JP5564931B2 - 基地局装置及びセル識別子割付方法 - Google Patents

基地局装置及びセル識別子割付方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムにおける基地局装置及びセル識別子割付方法に関する。
移動通信のサービスエリアは、各基地局がカバーするセル(小無線ゾーン)の集合によって形成され、ユーザ端末がセル間に亘って移動する場合、該セルをカバーする基地局間で実施されるハンドオーバの処理により、該ユーザ端末に中断の無い移動通信サービスを提供する。
各基地局は、隣接する基地局の周辺セルとの間で電波干渉や設定値の矛盾等が生じないよう敷設される。そのため従来は、各基地局の配置設計を事前に行い、各セルの識別子(PCID:Physical Cell ID)等の各種設定値を事前に決定した後、実際の敷設場所で電波干渉状況を試験的に測定し、チューニング等を実施して敷設するのが一般的である。
このような基地局の新設やセル配置の設計は簡易ではなく、作業に多くの時間と労力を要する。この改善策として、3GPP(3rd Generation Partnership Project)の勧告等でも、プラグアンドプレイによって設定することができるよう推奨しているが、隣接する基地局の周辺セルに、同一のセル識別子のセルが発生してしまう可能性があるなどの問題がある。
また、通信事業者に基地局装置を提供する複数の製造販売業者が存在する場合、異なる製造販売業者の基地局装置でも、隣接基地局の周辺セルの間に、重複したセル識別子が生じることなく、セル識別子を自動的に付与する動作が要求される。更に、異なる通信事業者間を跨ぐローミング動作が正常に行われるために、異なる通信事業者間においても同様に、隣接基地局の周辺セルに、重複したセル識別子が生じることなく、セル識別子を自動的に割り付ける手法が要求される。
3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution)の規格では、SON(Self Organized Network)機能としてセル識別子の自動割付に言及しているが、具体的な実現方法については未だ規定されていない。そのため、各通信事業者や各製造販売業者は、独自の方式のSON機能の実現を目指しているが、各製造販売業者がそれぞれSON機能を提供した場合、各製造販売業者独自の方式によるセル識別子の自動割付が実施されることになる。
この場合、移動端末からのセル識別子情報を基に、独自の方式で各基地局装置がセル識別子の書き換えを行うと、セル識別子を重複して割り付けてしまうことがある。即ち、或る1つの基地局装置に隣接する2つの基地局装置の周辺セルに同一のセル識別子を割り付けてしまう場合がある。
この問題を解決するために、従来の人手で行っていた作業を自動的に行うサーバの設置、そのサーバとのアクセス及び基地局装置間の情報交換の機能が実装される。しかし、EMS(Element management System)等のサーバは、通信事業者毎に設置されるため、通信事業者を跨ぐ場合には、基地局装置側でセル識別子の割付の動作を行う。
セル識別子の重複のケースは、大きく分けて以下の2つの場合がある。第1の場合は、基地局装置を新設したことにより、それまで隣接基地局の周辺セルとして認識されなかったセルが、隣接基地局の周辺セルとなり、同一のセル識別子が重複してしまう場合である。
第2の場合は、基地局装置又はセルが障害等により減設したことにより、その隣接セルがカバーエリアを拡張し、それまで隣接基地局の周辺セルとして認識されなかったセルが、隣接基地局の周辺セルとなり、同一のセル識別子が重複してしまう場合である。
第1の場合について、図9を参照して具体的に説明すると、例えば第1の基地局装置eNB#1の自局セルには、セル識別子1(PCID=1)、セル識別子2(PCID=2)、セル識別子3(PCID=3)が割り付けられている。そして、圏外エリアを挟んで、第2の基地局装置eNB#2の自局セルには、セル識別子1(PCID=1)、セル識別子2(PCID=2)、セル識別子3(PCID=3)が割り付けられている。この場合、第1及び第2の基地局装置eNB#1,#2の自局セルは隣接していないので、同一のセル識別子(PCID)が割り付けられていても問題はない。
また、第3の基地局装置eNB#3の自局セルには、セル識別子4(PCID=4)が割り付けられ、第4の基地局装置eNB#4の自局セルには、セル識別子5(PCID=5)が割り付けられ、第5の基地局装置eNB#5の自局セルには、セル識別子6(PCID=6)が割り付けられ、第6の基地局装置eNB#6の自局セルには、セル識別子7(PCID=7)が割り付けられているものとする。
ここで、圏外エリアに新たに基地局装置を新設した場合、圏外エリアに設置された新設基地局装置に隣接する第1及び第2の基地局装置eNB#1,#2のセルは、新設された基地局装置の周辺セルと隣接し、同一のセル識別子1(PCID=1)、セル識別子2(PCID=2)、セル識別子3(PCID=3)が割り付けられている。そうすると、圏外エリアに設置された新設基地局装置にとっては、隣接する基地局の周辺セルに、重複したセル識別子1(PCID=1)、セル識別子2(PCID=2)、セル識別子3(PCID=3)が存在することとなる。
また、前述の第2の場合について、図10を参照して具体的に説明する。図10は、例えば第1の基地局装置eNB#1の自局セルに、セル識別子1(PCID=1)、セル識別子2(PCID=2)、セル識別子3(PCID=3)が割り付けられている。そして、第1の基地局装置eNB#1に隣接する第7の基地局装置eNB#7の自局セルに、セル識別子11(PCID=11)、セル識別子12(PCID=12)が割り付けられている。
また、第7の基地局装置eNB#7に隣接する第2の基地局装置eNB#2の自局セルに、セル識別子8(PCID=8)、セル識別子9(PCID=9)、セル識別子10(PCID=10)が割り付けられている。該第2の基地局装置eNB#2に隣接する第3の基地局装置eNB#3の自局セルにセル識別子4(PCID=4)が、第4の基地局装置eNB#4の自局セルにセル識別子5(PCID=5)が、第5の基地局装置eNB#5の自局セルにセル識別子6(PCID=6)が割り付けられている。
また、第4の基地局装置eNB#4に隣接する第6の基地局装置eNB#6の自局セルにセル識別子7(PCID=7)が、第8の基地局装置eNB#8の自局セルにセル識別子11(PCID=11)が割り付けられているものとする。
ここで、第2の基地局装置eNB#2のセル識別子10(PCID=10)のセルが減設されたとすると、該セル識別子10(PCID=10)のセルのエリアを、隣接するセル識別子11(PCID=11)、セル識別子12(PCID=12)、セル識別子5(PCID=5)のセルが拡張してカバーする。
すると、第4の基地局装置eNB#4に隣接する第7の基地局装置eNB#7のセル識別子11(PCID=11)と、第8の基地局装置eNB#8のセル識別子11(PCID=11)とが重複してしまうこととなる。
識別子管理装置によりネットワーク識別子を集中管理し、各基地局装置に対してネットワーク識別子を割当てる手法として、周辺基地局装置が使用中のネットワーク識別子を自律的に調査可能な基地局装置に対し、調査結果に基づいてネットワーク識別子群の中から未使用のネットワーク識別子の1つを選択させ、自局のネットワーク識別子として設定させる識別子割当て方法等が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、基地局IDの割り当てにおいて、IDテーブルから任意のIDを割り当て、次に周辺基地局で未使用のIDを検索して割り当てる技術等は、例えば下記の特許文献2等によって知られている。
特開2001−69151号公報 特開平4−8022号公報
移動通信システムにおける基地局装置の新設や撤去時のセル識別子の割付の人手による設定作業は簡易ではなく、多くの時間や労力が掛かり、隣接する基地局装置の周辺セルに同一のセル識別子を割り付けてしまう可能性がある。本発明は、基地局装置の新設時や撤去時等に、隣接する基地局装置の周辺セルに、重複しないセル識別子を自動生成し、割り付けることを可能にする。
上記課題を解決する一形態としての基地局装置は、隣接基地局装置の周辺セルのセル識別子を管理するセル識別子管理部を備え、前記セル識別子管理部は、隣接基地局装置の周辺セルのセル識別子を該隣接基地局装置から取得し、該隣接基地局装置の周辺セルのセル識別子の間に重複するセル識別子を検出したとき、該重複するセル識別子が割り付けられている基地局装置又はセルの予め定められた優先度のいずれかを判断基準にし、基地局装置の優先度を基準にする場合には、基地局装置の優先度を基に、優先度の低い方の基地局装置に属する周辺セルのセル識別子を異なるセル識別子に変更させる指示を、該優先度の低い方の基地局装置に通知し、セル識別子の優先度を基準にする場合には、優先度の低い方のセル識別子を異なるセル識別子に変更させる指示を、該優先度の低い方のセル識別子を有する周辺セルの属する基地局装置に通知する。
基地局装置又はセルの新設時や、基地局装置の障害やセル障害等によるセルの減設時等に、セルのカバーエリアが変更され、隣接する基地局装置の周辺セル同士で重複したセル識別子が発生する場合に、重複の無いセル識別子を自動生成して割り付けることが可能となり、セル設計作業の削減及び保守の簡易化を図ることができる。
基地局装置の構成例を示す図である。 基地局装置の新設時のセル識別子の割付の例を示す図である。 基地局装置の新設時のセル識別子割付の動作シーケンス例を示す図である。 セルの減設時のセル識別子の割付の例を示す図である。 セルの減設時のセル識別子割付の動作シーケンス例を示す図である。 セルの減設時のセル識別子割付の動作シーケンス例を示す図である。 重複したセル識別子検出時の優先度判定の一例を示す図である。 セル識別子の変更指示とその応答を受信した動作のシーケンス例を示す図である。 基地局装置の新設時のセル識別子重複のケースを示す図である。 セルの減設時のセル識別子重複のケースを示す図である。
開示の基地局装置の構成例を図1に示す。基地局装置(eNB)100は、遠隔無線部(RRH:Remote RF Head)1、ベースバンド信号処理部(BB)2、有線伝送路インタフェース部(HWY−IF)3、スイッチ部(SW)4、メイン制御部(CNT)5、メモリ6を備える。メイン制御(CNT)部5内には、無線プロトコル終端部51、呼処理制御部52、インタフェース終端部53、セル識別子(PCID)管理部54を備える。
セル識別子(PCID)管理部54は、周辺の基地局装置(eNB)、保守管理システム(OPS)、EMS(Element management System)又はMME(Mobility Management Entity)等のサーバから、有線伝送路インタフェース部(HWY−IF)3及びインタフェース終端部53を介して、周辺基地局装置(eNB)リスト(ホワイトリスト)を取得する。
また、セル識別子(PCID)管理部54は、移動端末のハンドオーバ時に、該移動端末から遠隔無線部(RRH)1、ベースバンド信号処理部(BB)2、無線プロトコル終端部51、呼処理制御部52を介して、該移動端末が在圏していたセルのセル識別子を含むセル情報を受け取る。
該基地局装置は、隣接する基地局装置と周辺セルのセル情報を互い交換する。そして、隣接する複数の基地局装置及び自基地局装置によりカバーされる周辺セルのセル識別子に重複するセル識別子が存在する場合、該セル識別子と異なるセル識別子を生成し、該周辺セルに割り付ける。
セル識別子の割付契機としては、(1)移動端末からのセル情報通知時、(2)基地局装置の設置時(パワーオン時)、(3)セル障害や基地局装置障害等による基地局装置の減設時又はセル減設時、(4)他の基地局装置からセル識別子の交換指示を受けた時等とすることができる。
セル識別子の自動割付の手法としては、各基地局装置が隣接基地局装置と、各基地局装置の周辺セルのセル識別子を通信し、隣接基地局の周辺セルのセル識別子に重複するセル識別子が存在する場合、予め定められた優先度を基に、割り付けるセル識別子を決定する。
上述の割付契機と自動割付の手法の組み合わせによりセル識別子の自動割付を行う。この実施形態では、主に上述の(2)及び(3)の契機でセル識別子の重複を検出した場合に、該重複セル識別子を変更する手順について説明する。
図2に基地局装置の新設時のセル識別子(PCID)の割付動作例を示す。また、図3にこの動作例の動作シーケンスを示す。この動作例は、前述の図9に示したセル配置の例において、圏外エリアに第7の基地局装置eNB#7を新設した場合を示している。この場合、第7の基地局装置eNB#7の新設により、第2の基地局装置eNB#2の周辺セルのセル識別子1,2,3(PCID=1,2,3)が、第1の基地局装置eNB#1の周辺セルのセル識別子1,2,3(PCID=1,2,3)と重複してしまう。
そのため、まず、第7の基地局装置(eNB#7)は、設置(パワーオン)時、自身の周辺セルに一時的なセル識別子(テンポラリPCID)をランダムに付与する(3−1)。また、第7の基地局装置(eNB#7)は、周辺情報として周辺基地局装置(eNB)リストを保守管理システム(OPS)から取得する(3−2)。これにより、第7の基地局装置(eNB#7)は、第1及び第2の基地局装置(eNB#1,#2)の情報を取得する。
第7の基地局装置(eNB#7)は、取得した周辺基地局装置(eNB)リストに登載されている基地局装置(eNB#1,#2,#5)の自局セルの識別子と、該基地局装置(eNB)の周辺セルのセル識別子及び優先度等の付加情報の交換を行う(3−3,3−4,3−5)。このとき、交換するのは自身がカバーする自局セルのセル識別子(PCID)のリスト(以下、「セルリスト」という)だけでなく、自身の周辺基地局装置(eNB)のセルリストも交換する。
第7の基地局装置(eNB#7)は、周辺の基地局装置(eNB#1,#2,#5)と交換したセルリストに基づいて、重複しないセル識別子(PCID)を決定し、自身がカバーするセルのセル識別子(PCID)を割付ける。この例では、セル識別子(PCID)として11及び12を割り付ける(3−6)。
第7の基地局装置(eNB#7)が新規にセルを生成したことにより、第7の基地局装置(eNB#7)に隣接する基地局装置(eNB#1,#2,#5)の周辺セルのセル識別子(PCID)に同一のセル識別子(PCID)が発生することがある。この例の場合、セル識別子11,12(PCID=11,12)の周辺セルに、セル識別子1,2,3(PCID=1,2,3)の重複を検出する(3−7)。
セル識別子(PCID)の重複を検出した場合、例えば表1に示すような優先度決定要素等の優先度情報により、変更するセル識別子の優先度を判定し、割り付けるセル識別子(PCID)を決定する(3−8)。この優先度決定要素は、移動通信システムを運用する通信事業者等が適宜カスタマイズすることが可能である。
Figure 0005564931
表1において、優先度が低い要素については、セル識別子(PCID)を変更しても通信サービスに与える影響が少ないため、該優先度が低いセルのセル識別子(PCID)を変更するよう決定する。一方、優先度が高い要素については、セル識別子(PCID)を変更すると、影響が大きいので、該優先度が高いセルのセル識別子(PCID)は現状の値を維持するよう決定する。
重複したセル識別子(PCID)の値を変更するため、優先度を基に決定した変更を要する基地局装置(eNB)に、重複したセル識別子(PCID)及びその変更通知又は変更後のセル識別子(PCID)候補リスト若しくは不許容セル識別子(PCID)リストを通知する。図3の例では、第2の基地局装置(eNB#2)にセル識別子1,2,3(PCID=1,2,3)の変更指示を通知する例を示している(3−9)。
変更指示の通知を受けた第2の基地局装置(eNB#2)は、該変更指示に従って変更したセル識別子(例えばPCID=8,9,10)を、第7の基地局装置(eNB#7)に通知する(3−10)。第7の基地局装置(eNB#7)は、変更したセル識別子(PCID)の値を含むセルリストを再度、周辺の基地局装置(eNB#1,#2,#5)と交換する(3−11,3−12,3−13)。
なお、交換したセルリストに同一セル識別子(PCID)が存在しなければ、第7の基地局装置(eNB#7)は、一時的に付与したセル識別子(テンポラリPCID)をセル識別子として確定する。セル識別子の変更後は、一定時間毎に周辺の基地局装置とセルリストの交換を行い、セル識別子変更の有無を確認する。
なお、セル識別子の変更動作が各基地局装置で同時に実行されると、正常にセル識別子の変更を行うことができなくなるため、周辺の基地局装置でセル識別子の変更の動作の実行中は、自基地局装置におけるセル識別子変更動作の実行を待ち合わせる構成とする。
次に、セル減設時のセル識別子割付動作の例について、図4〜図6を参照して説明する。この動作例は、前述の図10に示したセル配置の例において、第2の基地局装置eNB#2の周辺セル(PCID=10)を減設した場合の例である。この場合、セル識別子11(PCID=11)、セル識別子12(PCID=12)、セル識別子5(PCID=5)のセルが拡張して減設エリアをカバーする。
これにより、第4の基地局装置eNB#4に隣接する第7の基地局装置eNB#7のセル識別子11(PCID=11)と、第8の基地局装置eNB#8のセル識別子11(PCID=11)とが重複してしまうこととなる。
第2の基地局装置eNB#2は、自身の周辺セル(PCID=10)の障害発生を、周辺の基地局装置eNB#4,eNB#3,eNB#5,eNB#7に通知する(図5の5-1,5−2,5−3,5−4)。該障害発生の通知を受け取った第4の基地局装置(eNB#4)は、保守管理システム(OPS)から周辺基地局装置(eNB)リストを取得する(5−5)。これにより、第4の基地局装置(eNB#4)は、第2、第3、第5、第6、第7、第8の基地局装置(eNB#2,#3,#5,#6,#7,#8)の情報を取得する。
第4の基地局装置(eNB#4)は、取得した周辺基地局装置(eNB)リストに登載されている基地局装置(eNB#2,#3,#5,#6,#7,#8)と、該基地局装置(eNB)の周辺セルのセル識別子及び優先度等の付加情報の交換を行う(5−6〜5−11)。
第4の基地局装置(eNB#4)は、上記の交換により、セル識別子5(PCID=5)のセルの周辺セルのセルリストを更新する(5−12)。第4の基地局装置(eNB#4)は、該更新したセルリストに基づいて、セル識別子5(PCID=5)周辺セルに、同一のセル識別子11(PCID=11)が重複して存在することを検出する(5−13)。
第4の基地局装置(eNB#4)は、重複セル識別子の検出により、セル識別子を変更する動作を開始する。但し、セル識別子の変更動作が各基地局装置で同時に実行されるのを防ぐため、周辺の基地局装置(eNB#2,#3,#5,#6,#7,#8)に対して、周辺セルのセル識別子の変更の動作実行中であることを通知する(6−1〜6−6)。
第4の基地局装置(eNB#4)は、取得した情報を基に変更を要するセル識別子の優先度を判定する(6−7)。図4〜6の例の場合では、第7の基地局装置(eNB#7)のセル識別子11(PCID=11)と第8の基地局装置(eNB#8)のセル識別子11(PCID=11)との優先度を判定し、該判定の結果、第8の基地局装置(eNB#8)に対して、セル識別子11(PCID=11)の変更を指示する(6−8)。
第8の基地局装置(eNB#8)は、該変更の指示に従って、セル識別子11(PCID=11)をセル識別子13(PCID=13)に変更し、該変更後のセル識別子13(PCID=13)を第4の基地局装置(eNB#4)に通知する(6−9)。第4の基地局装置(eNB#4)は、第8の基地局装置(eNB#8)から通知された変更後のセル識別子13(PCID=13)を含むセルリストと付加情報とを、周辺の基地局装置(eNB#2,#3,#5,#6,#7,#8)に通知する(6−10〜6−15)。
図7は、重複したセル識別子(PCID)検出時の優先度判定の一例を示す。例えば、基地局装置eNB#Aと基地局装置eNB#Bとで通話中の呼数を比較する(7−1)。基地局装置eNB#Aの方が通話中の呼数が多い場合には、基地局装置eNB#Aの方が優先度が高いと判定し、基地局装置eNB#Bのセル識別子(PCID)を変更させる(7−5)。
更に、基地局装置eNB#Aと基地局装置eNB#Bとで運用時間を比較する(7−2)。基地局装置eNB#Aの方が運用時間が多い場合には、基地局装置eNB#Aの方が優先度が高いと判定し、基地局装置eNB#Bのセル識別子(PCID)を変更させる(7−5)。
更に、基地局装置eNB#Aと基地局装置eNB#Bとで収容セル数を比較する(7−3)。基地局装置eNB#Aの方が収容セルが多い場合には、基地局装置eNB#Aの方が優先度が高いと判定し、基地局装置eNB#Bのセル識別子(PCID)を変更させる(7−5)。
更に、基地局装置eNB#Aと基地局装置eNB#Bとで、表1の上記以外の優先度決定要素nを比較する(7−4)。基地局装置eNB#Aの方が優先度決定要素nの優先度が高い場合には、基地局装置eNB#Aの方が優先度が高いと判定し、基地局装置eNB#Bのセル識別子(PCID)を変更させる(7−5)。
上記7−1〜7−4の各判定で、基地局装置eNB#Bの方が優先度が高いと判定された場合には、基地局装置eNB#Aのセル識別子(PCID)を変更させる(7−6)。セル識別子(PCID)を変更すべき基地局装置が決定されると、重複リストを作成又は更新する(7−7)。そして、セル識別子(PCID)を変更すべき基地局装置に対して、セル識別子(PCID)の変更を指示する(7−8)。
図8は、セル識別子(PCID)の変更指示とその応答を受信した動作のシーケンス例を示す。図8の(a)は、セル識別子(PCID)の変更指示を受信した基地局装置の動作シーケンス例を示す。基地局装置は、セル識別子(PCID)の変更指示を受信し(8−1)、重複リストを作成又は更新し(8−2)、隣接セルのセルリストを更新する(8−3)。該セルリストを基に重複しないセル識別子(PCID)を選択する(8−4)。
そして、選択したセル識別子(PCID)を隣接する基地局装置(eNB)へ通知し(8−5)、セル識別子(PCID)の変更指示に対する応答を送信する(8−6)。図8の(b)は、セル識別子(PCID)の変更指示の応答を受信した基地局装置の動作シーケンス例を示す。基地局装置は、セル識別子(PCID)の変更指示応答を受信すると(8−7)、隣接セルのセルリストを更新する(8−8)。
以上説明したとおり、この基地局装置では、自装置がカバーする周辺セルのセル識別子(PCID)を格納したセルリストと周辺基地局装置のセルリストとその付加情報を他の基地局装置と交換し、セル識別子(PCID)を更新する。該交換したセルリストを基に重複セル識別子(PCID)を検出する。
セルリストは、各基地局装置でカバーするセルのセル識別子(PCID)の情報を含むが、各セル識別子(PCID)のセルにどのセル識別子(PCID)のセルが隣接しているかを示す隣接情報は含んでいない。セル識別子(PCID)の隣接情報は、移動端末から通知されるハンドオーバ情報により更新していくことができる。
100 基地局装置(eNB)
1 遠隔無線部(RRH)
2 ベースバンド信号処理部(BB)
3 有線伝送路インタフェース部(HWY−IF)
4 スイッチ部(SW)
5 メイン制御部(CNT)
6 メモリ
51 無線プロトコル終端部
52 呼処理制御部
53 インタフェース終端部
54 セル識別子(PCID)管理部

Claims (5)

  1. 移動通信システムの基地局装置において、
    隣接基地局装置の周辺セルのセル識別子を管理するセル識別子管理部を備え、
    前記セル識別子管理部は、隣接基地局装置の周辺セルのセル識別子を該隣接基地局装置から取得し、該隣接基地局装置の周辺セルのセル識別子の間に重複するセル識別子を検出したとき、該重複するセル識別子が割り付けられている基地局装置又はセルの予め定められた優先度のいずれかを判断基準にし、
    基地局装置の優先度を基準にする場合には、基地局装置の優先度を基に、優先度の低い方の基地局装置に属する周辺セルのセル識別子を異なるセル識別子に変更させる指示を、該優先度の低い方の基地局装置に通知し、
    セル識別子の優先度を基準にする場合には、優先度の低い方のセル識別子を異なるセル識別子に変更させる指示を、該優先度の低い方のセル識別子を有する周辺セルの属する基地局装置に通知することを特徴とする基地局装置。
  2. 移動通信システムの各基地局装置の周辺セルのセル識別子割付方法において、
    隣接基地局装置の周辺セルのセル識別子を該隣接基地局装置から取得し、
    該隣接基地局装置の周辺セルのセル識別子の間に重複するセル識別子を検出したとき、該重複するセル識別子が割り付けられている基地局装置又はセルの予め定められた優先度のいずれかを判断基準にし、
    基地局装置の優先度を基準にする場合には、基地局装置の優先度を基に、優先度の低い方の基地局装置に属する周辺セルのセル識別子を異なるセル識別子に変更させる指示を、該優先度の低い方の基地局装置に通知し、
    セル識別子の優先度を基準にする場合には、優先度の低い方のセル識別子を異なるセル識別子に変更させる指示を、該優先度の低い方のセル識別子を有する周辺セルの属する基地局装置に通知し、
    該セル識別子に変更させる指示を受信した基地局装置で、該指示に従って重複セル識別子を別のセル識別子に変更し、当該基地局装置の周辺セルに割り付けることを特徴とするセル識別子割付方法。
  3. 前記移動通信システムに基地局装置が新設されたとき、該新設された基地局装置は、該基地局装置の隣接基地局装置の情報を含む周辺基地局装置リストを保守管理システムから取得し、該周辺基地局装置リストに登載されている隣接基地局装置の周辺セルのセル識別子を該隣接基地局装置から取得することを特徴とする請求項2に記載のセル識別子割付方法。
  4. 前記移動通信システムで基地局装置又はセルが減設されたとき、該減設を認識した基地局装置は、該基地局装置の隣接基地局装置の情報を含む周辺基地局装置リストを保守管理システムから取得し、該周辺基地局装置リストに登載されている隣接基地局装置の周辺セルのセル識別子を該隣接基地局装置から取得することを特徴とする請求項2に記載のセル識別子割付方法。
  5. 前記隣接基地局装置の周辺セルのセル識別子の間に重複するセル識別子を検出し、セル識別子を変更する動作を開始したとき、セル識別子の変更動作が他の基地局装置で同時に実行されないよう、周辺の基地局装置に対して、セル識別子の変更の動作実行中であることを通知することを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載のセル識別子割付方法。
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