JP5588281B2 - ガス発生剤及びマイクロポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ガス発生剤及びマイクロポンプに関し、特に、マイクロ流体デバイスに用いられるマイクロポンプ用のガス発生剤及びそれを用いたマイクロポンプに関する。
近年、小型であり、かつ携帯性に優れている分析装置として、マイクロ流体デバイスを用いた分析装置が用いられるようになってきている。このマイクロ流体デバイスを用いた分析装置では、マイクロ流路内においてサンプルの送液、希釈、分析などを行うことができる。このため、マイクロ流体デバイスを用いた分析装置によれば、非常に少量のサンプルであっても分析を行うことができるという効果も得られる。
上述のように、マイクロ流体デバイスでは、マイクロ流路内をサンプルや希釈液などを送液する必要がある。従って、マイクロ流体デバイスには、ポンプが必須となる。ポンプとしては、従来、シリンジポンプなどが用いられていた。しかしながら、シリンジポンプは大型であり、かつ、マイクロ流体デバイスに外部接続する必要がある。従って、シリンジポンプを用いたのでは、マイクロ流体デバイスを用いた分析装置が大型化し、かつ分析装置の携帯性が悪化してしまうという問題が生じる。
このような問題に鑑み、例えば、下記の特許文献1には、マイクロ流路に接続されたガス発生室が区画形成された基板を有し、ガス発生室に、アゾ化合物と、バインダー樹脂とを含むガス発生剤が収納されたマイクロポンプが提案されている。このマイクロポンプでは、ガス発生剤に熱エネルギーを供給することにより、ガス発生剤からガスが発生し、そのガスがマイクロ流路に供給されることにより、ポンプ機能が発現する。
上記特許文献1に記載のマイクロポンプであれば、シリンジポンプとは異なり、アクチュエータを要さないため小型化が可能である。また、このマイクロポンプは、マイクロ流体デバイスと一体に形成することができるため、マイクロ流体デバイスを用いた分析装置の携帯性を損なうことがない。
特開2009−84128号公報
近年、マイクロ流体デバイスに、より高度な機能、より多くの機能を付与したいという要望が高まってきている。具体的には、例えば、マイクロ流体デバイスに多段の希釈系列を形成したいという要望や、ひとつのマイクロ流体デバイスで複数のサンプルの測定を行いたいという要望などが高まってきている。このような要望を満足させるために、マイクロ流体デバイスの構造が益々複雑化してきている。それに伴い、マイクロポンプの駆動時間を長くしたいという要望が高まってきている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイクロポンプの駆動時間を長くし得るガス発生剤及び長い駆動時間を有するマイクロポンプを提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究の結果、種々のアゾ化合物及びアジド化合物のうち、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)は、バインダーとの相溶性が高く、含有量を多くできることを見出した。その結果、本発明者らは、本発明を成すに至った。
すなわち、本発明に係るガス発生剤は、マイクロ流体デバイスのマイクロ流路にガスを供給するためのマイクロポンプに使用されるガス発生剤に関する。本発明に係るマイクロポンプ用ガス発生剤は、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)とバインダー樹脂とを含有する。
なお、本発明において、「マイクロ流体デバイス」とは、マイクロ流路を有するデバイスをいう。「マイクロ流路」とは、マイクロ流路を流れる液体に所謂マイクロ効果が発現する形状寸法に形成されている流路をいう。具体的には、「マイクロ流路」とは、マイクロ流路を流れる液体が、表面張力と毛細管現象との影響を強く受け、通常の寸法の流路を流れる液体とは異なる挙動を示す形状寸法に形成されている流路をいう。
本発明に係るガス発生剤のある特定の局面では、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)は、バインダー樹脂100重量部に対して100重量部〜2000重量部の範囲で含有されている。
本発明に係るガス発生剤の他の特定の局面では、バインダー樹脂は、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂及びポリイミド樹脂からなる群から選ばれた一種以上の樹脂である。この構成によれば、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)をより多く含有させることができる。従って、マイクロポンプの駆動時間をより長くすることができる。
本発明に係るマイクロポンプは、基材と、ガス発生材とを備えている。基材には、マイクロ流路が形成されている。ガス発生材は、マイクロ流路にガスを供給する。ガス発生材は、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)とバインダー樹脂とを含有するガス発生剤を含む。すなわち、本発明に係るマイクロポンプでは、ガス発生材が、上記本発明に係るガス発生剤を含む。従って、本発明に係るマイクロポンプは、長い駆動時間を有する。
本発明に係るマイクロポンプのある特定の局面では、マイクロ流路は、基材の表面に開口している。ガス発生材は、マイクロ流路の開口を覆うように、基材の表面の上に設けられている。この場合、基材内にガス発生室を設ける必要がなくなる。従って、基材を小型化できると共に、基材の作製が容易となる。
本発明に係るマイクロポンプの他の特定の局面では、基材には、マイクロ流路が開口しているガス発生室がさらに形成されている。ガス発生材は、ガス発生室内に配置されている。この構成によれば、ガス発生材から発生したガスを効率的にマイクロ流路に導くことができる。
本発明に係るガス発生剤では、ガス発生成分として、バインダー樹脂に対する相溶性が高いジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)が用いられている。このため、このマイクロポンプ用ガス発生剤を用いることにより、マイクロポンプの駆動時間を長くすることができる。
第1の実施形態に係るマイクロポンプの略図的断面図である。 第2の実施形態に係るマイクロポンプの略図的断面図である。 実施例及び比較例においてマイクロポンプの出力特性を評価するために用いたマイクロポンプの略図的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態について、図1及び図2に示すマイクロポンプ1,2を例に挙げて説明する。但し、マイクロポンプ1,2は、単なる例示である。本発明は、マイクロポンプ1,2に何ら限定されない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るマイクロポンプの略図的断面図である。
図1に示すマイクロポンプ1は、マイクロ流体デバイスのマイクロ流路にガスを供給するためのポンプである。マイクロポンプ1は、マイクロポンプ1のマイクロ流路11が、マイクロ流体デバイスのマイクロ流路に接続された状態で使用される。マイクロポンプ1は、マイクロ流体デバイスと一体に形成されていてもよい。
マイクロポンプ1は、基材10を備えている。基材10は、マイクロ流路11を流れる液体や気体との反応性が低く、かつ、液体がマイクロ流路11を流れる際にかかる圧力に対して十分な機械的耐久性を有するものである限りにおいて特に限定されない。基材10は、例えば、樹脂、ガラス、セラミックなどにより形成することができる。基材10の形成に好ましく用いられる樹脂としては、有機シロキサン化合物などが挙げられる。有機シロキサン化合物の具体例としては、例えば、ポリジメチルシロキサン(PDMS)や、ポリメチル水素シロキサンなどが挙げられる。
基材10には、マイクロ流路11が形成されている。マイクロ流路11は、基材10の表面10aに開口している。
表面10aの上には、ガス発生材としてのガス発生層12が形成されている。このガス発生層12によって、マイクロ流路11の開口11aが覆われている。このため、ガス発生層12において発生したガスは、開口11aからマイクロ流路11内に供給される。
ガス発生層12は、ガス発生層12において発生したガスがマイクロ流路11に好適に供給されるように設けられていることが好ましい。従って、ガス発生層12は、基材10に粘着または接着していることが好ましい。この場合において、ガス発生層12と基材10とを、粘着剤や接着剤を用いて粘着または接着させてもよいし、ガス発生層12及び基材10の少なくとも一方の表面に粘着能または接着能を持たせることにより、ガス発生層12と基材10とを直接粘着または接着してもよい。
なお、ガス発生層12の厚みは、特に限定されない。ガス発生層12の厚みは、例えば、10μm〜200μm程度とすることができる。
ガス発生層12の基材10とは反対側の表面は、ガスバリア層13により覆われている。このガスバリア層13は、ガス発生層12において発生したガスが、基材10とは反対側に流出することを抑制し、マイクロ流路11側に効率的に供給されるようにする層である。このため、ガスバリア層13は、ガス発生層12において発生したガスの透過性が低いものであることが好ましい。
具体的には、ガスバリア層13は、例えば、ポリアクリル、ポリオレフィン、ポリカーボネート、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ナイロン樹脂、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂及びガラスなどからなるものであることが好ましい。
なお、ガスバリア層13の厚みは、例えば、25μm〜100μmであることが好ましく、50μm〜100μmであることがさらに好ましい。
本実施形態では、ガス発生材としてのガス発生層12は、バインダー樹脂とジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)とを含有しているガス発生剤を含む。ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)は、バインダー樹脂との相溶性が高い。このため、バインダー樹脂に対するジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)の含有量を多くすることができる。具体的には、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)を、バインダー樹脂100重量部に対して100重量部以上含有させることができる。よって、ガス発生層12におけるジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)の含有量を多くすることができる。よって、ガス発生層12から発生し得るガスの量を多くすることができる。従って、マイクロポンプ1の駆動期間を長くすることができる。
マイクロポンプ1の駆動時間をより長くする観点からは、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)のバインダー樹脂に対する含有量がさらに多いことが好ましい。従って、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)は、バインダー樹脂100重量部に対して100重量部以上含有されていることがより好ましく、200重量部以上含有されていることがより好ましく、400重量部以上含有されていることがさらに好ましい。ただし、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)のバインダー樹脂に対する含有量が多すぎると、バインダー樹脂中に溶解できなくなる場合がある。従って、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)は、バインダー樹脂100重量部に対して2000重量部以下の割合で含有されていることが好ましく、1000重量部以下の割合で含有されていることがより好ましく、800重量部以下の割合で含有されていることがさらに好ましい。
また、バインダー樹脂としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂ポリアミド樹脂及びポリイミド樹脂からなる群から選ばれた一種以上の樹脂が好ましく用いられる。このような樹脂は、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)との相溶性がより高い。従って、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)のバインダー樹脂に対する含有量をより多くすることができる。その結果、マイクロポンプ1の駆動時間をより効果的に長くすることができる。マイクロポンプ1の駆動時間をさらに効果的に長くする観点からさらに好ましく用いられるバインダー樹脂としては。例えば、アクリル樹脂などがあげられる。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係るマイクロポンプの略図的断面図である。
上記第1の実施形態では、ガス発生材として、基材10の表面10aの上にガス発生層12を設ける例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。
例えば、図2に示すマイクロポンプ2のように、基材10の内部に、マイクロ流路11が開口しているガス発生室14を形成し、そのガス発生室14内に、例えばタブレット状のガス発生材タブレット12aを配置してもよい。
(実施例1)
2−エチルへキシルアクリレート96.5重量部と、アクリル酸3重量部と、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.5重量部とのアクリル系共重合体(重量平均分子量70万)を作製した。次に、そのアクリル系共重合体100重量部と、酢酸エチル200重量部と、イソシアネート系化合物(日本ポリウレタン社製、商品名コロネートL45)3重量部と、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)(和光純薬社製、V−601)100重量部と、ジエチルチオキサントン(チバスペシャルティケミカルズ社製、DETX−S)3.5重量部とを混合することによりガス発生剤を得た。
次に、ガス発生剤をアンカー処理が施された厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上にキャストにより塗布し、乾燥させることにより、PETフィルムと、ガス発生層12とからなるガス発生フィルムを作製した。なお、乾燥後のガス発生層の厚みは約100μmであった。また、この実施例では、PETフィルムがガスバリア層13を構成している。
次に、図3に示すように、ガス発生フィルム17は粘着能を有しているため、両主面10a、10bのそれぞれに開口しているマイクロ流路11が形成されている基材10の表面10aの上に貼り付けることにより、マイクロポンプを作製した。
なお、本実施例においては、基材10は、アクリル板から形成した。マイクロ流路11の断面形状は、0.5mm角の矩形状とした。マイクロ流路11の長さは、800mmとした。マイクロ流路11の先端は大気に開放した状態とした。
(実施例2)
ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)の配合量を、400重量部とした以外は、上記実施例1と同様にしてガス発生フィルムを作製し、マイクロポンプを作製した。
(実施例3)
ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)の配合量を、800重量部とした以外は、上記実施例1と同様にしてガス発生フィルムを作製し、マイクロポンプを作製した。
(実施例4)
ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)の配合量を、2000重量部とした以外は、上記実施例1と同様にしてガス発生フィルムを作製し、マイクロポンプを作製した。
(比較例1)
ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)400重量部に替えて、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)40重量部を用いた以外は、上記実施例1と同様にしてガス発生フィルムを作製し、マイクロポンプを作製した。
(比較例2)
2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)100重量部を、実施例1と同様にして作製したアクリル系共重合体100重量部と、酢酸エチル200重量部と、イソシアネート系化合物(日本ポリウレタン社製、商品名コロネートL45)3重量部と、ジエチルチオキサントン(チバスペシャルティケミカルズ社製、DETX−S)3.5重量部とを混合しようとした。しかしながら、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)は、アクリル系共重合体に溶解せず、ガス発生フィルムを得ることができなかった。
(マイクロポンプの出力特性評価)
上記実施例1及び比較例1において作製したマイクロポンプの出力特性を以下の要領で評価した。まず、開口11bから1μlの水をマイクロ流路11内に注入し、その後、開口11bを、厚さ30μmのアクリル系粘着剤層と厚さ30μmのポリエチレンテレフタレート基材とからなる片面テープ16により封鎖した。その状態で、LEDを用いて波長380nmの紫外線を照射し、水滴15の移動時間と移動距離を10秒ごとに測定した。その結果から、水滴15の移動速度を算出した。また、移動速度の最大値の90%を維持できる移動時間を安定時間、60%を維持できる移動時間を持続時間として算出した。結果を下記の表1に示す。
Figure 0005588281
上記表1に示す結果から、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)をガス発生成分として使用することにより、ガス発生量を多くでき、かつマイクロポンプの駆動時間を長くすることができることが分かる。マイクロポンプの駆動時間をより長くする観点からは、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)をバインダー樹脂100重量部に対して400重量部以上含有させることが好ましく、800重量部以上含有させることがより好ましいことが分かる。
1,2…マイクロポンプ
10…基材
10a、10b…基材の主面
11…マイクロ流路
11a、11b…開口
12…ガス発生層
12a…ガス発生材タブレット
13…ガスバリア層
14…ガス発生室
15…水滴
16…シール
17…ガス発生フィルム

Claims (6)

  1. マイクロ流体デバイスのマイクロ流路にガスを供給するためのマイクロポンプに使用されるガス発生剤であって、
    ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)とバインダー樹脂とを含有する、マイクロポンプ用ガス発生剤。
  2. 前記ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)は、前記バインダー樹脂100重量部に対して、100重量部〜2000重量部の範囲で含有されている、請求項1に記載のマイクロポンプ用ガス発生剤。
  3. 前記バインダー樹脂は、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂及びポリイミド樹脂からなる群から選ばれた一種以上の樹脂である、請求項1または2に記載のマイクロポンプ用ガス発生剤。
  4. マイクロ流路が形成されている基材と、
    前記マイクロ流路にガスを供給するガス発生材と、
    を備え、
    前記ガス発生材は、ジメチル―2,2’―アゾビス(2−メチルプロピオネート)とバインダー樹脂とを含有するガス発生剤を含む、マイクロポンプ。
  5. 前記マイクロ流路は、前記基材の表面に開口しており、
    前記ガス発生材は、前記マイクロ流路の開口を覆うように、前記基材の表面の上に設けられている、請求項4に記載のマイクロポンプ。
  6. 前記基材には、前記マイクロ流路が開口しているガス発生室がさらに形成されており、
    前記ガス発生材は、前記ガス発生室内に配置されている、請求項4に記載のマイクロポンプ。
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