JP5577985B2 - 給水装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示されているセンサ付き吐水装置は、吐水部材が保持部材に装着されている場合には、検知センサの信号に基づいて自動的に吐水、止水が行われるとともに、手動操作スイッチの信号によっても吐水、止水を行わせることができ、吐水部材を保持部材から外しているときは、手動操作スイッチの信号のみに基づいて吐水、止水を行うことを特徴としている。吐水部材が保持部材から外されているときには、手動操作スイッチの操作によってのみ吐水、止水が行われるため、予期せぬ吐水を防止することができる。
特に、吐水部材を引き出した状態で吐水・止水を何度も反復するような使い方をする場合、その都度手動スイッチの操作を繰り返さなければならない。このような操作は、指先の不自由な老人や子供にとっては大きな負担となっていた。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、吐水部材を保持部材から離脱した状態でも、人体検知センサによる自動吐水を可能とする給水装置を提供することにある。
これにより、吐水部材を離脱して使用する行為において、吐水部材とそれを保持している手が人体検知センサの検知範囲内を通過する動作に対して、吐水・止水の切り替えが行われにくいため、洗面器の掃除等の行為時に意図せず人体検知センサの検知範囲内を通過しても吐水(または止水)が継続され、使い勝手がよい。
これにより、吐水部材を離脱して使用する行為において、吐水部材を手で掴むために人体検知センサが手を検知して吐水しても、着脱センサが離脱を検知すると止水されるために水の無駄が少なくて済む。さらに、前記復帰条件が成立すれば第二の自動モード運転に復帰して人体検知センサに基づいた吐水・止水動作が可能となるので使い勝手がよく、別途スイッチや吐水レバーを設ける必要が無い。
これにより、離脱されている吐水部材を装着する行為において、吐水部材を掴む手を人体検知センサが検知して吐水していても、着脱センサが装着を検知すると止水されるために水の無駄が少なくて済む。さらに、前記復帰条件が成立すれば第一の自動モード運転に復帰して人体検知センサに基づいた吐水・止水動作が可能となるので使い勝手がよく、別途スイッチや吐水レバーを設ける必要が無い。
図1、図3は、本発明の実施の形態にかかる給水装置を例示する模式図である。
また、図2は、本実施形態にかかる給水装置を例示するブロック図である。
本実施形態にかかる給水装置は、人体検知センサ1と、制御部2と、給水源3と、電磁弁4と、柔軟な給水ホース5が基端部に接続され給水ホース5を経由して給水源3から供給される水を吐出する吐水口を有する吐水部材6と、この吐水部材6を着脱自在に保持する保持部材7と、を備えている。
人体検知センサ1は、洗面化粧台12のカウンター13奥に設けられており、吐水口近傍に差し出される使用者の手などを検知するように、検知領域14を持っている。なお、人体検知センサ1は、例えば赤外線の投光素子と受光素子を有した反射式積分型センサなどと呼ばれるセンサである。但し、センサの設置位置や、人体検知センサの種類は、これに限られるわけではなく、適宜変更してもよい。
人体検知センサ1の投光素子1aから投光された光は、例えばボウル部や使用者の手などによって反射され、この反射光を受光素子1bが受光する。人体検知センサ1は、受光素子1bが受光した反射レベルを、予め設定されたしきい値と比較して、しきい値以上であれば物体有りと判断し、しきい値未満であれば物体無しと判断して、その検知結果を電気信号として配線を通して制御部2に出力する。
制御部2は、人体検知センサ1から受け取った検知結果に応じて電磁弁4の駆動を制御する。
図4は、本実施形態の具体例にかかる給水装置のタイムチャートである。
吐水部材6が保持部材7に装着されているとき、人体検知センサ1が物体を検知すると制御部2は電磁弁4を開駆動して吐水動作を開始する(時刻T10)。そして、人体検知センサ1が物体を検知しなくなると制御部2は電磁弁4を閉駆動して止水する(時刻T11)。これは前述したように、使用者の行為としては主に手洗い行為にあたる。以下、この動作を第一の自動モード運転と呼ぶ。
これは、例えば使用者が吐水部材6を離脱した状態でボウル部の掃除行為やバケツへの水溜め行為をする際に、吐水部材6を掴む手が人体検知センサ1の検知領域外に移動しても、吐水を継続させることが可能になる。この、吐水部材6の離脱中は人体検知センサ1の検知に基づき、吐水・止水を切り替える動作を、以下、第二の自動モード運転と呼ぶ。
給水装置の模式図、ブロック図、自動モードの動作については、図1、図2、図3、図4を参照しつつ説明した内容と同様であるため、その説明は省略する。
給水装置の模式図、ブロック図、自動モードの動作については、図1、図2、図3、図4を参照しつつ説明した内容と同様であるため、その説明は省略する。
吐水部材6が保持部材7に装着されているとき、人体検知センサ1が物体を検知すると吐水動作を開始する(時刻T30)。そして、吐水中に吐水部材6が保持部材7から離脱されると、制御部2は電磁弁4を閉駆動して止水する(時刻T31)。つまり、自動モードによる吐水中に吐水部材6の離脱が着脱センサ8によって検知されたときは、人体検知センサ1が物体を検知していても強制的に止水する。
1a…投光素子
1b…受光素子
2…制御部
3…給水源
4…電磁弁
5…給水ホース
6…吐水部材
7…保持部材
8…着脱センサ
9…リードスイッチ
10…磁石
11…検知領域
12…洗面化粧台
13…カウンター
Claims (4)
- 給水ホースが接続され、該給水ホースから給水された水を吐出する吐水口を有する吐水部材と、該吐水部材を着脱自在に保持する保持部材と、前記給水ホースに接続された電磁弁と、前記吐水口の近傍に向けて放射し、その反射レベルに基づいて物体の有無を検知する人体検知センサと、前記保持部材に対する前記吐水部材の着脱状態を検知する着脱センサと、前記電磁弁を駆動する制御部とを備えた給水装置において、
前記制御部は、前記着脱センサによって前記保持部材に前記吐水部材が装着されていることを検知した状態では、前記人体検知センサが検知となると前記電磁弁を開弁して、非検知となると前記電磁弁を閉弁する第一の自動モード運転を行い、
また、前記着脱センサによって前記保持部材から前記吐水部材の離脱を検知した状態では、前記人体検知センサが検知する度に前記電磁弁の開閉を繰り返す第二の自動モード運転を行うことを特徴とする給水装置。 - 前記制御部は、第一の自動モード運転時よりも、第二の自動モード運転時の方が検知に要する時間を長くすることを特徴とする請求項1に記載の給水装置。
- 前記制御部は、前記着脱センサによって前記保持部材から前記吐水部材の離脱を検知した際には、前記人体検知センサが検知となっていても前記電磁弁を閉弁状態にすると共に、その後、前記人体検知センサが非検知から検知となると前記電磁弁を開弁することを特徴とする請求項1に記載の給水装置。
- 前記制御部は、前記着脱センサによって前記保持部材から離脱されていた前記吐水部材が装着されてたことを検知した際には、前記人体検知センサが検知となっていても前記電磁弁を閉弁状態にすると共に、その後、前記人体検知センサが非検知から検知となると第一の自動モード運転となり、前記電磁弁を開弁することを特徴とする請求項1に記載の給水装置。
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