JP5576469B2 - パターン検査装置及びパターン検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、SEM画像に基づいてパターンの寸法や形状を評価するパターン検査装置及びパターン検査方法に関する。
SEM画像を用いたパターン検査において、設計データを利用してSEM画像上で検査を行う部分を特定したり、設計データ上のパターンと比較することで、欠陥を検出する方法が提案されている。
しかし、SEM画像には歪みが生じている場合があり、このような場合にはSEM画像と設計データとの対応関係が取れなくなり、正確な検査が行えないという問題がある。
特開2011−169835号公報
そこで、SEM画像に歪みが生じている場合であっても、正確に検査を行えるパターン検査装置及びパターン検査方法を提供することを目的とする。
一観点によれば、電子ビームで試料表面を走査し、前記試料の表面から放出される二次電子を検出する電子走査部と、前記電子ビームの照射位置と前記二次電子の検出量との関係に基づいてSEM画像を生成する信号処理部と、前記SEM画像の歪みによって生じる前記電子ビームの走査方向の位置ずれの大きさを表す歪み量データを格納する記憶部と、前記歪み量データに基づいて前記試料の設計データ及び前記SEM画像の少なくとも一方を修正することにより、前記設計データとSEM画像とを対応付ける制御部と、を備え、前記制御部は、前記歪み量データに基づいて前記SEM画像のパターンの輪郭点の座標を補正する輪郭点座標補正部と、前記試料の設計データを参照して、前記SEM画像上のパターンの輪郭点と前記設計データ上のパターンの頂点とに基づいて前記設計データのパターンの位置合わせを行うアライメント部と、前記設計データ上のパターンと前記SEM画像上のパターンの一致率を測定する比較検査部と、を有するパターン検査装置が提供される。
上記観点において、前記制御部は、前記試料の設計データを参照して、該設計データのパターンに測定領域を設定する測定領域設定部と、前記歪み量データに基づいて前記測定領域の位置座標を修正して前記SEM画像上に前記測定領域を配置する測定領域修正部と、前記SEM画像上の測定領域内のパターンの寸法測定を行う測定部と、を備えてもよい。
上記観点において、前記制御部は、前記歪み量データに基づいて前記SEM画像のパターンの輪郭点の座標を補正する輪郭点座標補正部と、前記試料の設計データを参照して、該設計データ上のパターンと前記SEM画像上のパターンとの位置合わせを行うアライメント部と、前記設計データ上のパターンと前記SEM画像上のパターンの一致率を測定する比較検査部と、を備えてもよい。
また、別の一観点によれば、電子ビームで試料表面を走査し、前記試料の表面から放出される二次電子を検出して前記試料のSEM画像を生成するステップと、前記SEM画像の歪みによって生じる前記電子ビームの走査方向の位置ずれの大きさを表す歪み量データに基づいて、前記試料の設計データと前記SEM画像とを対応付けるステップと、前記歪み量データに基づいて前記SEM画像のパターンの輪郭点の座標を補正するステップと、前記試料の設計データを参照して、該前記SEM画像上のパターンの輪郭点と前記設計データ上のパターンの頂点とに基づいて前記設計データのパターンの位置合わせを行うステップと、前記設計データ上のパターンと前記SEM画像上のパターンの一致率を測定するステップと、を有するパターン検査方法が提供される。
上記観点によれば、SEM画像の歪みによって生じる電子ビームの走査方向の位置ずれの大きさを表す歪み量データに基づいて、設計データとSEM画像といずれかを修正することで両者の対応を取る。これにより、SEM画像が歪んでいる場合であっても、設計データを利用してSEM画像上のパターンの検査を正確に行える。
図1は、予備的事項に係る測定領域の配置方法を示す図である。 図2は、予備的事項に係るSEM画像の一例を示す図である。 図3は、図2の枠部分に配置された測定領域を示す図である。 図4は、SEM画像に歪みが生じた場合に生じる問題を示す図である。 図5は、第1実施形態に係るパターン検査装置のブロック図である。 図6は、第1実施形態に係るSEM画像の歪み量データの測定方法を示すフローチャートである。 図7(a)〜(c)は、実施形態に係るSEM画像の歪み量データの測定方法を説明する図である。 図8は、第1実施形態に係るパターン検査方法を示すフローチャートである。 図9は、第1実施形態に係るパターン検査方法において、SEM画像の歪み量データに基づいて測定領域の位置を修正する方法を示す平面図である。 図10は、図5のパターン検査装置で撮影したSEM画像の一例を示す図である。 図11は、図8を参照しつつ説明した方法でSEM画像上に測定領域を配置した例を示す図である。 図12は、第2実施形態に係るパターン検査装置のブロック図である。 図13は、第2実施形態に係るパターン検査方法のフローチャートである。 図14(a)〜(e)は、第2実施形態に係るパターン検査方法において、SEM画像上のパターンの輪郭点列を抽出する方法を説明する図である。 図15(a)〜(c)は、第2実施形態に係るパターン検査方法において、設計データのパターンとSEM画像のパターンとの差分値の求め方を説明する図である。
実施形態の説明に先立って、予備的事項について説明する。
SEM画像を用いたパターン検査方法では、SEM画像において、測定対象パターンのエッジを横切るように矩形状の測定領域を配置する。次に、その測定領域内から一定方向に延在する線分に沿った輝度値の分布を表すラインプロファイルを複数本抽出する。その後、抽出したラインプロファイルの輝度値が大きく変化する部分の位置を検出し、その位置を複数本のラインプロファイル間で平均化したものをパターンのエッジ位置として検出する。そして、上記の方法で検出したエッジ位置に基づいて、パターンの幅やパターン間の距離を測定する。
このように、SEM画像を用いた寸法測定では、測定対象パターン毎に測定領域を設定する。
ところがSEM画像上の多数のパターンの寸法測定を行う場合には、測定領域を手作業で配置することは困難なことから、本願発明者らは以下に説明するように設計データを利用して自動的に測定領域を設定する方法を検討している。
図1(a)は、設計データに基づいて測定領域を設定する方法を示す図であり、図1(b)は図1(a)で設定された測定領域をSEM画像上に配置する方法を説明する図である。
図1(a)に示す設計データ31は、例えばGDS形式等のCADデータであり、パターンは複数の矩形状の小領域(ブロックともいう)の集まりとして表わされる。図示の例では、パターン31a、31b、31cがそれぞれ4つの矩形状の小領域で表されている。
まず、設計データ31に基づいて測定領域を設定する。パターン31a、31b、31cの線幅を測定する場合は、それらのパターンに含まれる矩形状の小領域を横切るように測定領域を設定する。
例えば、図示のようにパターン31a、31b、31cにそれぞれ測定領域33a、33b、33cを設定するものとする。なお、各パターンの全ての小領域に対して測定領域を配置しても構わないが、ここでは各パターンにつき1つの小領域に測定領域を配置した例で説明する。
次に、図1(b)のSEM画像32の上に、図1(a)の設計データ31の測定領域33a、33b、33cの座標を利用して測定領域を配置する。
SEM画像32と設計データ31とは、不図示の位置合わせパターンの観察によって位置合わせされているが、その精度は十分ではなく並進方向の位置ずれがある。そのため、設計データ31上で設定された測定領域33a、33b、33cの位置座標をそのまま利用してSEM画像32に測定領域を配置したのでは、SEM画像32上のパターン32a、32b、32cのエッジを捉えるように測定領域を配置できない場合がある。
そこで、設計データ31のパターンに含まれる小領域の頂点の座標データを集めた頂点列と、SEM画像32のパターンの輪郭点の座標データを集めた輪郭点列とを利用して、以下のようにして測定領域の位置合わせを行う。
先ず、設計データ31を代表するパターンを1乃至数個選び出し、そのパターンの頂点列を集める。次いで、SEM画像32上の対応するパターンの輪郭点列を抽出する。
例えば、図1(a)の設計データ31の中央のパターン31bから頂点列を抽出する。また、図1(b)のSEM画像32の中央のパターン32bから輪郭点列を抽出する。
次に、それらの頂点列の位置座標と輪郭点列の位置座標との関係に基づいて、設計データの測定領域の中心位置の座標を修正する。そして、修正した測定領域の位置座標に基づいてSEM画像32上に測定領域を配置する。例えば、設計データ31のパターン31bの頂点列の座標と、その頂点列に対応するSEM画像32のパターン32bの輪郭点の座標とが一致するように、設計データ31上の測定領域33a、33b、33cの中心位置の座標を修正する。
これにより、設計データ31に設定された測定領域33a、33b、33cに基づいて、SEM画像32のパターン32a、32b、32c上に測定領域34a、34b、34cが配置される。
なお、上記の説明では並進方向の位置ずれのみがある場合について説明したが、SEM画像と設計データとの間に倍率ずれや回転ずれがある場合には、頂点列の位置座標と輪郭点列の位置座標とを利用して測定領域のサイズや角度を修正すればよい。
ところが、上記の方法で測定領域の位置合わせを行った場合であっても、SEM画像の一部でパターンと測定領域との位置のずれが大きくなり、寸法測定に失敗する場合があることが判明した。
図2は、予備的事項に係るSEM画像の一例を示しており、図3は図2のSEM画像の枠部分36での測定領域の配置結果を示している。
ここでは、図2に示すSEM画像に現れる複数の矩形パターン35の各々について、図1を参照しつつ説明した方法で測定領域を配置した。
その結果、図3に示すように、図2のSEM画像の視野の周辺部分では、矩形パターン35の中心と測定領域37の中心とが矢印に示す方向にずれており、測定領域37の中には矩形パターン35の右側のエッジしか捉えられていない。そのため、これらの測定領域37では、矩形パターン35の幅の測定が行えない結果となった。
本願発明者らは、このような測定領域の位置ずれが生じる原因について種々の調査を行った結果、SEM画像の歪みが生じており、そのSEM画像の歪みによって測定領域の位置ずれが生じることが判明した。
図4は、SEM画像32に歪みが生じた場合に生じる問題を示す図である。
図4に模式的に示すように、SEM画像32には電子ビームの走査方向(図において横方向)に画像の歪みが生じる。この歪みによって、部分拡大図に示すように、右側のパターン32cに配置された測定領域34cは、パターン32cの片方のエッジを捉えることができない。
そのため、設計データのパターンの頂点列及びSEM画像のパターンの頂点列を利用した位置合わせだけでは、一部のパターン32cに対して、適切に測定領域34cを配置できない。
このようなSEM画像の歪みは、電子ビームの走査に用いる偏向コイル(磁気偏向器)の励磁電流の大きさと、電子ビームの偏向量とが直線的な変化を示さないことにより生じ、図3に示すように、走査方向(図の横方向)に比較的大きな歪みが生じる。そして、SEM画像上の歪みによって生じる位置ずれの大きさの分布は偏向コイルに固有のものであることが判明した。
以上の知見に基づき、以下に説明する実施形態を着想するに至った。
(第1実施形態)
図5は、実施形態に係るパターン検査装置100のブロック図である。
図5に示すように、実施形態に係るパターン検査装置100は、試料8を収容するチャンバー2と、試料8に電子ビーム3aを照射する電子走査部1と、電子走査部1及びチャンバー2の制御並びにデータ処理を行う制御部10とを備える。
チャンバー2には、支持体7aを上部に備えたステージ7が設けられており、その支持体7aの上にはウエハやフォトマスク等の試料8が保持される。ステージ7は駆動部7cによって駆動され、その移動量はレーザー干渉計7bで測定される。
試料8の表面には、不図示の位置決めマークが形成されており、その位置決めマークを観察することで試料8の位置座標が決定される。
一方、試料8の上方に配置された電子走査部1の電子銃3からは、電子ビーム3aが放出される。その電子ビーム3aはコンデンサレンズ4で収束された後、偏向コイル5(磁気偏向器)で走査され、対物レンズ6を経て試料8の表面に照射される。
電子ビーム3aの照射によって試料8の表面から二次電子が放出され、その二次電子は検出器9によって検出されて電気信号に変換される。
検出器9からの検出信号は、制御部10の信号処理部11に入力される。信号処理部11は、検出器9からの信号強度と、電子ビーム3aの照射位置との関係に基づいて、試料表面のSEM画像を生成する。そして信号処理部11で生成されたSEM画像はSEM画像処理部13に送られると共に、表示部21の表示画面に表示される。
制御部10の設計データ処理部12は、記憶部20に格納された試料8の設計データを参照して、設計データに基づいて測定領域を設定する。また設計データ処理部12の第1検出部15は、設計データのパターンから測定領域の位置合わせのための頂点列を検出する。
一方、SEM画像処理部13は第2検出部19を備え、その第2検出部19によりSEM画像のパターンの輪郭点列を検出する。そして、SEM画像処理部13のアライメント部16により、設計データのパターンの頂点列とSEM画像のパターンの輪郭点列との位置関係に基づいて設計データの測定領域の位置座標を修正する。
さらに、本実施形態では、SEM画像処理部13の測定領域修正部17により、SEM画像の走査方向の歪みによって生じる位置ずれの大きさの分布を表す歪み量データに基づいて設計データ上の測定領域の位置座標を修正してSEM画像上に測定領域を配置する。
SEM画像処理部13の測定部18は、SEM画像上に配置された測定領域からパターンのエッジ位置を検出して寸法測定を行う。
一方、記憶部20には、試料の設計データとともに、SEM画像の歪みによって生じる走査方向の位置ずれの大きさの分布を表す歪み量データが格納されている。
以下、パターン検査装置100を用いたパターン検査方法について説明する。
まず、SEM画像を用いた寸法測定に先立って、SEM画像の歪み量データの測定を行う。
図6は、SEM画像の歪み量データの測定方法示すフローチャートであり、図7(a)〜(c)は歪み量データの測定方法を説明する図である。
まず、図6のステップS11に示すように、パターン検査装置100により校正用試料のSEM画像を撮影する。
この校正用試料としては、例えば、図7(a)に示すようなラインスペースパターン40を用いればよい。このラインスペースパターン40は、例えば石英ガラスなどの基板41の上に、クロム膜などで形成された複数のラインパターン42を備えている。これらのラインパターン42は、一定の幅Wに形成されており、それぞれが一定の間隔Dのスペースを隔てて配置されている。
このラインスペースパターン40を、ラインパターン42がSEM画像においてY方向を向くように配置し、電子ビームをX方向に走査させながらSEM画像を撮影する。
次に、図6のステップS12に示すように、ステップS11で取得したSEM画像からパターンのエッジ位置を検出する。
ここでは、まずラインパターン42のエッジと交差する線分に沿ったラインプロファイルを抽出する。
図7(b)は、図7(a)のラインスペースパターン40のSEM画像から抽出したラインプロファイルの一部分を示している。
図7(b)に示すラインプロファイルを微分して微分プロファイルを求め、その微分プロファイルの極大値又は極小値の位置をエッジの位置として検出する。すなわち、図示のラインプロファイルのなかで最も傾斜がきつい部分をエッジ位置として検出する。なお、エッジ位置をラインプロファイルのピーク位置等から求めてもよい。
ラインパターンのエッジ位置の検出は、SEM画像の視野内に含まれる全てのラインパターンについても行う。
次に、図6のステップS13においてSEM画像の歪みによって生じる走査方向の位置ずれの大きさの分布を求める。
SEM画像の歪み量は、ラインスペースパターン40のラインパターン42の真のエッジ位置に対して、ステップS12で検出したエッジ位置がどの程度ずれているかを求めることにより得られる。
図7(b)の例では、破線45は真のラインパターン42の位置を示しており、実線44はSEM画像から求めたラインパターン42のラインプロファイルを示している。そのラインパターン42の左側の真のエッジ位置はB1であるのに対し、SEM画像から求めたラインパターン42のエッジ位置はA1となっている。
この場合には、真のエッジ位置B1と、SEM画像から求めたエッジ位置A1との距離ΔX1がSEM画像の位置A1における位置ずれの大きさとして求まる。
上記の処理を全てのラインパターン42のエッジについて行うことで、例えば図7(c)の線47に示すようなSEM画像の走査方向(X方向)の各位置での位置ずれの大きさの分布を表す歪み量データが求まる。
なお、図7(c)に示す位置と歪み量の関係は一例であり、必ずしも直線状になるとは限らない。
以上により、電子ビームをX方向に走査させた場合のSEM画像の歪み量データが求まる。
その後、ラインパターン42の向きをX方向に向けて配置した上でY方向に電子ビームを走査させてSEM画像を撮影し、図6のステップS11〜ステップS13の処理を行う。これにより、電子ビームをY方向に走査させた場合のSEM画像の歪み量データが求まる。
なお、上述のSEM画像の歪み量データの測定は、パターン検査の都度行う必要はなく、例えばパターン検査装置100の製品出荷時や、メンテナンス作業での偏向コイル5の調整の際に行なえばよい。
以上の測定で得られたSEM画像の歪み量データは、パターン検査装置100の記憶部20に格納され、以下に説明する測定領域の配置及び寸法測定に利用される。
図8は、図5のパターン検査装置100を用いたパターン検査方法を示すフローチャートである。
先ず、図8のステップS21において、パターン検査装置100(図1参照)により試料8の表面のSEM画像を取得する。
次に、ステップS22において、設計データ処理部12の測定領域設定部14(図5参照)が設計データを参照して測定領域を設定する。
ここでは、図1(a)を参照しつつ説明した方法により、設計データのパターンに対して測定領域を設定する。
次に、図8のステップS23において、SEM画像処理部13のアライメント部16が、設計データのパターンの頂点列とSEM画像のパターンの輪郭点列との位置関係に基づいて、設計データの測定領域をSEM画像に位置合わせする。
ここでは、図5の設計データ処理部12の第1検出部15が、設計データのパターンの頂点列を検出する。また、SEM画像処理部13の第2検出部19がSEM画像のパターンの輪郭点列を検出する。
そして、図1を参照しつつ説明した方法により、アライメント部16が設計データの測定領域の位置をSEM画像に合わせ込む。なお、SEM画像と設計データとの間に倍率ずれや回転ずれがある場合には、設計データの測定領域のサイズや角度を修正を行ってもよい。
その後、図8のステップS24において、SEM画像処理部13の測定領域修正部17が、記憶部20に格納された歪み量データを参照し、その歪み量データに基づいて測定領域の中心位置の座標を修正する。
例えば、電子ビームをX方向に走査させてSEM画像を取得した場合には、図7(c)の歪み量データに基づいて、測定領域の中心座標での位置ずれの大きさを求める。そして、図9に示すように、ステップS23で設定された測定領域51の中心座標に位置ずれの大きさを加算することで、SEM画像上の測定領域52の中心座標を求める。
なお、電子ビームをY方向に走査させる場合には、Y方向について測定領域の中心位置の座標を修正すればよい。
なお、パターン検査装置100では、偏向コイル5の特性により電子ビームの走査方向と垂直な方向の歪み量はほとんど生じないため、電子ビームの走査方向に垂直な方向の修正は行わなくてもよい。
その後、修正した測定領域52をSEM画像上に配置して図8のステップS24が完了する。
次に、ステップS25において、SEM画像処理部13の測定部18がSEM画像に配置された測定領域からパターンのエッジ位置を検出する。
ここでは、SEM画像上の測定領域から複数本のラインプロファイルを抽出し、それらのラインプロファイルの微分をとってそれぞれの微分プロファイルを求め、微分プロファイルの極大値(又は極小値)の位置を検出する。そして複数の微分プロファイルの極大値(又は極小値)の位置を平均化することで、パターンのエッジ位置を検出する。
ここで検出されたエッジ位置は、歪んだSEM画像の位置座標に基づくものであるため、そのエッジ位置をそのまま用いたのでは正確な寸法測定は行えない。
そこで、次のステップS26において、SEM画像処理部13の測定部18が、SEM画像の歪み量データに基づいてステップS25で検出したエッジ位置を修正する。
測定部18は、ステップS25で検出したエッジ位置での位置ずれの大きさΔXを、SEM画像の歪み量データを参照して求める。そして、その位置ずれの大きさΔXをステップS25で検出したエッジの位置座標に加算又は減算することにより、エッジ位置を修正する。
その後、ステップS27において、SEM画像処理部13の測定部18が、ステップS26で修正したエッジ位置の間の距離を求めることにより、エッジ間の距離を測定する。
以上により、測定領域における寸法測定が完了する。
上記に説明したように、本実施形態のパターン検査方法によれば、SEM画像の歪み量データに基づいて測定領域の位置を修正するので、SEM画像が歪んでいてもパターンのエッジを捉えるように測定領域を配置できる。これにより、手動による測定領域の再配置が不要となり、多数の測定箇所の寸法測定を迅速に行える。
また、本実施形態によれば、歪み量データに基づいてSEM画像から検出したエッジ位置を修正するので、SEM画像が歪んでいても精度よく寸法測定を行える。
さらに、測定領域やエッジ位置のみの修正を行うので、SEM画像全体から歪みを取り除く処理を行う場合に比べて計算量を大幅に削減でき、迅速に寸法測定を行える。
(実験例)
以下、本願発明者らが実際に設計データに基づいてSEM画像に測定領域を配置した実験例について説明する。
図10は、実験例に用いた試料のSEM画像をトレースした図である。
この実験例では、図10に示すように、矩形パターン61が一定のピッチで縦横に繰り返し配置されてなる試料を用いた。そして、その試料を観察して得られたSEM画像上の各パターン61に、図8及び図9を参照しつつ説明した方法により測定領域62を配置した。
図11は、実験例においてSEM画像に測定領域62を配置した結果を示す図である。なお、図11に示す部分は図10の矩形枠66で示す部分に対応している。
図11に示すように、本実験例によれば、測定領域62が矩形パターン61の横方向の2つのエッジを捉えていることがわかる。
この結果から、実施形態に係るパターン検査方法によれば、SEM画像に歪みがある場合であっても正確に測定領域を配置できることが確認できた。
(第2実施形態)
本実施形態では、SEM画像上のパターンと設計データ上のパターンとの比較検査について説明する。
図12は、本実施形態に係るパターン検査装置200のブロック図である。なお、パターン検査装置200の構成は、制御部70を除いて、図5のパターン検査装置100と同様であり、パターン検査装置100と同じ構成については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図12に示すように、制御部70は、信号処理部11に加えて、SEM画像処理部71と、設計データ処理部72と、比較検査部77とを有している。
SEM画像処理部71には、輪郭点抽出部73が設けられており、その輪郭点抽出部73においてSEM画像上の各パターンの輪郭点列が抽出される。そして、輪郭点座標補正部74により、抽出された輪郭点の位置座標の修正が行われる。この輪郭点座標補正部74は、記憶部20に格納された歪み量データを参照して、SEM画像の走査方向の歪みによって生じた輪郭点の位置座標の位置ずれの補正を行う。
一方、設計データ処理部72には、パターン抽出部75とアライメント部76とが設けられている。このうち、パターン抽出部75は、設計データから各パターンを切り出すとともに、切り出された各パターンに含まれる複数の小領域を結合して1つのポリゴンに変換する。抽出されたパターンは、アライメント部76によりSEM画像上のパターンの位置に位置決めされる。
比較検査部77は、設計データ上のパターンとSEM画像上のパターンとを比較してそれらの差分及びパターン同士の一致率の計算を行なう。
以下、本実施形態に係るパターン検査方法について説明する。図13は、本実施形態に係るパターン検査方法のフローチャートである。
先ず、図13のステップS31において、パターン検査装置200(図12参照)が測定対象試料に電子ビーム3aを照射しつつ走査させて試料8のSEM画像を取得する。
次に、ステップS32に移行して、SEM画像処理部71の輪郭点抽出部73がステップS31で取得したSEM画像に含まれるパターンを検出し、それらのパターンのエッジから輪郭点列を抽出する。
ここでは、以下の方法で輪郭点列を抽出する。図14(a)〜(d)はSEM画像上の1つのパターンの輪郭点列の抽出方法を説明する図である。
まず、図14(a)に示すように、SEM画像において、輪郭点を検出するパターン80の内側に含まれる点Mを探す。続いて、その点Mを始点として矢印Cに示すように角度を変えながら複数のラインを引き、それらのラインに沿ったラインプロファイルをそれぞれ求め、パターン80のエッジを探索する。
ここでは、一例としてX方向に引いたラインプロファイル上のエッジE0を、最初の輪郭点として検出するものとする。
次に、図14(b)に示すように、エッジE0からY方向に輪郭点の抽出間隔を指定する指定ステップΔLの2倍の距離だけ離れた位置に、X方向に延びるライン81を設定する。続いて、そのライン81に沿ったラインプロファイルを求め、そのラインプロファイルから仮検出エッジP1を求める。
次に、図14(c)に示すように、エッジE0と仮検出エッジP1とを通るライン82を設定する。続いて、そのライン82に沿ってエッジE0から指定ステップΔLだけ離れた位置でライン82と直交するライン83を設定する。また、そのライン82に沿ってエッジE0から指定ステップΔLの2倍の距離だけ離れた位置でライン82と直交するライン84を設定する。
その後、ライン83に沿ったラインプロファイルに基づいてエッジE1をパターン80の二つ目の輪郭点として検出する。また、ライン84に沿ったラインプロファイルに基づいて再検出エッジR1を検出する。
次に図14(d)に示すように、エッジE1と再検出エッジR1とを通るライン85を設定する。続いて、ライン85に沿って、エッジE1から指定ステップΔLの2倍だけ離れた位置でライン85と直交するライン86を設定する。そして、そのライン86に沿ったラインプロファイルから二番目の仮検出エッジP2を検出する。
次に図14(e)に示すように、エッジE1と仮検出エッジP2とを通るライン87を設定する。続いて、ライン87に沿って、エッジE1から指定ステップΔLの距離だけ離れた位置でライン87と直交するライン88を設定する。そしてライン88に沿ったラインプロファイルに基づいて、3番目のエッジE2を検出する。
また、ライン87に沿ってエッジE1から指定ステップΔLの2倍の距離だけ離れた位置でライン87と直交するライン89を設定する。そして、ライン89に沿ったラインプロファイルに基づいて、2番の再検出エッジR2を検出する。
その後、図14(d)及び図14(e)で説明した手順を繰り返すことにより、パターン80の周囲を一周するようにして輪郭点を検出してゆく。最後にエッジE1の直前に検出したエッジEnを最終のエッジとして、パターン80のエッジの抽出を終了する。
さらに、以上に説明した方法をSEM画像上の他のパターンについても繰り返すことで、全てのパターンについて輪郭点を求める。
次に、図13のステップS33において、SEM画像処理部71の輪郭点座標補正部74がステップS32で検出した輪郭点の位置座標を修正する。
ここでは、輪郭点座標補正部74が記憶部20に格納された歪み量データに基づいて輪郭点の位置座標の修正を行う。これにより、SEM画像の走査方向に生じる歪みによる位置座標のずれが補正され、正確なパターンの輪郭形状が求まる。
本実施形態でも、SEM画像の全ピクセルについて位置ずれの補正を行うのではなく、抽出した輪郭点に対してのみ位置ずれ補正を行うので、より少ない計算量で迅速に歪みによる位置ずれを補正できる。
次に、ステップS34に移行して、設計データ処理部72のパターン抽出部75が、設計データ上のパターンを抽出する。
例えば、図1(a)の設計データ31の場合には、パターン抽出部75は、複数の小領域を含んだパターン31a、31b、31cをそれぞれ切り出す。続いて、パターン31aに含まれる小領域を結合させて1つのポリゴンとする。また、パターン31b、31cについても、小領域を結合させることで1つのポリゴンとする。
以上により設計データ上のパターンが抽出が完了する。
次に、ステップS35に移行して、アライメント部76(図12参照)がステップS34で抽出された設計データのパターンとSEM画像上のパターンとの位置合わせを行う。
ここでは、設計データ上の各パターンの相対的な位置関係を維持しつつ、設計データを代表する例えば3つのパターンのエッジがSEM画像上の対応するパターンの輪郭点列と一致するように設計データ上のパターンの位置合わせを行う。
この位置合わせによれば、SEM画像上のパターンが設計データと同様の相対的な位置関係を保って配置されている場合にはSEM画像上のパターンと設計データ上のパターンとの一致率が高くなる。すなわち、パターンの配置位置が正確か否かを反映した一致率が得られる。
次に、ステップS36に移行して、制御部70がパターン形状評価モードが選択されているか否かを判断する。ステップS36において、パターン形状評価モードが選択されていないと判断された場合(NO)には、ステップS38に移行して一致率を算出する。またステップS36においてパターン形状評価モードが選択されていると判断された場合には(YES)、ステップS37に移行してさらに個々の設計データ上のパターンとSEM画像上のパターンとの位置合わせを行う。
このステップS37では、設計データ上の各パターンの相対的な位置関係を破棄して、個々のパターンのエッジがSEM画像上のパターンの輪郭点と最も一致するように位置合わせを行う。
この位置合わせによれば、設計データのパターンとSEM画像のパターンの形が近似しているほど、両者の一致率が高くなる。そのため、パターンの形状が設計データ上のパターンの形状と一致しているかを反映した一致率が得られる。
その後、ステップS38に移行する。
次のステップS38では、比較検査部77(図12参照)が、位置合わせされた設計データ上のパターンとSEM画像上のパターンとの一致率を求める。
ここでは、SEM画像のパターンと設計データのパターンとが重ならない部分の面積を表す差分値ΔSを求め、その差分値ΔSと設計データ上のパターンの面積Sdesignとに基づいて下記の計算式によりパターンの一致率Hを算出する。
H=1−(ΔS/Sdesign) ・・・(1)
上記の(1)式で求まる一致率Hは、パターン同士が完全に一致したときに最大値の1となる。また、SEM画像上のパターンが欠落している場合やSEM画像上のパターンが設計データ上のパターンとまったく重なっていない場合には、一致率は0となる。
なお、SEM画像上のパターンが設計データ上のパターンの2倍以上の面積の場合のように、(1)式による一致率Hの計算結果が負の値となる場合には、一致率を0とする。
ここで、差分値ΔSは、設計データとSEM画像のパターン同士の重なり具合により、以下のように場合分けして求める。
図15は設計データ上のパターンとSEM画像上のパターンとの差分値の求め方を説明する図である。
図15(a)に示すように、SEM画像上のパターン91が設計データ上のパターン92の内側に含まれる場合には、パターンの差分値ΔSは、設計データ上のパターンの面積SdesignからSEM画像上のパターンの面積Ssemを減ずることで求める。図中の斜線を付した部分が差分値ΔSに相当する。
また、図15(b)に示すように、SEM画像上のパターン93と設計データ上のパターン94とが一部で重なっている場合には、パターン93のパターン94と重ならない部分の面積ΔS1と、パターン94のパターン93と重ならない部分の面積ΔS2との和により差分値ΔSを求める。
さらに、図15(c)に示すように、SEM画像上のパターン95が設計データ上のパターン96よりも大きい場合には、パターン95の面積Ssemからパターン96の面積Sdesignを減ずることにより差分値ΔSを求める。
上記の方法によるパターンの一致率の計算を、SEM画像の視野内の全てのパターンについても行う。
なお、ステップS37で設計データ上のパターンとSEM画像上のパターンとを位置合合わせした場合には、パターンの形状を反映した一致率が求まる。
一方、ステップS37の位置合わせを行わなかった場合には、パターンの配置位置を反映した一致率が求まる。
その後、図13のステップS39に移行して、制御部70がパターンの一致率の計算結果を表示部21に表示させて、パターンの比較検査を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、SEM画像上のパターンの形状及び配置位置が設計データとどの程度一致しているかを一致率として定量的に評価できる。
1…電子走査部、2…チャンバー、3…電子銃、3a…電子ビーム、4…コンデンサレンズ、5…偏向コイル、6…対物レンズ、7…ステージ、7a…支持体、7b…レーザー干渉計、7c…駆動部、8…試料、9…検出器、10、70…制御部、11…信号処理部、12、72…設計データ処理部、13、71…SEM画像処理部、14…測定領域設定部、15…第1検出部、16、76…アライメント部、17…測定領域修正部、18…測定部、19…第2検出部、20…記憶部、21…表示部、31…設計データ、31a、31b、31c、32a、32b、32c、35、80、91〜96…パターン、32…SEM画像、33a、33b、33c、34a、34b、34c、37、51、52…測定領域、36、66…枠、40…ラインスペースパターン(校正用試料)、41…基板、42…ラインパターン、44…ラインプロファイル、73…輪郭点抽出部、74…輪郭点座標補正部、75…パターン抽出部、77…比較検査部。

Claims (11)

  1. 電子ビームで試料表面を走査し、前記試料の表面から放出される二次電子を検出する電子走査部と、
    前記電子ビームの照射位置と前記二次電子の検出量との関係に基づいてSEM画像を生成する信号処理部と、
    前記SEM画像の歪みによって生じる前記電子ビームの走査方向の位置ずれの大きさを表す歪み量データを格納する記憶部と、
    前記歪み量データに基づいて前記試料の設計データ及び前記SEM画像の少なくとも一方を修正することにより、前記設計データとSEM画像とを対応付ける制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記歪み量データに基づいて前記SEM画像のパターンの輪郭点の座標を補正する輪郭点座標補正部と、
    前記試料の設計データを参照して、前記SEM画像上のパターンの輪郭点と前記設計データ上のパターンの頂点とに基づいて前記設計データのパターンの位置合わせを行うアライメント部と、
    前記設計データ上のパターンと前記SEM画像上のパターンの一致率を測定する比較検査部と、
    を有することを特徴とするパターン検査装置。
  2. 前記制御部は、
    前記試料の設計データを参照して、該設計データ上のパターンに測定領域を設定する測定領域設定部と、
    前記歪み量データに基づいて前記設計データ上の測定領域の位置座標を修正して前記SEM画像上に前記測定領域を配置する測定領域修正部と、
    前記SEM画像上の測定領域内のパターンの寸法測定を行う測定部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のパターン検査装置。
  3. 前記測定部は、前記SEM画像上で検出したパターンのエッジ位置の座標を前記歪み量データに基づいて補正した後、前記パターンのエッジ間の距離をパターンの長さとして検出することを特徴とする請求項2に記載のパターン検査装置。
  4. 前記制御部は、前記SEM画像上のパターンの輪郭点と前記設計データ上のパターンの頂点とに基づいて前記設計データ上の測定領域の位置合わせを行うアライメント部を有することを特徴とする請求項2に記載のパターン検査装置。
  5. 前記電子走査部は、前記電子ビームを走査させる磁気偏向器を有することを特徴とする請求項1に記載のパターン検査装置。
  6. 電子ビームで試料表面を走査し、前記試料の表面から放出される二次電子を検出して前記試料のSEM画像を生成するステップと、
    前記SEM画像の歪みによって生じる前記電子ビームの走査方向の位置ずれの大きさを表す歪み量データに基づいて、前記試料の設計データと前記SEM画像とを対応付けるステップと、
    前記歪み量データに基づいて前記SEM画像のパターンの輪郭点の座標を補正するステップと、
    前記試料の設計データを参照して、該前記SEM画像上のパターンの輪郭点と前記設計データ上のパターンの頂点とに基づいて前記設計データのパターンの位置合わせを行うステップと、
    前記設計データ上のパターンと前記SEM画像上のパターンの一致率を測定するステップと、
    を有することを特徴とするパターン検査方法。
  7. 前記試料の設計データを参照して、該設計データ上のパターンに測定領域を設定するステップと、
    前記歪み量データに基づいて前記設計データ上の測定領域の位置座標を修正して前記SEM画像に測定領域を配置するステップと、
    前記SEM画像の測定領域内のパターンの寸法測定を行うステップと
    を有することを特徴とする請求項に記載のパターン検査方法。
  8. 前記SEM画像で検出したパターンのエッジ位置の座標を前記歪み量データに基づいて補正した後、前記パターンのエッジ間の距離を前記パターンの長さとして検出するステップを有することを特徴とする請求項に記載のパターン検査方法。
  9. 前記設計データ上のパターンの頂点と前記SEM画像上のパターンの輪郭点とに基づいて前記測定領域の位置合わせを行うステップを有することを特徴とする請求項に記載のパターン検査方法。
  10. 前記SEM画像上の測定領域からパターンのエッジ位置を検出するステップと、
    前記SEM画像上で検出したエッジ位置を前記歪み量データに基づいて修正するステップと、
    前記修正されたエッジ位置に基づいてエッジ間の距離を測定するステップと、
    を有することを特徴とする請求項に記載のパターン検査方法。
  11. 一定間隔でラインパターンとスペースとが交互に配置されたラインスペースパターンのSEM画像を取得するステップと、
    前記SEM画像から検出したラインスペースパターンのエッジ位置と、前記ラインスペースパターンのラインパターンの幅及びスペースの幅から求まる真のエッジ位置との関係に基づいて、前記SEM画像の歪みによって生じ位置ずれの大きさを表す歪み量データを求めるステップと、
    を有することを特徴とする請求項に記載のパターン検査方法。
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