JP5584248B2 - ワンウェイクラッチ及びワンウェイクラッチユニット - Google Patents

ワンウェイクラッチ及びワンウェイクラッチユニット Download PDF

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本発明は、一方の方向のみに回転力を伝達するワンウェイクラッチ及びワンウェイクラッチユニットに関する。
ワンウェイクラッチは、シャフトの一方の方向のみの回転力を外輪に伝達するクラッチである(例えば、特許文献1参照)。シャフトが回転力を伝達できる方向に回転するときは、外輪に形成された楔形状空間とシャフトとの間に設置された転動体が板バネに押されて噛合い状態に至り、シャフトの回転力を外輪に伝達する。一方、シャフトが逆方向へ回転したときは、転動体が楔形状空間の広幅部へ移動することで転動体の噛み合い状態が解除されてシャフトの回転は空転となり、外輪に回転力を伝達しない状態となる。このようなワンウェイクラッチは、プリンタや複写機などのいわゆるOA機器の内部で紙送り機構に利用されている。
図8は従来のワンウェイクラッチ10の一例を示す構成図であり、図8(a)は正面図、図8(b)は一部切欠背面図、図8(c)は図8(a)のX−X線での断面図である。ワンウェイクラッチ10の外輪11は円筒状に形成され、シャフトを貫通させるための貫通孔12を有している。外輪11の内径面には円周方向に複数個の楔形状空間13が形成され、楔形状空間13に転動体14が収納され、また、転動体14を押圧する板バネ15が収納されている。そして、シールド部材16は、楔形状空間13に収納された転動体14が楔形状空間13から出ないように外輪11の一方端部において楔形状空間13を封止している。
シャフトは貫通孔12に挿入される。これにより、シャフトの外面と転動体14の外面とが接触する。いま、シャフトが図8(b)の矢印Aの方向に回転すると、転動体14が板バネ15に押されて矢印Aの方向に移動し、楔形状空間13の広幅部から狭小部に向けて移動するので、転動体14は楔形状空間13でシャフト及び外輪11と噛合い状態に至り、シャフトの回転力は外輪11に伝達されることになる。
一方、シャフトが矢印Aの逆方向である矢印Bの方向に回転したときは、転動体14が板バネ15を押圧して楔形状空間13の広幅部へ移動する。これにより、転動体14の噛み合い状態が解除されてシャフトの回転は空転となり、外輪11に回転力を伝達しない状態となる。
このように、ワンウェイクラッチは、シャフトの一方の方向のみの回転力を外輪11に伝達するクラッチであり、回転トルクの伝達のオンオフを行うことができるので、例えば、複写機の用紙ストックからカット紙を連続して送り出すのに使用されている。
特開2000−356230号公報
しかし、従来例のものは、ワンウェイクラッチの耐久性は良いが、貫通孔にシャフトを装着したワンウェイクラッチユニットとして見た場合、使用するシャフトの耐久性がワンウェイクラッチに比較して相対的に弱い。そのため、シャフトの耐久性を高める必要がある。すなわち、鉄系材料を高周波焼き入れし、浸炭焼き入れし、さらにメッキなどの処理してシャフトの耐久性を高めなければならない。そうすると、これらの処理に伴う変形、寸法変化、皮膜層が形成されるなどの品質上の対策が必要となり、処理に伴う加工工数が増えコスト高となる。
本発明の目的は、耐久性に優れるとともに品質が良くしかも加工工数の削減を図ることができるワンウェイクラッチ及びワンウェイクラッチユニットを提供することである。
請求項1の発明に係るワンウェイクラッチは、円筒状の内径面に楔形状空間を形成した焼結部材による外輪と、前記外輪の楔形状空間に位置する転動体と、前記転動体を前記楔形状空間の広幅部から狭小部に向けて押圧する板バネと、前記外輪の内径に挿入されその外径面が前記外輪の内径面に接触する円筒状の内輪と、前記転動体が前記楔形状空間から出ないように前記楔形状空間を封止するとともに前記内輪が前記外輪に挿入されたとき前記内輪が前記外輪を貫通して抜け出すのを防止するシールド部材とを備え、前記内輪は、鉄板をプレスで打ち抜き、打ち抜いた鉄板をカーリングし、合わせ目を接合してバレル研磨し、熱処理で硬度を高め、センタレス研磨を行って製作され、前記鉄板をプレスで打ち抜く際に、前記内輪の合わせ目が斜めとなるように鉄板の両端部の幅方向を斜めにカットされ、前記内輪は前記楔形状空間の広幅部から狭小部に向けて回転するときは前記転動体を前記狭小部に押し付けて前記外輪と一体となって回転し、前記楔形状空間の狭小部から広幅部に向けて回転するときは前記転動体の前記狭小部への押し付けを解除して空転することを特徴とする。
請求項2の発明に係るワンウェイクラッチは、請求項1の発明において、前記内輪の合わせ目は、溶接または接着剤で接合することを特徴とする。
請求項3の発明に係るワンウェイクラッチは、請求項1の発明において、前記内輪の合わせ目に嵌合部を設け、前記内輪の合わせ目は前記嵌合部を嵌合して接合することを特徴とする。
請求項4の発明に係るワンウェイクラッチユニットは、請求項1乃至請求項3のいずれか1項のワンウェイクラッチと、前記内輪及び前記シールド部材を貫通して前記内輪に連結された樹脂シャフトとを備えたことを特徴とする。
請求項5の発明に係るワンウェイクラッチユニットは、請求項4の発明において、前記樹脂シャフトに動力を伝達するためのギアを設けたことを特徴とする。
請求項6の発明に係るワンウェイクラッチユニットは、請求項4または請求項5の発明において、前記ワンウェイクラッチに回転ローラ部材を取り付けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、外輪の内径面に接触する内輪を設け、シャフトが直接外輪の内径面に接触しないようにしたので、耐久性を高めたシャフトを用いなくても、耐久性に優れたワンウェイクラッチを使用できる。また、内輪は、鉄板をプレスで打ち抜きカーリングし、合わせ目を接合してバレル研磨し、熱処理で硬度を高めセンタレス研磨を行って製作するので、製作が容易に行える。さらに、内輪の合わせ目を斜めとするので転動体通過時の振動を防止でき品質が向上する。
請求項2の発明及び請求項3の発明によれば、合わせ目の接合が確実になるのでさらに品質が向上する。請求項4乃至請求項6の発明によれば、樹脂シャフトを使用するので、コストの低減を図ることができ、さらにギア部と一体成型した樹脂シャフトとすることもできる。
本発明の実施形態に係るワンウェイクラッチの一例を示す構成図。 本発明の実施形態に係るワンウェイクラッチの内輪の一例を示す構成図。 本発明の実施形態における内輪の製作過程で打ち抜いた鉄板の両端部の厚み方向の斜めカットの説明図。 本発明の実施形態における内輪の製作過程で打ち抜いた鉄板の両端部の厚み方向及び幅方向の斜めカットの説明図。 本発明の実施形態に係るワンウェイクラッチの内輪の他の一例を示す構成図。 本発明の実施形態における樹脂シャフトの一例を示す構成図。 図6に示すシャフトを装着したワンウェイクラッチに回転ローラ部材を取り付けたワンウェイクラッチユニットの構成図。 従来のワンウェイクラッチの一例を示す構成図。
以下、本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係るワンウェイクラッチ10の一例を示す構成図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は一部切欠背面図、図1(c)は図1(a)のY−Y線での断面図である。この実施形態は、図8に示した従来例に対し、外輪11の内径に挿入される円筒状の内輪17を追加して設けたものである。図8に示した従来例と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
ワンウェイクラッチ10の内輪17は円筒状に形成され、シャフトを貫通させるための貫通孔12を有している。内輪17の外径面は外輪11の内径面に接触する大きさに形成され、内輪17が外輪11の内径に挿入されたとき、外輪11の楔形状空間13に収納された転動体14に接触する。なお、転動体14を押圧する板バネ15も楔形状空間13に収納されている。
転動体14が楔形状空間13から出ないように楔形状空間13を封止するシールド部材16の貫通孔は、内輪17の外径より小さく形成されている。これにより、内輪17が外輪11の内径に挿入されたとき、内輪17が外輪11を貫通して抜け出すのを防止している。シールド部材16の貫通孔は内輪17の内径とほぼ同じ大きさに形成され、シャフトがシールド部材16及び内輪17を貫通する。
また、内輪17の一方端部には、内輪17をシャフトに連結させるためのシャフト連結凹部18が設けられている。シャフト連結凹部18は、シャフトに形成されたシャフト連結凸部と係合してシャフトに連結される。
図2は、本発明の実施形態に係るワンウェイクラッチの内輪17の一例を示す構成図であり、図2(a)は正面図、図2(b)はZ−Z線での断面図、図2(c)は上面図である。内輪17は、鉄板19をプレスで打ち抜き、打ち抜いた鉄板19をカーリングして合わせ目20を接合して円筒状に形成される。
まず、鉄板19をプレスで打ち抜き、打ち抜いた鉄板19をカーリングして円筒工作物を作成する。鉄板19をプレスで打ち抜く際にシャフト連結凹部18も形成する。さらに、鉄板19をプレスで打ち抜く際には、図3に示すように、鉄板19の両端部の厚み方向を斜めにカットする。これは、鉄板19をカーリングしたとき円筒が形成されるようにするためである。すなわち、鉄板19の裏表面の一方の長さh1が鉄板をカーリングしたときの円筒の外面円周の長さとなり、他方の長さh2が円筒の内面円周の長さになるように、鉄板19の両端部の厚み方向を斜めにカットする。
次に、鉄板19をカーリングして合わせ目20を接合して円筒工作物を形成した後にバレル研磨する。バレル研磨は、円筒工作物と研磨材との相対摩擦により、バリ取りや丸味付け等の加工を行うとともに巻き締めとなることで熱処理後のスプリングバックを抑制する研磨である。このバレル研磨の後に熱処理で硬度を高め、センタレス研磨を行う。センタレス研磨は、円筒工作物を固定された工作物支持刃と回転する調整車及び研削砥石の間で支持し、円筒工作物の回転と送りを調整しながら工作物外周を研削する研磨である。
このように、内輪17は、鉄板19をプレスで打ち抜き、打ち抜いた鉄板19をカーリングし、合わせ目20を接合してバレル研磨し、熱処理で硬度を高め、センタレス研磨を行って製作したものを使用する。これにより、鉄の丸棒からの削り出しによる製作に比較して、内輪17の製作が容易となりコストの低減が図れる。
前述したように、シャフトはシールド部材16及び内輪17を貫通して挿入され、シャフトは、シャフトに設けられたシャフト連結凸部と内輪17のシャフト連結凹部18とで内輪17に連結される。いま、シャフトが図1(b)の矢印Aの方向に回転すると、転動体14と接触する内輪17も矢印A方向に回転し、転動体14が板バネ15に押されて矢印Aの方向に移動する。これにより、楔形状空間13の広幅部から狭小部に向けて移動するので、転動体14は楔形状空間13で内輪17及び外輪11と噛合い状態に至り、シャフトの回転力は外輪11に伝達されることになる。
一方、シャフトが矢印Aの逆方向である矢印Bの方向に回転したときは、転動体14と接触する内輪17も矢印Bの方向に回転し、転動体14が板バネ15を押圧して楔形状空間13の広幅部へ移動する。これにより、転動体14の噛み合い状態が解除されてシャフトの回転は空転となり、外輪11に回転力を伝達しない状態となる。
このように、ワンウェイクラッチは、シャフトの一方の方向のみの回転力を外輪11に伝達する。この場合、外輪11の内径面に接触するのは内輪17の外径面であり、シャフトは外輪11の内径面に接触しない。従って、シャフトの耐久性がワンウェイクラッチに比較して相対的に弱いものであっても、そのシャフトを使用できる。これにより、シャフトの耐久性を高める必要がなくなる。
以上の説明では、鉄板19をカーリングした合わせ目20は、図2(b)に示すように、内輪17の円筒の軸方向に平行に形成されるものを示したが、図4(a)に示すように、内輪17の円筒の軸方向に斜めに形成されるようにしてもよい。図4は、本発明の実施形態における内輪の製作過程で打ち抜いた鉄板19の両端部の厚み方向及び幅方向の斜めカットの説明図であり、図4(a)は内輪17の断面図、図4(b)は打ち抜いた鉄板19の平面図、図4(c)は打ち抜いた鉄板19の側面図である。
鉄板19をプレスで打ち抜く際に、図3に示すように、鉄板19の両端部の厚み方向を斜めにカットし、さらに、図4(b)に示すように、鉄板19の両端部の幅方向を斜めにカットする。これにより、鉄板19の両端部は図4(c)に示すように、厚み方向及び幅方向ともにカットされ、鉄板19をカーリングしたときの合わせ目20は、図4(a)に示すように、内輪17の円筒の軸方向に斜めに形成される。内輪17の合わせ目20を斜めとするので、転動体通過時の振動を防止でき品質を向上させることができる。
ここで、内輪17の合わせ目20を溶接または接着剤で接合するようにしてもよい。また、図5に示すように、内輪17の合わせ目20に嵌合部21を設け、嵌合部21を嵌合して接合するようにしてもよい。図5は、合わせ目20に嵌合部21を有した内輪17の構成図であり、図5(a)は正面図、図5(b)はU−U線での断面図である。
図5では、内輪17の合わせ目20が内輪17の円筒の軸方向に斜めに形成された場合を示している。合わせ目20には嵌合部21が設けられており、鉄板19をカーリングして円筒を形成する際に、合わせ目20の嵌合部21を嵌合させる。これにより、合わせ目20の接合が確実になるので品質が向上する。
前述したように、シャフトは内輪17を貫通して挿入されるので、外輪11の内径面に接触しない。従って、シャフトの耐久性がワンウェイクラッチに比較して相対的に弱いものであっても、そのシャフトを使用できる。このことから、シャフトとして樹脂シャフトを使用できる。
図6は樹脂シャフトの一例を示す構成図であり、図6(a)は側面図、図6(b)は正面図である。シャフト22は樹脂で形成され、軸部23には内輪17のシャフト連結凹部18と係合するシャフト連結凸部24が設けられている。また、軸部23には、シャフト22の軸部23に動力を伝達するためのギア25が一体成型されている。ギヤ25は軸部23を回転させるための駆動ギヤあるいは軸部23の回転を伝達する従動ギヤ等である。
このように、シャフト22を樹脂で形成できるので、ギヤ25をシャフト22と一体形成できる。従って、コストの削減が可能となる。そして、このシャフト22をワンウェイクラッチに装着してワンウェイクラッチユニットを形成する。
図7は、図6に示すシャフト22を装着したワンウェイクラッチ10に回転ローラ部材26を取り付けたワンウェイクラッチユニットの構成図である。ワンウェイクラッチ10の内輪17及びシールド部材16を貫通してシャフト22の軸部23が装着され、内輪17のシャフト連結凹部18と軸部23のシャフト連結凸部24とが係合して、シャフト22の軸部23は内輪17に連結され、ワンウェイクラッチユニットが形成される。
さらに、このワンウェイクラッチユニットのワンウェイクラッチ10に回転ローラ部材26を取り付ける。回転ローラ部材26のローラ部27は、例えば、複写機の用紙ストックからカット紙を連続して送り出すゴムローラである。
例えば、シャフト22の軸部23の回転により、内輪17と外輪11とが噛み合い、軸部23の回転力が外輪11に伝達されるとローラ部27を回転させる。これにより、ローラ部27はカット紙を送り出すことになる。
そして、送り出されたカット紙が別のローラ部27により取り込まれる場合、別のローラ部27の回転数が送り出し側のローラ部27の回転数より大きい場合は、送り出し側のローラ部27は、シャフト22の軸部23の回転が相対的に反対側に回転したと同じ状態となる。この状態になると、内輪17と外輪11との噛み合いが解除され、シャフト22の軸部23回転は空転となり、外輪11に回転力を伝達しない状態となる。従って、別のローラ部27の回転によりカット紙は給紙されることになる。
本発明の実施形態によれば、内輪17を設けたので、外輪11の内径面に接触するのは内輪17の外径面であり、シャフト22は外輪11の内径面に接触しない。従って、シャフト22の耐久性がワンウェイクラッチに比較して相対的に弱いものであっても、そのシャフト22を使用できる。例えば、樹脂シャフトを使用できる。
内輪17は、鉄板19をプレスで打ち抜き、打ち抜いた鉄板19をカーリングし、合わせ目20を接合してバレル研磨し、熱処理で硬度を高め、センタレス研磨を行って製作するので、鉄の丸棒からの削り出しによる製作に比較して、内輪17の製作が容易となりコストの低減が図れる。
樹脂シャフトを使用できるので、ギヤ25をシャフト22と一体形成できコストの削減が可能となる。このように、耐久性に優れるとともに品質が良くしかも加工工数の削減を図ったワンウェイクラッチ及びワンウェイクラッチユニットを提供できる。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…ワンウェイクラッチ、11…外輪、12…貫通孔、13…楔形状空間、14…転動体、15…板バネ、16…シールド部材、17…内輪、18…シャフト連結凹部、19…鉄板、20…合わせ目、21…嵌合部、22…シャフト、23…軸部、24…シャフト連結凸部、25…ギヤ、26…回転ローラ部材、27…ローラ部

Claims (6)

  1. 円筒状の内径面に楔形状空間を形成した焼結部材による外輪と、
    前記外輪の楔形状空間に位置する転動体と、
    前記転動体を前記楔形状空間の広幅部から狭小部に向けて押圧する板バネと、
    前記外輪の内径に挿入されその外径面が前記外輪の内径面に接触する円筒状の内輪と、
    前記転動体が前記楔形状空間から出ないように前記楔形状空間を封止するとともに前記内輪が前記外輪に挿入されたとき前記内輪が前記外輪を貫通して抜け出すのを防止するシールド部材とを備え、
    前記内輪は、鉄板をプレスで打ち抜き、打ち抜いた鉄板をカーリングし、合わせ目を接合してバレル研磨し、熱処理で硬度を高め、センタレス研磨を行って製作され、前記鉄板をプレスで打ち抜く際に、前記内輪の合わせ目が斜めとなるように鉄板の両端部の幅方向を斜めにカットされ、
    前記内輪は前記楔形状空間の広幅部から狭小部に向けて回転するときは前記転動体を前記狭小部に押し付けて前記外輪と一体となって回転し、前記楔形状空間の狭小部から広幅部に向けて回転するときは前記転動体の前記狭小部への押し付けを解除して空転することを特徴とするワンウェイクラッチ。
  2. 前記内輪の合わせ目は、溶接または接着剤で接合することを特徴とする請求項2または請求項1に記載のワンウェイクラッチ。
  3. 前記内輪の合わせ目に嵌合部を設け、前記内輪の合わせ目は前記嵌合部を嵌合して接合することを特徴とする請求項1に記載のワンウェイクラッチ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項のワンウェイクラッチと、
    前記内輪及び前記シールド部材を貫通して前記内輪に連結された樹脂シャフトとを備えたことを特徴とするワンウェイクラッチユニット。
  5. 前記樹脂シャフトに動力を伝達するためのギアを設けたことを特徴とする請求項4に記載のワンウェイクラッチユニット。
  6. 前記ワンウェイクラッチに回転ローラ部材を取り付けたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のワンウェイクラッチユニット。
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