JP5562470B1 - 環状体の把持方法および装置 - Google Patents

環状体の把持方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5562470B1
JP5562470B1 JP2013100799A JP2013100799A JP5562470B1 JP 5562470 B1 JP5562470 B1 JP 5562470B1 JP 2013100799 A JP2013100799 A JP 2013100799A JP 2013100799 A JP2013100799 A JP 2013100799A JP 5562470 B1 JP5562470 B1 JP 5562470B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link piece
parallel
gripping
end portion
outer end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013100799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014218068A (ja
Inventor
格 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2013100799A priority Critical patent/JP5562470B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5562470B1 publication Critical patent/JP5562470B1/ja
Publication of JP2014218068A publication Critical patent/JP2014218068A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tyre Moulding (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

【課題】環状体(ベルト・トレッドバンド)17の品質低下を防止しながら、作業が簡単で容易に能率を向上させる。
【解決手段】把持体32を、スコットラッセルリンク機構の長リンク片39の内端部、および、該長リンク片39と共に平行クランク機構を構成する平行リンク片47の内端部に共に連結し、また、前記長、平行リンク片39、47の外端部をリング体29の接線方向に直線状に延びるガイド体34に沿って一体移動させるようにしたので、前記把持体32はスコットラッセルリンク機構によりほぼ半径方向線に沿って大きく移動可能となり、しかも、平行クランク機構により環状体17の外周にほぼ平行な状態で平行移動することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、ベルト・トレッドバンド等の環状体を外側から把持する環状体の把持方法および装置に関する。
従来の環状体の把持方法および装置としては、例えば以下の特許文献1、2に記載されているようなものが知られている。
実開平7−017536号公報 米国特許第5709768号明細書
前記特許文献1に記載のものは、環状のリング体と、リング体の半径方向内側に設けられ、周方向に離れて配置されるとともに、半径方向内側に移動したとき、リング体の中心部に配置された環状体を外側から把持する複数の把持体と、前記リング体と各把持体との間にそれぞれ設けられ、前記把持体を同期して半径方向に移動させる複数の移動手段とを備えており、各移動手段は、前記リング体に半径方向線に平行に延びるよう設置され、周方向に離れて配置された複数のガイドレールと、各ガイドレールに摺動可能に支持され、内端に前記把持体が取り付けられたスライダとを有し、さらに、前記スライダを半径方向に移動させる駆動機構を設けたものである。
しかしながら、前記特許文献1に記載のような把持装置にあっては、把持体およびスライダの半径方向移動量がリング体の幅(周方向距離)に制限されて小さな値とならざるを得ないため、把持する環状体の径が大きく変化した場合には、把持体を半径方向厚さの異なるものに交換して対処する必要があり、作業が面倒となって能率が低下し、さらに、交換用把持体の購入費が高額となり、そのための保管場所も必要となってしまうという課題があった。なお、リング体の幅を大きなものとすることで対処することも考えられるが、このようにすると把持装置全体が大型化して周囲の機器と干渉してしまうため、実用的でない。
このような課題を解決して把持体の半径方向移動量を大きな値とするため、例えば、前記特許文献2に記載のもののように、各移動手段が、前記リング体に揺動可能に支持されるとともに、内端に前記把持体が回動可能に連結され、周方向に離れて配置された複数のリンクと、一端部が各把持体の周方向他端部に固定され、他側部が隣接する把持体の周方向一端部に形成されたスロットに摺動可能に挿入され、把持体が円弧に沿って半径方向に移動する際、把持体を環状体の外周にほぼ平行な状態で平行移動させるロッドとを有し、さらに、前記複数のリンクを同一方向に揺動させる駆動機構を設けたものが提案されている。
しかしながら、前記特許文献2に記載のような把持装置にあっては、全ての把持体を環状体の外周にほぼ平行な状態で平行移動させるために、これら把持体を半径方向に移動させる際、該把持体のスロットにロッドを摺接させながら長手方向に移動させて把持体の姿勢を強制的に変更するようにしているが、このようなロッドの移動を円滑とし摩耗を抑制するには、該スロットに対し潤滑油の給油が必要となる。そして、このようにスロットに対し給油を行うと、スロットから潤滑油が落下して環状体に付着し、該環状体の品質を低下させることがあるという課題があった。
この発明は、環状体の品質低下を防止しながら、作業が簡単で容易に能率を向上させることができる環状体の把持方法および装置を提供することを目的とする。
このような目的は、第1に、環状のリング体と、リング体の半径方向内側に設けられ、周方向に離れて配置されるとともに、半径方向内側に移動したとき、環状体を外側から把持する複数の把持体と、前記リング体と各把持体との間にそれぞれ設けられ、前記把持体を半径方向に移動させる複数の移動手段とを備えた把持装置の前記リング体の中心部に環状体を配置する工程と、リング体に設けられ、該リング体の接線方向に直線状に延びるガイド体と、外端部が前記ガイド体に案内されながら該ガイド体に沿って移動可能で、内端部に前記把持体が連結されたスコットラッセルリンク機構の長リンク片と、外端部がガイド体に連結され、内端部が前記長リンクの長手方向中央部に連結されたスコットラッセルリンク機構の短リンク片と、外端部が前記長リンク片の外端部と一体的に移動する一方、内端部が前記把持体に連結され、前記長リンク片に平行かつ等長で該長リンク片と共に平行クランク機構を構成する平行リンク片とを有する前記各移動手段の長リンク片および平行リンク片の外端部を、これら長リンク片および平行リンク片の外端部が共に連結されるとともに、ガイド体に移動可能に支持されたスライダと、前記リング体に支持され、ピストンロッドの先端が前記スライダに連結された流体シリンダとから構成された駆動機構によって、ガイド体に沿って一体的に短リンク片の外端部、および、外端部がガイド体に連結され、内端部が前記平行リンク片の長手方向中央部に連結されることで、前記平行リンク片とによりスコットラッセルリンク機構を構成する平行短リンク片の外端部に接近するよう移動させることにより、長リンク片、短リンク片、平行リンク片、平行短リンク片を半径方向線に接近するよう揺動させ、把持体により環状体を外側から複数箇所において把持する工程とを備えた環状体の把持方法により、達成することができる。
第2に、環状のリング体と、リング体の半径方向内側に設けられ、周方向に離れて配置されるとともに、半径方向内側に移動したとき、リング体の中心部に配置された環状体を外側から把持する複数の把持体と、前記リング体と各把持体との間にそれぞれ設けられ、前記把持体を半径方向に移動させる複数の移動手段とを備えた環状体の把持装置において、各移動手段は、リング体に設けられ、該リング体の接線方向に直線状に延びるガイド体と、外端部が前記ガイド体に案内されながら該ガイド体に沿って移動可能で、内端部に前記把持体が連結されたスコットラッセルリンク機構の長リンク片と、外端部がガイド体に連結され、内端部が前記長リンク片の長手方向中央部に連結されたスコットラッセルリンク機構の短リンク片と、外端部が前記長リンクの外端部と一体的に移動する一方、内端部が前記把持体に連結され、前記長リンク片に平行かつ等長で該長リンク片と共に平行クランク機構を構成する平行リンク片とを有し、さらに、前記長リンク片および平行リンク片の外端部が共に連結されるとともに、ガイド体に移動可能に支持されたスライダと、前記リング体に支持され、ピストンロッドの先端が前記スライダに連結された流体シリンダとから構成され、各移動手段の長リンク片および平行リンク片の外端部をガイド体に沿って一体的に同一方向に移動させる駆動機構を設けるとともに、外端部がガイド体に連結され、内端部が前記平行リンク片の長手方向中央部に連結された平行短リンク片をさらに設け、前記平行リンク片と平行短リンク片とによりスコットラッセルリンク機構を構成するようにした環状体の把持装置により、達成することができる。
この発明においては、把持体を、スコットラッセルリンク機構の長リンク片の内端部および該長リンク片と共に平行クランク機構を構成する平行リンク片の内端部に共に連結し、さらに、前記長リンク片、平行リンク片の外端部をリング体の接線方向に直線状に延びるガイド体に沿って一体的に移動させるようにしたので、前記把持体はスコットラッセルリンク機構によりほぼ半径方向線に沿って大きな移動量であっても問題なく移動することができるようになり、この結果、環状体の径に変更があったも、把持体の交換作業が不要となって、作業が簡単となり容易に能率を向上させることができる。しかも、把持体は平行クランク機構によって環状体の外周にほぼ平行な状態で平行移動することができるので、潤滑油の給油が不要となり、この結果、該潤滑油の付着による環状体の品質低下を効果的に防止することもできる。
また、平行リンク片にも平行短リンク片を通じて揺動力が伝達されるようになるため、スコットラッセルリンク機構、平行クランク機構の動作が円滑となると共に耐久性が向上し、さらに、簡単かつ安価な構成でありながら、スライダがリング体内に収まるので装置をコンパクトとすることができる。また、請求項に記載のように構成すれば、長リンク片、平行リンク片とスライダとの間、および、長リンク片、平行リンク片と把持体との間の連結部におけるガタツキをスプリングの耐久性を向上させつつ効果的に抑制することができる。
この発明の実施形態1を示す概略正面図である。 把持装置の一部破断側面図である。 移動手段近傍の側面図である。 一部が破断された図3のI−I矢視図である。 駆動機構近傍の側面図である。
以下、この発明の実施形態1を図面に基づいて説明する。
図1、2において、11はグリーンタイヤを成形するタイヤ成形機であり、このタイヤ成形機11は床面12上に設置された駆動部13と、該駆動部13に片持ちで支持され、駆動部13から駆動力が付与されることで回転する水平な主軸14と、該主軸14の先端部に設けられ、外周に、軸方向両端部がビード回りに折り返されたカーカス層等からなる円筒状のグリーンケース15が支持された拡縮可能な成形ドラム16と、成形ドラム16と駆動部13との間の主軸14に設けられ、外周に、ベルト層、トレッドを順次巻き付けることで構成した円筒状を呈する環状体としてのベルト・トレッドバンド17が支持された拡縮可能なバンドドラム18とを備えている。
21は前記主軸14の直下の床面12上に敷設され該主軸14に平行に延びる一対のガイドレールであり、これらのガイドレール21には基台22の下面に取り付けられた複数のスライドベアリング23が摺動可能に係合している。そして、この基台22は図示していない駆動機構、例えば、シリンダ、ねじ機構、ラック・ピニオン機構から駆動力が付与されると、ガイドレール21にガイドされながら該ガイドレール21に沿って移動(往復動)する。24は前記基台22上に取り付けられた把持装置であり、この把持装置24は前記環状体としてのベルト・トレッドバンド17を半径方向外側から複数箇所において把持することができる。そして、前記把持装置24がベルト・トレッドバンド17を外側から把持しているとき、基台22が駆動機構により移動すると、該ベルト・トレッドバンド17は把持装置24に把持されながら成形ドラム16と重なり合う位置まで軸方向に搬送される。
図2、3、4において、前記把持装置24は下端が前記基台22の固定された互いに平行な一対の支持リング27を有し、これらの支持リング27は前記主軸14と同軸である。28は支持リング27間に設置され周方向に等距離離れて配置された複数、ここでは11個のブラケットであり、これらブラケット28は両端が支持リング27の対向する内面に固着されることで、これら支持リング27を互いに連結している。前述した一対の支持リング27および複数のブラケット28は全体として、主軸14と同軸である環状のリング体29を構成する。32は前記リング体29の半径方向内側に設けられた略矩形板状を呈する複数(ブラケット28と同数)の剛体からなる把持体であり、これらの把持体32は同一円上において周方向に等距離離れて配置され、また、その内周は前記ベルト・トレッドバンド17の外周とほぼ同一曲率半径の円弧面から構成されている。そして、これら把持体32は半径方向内側に移動したとき、前記リング体29の中心部に配置されたベルト・トレッドバンド17を外側から把持することができる。
33は前記リング体29と各把持体32との間にそれぞれ設けられた複数(把持体32と同数)の移動手段であり、各移動手段33はリング体29のブラケット28にそれぞれ固定されたガイド体34を有し、各ガイド体34はリング体29の接線方向に直線状に延びている。ここで、リング体29の接線方向に延びているとは、リング体29の半径方向に延びているのではなく、どちらかといえば接線方向に延びているという意味で、リング体29に対する接線に対し45度未満で傾斜している場合、および、リング体29に対する接線に平行に延びている場合がある。なお、この実施形態では、前記ガイド体34はリング体29に対する接線に対し所定の小さな角度で傾斜しており、この結果、前記ガイド体34は長手方向一端から長手方向他端に向かうに従いリング体29の外周に徐々に接近している
各ガイド体34の長手方向中央部および長手方向他端部には該ガイド体34の長手方向に連続して延びるガイドレール36が設けられ、これらガイドレール36にはスライダ37が摺動可能に係合している。このようにスライダ37はガイド体34に支持されているため、該スライダ37はガイドレール36にガイドされながらガイド体34の長手方向、即ち、リング体29の接線方向に直線的に移動することができる。なお、この発明においては、各ガイド体34に該ガイド体34の長手方向に連続して延びる複数本のガイドロッドを設け、これらガイドロッドにスライダを摺動可能に係合するようにしてもよい。
39は半径方向外端部がピン40を介して各スライダ37に回動可能に連結された帯板状を呈する複数の長リンク片であり、これらの長リンク片39は前記ピン40の中心軸を中心として揺動することができる。この結果、前記長リンク片39の外端部は前記ガイド体34(ガイドレール36)にガイドされながらスライダ37と一体的に該ガイド体34に沿って移動可能である。また、前記長リンク片39の半径方向内端部にはピン41を介して前記把持体32がそれぞれ回動可能に連結されている。42は半径方向外端部がピン43を介して各ガイド体34に回動可能に連結された一対のリンク材からなる複数の短リンク片であり、これら短リンク片42の半径方向内端部は前記長リンク片39の長手方向中央、即ち、ピン40、41の中心軸間の中点に設けられたピン44を介して該長リンク片39に回動可能に連結されている。
ここで、前記ピン40、41、44の中心軸はいずれも同一直線上に位置し、また、ピン40およびピン43の中心軸を結ぶ直線はピン40の移動方向、即ちガイドレール36の延在方向に平行である。さらに、前記ピン40、44の中心軸間の距離と、ピン41、44の中心軸間の距離と、ピン43、44の中心軸間の距離はいずれも等しい。この結果、前記長リンク片39および短リンク片42は周知のスコットラッセルリンク機構を構成するが、このとき、前述のようにピン40、44の中心軸間の距離と、ピン44、41の中心軸間の距離とが等しい、即ち、ピン44が長リンク片39の長手方向中央に位置しているので、長リンク片39の外端部(ピン40)およびスライダ37がガイドレール36にガイドされながら短リンク片42の外端部(ピン43)に接近離隔するよう移動して長、短リンク片39、42がピン40、43を中心としてそれぞれ逆方向に揺動すると、ピン41は把持体32と一体的にガイドレール36に直交する方向、ここでは半径方向線Lに沿って大きな移動量であっても問題なく移動する。
47は前記長リンク片39とほぼ同一形状である複数の平行リンク片であり、これら平行リンク片47の半径方向外端部はピン48を介して各スライダ37に回動可能に連結されており、これにより、該平行リンク片47は前記ピン48の中心軸を中心として揺動することができる。この結果、前記平行リンク片47の外端部は前記ガイド体34(ガイドレール36)にガイドされながらスライダ37および長リンク片39の外端部と一体的に該ガイド体34に沿って移動することができる。そして、前記ピン48の中心軸は前記ピン40の中心軸を通過しガイドレール36に平行に延びる直線上に該ピン40の中心軸から所定距離離れて配置されている。
また、前記平行リンク片47の半径方向内端部にはピン49を介して前記把持体32がそれぞれ回動可能に連結されているが、該ピン49の中心軸と前記ピン41の中心軸とを結ぶ直線は、前記ピン40、48の中心軸を結ぶ直線(ガイドレール36)に平行に延び、また、これらピン41、49の中心軸間の距離は前記ピン40、48の中心軸間の距離と同一である。この結果、前記平行リンク片47は長リンク片39に平行でかつ該長リンク片39と等長となり、該長リンク片39と共に平行クランク機構を構成する。この結果、前記長リンク片39および平行リンク片47がピン40および48を中心として揺動すると、把持体32はベルト・トレッドバンド17の外周にほぼ平行な状態を保持しながら平行移動することができる。
50は半径方向外端部がピン51を介して各ガイド体34に回動可能に連結された一対のリンク材からなる複数の平行短リンク片であり、これら平行短リンク片50の半径方向内端部は前記平行リンク片47の長手方向中央、即ち、ピン48、49の中心軸間の中点に設けられたピン52を介して該平行リンク片47に回動可能に連結されている。ここで、平行短リンク片50の長さは前記短リンク片42の長さと同一であり、また、ピン51、52の中心軸の位置関係はピン43、44の中心軸の位置関係と同一であり、この結果、前記平行リンク片47および平行短リンク片50も前記長、短リンク片39、42と同様にスコットラッセルリンク機構を構成する。
これにより、長リンク片39、平行リンク片47の外端部(ピン40、48)およびスライダ37がガイドレール36にガイドされながら短リンク片42、平行短リンク片50の外端部(ピン43、51)に接近離隔するよう移動して、長、短リンク片39、42および平行リンク片47、平行短リンク片50がピン40、43およびピン48、51を中心として揺動すると、ピン41、49は把持体32と一体的にガイドレール36に直交する方向、ここでは半径方向線Lに正確に沿って大きな移動量であっても問題なく移動する。この実施形態のように外端部がガイド体34に連結され、内端部が前記平行リンク片47の長手方向中央に連結された平行短リンク片50を設け、前記平行リンク片47と平行短リンク片50とによりスコットラッセルリンク機構を構成するようにすれば、平行リンク片47にも平行短リンク片50を通じて揺動力が伝達されるようになるため、スコットラッセルリンク機構、平行クランク機構の動作が円滑となると共に耐久性が向上し、また、短リンク片42が破損した場合にも平行短リンク片50によってスコットラッセルリンク機構、平行クランク機構を問題なく作動させることができる。
前述した直線状に延びるガイド体34と、外端部が前記ガイド体34に案内されながら該ガイド体34に沿って移動可能で、内端部に前記把持体32が連結された長リンク片39と、外端部がガイド体34に連結され、内端部が前記長リンク片39の長手方向中央部に連結された短リンク片42と、外端部が前記長リンク片39の外端部と一体的に移動する一方、内端部が前記把持体32に連結され、前記長リンク片39に平行かつ等長である平行リンク片47とは全体として、前記リング体29と各把持体32との間にそれぞれ設けられ、前記把持体32を半径方向に移動させる複数(把持体32と同数)の前記移動手段33を構成する。
なお、前述の実施形態においては、ピン40、44の中心軸間距離、ピン41、44の中心軸間距離、ピン43、44の中心軸間距離、ピン48、52の中心軸間距離、ピン49、52の中心軸間距離、ピン51、52の中心軸間距離を全て同一としたが、この発明においては、ピン44、52を長リンク片39、平行リンク片47の長手方向中央から等距離だけ同一方向にずらして長リンク片39、平行リンク片47の長手方向中央部に配置し、ピン43、44の中心軸間距離に対するピン40、44の中心間距離の比と、ピン40、44の中心軸間距離に対するピン41、44の中心軸間距離の比とを同一としてもよい。この場合には、長リンク片39の外端部の移動により該長リンク片39の内端部は半径方向線Lに近似する直線に沿って移動することになる。この場合には、ピン48、49、51、52の中心軸の位置関係をピン40、41、43、44の中心軸の位置関係と同一とする。
ここで、前述の移動手段としてスコットラッセルリンク機構を省略し平行クランク機構のみを用いることも考えられるが、このようにすると、長リンク片39、平行リンク片47の内端部および把持体32が円弧を描きながら半径方向内側に移動することになる。そして、ベルト・トレッドバンド17を把持するために把持体32が前述の円弧に沿って移動すると、先にベルト・トレッドバンド17に接近する側の把持体32の周方向端部がベルト・トレッドバンド17の外周に接触して該ベルト・トレッドバンド17を傷付けてしまうおそれがある。このようなことから、この実施形態においては、移動手段33としてスコットラッセルリンク機構および平行クランク機構の双方を必須としている。
各長リンク片39の半径方向外端部でその幅方向一側部と該長リンク片39に対向するスライダ37の幅方向一側部との間には、ピン40を外側から囲むとともに、該長リンク片39に付勢力を付与してスライダ37の幅方向他端部に押し付ける外側スプリング55が介装され、一方、前記長リンク片39の半径方向内端部でその幅方向他側部と該長リンク片39に対向する把持体32の幅方向他側部との間には、ピン41を外側から囲むとともに、該長リンク片39に付勢力を付与して把持体32の幅方向一端部に押し付ける内側スプリング56が介装されている。この結果、長リンク片39の外端部および内端部はそれぞれ外側、内側スプリング55、56によってスライダ37、把持体32に押し付けられ、長リンク片39とスライダ37との連結部に生じるガタツキおよび長リンク片39と把持体32との連結部に生じるガタツキが共に抑制される。
ここで、前述のようなガタツキを抑制するための外側、内側スプリングを共に、例えば、長リンク片39び幅方向一側にのみ配置することもできるが、この場合にはこれら外側、内側スプリングに予め大きな圧縮力(予圧力)を付与しておく必要があるため、把持装置24がガイドレール21に沿って移動を開始する際および移動を終了する際に、該外側、内側スプリングに大きな圧縮力が繰り返しさらに付加されて、これら外側、内側スプリングが破損してしまうおそれがある。
しかしながら、この実施形態においては、前述のようにガタツキを抑制するための外側、内側スプリングのいずれか一方の、ここでは外側スプリング55を長リンク片39の幅方向一側に、残り他方の、ここでは内側スプリング56を長リンク片39の幅方向他側に配置するようにしたので、これら外側、内側スプリング55、56に付与する予圧力を大幅に低減させることができ、この結果、前述したガタツキを効果的に抑制しながら、これら外側、内側スプリング55、56の耐久性を容易に向上させることができる。なお、この発明においては、前述とは逆に、一方のスプリングである内側スプリングを長リンク片39の幅方向一側に、残り他方のスプリングである外側スプリングを長リンク片39の幅方向他側に配置するようにしてもよい。
また、この実施形態においては、図示はしていないが平行リンク片47の外端部とスライダ37との間に外側スプリングを介装するとともに、平行リンク片47の内端部と把持体32との間に内側スプリングを介装している。そして、これら外側スプリングを前述とは逆に平行リンク片47の幅方向他側に、内側スプリングを前述とは逆に平行リンク片47の幅方向一側に配置している。なお、この発明においては、外側スプリングを平行リンク片47の幅方向一側に、内側スプリングを平行リンク片47の幅方向他側に配置するようにしてもよい。また、前記外側、内側スプリングを長リンク片39または平行リンク片47のいずれか一方のみに設けるようにしてもよい。そして、この実施形態においては、前記長、短リンク片39、42、平行リンク片47、平行短リンク片50とピン40、41、43、44、48、49、51、52との間には、摩耗リスクの小さい転がり軸受が介装されている。
図2、3、4、5において、60はリング体29の軸方向外側に配置され該リング体29と同軸の伝達リングであり、この伝達リング60には半径方向に延びる複数(長リンク片39と同数)のスリット61が周方向に等距離離れて形成されている。62は伝達リング60に近接する側の支持リング27に形成された複数(スリット61と同数)の貫通した長孔であり、これらの長孔62はガイドレール36の半径方向内側において該ガイドレール36に平行に延びている。63は軸方向中央部が各長孔62を貫通する複数(長孔62と同数)の伝達ロッドであり、これら伝達ロッド63の一端は各スライダ37にそれぞれ固定され、その他端部に設けられたフォロア64は対応するスリット61に挿入されている。
67は前記リング体29の上側外周に揺動可能に支持された流体シリンダであり、この流体シリンダ67のピストンロッド68の先端はブラケット69を介して前記伝達リング60に連結されている。この結果、前記流体シリンダ67が作動してピストンロッド68が突出したり引っ込んだりすると、スライダ37は長リンク片39、平行リンク片47の外端部と共にガイドレール36に沿って一体的に同一方向に同期移動し、これにより、長リンク片39、平行リンク片47、短リンク片42、平行短リンク片50が揺動して把持体32が同期して半径方向に移動する。前述の長リンク片39および平行リンク片47の外端部が共に連結されるとともに、ガイド体34に移動可能に支持されたスライダ37と、前記リング体29に支持され、ピストンロッド68の先端がブラケット69、伝達リング60、伝達ロッド63を介して前記スライダ37に連結された流体シリンダ67とは全体として、移動手段33の長リンク片39および平行リンク片47の外端部をガイド体34に沿って一体的に同一方向に移動させる駆動機構70を構成する。
このように駆動機構70を、スライダ37、および、ブラケット69、伝達リング60、伝達ロッド63を介してピストンロッド68がスライダ37に連結された流体シリンダ67から構成すれば、簡単かつ安価な構成でありながら、スライダ37がリング体29内に収まるので、装置をコンパクトとすることができる。なお、前記移動手段33に駆動機構をそれぞれ設け、把持体32を個別に移動させるようにしてもよい。
また、この発明においては、前述した把持体32、移動手段33、駆動機構70の他に、これら把持体32、移動手段33、駆動機構70と同一構成の把持体、移動手段、駆動機構をリング体29の軸方向に離して追加設置するとともに、これら把持体、移動手段、駆動機構と前記把持体32、移動手段33、駆動機構70とを周方向に、例えば隣接する把持体32を挟む角度の 1/2だけずらして配置してもよく、このようにすれば、ベルト・トレッドバンド17をさらに多数の箇所で外側から把持することができ、把持が安定する。
さらに、前述の各移動手段33から平行リンク片47、平行短リンク片50を省略して移動手段の設置数を増大させることもできるが、この場合には把持体は略平板状ではなく、円柱状の回転可能なロッドとする。このように把持体を円柱状のロッドとすれば、円弧状をした把持面が無くなるため、平行クランク機構による平行移動が不要となり、前述のように平行リンク片47、平行短リンク片50を省略することが可能となる。そして、このような移動手段、駆動機構を前述と同様にリング体29の軸方向にずらして複数設ければ、環状体の把持箇所をさらに増加させることができる。この場合、製品タイヤのRFVの高次域成分が増大するが、このような高次域成分はタイヤの性能に殆ど影響を与えないため、殆どタイヤ品質の低下を招くことはない。
次に、前記実施形態1の作用について説明する。
今、成形ドラム16の周囲には円筒状のグリーンケース15が支持され、一方、バンドドラム18の周囲には環状体としてのベルト・トレッドバンド17が支持されており、把持装置24は駆動部13とバンドドラム18との間の待機位置で待機しているとする。このとき、流体シリンダ67のピストンロッド68はストロークエンドまで突出しているため、スライダ37および長リンク片39、平行リンク片47の外端部は伝達リング60、伝達ロッド63から駆動力を受けて、図3に仮想線で示すように、短リンク片42、平行短リンク片50の外端部から離隔するよう一体的に移動し、この結果、長リンク片39、平行リンク片47はピン40、43を中心として、また、短リンク片42、平行短リンク片50はピン48、51を中心として内端部がリング体29に接近するよう揺動している。これにより、把持体32は半径方向線Lに沿って半径方向外側限まで移動して停止している。
次に、駆動機構により前記把持装置24をガイドレール21に沿って該把持装置24がバンドドラム18(ベルト・トレッドバンド17)を半径方向外側から囲む位置するまで、即ちベルト・トレッドバンド17に重なり合う位置まで移動させ、該ベルト・トレッドバンド17をリング体29の中心部に配置する。次に、駆動機構70の流体シリンダ67を作動してそのピストンロッド68を引っ込めると、伝達リング60が回転するが、この伝達リング60の回転は伝達ロッド63を介して各移動手段33のスライダ37に伝達され、これにより、該スライダ37および長リンク片39、平行リンク片47の外端部はガイド体34(ガイドレール36)にガイドされながら短リンク片42、平行短リンク片50の外端部に接近するよう一体的に移動する。このとき、ガイド体34(ガイドレール36)および長孔62はリング体29の接線に対して所定角度で傾斜しているため、伝達ロッド63は半径方向にも移動するが、このような伝達ロッド63の半径方向移動は伝達リング60に形成された半径方向に延びるスリット61に前記伝達ロッド63が挿入されていることで、問題なく許容され、動力伝達が確実に行われる。
そして、前述のようにスライダ37および長リンク片39、平行リンク片47の外端部が短リンク片42、平行短リンク片50の外端部に接近するよう移動すると、長リンク片39、平行リンク片47および短リンク片42、平行短リンク片50はピン40、48およびピン43、51を中心として半径方向線Lに接近するよう逆方向に揺動し、この結果、把持体32はベルト・トレッドバンド17の外周にほぼ平行な状態を保持しながら半径方向線Lに沿って半径方向内側に同期して平行移動する。そして、全ての把持体32の内周がベルト・トレッドバンド17の外周に当接して該ベルト・トレッドバンド17が把持装置24(全ての把持体32)により複数箇所において外側から把持されると、流体シリンダ67の作動を停止させるとともに、バンドドラム18を縮径し、ベルト・トレッドバンド17をバンドドラム18から把持装置24に受け渡す。なお、前記流体シリンダ67の作動停止時期は、ベルト・トレッドバンド17の径の変更に対応して変化する。
このように把持装置24によってベルト・トレッドバンド17を把持する作業を行っているとき、成形ドラム16においてはグリーンケース15の両ビードを互いに接近させながら該グリーンケース15内に圧力流体、例えばエアを供給して該グリーンケース15を断面円弧状に膨出変形させる。このとき、前記基台22およびベルト・トレッドバンド17を把持している把持装置24を駆動機構により成形ドラム16の軸方向中央部を外側から囲む位置まで移動させ、該把持装置24に把持されているベルト・トレッドバンド17をグリーンケース15の軸方向中央部外側に圧着する。これにより、グリーンタイヤが成形される。その後、把持装置24の駆動機構70、移動手段33を作動して把持体32を初期の半径外側限に復帰させるとともに、把持装置24を駆動機構により初期の待機位置に復帰させる。その後、成形ドラム16を縮径するとともに、図示していないローダーにより成形済みのグリーンタイヤを成形ドラム16から取り出して加硫装置まで搬送する。
そして、この実施形態においては、把持体32を、スコットラッセルリンク機構の長リンク片39の内端部および該長リンク片39と共に平行クランク機構を構成する平行リンク片47の内端部に共に連結し、さらに、前記長リンク片39、平行リンク片47の外端部をリング体29の接線方向に直線状に延びるガイド体34に沿って一体的に移動させるようにしたので、前記把持体32はスコットラッセルリンク機構によりほぼ半径方向線に沿って大きな移動量であっても問題なく移動することができるようになり、この結果、ベルト・トレッドバンド17の径に変更があっても、把持体32の交換作業が不要となって、作業が簡単となり容易に能率を向上させることができる。しかも、把持体32は平行クランク機構によってベルト・トレッドバンド17の外周にほぼ平行な状態で平行移動することができるので、潤滑油の給油が不要となり、この結果、該潤滑油の付着によるベルト・トレッドバンド17の品質低下を効果的に防止することもできる。
なお、前述の実施形態においては、ベルト・トレッドバンド17が環状体であったが、この発明においては、カーカス層からなる円筒状のカーカスバンド、軸方向両端部がビード回りに折り返されたカーカス層等からなる円筒状のグリーンケース、成形済みのグリーンタイヤ、加硫済みタイヤあるいは円環状のビード等を環状体とし、外側から把持するようにしてもよい。ここで、環状体が軟弱なカーカスバンドの場合には、把持体として真空を用いてカーカスバンドを外側から吸着保持する吸着パッドを用いればよい。
この発明は、ベルト・トレッドバンド等の環状体を外側から把持する産業分野に適用できる。
17…環状体 24…把持装置
29…リング体 32…把持体
33…移動手段 34…ガイド体
37…スライダ 39…長リンク片
42…短リンク片 47…平行リンク片
50…平行短リンク片 55…外側スプリング
56…内側スプリング 67…流体シリンダ
68…ピストンロッド 70…駆動機構

Claims (3)

  1. 環状のリング体と、リング体の半径方向内側に設けられ、周方向に離れて配置されるとともに、半径方向内側に移動したとき、環状体を外側から把持する複数の把持体と、前記リング体と各把持体との間にそれぞれ設けられ、前記把持体を半径方向に移動させる複数の移動手段とを備えた把持装置の前記リング体の中心部に環状体を配置する工程と、リング体に設けられ、該リング体の接線方向に直線状に延びるガイド体と、外端部が前記ガイド体に案内されながら該ガイド体に沿って移動可能で、内端部に前記把持体が連結されたスコットラッセルリンク機構の長リンク片と、外端部がガイド体に連結され、内端部が前記長リンクの長手方向中央部に連結されたスコットラッセルリンク機構の短リンク片と、外端部が前記長リンク片の外端部と一体的に移動する一方、内端部が前記把持体に連結され、前記長リンク片に平行かつ等長で該長リンク片と共に平行クランク機構を構成する平行リンク片とを有する前記各移動手段の長リンク片および平行リンク片の外端部を、これら長リンク片および平行リンク片の外端部が共に連結されるとともに、ガイド体に移動可能に支持されたスライダと、前記リング体に支持され、ピストンロッドの先端が前記スライダに連結された流体シリンダとから構成された駆動機構によって、ガイド体に沿って一体的に短リンク片の外端部、および、外端部がガイド体に連結され、内端部が前記平行リンク片の長手方向中央部に連結されることで、前記平行リンク片とによりスコットラッセルリンク機構を構成する平行短リンク片の外端部に接近するよう移動させることにより、長リンク片、短リンク片、平行リンク片、平行短リンク片を半径方向線に接近するよう揺動させ、把持体により環状体を外側から複数箇所において把持する工程とを備えたことを特徴とする環状体の把持方法。
  2. 環状のリング体と、リング体の半径方向内側に設けられ、周方向に離れて配置されるとともに、半径方向内側に移動したとき、リング体の中心部に配置された環状体を外側から把持する複数の把持体と、前記リング体と各把持体との間にそれぞれ設けられ、前記把持体を半径方向に移動させる複数の移動手段とを備えた環状体の把持装置において、各移動手段は、リング体に設けられ、該リング体の接線方向に直線状に延びるガイド体と、外端部が前記ガイド体に案内されながら該ガイド体に沿って移動可能で、内端部に前記把持体が連結されたスコットラッセルリンク機構の長リンク片と、外端部がガイド体に連結され、内端部が前記長リンク片の長手方向中央部に連結されたスコットラッセルリンク機構の短リンク片と、外端部が前記長リンクの外端部と一体的に移動する一方、内端部が前記把持体に連結され、前記長リンク片に平行かつ等長で該長リンク片と共に平行クランク機構を構成する平行リンク片とを有し、さらに、前記長リンク片および平行リンク片の外端部が共に連結されるとともに、ガイド体に移動可能に支持されたスライダと、前記リング体に支持され、ピストンロッドの先端が前記スライダに連結された流体シリンダとから構成され、各移動手段の長リンク片および平行リンク片の外端部をガイド体に沿って一体的に同一方向に移動させる駆動機構を設けるとともに、外端部がガイド体に連結され、内端部が前記平行リンク片の長手方向中央部に連結された平行短リンク片をさらに設け、前記平行リンク片と平行短リンク片とによりスコットラッセルリンク機構を構成するようにしたことを特徴とする環状体の把持装置。
  3. 前記長リンク片または平行リンク片の少なくともいずれか一方のリンク片の外端部とスライダとの間に該リンク片に付勢力を付与してスライダに押し付ける外側スプリングを介装するとともに、前記少なくともいずれか一方のリンク片の内端部と把持体との間に該リンク片に付勢力を付与して把持体に押し付ける内側スプリングを介装し、さらに、前記外側スプリングまたは内側スプリングのいずれか一方を前記リンク片の幅方向一側に、残り他方を前記リンク片の幅方向他側に配置するようにした請求項記載の環状体の把持装置。
JP2013100799A 2013-05-11 2013-05-11 環状体の把持方法および装置 Expired - Fee Related JP5562470B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013100799A JP5562470B1 (ja) 2013-05-11 2013-05-11 環状体の把持方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013100799A JP5562470B1 (ja) 2013-05-11 2013-05-11 環状体の把持方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5562470B1 true JP5562470B1 (ja) 2014-07-30
JP2014218068A JP2014218068A (ja) 2014-11-20

Family

ID=51417035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013100799A Expired - Fee Related JP5562470B1 (ja) 2013-05-11 2013-05-11 環状体の把持方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5562470B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200042094A (ko) 2018-10-15 2020-04-23 금호타이어 주식회사 그린타이어 성형용 트랜스퍼 링의 그립퍼 및 그 제어방법
US11358356B2 (en) * 2018-09-27 2022-06-14 Davian Enterprises, LLC Transfer ring with block and rail system
US11548251B2 (en) 2019-01-28 2023-01-10 Davian Enterprises, LLC Expandable belt and tread drum with reverse offset fingers
US11993043B2 (en) 2020-12-03 2024-05-28 Davian Enterprises, LLC Expandable belt and tread drum with magnetic deck fixing

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201900023718A1 (it) * 2019-12-12 2021-06-12 Pirelli Macchina assemblatrice per il confezionamento di pneumatici per ruote di veicoli, e processo per sostituire tamburi di conformazione in una macchina assemblatrice

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451103A (en) * 1977-09-30 1979-04-21 Hitachi Ltd Device for fitting wheel
JPS56122798A (en) * 1980-02-28 1981-09-26 Nagoya Kiko Kk Long table lift
JPS5738295A (en) * 1980-08-11 1982-03-02 Daifuku Machinery Works Receiver for lifting load
JPH0170789U (ja) * 1987-10-31 1989-05-11
JP2004136607A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Bridgestone Corp 環状部材の保持方法および装置
JP2012006163A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Bridgestone Corp タイヤ構成部材の搬送装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451103A (en) * 1977-09-30 1979-04-21 Hitachi Ltd Device for fitting wheel
JPS56122798A (en) * 1980-02-28 1981-09-26 Nagoya Kiko Kk Long table lift
JPS5738295A (en) * 1980-08-11 1982-03-02 Daifuku Machinery Works Receiver for lifting load
JPH0170789U (ja) * 1987-10-31 1989-05-11
JP2004136607A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Bridgestone Corp 環状部材の保持方法および装置
JP2012006163A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Bridgestone Corp タイヤ構成部材の搬送装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6014012197; 伊藤茂: メカニズムの事典(機械の素・改題縮刷版) , 20070205, p.98, 理工学社 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11358356B2 (en) * 2018-09-27 2022-06-14 Davian Enterprises, LLC Transfer ring with block and rail system
KR20200042094A (ko) 2018-10-15 2020-04-23 금호타이어 주식회사 그린타이어 성형용 트랜스퍼 링의 그립퍼 및 그 제어방법
US11548251B2 (en) 2019-01-28 2023-01-10 Davian Enterprises, LLC Expandable belt and tread drum with reverse offset fingers
US11993043B2 (en) 2020-12-03 2024-05-28 Davian Enterprises, LLC Expandable belt and tread drum with magnetic deck fixing

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014218068A (ja) 2014-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5562470B1 (ja) 環状体の把持方法および装置
US8807185B2 (en) Device for turning up body ply
US8939486B2 (en) Center expanding chuck
JP2013018274A (ja) 環状体の把持方法および装置
JP2010260220A (ja) 未加硫タイヤの製造装置および未加硫タイヤの製造方法
EP2217434A1 (en) Method and tyre building drum for building a tyre
CN107856333B (zh) 轮胎成型鼓
US20090133809A1 (en) Method and tyre building drum for building a tyre
WO2015156283A1 (ja) タイヤ構成部材の加圧装置及びタイヤ成形装置
JP5567406B2 (ja) タイヤ構成部材の搬送装置
KR101958211B1 (ko) 통상 부재의 제조 장치 및 방법
JP6402572B2 (ja) 挿入装置
US10189223B2 (en) Bead forming apparatus and forming method
KR20200042094A (ko) 그린타이어 성형용 트랜스퍼 링의 그립퍼 및 그 제어방법
JP6587524B2 (ja) タイヤ成形装置
JP2009012218A (ja) ビードセット装置及びタイヤ成型装置
JP4557465B2 (ja) ビードリングの搬送装置、及びビードリングの搬送方法
JPH05104655A (ja) タイヤ内側ステツチング型
JP2013022714A (ja) 環状体の把持方法および装置
JP4570320B2 (ja) 環状部材の保持方法および装置
JP5171116B2 (ja) タイヤの製造方法およびそれに用いられるタイヤ成型ドラム
EP3984732A1 (en) Green tire forming apparatus
RU2174913C2 (ru) Устройство для установки и съема покрышки пневматической шины и ее составных частей
CN100551681C (zh) 轮胎成型机指形板张合装置
JP2003080613A (ja) タイヤのベルト層成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5562470

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees