JP5584401B2 - 半導体装置及びこれを備えるデータ処理システム - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置及びこれを備えるデータ処理システムに関し、特に、出力バッファのスルーレートを調整可能な半導体装置及びこれを備えるデータ処理システムに関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)のようなデータ転送レートの高い半導体装置においては、製造段階で出力バッファのスルーレートを変更可能に構成されていることがある。具体的には、出力バッファのスルーレートを選択するための選択回路をチップ内に設けておき、ウェハ状態で行われる動作試験の結果に基づいて、最適なスルーレートが得られるよう選択回路に対して書き込みを行う。これによって、製造段階において出力バッファのスルーレートが調整される。また、汎用DRAMなどにおいては、用途に応じて複数用意されたスルーレートの中から一つのスルーレートが選択されることもある。
しかしながら、このようなスルーレートの選択はヒューズ素子などを用いて不可逆的に行われることから、一旦スルーレートを選択すると、その後変更ができないという問題がある。実際に得られるスルーレートは、実使用時における電源電圧、環境温度、経年変化などによっても動的に変化するため、製造段階でスルーレートを固定してしまうと設計値からすれてしまうおそれが生じる。
このような問題を解決する方法として、特許文献1にはリングオシレータを用いてスルーレートを測定し、その結果に基づいて出力バッファのスルーレートを実使用時に可変とする方法が記載されている。また、特許文献2には、負荷の異なる2つのディレイチェーンを用いてスルーレートを測定し、その結果に基づいて出力バッファのスルーレートを実使用時に可変とする方法が記載されている。
特開平8−97693号公報 特開平7−86900号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載された方法は、いずれもスルーレートを測定するための専用回路(リングオシレータやディレイチェーン)を用いていることから、チップ面積の大幅な増大が生じるばかりでなく、スルーレートを測定するために大きな消費電力が生じるという問題があった。しかも、専用回路の測定結果を用いてスルーレートを調整しているため、出力バッファに生じている特性の変化が必ずしも反映されず、正しいスルーレートを得ることが難しいという問題もあった。
本発明による半導体装置は、インピーダンス調整信号に基づいてインピーダンスを調整可能な出力バッファと、少なくともインピーダンス調整信号に基づいて出力バッファのスルーレートを調整するスルーレート制御回路とを備え、スルーレート制御回路は、インピーダンス調整信号が相対的に低いインピーダンスを指定している場合にはスルーレートを相対的に高く設定し、インピーダンス調整信号が相対的に高いインピーダンスを指定している場合にはスルーレートを相対的に低く設定することを特徴とする。
ここで「インピーダンス調整信号が相対的に低いインピーダンスを指定している場合」とは、出力バッファの実際のインピーダンスが設計値よりも高くなっており、これを補正するためにインピーダンスをより低下させる必要のある場合を意味する。したがって、出力バッファのインピーダンスが設計値よりも低くなるよう調整されるわけではない。同様に、「インピーダンス調整信号が相対的に高いインピーダンスを指定している場合」とは、出力バッファの実際のインピーダンスが設計値よりも低くなっており、これを補正するためにインピーダンスをより高める必要のある場合を意味する。したがって、出力バッファのインピーダンスが設計値よりも高くなるよう調整されるわけではない。
インピーダンス調整信号に基づいて出力バッファのスルーレートを調整できる理由は次の通りである。つまり、出力バッファの実際のインピーダンスが設計値よりも高くなるという現象が生じるのは、出力バッファを構成するトランジスタの能力が設計値よりも低下しているためであり、このような場合、出力バッファのスルーレートが設計値よりも低下する傾向にある。したがって、このようなケースでは出力バッファのスルーレートを高めることにより、スルーレートを設計値に近づけることが可能となる。逆に、出力バッファの実際のインピーダンスが設計値よりも低くなるという現象が生じるのは、出力バッファを構成するトランジスタの能力が設計値よりも上昇しているためであり、このような場合、出力バッファのスルーレートが設計値よりも上昇する傾向にある。したがって、このようなケースでは出力バッファのスルーレートを低下させることにより、スルーレートを設計値に近づけることが可能となる。
インピーダンス調整信号は、出力バッファのインピーダンスを直接的又は間接的に測定することによって生成することができる。このような測定は、半導体装置の内部で行っても構わないし、半導体装置の外部で行っても構わない。半導体装置の内部で測定を行うためには、いわゆるキャリブレーション回路を半導体装置に内蔵させればよい。一方、半導体装置の内部にキャリブレーション回路を持たない場合には、半導体装置に接続されたコントローラによって測定を行えばよい。すなわち、本発明によるデータ処理システムは、コントローラによって測定された出力バッファのインピーダンスに基づいて、インピーダンス調整信号を生成することを特徴とする。
本発明によれば、出力バッファのインピーダンスを調整するための信号(インピーダンス調整信号)を用いてスルーレートを調整していることから、スルーレートを測定するための専用回路が不要となる。このため、チップ面積の増大をほとんど生じることなく、出力バッファのスルーレートを動的に調整することが可能となる。また、専用回路による消費電力の増大も生じない。
しかも、インピーダンス調整信号は出力バッファの特性に応じて変化する信号であることから、これを出力バッファのスルーレート調整に用いることにより、より正確な調整を行うことが可能となる。つまり、専用回路に対する測定結果を出力バッファに反映させるのではなく、出力バッファに対する測定結果を出力バッファに反映させていることから、正確な調整を行うことが可能となる。
したがって、本発明はDRAMのようにデータ転送レートの高い半導体装置に適用することが非常に好適である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の主要部の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態による半導体装置10は、外部端子としてデータ出力端子DQとキャリブレーション端子ZQを有している。半導体装置10にはその他の外部端子(例えば、アドレス端子、コマンド端子、クロック端子など)も設けられているが、これらについては本発明の主旨と直接関係がないことから、図面及び以下の説明においては省略する。また、データ出力端子DQは、データの出力のみを行う端子である必要はなく、データの入力も兼ねたデータ入出力端子であっても構わない。
データ出力端子DQには出力バッファ100が接続されている。出力バッファ100は、オン信号NonB,PonBに基づき、ハイレベル又はローレベルの出力データDoutをデータ出力端子DQから出力する。本実施形態においては、オン信号NonB,PonBはいずれも5ビットの信号である。これは、後述するように、出力バッファ100に含まれるプルアップ回路PU及びプルダウン回路PDがいずれも5つの出力トランジスタによって構成されているためである。尚、半導体装置10がODT(On Die Termination)機能を有している場合には、出力バッファ100を終端抵抗として機能させることも可能である。出力バッファ100の具体的な回路構成については後述する。
キャリブレーション端子ZQにはキャリブレーション回路200が接続されている。詳細については後述するが、キャリブレーション回路200には、出力バッファ100と実質的に同じ回路構成を有するレプリカバッファが含まれており、レプリカバッファを用いたキャリブレーション動作を行うことによって、インピーダンス調整信号ZQP,ZQNが生成される。このうち、インピーダンス調整信号ZQPは、出力バッファ100に含まれるプルアップ回路を調整する信号であり、インピーダンス調整信号ZQNはプルダウン回路を調整する信号である。本実施形態においては、インピーダンス調整信号ZQP,ZQNはいずれも5ビットの信号である。
インピーダンス調整信号ZQP,ZQNは、出力制御回路300及びスルーレート制御回路400に供給される。
出力制御回路300は、図示しない内部回路から供給されるデータ信号P,N及びインピーダンス調整信号ZQP,ZQNを受けて、オン信号PonA,NonAを生成する回路である。オン信号PonAは、データ信号P及びインピーダンス調整信号ZQPに基づき生成される5ビットの信号である。また、オン信号NonAは、データ信号N及びインピーダンス調整信号ZQNに基づき生成される5ビットの信号である。出力制御回路300の具体的な回路構成については後述する。
スルーレート制御回路400は、オン信号PonA,NonA、インピーダンス調整信号ZQP,ZQN及びスルーレート設定信号CP,CNを受けて、オン信号PonB,NonBを生成する回路である。オン信号PonBは、論理的にはオン信号PonAの反転信号であるが、その波形がインピーダンス調整信号ZQP及びスルーレート設定信号CPによって調整されている。同様に、オン信号NonBは、論理的にはオン信号NonAの反転信号であるが、その波形がインピーダンス調整信号ZQN及びスルーレート設定信号CNによって調整されている。スルーレート制御回路400の具体的な回路構成については後述する。
スルーレート設定信号CP,CNは、スルーレート設定回路500から出力されるそれぞれ3ビットの信号である。スルーレート設定信号CP,CNの値は、製造段階においてスルーレート設定回路500に対する不揮発的な書き込み(例えば、ヒューズ素子又はアンチヒューズ素子の破壊)を行うことによって固定される。製造段階におけるスルーレート設定回路500への書き込みは、ウェハ状態で行われる動作試験の結果や、当該半導体装置10の用途などに基づいて行われる。したがって、スルーレート設定信号CP,CNにより設定されるスルーレートは、出荷時における最適な値である。このように、スルーレート設定回路500は、出力バッファ100のスルーレートを予備的に設定する回路である。
次に、半導体装置10を構成する各回路について詳細に説明する。
図2は、出力バッファ100の回路図である。
図2に示すように、出力バッファ100は、電源電位VDQとデータ出力端子DQとの間に並列接続された複数(本実施形態では5つ)のPチャンネルMOSトランジスタからなる出力トランジスタ111〜115と、データ出力端子DQと接地電位VSQとの間に並列接続された複数(本実施形態では5つ)のNチャンネルMOSトランジスタからなる出力トランジスタ121〜125によって構成されている。出力バッファ100のうち、出力トランジスタ111〜115からなる並列回路はプルアップ回路PUを構成しており、出力トランジスタ121〜125からなる並列回路はプルダウン回路PDを構成している。
出力トランジスタ111〜115のゲート(制御電極)には、オン信号PonBを構成する5つの動作信号PonB1〜PonB5がそれぞれ供給されている。したがって、プルアップ回路PUを構成する出力トランジスタ111〜115は、動作信号PonB1〜PonB5に基づいて個々にオン/オフ制御がされることになる。同様に、出力トランジスタ121〜125のゲート(制御電極)には、オン信号NonBを構成する5つの動作信号NonB1〜NonB5がそれぞれ供給されている。したがって、プルダウン回路PDを構成する出力トランジスタ121〜125も、動作信号NonB1〜NonB5に基づいて個々にオン/オフ制御がされることになる。
出力バッファ100を構成するプルアップ回路PU及びプルダウン回路PDは、導通時に所定のインピーダンスとなるように設計されている。しかしながら、トランジスタのオン抵抗は製造条件によってばらつくとともに、動作時における環境温度や電源電圧によって変動することから、必ずしも所望のインピーダンスが得られるとは限らない。このため、実際のインピーダンスを所望の値とするためには、オンさせるべきトランジスタの数を調整する必要があり、かかる目的のために、複数の出力トランジスタからなる並列回路が用いられている。
出力バッファ100のインピーダンスを微細且つ広範囲に調整するためには、プルアップ回路PU及びプルダウン回路PDを構成する複数の出力トランジスタのW/L比(ゲート幅/ゲート長比)を互いに異ならせることが好ましく、2のべき条の重み付けをすることが特に好ましい。すなわち、出力トランジスタ111のW/L比を「1WLp」とした場合、出力トランジスタ112〜115のW/L比をそれぞれ「2WLp」、「4WLp」、「8WLp」、「16WLp」に設定することが特に好ましい。同様に、出力トランジスタ121のW/L比を「1WLn」とした場合、出力トランジスタ122〜125のW/L比をそれぞれ「2WLn」、「4WLn」、「8WLn」、「16WLn」に設定することが特に好ましい。
このような構成により、動作信号PonB1〜PonB5,NonB1〜NonB5によってオンさせる出力トランジスタを適宜選択することで、製造条件によるばらつきや温度変化などにかかわらず、プルアップ回路PU及びプルダウン回路PDのインピーダンスを所望の値とすることが可能となる。
但し、出力バッファ100の構成としては図2に示す回路に限定されず、例えば図3に示すように、データ出力端子DQとプルアップ回路PU及びプルダウン回路PDとの間に抵抗Rを挿入しても構わない。このような抵抗Rとしては、例えばタングステン(W)抵抗を用いることができる。
図4は、キャリブレーション回路200の回路図である。
図4に示すように、キャリブレーション回路200は、プルアップ回路PUR1,PUR2と、プルダウン回路PDRと、プルアップ回路PUR1,PUR2の動作を制御するカウンタ230と、プルダウン回路PDRの動作を制御するカウンタ240と、カウンタ230,240をそれぞれ制御するコンパレータ231,241と、カウンタ230,240の動作を制御するシーケンス制御部250とを備えている。
図5は、プルアップ回路PUR1の回路図である。
図5に示すように、プルアップ回路PUR1は、ドレインがキャリブレーション端子ZQに接続されている他は、出力バッファ100に含まれるプルアップ回路PUと実質的に同じ回路構成を有している。具体的には、電源電位VDQとキャリブレーション端子ZQとの間に並列接続された複数(本実施形態では5つ)のPチャンネルMOSトランジスタ211〜215によって構成されている。プルアップ回路PUR1に含まれるトランジスタ211〜215は、図2に示したトランジスタ111〜115に対応しており、それぞれ同一のインピーダンスを有している。但し、インピーダンスが実質的に同じである限り、プルアップ回路PUR1に含まれるトランジスタ211〜215と、図2に示したトランジスタ111〜115とが全く同じトランジスタサイズである必要はなく、シュリンクしたトランジスタを用いても構わない。
図4に示したように、キャリブレーション端子ZQには外部抵抗REが接続されている。外部抵抗REのインピーダンスは、出力バッファ100を構成するプルアップ回路PU及びプルダウン回路PDのインピーダンスと一致している。換言すれば、プルアップ回路PU及びプルダウン回路PDのインピーダンス目標値と同じインピーダンスをもった外部抵抗REがキャリブレーション端子ZQに接続される。
トランジスタ211〜215のゲートには、カウンタ230よりインピーダンス調整信号ZQP1〜ZQP5がそれぞれ供給されており、これによってプルアップ回路PUR1の動作が制御される。インピーダンス調整信号ZQP1〜ZQP5は、図1に示したインピーダンス調整信号ZQPを構成する信号である。インピーダンス調整信号ZQP1〜ZQP5は、それぞれ出力バッファ100を構成する出力トランジスタ111〜115に対応する信号であり、出力トランジスタ111〜115のうち使用する出力トランジスタを指定する。したがって、出力トランジスタ111〜115に重み付けがされている場合には、インピーダンス調整信号ZQP1〜ZQP5についても対応する重み付けを有する。
プルアップ回路PUR2は、ドレイン側が図4に示すノードAに接続されている他は、図5に示すプルアップ回路PUR1と同一の回路構成を有している。したがって、プルアップ回路PUR2に含まれる5つのトランジスタのゲートには、同じくインピーダンス調整信号ZQP1〜ZQP5が供給される。
図6は、プルダウン回路PDRの回路図である。
図6に示すように、プルダウン回路PDRは、ドレインがノードAに接続されている他は、出力バッファ100に含まれるプルダウン回路PDと実質的に同じ回路構成を有している。具体的には、ノードAと接地電位VSQとの間に並列接続された複数(本実施形態では5つ)のNチャンネルMOSトランジスタ221〜225によって構成されている。プルダウン回路PDRに含まれるトランジスタ221〜225は、図2に示したトランジスタ121〜125に対応しており、それぞれ同一のインピーダンスを有している。但し、インピーダンスが実質的に同じである限り、プルダウン回路PDRに含まれるトランジスタ221〜225と、図2に示したトランジスタ121〜125とが全く同じトランジスタサイズである必要はなく、シュリンクしたトランジスタを用いても構わない。
トランジスタ221〜225のゲートには、カウンタ240よりインピーダンス調整信号ZQN1〜ZQN5がそれぞれ供給されており、これによってプルダウン回路PDRの動作が制御される。インピーダンス調整信号ZQN1〜ZQN5は、図1に示したインピーダンス調整信号ZQNを構成する信号である。インピーダンス調整信号ZQN1〜ZQN5は、それぞれ出力バッファ100を構成する出力トランジスタ121〜125に対応する信号であり、出力トランジスタ121〜125のうち使用する出力トランジスタを指定する。したがって、出力トランジスタ121〜125に重み付けがされている場合には、インピーダンス調整信号ZQN1〜ZQN5についても対応する重み付けを有する。
図4に示すように、プルアップ回路PUR2とプルダウン回路PDRはノードAを介して接続されている。このため、プルアップ回路PUR2とプルダウン回路PDRは、出力バッファ100と実質的に同じ回路構成を有するレプリカバッファを構成する。ここでいう「実質的に同じ」とは、レプリカバッファに含まれるトランジスタがシュリンクされている場合であっても同じとみなす意である。レプリカバッファの出力端であるノードAは、図4に示すように、コンパレータ241の非反転入力端子(+)に接続されている。
カウンタ230は、コンパレータ231の出力に応じてカウントアップ又カウントダウンするカウンタであり、その出力はインピーダンス調整信号ZQPとして用いられる。カウンタ230は、コンパレータ231の出力である比較信号COMP1がハイレベルである場合にはカウントアップを行い、比較信号COMP1がローレベルである場合にはカウントダウンを行う。コンパレータ231の非反転入力端子(+)はキャリブレーション端子ZQに接続されており、反転入力端子(−)は電源電位(VDD)とグランド電位(GND)間に接続された抵抗261,262の中点に接続されている。かかる構成により、コンパレータ231は、キャリブレーション端子ZQの電位と中間電圧(VDD/2)とを比較し、前者の方が電位が高ければその出力である比較信号COMP1をハイレベルとし、後者の方が電位が高ければ比較信号COMP1をローレベルとする。
一方、カウンタ240は、コンパレータ241の出力に応じてカウントアップ又カウントダウンするカウンタであり、その出力はインピーダンス調整信号ZQNとして用いられる。カウンタ240は、コンパレータ241の出力である比較信号COMP2がハイレベルである場合にはカウントアップを行い、比較信号COMP2がローレベルである場合にはカウントダウンを行う。コンパレータ241の非反転入力端子(+)はノードAに接続されており、反転入力端子(−)は抵抗261,262の中点に接続されている。かかる構成により、コンパレータ241は、ノードAの電位と中間電圧(VDD/2)とを比較し、前者の方が電位が高ければその出力である比較信号COMP2をハイレベルとし、後者の方が電位が高ければ比較信号COMP2をローレベルとする。
そして、カウンタ230,240はシーケンス制御部250による制御によりカウント動作を行い、これにより、プルアップ回路PUR1,PUR2及びプルダウン回路PDRのインピーダンスを調整する。
図7は、キャリブレーション回路200の動作を示すフローチャートである。
まず、外部からキャリブレーションコマンドが発行されると(ステップS1)、シーケンス制御部250はカウンタ230の動作を許可する。これにより、プルアップ回路PUR1のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスと一致するよう、カウンタ230のカウント値が定められる(ステップS2)。具体的には、キャリブレーション端子ZQの電位が中間電圧(VDD/2)よりも高ければ、比較信号COMP1がハイレベルとなることから、カウンタ230はカウントアップを行う。これにより、プルアップ回路PUR1のインピーダンスは徐々に高められる。逆に、キャリブレーション端子ZQの電位が中間電圧(VDD/2)よりも低ければ、比較信号COMP1がローレベルとなることから、カウンタ230はカウントダウンを行う。これにより、プルアップ回路PUR1のインピーダンスは徐々に下げられる。
このような動作を行うことにより、カウンタ230のカウント値であるインピーダンス調整信号ZQPは、プルアップ回路PUR1のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスと一致するような値に調整される。図4に示すように、インピーダンス調整信号ZQPはプルアップ回路PUR2にも供給されていることから、プルアップ回路PUR2についてもインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスと一致する。
プルアップ回路PUR1,PUR2の調整が終わると、シーケンス制御部250はカウンタ240の動作を許可し、プルダウン回路PDRの調整を行う(ステップS3)。具体的には、ノードAの電位が中間電圧(VDD/2)よりも高ければ、比較信号COMP2がハイレベルとなることから、カウンタ240はカウントアップを行う。これにより、プルダウン回路PDRのインピーダンスは徐々に下げられる。逆に、ノードAの電位が中間電圧(VDD/2)よりも低ければ、比較信号COMP2がローレベルとなることから、カウンタ240はカウントダウンを行う。これにより、プルダウン回路PDRのインピーダンスは徐々に高められる。
このような動作を行うことにより、カウンタ240のカウント値であるインピーダンス調整信号ZQNは、プルダウン回路PDRのインピーダンスがプルアップ回路PUR2のインピーダンスと一致するような値に調整される。上述の通り、プルアップ回路PUR2のインピーダンスは外部抵抗REのインピーダンスと一致していることから、上記の動作によって、プルダウン回路PDRについてもインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスと一致することになる。
このようにして生成されたインピーダンス調整信号ZQP,ZQNは、図1に示すように出力制御回路300及びスルーレート制御回路400に供給される。
図8は、出力制御回路300の回路図である。
図8に示すように、出力制御回路300は、5つのNOR回路311〜315と、5つのNAND回路321〜325によって構成されている。NOR回路311〜315にはデータ信号Pが共通に供給されているとともに、インピーダンス調整信号ZQP1〜ZQP5がそれぞれ供給されている。一方、NAND回路321〜325にはデータ信号Nが共通に供給されているとともに、インピーダンス調整信号ZQN1〜ZQN5がそれぞれ供給されている。
データ信号P,Nは、出力すべきデータの論理値を示す信号であり、データ出力端子DQより出力すべきデータがハイレベルであればいずれもローレベルとされ、データ出力端子DQより出力すべきデータがローレベルであればいずれもハイレベルとされる。したがって、データ信号P,Nを単一の信号とすることも可能であるが、出力バッファ100がODT動作を行う場合には、データ信号Pをローレベル、データ信号Nをハイレベルとする必要があり、このようなケースを想定して本実施形態では別個の信号を用いている。上述の通り、データ信号P,Nは図示しない内部回路によって生成される信号である。
このような構成により、データ信号P,Nがローレベルである場合には、NOR回路311〜315の出力である動作信号PonA1〜PonA5の少なくとも一つがハイレベルに活性化する一方、NAND回路321〜325の出力である動作信号NonA1〜NonA5は全てハイレベルに非活性化される。この場合、動作信号PonA1〜PonA5のいずれを活性化させるかは、インピーダンス調整信号ZQPによって決まる。動作信号PonA1〜PonA5は、図1に示した動作信号PonAを構成する。
同様に、データ信号P,Nがハイレベルである場合には、NAND回路321〜325の出力である動作信号NonA1〜NonA5の少なくとも一つがローレベルに活性化する一方、NOR回路311〜315の出力である動作信号PonA1〜PonA5は全てローレベルに非活性化される。この場合、動作信号NonA1〜NonA5のいずれを活性化させるかは、インピーダンス調整信号ZQNによって決まる。動作信号NonA1〜NonA5は、図1に示した動作信号NonAを構成する。
図9は、スルーレート制御回路400の回路図である。
図9に示すようにスルーレート制御回路400は、変換回路410,420と、スルーレート調整回路430,440によって構成されている。
変換回路410は、インピーダンス調整信号ZQP及びスルーレート設定信号CPに基づいて、スルーレート調整信号SRPを生成する回路である。具体的には、インピーダンス調整信号ZQPがより低いインピーダンスを指定しているほど、スルーレート設定信号CPにより得られるスルーレートよりも高いスルーレートが得られるよう、スルーレート設定信号CPをスルーレート調整信号SRPに変換する。逆に、インピーダンス調整信号ZQPがより高いインピーダンスを指定しているほど、スルーレート設定信号CPにより得られるスルーレートよりも低いスルーレートが得られるよう、スルーレート設定信号CPをスルーレート調整信号SRPに変換する。スルーレート調整信号SRPは、出力バッファ100に含まれるプルアップ回路PUのスルーレートを調整するための信号である。
変換回路420も同様であり、インピーダンス調整信号ZQNがより低いインピーダンスを指定しているほど、スルーレート設定信号CNにより得られるスルーレートよりも高いスルーレートが得られるよう、スルーレート設定信号CNをスルーレート調整信号SRNに変換する。逆に、インピーダンス調整信号ZQNがより高いインピーダンスを指定しているほど、スルーレート設定信号CNにより得られるスルーレートよりも低いスルーレートが得られるよう、スルーレート設定信号CNをスルーレート調整信号SRNに変換する。スルーレート調整信号SRNは、出力バッファ100に含まれるプルダウン回路PDのスルーレートを調整するための信号である。
変換回路410,420による変換動作の具体例については特に限定されないが、その一例を図10に示す。図10(a)はインピーダンス調整信号ZQPに基づく変換動作を説明するための表であり、図10(b)はインピーダンス調整信号ZQNに基づく変換動作を説明するための表である。図10において「X」はドントケアである。
図10(a)に示す例では、インピーダンス調整信号ZQPの値が大きくなるにつれて(指定されるプルアップ回路PUのインピーダンスが高くなるにつれて)、スルーレートがより大きく低下するよう、スルーレート設定信号CPをスルーレート調整信号SRPに変換している。逆に、インピーダンス調整信号ZQPの値が小さくなるにつれて(指定されるプルアップ回路PUのインピーダンスが低くなるにつれて)、スルーレートがより大きく上昇するよう、スルーレート設定信号CPをスルーレート調整信号SRPに変換している。
同様に、図10(b)に示す例では、インピーダンス調整信号ZQNの値が大きくなるにつれて(指定されるプルダウン回路PDのインピーダンスが低くなるにつれて)、スルーレートがより大きく上昇するよう、スルーレート設定信号CNをスルーレート調整信号SRNに変換し、逆に、インピーダンス調整信号ZQNの値が小さくなるにつれて(指定されるプルダウン回路PDのインピーダンスが高くなるにつれて)、スルーレートがより大きく低下するよう、スルーレート設定信号CNをスルーレート調整信号SRNに変換している。
このような変換動作を実現するための具体的な回路構成については示さないが、各種ロジック回路を組み合わせることにより容易に実現することが可能である。また、スルーレート設定信号CP,CNの値が設計段階で判明している場合には、変換回路410,420の回路構成を大幅に簡素化することが可能となる。このようなケースは、設計当初においては出力バッファ100のスルーレートを製造時に選択できるよう設計していたものの、設計の最終段階で製造時におけるスルーレートの選択が不必要となったケースなどが該当する。
図11は、スルーレート設定信号CPを構成するCP3〜CP1の値があらかじめ「100」であると判明している場合における変換回路410の回路図である。スルーレート設定信号CP3〜CP1は重み付けがされており、CP3が最上位ビットである。
図11に示す例では、インピーダンス調整信号ZQPの上位2ビットZQP5,ZQP4を受けるOR回路411と、インピーダンス調整信号ZQPの上位3ビットZQP5〜ZQP3を受けるNAND回路412と、OR回路411及びNAND回路412の出力を受けるNAND回路413と、NAND回路412の出力を反転させるインバータ回路414とを備えている。
インバータ回路414の出力とスルーレート設定信号CPの最上位ビットCP3はEXOR回路415に供給され、その出力はスルーレート調整信号SRPの最上位ビットSRP3となる。また、NAND回路413の出力とスルーレート設定信号CPの上位2ビット目であるCP2はEXOR回路416に供給され、その出力はスルーレート調整信号SRPの上位2ビット目のSRP2となる。さらに、スルーレート設定信号CPの最下位ビットCP1とローレベルに固定された信号がEXOR回路417に供給され、その出力はスルーレート調整信号SRPの最下位ビットSRP1となる。尚、CP1とSRP1の論理レベルは一致するため、ロジック的にはEXOR回路417を削除しても構わないが、スルーレート設定信号SRP3〜SRP1の出力タイミングを一致させるためには、EXOR回路415,416と同様に、EXOR回路417を用いることが好ましい。
かかる回路構成によれば、インピーダンス調整信号ZQPが上位から「00XXX」である場合(Xはドントケア)、スルーレート調整信号CPの値「100」が「110」に変換され、インピーダンス調整信号SRPとして出力される。つまりこの場合、スルーレート設定信号CPよりも2ピッチ高いスルーレート調整信号SRPが生成される。一方、インピーダンス調整信号ZQPが上位から「111XX」である場合(Xはドントケア)、スルーレート調整信号CPの値「100」が「010」に変換され、インピーダンス調整信号SRPとして出力される。つまりこの場合、スルーレート設定信号CPよりも2ピッチ低いスルーレート調整信号SRPが生成される。
プルダウン側のスルーレートを調整する変換回路420についても、同様の回路を用いればよい。
このように、スルーレート設定信号CP,CNの値が設計段階で判明している場合には、変換回路410,420の回路構成を大幅に簡素化することが可能となる。
変換回路410,420によって生成されたスルーレート調整信号SRP,SRNは、図9に示すスルーレート調整回路430,440にそれぞれ供給される。
図12は、スルーレート調整回路430の回路図である。
図12に示すように、スルーレート調整回路430は、オン信号PonA1〜PonA5に基づいてそれぞれオン信号PonB1〜PonB5を生成する駆動回路431〜435によって構成されている。駆動回路431は、オン信号PonA1が供給されるNチャンネルMOSトランジスタ(選択トランジスタ)461〜463のそれぞれと、スルーレート調整信号SRP1〜SRP3が供給されるNチャンネルMOSトランジスタ(調整トランジスタ)471〜473のそれぞれとの直列回路が3つ並列接続された構成を有している。上述の通り、スルーレート調整信号SRP1〜SRP3は、インピーダンス調整信号ZQPに基づき生成される信号である。
スルーレート調整信号SRPを構成する各ビットに重み付けがされている場合には、少なくとも調整トランジスタ471〜473については重み付けに応じてW/L比(ゲート幅/ゲート長比)を互いに異ならせることが好ましい。具体的には、スルーレート調整信号SRP1〜SRP3の重み付けがそれぞれ「1」、「2」、「4」である場合には、調整トランジスタ471のW/L比を「1WLps」とした場合、調整トランジスタ472,473のW/L比をそれぞれ「2WLps」、「4WLps」に設定すればよい。
他の駆動回路432〜435についても、それぞれオン信号PonA2〜PonA5が供給される他は、駆動回路431と同じ回路構成を有している。
かかる回路構成により、対応するオン信号PonA1〜PonA5が活性レベル(ハイレベル)である駆動回路431〜435については、その出力であるオン信号PonB1〜PonB5がローレベルに活性化する。そして、オン信号PonA1〜PonA5の活性化に基づくオン信号PonB1〜PonB5の波形は、スルーレート調整信号SRPによって調整される。具体的には、スルーレート調整信号SRPがより高いスルーレートを指定している場合には、オン信号PonB1〜PonB5の立ち下がりはより急峻となり、逆に、スルーレート調整信号SRPがより低いスルーレートを指定している場合には、オン信号PonB1〜PonB5の立ち下がりはより緩やかとなる。
このようにして生成されるオン信号PonB1〜PonB5は、図2に示した出力バッファ100のプルアップ回路PUに供給される。このため、プルアップ回路PUのインピーダンスは、キャリブレーション回路200に含まれるプルアップ回路PUR1,PUR2と同じインピーダンスに調整される。また、プルアップ回路PUのスルーレートについてはスルーレート調整信号SRPによって定められることになる。
図13は、スルーレート調整回路440の回路図である。
図13に示すように、スルーレート調整回路440は、オン信号NonA1〜NonA5に基づいてそれぞれオン信号NonB1〜NonB5を生成する駆動回路441〜445によって構成されている。駆動回路441は、オン信号NonA1が供給されるPチャンネルMOSトランジスタ(選択トランジスタ)481〜483のそれぞれと、スルーレート調整信号SRN1〜SRN3が供給されるPチャンネルMOSトランジスタ(調整トランジスタ)491〜493のそれぞれとの直列回路が3つ並列接続された構成を有している。上述の通り、スルーレート調整信号SRN1〜SRN3は、インピーダンス調整信号ZQNに基づき生成される信号である。
スルーレート調整回路440においても、スルーレート調整信号SRNを構成する各ビットに重み付けがされている場合には、少なくとも調整トランジスタ491〜493については重み付けに応じてW/L比(ゲート幅/ゲート長比)を互いに異ならせることが好ましい。具体的には、スルーレート調整信号SRN1〜SRN3の重み付けがそれぞれ「1」、「2」、「4」である場合には、調整トランジスタ491のW/L比を「1WLns」とした場合、調整トランジスタ492,493のW/L比をそれぞれ「2WLns」、「4WLns」に設定すればよい。
他の駆動回路442〜445についても、それぞれオン信号NonA2〜NonA5が供給される他は、駆動回路441と同じ回路構成を有している。
かかる回路構成により、対応するオン信号NonA1〜NonA5が活性レベル(ローレベル)である駆動回路441〜445については、その出力であるオン信号NonB1〜NonB5がハイレベルに活性化する。そして、オン信号NonA1〜NonA5の活性化に基づくオン信号NonB1〜NonB5の波形は、スルーレート調整信号SRNによって調整される。具体的には、スルーレート調整信号SRNがより高いスルーレートを指定している場合には、オン信号NonB1〜NonB5の立ち上がりはより急峻となり、逆に、スルーレート調整信号SRNがより低いスルーレートを指定している場合には、オン信号NonB1〜NonB5の立ち上がりはより緩やかとなる。
このようにして生成されるオン信号NonB1〜NonB5は、図2に示した出力バッファ100のプルダウン回路PDに供給される。このため、プルダウン回路PDのインピーダンスは、キャリブレーション回路200に含まれるプルダウン回路PDRと同じインピーダンスに調整される。また、プルダウン回路PDのスルーレートについてはスルーレート調整信号SRNによって定められることになる。
このように、スルーレート調整回路430,440は、オン信号PonA,NonAに基づいて、波形調整されたオン信号PonB,NonBを生成する役割を果たす。上述の通り、オン信号PonB,NonBの波形はスルーレート調整信号SRP,SRNによって制御されるが、スルーレート調整信号SRP,SRNの値は、変換回路410,420によって変換が行われている。
つまり、スルーレート設定値CP,CNを初期値として、インピーダンス調整信号ZQP,ZQNがより低いインピーダンスを指定しているほど、プルアップ回路PU及びプルダウン回路PDのスルーレートが高くなるような変換を行うことによりスルーレート調整信号SRP,SRNを生成し、逆に、インピーダンス調整信号ZQP,ZQNがより高いインピーダンスを指定しているほど、プルアップ回路PU及びプルダウン回路PDのスルーレートが低くなるような変換を行うことによりスルーレート調整信号SRPを生成している。このように、出力バッファ100に供給されるオン信号PonB,NonBのスルーレートは、初期値であるスルーレート設定値CP,CNのみならず、キャリブレーション動作によって得られたインピーダンス調整信号ZQP,ZQNによっても調整されることになる。
図14は、データ出力端子DQから出力される出力データDoutの波形を示す波形図である。
図14(a)に示す例は、出力バッファ100のスルーレートが最適である状態を示しており、この場合、出力データDoutの有効範囲はローレベル時においてTL0、ハイレベル時においてTH0である。これに対し、図14(b)〜(d)に示す例は、出力バッファ100のスルーレートが不足している状態を示している。このようなスルーレート不足は、出力バッファ100のインピーダンスが設計値よりも高い状態において生じる。これは、インピーダンスが設計値よりも上昇する状態においては、出力バッファ100を構成する各出力トランジスタの能力が設計値よりも低下しており、その結果、スルーレートも低下する傾向にあるからである。
図14(b)に示す例は、プルアップ回路PU及びプルダウン回路PDともインピーダンスが設計値よりも高く、これにより、キャリブレーション回路200によってプルアップ回路PU及びプルダウン回路PDのインピーダンスを下げる必要のあるケースを示している。このようなケースでは、出力データDoutの立ち上がり及び立ち下がりともスルーレート不足により変化が緩やかとなり、その結果、出力データDoutの有効範囲はローレベル時においてTL1(<TL0)、ハイレベル時においてTH1(<TH0)に減少する。しかしながら、本実施形態によれば、キャリブレーション回路200によってプルアップ回路PU及びプルダウン回路PDのインピーダンスが下げられると、これに連動してプルアップ回路PU及びプルダウン回路PDのスルーレートも高められることから、図14(a)に示す波形が得られるよう補正される。
図14(c)に示す例は、プルアップ回路PUのインピーダンスが設計値よりも高く、これにより、キャリブレーション回路200によってプルアップ回路PUのインピーダンスを下げる必要のあるケースを示している。また、図14(d)に示す例は、プルダウン回路PDのインピーダンスが設計値よりも高く、これにより、キャリブレーション回路200によってプルダウン回路PDのインピーダンスを下げる必要のあるケースを示している。これらのケースでは、スルーレート不足により出力データDoutの立ち上がり又は立ち下がりの変化が緩やかとなり、その結果、出力データDoutの有効範囲はローレベル時においてTL2(<TL0)又はTL3(<TL0)、ハイレベル時においてTH2(<TH0)又はTH3(<TH0)に減少する。しかしながら、本実施形態によれば、キャリブレーション回路200によってプルアップ回路PU又はプルダウン回路PDのインピーダンスが下げられると、これに連動してプルアップ回路PU又はプルダウン回路PDのスルーレートも高められることから、図14(a)に示す波形が得られるよう補正される。
図14では、キャリブレーション回路200によってインピーダンスを下げる必要のあるケースを示したが、逆に、キャリブレーション回路200によってインピーダンスを上げる必要のあるケースも同様である。つまり、この場合には、キャリブレーション回路200によってプルアップ回路PU又はプルダウン回路PDのインピーダンスが上げられると、これに連動してプルアップ回路PU又はプルダウン回路PDのスルーレートも下げられ、これにより、図14(a)に示す正しい波形が得られる。
以上説明したように、本実施形態による半導体装置10は、インピーダンス調整信号ZQP,ZQNが相対的に低いインピーダンスを指定している場合には出力バッファ100のスルーレートを相対的に高く設定し、インピーダンス調整信号ZQP,ZQNが相対的に高いインピーダンスを指定している場合には出力バッファ100のスルーレートを相対的に低く設定していることから、スルーレートを測定するための専用回路(リングオシレータやディレイチェーン)を用いることなく、スルーレートの調整を自動的に行うことが可能となる。
しかも、スルーレート測定用の専用回路を用いるのではなく、スルーレートの制御対象である出力バッファ100自体のインピーダンスに基づいてスルーレートを調整していることから、より正確なスルーレート調整を行うことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、キャリブレーション回路200を用いて出力バッファ100のインピーダンスを間接的に測定し、その結果に基づいて出力バッファ100のスルーレートを調整しているが、出力バッファ100のインピーダンスを直接的に測定し、その結果に基づいて出力バッファ100のスルーレートを調整しても構わない。
また、上記実施形態では、半導体装置10に内蔵されたキャリブレーション回路200を用いて出力バッファ100のインピーダンスを測定しているが、本発明による半導体装置がキャリブレーション回路を内蔵することは必須でない。したがって、半導体装置の内部にキャリブレーション回路を持たない場合には、半導体装置に接続されたコントローラによって出力バッファのインピーダンス測定を行えばよい。
図15は、コントローラによって出力バッファのインピーダンス測定する例を示すブロック図である。図15において、図1に示す回路と同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図15に示す例では、半導体装置10aとは別チップであるコントローラ20を用いている。コントローラ20は、半導体装置10aのデータ出力端子DQに接続されており、測定回路21によって出力バッファ100のインピーダンスが直接測定される。測定されたインピーダンスは制御回路22によってコード化され、半導体装置10aに含まれるインピーダンス制御回路600に伝達される。インピーダンス制御回路600は、これに基づいてインピーダンス調整信号ZQP,ZQNを生成し、上記実施形態と同様、出力制御回路300及びスルーレート制御回路400にこれらを供給する。このように、キャリブレーション回路が備えられていない半導体装置であっても、本発明を適用することが可能である。尚、図15に示した例では、半導体装置10a内のインピーダンス制御回路600によってインピーダンス調整信号ZQP,ZQNを生成しているが、コントローラ20内の制御回路22がインピーダンス調整信号ZQP,ZQNを生成しても構わない。
さらに、上記実施形態では、初期値としてスルーレート設定値CP,CNを用い、インピーダンス調整信号ZQP,ZQNに基づきこれらを変換することによってスルーレート調整信号SRP,SRNを生成しているが、このようなスルーレート設定値CP,CNを用いることは必須でない。すなわち、インピーダンス調整信号ZQP,ZQNだけを用いて出力バッファ100のスルーレートを調整しても構わない。
また、上記実施形態においては、出力バッファ100に含まれるプルアップ回路PU及びプルダウン回路PDがいずれも5つのトランジスタによって構成されているが、本発明において出力バッファ100の構成がこれに限定されるものではない。また、本発明において、出力バッファがプルアップ回路及びプルダウン回路の両方を有していることは必須でなく、片方のみによって構成されていても構わない。
また、上記実施形態においては、出力バッファ100のスルーレートを調整しているが、ODT動作時におけるODT特性の調整にも本発明を適用することが可能である。
本発明の適用対象としてはDRAMが最も好適であるが、本発明がこれに限定されるものではなく、出力バッファのインピーダンス及びスルーレートを調整可能な全ての半導体装置に適用することが可能である。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の主要部の構成を示すブロック図である。 出力バッファ100の回路図である。 出力バッファ100変形例を示す回路図である。 キャリブレーション回路200の回路図である。 プルアップ回路PUR1の回路図である。 プルダウン回路PDRの回路図である。 キャリブレーション回路200の動作を示すフローチャートである。 出力制御回路300の回路図である。 スルーレート制御回路400の回路図である。 インピーダンス調整信号ZQP,ZQNに基づく変換動作の一例を説明するための表である。 変換回路410の回路図である。 スルーレート調整回路430の回路図である。 スルーレート調整回路440の回路図である。 データ出力端子DQから出力される出力データDoutの波形を示す波形図である。 外部のコントローラによって出力バッファ100のインピーダンス測定する例を示すブロック図である。
符号の説明
10,10a 半導体装置
20 コントローラ
21 測定回路
22 制御回路
100 出力バッファ
200 キャリブレーション回路
300 出力制御回路
400 スルーレート制御回路
500 スルーレート設定回路
600 インピーダンス制御回路

Claims (13)

  1. インピーダンス調整信号に基づいてインピーダンスを調整可能であり、データ出力端子に対して並列接続された複数の出力トランジスタを有する出力バッファと、少なくとも前記インピーダンス調整信号に基づいて前記出力バッファのスルーレートを調整するスルーレート制御回路と、前記インピーダンス調整信号及び出力すべきデータの論理値を示すデータ信号を受け、これらに基づいて前記複数の出力トランジスタにそれぞれ対応するオン信号を生成する出力制御回路とを備え、
    前記スルーレート制御回路は、前記インピーダンス調整信号が相対的に低いインピーダンスを指定している場合にはスルーレートを相対的に高く設定し、前記インピーダンス調整信号が相対的に高いインピーダンスを指定している場合にはスルーレートを相対的に低く設定し、
    前記インピーダンス調整信号は、前記複数の出力トランジスタのうち使用する出力トランジスタを指定する信号であり、
    前記スルーレート制御回路は、前記オン信号に基づいて、対応する出力トランジスタの制御電極をそれぞれ駆動する複数の駆動回路を有しており、
    前記複数の駆動回路は、調整トランジスタと選択トランジスタの直列回路が複数個並列接続されており、
    同じ駆動回路に含まれる複数の前記調整トランジスタの制御電極には、前記インピーダンス調整信号又はこれに基づく信号が選択的に供給され、
    同じ駆動回路に含まれる複数の前記選択トランジスタの制御電極には、対応するオン信号が共通に供給されることを特徴とする半導体装置。
  2. インピーダンス調整信号に基づいてインピーダンスを調整可能な出力バッファと、少なくとも前記インピーダンス調整信号に基づいて前記出力バッファのスルーレートを調整するスルーレート制御回路と、前記出力バッファのスルーレートを予備的に設定するスルーレート設定回路とを備え、
    前記スルーレート制御回路は、前記インピーダンス調整信号が相対的に低いインピーダンスを指定している場合にはスルーレートを相対的に高く設定し、前記インピーダンス調整信号が相対的に高いインピーダンスを指定している場合にはスルーレートを相対的に低く設定し、
    前記スルーレート制御回路は、前記スルーレート設定回路の設定値にさらに基づいて前記出力バッファのスルーレートを調整することを特徴とする半導体装置。
  3. 前記スルーレート制御回路は、前記インピーダンス調整信号が相対的に低いインピーダンスを指定している場合には、前記設定値により指定されるスルーレートよりも高いスルーレートに設定し、前記インピーダンス調整信号が相対的に高いインピーダンスを指定している場合には、前記設定値により指定されるスルーレートよりも低いスルーレートに設定することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置と、前記半導体装置に接続されたコントローラとを備えるデータ処理システムであって、
    前記コントローラは、前記半導体装置に含まれる前記出力バッファのインピーダンスを測定する測定回路を備え、
    前記半導体装置又は前記コントローラは、前記測定回路による測定の結果に基づいて前記インピーダンス調整信号を生成するインピーダンス制御回路をさらに備えることを特徴とするデータ処理システム。
  5. 第1の端子と、
    前記第1の端子に電気的に接続された出力バッファと、
    インピーダンス調整信号を生成する信号生成回路と、
    前記インピーダンス調整信号にかかわらずスルーレート設定信号を生成するスルーレート設定回路と、
    前記インピーダンス調整信号及び前記スルーレート設定信号を受け、前記インピーダンス調整信号に応答して前記出力バッファのインピーダンスを第1及び第2のインピーダンスの一方に調整し、前記インピーダンス調整信号及び前記スルーレート設定信号に応答して、前記出力バッファが前記第1の端子を第1及び第2の論理レベルの一方に駆動する際のスルーレートを第1及び第2のスルーレートの一方に調整する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は第1及び第2の動作を行い、前記第1の動作においては前記インピーダンスを設計値よりも大きい前記第1のインピーダンスに設定するとともに前記スルーレートを設計値よりも小さい前記第1のスルーレートに設定し、前記第2の動作においては前記インピーダンスを前記設計値よりも小さい前記第2のインピーダンスに設定するとともに前記スルーレートを前記設計値よりも大きい前記第2のスルーレートに設定する、半導体装置。
  6. 抵抗器に接続されるよう構成された第2の端子をさらに備え、
    前記信号生成回路は前記第2の端子に接続され、前記抵抗器のインピーダンスに応答して前記インピーダンス調整信号を生成する、請求項の半導体装置。
  7. 前記スルーレート設定回路は不揮発性記憶素子を含む、請求項の半導体装置。
  8. 前記スルーレート設定回路は、ヒューズ素子及びアンチヒューズ素子の少なくとも一方を含む、請求項の半導体装置。
  9. 第1の端子と、
    前記第1の端子に電気的に接続された出力バッファと、
    前記出力バッファのインピーダンスと実質的に同じレプリカインピーダンスを示すレプリカバッファを含み、前記レプリカインピーダンスに応答してインピーダンス調整信号を生成する信号生成回路と、
    前記インピーダンス調整信号にかかわらずスルーレート設定信号を生成するスルーレート設定回路と、
    前記インピーダンス調整信号を受け、前記インピーダンス調整信号に応答して前記出力バッファのインピーダンスを第1及び第2のインピーダンスの一方に調整し、前記インピーダンス調整信号に応答して、前記出力バッファが前記第1の端子を第1及び第2の論理レベルの一方に駆動する際のスルーレートを第1及び第2のスルーレートの一方に調整する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は第1及び第2の動作を行い、前記第1の動作においては前記インピーダンスを設計値よりも大きい前記第1のインピーダンスに設定するとともに前記スルーレートを設計値よりも小さい前記第1のスルーレートに設定し、前記第2の動作においては前記インピーダンスを前記設計値よりも小さい前記第2のインピーダンスに設定するとともに前記スルーレートを前記設計値よりも大きい前記第2のスルーレートに設定し、
    前記制御回路は、前記第1及び第2の動作のそれぞれにおいて、前記スルーレートを前記インピーダンス調整信号及び前記スルーレート設定信号に応答して調整する、半導体装置。
  10. 前記スルーレート設定回路は不揮発性記憶素子を含む、請求項9の半導体装置。
  11. 前記スルーレート設定回路は、ヒューズ素子及びアンチヒューズ素子の少なくとも一方を含む、請求項9の半導体装置。
  12. 半導体装置と前記半導体装置に接続されたコントローラを備え、
    前記半導体装置は、第1の端子と、前記第1の端子に電気的に接続された出力バッファと、前記出力バッファのインピーダンス及び前記出力バッファが前記第1の端子を第1及び第2の論理レベルの一方に駆動する際のスルーレートを調整する制御回路とを含み、
    前記コントローラは、前記半導体装置の前記第1の端子に接続され、前記半導体装置の前記出力バッファのインピーダンスを測定する測定回路を含み、
    前記半導体装置及び前記コントローラの一方は、前記測定回路による測定の結果に基づいてインピーダンス調整信号を生成する信号生成回路をさらに含み、
    前記半導体装置の前記制御回路は、前記インピーダンス調整信号に応答して前記インピーダンスを第1及び第2のインピーダンスの一方に調整し、前記インピーダンス調整信号に応答して前記スルーレートを第1及び第2のスルーレートの一方に調整する、システム。
  13. 前記半導体装置の前記制御回路は第1及び第2の動作を行い、前記第1の動作においては前記インピーダンスを設計値よりも大きい前記第1のインピーダンスに設定するとともに前記スルーレートを設計値よりも小さい前記第1のスルーレートに設定し、前記第2の動作においては前記インピーダンスを前記設計値よりも小さい前記第2のインピーダンスに設定するとともに前記スルーレートを前記設計値よりも大きい前記第2のスルーレートに設定する、請求項12のシステム。
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