと、患者側表示部と、患者側接近センサと、患者側制御部と、を備え、前記患者側制御部は、前記加速度センサの出力から前記患者端末を携帯している患者の異常を判定して、異常発生を前記患者側通信部から前記サーバに通知し、
    前記サーバは、サーバ通信部と、重要情報格納部と、サーバ制御部と、を備え、前記サーバ制御部は、前記サーバ通信部が前記異常発生を受信すると、異常発生の情報を、前記サーバ通信部から前記職員端末に連絡し、
    前記職員端末は、前記サーバとの職員側通信部と、通知部と、職員側接近センサと、職員側制御部と、を備え、前記職員側制御部は、前記職員側通信部が前記異常発生の情報を受信すると、前記通知部を介して前記異常発生の情報を通知し、
    前記患者側接近センサは、前記職員側接近センサが所定距離内に接近したことを検出し、
    前記患者側制御部は、前記異常発生を前記サーバに通知した後、前記職員側接近センサが所定距離内に接近したことを検出した時には、接近情報を前記患者側通信部から前記サーバに通知し、
    前記サーバ制御部は、前記サーバ通信部が前記異常発生を受信すると、前記重要情報格納部から前記異常発生および前記接近情報の両方を通知した患者端末を携帯する患者に関する患者情報を読み出して、前記サーバ通信部から前記患者端末に送信し、
    前記患者側制御部は、前記患者側通信部が前記患者情報を受信すると、前記患者側表示部に前記患者情報を表示する、ことを特徴とする病院情報システム。
  2. 前記患者側制御部は、前記職員側接近センサが所定距離内に接近したことを検出している間のみ、前記患者側表示部に前記患者情報を表示する請求項1記載の病院情報システム。
  3. 前記患者側制御部は、前記患者情報の表示を所定時間行った後、前記患者情報の表示を停止する請求項1記載の病院情報システム。
  4. 病院内の複数箇所に設けられ、前記サーバ通信部に接続された複数のアクセスポイントを、備え、
    前記患者側通信部および前記職員側通信部は、近接した前記アクセスポイントと無線通信で通信することにより、前記サーバ通信部と通信する請求項1から3のいずれか記載の病院情報システム。
  5. 前記患者端末は、入力キーを備え、
    前記患者側制御部は、前記異常発生を前記サーバに通知した後で、前記職員側接近センサが所定距離内に接近したことを検出し、さらに前記入力キーが操作された時のみ、前記接近情報を前記患者側通信部から前記サーバに通知する請求項1から4のいずれか記載の病院情報システム。
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