JP5586409B2 - ドレッシング装置 - Google Patents

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Description

この発明は、砥石の成形に使用するドレッシング装置に関する。
一般に、玉軸受の内外輪の軌道面は、円弧状の断面をもつ砥石を用いた研削加工によって形成される。そして、この研削砥石は、シャンクの先端にダイヤモンドを固定したダイヤモンドドレッサで、砥石表面を削り取ることによって断面円弧状に成形される。また、砥石表面をダイヤモンドドレッサで削るとき、円弧状の軌跡を描くようにダイヤモンドドレッサを旋回駆動するドレッシング装置が使用される。
このようなドレッシング装置として、図15、図16に示すものが知られている。このドレッシング装置30は、回転可能に支持された旋回軸31と、その旋回軸31を回転駆動する旋回軸用モータ32とを有し、旋回軸31には、シャンクの先端にダイヤモンドを固定したダイヤモンドドレッサ33が着脱可能に取り付けられるドレッサホルダ34が設けられている。
このドレッシング装置30を使用して砥石Gを成形するにあたっては、成形前の砥石Gを定位置で回転させ、その砥石Gの表面にダイヤモンドドレッサ33を接触させ、その状態で、図16に示すように、ダイヤモンドドレッサ33を保持するドレッサホルダ34を旋回軸31とともに旋回させる。これにより、ダイヤモンドドレッサ33の先端が円弧状の軌跡を描くように移動し、その軌跡に沿って砥石Gの表面が削り取られ、砥石Gが断面円弧状に成形される。
ここで、砥石Gの断面円弧の半径を変更する場合、ダイヤモンドドレッサ33の先端の旋回半径を変更する必要があり、そのためにはドレッシング装置30の旋回軸31の中心に対するダイヤモンドドレッサ33の位置を変更する必要がある。
そして、従来、このダイヤモンドドレッサ33の位置を変更する作業は、図17、図18に示すように、旋回軸31の中心からダイヤモンドドレッサ33の先端までの距離R,Rに対応したダイヤ位置決め治具J1,J2を準備し、必要に応じていずれかのダイヤ位置決め治具J1,J2をドレッサホルダ34の基準面34aに接触させ、そのダイヤ位置決め治具J1,J2にダイヤモンドドレッサ33の先端が当たる位置までダイヤモンドドレッサ33を移動させ、その位置でダイヤモンドドレッサ33の位置を固定することにより行なっていた。
しかしながら、このダイヤモンドドレッサ33の位置を変更する作業は、高精度の位置決めを手作業で行なうことから、長い作業時間を要し、また、位置決め誤差を生じやすい。
また、いったんダイヤモンドドレッサ33の位置を変更した後においても、ダイヤモンドドレッサ33の先端が摩耗すると、ダイヤモンドドレッサ33の先端の旋回半径が次第に大きくなり、その結果、砥石Gの断面円弧の半径に誤差が生じる可能性がある。そのため、ダイヤモンドドレッサ33の先端の摩耗が進行したときは、摩耗による誤差を修正するため、成形後の砥石Gの断面円弧の半径を測定し、測定した半径と目標半径との差分を作業者が計算し、計算した差分の大きさに基づいて再びダイヤモンドドレッサ33の位置調整を行なっていた。しかし、この調整作業を行なうにあたっては、ドレッシング装置30をいったん停止する必要があるという問題があった。
この発明が解決しようとする課題は、旋回軸の中心に対するダイヤモンドドレッサの位置を変更するための作業時間が短く、また、ダイヤモンドドレッサの位置決め誤差が生じにくいドレッシング装置を提供することである。
上記課題を解決するため、回転可能に支持された旋回軸と、その旋回軸を回転駆動する旋回軸用モータと、前記旋回軸の内部で、旋回軸の中心に対して偏心した位置を中心に回転可能に支持された旋回半径変更軸と、その旋回半径変更軸を回転駆動する旋回半径変更軸用モータとを有し、前記旋回半径変更軸にダイヤモンドドレッサが着脱可能に取り付けられるドレッサホルダを設けた構成をドレッシング装置に採用した。
このようにすると、旋回半径変更軸用モータで旋回半径変更軸を回転させ、その回転角度を制御することで、ダイヤモンドドレッサの位置を変更することができる。すなわち、旋回軸の中心に対するダイヤモンドドレッサの位置を変更する作業を、手作業ではなく、旋回半径変更軸用モータの数値制御で行なうことができる。そのため、ダイヤモンドドレッサの位置を変更するための作業時間が短くなり、また、ダイヤモンドドレッサの位置決め誤差が生じにくい。
このドレッシング装置は、前記旋回半径変更軸を回転させたときに前記ダイヤモンドドレッサの先端が通る位置にドレッサ先端検出センサを設けると好ましい。このようにすると、ドレッサ先端検出センサがダイヤモンドドレッサの先端を検出した時の旋回半径変更軸用モータの回転角度に基づいて、砥石成形時の旋回半径変更軸の回転角度を補正することが可能となる。
この旋回半径変更軸の回転角度を補正する作業は、旋回半径変更軸の回転角度を作業者が読み取って行なうことも可能であるが、前記ドレッサ先端検出センサがダイヤモンドドレッサの先端を検出した時の旋回半径変更軸用モータの回転角度に基づいて、砥石成形時の旋回半径変更軸の回転角度を補正する制御装置を設けると、上記補正作業を自動化し、ドレッシング装置を停止させずに行なうことが可能となる。
前記制御装置は、砥石成形時に旋回軸の回転角度に応じて前記旋回半径変更軸の回転角度を変化させる同期制御を行なうように構成すると、円弧以外の自由な断面形状をもつ砥石を高精度に成形可能となる。
前記旋回半径変更軸用モータとしては、サーボモータ、ステッピングモータ、ロータリーエンコーダ付きのモータなどを採用することができる。サーボモータは、モータの回転角度を検出するセンサを内蔵し、そのセンサで検出されるモータの回転角度と目標角度との差に基づいてフィードバック制御を行なうモータである。ステッピングモータは、入力パルス数に比例した角度だけ回転するモータである。
砥石を保持する砥石軸を軸方向に移動可能に設け、その砥石軸を軸方向に駆動する駆動装置を設けることができる。このようにすると、ダイヤモンドドレッサで砥石の表面を削るときに、砥石軸を軸方向に駆動することにより、直線状の断面をもつ砥石を高精度に成形することが可能となる。
前記旋回半径変更軸用モータの回転を減速して旋回半径変更軸に伝達する減速機を設けることができる。このようにすると、旋回半径変更軸用モータの回転角度の誤差に対する旋回半径変更軸の回転角度の誤差が小さくなるので、旋回半径変更軸の回転角度を高精度に位置決めすることが可能となる。
前記旋回半径変更軸の回転を阻止するクランプ状態と、旋回半径変更軸の回転を許容するフリー状態とを切り換え可能なクランプ機構を設けることができる。このようにすると、旋回半径変更軸の回転角度を位置決めした後、クランプ機構で旋回半径変更軸の回転を阻止させることにより、ダイヤモンドドレッサの支持剛性を向上させることが可能となる。
前記ドレッサホルダは、シャンクの先端にダイヤモンドを固定したダイヤモンドドレッサ用のものを採用してもよく、ホイールの外周にダイヤモンドを固定したロータリダイヤモンドドレッサ用のものを採用してもよい。
この発明のドレッシング装置は、旋回軸の中心に対するダイヤモンドドレッサの位置を変更する作業を、手作業ではなく、旋回半径変更軸用モータの数値制御で行なうことができるので、ダイヤモンドドレッサの位置を変更するための作業時間が短く、また、ダイヤモンドドレッサの位置決め誤差が生じにくい。
この発明の実施形態のドレッシング装置を示す正面図 図1の旋回軸近傍の拡大断面図 図2のIII−III線に沿った断面図 図3に示すダイヤモンドドレッサの先端の旋回半径を示す図 図4に示すダイヤモンドドレッサの先端の旋回半径をRからRに変更した状態を示す図 図5に示すドレッサホルダを旋回させて、ダイヤモンドドレッサの先端をドレッサ先端検出センサで検出した状態を示す図 図3に示す旋回軸の回転角度に応じて旋回半径変更軸の回転角度を変化させる同期制御を行なったときのドレッサホルダの動作を示す図 図3に示すダイヤモンドドレッサが旋回軸の中心線上に重なる位置にくるように旋回半径変更軸を回転させ、その状態で旋回軸を回転させることにより、凹形状の断面形状をもつ砥石を成形するときのドレッサホルダの動作を示す図 図3に示す砥石軸を軸方向に移動させずに旋回軸を回転させ、その後、旋回軸を停止して砥石軸を軸方向に移動させることにより、円弧と直線を組み合わせた断面をもつ砥石を成形するときのドレッサホルダの動作を示す図 図3に示す砥石軸を軸方向に移動させずに旋回軸を回転させ、その途中から、旋回軸の回転と砥石軸の軸方向移動とを組み合わせた複合動作を行なうことにより、円弧と非円弧曲線とを組み合わせた断面形状をもつ砥石を成形するときのドレッサホルダの動作を示す図 ホイールの外周にダイヤモンドを固定したロータリダイヤモンドドレッサを取り付けるタイプのドレッサホルダを採用した実施例を示す図 旋回半径変更軸用モータとしてロータリーエンコーダ付きのモータを使用した実施例を示す図 旋回半径変更軸用モータの回転を減速して旋回半径変更軸に伝達する減速機を組み込んだ実施例を示す図 偏心孔の内周と旋回半径変更軸の外周との間にクランプ機構を組み込んだ実施例を示す図 従来のドレッシング装置を示す正面図 図15のXVI−XVI線に沿った断面図 ダイヤ位置決め治具J1を用いて、図15に示す旋回軸の中心からダイヤモンドドレッサの先端までの距離をRに調節する作業を示す図 ダイヤ位置決め治具J2を用いて、図15に示す旋回軸の中心からダイヤモンドドレッサの先端までの距離をRに調節する作業を示す図
図1に、この発明の実施形態のドレッシング装置1を示す。このドレッシング装置1は、台座(図示せず)への取付面2aを下端に有するコラム2と、コラム2の上部側方に一体に設けられたヘッド3と、ヘッド3の下面に開口するように設けられた旋回軸収容孔4内に収容した鉛直方向の旋回軸5とを有する。
旋回軸5は、旋回軸収容孔4内に組み込んだ複数の軸受6で回転可能に支持されている。旋回軸5の上端には、旋回軸プーリ7が固定されている。旋回軸プーリ7は、旋回軸用モータ8のモータ軸8aに固定されたモータプーリ9と歯付きベルト10で連結され、その歯付きベルト10を介して旋回軸用モータ8が旋回軸5を回転駆動するようになっている。
図2に示すように、旋回軸5の内部には、旋回軸5の中心に対して偏心した位置に偏心孔11が形成されている。偏心孔11は旋回軸5の下面に開口しており、この偏心孔11内に鉛直方向の旋回半径変更軸12が収容されている。旋回半径変更軸12は、偏心孔11内に組み込まれた複数の軸受13で支持されており、旋回軸5の中心に対して偏心した位置を中心に回転可能となっている。
旋回半径変更軸12の上端には、旋回軸5の内部に組み込まれた旋回半径変更軸用モータ14が接続され、この旋回半径変更軸用モータ14で旋回半径変更軸12を回転駆動するようになっている。旋回半径変更軸用モータ14はサーボモータである。サーボモータは、モータの回転角度を検出するセンサ(図示せず)を内蔵し、そのセンサで検出されるモータの現在の回転角度と目標角度との差に基づいてフィードバック制御を行なうモータである。このようなサーボモータを旋回半径変更軸用モータ14として使用すると、旋回半径変更軸用モータ14の回転角度を極めて正確に制御することが可能である。旋回軸用モータ8もサーボモータである。
旋回半径変更軸12の下端は、旋回軸5の下面から突出しており、この突出部分に、シャンクの先端にダイヤモンドを固定したダイヤモンドドレッサ15が着脱可能に取り付けられるドレッサホルダ16が設けられている。ドレッサホルダ16は、旋回軸5から水平方向に延びるクランク部16Aと、クランク部16Aから下方に延びるドレッサ取付軸16Bとからなる。ドレッサ取付軸16Bの下端部には、水平方向のドレッサ挿入孔17が形成され、このドレッサ挿入孔17にダイヤモンドドレッサ15が挿入して固定されている。ここで、ダイヤモンドドレッサ15は、旋回半径変更軸12に直交する方向の断面において、ダイヤモンドドレッサ15の先端の向きが、旋回半径変更軸12の回転方向に対して接線方向となるように配置されている。ダイヤモンドドレッサ15の固定は、例えば図示しないセットスクリュをダイヤモンドドレッサ15のシャンクの側面に押さえ付けることによって行なうことができる。
図6に示すように、旋回半径変更軸12の回転によりドレッサホルダ16を回転させたときにダイヤモンドドレッサ15の先端が通る位置に、ドレッサ先端検出センサ18が設けられている。ドレッサ先端検出センサ18は、ダイヤモンドドレッサ15の先端を非接触で検出するフォトセンサ等を使用してもよいが、ダイヤモンドドレッサ15の先端が接触したか否かを検出するタッチセンサを使用すると、ダイヤモンドドレッサ15の先端を高精度に検出することができる。
ドレッサ先端検出センサ18は、センサブラケット19を介して、コラム2を取り付ける台座側に固定してもよく、旋回軸5側に固定してもよい。旋回軸5側に固定すると、旋回軸5の回転角度にかかわらず、ダイヤモンドドレッサ15とドレッサ先端検出センサ18の位置関係が一定となるので、後述する旋回半径変更軸12の回転角度の補正作業をより高精度に行なうことが可能となる。
ドレッサ先端検出センサ18と旋回軸用モータ8と旋回半径変更軸用モータ14は、制御装置20に接続されている。制御装置20には、ドレッサ先端検出センサ18からダイヤモンドドレッサ15の先端を検出したか否かを示す検出信号、旋回軸用モータ8から旋回軸用モータ8の現在の回転角度を示す位置信号、旋回半径変更軸用モータ14から旋回半径変更軸用モータ14の現在の回転角度を示す位置信号が入力される。制御装置20からは、旋回軸用モータ8と旋回半径変更軸用モータ14にモータの回転を制御する制御信号が出力される。
以下、このドレッシング装置1を用いた砥石Gの成形工程を説明する。
まず、図3に示すように、成形前の砥石Gを砥石軸21に保持し、その状態で砥石軸21を回転させ、砥石Gの表面にダイヤモンドドレッサ15の先端を接触させる。次に、ダイヤモンドドレッサ15を保持するドレッサホルダ16を旋回軸5とともに旋回させる。これにより、ダイヤモンドドレッサ15の先端が円弧状の軌跡を描くように移動し、その軌跡に沿って砥石Gの表面が削り取られ、砥石Gが断面円弧状に成形される。このとき、図4に示すように、砥石Gの断面円弧の半径Rは、ダイヤモンドドレッサ15の先端の旋回半径、すなわち旋回軸5の中心からダイヤモンドドレッサ15の先端までの距離となる。
ここで、図5に示すように、成形する砥石Gの断面円弧の半径をRからRに変更する場合、ダイヤモンドドレッサ15の先端の旋回半径を変更する必要があり、そのためにはドレッシング装置1の旋回軸5の中心に対するダイヤモンドドレッサ15の位置を変更する必要がある。
このダイヤモンドドレッサ15の位置を変更する作業は、次のようにして行なう。すなわち、ダイヤモンドドレッサ15の先端の旋回半径を変更するために必要な旋回半径変更軸12の回転角度を計算し、その旋回半径変更軸12の回転角度に相当する分だけ旋回半径変更軸用モータ14を回転させる。そうすると、旋回半径変更軸12の回転によりドレッサホルダ16が移動して、旋回軸5の中心からダイヤモンドドレッサ15の先端までの距離が変化し、旋回軸5の中心に対するダイヤモンドドレッサ15の位置を変更することができる。
ところで、ダイヤモンドドレッサ15で砥石Gの表面を削ると、ダイヤモンドドレッサ15の先端が摩耗する。そして、この摩耗が進行すると、ダイヤモンドドレッサ15の先端の旋回半径が次第に大きくなり、その結果、砥石Gの断面円弧の半径に誤差が生じる可能性がある。
そこで、ダイヤモンドドレッサ15の先端の摩耗による誤差を修正するため、次のようにして、砥石Gの成形時の旋回半径変更軸12の回転角度を補正する。すなわち、まず図6に示すように、旋回半径変更軸用モータ14の中心が所定の位置となるように旋回軸5を回転させ、その状態で、ダイヤモンドドレッサ15の先端がドレッサ先端検出センサ18で検出される位置まで旋回半径変更軸用モータ14を回転駆動する。ドレッサ先端検出センサ18がダイヤモンドドレッサ15の先端を検出すると、旋回半径変更軸用モータ14を停止させ、この時の旋回半径変更軸用モータ14の回転角度に基づいて、ダイヤモンドドレッサ15の先端の摩耗による先端位置のずれ量を演算する。そして、そのダイヤモンドドレッサ15の先端位置のずれ量の大きさに応じて旋回半径変更軸12の回転角度を補正する。
以上の構成からなるドレッシング装置1は、旋回半径変更軸用モータ14で旋回半径変更軸12を回転させ、その回転角度を制御することで、ダイヤモンドドレッサ15の位置を変更することができる。すなわち、旋回軸5の中心に対するダイヤモンドドレッサ15の位置を変更する作業を、手作業ではなく、旋回半径変更軸用モータ14の数値制御で行なうことができる。そのため、ダイヤモンドドレッサ15の位置を変更するための作業時間が短く、また、ダイヤモンドドレッサ15の位置決め誤差が生じにくい。
また、このドレッシング装置1は、ドレッサ先端検出センサ18がダイヤモンドドレッサ15の先端を検出した時の旋回半径変更軸用モータ14の回転角度に基づいて、砥石Gの成形時の旋回半径変更軸12の回転角度を補正する作業を自動で行なうことができる。そのため、ダイヤモンドドレッサ15の先端の摩耗による誤差を修正するための作業を行なうにあたって、ドレッシング装置1をいったん停止する必要がない。
また、上記ドレッシング装置1を使用すると、図7に示すように、旋回軸5の回転と旋回半径変更軸12の回転の複合動作でダイヤモンドドレッサ15の先端の軌跡を自由に設定することができるので、砥石Gの成形時、旋回軸5の回転角度に応じて旋回半径変更軸12の回転角度を変化させる同期制御を行なうことにより、円弧以外の自由な断面形状をもつ砥石Gを高精度に成形することができる。
また、図8に示すように、ダイヤモンドドレッサ15が旋回軸5の中心線上に重なる位置にくるように旋回半径変更軸12を回転させ、その状態で旋回軸5を回転させてダイヤモンドドレッサ15を揺動させることにより、凹形状の断面形状をもつ砥石Gを成形することができる。
また、砥石Gを保持する砥石軸21を軸方向に移動可能に設け、その砥石軸21を軸方向に駆動する駆動装置(図示せず)を設けると、図9に示すように、砥石軸21を軸方向に移動させずに旋回軸5を回転させ、その後、旋回軸5を停止して砥石軸21を軸方向に移動させることにより、円弧と直線を組み合わせた断面をもつ砥石Gを成形することができる。また、図10に示すように、砥石軸21を軸方向に移動させずに旋回軸5を回転させ、その途中から、旋回軸5の回転と砥石軸21の軸方向移動とを組み合わせた複合動作を行なうことにより、円弧と非円弧曲線とを組み合わせた断面形状をもつ砥石Gを成形することができる。
上記実施形態では、ドレッサホルダ16として、シャンクの先端にダイヤモンドを固定したダイヤモンドドレッサ15を取り付けるタイプのものを説明したが、図11に示すように、ホイールの外周にダイヤモンドを固定したロータリダイヤモンドドレッサ15を取り付けるタイプのドレッサホルダ16を採用してもよい。
また、上記実施形態では、旋回半径変更軸用モータ14としてサーボモータを使用したが、図12に示すように、ロータリーエンコーダ22付きのモータを使用することもできる。この場合、ロータリーエンコーダ22を図6に示す制御装置20に接続し、旋回半径変更軸用モータ14の現在の回転角度を示す位置信号をロータリーエンコーダ22から制御装置20に入力するようにすればよい。ロータリーエンコーダ22は、モータ外付けにしてもよく、モータ内蔵にしてもよい。また、入力パルス数に比例した角度だけ回転するステッピングモータを使用してもよい。
また、図13に示すように、旋回半径変更軸用モータ14の回転軸と旋回半径変更軸12の間に、旋回半径変更軸用モータ14の回転を減速して旋回半径変更軸12に伝達する減速機23を組み込むことができる。このようにすると、旋回半径変更軸用モータ14の回転角度の誤差に対する旋回半径変更軸12の回転角度の誤差が小さくなるので、旋回半径変更軸12の回転角度を高精度に位置決めすることが可能となる。
また、図14に示すように、偏心孔11の内周と旋回半径変更軸12の外周との間にクランプ機構24を設け、このクランプ機構24によって旋回半径変更軸12の回転を阻止するクランプ状態と、旋回半径変更軸12の回転を許容するフリー状態とを切り換え可能とすることができる。このようにすると、旋回半径変更軸12の回転角度を位置決めした後、クランプ機構24で旋回半径変更軸12の回転を阻止させることにより、ダイヤモンドドレッサ15の支持剛性を向上させることが可能となる。
クランプ機構24としては、空気圧により径方向に進退可能とされた把持爪を旋回半径変更軸12の周りに円周方向に間隔をおいて複数配置したエアクランプ等が挙げられる。また、円周の一部を切り離した断面C形状の筒体からなるクランプボスを、旋回半径変更軸12の周りを囲むように設け、そのクランプボスの断面C形状の両端を連結するように設けたクランプボルトの締め込みによりクランプボスを縮径させて旋回半径変更軸12の外周を把持するようにしてもよい。
1 ドレッシング装置
5 旋回軸
8 旋回軸用モータ
12 旋回半径変更軸
14 旋回半径変更軸用モータ
15 ダイヤモンドドレッサ
16 ドレッサホルダ
18 ドレッサ先端検出センサ
20 制御装置
21 砥石軸
23 減速機
24 クランプ機構
G 砥石

Claims (12)

  1. 回転可能に支持された旋回軸(5)と、
    その旋回軸(5)を回転駆動する旋回軸用モータ(8)と、
    前記旋回軸(5)の内部で、旋回軸(5)の中心に対して偏心した位置を中心に回転可能に支持された旋回半径変更軸(12)と、
    その旋回半径変更軸(12)を回転駆動する旋回半径変更軸用モータ(14)とを有し、
    前記旋回半径変更軸(12)にダイヤモンドドレッサ(15)が着脱可能に取り付けられるドレッサホルダ(16)を設けたドレッシング装置。
  2. 前記旋回半径変更軸(12)を回転させたときに前記ダイヤモンドドレッサ(15)の先端が通る位置にドレッサ先端検出センサ(18)を設けた請求項1に記載のドレッシング装置。
  3. 前記ドレッサ先端検出センサ(18)が前記ダイヤモンドドレッサ(15)の先端を検出した時の前記旋回半径変更軸用モータ(14)の回転角度に基づいて、砥石成形時の旋回半径変更軸(12)の回転角度を補正する制御装置(20)を設けた請求項2に記載のドレッシング装置。
  4. 前記制御装置(20)は、砥石成形時に旋回軸(5)の回転角度に応じて前記旋回半径変更軸(12)の回転角度を変化させる同期制御を行なう請求項3に記載のドレッシング装置。
  5. 前記旋回半径変更軸用モータ(14)がサーボモータである請求項1から4のいずれかに記載のドレッシング装置。
  6. 前記旋回半径変更軸用モータ(14)がステッピングモータである請求項1から4のいずれかに記載のドレッシング装置。
  7. 前記旋回半径変更軸用モータ(14)がロータリーエンコーダ付きのモータである請求項1から4のいずれかに記載のドレッシング装置。
  8. 砥石(G)を保持する砥石軸(21)を軸方向に移動可能に設け、その砥石軸(21)を軸方向に駆動する駆動装置を設けた請求項1から7のいずれかに記載のドレッシング装置。
  9. 前記旋回半径変更軸用モータ(14)の回転を減速して旋回半径変更軸(12)に伝達する減速機(23)を設けた請求項1から8のいずれかに記載のドレッシング装置。
  10. 前記旋回半径変更軸(12)の回転を阻止するクランプ状態と、旋回半径変更軸(12)の回転を許容するフリー状態とを切り換え可能なクランプ機構(24)を設けた請求項1から8のいずれかに記載のドレッシング装置。
  11. 前記ドレッサホルダ(16)が、シャンクの先端にダイヤモンドを固定したダイヤモンドドレッサ用である請求項1から10のいずれかに記載のドレッシング装置。
  12. 前記ドレッサホルダ(16)が、ホイールの外周にダイヤモンドを固定したロータリダイヤモンドドレッサ用である請求項1から10のいずれかに記載のドレッシング装置。
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