JP5563872B2 - 往復動圧縮機 - Google Patents

往復動圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP5563872B2
JP5563872B2 JP2010088605A JP2010088605A JP5563872B2 JP 5563872 B2 JP5563872 B2 JP 5563872B2 JP 2010088605 A JP2010088605 A JP 2010088605A JP 2010088605 A JP2010088605 A JP 2010088605A JP 5563872 B2 JP5563872 B2 JP 5563872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
piston
reciprocating compressor
holding member
piston ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010088605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011007178A (ja
Inventor
瑛人 大畠
永敏 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP2010088605A priority Critical patent/JP5563872B2/ja
Publication of JP2011007178A publication Critical patent/JP2011007178A/ja
Priority to US13/039,718 priority patent/US8887621B2/en
Priority to CN201110069789.2A priority patent/CN102213207B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP5563872B2 publication Critical patent/JP5563872B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/0005Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00 adaptations of pistons
    • F04B39/0016Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00 adaptations of pistons with valve arranged in the piston

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

本発明は、往復動圧縮機に係り、特に、ピストンがシリンダ内で揺動する揺動型の往復動圧縮機であって、組立てが容易であり、高圧圧縮でも、長耐久性を維持することのできる往復動圧縮機に関する。
往復動圧縮機は、気体を圧縮する圧縮機の内で、構造が簡単であり、高圧縮が可能であることから、様々な分野で用いられている。
往復動圧縮機には、特許文献1の図7に見られるようなピストンと連接棒をベアリング機構により、回転自在に連結させたタイプ(ピストン式)と、特許文献2のように、ピストンロッドと、ピストンの上部の圧縮に係る部分を一体に形成させた揺動型の往復動圧縮機がある。
特開2008−297924号公報 特開2006−152960号公報
往復動圧縮機は、小型で簡易な機構ながら、高圧縮が可能であることが特徴であり、ユーザのニーズも高性能、高圧縮の要請が高まっている。
ところで、特許文献2の示される揺動型の往復動圧縮機は、ピストンの上部にあたる部分に、ピストンリングを取り付けた構造であるため、組立てが簡易で製造コストが抑えられるという利点があるものの、ピストンの回転に伴い、揺動角が大きくなったときに、シリンダの中芯とのずれが生じる(特許文献2の図6の場合)。
ピストンリングには、このようなずれを吸収する構造を持たせるようにしてあるもの、高圧縮の場合には、ピストンとシリンダの内壁がこすれて、ピストンリングのシリンダの「かじり」の問題が大きくなる。
また、このような揺動型の往復動圧縮機は、特許文献1の図7のようなピストンの構造を有する往復動圧縮機に比べて、ピストンの圧縮に係る部分の構造が簡易であり、金属部分が少なく、大端部(回転軸側)に熱が伝わりやすいという問題点がある。
また、揺動型の往復動圧縮機はピストン式と違い、ライダーリングを持たないため、圧縮時にピストンリングが受ける側圧がピストン型に比べ大きくなり、リングが破損・変形しやすいという問題点がある。
また、揺動型の往復動圧縮機は、圧縮時にピストンリングの合口が回転し揺動方向にきた際、合口部のシールが悪くなり性能が低下する問題点がある。
上記のような問題点は、多段圧縮の高圧圧縮側で特に大きくなる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、揺動型の往復圧縮機において、高圧縮であっても、高性能を維持し、長耐久性を維持し、大端部への熱の伝播を防止することのできる揺動型の往復圧縮機を提供することにある。
本発明の往復動圧縮機は、揺動式のピストン機構を有する往復動圧縮機であって、ピストンとシリンダとの間をシールするためにピストンリング溝に装着されたピストンリングと設ける。そして、ピストンの外周側でそのピストンリング溝のクランク軸側に、ピストンリング溝とは別のリング溝を設けて、そのリング溝に径方向への移動が規制されたガイドリングを設けるようにする。
望ましくは、ガイドリングは、クランク軸側に開いたスカート形状になるようにする。
また、ピストンリングにはリング内周側の合口隙間がリング外周側の合口隙間と連通しないリークカットピストンリングを採用する。
また、ピストンリングはエッジ部で側圧を受けないようリング受け部の端部にR加工を施した。
本発明によれば、揺動型の往復圧縮機において、高圧縮であっても、高性能、長耐久性を維持し、大端部への熱の伝播を防止することのできる揺動型の往復圧縮機を提供することができる。
本発明の第一の実施形態に係る往復動圧縮機の断面図である。 図1に示した第一の実施形態に係る往復動圧縮機のI−I断面図である。 本発明の第一の実施形態に係る往復動圧縮機のピストンの上部近傍の拡大図である。 ピストンリング44の形状を説明する図である。 ガイドリング43の形状を説明する図である。 ピストンの上部近傍のパーツを分解して示した側面図である。 ピストンロッド部47とその上部のパーツを分解して示した斜視図である。 ピストンの上死点の様子を示した図である。 ピストンの下死点の様子を示した図である。 ピストンのシリンダに対する揺動角が最大になったときの様子を示した図である。 第一の実施形態の変形例1に係るガイドリングの形状を説明する図である。 第一の実施形態の変形例2に係るピストンの上部近傍の拡大図である。 第一の実施形態の変形例3に係るピストンの上部近傍の拡大図である。 第一の実施形態の変形例4に係るピストンの上部近傍の拡大図である。 本発明の第二の実施形態に係る往復動圧縮機の断面図である。 図1に示した第二の実施形態に係る往復動圧縮機のI−I断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る往復動圧縮機のピストンの上部近傍の拡大図である。 本発明の第三の実施形態に係る圧縮部を分解して示した斜視図である。 本発明の第三の実施形態に係る往復動圧縮機の圧縮部詳細図である。 本発明の第三の実施形態に係る回り止めを示した斜視図である。 本発明の第三の実施形態に係る高剛性ピストンリングの図である。
以下、本発明に係る各実施形態を、図1ないし図19を用いて説明する。
〔実施形態1〕
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図1ないし図12を用いて説明する。
先ず、図1ないし図7を用いて本発明の第一の実施形態に係る往復動圧縮機の構造について説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る往復動圧縮機の断面図である。
図2は、図1に示した第一の実施形態に係る往復動圧縮機のI−I断面図である。
図3は、本発明の第一の実施形態に係る往復動圧縮機のピストンの上部近傍の拡大図である。
図4は、ピストンリング44の形状を説明する図である。
図5は、ガイドリング43の形状を説明する図である。
図6は、ピストンの上部近傍のパーツを分解して示した側面図である。
図7は、ピストンロッド部47とその上部のパーツを分解して示した斜視図である。
往復動圧縮機10は、気体(流体)を吸引し圧縮して吐出するものである。図1および図2に示すように、往復動圧縮機10は、クランクケース11を有しており、クランクケース11は、内部がクランク室12とされている。このクランクケース11には、図1に示すように電動モータ15が取り付けられている。電動モータ15は、ステータ16とロータ17とで構成され、ステータ16はステータホルダ18に取付けられている。ロータ17は、キー溝19に取付けられたキー20と嵌合しているロータオサエ21に固定され、ロータオサエ21は、クランクケース11の軸受保持部22に保持された軸受23と、軸受保持部24に保持された軸受25に支持された出力軸26に固定される。
そして、電動モータ15の出力軸26の一端側が、クランク室12内に突出しており、この部分に、電動モータ15の出力軸26とでクランク軸28を構成するクランク部材29が偏心状態で固定されている。出力軸26には、キー溝31が形成されており、クランク部材29には、外周部に対し偏心して出力軸26を嵌合させる嵌合穴32が形成されるとともにこの嵌合穴32にキー溝33が形成されていて、これらキー溝31,33にキー34が嵌合されることで、出力軸26にクランク部材29が一体化されている。これにより、クランクケース11は、軸受23、軸受25を介してクランク軸28を支持する。
また、電動モータ15の出力軸26には、その中間位置にクランク部材29に当接してバランスウェイト37が、出力軸26に螺合されるナット38で固定されており、出力軸26の先端位置には、冷却ファン39が固定されている
クランクケース11上には、円筒状のシリンダ45が基端側において取り付けられている。このシリンダ45は、その内周面46の基端側がクランク室12内に開口する。また、シリンダ45の先端側には弁座板48およびシリンダヘッド本体49からなるシリンダヘッド50が搭載されている。
シリンダヘッド本体49には、図2に示すように、外部に連通する吸込室51と、外部に連通する吐出室52とが画成されている。
弁座板48は、シリンダ45とシリンダヘッド本体49との間に介装されるもので、この弁座板48には、吸込室51をシリンダ45側の圧縮室61に連通させる吸込穴57と、吐出室52を圧縮室61に連通させる吐出穴58とが形成されている。また、弁座板48にはリード弁としての吸込弁59および吐出弁60が取り付けられ、これら吸込弁59および吐出弁60は、基端側がネジ等を介して弁座板48に固定された固定端となり、先端側は自由端となって、吸込穴57、吐出穴58をそれぞれ開閉する。
シリンダ45内には、揺動式のピストン63が摺動可能に挿嵌されている。このピストン63は、その一端側にあってクランク室12内に位置して偏心回転するクランク部材29に対して軸受53を介して回転可能に連結される円環状の連結部54と、この連結部54にその半径方向に延出するように一体形成されてシリンダ45内へと伸長する棒状のピストンロッド部47と、ピストンロッド部47の連結部54とは反対側に中心を一致させて一体成型された円板状の受部40とを有する揺動部材41と、この揺動部材41の受部40にネジ止めにより同軸に取り付けられる円板上のリング保持部材42と、このリング保持部材42に嵌合する円板状のリング保持材56とからなっている。ここで、ピストン63の他端側にある、揺動部材46に受部40とリング保持部材42およびリング保持部材56とが、互いに連結されることで、シリンダ45内を揺動しつつ往復動してシリンダヘッド50との間に圧縮室61を画成する。なお、リング保持部材42,56は一体成型としてもよい。
リング保持部材42およびリング保持部材56を円板状の受部40にネジ止めすることで、外周側に、半径方向内方に凹む円環状のピストンリング溝64が形成される。これによりリング保持部材42およびリング保持部材56には、ピストンリング溝64を間に形成するように、ピストンロッド部47とは反対側(圧縮室61側)にフランジ部66が、ピストンロッド部47側にフランジ部67がそれぞれ形成されている。そして両フランジ部66,67の間のピストンリング溝64に、ピストン63とシリンダ45をシールするピストンリング44が装着されている。
ピストンリング44は、耐摩耗性および自己潤滑性に優れた樹脂材料によって、ほぼ円環状に形成されている。ピストンリング44は、断面は、ほぼ矩形状であり、径方向幅がほぼ全周にわたって一定となっている。また、ピストンリング44には、その周方向に合口部が形成されており、合口部によってシール性を維持しつつ拡縮径可能となっている。加えて、ピストンリング44は、ピストン63が上死点位置あるいは下死点位置にあるとき、シリンダ45の内周面46に接触する状態での内径が、ピストンリング溝64の最小径よりも大径になっている。これにより、ピストンリング44は、ピストン63に対して、径方向への移動が可能となっている。また、ピストンリング44は、回転を規制する構造にはなっていないため、ピストン63に対して回転も可能となっている。
ここで、図4を用いてピストンリング44の構造について詳細に説明する。図4(a)が上面図、図4(b)が側面図、図4(c)が図4(a)のA−A断面図である。
図4に形状が示されるピストンリング44は、耐摩耗性および自己潤滑性に優れたバネ性を有する樹脂材料によって、ほぼ円環状に一体成型されている。ピストンリング44は、ほぼ円弧状の主環部88と、主環部88の周方向の一端にあって、主環部88の軸方向一端に偏って主環部88よりも薄く形成された円弧状のベース部89と、主環部88の周方向の他端にあって、主環部88の軸方向他端に偏って主環部88よりも薄く形成された円弧状のベース部90とを有している。両側のベース部89,90は、互いにピストンリング44の軸方向に位置がずれ周方向に重なり合うことにより接触する合わせ面89a,90aを形成することになる。これらのベース部89,90を合わせた軸方向長さは、主環部88の軸方向長さと同等となっている。
これらのベース部89,90が、合口部91を構成している。すなわち、この合口部91を構成する両側のベース部89,90が周方向にずれることで、ピストンリング44が拡縮可能となっている。ピストンリング44は、自然状態で、主環部88の周方向の一端側にあるベース部89と主環部88の他端部との間に周方向の合口隙間92が形成されることになり、主環部88の他端側にあるベース部90と主環部88の一端部との間にも同様の合口隙間93が形成されることになる。ピストンリング44の拡縮時には、これら合口隙間92,93が拡縮する。
また、本実施形態において、リング保持部材42を円板状の受部40にネジ止めすることにより、外周側に、半径方向内方に凹む円環状のガイドリング溝65が形成される。ガイドリング溝65には、リング保持部材42とシリンダ45の中心を同軸上に固定するほぼ円板形状のガイドリング43が装着されている。図5は、ガイドリング43の形状を示したものである。ここで、図5(a)がガイドリング43をピストンロッド部47の方向から見た図であり、図5(b)が図5(a)のA−A断面図である。ガイドリング43には、ガイドリング43とシリンダ45の内壁面46との接触面を増やすためのスカート部71が形成される。
このピストンリング44と、ガイドリング43が装着されているピストンのヘッドの近傍のパーツを分解すると、図6および図7に示されるようになる。なお、図7に示されるテンションリング44tは、ピストンリング43の内部にはめ込まれて、リングの広がり力より、ピストンリング44を外側に広げて、シリンダ45の内周面46に密着するようにせしめるものである。
ピストン63は、クランク部材29の回転によって連結部54が偏心回転することと、リング保持部材42に支持されたピストンリング44およびガイドリング43がシリンダ45の内周面46で摺動案内されることによって、リング保持部材42,56がクランク軸直交方向に揺動しつつ、シリンダ45内を往復動する。
以上が本実施形態に係る往復動圧縮機10の構成であるが、次にその作動について、これまでの図に加えて、図8Aないし図8Cを用いて説明する。
図8Aは、ピストンの上死点の様子を示した図である。
図8Bは、ピストンの下死点の様子を示した図である。
図8Cは、ピストンのシリンダに対する揺動角が最大になったときの様子を示した図である。
電動モータ15が回転駆動されると、その出力軸26に固定されたクランク部材29が偏心回転運動をおこなう。すると、このクランク部材29に軸受53を介して回転可能に連結されたピストン63が、そのリング保持部材42,56、およびピストンリング44、ガイドリング43をシリンダ45内で往復動させる。そして、吸入行程では、リング保持部材56およびピストンリング44のシリンダヘッド50とは反対方向への移動で圧縮室61が拡大し、吐出弁60は閉状態のまま吸込弁59を開いて気体を圧縮室61に導入する。続く圧縮行程では、リング保持部材56およびピストンリング44のシリンダヘッド50の方向への移動で圧縮室61が縮小し吸込弁59は閉状態のまま吐出弁60を開いて圧縮室61から圧縮気体をシリンダヘッド50内の吐出室52に吐出する。
以上の作動中、リング保持部材56およびピストンリング44は、シリンダ45内で揺動しながら往復動することになる。
すなわち、最も圧縮室61を拡大した下死点では、ピストン63はとシリンダ45とが同軸となっている(図8B)。そして、この状態から圧縮工程をおこなうべくクランク部材29が半時計周りに回転し、圧縮室61を縮小させる方向にリング保持部材42,56ピストンリング44およびガイドリング43を移動させると、上死点と下死点との中間まで連結部54が上側に移動しながら偏心回転し、上死点と下死点との中間で連結部54が最もシリンダ45側に位置する(図8C)。このとき、リング保持部材42,56はシリンダ45の中心軸線に対し最も傾斜することになる。
続いて、上死点に向かう最中に、リング保持部材42,56には、自重による力と揺動による遠心力とで下向きの最大力Fが発生することになる。しかしながら、ガイドリング43がリング保持部材42,56の下方移動を規制することになるため、ピストンリング溝64が中心をシリンダ45の中心とほぼ一致させた状態に維持され、ピストンリング44がリング保持部材42に対して中心をほぼ一致させた状態に維持される。その後、最も圧縮室61を縮小した上死点では、ピストン63とシリンダ45とが同軸となって圧縮工程が終了する(図8A)。
リング保持部材42が上死点にある状態からクランク部材29が吸込工程をおこなうべく回転すると、ピストン63は、圧縮室61を拡大させる方向にリング保持部材42,56、ピストンリング44およびガイドリング43を移動させることになり、上死点と下死点との中間まで、連結部54が下側に移動しながら偏芯回転し、上死点と下死点との中間で最も連結部54が最もシリンダ側に位置する。このときリング保持部材42は、シリンダ45の中心軸線に対し最も傾斜することになる。
続いて、下死点に向かうにしたがって連結部54は中央に戻ることになり、最も圧縮室61を拡大した下死点では、ピストン63とシリンダ45とが同軸となって吸入工程が終了する。
以上に述べたように本実施形態によれば、圧縮工程時に発生する下向きの最大力Fによるリング保持部材42,56の下方移動をガイドリングが規制するため、ピストンリング溝64が中心をシリンダ45の中心とほぼ一致させた状態に維持される。これにより、ピストンリング44はリング保持部材42の中心に常に位置されるため、ピストンリング44とリング保持部材42の中心位置ずれによって発生する、圧縮空気の圧力によるピストンリング44のリング保持部材42からの脱落を防止することができる。
また、ガイドリング43はガイドリング溝65に装着されネジ止めされることより、ガイドリング43とリング保持部材42の中心が一致する。また、シリンダ45をクランクケース11に組み付けた際に、ガイドリング43がシリンダ内壁面46に接触しシリンダ45の組立位置を決定する。よって、シリンダ45とリング保持部材42の中心が一致する。これによりリング保持部材42上に装着されるピストンリング44とシリンダ45の芯出し(センタリング)をおこなうことが可能になる。
また、ガイドリング43によって、ピストンリング44が摩耗した際のリング保持部材42,56とシリンダ45との接触を防止することができる、製品の壊れ様改善をおこなうことができる。
また、ガイドリング43をリング保持部材42と受部40の間に挟み込むことで、圧縮室61で発生する圧縮熱がリング保持部材42からピストンロッド部47に伝わるのを防ぐことができ大端部の温度を低減することができる。これにより軸受53の寿命を延長することが可能である。
次に、図9ないし図11を用いて本発明の第一の実施形態の各種の変形例について説明
する。
図9は、第一の実施形態の変形例1に係るガイドリングの形状を説明する図である。
図10は、第一の実施形態の変形例2に係るピストンの上部近傍の拡大図である。
図11は、第一の実施形態の変形例3に係るピストンの上部近傍の拡大図である。
図12は、第一の実施形態の変形例4に係るピストンの上部近傍の拡大図である。
変形例1は、ガイドリング43の形状に関するものである。本実施形態のガイドリング43は、図5に示されるようにスカート部71を有していたが、この変形例1では、図9に示されるようにガイドリング43からスカート部71をとり除き、形状を矩形形状にしたものである。
変形例2は、リング保持部材4と受部40の形状に関するものである。この変形例2では、図10に示されるように、受部40に段がついており、リング保持部材42と受部40を嵌合させることにより、ピストンロッド部47とリング保持部材42の中心を一致させることができる。
変形例3は、変形例2に対して、さらに、リング保持部材42と受部40の間に断熱空気層70を設けたものである。この断熱空気層70により、圧縮室61内で圧縮された圧縮空気によって発生する熱がピストンロッド部47の大端部に伝わるのを防ぐことができ、軸受53の寿命を伸ばすことができる。
変形例4は、図12に示されるように、ピストンリング44を支持する強化プレート95を設けたものである。この強化プレート95により、ピストンリング44を支えて、ぐらつきを防止し、かつ、ガイドリング43もしっかりと固定することができる。
〔実施形態2〕
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図13ないし図15を用いて説明する。
第一の実施形態は、圧縮工程は1段圧縮であったが、本実施形態は、圧縮工程を2段圧縮にしたものである。
図13は、本発明の第二の実施形態に係る往復動圧縮機の断面図である。
図14は、図1に示した第二の実施形態に係る往復動圧縮機のI−I断面図である。
図15は、本発明の第二の実施形態に係る往復動圧縮機のピストンの上部近傍の拡大図である。
本実施形態の往復動圧縮機の出力軸26には、図13に示されるように、ピストンリング44、ガイドリング43をピストンリング溝64、ガイドリング溝65に装着したピストン63の他に、リップリング86を有するピストン73が、クランク部材75に形成されるキー溝74、出力軸26に形成されるキー溝31にキー34が嵌合されることにより、出力軸26にクランク部材73が一体化されている
シリンダ76内には、揺動式のピストン73が摺動可能に挿嵌されている。このピストン73は、その一端側にあってクランク室12内に位置して偏心回転するクランク部材73に対して軸受77を介して回転可能に連結される円環状の連結部78と、この連結部78にその半径方向に延出するように一体形成されてシリンダ76内へと伸長する棒状のピストンロッド部79と、ピストンロッド部79の連結部78とは反対側に中心を一致させて一体成型された円板状の受部80とを有する揺動部材81と、この揺動部材81の受部80にネジ止めにより同軸に取り付けられる円板上のリング保持部材82とからなっている。ここで、ピストン73の他端側にある揺動部材81に、受部80とリング保持部材82とが、互いに連結されることにより、シリンダ76内を揺動しつつ往復動してシリンダヘッド83との間に圧縮室84を画成する。また、リング保持部82と受部80との間に形成されるリップリング溝85にリップリング86が装着される。なお、圧縮工程の作動については、第一の実施形態で説明したものと同様である。
本実施形態においては、リップリング86を有するピストン73で一次圧縮をおこない、その圧縮された空気を、配管87を通してシリンダ45内に送り、ピストンリング44およびガイドリング43を有するピストン63にて二次圧縮をおこなう。リップリング86を有するピストン73の要部の拡大図は、図15に示されるようになる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、コスト的にメリットがある揺動式のピストンを1段圧縮側、2段圧縮側の両方に用いて二段圧縮をおこなうことができ、効率の良い空気の圧縮が可能となる。
次に、本実施形態の変形例を以下に述べる。
2段階圧縮機において、1段圧縮の部分に、ピストンリング44を用いた構造でもよい。
さらに、1段圧縮、2段圧縮ともにピストンリング44およびガイドリング43の双方を有するピストン63でおこなう構造であってもよい。ピストンリング44を用いた構造は、製造コストはかかるものの、リップリング86よりピストンリング44の方が高圧の空気を圧縮可能なため、ピストンリング44を用いた構造とすることによって、1段圧縮においてより高圧の空気の圧縮が可能となり、圧縮機効率を高め、圧縮機全体として、更なる高圧化が可能となる。
〔実施形態3〕
以下、本発明に係る第三の実施形態を、図16ないし図19を用いて説明する。
第三の実施形態は、第二の実施形態で示した多段圧縮機の高圧側圧縮部の詳細について記載したものである。
図16は、本発明の第三の実施形態に係る圧縮部を分解して示した斜視図である。
図17は、本発明の第三の実施形態に係る往復動圧縮機の圧縮部詳細図である。
図18は、本発明の第三の実施形態に係る回り止めを示した斜視図である。
図19は、本発明の第三の実施形態に係る高剛性ピストンリングの図である。
本実施形態の多段圧縮機の高圧側圧縮部には、図16で示すように連接棒100にベアリング101が焼きばめされ、そのベアリング101にクランク部材102が圧入されている。また、連接棒100にガイドリング103、リング保持部材104、ピストンリング105、リング保持材106順に組立を行いネジ107にて各部品を固定する。
ピストンリング105には図19で示すようなリークカットピストンリングを用いる。リークカットピストンリングは、リングの軸方向及び径方向においてベース部が重なり合う構造のピストンリングである。即ち、リングが拡張した場合において、合口隙間がリング内周側とリング外周側に形成されるが、双方がずれた位置に形成されるため、双方の合口隙間が連通しない構造とっている。
従って、リークカットピストンリングは、リング内周側の合口隙間がリング外周側の合口隙間と連通しない構造のため、ピストンリング105にかかる背圧がリング内周側から漏れなくなる。よって第一の実施形態で説明したテンションリング44tが必要なくなる。
また、図17に示すようにリング保持部材104のリング受け部端部108にはエッジにならないR加工を施した。
また、図18に示すようにリング保持材106に突起109を設け、ピストンリング105のリング切片き部(合口隙間)110に突起109をはめ込む構造とした。
以上に述べたように、本実施形態によれば、リークカットピストンリングは、リング内周側の合口部がリング外周側の合口隙間と連通しないを持たない構造のため、ピストンリング105にかかる背圧がリング内周側から漏れなくなることで、第一の実施形態で説明したテンションリング44tが必要なくなる。よって原価低減、組立性の向上が期待される。
また、リング保持部材104のリング受け部端部108にR加工を施すことで、上述した圧縮工程においてピストンリング105が圧縮空気の圧力及び、摺動運動における側圧によって変形・破損することを防止することができる。これは、リング受け部端部108がエッジならばピストンリング105にはリング受け端部108を起点に上記の力がかかり、応力が集中するが、端部にR加工を施すことで、リング受け部端部108に応力が集中するのを防ぐことができるためである。
また、リング保持材106に突起109を設け、ピストンリング105の合口隙間110に勘合させることにより、連接棒100に固定されたリング保持材106がピストンリング105の回り止めの働きをする。ピストンリング105が回転しないことで、ピストンリング105の合口部111が揺動方向にくるのを防止することができ、ピストンリング105の合口部111のシール性が低下しないため、性能低下を防ぐことができる。
10…往復動圧縮機
11…クランクケース
15…電動モータ
26…出力軸
28…クランク軸
40…受部
42…リング保持部材
43…ガイドリング
44…ピストンリング
45…シリンダ
47…ピストンロッド部
56…リング保持材
82…リング保持部材
86…リップリング
70…断熱空気層
71…スカート部
73…ピストン
76…シリンダ
79…ピストンロッド部
80…受部
87…配管
95…強化プレート。

Claims (17)

  1. シリンダと、一端側がクランク軸に回転可能に連結される連結部となり、他端側が前記シリンダ内を揺動しつつ往復動するピストンと、
    該ピストンの外周側に位置したピストンリング溝と、
    前記ピストンと前記シリンダとの間をシールする前記ピストンリング溝に装着されたピストンリングとを備えてなる往復動圧縮機において
    前記ピストンリングは、合口部を有して拡縮径可能に形成され、
    前記ピストンの外周側で前記ピストンリング溝の前記クランク軸側には、前記ピストンリング溝とは別のリング溝が設けられ、該リング溝に径方向への移動が規制されたガイドリングを設けたことを特徴とする往復動圧縮機。
  2. 前記ガイドリングは、前記クランク軸側に開いたスカート部を有することを特徴とする請求項1記載の往復動圧縮機。
  3. 前記ピストンリングと前記ガイドリングの間に、前記ピストンリングと前記ガイドリングを固定する強化プレートを設けることを特徴とする請求項1記載の往復動圧縮機。
  4. 前記ピストンリングと前記ガイドリングとは、前記ピストンの先端に設けたリング保持部材により保持され、該リング保持部材を搭載する受部を有し、
    前記リング保持部材と前記該受部とに、各々段差を設け、前記リング保持部材と前記受部を前記段差により嵌合させることを特徴とする請求項1記載の往復動圧縮機。
  5. 前記リング保持部材と前記受部との間に、断熱層を設けたことを特徴とする請求項4記載の往復動圧縮機。
  6. シリンダと、一端側がクランク軸に回転可能に連結される連結部となり、他端側が前記シリンダ内を揺動しつつ往復動するピストンと、
    該ピストンの外周側に位置したピストンリング溝と、
    前記ピストンと前記シリンダとの間をシールする前記ピストンリング溝に装着されたピストンリングとを備えてなる往復動圧縮機において、
    前記ピストンリングは、合口部を有して拡縮径可能に形成され、
    前記ピストンの外周側で前記ピストンリング溝の前記クランク軸側には、前記ピストンリング溝とは別のリング溝が設けられ、該リング溝にガイドリングを設け、
    前記ピストンの径方向への移動を抑制することを特徴とする往復動圧縮機。
  7. 前記ガイドリングは、前記クランク軸側に開いたスカート部を有することを特徴とする請求項6記載の往復動圧縮機。
  8. 前記ピストンリングと前記ガイドリングの間に、前記ピストンリングと前記ガイドリングを固定する強化プレートを設けることを特徴とする請求項6記載の往復動圧縮機。
  9. 前記ピストンリングと前記ガイドリングとは、前記ピストンの先端に設けたリング保持部材により保持され、該リング保持部材を搭載する受部を有し、
    前記リング保持部材と前記該受部とに、各々段差を設け、前記リング保持部材と前記受部を前記段差により嵌合させることを特徴とする請求項6記載の往復動圧縮機。
  10. 前記ピストンリングは、リング内周側の合口隙間がリング外周側の合口隙間と連通しないリークカットピストンリングであることを特徴とする請求項6記載の往復動圧縮機。
  11. 前記ピストンリングと前記ガイドリングとは、リング保持材により保持され、前記リング保持材は前記ピストンリングの合口隙間に勘合する突起を有することを特徴とする請求項6記載の往復動圧縮機。
  12. 前記ピストンリングと前記ガイドリングとは、リング保持部材により保持され、前記リング保持部材は端部にR加工を施したエッジを持たない構造とすることを特徴とする請求項6記載の往復動圧縮機。
  13. 前記リング保持部材と前記受部との間に、断熱層を設けたことを特徴とする請求項6記載の往復動圧縮機。
  14. 少なくとも二つ以上のピストンとシリンダの組み合わせを有して、1段圧縮側のピストンとシリンダの機構で圧縮した気体を、さらに、2段圧縮側のピストンとシリンダの機構で高圧圧縮をおこなう往復動圧縮機において、
    前記2段圧縮側のピストンは、
    該ピストンの外周側に位置したピストンリング溝と、
    前記ピストンと前記シリンダとの間をシールするために前記ピストンリング溝に装着されたピストンリングとを備えてなり、
    前記ピストンリングは、合口部を有して拡縮径可能に形成され、
    前記ピストンの外周側で前記ピストンリング溝の前記クランク軸側には、前記ピストンリング溝とは別のリング溝が設けられ、該リング溝に径方向への移動が規制されたガイドリングを設けたことを特徴とする往復動圧縮機。
  15. 前記1段圧縮側のピストンは、リップリングを装着したことを特徴とする請求項14記載の往復動圧縮機。
  16. 前記1段圧縮側のピストンは、ピストンリングを装着したことを特徴とする請求項14記載の往復動圧縮機。
  17. 前記1段圧縮側のピストンは、ガイドリングを装着したことを特徴とする請求項16記載の往復動圧縮機。
JP2010088605A 2009-05-27 2010-04-07 往復動圧縮機 Active JP5563872B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010088605A JP5563872B2 (ja) 2009-05-27 2010-04-07 往復動圧縮機
US13/039,718 US8887621B2 (en) 2009-05-27 2011-03-03 Reciprocating compressor
CN201110069789.2A CN102213207B (zh) 2010-04-07 2011-03-18 往复式压缩机

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009127691 2009-05-27
JP2009127691 2009-05-27
JP2010088605A JP5563872B2 (ja) 2009-05-27 2010-04-07 往復動圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011007178A JP2011007178A (ja) 2011-01-13
JP5563872B2 true JP5563872B2 (ja) 2014-07-30

Family

ID=43220443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010088605A Active JP5563872B2 (ja) 2009-05-27 2010-04-07 往復動圧縮機

Country Status (3)

Country Link
US (2) US8430650B2 (ja)
JP (1) JP5563872B2 (ja)
CN (1) CN101900098B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101900098B (zh) 2009-05-27 2015-06-24 株式会社日立产机*** 往复运动压缩机
CN102213207B (zh) * 2010-04-07 2015-09-09 株式会社日立产机*** 往复式压缩机
JP2013007291A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Hitachi Koki Co Ltd 空気圧縮機
JP5108977B1 (ja) * 2012-01-23 2012-12-26 シナノケンシ株式会社 圧縮機又は真空機
JP5622777B2 (ja) 2012-03-23 2014-11-12 シナノケンシ株式会社 圧縮機又は真空機
JP5993644B2 (ja) * 2012-07-20 2016-09-14 株式会社日立産機システム 往復動圧縮機
JP2014029140A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Amadera Kuatsu Kogyo Kk 二段圧縮機
US10480498B2 (en) * 2013-03-13 2019-11-19 Dresser-Rand Company Self venting piston plugs
CN106104267B (zh) * 2014-03-31 2020-11-03 安捷伦科技有限公司 高压泵中的随活塞移动的密封件
CA2951564C (en) * 2014-06-09 2023-03-14 Back Porch Holdings Inc. Improved heat exchanger
DE102014113598A1 (de) * 2014-09-19 2016-03-24 Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH Mehrstufiger Kolbenkompressor mit einer äußeren Kühlluftführung
US9938967B2 (en) 2014-10-29 2018-04-10 Emerson Climate Technologies, Inc. Reciprocating compressor system
CN107031111A (zh) * 2016-12-11 2017-08-11 安徽海拓志永智能装备股份有限公司 一种压力机用离合器的活塞
CN107053750A (zh) * 2016-12-11 2017-08-18 安徽海拓志永智能装备股份有限公司 压力机用新型离合器的活塞
JP2019108811A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 工機ホールディングス株式会社 気体圧縮機
JP7002401B2 (ja) * 2018-04-27 2022-02-10 株式会社神戸製鋼所 圧縮機
DE102018114349B3 (de) * 2018-06-15 2019-10-24 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Abstützanordnung für ein Exzenterorgan einer Verstellanordnung sowie Verstellanordnung
CN109773362B (zh) * 2019-03-28 2023-09-26 昆山华恒焊接股份有限公司 压缩机焊接***
JP7449061B2 (ja) * 2019-10-01 2024-03-13 株式会社日立産機システム 圧縮機
JP2021055647A (ja) * 2019-10-01 2021-04-08 株式会社日立産機システム 圧縮機
CN114576133A (zh) * 2020-11-30 2022-06-03 福迪威(上海)工业仪器技术研发有限公司 多级电动气泵
CN116557256A (zh) * 2023-07-10 2023-08-08 耐力股份有限公司 车用无油空气压缩机

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2218638A (en) * 1938-07-21 1940-10-22 Johns Manville Packing
US2471477A (en) * 1946-03-08 1949-05-31 Air Liquide Piston packing
US2985358A (en) * 1958-02-13 1961-05-23 Winslow Mfg Corp Air pumps
US3182569A (en) * 1960-11-28 1965-05-11 Schulz Tool & Mfg Co Seal and structure for supporting the same
FR1540312A (fr) * 1967-02-17 1968-09-27 Ensemble piston et segments pour moteur à combustion interne
US4121838A (en) * 1973-11-17 1978-10-24 Nippon Piston Ring Co., Ltd. Shaft seal structure
US3961868A (en) * 1974-02-21 1976-06-08 Thomas Industries, Inc. Air compressor
DE2628985A1 (de) * 1976-06-28 1977-12-29 Speck Kolbenpumpen Fabrik Zylinder-kolbenanordnung fuer eine fluessigkeitspumpe
JPS5752687A (en) * 1980-09-16 1982-03-29 Nippon Piston Ring Co Ltd Small-sized reciprocating pump
DE3233854A1 (de) * 1982-09-11 1984-03-15 Erich 7812 Bad Krozingen Becker Pendelkolbenpumpe
FR2532994B1 (fr) 1982-09-11 1988-02-26 Becker Erich Pompe a piston oscillant
US4915594A (en) * 1986-04-25 1990-04-10 Campbell Hausfeld/Scott Fetzer Company Improved compressor crankshaft
JPS6312669A (ja) 1986-07-03 1988-01-20 Asahi Carbon Kk メッキカーボンブラックおよびその製造法
JPS6312669U (ja) * 1986-07-11 1988-01-27
JPS63157186A (ja) 1986-12-22 1988-06-30 株式会社東芝 電気的接続装置
US5006047A (en) * 1989-02-27 1991-04-09 Thomas Industries, Inc. Compressor with a segmented piston rod assembly
US5378123A (en) * 1990-02-02 1995-01-03 Carmelo J. Scuderi Apparatus for recovering refrigerant with offset cam
US5064359A (en) * 1990-07-16 1991-11-12 Ingersoll-Rand Company Annular support for a seal for a tilt piston
JPH0565877A (ja) * 1991-09-05 1993-03-19 Brother Ind Ltd 往復動圧縮機
US5231917A (en) * 1992-09-14 1993-08-03 Devilbiss Air Power Company Wobble piston
US5664536A (en) * 1996-08-14 1997-09-09 Brunswick Corporation Self-locating piston ring for a two-stroke engine
IT1289769B1 (it) 1996-12-19 1998-10-16 Nuova Dari S P A Compressore alternativo
US6183211B1 (en) * 1999-02-09 2001-02-06 Devilbiss Air Power Company Two stage oil free air compressor
JP2004125159A (ja) * 2002-08-05 2004-04-22 Sakushiyon Gas Kikan Seisakusho:Kk ピストンリング
DE10358548A1 (de) * 2003-01-22 2004-08-12 Spilling Energie Systeme Gmbh Ein Dicht- und ein Führungselement für einen Kolben oder einen Schieber in einer nicht mit Öl geschmierten und mit einem gasförmigen Arbeitsmittel betriebenen Hubkolben-Maschine
JP2006152960A (ja) 2004-11-30 2006-06-15 Hitachi Ltd 揺動型圧縮機
JP4616115B2 (ja) 2005-07-29 2011-01-19 株式会社日立製作所 揺動型圧縮機
CN2893215Y (zh) * 2006-01-13 2007-04-25 汪潜 全无油润滑中压活塞往复式空气压缩机
US7980831B2 (en) * 2006-05-31 2011-07-19 Hitachi, Ltd. Oscillating type compressor
JP2008297924A (ja) 2007-05-29 2008-12-11 Anest Iwata Corp 往復動式ガス圧縮機
CN201193698Y (zh) * 2008-03-25 2009-02-11 陈郁传 一种横竖拦截活塞环
CN101900098B (zh) 2009-05-27 2015-06-24 株式会社日立产机*** 往复运动压缩机

Also Published As

Publication number Publication date
CN101900098A (zh) 2010-12-01
CN101900098B (zh) 2015-06-24
JP2011007178A (ja) 2011-01-13
US20110247486A1 (en) 2011-10-13
US20100303645A1 (en) 2010-12-02
US8430650B2 (en) 2013-04-30
US8887621B2 (en) 2014-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5563872B2 (ja) 往復動圧縮機
JP4616115B2 (ja) 揺動型圧縮機
JP5380353B2 (ja) 往復動圧縮機
KR101745471B1 (ko) 소형 왕복동식 압축기의 실린더 결합 구조
JP2011220287A5 (ja)
JP6628888B2 (ja) 小型空気圧縮機
CN102213207A (zh) 往复式压缩机
US11067070B2 (en) Cylinder assemble structure for compact air compressor
JP5358253B2 (ja) 往復動圧縮機
JP2008297924A (ja) 往復動式ガス圧縮機
JP5527090B2 (ja) 往復動式圧縮機
JP2006152960A (ja) 揺動型圧縮機
JP2011149310A (ja) 往復動圧縮機
JP2021110274A (ja) 圧縮機、ピストン、およびコンロッド
JP5075807B2 (ja) 揺動型圧縮機
JP5205198B2 (ja) ピストンリングおよび揺動型圧縮機
KR102121123B1 (ko) 새로운 피스톤 구조를 갖는 소형 공기 압축기
KR20170104195A (ko) 소형 왕복동식 압축기
JP5075791B2 (ja) 揺動型圧縮機
JP2010084577A (ja) 揺動式圧縮機
JP2010236490A (ja) 往復動圧縮機
JP2011231744A (ja) 容積型ガス圧縮機
JP5011188B2 (ja) 往復動圧縮機
JP2005188328A (ja) ピストン式圧縮機
JP5011963B2 (ja) 回転式流体機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130328

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20130409

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20140520

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20140613

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5563872

Country of ref document: JP