JP5579801B2 - 光ケーブル接続用クロージャ - Google Patents

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Description

本発明は、光ケーブルからドロップ光ケーブルを家屋へ引落しする際に用いられる光ケーブル接続用クロージャに関する。
架空光設備の構成は、図13に示すように、地下(マンホール)からの引き上げ点であるき線点15(クロージャ31)から、ユーザ宅への引き落としを行う引落点16(引落クロージャ32)までの配線区間17と、引落点16からユーザ宅への引落区間18から成っている。
配線区間17の光ケーブルには引落しや分岐等の接続が発生するため、クロージャを取り付ける必要があり、クロージャ等の重量に耐えうるため比較的太く重い支持線が用いられている。従来のクロージャは、例えば、特許文献1に開示されている。
一方、引落区間18に用いるドロップ光ケーブルは、ユーザ宅へ光ケーブルを引き込むためのものであり、分岐等の接続が必要ないことからクロージャを取り付ける必要がないため、ドロップ光ケーブルには、従来のクロージャは支えることができない細く軽い支持線が用いられている。
ところで、ドロップ光ケーブルの種別の1つに、光ケーブル内に複数の光ファイバ心線を有するものがある。このドロップ光ケーブルは、一般的に多心ドロップ光ケーブルと呼ばれ、マンションや商業用ビルへの引き込みの際に一心の光ファイバでは不足する場合に用いられる。この多心ドロップ光ケーブルは、複数の光ファイバ心線を有していることから、近年、配線区間の光ケーブルとして利用することが検討されている。
ところが、配線区間の光ケーブルには、引落区間とのインタフェースとして、家屋へ光ファイバ心線を引き落とすためにクロージャの取り付けが不可避となる。多心ドロップ光ケーブルは、本来は引落区間での適用を想定されていることから、支持線がクロージャの重量を支える強度を備えていない。そのため、多心ドロップ光ケーブルを配線区間の光ケーブルとして利用できるようにするためには、支持線が破断しない程度にクロージャを小型化して重量を軽量化する必要がある。
特開2008−065037号公報
しかしながら、クロージャを小型化すると、従来のクロージャにおいて確保できていた内部の空きスペースが無くなることから、光ファイバ心線の取り出し作業性が悪くなる。
また、光ファイバ心線は、複数回の接続が可能なように余長を確保しておく必要があり、その光ファイバ心線を収納しておく際には、折れたり、曲げ半径が小さくなったりしないように、光ファイバ心線の余長部分の曲率半径をある程度確保した状態で収納するなど、余裕をもったスペースが必要となるが、クロージャを小型化すると、余長部分の曲率を確保するための余裕をもったスペースを確保することが困難となる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、多心ドロップ光ケーブルを配線区間に使用した場合であっても設置可能なように軽量化、小型化することができ、かつ、光ファイバ心線の取り出し作業性を確保することができる光ケーブル接続用クロージャを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の光ケーブル接続用クロージャは、長手形状を有し、長手方向と直交する方向の端部に長手方向に沿って側壁を有するフレームと、前記フレームの長手方向の両端に配置される端面板とを備え、前記端面板には、光ケーブルが支持線とエレメントとに分割されて挿入され、前記フレームには、前記エレメントがテンションメンバと光ファイバ心線とに分割されて収納される光ケーブル接続用クロージャであって、
前記側壁は、分割された前記テンションメンバを通過させてテンションメンバを前記側壁の内側から外側へ導くための第1の切り込み部と、外側に導いた前記テンションメンバを通過させてテンションメンバを前記側壁の外側から内側へ導くための第2の切り込み部とを備え
前記エレメントは前記フレームの前記側壁とは異なる位置から挿入され、前記光ファイバ心線はストレート収納されることを特徴とする。
また、本発明の光ケーブル接続用クロージャは、前記フレームの、前記光ファイバ心線を収容する側とは反対側の面に、光ケーブルを引き落としまたは分岐するための接続部材を備え、前記接続部材の位置を少なくとも長手方向に調整可能とすることが好ましい。
また、前記光ケーブルの支持線は、前記フレームの側壁上を通過するように、前記端面板に固定されることが好ましい。
本発明の光ケーブル接続用クロージャは、多心ドロップ光ケーブルを配線区間に使用した場合であっても設置可能なように軽量化、小型化することができ、かつ、光ファイバ心線の取り出し作業性を確保することができる。
多心ドロップ光ケーブルの断面の概念図である。 支持線とテンションメンバと複数の光ファイバ心線を分離した状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る光ケーブル接続用クロージャの構造の一例を示す側面図である。 フレームの上面から見た概略図である。 フレームの斜視図である。 接続部材の概略図である。 接続部材とフレームとの接続状態を示す図である。 従来の光ケーブル接続用クロージャの斜視図である。 従来の光ケーブル接続用クロージャのトレイ上面での光ファイバ心線の取り回し部分を示す図である。 本発明の光ケーブル接続用クロージャの斜視図である。 本発明の光ケーブル接続用クロージャのフレーム上面での光ファイバ心線の収容形態を示す図である。 光ファイバ心線の固定幅とたわみ量の相関を示す図である。 支持線をフレームの長手方向の中心線上に配したときのフレームの上面から見た概略図である。 支持線をフレームの側壁上に配したときのフレームの上面から見た概略図である。 本発明の光ケーブル接続用クロージャが用いられる分岐点や接続点を含んだ架空光設備の構成の概念図である。 本発明の光ケーブル接続用クロージャにより下部伸ばしを実施する際の概念図である。 架空光設備の構成の概念図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発明の光ケーブル接続用クロージャ(以下、クロージャという)について説明する前に、クロージャが取り付けられる多心ドロップ光ケーブルについて説明する。
図1Aは、多心ドロップ光ケーブルの断面の概念図である。多心ドロップ光ケーブルは、支持線1とエレメント2により構成され、エレメント2は、外被の中にテンションメンバ2aと複数の光ファイバ心線2bを備えている。図1Bは、支持線1とテンションメンバ2aと複数の光ファイバ心線2bを分離した状態を示す図である。多心ドロップ光ケーブルをクロージャへ収納する場合には、複数の光ファイバ心線2bを扱う際に支持線1が邪魔にならないよう、図1Bに示すように、支持線1とエレメント2に分離したうえで、エレメント2をテンションメンバ2aと光ファイバ心線2bとに分離してクロージャ内に収納する。
図2は、本発明の実施形態に係るクロージャの構造の一例を示す側面図であり、クロージャを多心ドロップ光ケーブルに設置して、クロージャのスリーブ6を180度開いた状態を示している。図3は、クロージャ本体内に設けられるフレームの上面から見た概略図である。
本発明の実施形態に係るクロージャは、ヒンジ部(図示せず)で開閉自在に構成されたスリーブ6を備えており、両端には、多心ドロップ光ケーブルを挿入するための端面シール11(端面板)を備えており、本体内には、テンションメンバ2aと光ファイバ心線2bに分離して収納するための長手形状のフレーム3を備えている。
多心ドロップ光ケーブルは、支持線1とエレメント2とに分離され、支持線1は支持線把持部4に固定され、エレメント2はエレメント把持部5に固定される。エレメント2は、エレメント把持部5に固定される際、図に示す剥ぎ取り長10の長さ分だけ事前に2本のテンションメンバ2aに分割されて、複数の光ファイバ心線2bを露出させる。そして、複数の光ファイバ心線2bは、フレーム3の上面側に配線される。なお、支持線把持部4とエレメント把持部5は、端面シール11と一体化した構造とし、端面シール11で支持線1とエレメント2を把持する構造であっても良い。ユーザ宅へドロップ光ケーブル12を引き落とす際には、露出された(剥き出された)光ファイバ心線2bの1つを、開口部13を経て、フレーム3の下面の接続部材7にてドロップ光ケーブル12に接続する。
図4は、フレーム3の斜視図である。フレーム3は、フレーム3の長手方向に沿う両端部に長手方向に沿って側壁27が設けられており、側壁27には、2本に分割されたテンションメンバ2aを通過させて、テンションメンバ2aを側壁27の内側から外側へ導くための切り込み部9(第1の切り込み部)と、外側に導いたテンションメンバ2aを通過させて、テンションメンバ2aを側壁27の外側から内側へ導くための切り込み部9(第2の切り込み部)が設けられている。
光ファイバ心線2bの取り出し作業の作業性の向上のためにはクロージャ内で光ファイバ心線2bにある程度のたわみを確保する必要がある。図4に示すように、フレーム3は、テンションメンバ2aを、クロージャを構成するフレーム3の側壁27に設けられた複数箇所の切り込み部9を通過させ、すなわち側壁27の内側と外側を往復させて通す構造としている。これにより、テンションメンバ2aが有する剛性を利用してフレーム3に多心ドロップ光ケーブルを固定することが可能となるとともに、テンションメンバ2aと同じ長さである光ファイバ心線2bにたわみを設けて、光ファイバ心線2bをフレーム3から離して収納することが可能となる。このようにテンションメンバ2aを固定することで、光ファイバ心線2bをフレーム3から離して収納することが可能となるため、フレーム3上で任意の光ファイバ心線2bをつまみ出す作業等、光ファイバ心線2bの取り扱いが容易となる。
なお、フレーム3の側壁27に切り込み部9を複数設けておくことにより、テンションメンバ2aを、任意の切り込み部9を選択して通過させて固定することが可能となり、また、側壁27の内側と外側を往復させる回数を増やすことにより、光ファイバ心線2bを固定する際に、たわみ量の設定を定量的にかつ柔軟に増加させることが可能となる。
図5Aは、フレーム3の下面に取り付けられる接続部材7の概略図である。図5Aに示すように、接続部材7は、フック14を具備している。そして、接続部材7は、フック14をフレーム3の下面に設けられている凹部に係止させて固定される。さらには、応用例として、図5Bに示すように、接続部材7とフレーム3との間に固定部材23を加えることでより接続部材7の固定位置を細かく調整できるようにしてもよい。この場合、固定部材23の一方の面には、フック14を係止するための凹部24が設けられ、固定部材23の他方の面には、突起部25が設けられ、フレーム3には、突起部24と嵌合する凹部8が設けられる。接続部材7は、突起部25の嵌合位置を調整することにより固定位置を細かく調整できる。
なお、フレーム3に突起部を設け、固定部材23にフレーム3の突起部と嵌合する凹部を設けるようにしても良い。また、接続部材7自体に、突起部または凹部を設けるようにしても良い。
ユーザ宅へドロップ光ケーブル12を引き落とす際には、クロージャが多心ドロップ光ケーブルに設置された後に、光ファイバ心線2bの1つが、切断されて、フレーム3の下面の接続部材7にてドロップ光ケーブル12に接続される。
このように、引落し用の光ファイバ心線2bをフレーム3の下面側で配線し、それ以外の光ファイバ心線2bをフレーム3の上面側に配線することにより、クロージャ内での光ファイバ心線2bの作業性が良好となる。
図6Aは、従来のクロージャの斜視図であり、図6Bは、従来のクロージャのトレイ上面での光ファイバ心線の取り回し部分を示す図である。図7Aは、本発明のクロージャの斜視図であり、図7Bは、本発明のクロージャのフレーム上面での光ファイバ心線の収容形態を示す図である。引用文献1の従来のクロージャは、支持線を把持するためのフレームと、光ファイバ心線を収納するためのトレイが独立して存在していたが、本発明のクロージャでは、光ファイバ心線を収納するトレイの機能をフレームに統合することにより一体化構造として、構成物品数の少ない軽量な構造となっている。
本発明のクロージャについて、接続部材7が2個搭載可能な構造として試作品を製作し、小型化の実現を検証した。
(クロージャの長手方向の長さについて)
クロージャの取り付け工事や保守作業における光ファイバ心線の接続作業等、実作業において光ファイバ心線の融着接続作業時の作業環境からの制約として、クロージャの光ケーブル長手方向の長さは、光ファイバ心線の接続作業のために光ファイバ心線を剥き出すための長さ、即ち光ファイバケーブル外被を除去する長さを覆うことが可能な長さ(大きさ)以上とする必要がある。
従来の光ファイバ心線の接続作業工具等を用いた場合は、光ファイバケーブル外被の除去長さとして40〜50cm程度が必要であったため、クロージャは、その長さを覆うために50cm程度以上の長さとなっていた。この点に関しては、近年の接続作業工具の進歩により、光ファイバケーブル外被の除去長さが15cm程度であれば接続作業が可能であるため、本発明のクロージャは、長手方向長さを25cm程度に短尺化した構造となっている。
(クロージャの幅について)
また、本発明のクロージャでは、多心ドロップ光ケーブルとドロップ光ケーブルの接続の際に、従来のクロージャ内で設けていた光ファイバ心線の取り回し部分(図6B)を無くし、光ファイバ心線をストレート収納とすることでクロージャの横の寸法を約30mmとし、従来のクロージャの横寸法60mmと比較しほぼ半分の幅に小型化を実現した。
(クロージャの重量について)
従来のクロージャの重量は約500gであるが、本発明のクロージャは、シンプルで軽量な構造およびクロージャの寸法の小型化により重量を約100g以下にすることで多心ドロップ光ケーブルにも設置できる。
クロージャの取り付けは、電柱上で行われるため、風による光ケーブルの揺れや作業者の技量により、光ファイバ心線の長さをmm単位で正確にそろえて切断することは困難である。
図8に示すように、例えば、クロージャ内のフレームに100mmの長さを有する光ファイバ心線を固定する作業環境をシミュレーションした場合、固定幅が95mmの場合と90mmの場合とでは、光ファイバ心線に確保されるたわみは、それぞれ12mmと20mmとなり、固定後の光ファイバ心線の取り扱い作業性が大きく異なってしまう。よって、クロージャには多少のたわみ量に違いが生じても光ファイバ心線の取り扱い作業性に影響しないように、たわみ量の違いを許容する機構として光ファイバ心線の余長を調整する機能が必要となる。
また、光ファイバ心線の接続ミス等により光ファイバ心線の再接続を行う必要が発生した場合には、光ファイバ心線の切り縮みが生じることから、この作業を考慮した場合にも、光ファイバ心線の余長を調整する機能が必要となる。
従来のクロージャには、図6A、6Bに示すように、数mmの切断位置の違いによるたわみ量の違いを許容できる十分なスペースが存在することから、クロージャ内で光ファイバ心線とドロップケーブルとを接続する際の余長の調整には特段の配慮は必要なかった。
一方で、本発明のクロージャは、図7A、7Bに示すように、小型であるため、たわみ量が大きいと、クロージャ内のスペースに心線が収納できないため、たわみ量は小さめに抑える必要がある。ただし、ケーブル接続失敗等による再接続の際は、光ファイバ心線を1cm程度切断し、新たな断面で接続する必要があるため、再接続をするたびに光ファイバ心線が1cmずつ切り縮むこととなる。よって、たわみ量を小さく抑えるために光ファイバ心線の余長を短くすると、光ファイバ心線の余長が不足してしまい再接続が不可能となってしまうおそれがある。
そこで、狭隘なクロージャ内に光ファイバ心線が収納できるよう、たわみ量を小さいまま一定とし、光ファイバ心線の切断長のばらつきや再接続による光ファイバ心線の切り縮みによる光ファイバ心線の余長の長さの違いに対応するため、たわみ量を変えないまま切断位置の違いを許容できるように、接続部材7の固定位置を細かく調整できる機構を具備することで余長を調整することを可能としている。
図8に示すように、光ファイバ心線は、数ミリ長さが違うとたわみ量がかなり変わるため、接続部材7の固定位置の調整のために、接続部材7のフック14を固定する箇所を複数箇所用意する方法のほか、応用形態として、接続部材7の固定にはフック14を用いずに、図5Bのように突起部8とフック14の間に固定部材23を加えることで、より細かな調整を可能としてもよい。
これにより、小型化されたクロージャでも、従来どおり光ファイバ心線の切断長のばらつきや再接続による切り縮みに対応することが可能となる。
図9は、支持線をフレームの長手方向の中心線上に配したときのフレームの上面から見た概略図であり、図10は、支持線をフレームの側壁上に配したときのフレームの上面から見た概略図である。
クロージャを小型化すると、クロージャのフレーム上を通過する光ファイバ心線2bと支持線1とのフレーム面から垂直方向の離隔距離も微小となる。そのため、図9に示すように、フレーム3の長手方向の中心線上に支持線1が存在すると、光ファイバ心線2bを取り出す作業においては、支持線1が光ファイバ心線2bの真上(邪魔)となって、光ファイバ心線2bの取り出しが困難となる。そこで、本発明のクロージャでは、図10に示すように、支持線1はフレーム3の長手方向の中心線上ではなく、フレーム3の側壁上を通過する位置で固定が可能なように、端面シール11に支持線1を固定し、支持線1の位置を光ファイバ心線2bから離れるようにすることで、光ファイバ心線2bを扱う際の作業性を確保している。
なお、支持線1は、フレーム3の長手方向に沿って両側に設けられている側壁のいずれの側に固定されても良いが、テンションメンバ2aが配置される側の側壁上を通過する位置に固定されることがより好ましい。支持線1が、をテンションメンバ2aが配置される側の側壁上を通過する位置に固定されると、光ファイバ心線2bのまわりに、より広いスペースを確保できるので、光ファイバ心線2bを扱う際の作業性を向上させることができる。
上述したように、本発明の実施形態に係るクロージャは、多心ドロップ光ケーブルを配線区間に使用した場合であっても設置可能なように軽量化、小型化することができ、かつ、光ファイバ心線を容易に取り出すことができ、余長の調整を行うことができる。
図11は、本発明のクロージャが用いられる分岐点や接続点を含んだ架空光設備の構成の概念図である。分岐点19は、配線区間17の多心ドロップ光ケーブル33から分岐区間26の多心ドロップ光ケーブル33等が分岐している点であり、接続点20は、切断等により多心ドロップ光ケーブル33同士の接続が必要な点である。
図12は、本発明のクロージャにより下部伸ばしを実施する際の概念図を示している。下部伸ばしを実施する場合は、本発明のクロージャを2個使用する。下部側に引落クロージャ29を新設して、引落クロージャ28と引落クロージャ29との間をドロップ光ケーブル30等により接続する。これにより、以前、ユーザ宅へ引落した光ファイバ心線を引落クロージャ28より下部側においても使用できるようになる。図11の分岐点や接続点と同様に引落しのための接続機能を用い、2心程度以下の下部伸ばしに対応することができる。
1 支持線
2 エレメント
2a テンションメンバ
2b 光ファイバ心線
3 フレーム
4 支持線把持部
5 エレメント把持部
6 スリーブ
7 接続部材
8、24 凹部
9 切り込み部
10 剥ぎ取り長
11 端面シール
12、30 ドロップ光ケーブル
13 開口部
14 フック
15 き線点
16 引落点
17 配線区間
18 引落区間
19 分岐点
20 接続点
21、22 クロージャ
23 固定部材
25 突起部
26 分岐区間
27 側壁
28、29、32 引落クロージャ
31 クロージャ
33 多心ドロップ光ケーブル

Claims (3)

  1. 長手形状を有し、長手方向と直交する方向の端部に長手方向に沿って側壁を有するフレームと、前記フレームの長手方向の両端に配置される端面板とを備え、前記端面板には、光ケーブルが支持線とエレメントとに分割されて挿入され、前記フレームには、前記エレメントがテンションメンバと光ファイバ心線とに分割されて収納される光ケーブル接続用クロージャであって、
    前記側壁は、分割された前記テンションメンバを通過させてテンションメンバを前記側壁の内側から外側へ導くための第1の切り込み部と、外側に導いた前記テンションメンバを通過させてテンションメンバを前記側壁の外側から内側へ導くための第2の切り込み部とを備え
    前記エレメントは前記フレームの前記側壁とは異なる位置から挿入され、前記光ファイバ心線はストレート収納されることを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  2. 前記フレームの、前記光ファイバ心線を収容する側とは反対側の面に、光ケーブルを引き落としまたは分岐するための接続部材を備え、前記接続部材の位置を少なくとも長手方向に調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル接続用クロージャ。
  3. 前記光ケーブルの支持線は、前記フレームの側壁上を通過するように、前記端面板に固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の光ケーブル接続用クロージャ。
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