JP5563708B1 - Led照明装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】LED照明装置は、筐体に、LED素子が実装されたLED基板と、LED基板を覆う透光性カバーと、LED素子を点灯駆動する点灯ユニットと、前記LED素子の点滅動作を制御するセンサユニットとを備えている。センサユニットは、発光素子と受光素子を備えており、検出レベル判定部102でLED素子23の状態を判定し、基準駆動周波数発生部103で生成された基準駆動周波数を、例えば発光素子の駆動信号をデューティ制御部104においてLED素子23の状態に応じたデューティ比の駆動信号に制御し、該受光素子の検出レベルを変化させてLED素子23の点滅作動を制御する。
【選択図】図12
Description
前記駆動信号制御手段は、センサ作動モード設定に応じて前記発光素子の駆動電流を設定し、前記LED素子の点灯/消灯状況に応じて、前記LED素子が点灯しているときは基準駆動信号のデューティ比を大きくし、前記LED素子が消灯しているときは基準駆動信号のデューティ比を小さくして前記発光素子の駆動を制御するものであり、
前記駆動信号制御手段で制御された発光素子からの出射光の反射光を前記受光素子で検出し、前記LED素子の点滅動作を制御することを特徴とすることを特徴とする。
前記駆動信号制御手段は、センサ作動モード設定に応じて前記発光素子の駆動電流を設定し、前記LED素子の点灯/消灯状況に応じて、前記LED素子が点灯しているときは基準駆動周波数で、前記LED素子が消灯しているときは基準駆動周波数より小さくして前記発光素子の駆動を制御するものであり、
前記駆動信号制御手段で制御された発光素子からの出射光の反射光を前記受光素子で検出し、前記LED素子の点滅動作を制御することを特徴とすることを特徴とする。
LEDランプ本体2は、図1乃至図3に示すように、筐体21と、筐体21の内部に収納される外部電源線4が接続されて第1のLED素子(LED素子)23を点灯させる点灯回路を構成する各種電子部品とが実装された点灯基板27e(図5)からなる点灯ユニット27と、スイッチとセンサ部が設置されているセンサユニット28と、複数の第1のLED素子23を搭載しているLED基板22と、点灯ユニット27を覆う点灯ユニットカバー25と、LED基板22を配置した位置の筐体21の開口部を覆う透光性カバー24とから概略構成されている。
筐体21は、図2乃至図4に示すように、全体が略矩形体であり、アルミニウムの押出成形による一体成形で作成されている。筐体21は、長方形の上面部21iと、上面部21iの幅方向一側部から垂直に延出した背面部21hと、背面部21hと対向するように上面部21iの中央部から垂直に延出した中央面部21fと、上面部21iの幅方向他側部から垂直に延出した前面部21dから、概略構成されている。上面部21iには上述した電力供給孔21bと直付孔21cが開口されている。中央面部21fによって筐体21の内部はLED基板収納部と点灯ユニット収納部に区画されている。中央面部21fは筐体21の内部中央部に配置する必要はなく、LED基板又は点灯ユニットの構成割合に応じて配置位置を変更できる。
また、点灯ユニット27とセンサユニット28の間の筐体21の内側に、配線を固定するための配線留め具8(図2)が設けられおり、筐体21の配線整理を行うことができる。
LED基板22は、図2乃至図3に示すように、長方形の形状であり、第1のLED素子23が搭載されて、筐体21の基板装着部21eにスライド挿入されることにより、装着されている。これにより、LED基板22が、筐体21に接触しているので、第1のLED素子23の発熱を放熱して、温度上昇を抑制することが可能である。LED基板22の下面部には第1のLED素子23が長手方向の筐体21の中央に1列で整列されて配置されている。LED基板22の一方端に基板接続端子22a(図9)が設けられ、点灯ユニット27と電気的に接続されている。
なお、このLED基板22に実装される第1のLED素子23としては、公知の種々のLED素子や有機EL素子等を用いることができる。図示の実施の形態では、照明用の白色光を発光する高輝度タイプのLED素子が用いられている。
透光性カバー24は、ポリカーボネートを使用して、長方形の形状に成型されている。図2乃至図3に示すように、透光性カバー24は、筐体21の前部21dと中央面部21fの端部に設けられた凹部分に、長手方向の端辺部をスライド挿入して、端部を端部カバー26により嵌装されて固定されている。
このことにより、透光性カバー24の全面において、第1のLED素子23からの光を均一に照射することが可能となっている。
点灯ユニット27は、図2乃至図3及び図5に示すように、筐体21の上面部21i内側において、位置決め部21gに嵌装して設置されている。点灯ユニット27は、第1のLED素子23を点灯させるための点灯回路27dとそれを保護している絶縁カバー27cと金属カバー27aから構成されている。点灯回路27dは、電子部品27fを搭載した点灯基板27eからなり、電源端子台27iにおいて外部電源線4と接続されている。点灯回路27dは、筐体21と絶縁するために、ポリカーボネイト製の絶縁カバー27cによって、覆われている。また、点灯回路27dを構成する各種の電子部品27fは、過電流保護、ノイズカット、整流、平滑、調光制御などを行うための各種ダイオード、コンデンサー、IC、抵抗などの公知の電子部品である。
点灯ユニットカバー25は、ポリカーボネートを使用して、長方形の形状に成型されている。図2乃至図3に示すように、筐体21の背面部21hと中央面部21fの間に、点灯ユニットカバー25を撓ませて挿入して嵌装させる。これにより、外部より点灯ユニット27と、その配線が見えなくすることが、可能となる。
センサユニット28は、図1に示すように、その表面部(後述するセンサユニットカバー29の表面部)が透光性カバー24面と略同一平面となるように配置され、図7に示すように、光信号を発信する第2のLED素子(発光素子)28dと、第2のLED素子28dより出射された光が、物質で反射された光を受光する受光素子28eとを一体に併設されている。
センサユニットカバー29は、図2及び図6及び図8に示すように、長方形の略平板形状に成型されている。センサユニットカバー29にセンサユニット28のセンサカバー部材28aが固定され、センサユニットカバー29が、筐体21の背面部21hと中央面部21fの間に、スライドにより挿入される。これにより、外部よりセンサユニット28が見えなくすることが可能となる。センサユニットカバー29はセンサユニット28の表面カバーとなるものであり、その平面部は前記透光性カバー24と略同一平面となるように配置される。
センサユニットカバー29には、LEDランプ本体2をON/OFFするスイッチ29aと、センサ窓28iと嵌装するセンサ開口部29bと、スライドスイッチ28fを外部から操作できるようにするスライドスイッチ開口部29cが、設けられている。
端部カバー26a,26bは、図2及び図9乃至図10に示すように、一対で、筐体21の両端を覆いLEDランプ本体2を構成するものであり、端部カバー26aと、端部カバー延出部26cが設けられている端部カバー26bの2種類よりなる。端部カバー26bにはL字状に屈曲した延出部26cが形成され、その延出部26cには、背面部21hから外部電源線4を供給できるように、ケーブル用開口部26dを設けている。このケーブル用開口部26bは、使用前は、押圧することにより破断可能な閉塞板で閉塞されている。これにより、LED照明装置100に上面以外からケーブル挿入が可能になり、多方面の用途に対応することができる。
センサユニットに搭載されている、第2のLED素子28dと受光素子28eとスライドスイッチ28fによる反射検知制御について、詳細に説明する。検知制御で第2のLED素子28dを駆動する駆動信号の制御方法については、2つの方法がある。第1の方法は、駆動周波数のデューティ比を変えて制御する方法で、第2の方法は、駆動信号の駆動周波数を変えて制御する方法である。
駆動周波数のデューティ比を変えて制御する第1の方法は、図11(a)に示すように、LED照明装置が点灯している時の検出制御は、第2のLED素子28dの駆動信号のデューティ比を大きくして、LED照明装置が消灯している時の検出制御は、第2のLED素子28dの駆動信号のデューティ比を小さくして、駆動している。
これにより、LED照明装置が点灯している時は、第2のLED素子28dの駆動信号のON時間が長くなり、受光素子の検出レベルの感度が上がる。LED照明装置が消灯している時は、第2のLED素子28dの駆動信号のON時間が短くなり、受光素子の検出レベルの感度が下がることになる。よって、LED照明装置の点灯/消灯に関わりなく、反射光の検出距離を同じように設定することができる。
駆動信号の駆動周波数を変えて制御する第2の方法は、図14に示すように、受光素子28eが、通常において第2のLED素子28dを、基準駆動周波数(38kHz)Fsで駆動したときに、検出出力電圧が最大のVThになるように設定されている。そのため、第2のLED素子28dを、基準駆動周波数から外れた低い周波数Flや、高い周波数Fhで駆動すると、受光素子28eの検出出力電圧が落ちてVTlとなる。
LED照明装置が点灯しているときは、マイコン101により基準駆動周波数の駆動信号を作成して、第2のLED素子28dを駆動する。LED照明装置が消灯している時は、マイコン101により基準駆動周波数から外れた周波数の駆動信号を作成して、第2のLED素子28dを駆動する。この駆動信号の駆動周波数の違いにより、受光素子28eの検出感度が変化することになる。よって、LED照明装置の点灯/消灯に関わりなく、反射光の検出距離を同じように設定することができる。
本発明のLED照明装置100の取付方法と操作方法について、説明する。まず、LEDランプ本体2の点灯ユニットカバー25を外して、電力供給孔21bに、被取付部5の外部電源線4を挿通して、速結端子7と接続する。LEDランプ本体2の直付孔21cを用いて、ネジ等の固定手段によりLEDランプ本体2を被取付部5に固定する。その後、点灯ユニットカバー25を筐体21に嵌め込み、LED照明装置100の取付が完了する。
センサユニットカバー29のスイッチ29aにより、LED照明装置100のON/OFF操作を行う。また、センサユニットカバー29のスライドスイッチ開口部29cから操作するスライドスイッチ28fにより、センサの検出モードを切換えることができる。センサによる検出モードをONにすることにより、第2のLED素子28dからの光がセンサカバー部材28aを透過して、センサユニットカバー29のセンサ開口部29bから照射される。照射された光が、手等により反射してセンサユニットカバー29のセンサ開口部29bから、センサカバー部材28aを透過して受光素子28eに入力される。入力された光の強さにより、LED照明装置100のON/OFF操作が行われる。
本発明のLED照明装置100は、筐体21の上面部21iを直接被取付部5に固定する形態について、記載したが、別に取付板を設けて取り付けることも可能である。これにより、使用者が用途に合わせて、LED照明装置100の取付場所を自由に選択できるように設定されている。
21:筐体
21b:電力供給孔
21c:直付孔
21d:前面部
21e:基板装着部
21f:中央面部
21g:位置決め部
21h:背面部
21i:上面部
21j:凸部
21m:配線用開口部
21n:封止栓
21p:端部カバー挿入開口部
22:LED基板
22a:基板接続端子
23:第1のLED素子(LED素子)
24:透光性カバー
25:点灯ユニットカバー
26:端部カバー
26a:端部カバーA
26b:端部カバーB
26c:端部カバー延出部
26d:ケーブル用開口部
27:点灯ユニット
27a:金属カバー
27b:延出部
27c:絶縁カバー
27d:点灯回路
27e:点灯基板
27f:電子部品A
27g:取出穴
27h:凹形状部
27i:電源端子台
27j:挿入孔
28:センサユニット
28a:センサカバー部材
28b:センサ保護カバー
28c:センサ基板
28d:第2のLED素子(発光素子)
28e:受光素子
28f:スライドスイッチ
28g:センサ接続端子
28h:電子部品B
28i:センサ窓
28j:スライドスイッチ窓
28k:スイッチ絶縁部
28m:挟み爪
28o:LED収納部
28p:受光素子収納部
28q:開口部
28r:開口部
28s:仕切面
29:センサユニットカバー
29a:スイッチ
29b:センサ開口部
29c:スライドスイッチ開口部
4: 外部電源線
5: 被取付部
5a:通孔
7:速結端子
8:配線留め具
100:LED照明装置
101:マイクロコンピュータ(マイコン)
102:検出レベル判定部
103:基準駆動周波数発生部
104:デューティ制御部
105:モード設定判定部
106:点灯制御部
107:駆動回路
108:駆動電流選択回路
109:周波数制御部
Claims (3)
- LED素子が実装されたLED基板と、前記LED基板を覆う透光性カバーと、前記LED素子を点灯駆動する点灯ユニットと、発光素子及び受光素子を有し前記発光素子の駆動信号を制御する駆動信号制御手段により前記受光素子の検出レベルを変化させて前記LED素子の点減動作を制御するセンサユニットと、を備え、
前記駆動信号制御手段は、センサ作動モード設定に応じて前記発光素子の駆動電流を設定し、前記LED素子の点灯/消灯状況に応じて、前記LED素子が点灯しているときは基準駆動信号のデューティ比を大きくし、前記LED素子が消灯しているときは基準駆動信号のデューティ比を小さくして前記発光素子の駆動を制御するものであり、
前記駆動信号制御手段で制御された発光素子からの出射光の反射光を前記受光素子で検出し、前記LED素子の点滅動作を制御することを特徴とすることを特徴とするLED照明装置。 - LED素子が実装されたLED基板と、前記LED基板を覆う透光性カバーと、前記LED素子を点灯駆動する点灯ユニットと、発光素子及び受光素子を有し前記発光素子の駆動信号を制御する駆動信号制御手段により前記受光素子の検出レベルを変化させて前記LED素子の点減動作を制御するセンサユニットと、を備え、
前記駆動信号制御手段は、センサ作動モード設定に応じて前記発光素子の駆動電流を設定し、前記LED素子の点灯/消灯状況に応じて、前記LED素子が点灯しているときは基準駆動周波数で、前記LED素子が消灯しているときは基準駆動周波数より小さくして前記発光素子の駆動を制御するものであり、
前記駆動信号制御手段で制御された発光素子からの出射光の反射光を前記受光素子で検出し、前記LED素子の点滅動作を制御することを特徴とすることを特徴とするLED照明装置。 - 前記センサ作動モードは、前記受光素子の検出距離を切替え設定するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のLED照明装置。
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